JP2022098996A - タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピッチノイズの低減が図られ、且つ、コーナリングパワーの向上が図られたタイヤを提供すること。【解決手段】タイヤ1は、各陸部列51、52、53、54における陸部の個数をピッチ個数とし、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数と第1陸部列53のピッチ個数とは同一であり、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数と第2陸部列54のピッチ個数とは同一であり、第2陸部列54のピッチ個数は、第1陸部列53のピッチ個数よりも小さい。【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤに関する。
従来、車両の走行中に、タイヤから発生するパターンノイズより騒音が増大することを抑えるタイヤが知られている。例えば特許文献1には、トレッド部におけるそれぞれの陸部列のピッチ個数を異なる素数とすることにより、ピッチ個数相互間に、ピッチ個数自体と1とを除く公約数をなくして、ピッチ個数の公約数に起因する周波数のノイズが重畳することを防止する。
特許第4266705号公報
特許文献1に開示されるタイヤは、パターンノイズが重畳することを防止するが、同時に、タイヤには、高いコーナリングパワーも求められる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピッチノイズの低減が図られ、且つ、コーナリングパワーの向上が図られたタイヤを提供することにある。
本発明のタイヤは、路面との接地面である踏面を構成するトレッドを備えるタイヤであって、前記トレッドは、少なくとも、タイヤの車両装着時の車両の幅方向における最も内側に配置される内側主溝と接地端とによって区画される、複数の内側ショルダー陸部を有する内側ショルダー陸部列と、前記幅方向における最も外側に配置される外側主溝と接地端とによって区画される、複数の外側ショルダー陸部を有する外側ショルダー陸部列と、前記幅方向における前記内側主溝と外側主溝との間に配置された中央側主溝と、前記内側主溝と、によって区画される、複数の第1陸部を有する第1陸部列と、前記中央側主溝と、前記外側主溝とによって区画される、複数の第2陸部を有する第2陸部列と、を備え、各前記陸部列における前記陸部の個数をピッチ個数とし、前記内側ショルダー陸部列のピッチ個数と前記第1陸部列のピッチ個数とは同一であり、前記外側ショルダー陸部列のピッチ個数と前記第2陸部列のピッチ個数とは同一であり、前記第2陸部列のピッチ個数は、前記第1陸部列のピッチ個数よりも小さいタイヤを備える。
本発明によれば、ピッチノイズの低減が図られ、且つ、コーナリングパワーの向上が図られたタイヤを提供することができる。
第1実施形態のタイヤのタイヤ幅方向断面図である。 図1のタイヤを矢印IIの方向で見た矢視図である。 第1実施形態のタイヤにおける直進時の接地位置を説明する図である。 第1実施形態のタイヤにおけるコーナリング時の接地位置を説明する図である。 第2実施形態のタイヤのトレッドを示す、図1の矢印IIの方向と同様の方向で見た図である。 第1実施形態の変形例によるタイヤのトレッドを示す、図1の矢印IIの方向と同様の方向で見た図である。
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、タイヤ1のタイヤ幅方向断面図である。図2は、図1のタイヤ1を矢印IIの方向で見た矢視図である。図中、符号S1は、タイヤ赤道面である。タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸(タイヤ子午線)に直交する面で、かつタイヤ幅方向中心に位置する面である。
ここで、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であり、図1の断面図における紙面左右方向である。図1においては、タイヤ幅方向Wとして図示されている。そして、タイヤ幅方向内側とは、タイヤ赤道面S1に近づく方向である。タイヤ幅方向外側とは、タイヤ赤道面S1から離れる方向である。また、説明の便宜上、タイヤ車両装着時の車両の幅方向の内側を図1の左側と定義し、タイヤ車両装着時の車両の幅方向の外側を図1の右側と定義する。
また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図1における紙面上下方向である。図1においては、タイヤ径方向Rとして図示されている。そして、タイヤ径方向外側とは、タイヤ回転軸から離れる方向であり、図1においては、紙面上側である。タイヤ径方向内側とは、タイヤ回転軸に近づく方向であり、図1においては、紙面下側である。
なお、図1の断面図は、タイヤ1を規定リムに装着して規定内圧を充填した無負荷状態のタイヤ幅方向断面図(タイヤ子午線を含む断面図)である。なお、規定リムとは、タイヤサイズに対応してJATMAに定められた標準となるリムを指す。また、規定内圧とは、例えばタイヤ1が乗用車用である場合には180kPaである。
本実施形態のタイヤ1は、タイヤ幅方向両側に設けられた一対のビード2と、ビード2の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール3と、サイドウォール3の各々のタイヤ径方向外側に連なって路面との接地面である踏面を構成するタイヤ1の周方向に延びる環状のトレッド4と、を備える。トレッド4のタイヤ幅方向外側には、ショルダー部50が形成されている。
図1及び図2に示すように、トレッド4は、タイヤ周方向に連続して延びてタイヤ1を周回する複数の主溝41、42、43、44を備えている。主溝41、42、43、44は、タイヤ周方向に連続して延びている。
複数の主溝41、42、43、44のうちの、タイヤ幅方向の最も外側に配置される一対の主溝41、42は、ショルダー主溝41、42を構成する。より詳細には、車両内側のショルダー主溝41は、内側主溝としての内側ショルダー主溝41を構成し、車両外側のショルダー主溝42は、外側主溝としての外側ショルダー主溝42を構成する。一対のショルダー主溝41、42間に配置される主溝43、44は、中央側主溝としてのセンター主溝43、44を構成する。
トレッド4は、複数の内側ショルダー陸部511を有する複数の内側ショルダー陸部列51と、複数の陸部である複数の外側ショルダー陸部521を有する複数の外側ショルダー陸部列52と、複数の陸部である第1陸部としての内側メディエイト陸部531を有するメディエイト陸部列53と、複数の陸部である第2陸部としての外側メディエイト陸部541を有する外側メディエイト陸部列54と、複数の陸部である複数のセンター陸部551を有するセンター陸部列55と、を備えている。内側メディエイト陸部531、外側メディエイト陸部541については後述する。
内側ショルダー陸部511は、ショルダー主溝41と接地端501とによって区画される複数の陸部により構成される。外側ショルダー陸部521は、ショルダー主溝42と接地端502とによって区画される複数の陸部により構成される。内側メディエイト陸部531は、隣接する主溝41、43同士によって区画された陸部により構成される。外側メディエイト陸部541は、隣接する主溝42、44同士によって区画された陸部により構成される。センター陸部551は、隣接する主溝43、44同士によって区画される複数の陸部により構成される。
センター陸部551は、第3陸部を構成する。内側メディエイト陸部列53は、第1陸部列を構成する。外側メディエイト陸部列54は、第2陸部列を構成する。センター陸部列55は、第3陸部列を構成する。センター主溝43、44は、タイヤ赤道面S1を挟むように配置されており、これにより、センター陸部551は、タイヤ赤道面S1を含むように配置されている。
タイヤ1の車両装着時の車両の幅方向において、タイヤ1は、内側から外側へ向かって、内側ショルダー陸部列51を形成する内側ショルダー陸部511と、内側メディエイト陸部列53を形成する内側メディエイト陸部531と、外側メディエイト陸部列54を形成する外側メディエイト陸部541と、外側ショルダー陸部列52を形成する外側ショルダー陸部521と、を備えている。
ここで、各陸部列における陸部の個数をピッチ個数とする。より具体的には、ピッチ個数とは、各陸部列においては、主溝41~44に対して交差する方向に延びる横溝45、46、47、48、49によって区画される個々の陸部のパターンが、繰り返されて設けられているが、各陸部列において当該パターンが繰り替えされている回数を意味する。
本実施形態では、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数と内側メディエイト陸部列53のピッチ個数とは同一である。また、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数と外側メディエイト陸部列54のピッチ個数とは同一である。そして、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数は、内側メディエイト陸部列53のピッチ個数よりも小さい。本実施形態においては、センター陸部列のピッチ個数は、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数、内側メディエイト陸部列53のピッチ個数と同一である。
外側ショルダー陸部列52のピッチ個数及び外側メディエイト陸部列54のピッチ個数は、54以上70以下であることが好ましく、より好ましくは、58以上66以下であることが好ましい。本実施形態では、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数は62である。
図3は、タイヤ1における直進時の接地位置を説明する図である。図4は、タイヤ1におけるコーナリング時の接地位置を説明する図である。ピッチ個数が54未満では、個々の陸部の剛性(いわゆるパターン剛性)が大きくなりすぎて、接地長、即ち、図3、図4において一点鎖線で囲まれたタイヤ1の接地部分の、周方向(図3、図4における上下方向)の長さを延ばすことが困難である。また、図3に示すように、矢印方向へ車両が直進している時の楕円形状の接地部分の接地長が、車両の外側だけ極端に短くなり、接地部分が左右で対称でない形状になるリスクがあるためである。
また、ピッチ個数が70を超えると、個々の陸部のパターン剛性が小さくなり、個々の陸部が柔らかくなるためである。特に、図4に示す矢印の方向へコーナリングする時の接地長は、図4に示すように、外側メディエイト陸部列54において長いため、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数が多くなると、パターン剛性が小さくなりすぎて、十分なコーナリングパワーを得られない。ピッチ個数を58以上66以下とすることにより、パターン剛性を高くし、且つ、接地長を長くすることが可能となる。
内側ショルダー陸部列51のピッチ個数及び内側メディエイト陸部列53のピッチ個数は、66以上82以下であることが好ましく、より好ましくは、70以上78以下であることが好ましい。本実施形態では、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数は74である。
外側メディエイト陸部列54のピッチ個数の場合と同様に、ピッチ個数が66未満では、個々の陸部の剛性(いわゆるパターン剛性)が大きくなりすぎて、接地長、即ち、図3、図4において一点鎖線で囲まれたタイヤ1の接地部分の、周方向(図3、図4における上下方向)の長さを延ばすことが困難である。ピッチ個数が82を超えると、個々の陸部のパターン剛性が小さくなり、個々の陸部が柔らかくなり、車両流れが発生する。ピッチ個数を70以上78以下とすることにより、パターン剛性を高くし、且つ、接地長を長くすることが可能となる。
内側メディエイト陸部列53のピッチ個数と、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数との差は、8以上であることが好ましく、本実施形態においては、ピッチ個数との差は12である。
次に、本開示の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。図5は、タイヤ1Aのトレッド4Aを示す、図1の矢印IIの方向と同様の方向で見た図である。第2実施形態では、センター陸部551Aの構成が第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の符号を付して図示し、説明を省略する。具体的には、図5に示すように、センター陸部列55Aのピッチ個数は、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数、及び、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数と同一である。センター陸部列55Aでは、タイヤの周方向において、隣接するセンター陸部551A同士は、横溝47Aにより区画されている。
次に、実施例1として、第1実施形態によるタイヤ1を評価するとともに、実施例2として、第2実施形態によるタイヤ1を評価した。また、比較例1として、主溝が1本形成されており、ピッチ個数がそれぞれ68の内側ショルダー陸部列と、外側ショルダー陸部列とを有する構成のタイヤを用意し評価した。また、比較例2として、主溝が2本形成され、内側ショルダー陸部列と、センター陸部列と、外側ショルダー陸部列とを有する構成のタイヤを用意し評価した。内側ショルダー陸部列のピッチ個数は、74であり、センター陸部列のピッチ個数は、68であり、外側ショルダー陸部列のピッチ個数は、62である。
<コーナリングパワーの評価>
直径が2500mmのドラム試験機を使用し、内圧200kPa、荷重4.2kNにおける195/65R15のタイヤ1に発生するコーナリングフォースを測定し、スリップ角1度におけるコーナリングパワーを求めた。比較例1の結果を100として指数評価し、数値が大きいほどコーナリングパワーが大きく、乾燥路面での操縦安定性能に優れることを示す。
<ノイズ性能の評価>
タイヤ1を試験車両に装着し、車室内運転席の耳の位置にマイクロフォンを設置し、乾燥状態の平坦なアスファルト路面を80km/hで走行した時の音圧を測定した。評価結果は測定値の逆数を用い、比較例1の値を100とする指数で示した。指数が大きいほどピッチノイズ低減効果が大きく良好である。
Figure 2022098996000002
表1に示すように、従来技術の構成である比較例2では、比較例1に対してピッチノイズについては、性能が向上しているが、コーナリングパワーについては、十分に向上していない。これに対して実施例1、実施例2では、ピッチノイズについては、比較例2にはわずかに及ばないが、十分向上しており、コーナリングパワーについては、飛躍的に向上していることが分かる。
本実施形態のタイヤ1によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態に係るタイヤ1は、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数と内側中央陸部列のピッチ個数とは同一であり、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数と外側中央陸部列のピッチ個数とは同一であり、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数は、内側メディエイト陸部列53のピッチ個数よりも小さい。
これにより、ピッチノイズの周波数を分散することができ、ノイズのピークを下げることが可能となるとともに、接地長を十分に確保することができ、コーナリングパワーの向上を図ることが可能となる。この結果、ピッチノイズの低減が図られ、コーナリングパワーの向上が図られたタイヤ1を提供することが可能となる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、センター主溝43、44は複数形成される。また、タイヤ1は、幅方向において隣接する複数のセンター主溝43、44の間に位置し複数のセンター主溝43、44によって区画される、複数のセンター陸部551を有するセンター陸部列55を備える。これにより、タイヤ1の周方向に延びる4本以上の主溝を有する構成とすることが可能とされる。
また、第1実施形態に係るタイヤ1においては、第3陸部列としてのセンター陸部列55のピッチ個数と第1陸部列としての内側メディエイト陸部列53のピッチ個数とは同一である。このように、ピッチ個数は同一でも、センター陸部551、内側メディエイト陸部531、外側メディエイト陸部541においては、タイヤ1が接地している部分の形状が、図3、図4において一点鎖線で示す形状をしているため、車両の走行時に、それぞれの陸部における路面との接地面である踏面と、路面とが当接するタイミングが異なることにより、ピッチノイズの低減を図ることが可能となる。
また、タイヤ1の周方向において、センター陸部551同士、内側メディエイト陸部531同士、外側メディエイト陸部541同士を区画している、タイヤ1の幅方向に延びる横溝を、タイヤ1の幅方向において一致する位置関係とすることが可能となる。これにより、センター陸部列55における横溝47から、内側メディエイト陸部列53及び内側ショルダー陸部列51における横溝46、45を通して、排水及び排雪を容易に行うことができる。
また、第2実施形態に係るタイヤ1Aにおいては、センター陸部列55Aのピッチ個数と外側メディエイト陸部列54のピッチ個数とは同一である。これにより、ピッチ個数は同一でも、センター陸部551A、内側メディエイト陸部531、外側メディエイト陸部541において、車両の走行時に、それぞれ路面との接地面である踏面と、路面とが当接するタイミングが異なることにより、ピッチノイズの低減を図ることが可能となる。
また、タイヤ1Aの周方向において、センター陸部551A同士、内側メディエイト陸部531同士、外側メディエイト陸部541同士を区画している、タイヤ1の幅方向に延びる横溝を、タイヤ1の幅方向において一致する位置関係とすることが可能となる。これにより、センター陸部列55Aにおける横溝47Aから、外側メディエイト陸部列54及び外側ショルダー陸部列52における横溝48、49を通して、排水及び排雪を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数、及び、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数は、54以上70以下である。これにより、外側メディエイト陸部列54における剛性(パターン剛性)を高めることが可能となる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数、及び、外側メディエイト陸部列54のピッチ個数は、58以上66以下である。これにより、外側メディエイト陸部列54における剛性(パターン剛性)を、確実に高めることが可能となる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数、及び、内側メディエイト陸部列53のピッチ個数は、66以上82以下である。これにより、車両流れを抑えることが可能となる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数、及び、内側メディエイト陸部列53のピッチ個数は、70以上78以下である。これにより、車両流れを、確実に抑えることが可能となる。
また、本実施形態に係るタイヤ1においては、内側ショルダー陸部列51のピッチ個数及び内側メディエイト陸部列53のピッチ個数と、外側ショルダー陸部列52のピッチ個数及び外側メディエイト陸部列54のピッチ個数と、の差は、8以上である。これにより、ピッチノイズの周波数を確実に分散することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態においては、タイヤ1の周方向において隣接する、内側メディエイト陸部531同士、外側メディエイト陸部541同士、センター陸部551同士、センター陸部551A同士は、主溝41~44に対して交差する方向に延びる幅の広い横溝46、48、47、47Aによりそれぞれ区画されていたが、この構成に限定されない。例えば、幅の広い横溝に代えて、幅の狭い溝であるサイプにより、タイヤの周方向において、センター陸部同士、内側メディエイト陸部同士、外側メディエイト陸部同士は区画されていてもよい。サイプは、具体的には、0.6mm~1.2mm程度の溝幅を有している。これにより、センター陸部、外側メディエイト陸部、及び、内側メディエイト陸部のパターン剛性を高めることができ、コーナリングパワーを、より向上させることが可能となる。
また、例えば、タイヤ1の周方向において隣接する、内側ショルダー陸部511同士、外側ショルダー陸部521同士は、主溝41~44に対して交差する方向に延びる横溝45、49により区画されていたが、この構成に限定されない。例えば、横溝に代えて、幅の狭い溝であるスリットにより、外側ショルダー陸部同士、内側ショルダー陸部同士は区画されていてもよい。スリットは、具体的には、サイプよりも幅が広く、3.5mm以下の溝幅を有している。この場合、各陸部列においては、スリットやサイプに対して交差する方向に延びるスリットやサイプによって区画される個々の陸部のパターンが、繰り返されて設けられているが、ピッチ個数とは、各陸部列において当該パターンが繰り替えされている回数を意味する。
また、本実施形態おいては、タイヤ1は、主溝は4本形成され、内側ショルダー陸部列51と、内側メディエイト陸部531と、センター陸部551と、外側メディエイト陸部541と、外側ショルダー陸部521と、を備えていたが、この構成に限定されない。例えば、図6に示すように、主溝41、42、43は3本以上であればよく、内側ショルダー陸部列51と、第1陸部列しての内側センター陸部列53と、第2陸部列しての外側センター陸部列54と、外側ショルダー陸部列52と、を備えていてもよい。図6は、第1実施形態の変形例によるタイヤ1Bのトレッド4Bを示す、図1の矢印IIの方向と同様の方向で見た図である。
1 1A 1B タイヤ
4 4A 4B トレッド
41 内側ショルダー主溝(内側主溝)
42 外側ショルダー主溝(外側主溝)
43 44 センター主溝(中央側主溝)
51 内側ショルダー陸部列
52 外側ショルダー陸部列
53 内側メディエイト陸部列(第1陸部列)
54 内側メディエイト陸部列(第2陸部列)
55 センター陸部列(第3陸部列)
501 502 接地端
511 内側ショルダー陸部
521 外側ショルダー陸部
531 内側メディエイト陸部(第1陸部)
541 内側メディエイト陸部(第2陸部)
551 センター陸部(第3陸部)

Claims (9)

  1. 路面との接地面である踏面を構成するトレッドを備えるタイヤであって、
    前記トレッドは、少なくとも、
    タイヤの車両装着時の車両の幅方向における最も内側に配置される内側主溝と接地端とによって区画される、複数の内側ショルダー陸部を有する内側ショルダー陸部列と、
    前記幅方向における最も外側に配置される外側主溝と接地端とによって区画される、複数の外側ショルダー陸部を有する外側ショルダー陸部列と、
    前記幅方向における前記内側主溝と外側主溝との間に配置された中央側主溝と、前記内側主溝と、によって区画される、複数の第1陸部を有する第1陸部列と、
    前記中央側主溝と、前記外側主溝とによって区画される、複数の第2陸部を有する第2陸部列と、
    を備え、
    各前記陸部列における前記陸部の個数をピッチ個数とし、前記内側ショルダー陸部列のピッチ個数と前記第1陸部列のピッチ個数とは同一であり、前記外側ショルダー陸部列のピッチ個数と前記第2陸部列のピッチ個数とは同一であり、前記第2陸部列のピッチ個数は、前記第1陸部列のピッチ個数よりも小さいタイヤ。
  2. 前記中央側主溝は複数形成され、前記幅方向において隣接する複数の前記中央側主溝の間に位置し前記複数の中央側主溝によって区画される、複数の第3陸部列を有する第3陸部列を備える請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第3陸部列のピッチ個数と前記第1陸部列のピッチ個数とは同一である請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記第3陸部列のピッチ個数と前記第2陸部列のピッチ個数とは同一である請求項2に記載のタイヤ。
  5. 前記第2陸部列のピッチ個数は、54以上70以下である請求項1~請求項4のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 前記第2陸部列のピッチ個数は、58以上66以下である請求項5に記載のタイヤ。
  7. 前記第1陸部列のピッチ個数は、66以上82以下である請求項1~請求項6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記第1陸部列のピッチ個数は、70以上78以下である請求項7に記載のタイヤ。
  9. 前記第1陸部列のピッチ個数と前記第2陸部列のピッチ個数との差は、8以上である請求項5~請求項8のいずれかに記載のタイヤ。
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