JP2022097900A - 発光装置及びそれを用いたディスプレイ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022097900000001
【課題】 薄型で光漏れの少ない発光装置を提供する。
【解決手段】 発光装置100は、リード20と、樹脂部28と、を含み、X軸方向が長いパッケージ30と、第1リード21に配置される矩形の第1発光素子11と、第1リード21に配置される矩形の第2発光素子12と、第2リード22に配置される矩形の第3発光素子13と、第1リード21と第1発光素子11とを電気的に接続する第1導電部材41等を有し、第1発光素子11から第3発光素子13の対角線の一つは、X軸方向に対して±10度以内であり、第3導電部材43、第4導電部材44、第5導電部材45は、第1発光素子11から第3発光素子13の対角線を挟んで両側に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本開示は、発光装置及びそれを用いたディスプレイに関する。
R、G、B色のLEDチップを備えフルカラー発光が可能な発光ダイオード装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。このような発光ダイオード装置は回路基板に半田付けされ、例えば携帯電話等に用いられる液晶表示装置の白色光源として利用されるなど、今後もますます用途が拡がりを見せている。この発光ダイオード装置は、サイドビュー、トップビューいずれの方向にも回路基板に対し実装可能であり、回路基板に対して安定して実装することができることが記載されている。
特開2006-24794号公報
本実施形態は、薄型で光漏れの少ない発光装置及びそれを用いたディスプレイを提供する。
本実施形態に係る発光装置は、X軸と、X軸に直交するY軸、並びに、X軸及びY軸の平面に直交するZ軸において、第1リード、第2リード、第3リード及び第4リードを少なくとも有するリードと、樹脂部と、を含み、X軸方向が、Y軸方向及びZ軸方向よりも長いパッケージと、前記第1リードに配置される矩形の第1発光素子と、前記第1リードに配置される矩形の第2発光素子と、前記第2リードに配置される矩形の第3発光素子と、前記第1リードと前記第1発光素子とを電気的に接続する第1導電部材と、前記第4リードと前記第1発光素子とを電気的に接続する導線である第2導電部材と、前記第1リードと前記第2発光素子とを電気的に接続する導線である第3導電部材と、前記第2リードと前記第2発光素子とを電気的に接続する導線である第4導電部材と、前記第1リードと前記第3発光素子とを電気的に接続する導線である第5導電部材と、前記第3リードと前記第3発光素子とを電気的に接続する導線である第6導電部材と、を少なくとも有し、前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子の順にX軸方向に並んでおり、前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれの対角線の一つは、X軸方向に対して±10度以内であり、他の一つはY軸方向に対して±10度以内であり、前記第3導電部材、前記第4導電部材、前記第5導電部材は、X軸方向に対して±10度以内である前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれの対角線を挟んで両側に配置されている。
本実施形態に係るディスプレイは、X軸方向又はY軸方向に配置される複数の基板と、前記複数の基板のそれぞれに配置される複数の前記発光装置と、を有する。
本実施形態によれば、薄型で光漏れの少ない発光装置及びそれを用いたディスプレイを提供することができる。
第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す底面図である。 第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す右側面図である。 第1の実施形態に係るディスプレイの構成を示す概略正面図である。 第1の実施形態に係るディスプレイの構成を示す斜め下方向から見た拡大概略斜視図である。 第1の実施形態に係る発光装置の取り付け状態を示す正面図である。 第1の実施形態に係る発光装置の取り付け状態を示す左側面図である。
以下、本実施形態に係るパッケージ、発光装置及びそれらの製造方法について説明する。
なお、以下の説明において参照する図面は、実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係などが誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、例えば平面図とその断面図において、各部材のスケールや間隔が一致しない場合もある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一又は同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略することとする。
また、実施形態に係るパッケージ、発光装置及びそれらの製造方法において、「上」、「下」、「左」及び「右」などは、状況に応じて入れ替わるものである。本明細書において、「上」、「下」などは、説明のために参照する図面において構成要素間の相対的な位置を示すものであって、特に断らない限り絶対的な位置を示すことを意図したものではない。
[第1の実施形態]
図1~図4を参照して、第1の実施形態に係る発光装置の構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す正面図である。図2は、第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す平面図である。図3は、第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す底面図である。図4は、第1の実施形態に係る発光装置の構成を示す右側面図である。
なお、X軸、Y軸、Z軸の関係は、X軸と、X軸に直交するY軸、並びに、X軸及びY軸の平面に直交するZ軸である。X軸、Y軸、Z軸は、いずれもプラス(+)方向とマイナス(-)方向とがあるが、特に断りのない限り、「X軸方向」という場合はプラス(+)X軸方向とマイナス(-)X軸方向の両方を含むものである。図1~図4の各図には座標軸を示し、便宜的に、Z軸のマイナス方向に向かって発光装置を見た図1を正面図、Y軸のマイナス方向に向かって発光装置を見た図2を平面図、Y軸のプラス方向に向かって発光装置を見た図3を底面図、X軸のマイナス方向に向かって発光装置を見た図4を右側面図とする。第1発光素子から第3発光素子を総称して発光素子と称呼することもある。また、第1リードから第4リードを総称してリードと称呼することもある。第1インナーリード部から第4インナーリード部を総称してインナーリード部と称呼することもある。第1アウターリード部から第4アウターリード部を総称してアウターリード部と称呼することもある。第1導電部材から第6導電部材を総称して導電部材と称呼することもある。
発光装置100は、複数の発光素子10と、複数の発光素子10を配置したパッケージ30と、を有する。発光装置100は、第1リード21、第2リード22、第3リード23及び第4リード24を少なくとも有するリード20と、樹脂部28と、を含み、X軸方向が、Y軸方向及びZ軸方向よりも長いパッケージ30と、第1リード21に配置される矩形の第1発光素子11と、第1リード21に配置される矩形の第2発光素子12と、第2リード22に配置される矩形の第3発光素子13と、第1リード21と第1発光素子11とを電気的に接続する第1導電部材41と、第4リード24と第1発光素子11とを電気的に接続する導線である第2導電部材42と、第1リード21と第2発光素子12とを電気的に接続する導線である第3導電部材43と、第2リード22と第2発光素子12とを電気的に接続する導線である第4導電部材44と、第1リード21と第3発光素子13とを電気的に接続する導線である第5導電部材45と、第3リード23と第3発光素子13とを電気的に接続する導線である第6導電部材46と、を少なくとも有する。
第1発光素子11、第2発光素子12、第3発光素子13の順にX軸方向に並んでいる。第1発光素子11、第2発光素子12、第3発光素子13のそれぞれの対角線の一つは、X軸方向に対して±10度以内であり、他の一つはY軸方向に対して±10度以内である。第3導電部材43、第4導電部材44、第5導電部材45は、X軸方向に対して±10度以内である第1発光素子11、第2発光素子12、第3発光素子13のそれぞれの対角線を挟んで両側に配置されている。
パッケージ30は+Z軸方向に開口する凹部を有する。パッケージ30は第1リード21から第4リード24までが凹部の上面に配置され、凹部の上面から+Z軸方向に伸びる側壁を有する。このY軸方向に画定される側壁の厚みを所定の厚みとすることでY軸方向への光漏れを低減することができる。
発光装置100からの光は+Z軸方向に出射される。
これにより、発光装置100は、薄型で光漏れの少ない発光装置を提供することができる。これは、X軸方向に長いパッケージ30において、第1発光素子11等の配置と第1導電部材41等の接続の仕方とを所定の配置とすることで、Y軸方向への光漏れを低減することができるものである。つまり、第1発光素子11、第2発光素子12、第3発光素子13のそれぞれの対角線の一つをX軸方向に対して略平行に配置することで、パッケージ30の側壁と第1発光素子11と第2発光素子12との間、パッケージ30の側壁と第2発光素子12と第3発光素子13との間、のそれぞれに所定の空間が設けられ、その空間に第1導電部材41や第3導電部材43、第4導電部材44、第5導電部材45の接合箇所を配置する。これによってパッケージ30のY軸方向の距離を短くすることができ、薄型とすることができる。また、パッケージ30の側壁と第1発光素子11の一辺と第2発光素子12の一辺とで作る略三角形の領域に導線である第3導電部材43の接合箇所を配置することで、導線である第3導電部材43の配線の長さを短くすることができる。つまり、導線である第3導電部材43を第1リード21に接合する際に、キャピラリーがパッケージ30の側壁や第1発光素子11、第2発光素子12等に接触しないようにするため、所定の空間を空けておく必要があるが、第1発光素子11等をこの配置にすることで、所定の空間を設けることができる。また、第1発光素子11の対角線の他の一つをY軸方向に対して±10度以内にすることで、第1発光素子11の頂点からパッケージ30の側壁までの距離を短くする場合であっても、その第1発光素子11の頂点から延びる二辺からパッケージ30の側壁までの距離を遠ざけることができるため、第1発光素子11からY軸方向への光量を低減することができ、また、パッケージ30の側壁の厚みを厚くすることで、パッケージ30の側壁から外部に漏れる光を大幅に低減することができる。また、第1発光素子11と第2発光素子12の向かい合う頂点の距離が短くなったとしても、その頂点から延びる二辺と、パッケージ30の側壁と、で囲まれた領域に第1導電部材41と第3導電部材43とを接合できるため、向かい合うパッケージ30の凹部の側壁の距離を短くすることができ、ひいてはY軸方向の薄型化を実現することができる。このときパッケージ30の凹部の側壁の厚みを厚くすることで、発光素子10等からY軸方向への光漏れを低減することができる。また2つの発光素子の側面とパッケージの側壁で囲まれた領域内に導電部材がリードと接合する箇所をそれぞれ1つずつ配置できるため、導電部材とリードとが接合する箇所を広く確保することができる。また第1発光素子11から第3発光素子13のそれぞれの対角線を挟んで両側に配置することで、発光装置100のY軸方向の厚みを薄くすることができる。発光素子10は透光性部材50で覆われていてもよい。透光性部材50はパッケージ30の凹部内に充填されていてもよい。
なお、第1発光素子11を中心に説明したが、第2発光素子12、第3発光素子13についても同様である。
第2導電部材42、第4導電部材44、第5導電部材45、第6導電部材46は、さらにバンプが配置されていることが好ましい。第1リード21と第4リード24との間には短絡しないため樹脂部28を設けている。しかし、第1リード21及び第4リード24と、樹脂部28と、は線膨張係数が大きく異なるため、パッケージ30は反りを生じやすい。この反りにより第1リード21と第4リード24とを跨ぐ第2導電部材42は、第4リード24と剥離が生じやすく短絡しやすい。そのため、第2導電部材42にバンプを配置することで第2導電部材42と第4リード24との剥離を防止することができる。第4導電部材44、第5導電部材45、第6導電部材46も、第2導電部材42と同様の理由である。
ただし、2つのリード間を跨がない第1導電部材41、第3導電部材43もバンプを設け補強を行っても良い。
第1発光素子11は赤色に発光し、第2発光素子12は緑色に発光し、第3発光素子13は青色に発光することが好ましい。光の三原色を用いることでフルカラー表示することができる。ここで第1発光素子11と第3発光素子13との間に緑色を発光する第2発光素子12を配置している。これはディスプレイ用途で複数の発光装置100を直接視認する際に、同じ光量であっても緑色は青色や赤色に比べて視感度が高いため、明るく見える。そのため、赤色を発光する第1発光素子11や青色を発光する第3発光素子13の光量を、緑色を発光する第2発光素子12の光量よりも高くするため、パッケージ30の凹部の側壁からY軸方向へ光が漏れやすくなる。そのため、第1発光素子11が配置されているY軸方向におけるパッケージ30の側壁の厚みや、第3発光素子13が配置されているY軸方向におけるパッケージ30の側壁の厚みの方を、第2発光素子12が配置されているY軸方向におけるパッケージ30の側壁の厚みよりも厚くすることで、パッケージ30の側壁の劣化を抑制したり、Y軸方向への光漏れを低減したりすることができる。
第1リード21と第2リード22との向かい合う辺の少なくとも一部はY軸方向に対して20度以上60度以下であることが好ましい。第1リード21と向かい合う第2発光素子12の一辺は、Y軸方向に対して所定の角度傾いている。第2発光素子12が略正方形であれば、Y軸方向に対して45度傾いている。そのため第1リード21と第2リード22との向かい合う辺をY軸方向に対して40度から50度、好ましくは45度程度にすることで、第4導電部材44と第2リード22との接合箇所や第5導電部材45と第1リード21との接合箇所を広く確保することができる。
第1発光素子11の中心と第2発光素子12の中心との距離は、第2発光素子12の中心と第3発光素子13の中心との距離よりも短いことが好ましい。これによりX軸方向のパッケージ30の外径寸法を小さくすることができる。また、第1リード21と第2リード22との距離を所定の間隔空けることで、第1リード21と第2リード22との短絡を防止することができる。ただし、第1発光素子11の中心と第2発光素子12の中心との距離は、第2発光素子12の中心と第3発光素子13の中心との距離よりも長くすることもできる。パッケージ30の側壁と第1発光素子11と第2発光素子とで囲まれた、第1導電部材41と第1インナーリード部21a、又は、第3導電部材43と第1インナーリード部21aとの接合領域を広く確保することができる。また、Y軸方向と平行なパッケージ30の中心線と第2発光素子12の対角線の他の一つとは重なっていてもよく、-X軸方向にわずかにずれていてもよい。導電部材とリードとの接合箇所を所定の領域確保するためである。
第1リード21は、樹脂部28と一体の第1インナーリード部21aと、樹脂部28から外側に延びる第1アウターリード部21bと、を有し、第2リード22は、樹脂部28と一体の第2インナーリード部22aと、樹脂部28から外側に延びる第2アウターリード部22bと、を有し、第3リード23は、樹脂部28と一体の第3インナーリード部23aと、樹脂部28から外側に延びる第3アウターリード部23bと、を有し、第4リード24は、樹脂部28と一体の第4インナーリード部24aと、樹脂部28から外側に延びる第4アウターリード部24bと、を有し、X軸とZ軸の平面における第1アウターリード部21bの表面積は、X軸とZ軸の平面における第2アウターリード部22bの表面積よりも大きいことが好ましい。第3発光素子13が配置されている第2リード22の第2アウターリード部22bの表面積よりも、第1発光素子11と第2発光素子12とが配置されている第1リード21の第1アウターリード部21bの表面積を大きくし、放熱性を高めることができる。
また、X軸とZ軸の平面における第2アウターリード部22bの表面積は、X軸とZ軸の平面における第3アウターリード部23bの表面積よりも大きいことが好ましい。発光素子が配置されていない第3リード23の第3アウターリード部23bの表面積よりも、第3発光素子13が配置されている第2リード22の第2アウターリード部22bの表面積を大きくし、放熱性を高めることができる。
なお、X軸とZ軸の平面における第3アウターリード部23bの表面積と、第4アウターリード部24bの表面積と、は同じであることが好ましい。これによりパッケージ30を安定して実装することができる。
パッケージ30は、X軸とY軸の平面と平行な上面と、上面を囲みZ軸方向に延びる側壁と、を有する凹部を有し、上面は、第1インナーリード部21aの一部、第2インナーリード部22aの一部、第3インナーリード部23aの一部及び第4インナーリード部24aの一部が樹脂部28から露出していることが好ましい。第1アウターリード部21bの両面は、樹脂部28から露出し、製造工程において折り曲げられる。それに対し、第1インナーリード部21aは、樹脂部28から上面のみ露出し、下面は樹脂部28に埋設されている。第2インナーリード部22a、第3インナーリード部23a、第4インナーリード部24aも、第1インナーリード部21aと同様の趣旨である。
第1アウターリード部21b、第2アウターリード部22b、第3アウターリード部23b及び第4アウターリード部24bは、樹脂部28の側壁よりもY軸方向において内側に配置されていることが好ましい。これにより-Z軸方向にパッケージ30を視認したときに、第1アウターリード部21b、第2アウターリード部22b、第3アウターリード部23b及び第4アウターリード部24bが視認できないようになっている。この第1アウターリード部21b等が樹脂部28の側壁よりもY軸方向において内側に配置されているとは、-Z軸方向にパッケージ30を視認したときに、樹脂部28の外側の側壁面と第1アウターリード部21b等とが面一または、第1アウターリード部21b等が樹脂部28の外側の側壁面よりも+Y軸方向の内側に配置されていることを言う。ここでも「面一」は100μm以下、好ましくは50μm以下であることを含む。
Z軸方向からパッケージ30の凹部の側壁を見たとき、X軸方向に長い、略楕円状、又は、略六角形から略十二角形のいずれかであることが好ましい。所定の形状とすることで、Y軸方向への第1発光素子11等からの光漏れを低減することができる。特に、第1発光素子11、第3発光素子13に近い側のパッケージ30の凹部の側壁を、第2発光素子12に近いパッケージ30の凹部の側壁よりも厚くすることで、パッケージ30のY軸方向を薄くしたとしても光漏れを低減することができる。
Z軸方向からパッケージ30の凹部を見たとき、樹脂部28から露出している第3インナーリード部23a及び第4インナーリード部24aの形状は、略半円状、三角形、四角形、五角形のいずれかであることが好ましい。所定の形状とすることで、Y軸方向への第1発光素子11等からの光漏れを低減することができる。特に、第1発光素子11、第3発光素子13に近い側のパッケージ30の凹部の側壁を、第2発光素子12に近いパッケージ30の凹部の側壁よりも厚くすることで、パッケージ30のY軸方向を薄くしたとしても光漏れを低減することができる。
Z軸方向からパッケージ30の凹部を見たとき、凹部の側壁の内面は、X軸方向に延びる直線部分を有しており、その直線部分の両端は、第1発光素子11と第3発光素子13とがそれぞれY軸方向において重なることが好ましい。これにより凹部の上面の面積を広くとることができる。
凹部の上面に対して、側壁の内面の角度は90度以上110度以下となるように開口が拡がっていることが好ましい。側壁の傾斜角度を所定の範囲とすることで側壁の厚みを厚くして、Y軸方向への光漏れを低減することができる。
次に、第1実施形態に係る発光装置を複数用いたディスプレイを説明する。図5は、第1の実施形態に係るディスプレイの構成を示す概略正面図である。図6は、第1の実施形態に係るディスプレイの構成を示す斜め下方向から見た拡大概略斜視図である。図7は、第1の実施形態に係る発光装置の取り付け状態を示す正面図である。図8は、第1の実施形態に係る発光装置の取り付け状態を示す左側面図である。
第1実施形態に係るディスプレイ200は、X軸方向またはY軸方向に配置される複数の基板110と、複数の基板110のそれぞれに配置される複数の第1実施形態に係る発光装置100と、を有する。複数の基板を用いることで、複数の基板の間に隙間を設けることができる。これによりディスプレイ200の圧迫感を低減することができる。また、Y軸方向への発光装置100からの光漏れを低減することにより鮮明な画像を表示することができる。またディスプレイ200を軽量化することもできる。
所定の間隔離れてディスプレイ200を視認したときに、-Y軸方向を上側とし、+Y軸方向を下側とし、-X軸方向を右側、+X軸方向を左側、+Z軸方向が前側、-Z軸方向が後ろ側とする。
ディスプレイ200は、X軸とY軸の平面方向に画像が視認できるように構成されており、基板110はX軸とZ軸の平面方向にシート面を有しており、基板110のX軸とZ軸の平面方向に有するシート面に発光装置100が配置されていることが好ましい。これによりディスプレイ200が点灯していない時にディスプレイ200をZ軸方向に視認したとき、ディスプレイ200の裏側を視認することができる。反対に、例えば、ビルの壁面にこのディスプレイ200を配置したときに、複数の基板110の隙間を通し、ビルの内部から外部を視認することができる。
基板110のX軸とZ軸の平面に有するシート面に対し、ディスプレイ200の下側となる面、つまり+Y軸方向のシート面に、発光装置100の底面が向き合い、実装される。これにより発光装置100から+Z軸方向に出射された光を基板110が遮ることなく、視認することができる。
複数の基板110のうち、一の基板110とY軸方向において隣合う他の基板110との距離は、発光装置100の厚みの1.5倍以上5倍以下であることが好ましい。基板110の間隔を所定の間隔とすることで、ディスプレイとして画像表示したときの鮮明さを維持しつつ、ディスプレイ200の裏面を視認することができる。また、複数の発光装置100のうち、一の発光装置100とX軸方向において隣合う他の発光装置100との距離は、一の発光装置100とY軸方向において隣合う他の発光装置100との距離と同じ、又は、0.5倍以上1.5倍以下であることが好ましい。これにより画素となる発光装置100のドット間隔を所定の範囲とすることができ、より鮮明な画像を表示することができる。
次に、発光装置100の各部について順次に詳細に説明する。
(発光素子)
第1発光素子から第3発光素子を発光素子10として説明する。発光素子の発光色や材質については適宜、第1発光素子、第2発光素子、第3発光素子と読み替える。発光素子は、LED、LD等の半導体発光素子を好適に用いることができる。このような半導体発光素子は、液相成長法、HDVPE法やMOCVD法により基板上にZnS、SiC、GaN、GaP、InN、AlN、ZnSe、GaAsP、GaAlAs、InGaN、GaAlN、AlInGaP、AlInGaN等の半導体を積層して形成したものが好適に用いられる。半導体材料としては、混晶度の選択により、紫外光から赤外光までの発光波長を種々選択することができるため、InAlGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y<1)で表される窒化ガリウム系の半導体をより好適に用いることができる。
発光素子の大きさは特に問わないが、光束と小型化を考慮して決定される。発光素子は正方形や長方形等の矩形を使用でき、例えば、一辺が150μm以上600μm以下であることが好ましく、200μm以上400μm以下が特に好ましい。
発光素子は、パッケージの凹部の上面(X軸とY軸の平面に平行な面)に設けられた第1リードや第2リードに配置されている。また、発光素子の正負の電極(アノード及びカソード)は、それぞれ対応する第1リードから第4リードのいずれかとAu,Ag,Cu,Alなどからなるボンディング用の導線を用いて電気的に接続されている。ただし、第1導電部材41は導線でなく、半田や銀ペースト等のような導電部材であってもよい。導線はいわゆるワイヤでありφ10以上φ50μm以下が好ましい。
また、発光素子は、1つのパッケージに3個搭載されているが、4個以上搭載することもできる。複数の発光素子は、同じ色又は互いに異なる色を発光するものでもよい。
(パッケージ)
パッケージ30は、第1リード21から第4リード24と、樹脂部28と、を有している。パッケージ30は、第1リード21から第4リード24と、樹脂部28と、を一体成形している。パッケージは、Z軸方向に開口する凹部を有しており、X軸とZ軸の平面に平行な面である底面に第1アウターリード部から第4アウターリード部が配置されている。パッケージの外形は、厚さ方向であるY軸方向に扁平に形成された略直方体形状を有しており、ディスプレイのバックライト用の光源などに好適に用いられるサイドビューの実装に適している。第1リードが第1発光素子から第3発光素子の共通端子であり、第2リードから第4リードが第1発光素子から第3発光素子にそれぞれ接続されており、第1リードとは異なる極性を有するものである。
(リード)
リード20は、樹脂部28に一部埋設されており、発光素子10を搭載するためのインナーリード部とアウターリード部とを有する。インナーリード部は、樹脂部に埋設されているか、表面が露出していても一部は樹脂部に埋設されている部分を指す。一方、アウターリード部は、樹脂部に埋設されていない。ここではアウターリード部はパッケージの底面側において樹脂部から突出し、パッケージの背面側に折り曲げられている。このアウターリード部は半田等の導電部材を使って基板に実装される。
リードは、平面視において板状の金属を用いて形成され、平板状、波形板状、凹凸を有する板状であってもよい。その厚みは均一であってもよいし、部分的に厚くなる又は薄くなってもよい。リードの側面は平板状でも波形板状、凹凸を有する形状であってもよい。
インナーリード部は、樹脂部の凹部の上面において、樹脂部から露出して設けられている。凹部の上面において、第1インナーリード部から第4インナーリード部と4つに分かれており、第1インナーリード部が正極、第2インナーリード部から第4インナーリード部が負極として用いられるが、第1インナーリード部を負極、第2インナーリード部から第4インナーリード部を正極として用いてもよい。発光素子は、半導体層がインナーリード部と絶縁された状態でインナーリード部に接合されている。ただし、第1発光素子は半導体層と電気的に接続された状態でインナーリード部に接合されてもよい。また、発光素子の正負のパッド電極は、ボンディング用のワイヤ等の導線を用いて、それぞれのパッド電極に対応する極性のインナーリード部と電気的に接続されている。
アウターリード部は、対応するインナーリード部と連続して形成されており、樹脂部の底面から突出し、樹脂部の底面に沿って背面側(-Z方向)に延伸するように屈曲している。第3アウターリード部、第4アウターリード部は、更に一部が樹脂部の左右の側面に沿って上方(+Y軸方向)に延伸するように屈曲して設けられている。
リードを構成する材料は特に限定されないが、熱伝導率の比較的大きな材料で形成することが好ましい。このような材料で形成することにより、発光素子で発生する熱を効率的に、アウターリード部を介して外部に放熱することができる。リードを構成する材料は、例えば、200W/(m・K)程度以上の熱伝導率を有しているもの、比較的大きい機械的強度を有するもの、あるいは打ち抜きプレス加工又はエッチング加工等が容易な材料が好ましい。具体的には、銅、アルミニウム、金、銀、タングステン、鉄、ニッケル等の金属又は鉄-ニッケル合金、燐青銅等の合金等が挙げられる。また、インナーリード部の凹部の上面に露出した面には、搭載される発光素子からの光を効率よく取り出すために、良好な光反射性を有するAg、Al、Auなどの反射メッキが施されていることが好ましい。反射メッキとリードの母材との間に密着性を高めるため、Ni,Pd、Rh、Ru等の下地層を配置することが好ましい。
(樹脂部)
樹脂部28は、インナーリード部を取り囲むように設けられ、リードを支持するためのパッケージの母体である。樹脂部の底面からは、インナーリード部から連続するアウターリード部が突出している。アウターリード部は、屈曲しながら樹脂部の底面及び/又は側面に沿うように設けられている。
樹脂部は、発光装置の正面側(+Z軸方向)に開口する凹部を有している。樹脂部28の背面には、射出成形法で樹脂部を形成する際の、金型内へ樹脂材料を注入するゲートの痕であるゲート痕が形成されている。
樹脂部は、透光性を有する樹脂に光反射性物質の粒子を含有することで光反射性を付与された材料で形成され、凹部において、発光素子からの光を反射して、正面方向に効率的に出射させるための反射部材としても機能する。
凹部は、正面視で、X軸方向に長い横長の開口部を有している。より具体的には、開口は、正面視でX軸方向に延びる向かい合う辺が長い二辺と、その二辺から延びるX軸方向から所定の角度Y軸方向に傾斜した四辺と、Y軸方向に延びる二辺と、を有する八角形の形状をしている。また、凹部は、発光装置の厚さ方向(Y軸方向)に互いに対向して設けられた第1側壁及び第2側壁と、発光装置の幅方向(X軸方向)に互いに対向して設けられた第3側壁及び第4側壁とで囲まれることによって構成されている。
ここで、第1側壁及び第2側壁は、第3側壁及び第4側壁と比較して、厚く形成されている。これは第1側壁及び第2側壁から発光素子までの距離が、第3側壁及び第4側壁から発光素子までの距離よりも近いからである。これによりY軸方向へのパッケージからの光漏れを低減することができる。
また、側壁は凹部の上面から開口に向かうほど(+Z軸方向)、凹部の幅が広がるように傾斜した内側面を有している。このため、発光素子から発して横方向に伝播する光は、この傾斜した内側面によって正面方向に向かって反射される。ただし、パッケージの大きさを小型にするとともに光漏れを低減する場合、傾斜の角度を小さく、さらには傾斜を設けずに略垂直な側壁を設けてもよい。
樹脂部に用いられる樹脂材料としては、発光素子が発する光の波長に対して良好な透光性を有する熱可塑性樹脂、又は、熱硬化性樹脂、若しくは、これらが混合された樹脂が好ましい。具体的な樹脂部の材料は、例えば、シリコーン樹脂、シリコーン変性樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ変性樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリノルボルネン樹脂、ポリフタルアミン樹脂、ポリフタルアミド樹脂、液晶ポリマー又はこれらの樹脂を1種類以上含むハイブリッド樹脂などが挙げられる。なかでも、ポリフタルアミド樹脂が耐熱、耐光性を保持しつつ安価であるため好ましい。
樹脂部に含有させる光反射性物質としては、前記した樹脂材料との屈折率差が大きく、良好な透光性を有する材料の粒子を用いることが好ましい。このような光反射性物質としては、屈折率が、例えば1.8以上であって、光を効率的に散乱し高い光取り出し効率を得るためには、2.0以上であることが好ましく、2.5以上であることがより好ましい。樹脂材料との屈折率差は、例えば0.4以上であって、光を効率的に散乱し高い光取り出し効率を得るためには、0.7以上であることが好ましく、0.9以上であることがより好ましい。また、光反射性物質の粒子の平均粒径は、高い効率で光散乱効果を得られるように、0.08μm以上5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上3μm以下であることがより好ましく、0.3μm以上0.8μm以下であることが更に好ましい。
なお、本明細書において、光反射性物質や波長変換物質などの粒子の平均粒径の値は、電子顕微鏡を用いた観察によるものとする。粒子は一定軸方向の長さについて測定する定方向径を使用し、電子顕微鏡(SEM,TEM)で粒子の大きさを測定する個数基準(個数分布)を用いる。
また、光反射性物質として、具体的には、TiO(酸化チタン)、ZrO(酸化ジルコニウム)、MgO(酸化マグネシウム)、MgCO(炭酸マグネシウム)、Mg(OH)(水酸化マグネシウム)、CaCO(炭酸カルシウム)、Ca(OH)(水酸化カルシウム)、CaSiO(珪酸カルシウム)、ZnO(酸化亜鉛)、BaTiO(チタン酸バリウム)、Al(酸化アルミニウム)などの白色顔料の粒子を用いることができる。なかでも、TiOは、水分などに対して比較的安定でかつ高屈折率であり、また熱伝導性にも優れるため好ましい。
また、より良好な反射性を得るために、発光素子が発する光が420nm以上の可視光の場合には、光反射性物質としてTiOを用いることが好ましく、紫外光の場合には、光反射性物質としてAlを用いることが好ましい。
また、当該樹脂材料は、パッケージの形状を形成する際の成形性が損なわれない範囲で、光反射性物質が含有されている。そのためには、樹脂部に含有される光反射性物質の含有率は、10質量%以上80質量%以下とすることが好ましく、20質量%以上60質量%以下とすることがより好ましい。
ここで、前記した範囲で光反射性物質を含有した樹脂部は、厚さが薄くなるほど、光反射性が低下して、入射光の透過量が増加する。このため、反射膜を、第1側壁の外面のみに設けてもよく、凹部を取り囲む樹脂部の側壁の外面全体を被覆するように設けることもできる。反射膜は、光反射性物質の粒子を含有した樹脂層を用いることができる。
(透光性部材)
透光性部材50は、パッケージの凹部を充填するように設けられ、凹部の上面に搭載される発光素子を封止する部材である。透光性部材としては、発光素子が発する光の波長に対して良好な透光性を有し、封止部材として耐候性、耐光性及び耐熱性の良好な材料が好ましい。このような材料としては、前記した樹脂部28と同様の樹脂材料やガラスなどを用いることができるが、フェニルシリコーンを用いることが好ましい。また、透光性部材に光拡散性物質を含有してもよく、前記した光反射性物質と同様のものを用いることができる。
また、透光性部材は、発光素子が発する光を異なる波長の光に変換する波長変換物質(蛍光体)を含有するようにしてもよい。例えば、透光性部材を2つ以上に区分けし、発光素子が青色光を発し、波長変換物質が青色光の一部を緑色光や黄色光、赤色光に変換するように構成することで、フルカラーを表示することができる発光装置を提供することができる。
また、波長変換物質(蛍光体)としては、当該分野で公知のものを使用することができる。例えば、緑~黄色に発光するセリウムで賦活されたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体、緑色に発光するセリウムで賦活されたLAG(ルテチウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体、緑~赤色に発光するユーロピウム及び/又はクロムで賦活された窒素含有アルミノ珪酸カルシウム(CaO-Al-SiO)系蛍光体、青~赤色に発光するユーロピウムで賦活されたシリケート((Sr,Ba)SiO)系蛍光体、緑色に発光するβサイアロン蛍光体、赤色に発光するCaAlSiN:Euで表されるCASN系又は(Sr,Ca)AlSiN:Euで表されるSCASN系蛍光体などの窒化物系蛍光体、赤色に発光するKSF(KSiF:Mn)系蛍光体、KSAF系蛍光体(例えば、K(Si,Al)F:Mn)若しくはMGF系蛍光体(例えば、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn)等のフッ化物系蛍光体、赤色に発光する硫化物系蛍光体などが挙げられる。その他、ペロブスカイト構造を有する蛍光体(例えば、CsPb(F,Cl,Br,I))、又は、量子ドット蛍光体(例えば、CdSe、InP、AgInS又はAgInSe)等を用いることができる。
(基板)
複数の発光装置を搭載する基板110は、所定の配線を備え、パッケージのリードと電気的に接続できるように形成されている。基板は所定の幅を有するシート状であることが好ましく、一面に配線が配置されていてもよく、ビア等を介して両面に配線が配置されていてもよい。配線やビアは、金属材料を用いることができる。発光装置のリードと基板との接合は導電部材を用いて電気的に接続されている。発光装置が搭載されている基板の面に対して発光装置の発光面が垂直になるように配置されている。発光装置が搭載されている基板の面に対して発光装置の発光面が傾いているとディスプレイが暗く見えるからである。またディスプレイを正面に見たときに発光装置と基板とを接合する導電部材やリードが視認できないように配置されていることが好ましい。つまり発光装置と基板との間は300μm以下、好ましくは100μm以下、より好ましくは隙間がないことが好ましい。
基板を形成する基材は、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、シリコーン樹脂、ビスマレイミドトリアジンレジン、ポリフタルアミド等の絶縁性の樹脂材料から形成されることや、また、金属部材の表面に絶縁性部材が層状に形成されたものでもよい。なお、基材は、リジッド基板又はフレキシブル基板を用いることや、或いは、基材を複数積層したものであってもよい。
保護部材は、配線を保護するものである。この保護部材は、フェニルシリコーン樹脂やジメチルシリコーン樹脂などを用いることができる。また、保護部材は、不透光性とするために、顔料が添加されていてもよい。基板や保護部材はカーボン等を含有させ暗色系や黒色系とすることが好ましい。発光装置が非点灯のときのコントラストを付けるためである。
ディスプレイは複数の発光装置が搭載された基板を複数枚用意し、X軸方向に平行となるように配置されている。基板の長さは特に限定されず、ディスプレイの大きさに応じて決定される。
[発光装置の製造方法]
次に、発光装置の製造方法について説明する。
所定の形状を有するパッケージを準備する。パッケージはリードフレームからリードを切り離す前の状態であることが好ましいが、リードを切り離した後でもよい。その後、第1インナーリード部に第1発光素子、第2発光素子を所定の方向を向くように実装する。第1発光素子及び第2発光素子はダイボンドペーストを用いて接合する。このとき第1発光素子が上下に電極を有する場合は、第1リードと第1発光素子は導電性を有するダイボンドペーストを用いて接合するが、第1発光素子が第2発光素子等と同様、上面にのみ電極を有する場合は、絶縁性のダイボンドペーストで接合してもよい。その後、第3発光素子を第2インナーリード部に実装する。ただし、第1発光素子から第3発光素子の順序は特に問わない。
次に第1発光素子と第1リード、第4リードとをそれぞれ電気的に接続する。第1発光素子と第4リードとは導線である第2導電部材を用いて接続する。第2導電部材の接続は、第1発光素子の電極にボンディングしてから、第4リードにボンディングする。同様に第2発光素子、第3発光素子と第1リード、第2リード、第3リードとをそれぞれ接続していく。
その後、ボンディングの補強のため、第2導電部材、第4導電部材、第5導電部材、第6導電部材にバンプを設ける。但し、第1導電部材、第3導電部材にバンプを設けてもよい。バンプはリードと接続する側に設けることが好ましい。
その後、発光素子を覆うようにパッケージの凹部内に透光性部材を充填する。液状の透光性部材をシリンジ等で滴下して加熱硬化していくことで透光性部材を成形することができる。
最後にリードフレームからリードを切り離し、リードを所定の方向に折り曲げることで発光装置とする。
これらの発光装置を基板上に導電部材を用いて搭載していく。複数の発光装置を搭載した基板を複数用意し、これら複数の基板を所定の枠に配置することでディスプレイとすることができる。
次に、実施例に係る発光装置について図1から図4を参照して説明する。実施例に係る発光装置は第1の実施形態に係る発光装置で説明した部分と重複する部分は説明を省略することもある。
実施例1の発光装置において、パッケージはX軸方向に3.2mm、Y軸方向に1.35mm、Z軸方向に1.5mmの外径寸法とすることができる。このとき第1側壁及び第2側壁の薄い部分(X軸方向に平行で長い部分)の厚みは0.3mmとし、第1側壁及び第2側壁のインナーリード部からの高さは0.4mmとすることで、Y軸方向の凹部の凹みは0.6~0.75mmの間隔を確保することができる。第1インナーリード部と第2インナーリード部との間は0.18mmとし、第1インナーリード部と第4インナーリード部との間は0.18mmとし、第2インナーリード部と第3インナーリード部との間は0.125mmとする。リードの厚みは0.125mmである。
第1アウターリード部の幅は0.45mm、第2アウターリード部の幅は0.30mm、第3アウターリード部、第4アウターリード部の幅は0.25mmとする。
第1発光素子は赤色に発光し、一辺が315μmの正方形、高さが150μmである。第2発光素子は緑色に発光し、一辺が320μmの正方形、高さが120μmである。第3発光素子は青色に発光し、一辺が230μmの正方形、高さが120μmである。
リードの材質は銅と鉄の合金を用い、インナーリード部の表面に銀めっきが施されている。樹脂部はポリフタルアミド樹脂を使用し、酸化チタンが含有されている。樹脂部の反射率は470nmの光を照射したときに85%以上の反射率を有する。導電部材はφ25μmのワイヤを用いる。透光性部材は透光性を有するフェニルシリコーン樹脂を用いる。透光性部材にはフィラーが含有されている。
この発光装置に対して、光漏れ試験、耐リフロー試験、耐UV剥離試験、耐マイグレーション試験等を行ったがいずれも良好な結果であった。耐熱性試験、30℃70%吸水量、65℃95%吸水量も良好であった。
以上、本発明に係る発光装置、パッケージ及びそれらの製造方法について、発明を実施するための形態及びその実施例により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変などしたものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る発光装置は、大型ディスプレイ、各種照明器具、広告や行き先案内などの各種表示装置など、種々の光源に利用することができる。
10 発光素子
11 第1発光素子
12 第2発光素子
13 第3発光素子
20 リード
21 第1リード
21a 第1インナーリード部
21b 第1アウターリード部
22 第2リード
22a 第2インナーリード部
22b 第2アウターリード部
23 第3リード
23a 第3インナーリード部
23b 第3アウターリード部
24 第4リード
24a 第4インナーリード部
24b 第4アウターリード部
28 樹脂部
30 パッケージ
41 第1導電部材
42 第2導電部材
43 第3導電部材
44 第4導電部材
45 第5導電部材
46 第6導電部材
50 透光性部材
100 発光装置
110 基板

Claims (15)

  1. X軸と、X軸に直交するY軸、並びに、X軸及びY軸の平面に直交するZ軸において、
    第1リード、第2リード、第3リード及び第4リードを少なくとも有するリードと、樹脂部と、を含み、X軸方向が、Y軸方向及びZ軸方向よりも長いパッケージと、
    前記第1リードに配置される矩形の第1発光素子と、
    前記第1リードに配置される矩形の第2発光素子と、
    前記第2リードに配置される矩形の第3発光素子と、
    前記第1リードと前記第1発光素子とを電気的に接続する第1導電部材と、
    前記第4リードと前記第1発光素子とを電気的に接続する導線である第2導電部材と、
    前記第1リードと前記第2発光素子とを電気的に接続する導線である第3導電部材と、
    前記第2リードと前記第2発光素子とを電気的に接続する導線である第4導電部材と、
    前記第1リードと前記第3発光素子とを電気的に接続する導線である第5導電部材と、
    前記第3リードと前記第3発光素子とを電気的に接続する導線である第6導電部材と、を少なくとも有し、
    前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子の順にX軸方向に並んでおり、
    前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれの対角線の一つは、X軸方向に対して±10度以内であり、他の一つはY軸方向に対して±10度以内であり、
    前記第3導電部材、前記第4導電部材、前記第5導電部材は、X軸方向に対して±10度以内である前記第1発光素子、前記第2発光素子、前記第3発光素子のそれぞれの対角線を挟んで両側に配置されている、発光装置。
  2. 前記第2導電部材、前記第4導電部材、前記第5導電部材、前記第6導電部材は、さらにバンプが配置されている、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1発光素子は赤色に発光し、前記第2発光素子は緑色に発光し、前記第3発光素子は青色に発光する請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1リードと前記第2リードとの向かい合う辺の少なくとも一部はY軸方向に対して20度以上60度以下である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記第1発光素子の中心と前記第2発光素子の中心との距離は、前記第2発光素子の中心と前記第3発光素子の中心との距離よりも短い請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第1リードは、前記樹脂部と一体の第1インナーリード部と、前記樹脂部から外側に延びる第1アウターリード部と、を有し、
    前記第2リードは、前記樹脂部と一体の第2インナーリード部と、前記樹脂部から外側に延びる第2アウターリード部と、を有し、
    前記第3リードは、前記樹脂部と一体の第3インナーリード部と、前記樹脂部から外側に延びる第3アウターリード部と、を有し、
    前記第4リードは、前記樹脂部と一体の第4インナーリード部と、前記樹脂部から外側に延びる第4アウターリード部と、を有し、
    X軸とZ軸の平面における前記第1アウターリード部の表面積は、X軸とZ軸の平面における前記第2アウターリード部の表面積よりも大きい請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記パッケージは、X軸とY軸の平面と平行な上面と、前記上面を囲みZ軸方向に延びる側壁と、を有する凹部を有し、
    前記上面は、前記第1インナーリード部の一部、前記第2インナーリード部の一部、前記第3インナーリード部の一部及び前記第4インナーリード部の一部が前記樹脂部から露出している請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記第1アウターリード部、前記第2アウターリード部、前記第3アウターリード部及び前記第4アウターリード部は、前記樹脂部の前記側壁よりもY軸方向において内側に配置されている請求項7に記載の発光装置。
  9. Z軸方向から前記パッケージの前記凹部の前記側壁を見たとき、X軸方向に長い、略楕円状、又は、略六角形から略十二角形のいずれかである請求項7又は請求項8に記載の発光装置。
  10. Z軸方向から前記パッケージの前記凹部を見たとき、前記樹脂部から露出している前記第3インナーリード部及び前記第4インナーリード部の形状は、略半円状、三角形、四角形、五角形のいずれかである請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の発光装置。
  11. Z軸方向から前記パッケージの前記凹部を見たとき、前記凹部の側壁の内面は、X軸方向に延びる直線部分を有しており、その直線部分の両端は、前記第1発光素子と前記第3発光素子とがそれぞれY軸方向において重なる請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の発光装置。
  12. 前記凹部の前記上面に対して、前記側壁の内面の角度は90度以上110度以下となるように開口が拡がっている請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の発光装置。
  13. X軸方向又はY軸方向に配置される複数の基板と、
    前記複数の基板のそれぞれに配置される複数の請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の発光装置と、を有するディスプレイ。
  14. 前記ディスプレイは、X軸とY軸の平面方向に画像が視認できるように構成されており、
    前記基板はX軸とZ軸の平面方向にシート面を有しており、
    前記基板のX軸とZ軸の平面方向に有するシート面に前記発光装置が配置されている、請求項13に記載のディスプレイ。
  15. 前記複数の基板のうち、一の基板と隣合う他の基板との距離は、前記発光装置の厚みの1.5倍以上5倍以下である、請求項13又は請求項14に記載のディスプレイ。
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