JP2022096890A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの外周表面を良好に洗浄する。【解決手段】衛生洗浄装置は、着座センサにより着座が検知されている状態でノズルの洗浄を行なう場合、ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第1移動パターンでノズルが進退移動するようノズル駆動装置を制御する。一方、着座センサにより着座が検知されていない状態でノズルの洗浄を行なう場合、ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第2移動パターンでノズルを進退移動するようノズル駆動装置を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、衛生洗浄装置に関する。
従来、この種の衛生洗浄装置としては、先端部に吐水部を有するノズルと、ノズルを進退移動させるノズルモータと、基台に固定され、ノズルがケーシングに収容された状態においてノズルの先端部(吐水部)を収容すると共に内部に吐水部を有するノズル洗浄器(ノズル洗浄室)と、使用者が便座に座ったことを検知する着座検知センサと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、着座センサが便座に座った使用者を検知している場合において、使用者により洗浄スイッチが操作されると、ケーシングに収容されたノズルの吐水部から水を噴射する吐水口洗浄を行なった後、ノズルを洗浄位置へ進出させ、ノズルの進出時においてノズル洗浄室の吐水部から水を噴射することでノズルの外周表面を洗浄する胴体洗浄を行なう。ノズルが洗浄位置へ進出すると、ノズルの吐水部から水を噴射して局部の洗浄を開始する。そして、使用者により止スイッチが操作されると、ノズルをケーシングへ後退させ、ノズルの後退時においてノズル洗浄室の吐水部から水を噴射することで胴体洗浄を行なう。ノズルがケーシングに収容されると、ケーシングに収容されたノズルの吐水部から水を噴射する吐水口洗浄を行なう。
特開2015-68087号公報
上述した衛生洗浄装置は、局部洗浄前後のノズルの進退時において、ノズル洗浄器の吐水部から水を噴出することにより、ノズルの外周表面を洗浄(胴体洗浄)することができる。一方で、ノズルの進退移動は、局部洗浄に伴う待ち時間を少なくするために、できる限り速い速度で行なわれるのが望ましいが、ノズルの進退移動を速くすると、ノズルは、ノズル洗浄器から水が噴出される箇所を素早く通過してしまうため、ノズルの汚れを十分に落とすことができないおそれがある。
本発明は、ノズルの外周表面を良好に洗浄することが可能な衛生洗浄装置を提供することを主目的とする。
本発明の衛生洗浄装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の衛生洗浄装置は、
人体の局部に洗浄水を噴出する局部洗浄を行なうノズルと、
前記ノズルを進退移動させるノズル駆動装置と、
吐水箇所が固定された吐水部を有し、前記吐水部から洗浄水を吐出して前記ノズルを洗浄するノズル洗浄器と、
便座への着座を検知する着座センサと、
前記着座センサにより着座が検知されている状態で前記ノズルの洗浄を行なう場合、前記ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第1移動パターンで前記ノズルが進退移動するよう前記ノズル駆動装置を制御する第1ノズル洗浄制御を行ない、前記着座センサにより着座が検知されていない状態で前記ノズルの洗浄を行なう場合、前記ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら前記第1移動パターンよりも移動に時間を要する第2移動パターンを少なくとも一部に含む移動パターンで前記ノズルを進退移動するよう前記ノズル駆動装置を制御する第2ノズル洗浄制御を行なう制御装置と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の衛生洗浄装置では、着座センサにより着座が検知されている状態でノズルの洗浄を行なう場合、吐水箇所が固定されたノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第1移動パターンでノズルが進退移動するようノズル駆動装置を制御する第1ノズル洗浄制御を行なう。第1移動パターンとして、比較的速い速度でノズルを進退移動させることで、局部洗浄に伴う待ち時間を少なくしつつ、ノズルの洗浄を行なうことが可能となる。一方、着座センサにより着座が検知されていない状態でノズルの洗浄を行なう場合、ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第2移動パターンを少なくとも一部に含む移動パターンでノズルを進退移動するようノズル駆動装置を制御する第2ノズル洗浄制御を行なう。第2移動パターンは、第1移動パターンに比して移動に時間を要するため、ノズル洗浄器からノズルへの洗浄水の吐水量を増やすことができ、ノズルの汚れを落としやすくすることができる。
こうした本発明の衛生洗浄装置において、前記第2移動パターンは、前記ノズルの移動を一時停止する停止期間を有するパターンであり、前記第1移動パターンは、前記停止期間を有さないパターンであるものとしてもよい。こうすれば、簡易な制御によりノズルの汚れを落としやすくすることができる。また、ノズルを駆動するモータに過大な負荷がかかるのを抑制することができる。
また、本発明の衛生洗浄装置において、前記第2移動パターンは、前記第1移動パターンよりも前記ノズルの移動速度が遅いパターンであるものとしてもよい。こうすれば、ノズルはノズル洗浄器の吐水箇所をゆっくりと通過するため、ノズルの汚れを落としやすくすることができる。
さらに、本発明の衛生洗浄装置において、前記第2ノズル洗浄制御は、前記着座センサにより着座が検知されていない状態で所定の実行条件が成立したときに実行され、前記所定の実行条件は、前記局部洗浄を指示する操作スイッチとは異なる所定の操作スイッチが操作されたとき、前記局部洗浄が行なわれた後、所定時間が経過したとき、または、予め定められ所定タイミングが到来したときに成立するものとしてもよい。
本実施形態の衛生洗浄装置を含む便座装置の外観図である。 衛生洗浄装置の概略構成図である。 ノズルユニットの外観図である。 ノズル洗浄処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態の非着座時ノズル洗浄におけるノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。 比較例のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。 他の実施形態のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。 他の実施形態のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。 他の実施形態のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。 他の実施形態のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の衛生洗浄装置を含む便座装置の外観図であり、図2は、衛生洗浄装置の概略構成図であり、図3は、ノズルユニットの外観図である。本実施形態の便座装置10は、洋式便器1に取り付けられるものであり、図1に示すように、便座装置本体12と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持された便座14と、便座装置本体12に対して開閉可能に支持された便蓋16と、操作パネル18と、着座センサ19と、を備える。
便座装置本体12は、図2に示すように、給水管(水道配管)に接続された水路21や止水弁22、給水圧を減圧する減圧弁23、熱交換ユニット24、洗浄強さを調整する脈動ポンプ25、バキュームブレーカ26、ノズルユニット30、制御装置50を含む衛生洗浄装置20を備えており、これらは樹脂製のハウジング内に収容されている。熱交換ユニット24は、水タンクやヒータ24a、スイッチ(FET)、温度センサ(サーミスタ)を有し、スイッチを駆動してヒータ24aへの通電を制御することにより水タンク内の水を加温して温水にする。
ノズルユニット30は、図2,図3に示すように、ノズルケース31と、人体の局部に洗浄水を噴出して局部洗浄を行なう局部洗浄ノズルとしてのおしり洗浄ノズル32およびビデ洗浄ノズル33、おしり洗浄ノズル32を駆動するおしり洗浄ノズル駆動装置34と、ビデ洗浄ノズル33を駆動するビデ洗浄ノズル駆動装置35と、おしりノズル洗浄器41と、ビデノズル洗浄器45と、切替バルブ36と、を備える。
おしり洗浄ノズル32は、ノズルケース31に対して軸方向に進退移動自在に支持された筒状体であり、内部に軸方向に延在する水流路や水流路に連通すると共に外周面で開口する噴出孔32oを有する。おしり洗浄ノズル駆動装置34は、図示しないが、モータと、モータにより回転駆動されるピニオンギヤと、ピニオンギヤに噛合すると共に一端がおしり洗浄ノズル32に連結されたラック(フレキシブルラック)と、を有する。おしり洗浄ノズル駆動装置34は、モータを一方向に回転させてラックを押し出すことにより、おしり洗浄ノズル32をノズルケース31から突出した洗浄位置まで前進させることができる。一方、モータを他方向(逆方向)に回転させてラックを引き込むことにより、おしり洗浄ノズル32をノズルケース31に収容した収容位置まで後退させることができる。
ビデ洗浄ノズル33は、横方向におしり洗浄ノズル32と並んで設置され、おしり洗浄ノズル32と同様に、ノズルケース31に対して軸方向に進退移動自在に支持された筒状体であり、内部に軸方向に延在する水流路や水流路に連通すると共に外周面で開口する噴出孔(図示せず)を有する。ビデ洗浄ノズル駆動装置35は、図示しないが、おしり洗浄ノズル駆動装置34と同様に、モータと、モータにより回転駆動されるピニオンギヤと、ピニオンギヤに噛合すると共に一端がビデ洗浄ノズル33に連結されたラック(フレキシブルラック)と、を有する。ビデ洗浄ノズル駆動装置35は、モータを一方向に回転させてラックを押し出すことにより、ビデ洗浄ノズル33をノズルケース31から突出した洗浄位置まで前進させることができる。一方、モータを他方向(逆方向)に回転させてラックを引き込むことにより、ビデ洗浄ノズル33をノズルケース31に収容した収容位置まで後退させることができる。
おしりノズル洗浄器41は、図3に示すように、ノズルケース31の前面におけるおしり洗浄ノズル32側に設置され、給水口42と、給水口42に水通路を介して連通する吐水孔43と、を備える。吐水孔43はおしり洗浄ノズル32の軸方向における前方に向かって開口し、給水口42に洗浄水を給水することで、吐水孔43から吐出される洗浄水によりおしり洗浄ノズル32の外周表面を洗浄することができる。
ビデノズル洗浄器45は、図3に示すように、ノズルケース31の前面におけるビデ洗浄ノズル33側に設置され、給水口46と、給水口46に水通路を介して連通する吐水孔47と、を備える。吐水孔47はビデ洗浄ノズル33の軸方向における前方に向かって開口し、給水口46に洗浄水を給水することで、吐水孔47から吐出される洗浄水によりビデ洗浄ノズル33の外周表面を洗浄することができる。
切替バルブ36は、図示しないが、固定側バルブディスクと、可動側バルブディスクと、固定側バルブディスクに対して可動側バルブディスクを相対回動させるモータと、を備えるロータリバルブとして構成される。固定側バルブディスクおよび可動側バルブディスクには洗浄水の通路が形成され、切替バルブ36は、モータにより可動側バルブディスクを相対回動させることで、脈動ポンプ25から吐出された洗浄水の供給先をおしり洗浄ノズル32かビデ洗浄ノズル33かおしりノズル洗浄器41かビデノズル洗浄器45かに選択的に切り替えると共に、おしり洗浄ノズル32やビデ洗浄ノズル33に対する洗浄水の供給量を調整する。
操作パネル18は、図2に示すように、おしり洗浄の開始を指示するおしり用洗浄スイッチ18aやビデ洗浄の開始を指示するビデ用洗浄スイッチ18b、局部洗浄(おしり洗浄,ビデ洗浄)の停止を指示する止スイッチ18c、洗浄強さを設定する洗浄強さ設定スイッチ、洗浄水の水温を設定する水温設定スイッチ、局部洗浄ノズル(おしり洗浄ノズル32,ビデ洗浄ノズル33)の洗浄を指示するノズル洗浄スイッチ18dなどが設けられている。なお、おしり用洗浄スイッチ18aとビデ用洗浄スイッチ18bを、局部洗浄スイッチとも称する。
制御装置50は、CPU52を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、図2に示すように、CPU52の他にROM54やRAM56,タイマ58,図示しない入出力ポートを備える。制御装置50には、操作パネル18からの操作信号や使用者が便座12に着座したことを検知する着座センサ19からの検知信号などが入力ポートを介して入力されている。制御装置50からは、止水弁22への駆動信号や熱交換ユニット24(ヒータスイッチ)への制御信号、脈動ポンプ25への駆動信号、おしり洗浄ノズル駆動装置34への駆動信号、ビデ洗浄ノズル駆動装置35への駆動信号、切替バルブ36への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。
次に、こうして構成された衛生洗浄装置20の動作、特に、局部洗浄に伴ってノズル洗浄器40により局部洗浄ノズルを洗浄する際の動作と、局部洗浄を伴わずにノズル洗浄器40により局部洗浄ノズルを洗浄する際の動作とについて説明する。図4は、制御装置50のCPU52により実行されるノズル洗浄処理の一例を示すフローチャートである。
ノズル洗浄処理が実行されると、制御装置50のCPU52は、まず、着座センサ19からの検知信号に基づいて使用者が便座14に着座しているか否かを判定する(ステップS100)。使用者が便座14に着座していると判定すると、局部洗浄スイッチ(おしり用洗浄スイッチ18aまたはビデ用洗浄スイッチ18b)が操作されたか否かを判定する(ステップS110)。局部洗浄スイッチが操作されていないと判定すると、ノズル洗浄を行なうことなく、ノズル洗浄処理を終了する。一方、局部洗浄スイッチが操作されたと判定すると、第1移動パターンにより対象ノズルを進退移動させながら、対応するノズル洗浄器から当該対象ノズルに向けて洗浄水を吐出することによりノズル洗浄(着座時ノズル洗浄)を行なって(ステップS120)、ノズル洗浄処理を終了する。第1移動パターンは、局部洗浄に伴う待ち時間を少なくするために、対象ノズルをできる限り素早く移動させるためのパターンであり、モータの仕様などにより定められる。ここで、局部洗浄スイッチとしておしり用洗浄スイッチ18aが操作された場合には、着座時ノズル洗浄は、切替バルブ36による洗浄水の供給先をおしりノズル洗浄器41に切り替えて当該おしりノズル洗浄器41の吐水孔43から洗浄水を吐出すると共に、対象ノズルとしておしり洗浄ノズル32を進退移動させることにより行なわれる。一方、局部洗浄スイッチとしてビデ用洗浄スイッチ18bが操作された場合には、着座時ノズル洗浄は、切替バルブ36による洗浄水の供給先をビデノズル洗浄器45に切り替えてビデノズル洗浄器45の吐水孔47から洗浄水を吐出すると共に、対象ノズルとしてビデ洗浄ノズル33を進退移動させることにより行なわれる。これにより、局部洗浄の前後において、対象ノズルの先端部から基端部にかけて外周表面(胴体)を洗浄することができる。
ステップS100において、使用者が便座14に着座していないと判定すると、ノズル洗浄スイッチ18dが操作された否か(ステップS130)、前回、局部洗浄(おしり洗浄またはビデ洗浄)が実行されてから所定時間が経過したか否か(ステップS140)、使用者により予め定められた設定時刻が到来したか否か(ステップS150)、をそれぞれ判定する。ステップS130~S150は、使用者が便座14に着座していないときにノズル洗浄(非着座時ノズル洗浄)を実行するための実行条件である。ステップS130~S150の判定のいずれもが否定的な判定である場合には、非着座時ノズル洗浄の実行条件が成立していないと判断し、ノズル洗浄を行なうことなく、ノズル洗浄処理を終了する。一方、ステップS130~S150の判定のいずれかが肯定的な判定である場合には、非着座時ノズル洗浄の実行条件が成立したと判断し、着座時ノズル洗浄として、第2移動パターンにより2つのノズル(おしり洗浄ノズル32およびビデ洗浄ノズル33)を1つずつ順番に進退移動させ、それぞれ対応するノズル洗浄器から洗浄水を吐出することによりノズル洗浄(非着座時ノズル洗浄)を行なって(ステップS160)、ノズル洗浄処理を終了する。第2移動パターンは、第1移動パターンよりも対象ノズルの進退移動に時間を要するパターンとして定められ、本実施形態では、収容位置と洗浄位置との間で、移動と停止とを繰り返しながら対象ノズルを進退移動させることにより行なわれる。これにより、対象ノズルの単位面積あたりの洗浄水の吐出量を増やして、対象ノズルの汚れをより確実に落とすことが可能となる。
図5は、本実施形態の非着座時ノズル洗浄におけるノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図であり、図6は、比較例のノズル位置および切替バルブ位置の時間変化の様子を示す説明図である。図5に示すように、本実施形態の非着座ノズル洗浄では、着座センサ19により使用者が便座14に着座していることが検知されていない状態でノズル洗浄スイッチ18dが操作されると(時刻t1)、切替バルブ36による洗浄水の供給先をおしり洗浄(おしり洗浄ノズル32)に切り替え、おしり洗浄ノズル32がノズルケース31に収容された状態で当該おしり洗浄ノズル32の噴出孔32oから洗浄水を噴出させる。これにより、おしり洗浄ノズル32の噴出孔32oを通過する洗浄水やノズルケース31内で跳ね返った洗浄水により噴出孔32oやその周辺が洗浄される。所定時間が経過すると、切替バルブ36による洗浄水の供給先をおしりノズル洗浄(おしりノズル洗浄器41)に切り替え、おしり洗浄ノズル32を第2移動パターンで前進させる(時刻t2)。上述したように、第2移動パターンは、収容位置から洗浄位置まで、移動と停止とを繰り返しながらおしり洗浄ノズル32を前進させる移動パターンであり、これにより、おしり洗浄ノズル32は、第2移動パターンによる前進移動によっておしりノズル洗浄器41の吐水箇所を通過することで、先端部から基端部にかけて洗浄される。おしり洗浄ノズル32が洗浄位置に到達して所定時間が経過すると(時刻t3,t4)、おしり洗浄ノズル32を第2移動パターンで後退させる。これにより、おしり洗浄ノズル32は、第2移動パターンによる後退移動によっておしりノズル洗浄器41の吐水箇所を通過することで、基端部から先端部にかけて洗浄される。おしり洗浄ノズル32が収容位置まで後退すると(時刻t5)、切替バルブ36による洗浄水の供給先をおしり洗浄(おしり洗浄ノズル32)に切り替え、おしり洗浄ノズル32がノズルケース31に収容された状態で当該おしり洗浄ノズル32の噴出孔32oから洗浄水を噴出させる。
おしり洗浄ノズル32の洗浄が完了すると(時刻t6)、切替バルブ36による洗浄水の供給先をビデ洗浄(ビデ洗浄ノズル33)に切り替え、ビデ洗浄ノズル33がノズルケース31に収容された状態で当該ビデ洗浄ノズル33の噴出孔から洗浄水を噴出させる。これにより、ビデ洗浄ノズル33の噴出孔を通過する洗浄水やノズルケース31内で跳ね返った洗浄水により噴出孔やその周辺が洗浄される。所定時間が経過すると、切替バルブ36による洗浄水の供給先をビデノズル洗浄(ビデノズル洗浄器45)に切り替え、ビデ洗浄ノズル33を第2移動パターンで前進させる(時刻t7)。これにより、ビデ洗浄ノズル33は、第2移動パターンによる前進移動によってビデノズル洗浄器45の吐水箇所を通過することで、先端部から基端部にかけて洗浄される。ビデ洗浄ノズル33が洗浄位置に到達して所定時間が経過すると(時刻t8,t9)、ビデ洗浄ノズル33を第2移動パターンで後退させる。これにより、ビデ洗浄ノズル32は、第2移動パターンによる後退移動によってビデノズル洗浄器45の吐水箇所を通過することで、基端部から先端部にかけて洗浄される。ビデ洗浄ノズル33が収容位置まで後退すると(時刻t10)、切替バルブ36による洗浄水の供給先をビデ洗浄(ビデ洗浄ノズル33)に切り替え、ビデ洗浄ノズル33がノズルケース31に収容された状態で当該ビデ洗浄ノズル33の噴出孔から洗浄水を噴出させる。
このように、本実施形態の非着座時ノズル洗浄では、対応するノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら、対象ノズルを進退移動させて対象ノズルを洗浄するに際して、対象ノズルの進退移動を、着座時ノズル洗浄よりも移動に時間を要する第2移動パターンで行なう。これにより、対象ノズルの単位面積あたりの洗浄水の吐出量をより多くすることができ、対象ノズルの汚れをより確実に落とすことが可能となる。
これに対して、比較例の非着座時ノズル洗浄では、図6に示すように、対応するノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら、対象ノズルを進退移動させて対象ノズルを洗浄するに際して、対象ノズルの進退移動を、着座時ノズル洗浄と同じ第1移動パターンで行なう。この比較例では、対象ノズルは対応するノズル洗浄器の吐水箇所を素早く通過してしまうため、対象ノズルの汚れを十分に落とすことができないおそれが生じる。
以上説明した本実施形態の衛生洗浄装置によれば、着座センサ19により着座が検知されていない状態で対象ノズル(おしり洗浄ノズル32,ビデ洗浄ノズル33)を洗浄する非着座時ノズル洗浄を行なう場合、対応するノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら、対象ノズルを進退移動するに際して、対象ノズルの進退移動を、着座時ノズル洗浄よりも移動に時間を要する第2移動パターンで行なう。これにより、ノズル洗浄器から対象ノズルへの洗浄水の吐水量を増やすことができ、対象ノズルの汚れを落としやすくすることができる。
上述した実施形態では、非着座時ノズル洗浄において、対象ノズル(おしり洗浄ノズル32,ビデ洗浄ノズル33)は、収容位置と洗浄位置との間で、移動と停止を交互に繰り返しながら進退移動するものとしたが、図7に示すように、収容位置と中間位置との間は、停止期間を設けるが、中間位置と洗浄位置(進出位置)との間は、停止期間を設けないようにしてもよい。これにより、対象ノズルの全長のうち、先端部分は、対応するノズル洗浄器から洗浄水が吐出される吐水箇所をゆっくりと通過し、基端部分は、吐水箇所を素早く通過することとなる。これにより、ノズル洗浄の所要時間が長くなるのを抑制しつつ、対象ノズルの先端部分をしっかりと洗浄することが可能となる。
上述した実施形態では、非着座時ノズル洗浄において、対象ノズル(おしり洗浄ノズル32,ビデ洗浄ノズル33)は、前進移動と後退移動の双方において、第2移動パターンで移動するものとしたが、図8に示すように、前進移動を第2移動パターンで行ない、後退移動を第1移動パターンで行なうようにしてもよいし、図9に示すように、前進移動を第1移動パターンで行ない、後退移動を第2移動パターンで行なうようにしてもよい。
上述した実施形態では、非着座時ノズル洗浄において、対象ノズルを収容位置から洗浄位置まで進退移動させるものとしたが、洗浄位置の手前で折り返すように進退移動させてもよい。非着座時ノズル洗浄において、対象ノズルの前進移動と後退移動とを複数回繰り返すものとしてもよい。
上述した実施形態では、第2移動パターンとして、対象ノズルを一時停止する停止期間を設けるものとしたが、図10に示すように、停止期間を設けずに、対象ノズルの移動速度を第1移動パターンよりも低速にしてもよい。
上述した実施形態では、使用者が便座14に着座していないときに非着座時ノズル洗浄の実行条件として、ノズル洗浄スイッチ18dが操作されたか、局部洗浄(おしり洗浄またはビデ洗浄)が実行されてから所定時間が経過したか、予め定められた設定時刻が到来したかのいずれかが成立すると、非着座時ノズル洗浄を実行するものとしたが、これらの実行条件のうちの一部を省略してもよい。
上述した実施形態では、局部洗浄ノズルとして、おしり洗浄ノズル32およびビデ洗浄ノズル33の2つのノズルを備えるものとしたが、ノズルの数は1つであってもよいし、3つ以上あってもよい。
上述した実施形態では、おしりノズル洗浄器41およびビデノズル洗浄器45(複数のノズル洗浄器)は、それぞれ独立した水流路(給水口42,46)を備えるものとしたが、共通の水流路を備える単一のノズル洗浄器として構成されてもよい。
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、おしり洗浄ノズル32やビデ洗浄ノズル33が「ノズル」に相当し、おしり洗浄ノズル駆動装置34やビデ洗浄ノズル駆動装置35が「ノズル駆動装置」に相当し、おしりノズル洗浄器41やビデノズル洗浄器45が「ノズル洗浄器」に相当し、着座センサ19が「着座センサ」に相当し、制御装置50が「制御装置」に相当する。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、衛生洗浄装置の製造産業などに利用可能である。
1 洋式便器、10 便座装置、12 便座装置本体、14 便座、16 便蓋、18 操作パネル、18a おしり用洗浄スイッチ、18b ビデ用洗浄スイッチ、18c 止スイッチ、18d ノズル洗浄スイッチ、19 着座センサ、20 衛生洗浄装置、21 水路、22 止水弁、23 減圧弁、24 熱交換ユニット、24a ヒータ、25 脈動ポンプ、26 バキュームブレーカ、30 ノズルユニット、31 ノズルケース、32 おしり洗浄ノズル、32o 噴出孔、33 ビデ洗浄ノズル、34 おしり洗浄ノズル駆動装置、35 ビデ洗浄ノズル駆動装置、36 切替バルブ、41 おしりノズル洗浄器、42 給水口、43 吐水孔、45 ビデノズル洗浄器、46 給水口、47 吐水孔、50 制御装置、52 CPU、54 ROM、56 RAM、58 タイマ。

Claims (4)

  1. 人体の局部に洗浄水を噴出する局部洗浄を行なうノズルと、
    前記ノズルを進退移動させるノズル駆動装置と、
    吐水箇所が固定された吐水部を有し、前記吐水部から洗浄水を吐出して前記ノズルを洗浄するノズル洗浄器と、
    便座への着座を検知する着座センサと、
    前記着座センサにより着座が検知されている状態で前記ノズルの洗浄を行なう場合、前記ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら第1移動パターンで前記ノズルが進退移動するよう前記ノズル駆動装置を制御する第1ノズル洗浄制御を行ない、前記着座センサにより着座が検知されていない状態で前記ノズルの洗浄を行なう場合、前記ノズル洗浄器から洗浄水を吐出しながら前記第1移動パターンよりも移動に時間を要する第2移動パターンを少なくとも一部に含む移動パターンで前記ノズルを進退移動するよう前記ノズル駆動装置を制御する第2ノズル洗浄制御を行なう制御装置と、
    を備える衛生洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の衛生洗浄装置であって、
    前記第2移動パターンは、前記ノズルの移動を一時停止する停止期間を有するパターンであり、
    前記第1移動パターンは、前記停止期間を有さないパターンである、
    衛生洗浄装置。
  3. 請求項1または2に記載の衛生洗浄装置であって、
    前記第2移動パターンは、前記第1移動パターンよりも前記ノズルの移動速度が遅いパターンである、
    衛生洗浄装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の衛生洗浄装置であって、
    前記第2ノズル洗浄制御は、前記着座センサにより着座が検知されていない状態で所定の実行条件が成立したときに実行され、
    前記所定の実行条件は、前記局部洗浄を指示する操作スイッチとは異なる所定の操作スイッチが操作されたとき、前記局部洗浄が行なわれた後、所定時間が経過したとき、または、予め定められ所定タイミングが到来したときに成立する、
    衛生洗浄装置。
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