JP6503635B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種の噴出口が設けられた洗浄ノズルを備えた人体局部洗浄装置に関する。
下記特許文献1に記載されるように、一の洗浄ノズルに複数種の噴出口(例えば、おしり洗浄用噴出口とビデ洗浄用噴出口)が設けられた人体局部洗浄装置が公知である。
特開平9−144104号公報
この種の人体局部洗浄装置では、複数種の噴出口のうちの一部の噴出口を使用して局部洗浄を実行した場合、使用していない噴出口に汚物等(排泄物やトイレットペーパ等)が詰まってしまうおそれがある。なお、一種の噴出口が形成された洗浄ノズルを複数備える人体局部洗浄装置の場合、洗浄対象に応じて一の洗浄ノズルのみが局部洗浄位置に進出し、他の洗浄ノズルは原位置に位置したままであるから、このような問題は生じにくい。
本発明が解決しようとする課題は、複数種の噴出口が設けられた洗浄ノズルを備えた人体局部洗浄装置において、局部洗浄に使用しなかった噴出口に汚物等が詰まってしまうのを防止することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる人体局部洗浄装置は、複数種の噴出口が設けられた洗浄ノズルを備え、前記複数種の噴出口のうちの一部を用いた局部洗浄工程において、当該局部洗浄工程で用いられない噴出口を洗浄する噴出口洗浄動作を実行するものである。
前記噴出口洗浄動作は、前記局部洗浄工程における局部洗浄動作後に実行されるとよい。
前記噴出口洗浄動作は、前記局部洗浄工程における局部洗浄動作中に実行されてもよい。
この場合、前記噴出口洗浄動作は、洗浄対象となる噴出口から噴出する水の高さを、前記局部洗浄動作に用いられる噴出口から噴出する水の高さよりも低くすることで実行されるとよい。
所定の操作手段が操作されたとき、前回の局部洗浄または噴出口洗浄のために水を流通させた噴出口とは異なる噴出口について前記噴出口洗浄動作を実行するようにするとよい。
前記洗浄ノズルは、水平方向に対して傾斜するように設けられており、前記複数種の噴出口は、前記洗浄ノズルの幅方向または長手方向に並ぶように設けられているとよい。
本発明にかかる人体局部洗浄装置では、局部洗浄工程で用いられない噴出口を洗浄する噴出口洗浄動作を実行するから、当該用いられない噴出口に汚物等が詰まってしまうのを防止することができる。
噴出口洗浄動作が局部洗浄動作後に実行されるようにすれば、各動作の制御が容易である。
噴出口に汚物等が詰まりやすいのは、洗浄ノズルが洗浄位置まで進出し、局部洗浄動作を実行しているときである。そのため、噴出口洗浄動作が局部洗浄動作中に実行されるようにすれば、局部洗浄動作中、局部洗浄に用いない噴出口から水が流出することになるから、当該局部洗浄に用いない噴出口に汚物が詰まるのを防止することができる。
この場合、洗浄対象となる噴出口から噴出する水の高さを、局部洗浄動作に用いられる噴出口から噴出する水の高さよりも低くすることで、洗浄対象となる噴出口から流出する水が局部洗浄に関与しないように(局部に当たらないように)することができる。
使用者が操作可能な操作手段の操作によって噴出口の洗浄が実行されるようにすることができる。このとき、前回の局部洗浄または噴出口洗浄のために水を流通させた噴出口とは異なる噴出口について噴出口洗浄動作を実行するように構成することで、使用する噴出口に偏りがあっても、全ての噴出口を清潔に保つことができる。
本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置が収容部に収容された状態を示した図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の概念図(水回路を示した図)である。 (a)は本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置が備える洗浄ノズルの外観図であり、(b)は(a)におけるA−A断面を模式的に示した図である。 第一具体例にかかる噴出口洗浄動作を実現するためのバルブ装置の一例を説明するための図である。 第一具体例にかかる噴出口洗浄動作を実現するためのバルブ装置(図4とは異なるバルブ装置)のロータを示した図である。 局部洗浄動作中に噴出口洗浄動作が実行されている様子(第二具体例にかかる噴出口洗浄動作)を示した図である。 第二具体例にかかる噴出口洗浄動作を実現するためのバルブ装置の一例を説明するための図である。 第二具体例にかかる噴出口洗浄動作を実現するためのバルブ装置(図7とは異なるバルブ装置)のロータを示した図である。 噴出口洗浄を開始させる操作手段の一例を示した図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1について詳細に説明する。図1および図2に示す本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズル10を備えるものであって、便座90の後方に設けられる収容部91に収容されている。便座90と収容部91は一体化されていてもよいし、別々の部材であってもよい。人体局部洗浄装置1を構成する洗浄ノズル10や、洗浄ノズル10を駆動するノズル駆動機構、洗浄ノズル10に局部洗浄用の水を供給するためのホース等の配管は、収容部91内に収容されている。
人体局部洗浄装置1は、図3に示すような一の洗浄ノズル10を備える。この洗浄ノズル10の先端側(前側)における上面には、複数種の噴出口が設けられている。本実施形態にかかる洗浄ノズル10は、その先端が最も重力方向における下方に位置するように、水平方向に対して傾斜している。本実施形態における洗浄ノズル10には、第一噴出口11(おしり洗浄用の噴出口)と第二噴出口12(ビデ洗浄用の噴出口)が設けられている。なお、各種の噴出口は、一つの孔のみを含むものであってもよいし、複数の孔を含むものであってもよい。本実施形態では、第一噴出口11が一つの孔から構成され、第二噴出口12が複数の孔から構成されている。第一噴出口11と第二噴出口12は、幅方向(洗浄ノズル10の長手方向に直交する方向)に並ぶように設けられている。よって、本実施形態では、重力方向における第一噴出口11と第二噴出口12の位置は略同じである。ただし、第一噴出口11と第二噴出口12が長手方向に並ぶように設けられていてもよい。
ノズル駆動機構を駆動し、洗浄ノズル10を前進させると、洗浄ノズル10の先端側の一部が収容部91外に露出した洗浄位置(洗浄位置として複数設定されていてもよい)に到達する。つまり、洗浄ノズル10の先端側に形成された噴出口が露出した状態となる。洗浄ノズル10を前後方向にスライドさせるノズル駆動機構は、公知の構成が適用できるから説明を省略する。
人体の局部洗浄時には、洗浄ノズル10を洗浄位置に位置させた状態で第一噴出口11または第二噴出口12より洗浄水が噴出される。洗浄ノズル10内には、第一噴出口11に繋がる第一流路111と、この第一流路111と区画された第二噴出口12に繋がる第二流路112が形成されている(図3(b)参照)。また、洗浄ノズル10の上流側には、水源からの水が供給されるバルブ装置20が設けられている(図2参照)。当該バルブ装置20により、どちらの流路に水を供給するか、すなわちどちらの噴出口から水を噴出させるかが切替制御される。水源から洗浄ノズル10までの水回路には、水の温度を調整する(水を温める)装置や水の逆流を防止する逆止弁等、その他の装置が設けられていてもよい。
図示されないおしり洗浄開始スイッチが操作されたときには、洗浄ノズル10を洗浄位置に位置させた後、第一噴出口11より洗浄水が噴出される。その後、図示されない停止スイッチが操作されたときには、第一噴出口11からの洗浄水の噴出を停止し、洗浄ノズル10を原位置に戻す。ノズルを乾燥させる乾燥装置等が設けられている場合には、当該装置によってノズルを乾燥させる。同様に、図示されないビデ洗浄用スイッチが操作されたときには、洗浄ノズル10を洗浄位置に位置させた後、第二噴出口12より洗浄水が噴出される。その後、図示されない停止スイッチが操作されたときには、第二噴出口12からの洗浄水の噴出を停止し、洗浄ノズル10を原位置に戻す。
このように、本実施形態では、使用者によって局部洗浄動作を開始させるスイッチが操作されたとき、局部洗浄工程が実行される。具体的には、局部洗浄工程は、「洗浄ノズル10が前進を開始してから、局部洗浄動作を経て、原位置に戻った後所定時間経過するまで」の一連の動作を指す。本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、当該局部洗浄工程において、以下で説明する噴出口洗浄動作が実行される。
噴出口洗浄動作は、局部洗浄動作で用いられている噴出口以外の噴出口に汚物等が詰まることを防止するためのものである。噴出口洗浄動作は、以下で示す第一具体例および第二具体例のように局部洗浄工程において自動的に実行されてもよいし、第三具体例のように使用者が所定の操作手段を操作したときに実行されるようにしてもよい。
第一具体例は、局部洗浄工程における局部洗浄動作終了後に噴出口洗浄動作が実行されるものである。つまり、洗浄ノズル10が洗浄位置で第一噴出口11および第二噴出口12の一方から水を局部に向けて噴出させる局部洗浄動作の後、第一噴出口11および第二噴出口12の他方から水を流出させ、当該他方の噴出口を洗浄する。噴出口洗浄動作を実行するタイミング(トリガー)は、種々考えられる。
例えば、噴出口の一方を用いた局部洗浄動作を終了する指令が出された(使用者が停止スイッチを操作したとき、局部洗浄動作開始から所定時間が経過したとき等)後、他方の噴出口に対する噴出口洗浄動作が開始されるようにしてもよいし、洗浄ノズル10が原位置に戻ったことが検出された後、他方の噴出口に対する噴出口洗浄動作が開始されるようにしてもよい。他方の噴出口に詰まった汚物が固まってしまうこと等を防止するため、局部洗浄動作完了後できるだけ早く噴出口洗浄動作を実行するとよい。
噴出口洗浄動作においては、他方の噴出口から流出させる水が便器外に出てしまう等の状況が発生しないように水圧が設定される。噴出口洗浄動作時に噴出口から噴出される水の高さは、少なくとも局部洗浄動作時に噴出口から噴出される水の高さ(局部洗浄の水圧を変更することができる構成の場合は、最も水圧が低いときの水の高さ)よりも低くなるように設定されているとよい。
このような水圧の設定を実現するバルブ装置としては、図4に示すようなバルブ装置20が例示できる。図4に示すバルブ装置20は、本体21およびこの本体21内で回動するロータ22を備えるロータリーバルブである。本体21には、洗浄ノズル10の第一流路111に繋がる第一出力孔211、第二流路112に繋がる第二出力孔212が形成されている。また、水源から送られた水の進入口である入力孔213が形成されている。水源から送られた水は、この入力孔213を通じて筒状であるロータ22の内側に入り込む。なお、ロータ22の外面と本体21の内側の間から水が進入したり、漏出したりしないようにするためのシール部材24(例えばOリング)が設けられている。
ロータ22には、第一局部洗浄用孔221、第一噴出口洗浄用孔222、第二局部洗浄用孔223、および第二噴出口洗浄用孔224が形成されている。第一出力孔211と、第一局部洗浄用孔221および第一噴出口洗浄用孔222のロータ22の回転軸方向における位置は同じである。第二出力孔212と、第二局部洗浄用孔223および第二噴出口洗浄用孔224のロータ22の回転軸方向における位置は同じである。本体21に形成された第一出力孔211および第二出力孔212のロータ22の回転方向における位置は同じであり、ロータ22に形成された四つの孔のロータ22の回転方向における位置は異なる。第一噴出口洗浄用孔222および第二噴出口洗浄用孔224の大きさは、第一局部洗浄用孔221および第二局部洗浄用孔223の大きさよりも小さい。第一出力孔211の大きさは第一局部洗浄用孔221と同じかそれよりも大きく、第二出力孔212の大きさは第二局部洗浄用孔223と同じかそれよりも大きい。
第一噴出口11を用いて局部洗浄動作を実行する場合には、駆動源(モータ23)によってロータ22を回転させ第一局部洗浄用孔221と第一出力孔211の位置を一致させる(図4(a)参照)。これにより、洗浄ノズル10の第一流路111に水が流れ込み、第一噴出口11から局部に向けて水が噴出される。第一噴出口11を用いた局部洗浄動作後、噴出口洗浄動作を実行する旨の信号を受けたときには、ロータ22を回転させ、第二噴出口洗浄用孔224と第二出力孔212の位置を一致させる(図4(b)参照)。これにより、洗浄ノズル10の第二流路112に水が流れ込み、第二噴出口12から水が流れ出る。第二噴出口洗浄用孔224の大きさは、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223の大きさよりも小さいため、洗浄ノズル10の第二流路112に流れ込む水の流量は、局部洗浄時よりも小さい。したがって、第二噴出口12から噴出される水の高さは、局部洗浄時よりも低くなる。
同様に、第二噴出口12を用いて局部洗浄動作を実行する場合には、ロータ22を回転させ第二局部洗浄用孔223と第二出力孔212の位置を一致させる(図4(c)参照)。これにより、洗浄ノズル10の第二流路112に水が流れ込み、第二噴出口12から局部に向けて水が噴出される。第二噴出口12を用いた局部洗浄動作後、噴出口洗浄動作を実行する旨の信号を受けたときには、ロータ22を回転させ、第一噴出口洗浄用孔222と第一出力孔211の位置を一致させる(図4(d)参照)。これにより、洗浄ノズル10の第一流路111に水が流れ込み、第一噴出口11から水が流れ出る。第一噴出口洗浄用孔222の大きさは、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223の大きさよりも小さいため、洗浄ノズル10の第一流路111に流れ込む水の流量は、局部洗浄時よりも小さい。したがって、第一噴出口11から噴出される水の高さは、局部洗浄時よりも低くなる。
このように、洗浄ノズル10に形成された第一流路111および第二流路112それぞれに流れ込む水の流量が相対的に大きい状態と小さい状態を切り替えることが可能なバルブ装置20とすることで、噴出口洗浄動作において、洗浄対象の噴出口から流出させる水が便器外に出てしまう等の状況が発生しないようにすることができる。また、噴出口洗浄動作に使用される水の量を減らすこと(節水性を向上させること)ができる。なお、洗浄ノズル10から噴出する水の高さは、第一噴出口11や第二噴出口12の形状・数等により変わる。よって、第一噴出口11や第二噴出口12の形状・数等に応じて、上記第一出力孔211、第二出力孔212、第一局部洗浄用孔221、第一噴出口洗浄用孔222、第二局部洗浄用孔223、および第二噴出口洗浄用孔224の大きさを適宜増減させてもよい。
局部洗浄動作において一方の噴出口から噴出される水の高さ(洗浄強さ)を変化させることができる装置とする場合には、図5に示すように、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223を、ロータ22の回転方向に延びる長孔であって、当該方向においてその幅が変化するような形状とすればよい。また、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223をこのような長孔とする場合、これらの孔によって制御可能な流量の幅を大きくすれば、上記第一噴出口洗浄用孔222や第二噴出口洗浄用孔224が不要になる。つまり、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223によって制御可能な流量の範囲が、噴出口洗浄時に設定すべき流量を含む範囲であれば、これらの孔によって流量を調整することで噴出口洗浄を実行する構成としてもよい。
このような噴出口洗浄動作を実行することにより、一方の噴出口を用いた局部洗浄時に他方の噴出口に汚物等が詰まったとしても、当該噴出口洗浄動作により汚物等が押し出される。つまり、複数種の噴出口が形成された洗浄ノズル10を用いて局部洗浄を行う装置では、局部洗浄に用いていない噴出口に汚物等が詰まってしまうおそれがあるところ、本例では局部洗浄工程における局部洗浄動作後に噴出口洗浄動作を実行するから、当該汚物等の詰り(詰まって固まってしまうこと)が防止される。
第二具体例は、局部洗浄工程における局部洗浄動作中に噴出口洗浄動作を実行するものである。つまり、洗浄動作中には、局部洗浄に使用する噴出口だけでなく、それ以外の噴出口からも水が流れ出る。ただし、本例においては、洗浄対象となる噴出口から噴出する(流れ出る)水が、局部洗浄に関与しないように(局部に当たらないように)設定する。つまり、洗浄対象となる噴出口から噴出する水の高さは、局部洗浄動作に用いられる噴出口から噴出する水の高さ(局部洗浄の水圧を変更することができる構成の場合は、最も水圧が低いときの水の高さ)よりも低い(図6参照)。
このような構成を実現するバルブ装置としては、図7に示すようなバルブ装置20が例示できる。図7に示すバルブ装置20は、本体21およびロータ22を有するロータリーバルブである。本体21には、洗浄ノズル10の第一流路111に繋がる第一出力孔211、第二流路112に繋がる第二出力孔212が形成されている。ロータ22には、第一局部洗浄用孔221、第一噴出口洗浄用孔222、第二局部洗浄用孔223、および第二噴出口洗浄用孔224が形成されている。第一出力孔211と、第一局部洗浄用孔221および第一噴出口洗浄用孔222のロータ22の回転軸方向における位置は同じである。第二出力孔212と、第二局部洗浄用孔223および第二噴出口洗浄用孔224のロータ22の回転軸方向における位置は同じである。本体21に形成された二つの孔のロータ22の回転方向における位置は同じである。ロータ22に形成された四つの孔のうち、第一局部洗浄用孔221と第二噴出口洗浄用孔224のロータ22の回転方向における位置は同じであり、第二局部洗浄用孔223と第一噴出口洗浄用孔222のロータ22の回転方向における位置は同じである。第一噴出口洗浄用孔222および第二噴出口洗浄用孔224の大きさは、第一局部洗浄用孔221および第二局部洗浄用孔223の大きさよりも小さい。第一出力孔211の大きさは第一局部洗浄用孔221と同じかそれよりも大きく、第二出力孔212の大きさは第二局部洗浄用孔223と同じかそれよりも大きい。
第一噴出口11を用いた局部洗浄動作を実行する場合には、ロータ22を回転させ第一局部洗浄用孔221と第一出力孔211の位置を一致させる(図7(a)参照)。そうすると、ロータ22の回転方向における第一局部洗浄用孔221と第二噴出口洗浄用孔224の位置は同じであるから、第二噴出口洗浄用孔224と第二出力孔212の位置も一致する。これにより、洗浄ノズル10の第一流路111および第二流路112に水が流れ込む。第二噴出口洗浄用孔224の大きさは、第一局部洗浄用孔221の大きさよりも小さいから、第一流路111に流れ込む水の流量よりも第二流路112に流れ込む水の流量の方が小さい。したがって、洗浄対象となる第二噴出口12から噴出する水の高さは、局部洗浄動作に用いられる第一噴出口11から噴出する水の高さよりも低くなる。
同様に、第二噴出口12を用いた局部洗浄動作を実行する場合には、ロータ22を回転させ第二局部洗浄用孔223と第二出力孔212の位置を一致させる(図7(b)参照)。そうすると、ロータ22の回転方向における第二局部洗浄用孔223と第一噴出口洗浄用孔222の位置は同じであるから、第一噴出口洗浄用孔222と第一出力孔211の位置も一致する。これにより、洗浄ノズル10の第一流路111および第二流路112に水が流れ込む。第一噴出口洗浄用孔222の大きさは、第二局部洗浄用孔223の大きさよりも小さいから、第二流路112に流れ込む水の流量よりも第一流路111に流れ込む水の流量の方が小さい。したがって、洗浄対象となる第一噴出口11から噴出する水の高さは、局部洗浄動作に用いられる第二噴出口12から噴出する水の高さよりも低くなる。
このように、洗浄ノズル10に形成された一方の流路に流れ込む水の流量が相対的に大きく、他方の流路に流れ込む水の流量が相対的に小さい状態をつくり出すことが可能なバルブ装置20を用いることで、洗浄対象となる噴出口から噴出する(流れ出る)水が、局部洗浄に関与しないようにすることができる。なお、洗浄ノズル10から噴出する水の高さは、第一噴出口11や第二噴出口12の形状・数等により変わる。よって、第一噴出口11や第二噴出口12の形状・数等に応じて、上記第一出力孔211、第二出力孔212、第一局部洗浄用孔221、第一噴出口洗浄用孔222、第二局部洗浄用孔223、および第二噴出口洗浄用孔224の大きさを適宜増減させてもよい。
局部洗浄動作において一方の噴出口から噴出される水の高さ(洗浄強さ)を変化させることができる装置とする場合には、図8に示すように、第一局部洗浄用孔221や第二局部洗浄用孔223を、ロータ22の回転方向に延びる長孔であって、当該方向においてその幅が変化するような形状とし、第一噴出口洗浄用孔222や第二噴出口洗浄用孔224を、ロータ22の回転方向に延びる長孔であって、当該方向においてその幅が変化しないような形状とすればよい。
本例のように、噴出口洗浄動作が局部洗浄動作中に実行されるようにすれば、局部洗浄動作中、局部洗浄に用いない噴出口から水が流出することになるから、当該局部洗浄に用いない噴出口に汚物が詰まるのを防止することができる。
第三具体例は、所定の操作手段30が操作されたときに噴出口洗浄動作を実行するものである。所定の操作手段30は、使用者が操作可能なものであればどのようなものであってもよい。例えば、図9に示すような「ノズル洗浄」といった記載がされたスイッチが、使用者が操作可能な位置に設けられていればよい。
本例における装置では、装置内の記憶手段に、前回の局部洗浄または噴出口洗浄のために水を流通させた噴出口がどの噴出口であったかが記憶される。上記操作手段30が操作されたときには、この記憶に基づき、前回水を流通させた噴出口とは異なる噴出口について噴出口洗浄動作を実行する。例えば、第一噴出口11を用いた局部洗浄を実行した後、上記操作手段30が操作された場合には、前回水を流通させた噴出口が第一噴出口11であるから、第二噴出口12について洗浄を行う。仮にその後再び上記操作手段30が操作された場合には、前回水を流通させた噴出口が第二噴出口12であるから、第一噴出口11について噴出口洗浄を行う。
このように、使用者自らが操作手段30を操作することによって噴出口洗浄動作が実行されるようにすることができる。これにより、使用する噴出口に偏りがあっても、全ての噴出口を清潔に保つことができる。
なお、本例の構成は、上記第一具体例かかる構成とともに適用することができる。つまり、局部洗浄工程において噴出口洗浄動作が自動的に実行され、かつ、使用者が所定の操作手段30を操作したときに噴出口動作が実行される人体局部洗浄装置1としてもよい。
このような噴出口洗浄動作を行う本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1では、上述したように洗浄ノズル10が水平方向に対して傾斜している。また、第一噴出口11と第二噴出口12は、幅方向(洗浄ノズル10の長手方向に直交する方向)に並ぶ。したがって、一方の噴出口を洗浄する噴出口洗浄動作を行ったとき、その噴出口を洗浄する水によって他方の噴出口が汚れてしまったり、一方の噴出口に詰まっていた汚物等が他方の噴出口に入り込んでしまったりすることが防止される。例えば、第一噴出口11と第二噴出口12が洗浄ノズル10の長手方向に並ぶ構造であれば、重力方向上側に位置する噴出口を洗浄した際、重力方向下側の噴出口が汚れてしまったり、押し出された汚物が重力方向下側の噴出口に詰まってしまったりするおそれがあるところ、本実施形態では第一噴出口11と第二噴出口12が幅方向に並んでいるから、このような事態が発生してしまう蓋然性が低い。つまり、第一噴出口11と第二噴出口12は、幅方向に並んでいても長手方向に並んでいてもよいが、上述した観点から言えば、幅方向に並んでいることが望ましい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態における洗浄ノズル10は、第一噴出口11および第二噴出口12という二種の噴出口が形成されたものであることを説明したが、三つ以上の噴出口が形成されたものについても同様の技術思想が適用可能である。第一具体例および第二具体例の場合、ある一または二種以上の噴出口を用いて局部洗浄が実行されたときには、その他の一または二種以上の噴出口について噴出口洗浄を実行する。第三具体例の場合、前回局部洗浄または噴出口洗浄のためにある一または二種以上の噴出口に水を流通させた後、操作手段30が操作されたときには、その他の一または二種以上の噴出口について噴出口洗浄を実行する。
また、上記実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、一の洗浄ノズル10のみを備えるものであることを説明したが、複数の洗浄ノズルを備えるものであってもよい。複数の洗浄ノズルのうちの少なくとも一つが、複数種の噴出口が形成されたものであれば、当該洗浄ノズルに対し上記技術思想が適用可能である。
1 人体局部洗浄装置
10 洗浄ノズル
11 第一噴出口
111 第一流路
12 第二噴出口
112 第二流路
20 バルブ装置
21 本体
211 第一出力孔
212 第二出力孔
22 ロータ
221 第一局部洗浄用孔
222 第一噴出口洗浄用孔
223 第二局部洗浄用孔
224 第二噴出口洗浄用孔
30 操作手段

Claims (2)

  1. 複数種の噴出口が設けられた洗浄ノズルを備え、
    前記複数種の噴出口のうちの一部に水を流通させて局部を洗浄する局部洗浄工程において、当該局部洗浄工程で用いられた噴出口に水を流通させないようにしつつ、当該局部洗浄工程で用いられない噴出口に水を流通させて当該噴出口を洗浄する噴出口洗浄動作を、局部洗浄後に実行する、人体局部洗浄装置。
  2. 複数種の噴出口が設けられた洗浄ノズルを備え、
    前記複数種の噴出口のうちの一部に水を流通させて局部を洗浄する局部洗浄工程において、局部洗浄で用いられた噴出口に水を流通させないようにしつつ、当該局部洗浄で用いられない噴出口に水を流通させて当該噴出口を洗浄する噴出口洗浄動作を実行し、
    前記噴出口を洗浄するための所定の操作手段が操作されたとき、前回水を流通させた噴出口には水を流通させないようにしつつ、前回水を流通させた噴出口とは異なる噴出口に水を流通させて当該噴出口を洗浄する、人体局部洗浄装置。
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