JP2020056158A - ビデ洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水した洗浄水が着水する範囲を任意の形状に設定可能となり、汚れが付着する範囲を効率的に洗浄することのできるビデ洗浄装置を提供すること。【解決手段】便器71後部に対して前後方向に進退可能に設けられ、前後方向を長手方向とする長尺のノズル部12と、ノズル部12の先端側に配置され、使用者の身体局部に対して洗浄水を吐水する複数の吐水孔群2と、を有するビデ洗浄装置1であって、複数の吐水孔群2は、所定の範囲に対して吐水する狭モード用の狭モード吐水孔群21と、所定の範囲よりも広い範囲に吐水する広モード用の広モード吐水孔群22と、を有し、広モード吐水孔群22から吐水される洗浄水が使用者に着水する広モード着水範囲W1は、前後方向を長手方向とする縦長の形状に形成される、ビデ洗浄装置1である。【選択図】図2

Description

本発明は、ビデ洗浄装置に関する。
従来、便器装置に取り付けられ、操作により作動時に伸長して女性身体の局部を洗浄するビデ洗浄装置が知られている。ビデ洗浄装置は、身体を洗浄するための洗浄水を吐水する吐水孔が設けられており、ノズル内を流通した洗浄水が局部に向けて吐水される。局部の周囲も洗浄することができるように、一つの吐水孔から吐水範囲の異なる吐水を行うため、洗浄水を旋回させて、所定範囲に吐水するスポット吐水と、スポット吐水よりも広い範囲に吐水するワイド吐水を行うように構成されたビデ洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5669005号公報
特許文献1に記載の技術では、吐水孔から旋回流を利用して円錐状に吐水を行っていた。しかし、一つの吐水孔から旋回流で吐水を行う場合、洗浄範囲の形状が水流によって中央部に中空部を有する中空円錐状に規定される。中空円錐状に吐水すると、着水範囲は略ドーナツ型の範囲になるため、汚れが付着する範囲と必ずしも一致せず、無駄に吐水してしまう場所が発生する場合があった。
本発明は、便器(例えば、後述の便器71)後部に対して前後方向に進退可能に設けられ、前記前後方向を長手方向とする長尺のノズル部(例えば、後述のノズル部12)と、
前記ノズル部の先端側に配置され、使用者の身体局部に対して洗浄水を吐水する複数の吐水孔群(例えば、後述の複数の吐水孔群2)と、を有するビデ洗浄装置(例えば、後述のビデ洗浄装置1)であって、前記複数の吐水孔群は、所定の範囲に対して吐水する狭モード用の狭モード吐水孔群(例えば、後述の狭モード吐水孔群21)と、前記所定の範囲よりも広い範囲に吐水する広モード用の広モード吐水孔群(例えば、後述の広モード吐水孔群22)と、を有し、前記広モード吐水孔群から吐水される洗浄水が前記使用者に着水する広モード着水範囲(例えば、後述の広モード着水範囲W1)は、前記前後方向を長手方向とする縦長の形状に形成される、ビデ洗浄装置に関する。
前記縦長の形状は、略長方形状であることが好ましい。
前記広モード着水範囲の中心は、前記狭モード吐水孔群から吐水される洗浄水が前記使用者に着水する狭モード着水範囲(例えば、後述の狭モード着水範囲N1)の中心よりも、後方に位置することが好ましい。
前記広モード着水範囲のうち、前方側に、後方側よりも高い着水力で洗浄水が吐水されることが好ましい。
前記広モード着水範囲のうち、前記狭モード着水範囲と重なる範囲内に、前記狭モード着水範囲と重らない範囲よりも高い着水力で洗浄水が吐水され、前記高い着水力で洗浄水が吐水される高着水力洗浄範囲(例えば、後述の高着水力洗浄範囲W2)の着水中心が、前記狭モード着水範囲内に位置することが好ましい。
前記複数の吐水孔群における各吐水孔(例えば、後述の吐水孔20)の少なくとも一部は、互いに異なる角度で洗浄水を吐水することが好ましい。
本発明によれば、吐水した洗浄水が着水する範囲を任意の形状に設定可能となり、汚れが付着する範囲を効率的に洗浄することのできるビデ洗浄装置を提供することができる。
本実施形態の便器装置の斜視図である。 本実施形態のビデ洗浄装置の斜視図であり、(a)図は、狭モード吐水を行っている状態を示し、(b)図は、広モード吐水を行っている状態を示す。 本実施形態のヘッド部の上面を示し、(a)図は、狭モード吐水孔群を示し、(b)図は広モード吐水孔群を示す。 本実施形態のヘッド部の吐水孔から吐水される洗浄水の着水範囲を示す模式図であり、(a)図は、狭モード吐水孔群の着水範囲を示し、(b)図は広モード吐水孔群の着水範囲を示す。 本実施形態のヘッド部における吐水孔群の傾きを示す模式図である。 本実施形態のビデ洗浄装置の横断面図であり、(a)図は、狭モード吐水孔群の流路を示し、(b)図は広モード吐水孔群の流路を示す。 第2実施形態における広モード着水範囲のうち、高い着水力で着水される範囲を示す模式図である。 第3実施形態における広モード着水範囲のうち、狭モード着水範囲と広モード着水範囲との関係を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態のビデ洗浄装置1は、便器装置7に取り付けられている。
便器装置7は、便器71と、便座72と、便蓋73と、機能部74と、操作パネル75と、を有する。
便器71は上部が開口した凹部を有する洋式便器である。便座72は、便器71の開口部の周囲に取り付けられる略環状の座面である。便蓋73は、便座72の開口を覆うように開閉可能な蓋である。機能部74は、便器71の上部後方に配置され、便器装置7の各種機能を実行する制御部が設けられた部分である。機能部74には、便座72及び便蓋73が取り付けられるとともに、内部にビデ洗浄装置1が配置される。
操作パネル75は、機能部74から延出して便座72の機能部74側の側部に配置される。操作パネル75には、機能部74と接続されている複数の操作部が設けられ、ビデ洗浄を行うように操作したり、ビデ洗浄の各種操作モードを選択したりすることができるように構成されている。
ビデ洗浄装置1は、便座72の開口部における後方側で、機能部74の前端部側に配置される。ビデ洗浄装置1は、図示しない駆動機構により駆動されて、使用時には前方の斜め下方へ伸長する。ビデ洗浄装置1は、おしりを洗浄する他のノズルと隣接して取り付けられ、特に女性器を洗浄するために用いられるノズルである。
なお、本明細書において、前方とは、便器装置7に対して使用者が位置する側を言い、後方とは使用者が位置する側に対向する側を言う。
図2(a)図は、ビデ洗浄装置1が狭モード吐水を行っている状態の斜視図であり、図2(b)は、広モード吐水を行っている状態の斜視図である。説明のため、ビデ洗浄装置1を吐水された洗浄水とともに示している。ビデ洗浄装置1は、使用者が操作パネル75を操作することによって、狭モード吐水及び広モード吐水のいずれかを選択的に行うことが可能である。
狭モード吐水とは、主に使用者の身体局部(以下単に局部とも言う)に向けて狭い範囲に吐水することである。
広モード吐水とは、狭モード吐水よりも広い範囲で局部の周囲及び前後を含む範囲に吐水することである。図2に示すように、ビデ洗浄装置1は、広モード吐水の着水範囲が長方形になるように構成されている。
なお、局部とは、女性身体の膣口近傍を意味する。
着水範囲とは、ビデ洗浄装置1から吐水された洗浄水が、使用者の身体に着水する範囲を意味する。また、洗浄水とは、温度に関わらず吐水される水を意味し、水及び湯のいずれをも含む。
ビデ洗浄装置1は、ノズル部12と、ヘッド部11とを有する。
ノズル部12は、機能部74に収容されて、便器71後部に対して前後方向に進退可能に設けられている。ノズル部12は、前後方向を長手方向とする長尺に形成され、内部に洗浄水が流通可能な中空部を有する。ノズル部12の基端側は、ビデ洗浄装置1を駆動するモータや、給水源、給水源からビデ洗浄装置1への給水を制御する給水弁、給水ポンプ及び流路を切り替える流路切り替え弁等(図示省略)に接続されている。
図3は、ヘッド部11の上面を示し、図3(a)は、狭モード吐水孔群21を示し、図3(b)は広モード吐水孔群22を示す。図3(a)及び図3(b)に示すように、ヘッド部11は、略直方体に形成され、ノズル部12の先端に配置されている。ヘッド部11は、その上面に、内部から貫通する複数の吐水孔群2が形成されている。複数の吐水孔群2は、使用者の局部及びその周辺に対して洗浄水を吐水するための孔である。複数の吐水孔群2は、ヘッド部11の前後方向に沿って間を空けて2列と、前後方向の中央部で幅方向の両外側に2つの吐水孔20を有する。複数の吐水孔群2は、狭モード吐水孔群21と、広モード吐水孔群22と、を有する。
狭モード吐水孔群21は、狭モード吐水の際に使用される。図3(a)に示すように、狭モード吐水孔群21は、複数の吐水孔群2のうち、前後方向の略中央部における幅方向の内側に配置される4つの吐水孔20aにより構成される。
広モード吐水孔群22は、広モード吐水の際に使用される。図3(b)に示すように、広モード吐水孔群22は、複数の吐水孔群2のうち、狭モード吐水孔群21の周囲に配置され、狭モード吐水孔群21の前方の4つと、後方の6つと、狭モード吐水孔群21の幅方向の一方及び他方側に配置される2つずつの吐水孔20bにより構成される。図3に示すように、広モード吐水孔群22を構成する吐水孔20bの外径は、狭モード吐水孔群21を構成する吐水孔20aの外径よりも小さい。
図4は、ヘッド部11の吐水孔20から吐水される洗浄水の着水範囲を示す模式図であり、図4(a)は、狭モード吐水孔群の着水範囲を示し、図4(b)は広モード吐水孔群の着水範囲を示す。図4(a)及び図4(b)において、Xで示されているのは、便座72とビデ洗浄装置1の伸長時におけるヘッド部11との位置関係により、ヘッド部11の吐水方向上方で使用者の局部が位置していると想定した位置を示している。Fは前方、Rは後方を示す。
図4(a)に示すように、狭モード吐水孔群21から吐水される洗浄が使用者に着水する狭モード着水範囲N1は、局部が位置すると想定される位置を含んだ位置にある。狭モード吐水孔群21は、局部近傍の所定の範囲に対して吐水する。
図4(b)に示すように、広モード吐水孔群22は、狭モード着水範囲N1よりも広い範囲に吐水する。広モード吐水孔群22から吐水される洗浄が使用者に着水する広モード着水範囲W1は、前後方向を長手方向とする縦長の形状に延在する、前後方向とは、使用者の身体の正面側である前方と背面側である後方とを結ぶ方向を意味する。具体的には、広モード着水範囲W1は、各吐水孔20から吐水される水流によって四隅が丸みを帯びた略長方形に形成されている。なお、広モード吐水孔群22のうち狭モード吐水孔群21の幅方向の一方及び他方側に配置される2つずつの吐水孔201〜204からは、広モード着水範囲W1の内側に向かって斜めに吐水されるので、広モード着水範囲W1は長手方向に一定の幅で形成される。
図4(a)及び図4(b)に示すように、広モード着水範囲W1の中心C2は、狭モード着水範囲N1の中心C1よりも後方に位置している。
図5は、ヘッド部11における吐水孔群2の傾きを示す模式図である。図5に示すように、複数の吐水孔群2における各吐水孔20は、その少なくとも一部がビデ洗浄装置1の軸方向に対して直交する方向に形成されておらず、それぞれの位置に応じて互いに異なる角度で吐水するように傾いている。例えば、広モード吐水孔群22のうち後方側の6つの吐水孔20は、着水範囲が前後方向に長くなるように後方に向かうほど傾きが大きくなっている。また、広モード吐水孔群22のうち狭モード吐水孔群21の幅方向の一方及び他方側に配置される吐水孔201〜204は、着水範囲が長方形となるように狭モード吐水孔群21側に向かって傾いている。なお、複数の吐水孔群2のうちの一部は、同じ角度で形成されていてもよい。
図6(a)は、狭モード吐水孔群の流路を示し、図6(b)は広モード吐水孔群の流路を示す。
ノズル部12及びヘッド部11の内部には、給水源と連絡する洗浄水の流路が形成されている。ノズル部12及びヘッド部11は、狭モード吐水孔群21に連通する狭モード流路13と、広モード吐水孔群22に連通する広モード流路14とを有する。
狭モード流路13及び広モード流路14は、具体的には同軸で二重の給水管により形成されており、中心側が狭モード流路13となり、狭モード流路13から隔壁を隔てた外側が広モード流路14となっている。ノズル部12の基端には、狭モード流路13及び広モード流路14それぞれに給水する2本の給水管が接続されている。
以上のビデ洗浄装置1は、便器装置7の操作パネル75等を操作することで、狭モード吐水を行うか、広モード吐水を行うかいずれかが選択され、作動する。
狭モード吐水を行うように操作された場合は、機能部74内の制御部により流路切り替え弁が操作され、狭モード流路13に給水される。狭モード流路13を流通する洗浄水は、狭モード吐水孔群21の吐水孔20aから使用者の局部に向けて吐水される。
広モード吐水を行うように操作された場合は、機能部74内の制御部により流路切り替え弁が操作され、広モード流路14に給水される。広モード流路14を流通する洗浄水は、広モード吐水孔群22の吐水孔20bから使用者の局部の周囲及び局部の前方側及び後方側に向けて吐水される。この時、吐水孔20bから吐水される洗浄水は、使用者に対して略長方形の着水範囲を形成するように吐水される。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態では、ビデ洗浄装置1を、便器71後部に対して前後方向に進退可能に設けられ、前後方向を長手方向とする長尺のノズル部12と、ノズル部12の先端側に配置され、使用者の身体局部に対して洗浄水を吐水する複数の吐水孔群2と、を含んで構成した。また、複数の吐水孔群2を、所定の範囲に対して吐水する狭モード用の狭モード吐水孔群21と、所定の範囲よりも広い範囲に吐水する広モード用の広モード吐水孔群22と、を含んで構成し、広モード吐水孔群22から吐水される洗浄水が使用者に着水する広モード着水範囲W1を、前後方向を長手方向とする縦長の形状に形成した。
複数の吐水孔群2が形成されているので、着水範囲を自在の形状に成形することができ、縦長の形状に吐水することができる。そして、局部を洗浄する狭モード吐水孔群21と、局部の周囲及び前方側及び後方側を洗浄可能な広モード吐水孔群22とを有し、広モード着水範囲W1を縦長形状にすることができるので、中空円錐状に吐水する場合等と比べて汚れが付着する連続した面を隅々まで効率的に洗浄することができる。
本実施形態では、縦長の形状を、略長方形状とした。広モード着水範囲W1を長方形にすることで、局部の周囲の所定幅を有するとともに前後方向に長い汚れが付着しやすい範囲を全面的に洗浄することができ、洗浄効率が高まる。
本実施形態では、広モード着水範囲W1の中心C2を、狭モード吐水孔群21から吐水される洗浄水が使用者に着水する狭モード着水範囲N1の中心C1よりも、後方に位置させた。
使用者の局部から後方は、使用者が就寝時に横たわることで、経血が広がって付着しやすい。広モード着水範囲W1の中心C2が狭モード着水範囲N1の中心C1よりも後方に位置することにより、局部より後方に多く吐水され、広がった汚れをより効率的に洗浄することができる。
本実施形態では、複数の吐水孔群2における各吐水孔20の少なくとも一部を、互いに異なる角度で洗浄水を吐水するように構成した。吐水孔20それぞれの角度を互いに異なるように変えることにより、ヘッド部11が小型であっても、広い範囲に吐水をすることが可能になる。また、着水範囲の成形が容易になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
図7は、第2実施形態に係るビデ洗浄装置の着水範囲を示す模式図である。Fは前方、Rは後方を示す。第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。図7中、太い線の円で示すように、第2実施形態では、広モード着水範囲W1のうち、広モード着水範囲W1の中心C2よりも前方側に、高い着水力で洗浄水が吐水される。
着水力とは、洗浄水が使用者に着水するときの着水流速、着水水量、着水圧力の少なくともいずれかを意味する。また、着水力とは、単位面積あたりの洗浄水が有する運動量であり、汚れを落とす力を言う。また、着水流速、着水水量、着水圧力とは、吐水孔20から吐水されて使用者に着水した地点、又は吐水孔20から使用者が位置すると想定する位置まで離れた地点での流速、水量、圧力を言う。洗浄水の着水流速や、着水水量、着水圧力等を変更することにより、着水力を強くしたり弱くしたりすることができる。
例えば、広モードの着水範囲の中心よりも前方側で洗浄水の着水流速が早いとき、又は前方側に吐水される洗浄水の着水流量が多いとき、又は前方側に吐水される洗浄水の着水圧力が高いとき、付着した汚れは剥離して流されやすくなり、洗浄力が高まる。
例えば、着水力の高低は、広モード吐水孔群22の口径を変更することで異なるように構成することができる。広モードの着水範囲の中心よりも前方側に位置する広モード吐水孔群22の前方側の吐水孔20を、後方側の吐水孔よりも小さくすることで、広モード吐水孔群22の前方側から吐水される洗浄水の着水力を高くすることができる。
また、変形例として、広モード吐水孔群22の口径は変えずに、数を変更し、前方側と後方側における単位面積当たりの開口面積を変更することで、広モードの着水範囲内における着水力を変更することができる。すなわち、前方側に位置する広モード吐水孔群22の数を減らし、後方側に位置する広モード吐水孔群22の数を多くすることで、広モード吐水孔群22の前方側から吐水される洗浄水の着水力を高くすることができる。
また、変形例として、広モード吐水孔群22の配置を変えずに、広モード吐水孔群22の吐水孔20の向きを変更することで、広モードの着水範囲内における着水力を変更することができる。例えば、前後方向に長い広モードの着水範囲のうち中心付近に配置される吐水孔20の向きを、前方側に向けて傾けることで、広モード吐水孔群22の前方側から吐水される洗浄水の着水力を高くすることができる。
さらに他の変形例として、広モード流路14を前方側へ供給する流路と後方側に供給する流路を分け、広モード流路14に洗浄水を供給するポンプを制御することで、前方側及び後方側に流れる洗浄水の流速、水量、圧力の少なくともいずれかを変化させることができる。
第2実施形態によれば、局部から前方側に付着した汚れを洗浄しやすくできる。使用者が横たわる等の特別な姿勢を取らない場合、起立したり歩行したりすることで、経血等の汚れは局部から前方側に広がりやすい。このような場合、局部から前方側で着水力を高めることで、汚れの付着しやすい局部の前方側を効率的に洗浄することができる。
図8は、第3実施形態に係るビデ洗浄装置の着水範囲を示す模式図である。Fは前方、Rは後方を示す。第3実施形態の説明において、着水力の定義及び着水力を変更する手段については、第2実施形態と共通する。
図8中、太い線の円で示すように、第3実施形態では、長方形の広モード着水範囲W1のうち、狭モード着水範囲N1と少なくとも一部が重なる範囲内で、狭モード着水範囲N1と重ならない範囲よりも高い着水力で洗浄水が吐水される高着水力洗浄範囲W2が形成される。そして、高着水力洗浄範囲W2の着水中心は、狭モード着水範囲N1内に分布するように配置される。高着水力洗浄範囲W2の着水中心とは、高着水力洗浄範囲W2の中で着水力が最も高くなる位置であり、図8に示すW2の範囲の図形上の中心ではない。高着水力洗浄範囲W2の着水中心は、孔の向きや口径等を変更することによって、狭モード着水範囲N1内に配置されるように調整される。
狭モード吐水孔群21の狭モード着水範囲N1は、局部が位置すると想定される位置を含んだ位置にある。広モードにおける高着水力洗浄範囲W2の着水中心が、狭モード着水範囲N1内にあることで、広モード吐水を行っている時にも、局部が位置すると想定される位置を含んだ部分に高い着水力で着水される。このため、広モード着水範囲W1を洗浄しながら、局部の周囲の高着水力洗浄範囲W2において、汚れの付着しやすい部分を効率的に洗浄することができる。
以上の実施形態において、広モード着水範囲は、略長方形を例に説明したが、縦長の形状であればこれに限定されない。例えば、楕円形でもよく、長方形の各辺が波型となっているような形状等であってもよい。
また、上記実施形態では、ヘッド部11の形状は直方体であるが、これに限定されない。ノズル部12の先端に複数の吐水孔群2が設けられていれば、円筒形や、ヘラ型等、任意の形状であってよい。
1 ビデ洗浄装置
2 複数の吐水孔群
12 ノズル部
20 吐水孔
21 狭モード吐水孔群
22 広モード吐水孔群
71 便器
W1 広モード着水範囲
W2 高着水力洗浄範囲
N1 狭モード着水範囲

Claims (6)

  1. 便器後部に対して前後方向に進退可能に設けられ、前記前後方向を長手方向とする長尺のノズル部と、
    前記ノズル部の先端側に配置され、使用者の身体局部に対して洗浄水を吐水する複数の吐水孔群と、を有するビデ洗浄装置であって、
    前記複数の吐水孔群は、
    所定の範囲に対して吐水する狭モード用の狭モード吐水孔群と、
    前記所定の範囲よりも広い範囲に吐水する広モード用の広モード吐水孔群と、を有し、
    前記広モード吐水孔群から吐水される洗浄水が前記使用者に着水する広モード着水範囲は、前記前後方向を長手方向とする縦長の形状に形成される、ビデ洗浄装置。
  2. 前記縦長の形状は、略長方形状である請求項1に記載のビデ洗浄装置。
  3. 前記広モード着水範囲の中心は、前記狭モード吐水孔群から吐水される洗浄水が前記使用者に着水する狭モード着水範囲の中心よりも、後方に位置する請求項1又は2に記載のビデ洗浄装置。
  4. 前記広モード着水範囲のうち、前方側に、後方側よりも高い着水力で洗浄水が吐水される、請求項3に記載のビデ洗浄装置。
  5. 前記広モード着水範囲のうち、前記狭モード着水範囲と重なる範囲内に、前記狭モード着水範囲と重らない範囲よりも高い着水力で洗浄水が吐水され、前記高い着水力で洗浄水が吐水される高着水力洗浄範囲の着水中心が、前記狭モード着水範囲内に位置する、請求項3に記載のビデ洗浄装置。
  6. 前記複数の吐水孔群における各吐水孔の少なくとも一部は、互いに異なる角度で洗浄水を吐水する、請求項1〜5いずれか1項に記載のビデ洗浄装置。
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