JP2001271405A - 自動洗浄機能付きトイレ - Google Patents

自動洗浄機能付きトイレ

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JP2001271405A
JP2001271405A JP2000084647A JP2000084647A JP2001271405A JP 2001271405 A JP2001271405 A JP 2001271405A JP 2000084647 A JP2000084647 A JP 2000084647A JP 2000084647 A JP2000084647 A JP 2000084647A JP 2001271405 A JP2001271405 A JP 2001271405A
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JP
Japan
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nozzle
toilet
cleaning
cleaner
automatic
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JP2000084647A
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English (en)
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Hajime Oda
肇 織田
Yoichi Seki
陽一 関
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルやシャワー面に落ちにくい汚れが付着
することがなく、常に美しく保つことができるトイレを
提供する。 【解決手段】 便鉢部1の上部に、制御手段3により制
御される洗浄用のノズル6と、このノズルの出入時にノ
ズル6に向かって洗浄液を噴射してノズルを洗浄するノ
ズル洗浄装置8を設ける。ノズル洗浄装置8は、その中
心部をノズル6が出入可能であり、ノズル6の外周表面
に対向する面にシャワー面を設け、このシャワー面に洗
浄液を噴射する複数の噴出孔を設ける。またシャワー面
にノズル6の外周表面に接触して汚れを掻き取るノズル
クリーナを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動洗浄機能付き
トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、前進後退するノズルの先端部
に、上方へ向かって洗浄水を噴出するための2つの噴出
口を設けて人体を洗浄し、ノズルを洗浄するために、ノ
ズルがシリンダに収納されている時に、シリンダとノズ
ルとの間に水を通してノズル表面を洗うものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成で
は、シリンダの先端部開口とノズルとの隙間をあまり大
きく取れないので、洗浄時に水流が早くならず、ノズル
の洗浄効果が少ないという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の自動洗浄
機能付きトイレは、便鉢部の上部に設けられ、制御手段
により駆動を制御される洗浄用のノズルと、前記ノズル
の出入時に前記ノズルに向かって洗浄液を噴射してノズ
ルを洗浄するノズル洗浄装置とを含むことを特徴として
いる。
【0005】前記のノズル洗浄装置には、前記ノズルの
外周面と平行なシャワー面、またはノズルの外周面に対
して前記ノズルの先端部側に向けて広がるように傾斜し
たシャワー面を形成してある。また、前記のシャワー面
には、前記洗浄液を噴射するための複数の噴出孔を形成
してある。
【0006】また、前記のノズル洗浄装置は、前記ノズ
ルの出入時に前記ノズルに接触して汚れを掻き取るノズ
ルクリーナをさらに含んでいる。このノズルクリーナ
は、ブレード状のものまたはブラシ状のものであり、ブ
レード状のノズルクリーナは、中心部に前記ノズルが通
過可能な開口を有し、前記開口の周囲に舌状の掻き取り
部を有するものであり、前記ノズルの出入時に前記掻き
取り部が前記ノズルに接触して汚れを掻き取ることを特
徴としている。
【0007】また、前記噴出孔は、前記ノズル及び/ま
たは前記ノズルクリーナを洗浄可能であり、前記ノズル
クリーナの前面側及び背面側に分散して設けてあること
が好ましい。そして、前記噴出孔は、前記洗浄液の噴射
角度を種々に変えてあり、前記洗浄液の噴射角度は、前
記ノズルに直接向かう角度と、前記ノズルクリーナの先
端部に向う角度と、前記ノズルクリーナの中央部近傍に
向う角度であることが好ましい。
【0008】また、前記ノズル洗浄装置には、前記洗浄
液用のタンクが備わっており、また、前記タンクは、前
記噴出孔の所望のグループごとに設けることが好まし
い。
【0009】また、前記ノズル洗浄装置には、洗浄液と
して水及び/または洗剤を供給するためのバルブが配設
してあり、このバルブは、前記制御手段に制御されて開
閉されることを特徴としている。
【0010】また、前記制御手段は、人体の洗浄、汚物
の排出及び前記ノズルの洗浄を選択的に切換え制御可能
であり、前記切換え制御は、タイマーにより定期的に行
なうものであることが好ましい。
【0011】また、前記制御手段は、前記切換え制御を
タイマーにより行なっている最中に人体を検出した場合
には、前記ノズルの洗浄を一旦中断し、前記人体の洗浄
及び前記汚物の排出の後で、中断した前記ノズルの洗浄
を再開するものであることを特徴としている。
【0012】また、前記制御手段は、前記ノズルの出入
時に前記ノズルが前記シャワー面を通過する際に、前記
ノズルから洗浄液を噴射させて前記シャワー面を洗浄す
るように制御することを特徴としている。そして、前記
シャワー面の洗浄の際に前記ノズルを回転させる機構を
更に有することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
面に基づいて説明する。図1はトイレの全体構成を示す
もので、便鉢部1は脚部1aにより床面に立設して位置
している。便鉢部1の上に便座2を載置して固定してあ
る。便座2は自動洗浄機能付きのものであって、制御手
段3が図示しない制御ボックス内に収納してあり、制御
手段3により制御される第1の駆動装置4及び第2の駆
動装置5が備わっている。制御ボックスの上面には、後
述の種々の制御を選択するための図示しないモードボタ
ンが配設してある。第1の駆動装置4により、ノズル6
をシリンダ部7に対して前進後退するように駆動する。
また第2の駆動装置5により、ノズル洗浄装置8を駆動
する。第1及び第2の駆動装置4及び5は、水や洗剤等
の洗浄液を供給するためのバルブ9と10に給水管9
a、9bを介してそれぞれ連通しており、制御手段3に
制御されて水や洗剤が供給される。更に第1及び第2の
駆動装置4及び5は、制御手段3により制御されてそれ
ぞれ供給された水や洗剤の水圧、流量、水温などを変更
し、ノズル6またはノズル洗浄装置8へ供給する。
【0014】便鉢部1には上縁部の周囲に通水孔1cが
設けてあり、通水孔1cに連通し便鉢部1内へ放水する
ための小孔1dが多数設けてある。通水孔1cの下面
は、便鉢面に衝突した水が外部へ飛び散ることを防止す
るために、湾曲形状の飛散防止面1eが形成してある。
便鉢部1の下部には排出口1fが設けてある。
【0015】図2に示すように、ノズル6の先端部に噴
出孔6a、6bが開口しており、供給された洗浄液を噴
射して人体を洗浄する。またノズル洗浄装置8は、便鉢
部1に設けた開口1bに嵌合して支持されておリ、ノズ
ル洗浄装置8の中心部に、シリンダ部7の先端が嵌合し
て固定されている。
【0016】ノズル洗浄装置8は円形リング状をしてお
り、中心部の開口8aにシリンダ7の先端が嵌合して固
定してある。ノズル6は、シリンダ7内で前進後退が可
能であるが回転は不能である。ノズル洗浄装置8の外周
と便鉢部の開口1bとの間には、パッキン8bが介装し
てある。ノズル洗浄装置8の便鉢部内面に対向する面に
は、凹部8cが設けてあり、凹部8cの外周部には洗浄
液用のタンク8dが形成してある。凹部8cの内面のノ
ズル6と対向する面は、シャワー面8eになっている。
シャワー面8eにはノズル6へ向かって洗浄液を噴射す
る複数の噴出孔8fが設けてある。タンク8dには給水
管9bを介して洗浄液が給水される。
【0017】このような構成であるから、ノズル6がシ
リンダ7に対して進退する際に、給水管9bを介してタ
ンク8dに洗浄液が供給され、噴出孔8fから洗浄液が
ジェット状に強く噴射されてノズル6に付着している汚
れを吹き飛ばす。洗浄終了後、ノズル6は後退して点線
P1にて示した位置に停止する。先に説明したように洗
浄液として水や洗剤が供給され、しかも水圧、流量、温
度などが最適に制御されるので、ノズル6の汚れの除去
が効率よく行なわれる。
【0018】図3は他の例におけるノズル洗浄装置81
であり、この例ではシリンダ部7はノズル洗浄装置81
と一体に形成してある。ノズル洗浄装置81のシャワー
面81aには、ノズルの外周表面をこすって機械的に汚
れを掻き取るためのノズルクリーナ80が設けてある。
ノズルクリーナ80は、この例ではシート状のものであ
り、ノズル6を傷つけない程度に剛性があり、汚れを掻
き取るのに適した材質のものを用いる。このシート状の
ノズルクリーナ80の形状は、図3(b)に示すよう
に、シャワー面81aに外周が固定された円形シート状
をしており、中心部にノズル6が接触しつつ通過可能な
開口80aを設け、この開口の周囲に径方向に複数の切
り込みを入れることによって、複数の舌状の掻き取り部
80bを形成してある。なお、ノズルクリーナはシート
状に限られるものでなく、ブラシ状のものでもよく、ノ
ズル6の出入時にノズルに接触して外周表面の汚れを掻
き取ることのできる形状であればよい。
【0019】このノズルクリーナ80を挟んで前面側及
び背面側に、直接ノズル6を洗浄したり、ノズルクリー
ナ80の前面を洗浄したり、背面を洗浄したり、噴射の
角度をいろいろに変えたり等、複数の洗浄液の噴出孔8
1c、81d、81e、81fが設けてある。例えば、
噴出孔81cは直接ノズル6を洗浄するように真っ直ぐ
に噴射するものであり、噴出孔81d及び81eはノズ
ルクリーナ80の前面を洗浄するように傾斜して噴射す
るがその噴射角度は相違させてあり、噴出孔81fはノ
ズルクリーナ80の背面を洗浄するように傾斜して噴射
するものである。シャワー面81aはノズル6の外周表
面にほぼ平行な円筒面をしているので、種々の噴出孔を
交互に或いは対向位置をずらす等、種々の噴出孔がノズ
ル6の周囲に等しく分散するように設けることが好まし
い。タンク8d、パッキン8bなど、実質的に同一の部
分には同一の符号を付している。
【0020】図4を参照してノズルクリーナ80により
ノズル6の汚れを掻き取る状態について説明する。
(a)にはノズル6がシリンダ部7から出てゆく際の状
態を示しており、ノズルクリーナ80はノズルの進行方
向(左方向)に先端を屈曲しながらノズルの外周面をこ
すって汚れaをノズルクリーナの背面で掻き取ってい
る。(b)にはノズル6がシリンダ部7へ入る際の状態
を示しており、ノズルクリーナ80はノズルの進行方向
(右方向)に先端を屈曲しながらノズルの外周面をこす
って汚れbをノズルクリーナの前面で掻き取っている。
この動作の間、タンク8dに供給されている洗浄液が、
噴出孔81c、81d、81e、81fから噴射されて
汚れを吹き飛ばして洗浄を確実にしている。
【0021】図5は他の例におけるノズル洗浄装置82
であり、シャワー面82aに設けられている複数の噴出
孔82c、82d、82e、82fを所望のグループに
分けて、グループごとに洗浄液を供給するために、タン
ク82g、82hを別々に設けている。即ち、ノズルク
リーナ82bの前面側に位置する噴出孔82d、82e
をタンク82gに連通させ、ノズルクリーナ82bの背
面側に位置する噴出孔82c、82fをタンク82hに
連通させている。そして、タンク82gに洗浄液を供給
するために、前記と同様の水や洗剤を供給するためのバ
ルブ9と10に連通する給水管9bが連結してあるが、
タンク82hに洗浄液を供給するために、さらに水や洗
剤のためのバルブ9と10に連通する給水管9cを追加
して設けている。その他の実質的に同一の部分には同一
の符号を付している。
【0022】図6に示すノズル洗浄装置83は、シャワ
ー面83aをノズル6の外周面に対してノズルの先端部
側に向けて広がるように傾斜させてある。噴出孔83
b、83c、83dはこの傾斜するシャワー面83aに
分散させて形成してあるので、いずれの噴出孔からもノ
ズル6の先端部に洗浄液を噴射できるように、噴射角度
を適宜変えて形成してある。また図示しないが前記と同
様なシート状またはブラシ状のノズルクリーナをシャワ
ー面83aに設けてもよい。その他の実質的に同一の部
分には同一の符号を付している。
【0023】次に、制御手段3による動作の制御につい
て説明する。制御手段3には図示しないが複数のモード
ボタンが備わっており、種々の制御モードを切換えてい
ろいろな組み合わせを選択することで、色々な仕事をさ
せることが可能である。
【0024】図2及び図6に示すノズル洗浄装置8,8
3を参照して代表的な制御の仕方を説明すると、用便が
終わったとき、制御手段3の制御により第1の駆動装置
4を動作させて、ノズル6への水圧を高めてこれを前進
させ、噴出孔6a、6bから水または必要に応じて水の
温度を上げた洗浄水を噴射させて人体の洗浄を行なう。
次いで通常の通りに水を通水孔1c及び小孔1dを通っ
て便鉢部1へ供給して汚物を流す。その後で、ノズル6
への水圧を低下させると、シリンダ部7に内蔵されてい
る図示しないばねのばね力によってノズルは後退する。
ノズルの後退の途中、ノズル6の先端部がシャワー面8
e、83aを通過する際に、制御手段3の制御により第
2の駆動装置5を動作させると、タンク8dに供給され
ている洗剤などの洗浄液が噴出孔8f、83b、83
c、83dからジェット状に強く噴射され、ノズル6の
先端部の汚れを飛ばす。このときバルブ9と10とを適
宜選択し、必要に応じて洗剤を噴出し、必要に応じて水
の温度を上げ、水圧を上げるなどの制御をすれば洗浄が
効率的にできる。
【0025】次に、図3及び図5に示すノズル洗浄装置
81、82の場合には、人体の洗浄のためにノズル6を
前進させる時と、汚物を流した後でノズル6を後退させ
る時との2度に亘ってノズル6の洗浄をするように制御
する。ノズル洗浄装置81、82にはノズルクリーナ8
0、82bが設けてあるので、先に図4で説明したよう
にノズルクリーナ80、82bにて汚れを掻き取る。同
時に図3の例では前記と同様にタンク8d内の洗浄液
が、噴出孔81c、81d、81e、81fから強いジ
ェット状に噴射されて、ノズル6の先端部及びノズルク
リーナ80の前面及び背面を洗浄する。また、図5の例
では、タンク82g内の洗浄液が、噴出孔82d、82
eから強いジェット状に噴射されて、ノズル6の先端部
及びノズルクリーナ82bの前面を洗浄し、タンク82
h内の洗浄液が、噴出孔82c、82fから強いジェッ
ト状に噴射されて、ノズル6の先端部及びノズルクリー
ナ82bの背面を洗浄する。
【0026】前記の動作が代表的な制御の仕方である
が、ノズル6の洗浄のタイミングは、前記のようにトイ
レの使用直後に限られるものでなく、人体の洗浄、汚物
の排出及びノズルの洗浄を選択的に切換えても制御可能
である。この切換え制御は、制御手段3中にタイマー3
a(図1図示)を設けておき、タイマー3aに動作時刻を
設定しておくことにより定期的に行なうように制御する
ことも可能である。この場合には、切換え制御をタイマ
ー3aにより行なっている最中に図示しない着座センサ
ーにより人体を検出したときには、タイマー3aによる
動作を一旦中断し、使用後に人体の洗浄及び汚物を排出
した後で、中断された状態まで復帰させて残りのノズル
6の洗浄を再開する構成としてもよい。
【0027】また、他の制御の仕方として、ノズル6の
出入時に、ノズル6がシャワー面を通過する際に、ノズ
ル6から洗浄液を噴射させてシャワー面を洗浄するよう
に制御する。このように制御するためには、ノズル6の
進退を水圧とばねによるものでなく、図7に示すよう
に、モータを用いて前進後退させるとともに、前進また
は後退のいずれの際にも洗浄液の噴射を行うことができ
る構成にしている。即ち、ノズル6の先端部の内部に、
ノズルの噴出孔6a、6bを遮蔽及び開放するスピンド
ル61を設ける。スピンドル61にはスピンドル孔61
aが設けてあり、このスピンドル孔61aに噴出孔6a
または6bが対向した時に洗浄液を噴射し、対向してい
ない時は洗浄液の噴射が遮断される。ノズル6の進退は
ノズル駆動手段62によりワイヤ62aが進退駆動され
ることにより、また、スピンドル61の進退はスピンド
ル駆動手段63によりワイヤ63aが進退駆動されるこ
とにより為される。ワイヤ62aまたは63aを進退駆
動する一例として、ステップモータ62b、63bと、
ステップモータに駆動信号を供給するモータ駆動回路6
2c、63cと、ステップモータの駆動により回転する
プーリ62d、63dとからなるものを示している。
【0028】またノズル6によりシャワー面を洗浄する
際には、ノズル6を回転させればシャワー面の全面にノ
ズルの噴出孔から洗浄液を噴射できて洗浄効果が向上す
る。そこで、次に図8にノズル6をその軸心を回転中心
として回転させる機構を示し、以下にノズル回転機構7
0について説明する。前記のようにノズル6はシリンダ
部7に対して前進後退するように駆動され、両者間にお
いては回転不能である。第2の駆動装置4は基板42上
に台43を固着し、台43上に給水ケース41を固定し
ている。シリンダ部7はこの給水ケース41に回転可能
にかつ水漏れしないように連結してある。給水ケース4
1の上面には支持板41aを立設してあり、この支持板
にノズル回転機構70のモータ71が固着され、支持板
41aから前方へ突出するモータ軸にモータ歯車71a
が固着してある。シリンダ部7の後端部には、ノズルの
長手方向に直交する歯車7aが形成してあり、モータ歯
車71aと噛合っている。このような構造であるので、
モータ71に駆動信号が供給されると、モータ歯車71
aと歯車7aを介してシリンダ部7及びノズル6が一体
的に回転駆動される。
【0029】そこで、ノズル6の出入時にノズルの噴出
孔から洗浄液を噴射してシャワー面を洗浄する動作につ
いて説明する。制御手段3に制御されて、図7に示した
ノズル駆動手段62が駆動され、プーリ62dの回転に
よりワイヤ62aが前進してノズル6を前進させる。ノ
ズル6の先端部がシャワー面を通過する位置にきたとき
に、ノズル6の前進が一旦停止される。そして、今度は
制御手段3に制御されてスピンドル駆動手段63が駆動
され、プーリ63dの回転によりワイヤ63aが後退し
てスピンドル61を後退させる。これによってノズル6
の噴出孔6a、6bの遮蔽が開放され、噴出孔から洗浄
液を噴射可能となる。そこで制御手段3の制御により第
1の駆動装置4を動作させてノズル6への水圧を高め、
噴出孔6a、6bからジェット状に洗浄液を噴射させる
ことによりシャワー面を洗浄する。この洗浄液の噴射中
に、制御手段3の制御により、図8に示したノズル回転
機構70を動作させ、ノズル6を回転させると、噴出孔
6a、6bも共に回転するので、洗浄液がシャワー面の
全面に噴射され、洗浄効果が高められる。ついでノズル
の回転を停止し、スピンドル61を前進させて洗浄液の
噴射を停止し、ノズル6を前進させて通常のごとく人を
洗浄し、汚物を排出し、ノズルを後退させるが、途中シ
ャワー面を通過するときに再びノズルの後退を停止し、
先と同様にシャワー面を洗浄する。ノズルの出入時にシ
ャワー面を洗浄する動作の際に、前記のようにしてノズ
ル洗浄装置によりノズル6の洗浄を同時に行なう。な
お、ノズルの出入方法、スピンドルの前進、後退方法、
シリンダの回転方法については、上記に限定されること
なく、公知の方法により種々の変更が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、ノズル
洗浄装置が備わっているので、ノズルの出入時に制御手
段に制御されてノズル洗浄装置から洗浄液を噴射し、ノ
ズルの汚れを洗浄できるので、汚れを早い段階で取り除
くことができ、頑固な汚れにならないでトイレを常に美
しく保つことができる。ノズルクリーナを設けることで
洗浄の効果が一層向上する。この構成により、これまで
人体の洗浄のみに用いられていたノズルの構成に対して
僅かな構成を追加することによって、ノズルを含めた有
効な洗浄が可能である。制御手段による制御をいろいろ
に組み合わせることにより、それぞれの状態に対応した
洗浄が可能である。更に、ノズルからも洗浄液を噴射し
てシャワー面の洗浄も可能であるので、労力を要しない
でトイレを常に美しく保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す要部の断面図であ
る。
【図2】ノズル洗浄装置の構成を示す拡大断面図であ
る。
【図3】(a)はノズル洗浄装置の他の形態を示す拡大
断面図、(b)はその左側面図である。
【図4】(a)(b)は図3の作動を説明する拡大断面
図である。
【図5】ノズル洗浄装置のさらに他の形態を示す拡大断
面図である。
【図6】ノズル洗浄装置のさらに他の形態を示す拡大断
面図である。
【図7】ノズルを進退させる機構を示す断面図である。
【図8】ノズルを回転させる機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 便鉢部 3 制御手段 3a タイマー 6 ノズル 6a、6b 噴出孔 8、81,82,83 ノズル洗浄装置 8d タンク 8e シャワー面 8f 噴出孔 81a、82a、83a シャワー面 80、82b ノズルクリーナ 81c、81d、81e、81f 噴出孔 82c、82d、82e、82f 噴出孔 82g、82h タンク 83b、83c、83d 噴出孔 9,10 バルブ 70 ノズル回転機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D038 JA03 JF06 3B116 AA46 AB53 BA02 BA22 BB22 BB82 BB90 CD24 3B201 AA46 AB53 BA02 BA22 BB22 BB82 BB90 BB92 BB94 CD24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便鉢部の上部に設けられ、制御手段によ
    り駆動を制御される洗浄用のノズルと、 前記ノズルの出入時に前記ノズルに向かって洗浄液を噴
    射してノズルを洗浄するノズル洗浄装置とを含むことを
    特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ノズル洗浄装置
    には、前記ノズルの外周面と平行なシャワー面を形成し
    てあることを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ノズル洗浄装置
    には、前記ノズルの外周面に対して前記ノズルの先端部
    側に向けて広がるように傾斜したシャワー面を形成して
    あることを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記シャワ
    ー面には、前記洗浄液を噴射するための複数の噴出孔を
    形成してあることを特徴とする自動洗浄機能付きトイ
    レ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前
    記ノズル洗浄装置は、前記ノズルの出入時に前記ノズル
    に接触して汚れを掻き取るノズルクリーナをさらに含む
    ことを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ノズルクリーナ
    は、ブレード状のものまたはブラシ状のものであること
    を特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記シート状のノズ
    ルクリーナは、中心部に前記ノズルが通過可能な開口を
    有し、前記開口の周囲に舌状の掻き取り部を有するもの
    であり、前記ノズルの出入時に前記掻き取り部が前記ノ
    ズルに接触して汚れを掻き取ることを特徴とする自動洗
    浄機能付きトイレ。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれかにおいて、前
    記噴出孔は、前記ノズル及び/または前記ノズルクリー
    ナを洗浄可能であることを特徴とする自動洗浄機能付き
    トイレ。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかにおいて、前
    記噴出孔は、前記ノズルクリーナの前面側及び背面側に
    分散して設けてあることを特徴とする自動洗浄機能付き
    トイレ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記噴出孔は、前
    記洗浄液の噴射角度を種々に変えてあり、前記洗浄液の
    噴射角度は、前記ノズルに直接向かう角度と、前記ノズ
    ルクリーナの先端部に向う角度と、前記ノズルクリーナ
    の中央部近傍に向う角度であることを特徴とする自動洗
    浄機能付きトイレ。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかにおい
    て、前記ノズル洗浄装置には、前記洗浄液用のタンクが
    備わっていることを特徴とする自動洗浄機能付きトイ
    レ。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記タンクは、
    前記噴出孔の所望のグループごとに設けてあることを特
    徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかにおい
    て、前記ノズル洗浄装置には、洗浄液として水及び/ま
    たは洗剤を供給するためのバルブが配設してあり、この
    バルブは、前記制御手段に制御されて開閉されることを
    特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれかにおい
    て、前記制御手段は、人体の洗浄、汚物の排出及び前記
    ノズルの洗浄を選択的に切換え制御可能であることを特
    徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記制御手段に
    よる前記切換え制御は、タイマーにより定期的に行なう
    ものであることを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記制御手段
    は、前記切換え制御をタイマーにより行なっている最中
    に人体を検出した場合には、前記ノズルの洗浄を一旦中
    断し、前記人体の洗浄及び前記汚物の排出の後で、中断
    した前記ノズルの洗浄を再開するものであることを特徴
    とする自動洗浄機能付きトイレ。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれかにおい
    て、前記制御手段は、前記ノズルの出入時に前記ノズル
    が前記シャワー面を通過する際に、前記ノズルから洗浄
    液を噴射させて前記シャワー面を洗浄するように制御す
    ることを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記シャワー面
    の洗浄の際に前記ノズルを回転させる機構を更に有する
    ことを特徴とする自動洗浄機能付きトイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007284999A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Toshiba Corp 局部洗浄装置
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