JP2009007849A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄ノズル上面の噴出口付近だけでなく、洗浄ノズルの長さ方向にわたり上面及び側面を自動的に清掃して、確実に汚物を洗い流すことができ、清掃に要する水量は従来よりも少なくて済む人体局部洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器後部に搭載される基部(ユニットケース2)と、基部(2)に進退可能に装備されて洗浄水を噴出する噴出口をもつ洗浄ノズル3、4と、動作位置と待機位置とに洗浄ノズル3、4を切り替えるノズル駆動部(5、6)と、洗浄ノズル3、4を清掃するノズル清掃手段と、を備える人体局部洗浄装置1であって、ノズル清掃手段は、待機位置にある洗浄ノズル3、4の上方から洗浄ノズル3、4の上面31、41及び側面32、33、42、43に向けて清掃水を噴射する複数個の噴射口76A〜76C、77A〜77Cをもつ清掃水噴射手段(7)と、清掃水噴射手段(7)に清掃水を供給する清掃水供給手段(温水タンク8)と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、水洗便器に設置される人体局部洗浄装置に関し、より詳細には、装置自体を清掃する機能を有した人体局部洗浄装置に関する。
人体局部洗浄装置は、便器後部に搭載される基部と、基部に装備され人体局部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、洗浄ノズルを進退駆動するノズル駆動手段と、を備えるのが一般的であり、加えて洗浄ノズルを清掃するノズル清掃手段を備えることもある。洗浄ノズルは、通常お尻洗浄用とビデ洗浄用の用途毎に備えられている。ノズル駆動手段には、洗浄水自体の水圧を利用した手段が用いられる場合もあるが、別途モータなどの駆動手段を備える場合も多い。この種の人体局部洗浄装置では、洗浄動作時に洗浄ノズルが動作位置まで前進して洗浄水を噴出するが、このとき汚物が飛散して洗浄ノズルに付着する場合がある。したがって、洗浄ノズルを清浄に保つために清掃を行うことが衛生上重要となっており、自動的に洗浄ノズルを清掃する各種のノズル清掃手段の発明が提案されている。
特許文献1に開示された温水洗浄装置のノズル掃除装置は、自動的に洗浄ノズルを掃除する装置の一例である。このノズル掃除装置では、待機位置の洗浄ノズルの先端の噴出部外面に洗浄水を吐出する掃除用洗浄水通路を形成し、この掃除用洗浄水通路に水流絞り部と吸気口とを設けている。そして、水流絞り部の下流に発生する負圧部で吸気口から外気を吸引して洗浄水に気泡を混入させることにより、確実に掃除することができる、と記載されている。
特開2001−152518号公報
ところで、特許文献1のノズル掃除装置では、吐出された洗浄水は洗浄ノズル先端の傾斜した上面を流下しながら掃除するが、固くこびりついた汚物をきれいに洗い流すことは難しく、良好な衛生状態を確保できないおそれがあった。また、洗浄水は、洗浄ノズルの上面の噴出部外面には十分に供給されても、左右の側面にはあまり流れず十分な掃除が行えないおそれがあり、逆に、十分な掃除を行うためには多量の洗浄水が必要となっていた。さらに、吸気口から気泡を混入させているが、吸気口から装置内部へと洗浄水が逆流して漏れることにより錆が発生したり、吸気口が目詰まりして気泡が減少し掃除の効果が低下したりするなどの弊害があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、洗浄ノズル上面の噴出口付近だけでなく、洗浄ノズルの長さ方向にわたり上面及び側面を自動的に清掃して、確実に汚物を洗い流すことができ、清掃に要する水量は従来よりも少なくて済む人体局部洗浄装置を提供する。
本発明の人体局部洗浄装置は、便器後部に搭載される基部と、前記基部に進退可能に装備されるとともに人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ洗浄ノズルと、前記便器の内部に前進した動作位置と前記基部内に後退した待機位置とに前記洗浄ノズルを切り替えるノズル駆動部と、前記洗浄ノズルを清掃するノズル清掃手段と、を備える人体局部洗浄装置であって、前記ノズル清掃手段は、前記待機位置にある前記洗浄ノズルの上方から前記洗浄ノズルの上面及び側面に向けて清掃水を噴射する複数個の噴射口をもつ清掃水噴射手段と、前記清掃水噴射手段に前記清掃水を供給する清掃水供給手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、複数個の噴射口から洗浄ノズルの上面及び側面に清掃水を噴射して強く当てることにより、汚物をはね飛ばしまた汚物を削ぎ落とすようにして清掃し、汚物を確実に洗い流せるようにしたことを要旨としている。本発明の人体局部洗浄装置は、基部と、洗浄ノズルと、ノズル駆動部と、ノズル清掃手段を形成する清掃水噴射手段及び清掃水供給手段と、で構成することができる。
基部は、人体局部洗浄装置の筐体を成す部材であり、便器後部、通常その上面に搭載することができる。洗浄ノズルは、基部に進退可能に装備されるとともに、給水源から供給された洗浄水を人体局部に向けて噴出する噴出口をもっている。本発明は、お尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルのどちらにも適用することができ、両方のノズルを備えた構成にも適用することができる。ノズル駆動部は、洗浄ノズルを便器の内部に前進した動作位置と基部内に後退した待機位置とに切り替える手段である。ノズル駆動部には、洗浄水の水圧で前進駆動を行い復帰ばねの付勢で後退駆動を行う方式や、モータなどを利用した電動方式などを適用することができる。
ノズル清掃手段は、自動的に洗浄ノズルを清掃する手段であり、本発明では清掃水噴射手段と清掃水供給手段とで形成することができる。清掃水噴射手段は、待機位置にある洗浄ノズルの上方から洗浄ノズルの上面及び側面に向けて清掃水を噴射する複数個の噴射口をもつ手段である。清掃水噴射手段には、例えば内部に清掃水を収容することのできる容器形状の部材を用い、洗浄ノズルの上方に配設することができる。そして、容器形状の底面に複数個の噴射口を形成し、噴射口から噴射される清掃水が洗浄ノズルの上面及び側面に強く当たるように構成することができる。
前記洗浄ノズルはお尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルとからなり、前記清掃水噴射手段は前記お尻洗浄ノズル及び前記ビデ洗浄ノズルの上方を横断して配設される、ようにしてもよい。お尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルの両方を備える構成では、清掃水噴射手段は両方のノズルの上方を横断するように配設することができる。さらに、清掃水噴射手段には、両方のノズルに向けて清掃水を噴射する噴射口を、それぞれ設けることができる。例えば、ノズルの上面と右側面と左側面に向かう噴射口をそれぞれ設ければ、各ノズルに対して3個、両方のノズルに対して合計6個の噴射口を設けることになる。
前記噴射口は、前記待機位置にある前記洗浄ノズルの先端の上方に配設されるとともに、前記洗浄ノズルの前進及び後退の少なくとも一方の動作時に前記清掃水を噴射する、ことが好ましい。噴射口を待機位置にある洗浄ノズルの先端の上方に配設することができ、洗浄ノズルの前進あるいは後退の動作に同調して清掃水を噴射するように構成することができる。もちろん、洗浄ノズルの前進と後退の両動作に同調して清掃水を噴射するようにしてもよい。すると、洗浄ノズルの進退動作に伴い、清掃水の当たる位置がノズル先端から順次変化するので、移動ストローク長全体にわたって清掃水を噴射し、清掃することができる。
前期洗浄水の前記人体局部への噴出後、前記ノズル駆動部は前記洗浄ノズルを所定回数前記後退及び前記前進を繰り返す、ようにしてもよい。人体局部の洗浄が終了した後に、洗浄ノズルの後退及び前進の動作を繰り返し、進退動作に同調して清掃水を噴射することにより、清掃が繰り返し行われるように構成することができる。
前記噴射口は、前記待機位置にある待機状態の前記洗浄ノズルに向けて清掃水を噴射する、ようにしてもよい。噴射口から清掃水を噴射するタイミングは、洗浄ノズルの進退動作時に限定されず、例えば、待機状態で静止している洗浄ノズルに向けて、一定の時間間隔で清掃水を噴射するようにしてもよい。
清掃水供給手段は、清掃水噴射手段に清掃水を供給する手段である。清掃水供給手段は、例えば、給水源から供給される清掃水を貯留する貯留タンクと、貯留タンクと清掃水噴射手段とを接続する配水管と、で構成することができる。さらには、配水管の途中には清掃水を給断する弁部材を設けるようにしてもよい。なお、清掃水には一般的な水を使用することができ、また、洗剤や消毒液を希釈混入した専用水を使用することもできる。
前記洗浄ノズルの前記上面及び前記側面は、それぞれ、平面及び外に向かって凸状曲面であって、前記上面及び前記側面と前記上面との境界部は、それぞれ、前記複数の噴射口の鉛直線に沿った下方にある、ようにしてもよい。つまり、洗浄ノズルの上面を平面とし、側面を凸状曲面として、上面を噴射口の真下に配置し、さらに上面と側面との境界部も噴射口の真下に配置する、ようにしてもよい。このように、噴射口の真下に清掃対象部分を配置することで、確実に清掃水を当てることができるので、効果的に清掃することができる。
次に、本発明の人体局部洗浄装置の作用について説明する。使用者がお尻洗浄開始を指令すると、お尻洗浄ノズルはノズル駆動部によって待機位置から動作位置まで前進駆動される。お尻洗浄ノズルの前進動作に同調して、清掃水噴射手段の複数個の噴射口からお尻洗浄ノズルの上面及び側面に向けて清掃水が噴射される。清掃水は、最初はお尻洗浄ノズルの先端に当たり、ノズルの前進に伴い順次当たる箇所が変化するので、移動ストローク長全体にわたって清掃水が噴射されることになる。したがって、お尻洗浄ノズルの便器内部に突出した範囲は、濡れて汚物が付着しにくい状態となる。この状態で、お尻洗浄ノズルの噴出口から洗浄水が噴出されて使用者のお尻が洗浄される。洗浄動作時には、汚物の一部がお尻洗浄ノズルに飛来するが、ノズル表面は濡れているので多くの場合は便器内に滑り落ち、ノズル表面に付着することは希である。
次に、使用者が洗浄終了を指令すると、お尻洗浄ノズルはノズル駆動部によって動作位置から待機位置まで後退駆動される。お尻洗浄ノズルの後退動作に同調して、清掃水噴射手段の噴射口からお尻洗浄ノズルに向けて清掃水が噴射される。清掃水は、複数個の噴射口からノズルの上面及び側面に強く当たるので、付着した汚物をはね飛ばしまた削ぎ落として便器内に落下させることができる。清掃水を噴射して汚物を洗い流す効果は、従来の洗浄水を流下させる方式と比較して格段に強力である。洗浄ノズルの後退及び前進の動作を繰り返す態様では、清掃水の噴射も繰り返されて、より確実に清掃を行うことができる。
なお、ビデ洗浄ノズルに関しても、作用はお尻洗浄ノズルの場合と同様であるので、詳述は割愛する。
以上説明した本発明の人体局部洗浄装置によれば、洗浄ノズルの前進及び後退動作時に、複数個の噴射口から洗浄ノズルに向けて清掃水が噴射されるので、洗浄ノズルの長さ方向にわたり自動的に清掃を行うことができる。また、噴射された清掃水は洗浄ノズルの上面及び側面に強く当たって付着した汚物をはね飛ばしまた削ぎ落とすので、確実に汚物を洗い流す清掃を行うことができる。なお、汚物を洗い流す効果は従来よりも格段に強力であるので、清掃水の所要量は従来よりも少なくて済む。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図5を参考にして説明する。図1は、本発明の実施例である人体局部洗浄装置のノズルユニットを説明する平面図である。また、図2はノズルユニット1の清掃水噴射体7付近を図1のA−A方向から見た矢視垂直断面図であり、図3は清掃水噴射体7を構成する本体部材71の構造を説明する平面図である。実施例の人体局部洗浄装置の主要部を成すノズルユニット1は、基部の一部に相当するユニットケース2と、お尻洗浄ノズル3及びビデ洗浄ノズル4と、お尻洗浄用モータ5及びビデ洗浄用モータ6と、清掃水噴射体7と、温水タンク8と、を備えている。
ユニットケース2は、基部の一部に相当する構造部材であり、図1に示されるように縦長形状で、図中下方が便器の内部側、図中上方が便器の後部側となっており、以降で説明するように各部材が組み付けられている。ユニットケース2には、長手方向に並行して延びる2つの筒状のノズルガイド部21、22が形成されており、図中右側がお尻洗浄ノズル用ガイド部21、左側がビデ洗浄ノズル用ガイド部22となっている。また、お尻洗浄ノズル用ガイド部21の図中上方寄りに連通して2本の洗浄水配管23、24が配設され、同様に、ビデ洗浄ノズル用ガイド部22の図中上方寄りに連通して洗浄水配管25が配設されている。
お尻洗浄ノズル3は、図2に示されるように、上面31が平面とされ左右の両側面32、33が外に向かう凸状曲面とされた略筒状の部材であり、お尻洗浄ノズル用ガイド部21内で進退可能に保持されており、図1では後退して待機位置に収納されている。お尻洗浄ノズル3の図1中下方の上面先端付近には、上向きに(紙面手前向きに)洗浄水を噴出する噴出口が設けられている。お尻洗浄ノズル3を進退駆動するノズル駆動部として、お尻洗浄用モータ5がユニットケース2の図中右側中央に設けられている。お尻洗浄用モータ5の出力軸には図略のピニオンギヤが設けられ、一方お尻洗浄ノズル3の下面には図略のラックギヤが設けられてピニオンギヤと噛合している。そして、お尻洗浄用モータ5の出力軸が回転するとお尻洗浄ノズル3は図中下方の便器内部に前進し、出力軸が逆回転するとお尻洗浄ノズル3はノズル用ガイド部21内に後退するように構成されている。また、お尻洗浄ノズル3には、2本の洗浄水配管23、24から洗浄水が供給されるようになっている。
同様に、ビデ洗浄ノズル4も、上面41が平面とされ左右の両側面42、43が外に向かう凸状曲面とされた略筒状の部材であり、ビデ洗浄ノズル用ガイド部22内で進退可能に保持されており、図1では後退して待機位置に収納されている。ビデ洗浄ノズル4にも上面に噴出口が設けられており、また、ノズル駆動部としてビデ洗浄用モータ6がユニットケース2の図中左側中央に設けられている。そして、ビデ洗浄用モータ6の出力軸が回転するとビデ洗浄ノズル4は図中下方の便器内部に前進し、出力軸が逆回転するとビデ洗浄ノズル4はビデ洗浄ノズル用ガイド部22内に後退するように構成されている。また、ビデ洗浄ノズル4には、洗浄水配管25から洗浄水が供給されるようになっている。
清掃水噴射体7は清掃水噴射手段であり、図1に示されるように、待機位置にある2つのノズル3、4の先端付近の上側(紙面手前側)に、中空容器形状の部材が配設されて形成されている。以下、図2、図3を参考に清掃水噴射体7を詳述する。図2に示されるように、清掃水噴射体7は2つのガイド部21、22を形成するユニットケース2の上側に設けられて、2つのノズル3、4の上側を横断している。
清掃水噴射体7は、図2に示されるように、本体部材71とカバー部材72と配管接続部材73とで構成されている。本体部材71は、内部に水平方向に広がる扁平な空間を有する容器形状の部材である。本体部材71の上側の一部には開口部が形成され、開口部を塞ぐように板状のカバー部材72が設けられて、本体部材71とともに内部の空間を区画している。なお、カバー部材72は着脱可能とされて清掃水噴射体7内部の清掃や点検が容易に行えるようになっているが、必須ではなく、密閉された本体部材71のみとすることもできる。また、本体部材71の図中右側には、配水管を接続するための配管接続部材73が一体に形成されている。
さらに、本体部材71の底面のお尻洗浄ノズル3に対向する箇所には、図2及び図3に示されるように、3個の小径の噴射口76A〜76Cがノズル3の幅方向に一列に並んで穿孔されている。そして、中央の噴射口76Bの鉛直線に沿った下方にはお尻洗浄ノズル3の平らな上面31が配置され、左右両側の噴射口76A、76Cの鉛直線に沿った下方にはお尻洗浄ノズル3の上面31と側面32、33との境界部34、35が配置されている。同様に、本体部材71の底面のビデ洗浄ノズル4に対向する箇所にも、3個の小径の噴射口77A〜77Cが穿孔され、噴射口77A〜77Cはそれぞれ、ビデ洗浄ノズル4の左側の境界部44、平らな上面41、右側の境界部45を向くように形成されている。
温水タンク8は、清掃水噴射体7に清掃水を供給する清掃水供給手段であり、図2に示されるように配水管81を用いて、清掃水噴射体7の配管接続部材73に連通されている。また、配水管81の途中にはディスクバルブ82が設けられており、清掃水を給断できるようになっている。
次に、実施例のノズルユニット1における給水系統について、図4を参考にして説明する。図4は、実施例のノズルユニット1に適用可能な3つの給水方式を説明する給水系統図である。図中の(1)はバルブ共用式、(2)はタンク共用式、(3)は分離式、と便宜上呼称する。いずれの方式も、メインバルブ83を介して大元の給水源から給水を受け、清掃水噴射体7とお尻洗浄ノズル3とビデ洗浄ノズル4の3箇所に分岐して使用する点では共通している。
(1)のバルブ共用式では、メインバルブ83の後段に温水タンク8が設けられ、清掃水噴射体7用の清掃水と、洗浄ノズル3、4用の洗浄水とを区別しないで貯留するようになっている。そして、温水タンク8の後段に、清掃水と洗浄水とを切り替えるディスクバルブ82が設けられ、清掃水が清掃水噴射体7へ給断されるようになっている。洗浄水は、さらに別のバルブによって供給先をお尻洗浄ノズル3またはビデ洗浄ノズル4に切り替えられるようになっている。(2)のタンク共用式では、温水タンク8までは共用とし、ディスクバルブ82は清掃水専用とされている。そして、温水タンク8とディスクバルブ82の間で、洗浄水が分岐され別のバルブを介して2つの洗浄ノズル3、4に供給されるようになっている。(3)の分離式では、メインバルブ83の直後で給水系統が分離され、温水タンク8及びディスクバルブ82は清掃水専用とされている。
なお、温水タンク8をはじめとする給水系統は上記の3方式に限定されず、さまざまなバリエーションを採用することができる。
次に、上述のように構成された本発明の実施例のノズルユニット1の動作、作用について説明する。まず、お尻洗浄開始の指令が検出されると、お尻洗浄ノズル3が図1の下方へ向かって前進しはじめる。これに同期して、清掃水が温水タンク8から清掃水噴射体7へと圧送され、3個の噴射口76A〜76Cからお尻洗浄ノズル3へ噴射される。したがって、お尻洗浄ノズル3は、前進しながら長さ方向にわたって上面31と左右側面32、33が濡れた状態となる。したがって、人体局部の洗浄動作時に、汚物が飛来してもノズル3の濡れた表面を滑って便器内に落下することとなり、付着するおそれが低減される。
さらに、洗浄動作終了時には、後退するお尻洗浄ノズル3に対して、噴射口76A〜76Cから清掃水が噴射される。つまり、中央の噴射口76Bからお尻洗浄ノズル3の平らな上面31に向けてほぼ垂直に強く清掃水が噴射されるので、たとえ汚物が固くこびりついていても、はね飛ばして洗い流すことができる。また、左右の噴射口76A及び76Cからお尻洗浄ノズル3の境界部34、35に強く清掃水が噴射されるので、汚物を削ぎ落とすようにして洗い流すことができる。本発明では、従来のように単に洗浄水を流下させるのではなく、汚物に向かって強く噴射するので、浄化能力は従来よりも格段に高く、確実に清掃を行うことができる。したがって、清掃に要する清掃水の所要量は従来よりも少なくて済む。
最後に、図5を参考にして、実施例のノズルユニット1を適用した洗浄便座装置について説明する。図5は、洋式便器99に搭載された洗浄便座装置9を説明する斜視図である。洗浄便座装置9は、人体局部洗浄装置と便座開閉装置とを兼ねるものであり、基部92と、ノズルユニット1と、操作部93と、便座94及び便蓋95と、で構成されている。基部92は、箱形状で洋式便器99の後部上面に搭載されており、基部92の内部にはノズルユニット1が配設されるとともに、基部92の一方の側方側の傾斜した上面には操作部93が設けられている。そして、操作部93が操作されて洗浄開始や洗浄終了の指令が発せられると、お尻洗浄ノズル3やビデ洗浄ノズル4が進退駆動されて人体局部を洗浄するとともに、前述したようにノズル3、4の清掃が行われるようになっている。一方、便座94及び便蓋95は、基部92に回動可能に枢支されて、自動または手動で開閉操作されるように構成されている。
上述の洗浄便座装置9は本発明の一実施形態であり、他にさまざまな態様とすることが可能である。
本発明の実施例である人体局部洗浄装置のノズルユニットを説明する平面図である。 図1の実施例のノズルユニットの清掃水噴射体付近の垂直断面図である。 図1の実施例において、清掃水噴射体を構成する本体部材の構造を説明する平面図である。 図1の実施例で適用可能な3つの給水方式を説明する給水系統図である。 図1の実施例のノズルユニットを適用した洗浄便座装置を説明する斜視図である。
符号の説明
1:人体局部洗浄装置
2:ユニットケース(基部)
21:お尻洗浄ノズル用ガイド部 22:ビデ洗浄ノズル用ガイド部
23〜25:洗浄水配管
3:お尻洗浄ノズル
31:上面 32、33:側面 34、35:境界部
4:ビデ洗浄ノズル
41:上面 42、43:側面 44、45:境界部
5:お尻洗浄用モータ(ノズル駆動部)
6:ビデ洗浄用モータ(ノズル駆動部)
7:清掃水噴射体(清掃水噴射手段)
71:本体部材 72:カバー部材 73:配管接続部材
76A〜76C、77A〜77C:噴射口
8:温水タンク(清掃水供給手段)
81:配水管 82:ディスクバルブ 83:メインバルブ
9:洗浄便座装置
92:基部 93:操作部 94:便座 95:便蓋
99:便器

Claims (6)

  1. 便器後部に搭載される基部と、前記基部に進退可能に装備されるとともに人体局部に向けて洗浄水を噴出する噴出口をもつ洗浄ノズルと、前記便器の内部に前進した動作位置と前記基部内に後退した待機位置とに前記洗浄ノズルを切り替えるノズル駆動部と、前記洗浄ノズルを清掃するノズル清掃手段と、を備える人体局部洗浄装置であって、
    前記ノズル清掃手段は、前記待機位置にある前記洗浄ノズルの上方から前記洗浄ノズルの上面及び側面に向けて清掃水を噴射する複数個の噴射口をもつ清掃水噴射手段と、前記清掃水噴射手段に前記清掃水を供給する清掃水供給手段と、を有することを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 前記洗浄ノズルはお尻洗浄ノズルとビデ洗浄ノズルとからなり、前記清掃水噴射手段は前記お尻洗浄ノズル及び前記ビデ洗浄ノズルの上方を横断して配設される、請求項1に記載の人体局部洗浄装置。
  3. 前記噴射口は、前記待機位置にある前記洗浄ノズルの先端の上方に配設されるとともに、前記洗浄ノズルの前進及び後退の少なくとも一方の動作時に前記清掃水を噴射する、請求項1または2のいずれか一項に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 前期洗浄水の前記人体局部への噴出後、前記ノズル駆動部は前記洗浄ノズルを所定回数前記後退及び前記前進を繰り返す、請求項3に記載の人体局部洗浄装置。
  5. 前記噴射口は、前記待機位置にある待機状態の前記洗浄ノズルに向けて清掃水を噴射する、請求項1または2のいずれか一項に記載の人体局部洗浄装置。
  6. 前記洗浄ノズルの前記上面及び前記側面は、それぞれ、平面及び外に向かって凸状曲面であって、前記上面及び前記側面と前記上面との境界部は、それぞれ、前記複数の噴射口の鉛直線に沿った下方にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の人体局部洗浄装置。
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