JP2022091325A - 軌条車両及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計および製造工数を抑えることができ、大きな発熱容量を備えるとともに高い安全性を備えるヒータ装置を備える軌条車両及びその製造方法を提供する。【解決手段】軌条車両の床面をなす台枠と、前記台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、前記側構体に支持されるとともに前記軌条車両の長手方向に沿って備えらえる座席と、前記座席の下方に備えられるヒータと、を備える軌条車両において、前記座席は、前記側構体に沿う略垂直部と前記台枠に沿う水平部とからなるとともに前記側構体に固定される座席支持部によって支持されており、前記ヒータは、前記水平部に固定されるヒータ支持箱に対して、調整用の金具を介して取り付けられ、前記調整用の金具は、前記軌条車両の長手方向に交差する断面形状が略Z形を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、軌条車両及びその製造方法に関する。
特に、ラッシュ時の混雑が激しい都市部などで通勤や通学に供される鉄道車両は、車両の長手方向に沿って、鉄道車両を構成する側構体に固定されたロングシートを備える。このロングシートの座面の裏側(床に面する側)には、外気温低下時に駆動されるヒータ装置が備えられる。
特許文献1に、腰掛け取り付け作業を容易にして、製作コストの低減を図ることができる腰掛けが開示されている。この腰掛けは、側構体に取り付けられるとともに座面を構成する腰掛け骨組を、その長手方向に一体成形されたアルミ製中空形材で形成するとともに、この腰掛け骨組みを、側構体を構成する主柱である側柱または窓下柱に取り付ける構造に特徴がある。
特開2002-205641号公報
鉄道車両に備えられるロングシートの座面の裏側に備えられるヒータ装置は、例えば寒冷地向け車両の車内温度環境を快適に維持するために、大きな発熱量を要求される場合がある。一方、大きな発熱量を持つヒータ装置を設置する場合、快適な車内温度環境を確保しつつも、乗客等に対する安全性にも十分配慮する観点から何らかの工夫が必要である。さらに、大きな発熱量を持つヒータ装置を従来のヒータ装置に置換するにあたり、設計(形状)等を変更する箇所を少なくすることが、設計および製造工数を抑えるために望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、設計および製造工数を抑えることができ、大きな発熱容量を備えるとともに高い安全性を備えるヒータ装置を備える軌条車両及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の軌条車両の一つは、
軌条車両の床面をなす台枠と、
前記台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、
前記側構体に支持されるとともに前記軌条車両の長手方向に沿って備えらえる座席と、
前記座席の下方に備えられるヒータと、を備える軌条車両において、
前記座席は、前記側構体に沿う略垂直部と前記台枠に沿う水平部とからなるとともに前記側構体に固定される座席支持部によって支持されており、
前記ヒータは、前記水平部に固定されるヒータ支持箱に対して、調整用の金具を介して取り付けられ、
前記調整用の金具は、前記軌条車両の長手方向に交差する断面形状が略Z形を有することにより達成される。
本発明によれば、設計および製造工数を抑えることができ、大きな発熱容量を備えるとともに高い安全性を備えるヒータ装置を備える軌条車両及びその製造方法を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、鉄道車両を枕木方向に見た図である。 図2は、鉄道車両の長手方向の端部の水平断面図(図1のA-A断面図)である。 図3は、鉄道車両の側構体に固定されたロングシートの長手方向に交差する断面図(図2のB-B断面図)である。
軌条車両とは、敷設された軌道に沿って運行される車両の総称であり、鉄道車両、路面電車、新交通システム車両、モノレール車両等を意味する。ここでは以下、図面を参照しながら、軌条車両の代表例として、鉄道車両を例示して本発明の実施の形態を説明する。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。まず、各方向を定義する。鉄道車両の長手方向(レール方向)をx方向、鉄道車両の幅方向(枕木方向)をy方向、鉄道車両の高さ方向をz方向とし、以下、単にx方向、y方向、z方向と記す場合がある。
図1は、鉄道車両を枕木方向に見た図である。鉄道車両1は、床面をなす台枠10と、台枠10のy方向の両端部に立設される側構体20と、台枠10のx方向の両端部に立設される妻構体30と、側構体20および妻構体30の上端部に載置される屋根構体40と、を有する。鉄道車両1のx方向の両端部は、軌道7に沿って転動する台車5に、空気ばね(図示なし)を介して支持される。
側構体20は、複数の窓22と、行き先表示器21と、乗客等が乗降に供する側引き戸24と、を有する。妻構体30は、隣接する車両に接続する貫通路32を有する。屋根構体40の上面には空調装置6が備えられる。
図2は、鉄道車両の長手方向の端部の水平断面図(図1のA-A断面図)であり、図3は、鉄道車両の側構体に固定されたロングシートの長手方向に交差する断面図(図2のB-B断面図)である。鉄道車両1の床(台枠)10のy方向の両端部には、x方向に沿って側構体20の車内側に、ロングシート(座席)26が備えられる。
座席26は、背もたれ26aと座面26bとを有しており、側構体20の車内側にx方向に沿って離散的に備えられる座席支持部27を介して、鉄道車両1の側構体20に固定される。座席支持部27は、背もたれ26aを支持する略垂直部27aと、座面26bを支持する水平部27bと、を有する略L字形状の部材である。なお、この水平部27bの鉄道車両1のy方向の中央部(中心線80)に近い側の先端部27btは、握り棒60を支持する場合がある。
水平部27bの下部には、略直方体形状のヒータ支持箱51が備えられ、ヒータ50はヒータ支持箱51のy方向の両端部に、x方向に交差する断面形状が略Z形の耐熱性ライナーである調整用の金具52を介して取り付けられる。具体的に、調整用の金具52は、y方向に沿った2つの水平板部の対向する端部を、z方向に沿った垂直板部で連結した略Z形状を有するため、水平板部のスパンを長くすることで、ヒータ支持箱51に対してヒータ50を側構体20側に近づけることができ、また垂直板部のスパンを長くすることで、ヒータ支持箱51に対してヒータ50を台枠10側に近づけることができる。
ヒータ50を支持するヒータ支持箱51の上方には、z方向に隔置される一対の多孔板55a、55bが備えられる。一対の多孔板55aと55bとの間には、z方向に向けて開口するとともにx方向に交差する断面形状が略V字状の遮熱板54が備えられる。水平部27bの先端部27btの下方には、断熱塗料が塗布された化粧板58が備えられる。この化粧板58のy方向の一方の端部は、水平部27bの先端部27btに耐熱ライナー56を介して固定され、化粧板58のy方向の他方の端部は、ヒータ支持箱51をなす側壁に耐熱ライナー56を介して固定される。
上述した構成を有するため、寒冷地向けの鉄道車両用に大きな容量(発熱量)を有するヒータ50を備えた場合でも、水平部27bを有する座席支持部27およびヒータ支持箱51の設計を変更することなく、調整用の金具52の形状(特に、y方向の寸法)のみを変更するだけで、ヒータ50を側構体20の側に近づけることができる。
例えば、比較的発熱量が少ない通常のヒータ(第1のヒータとする)を備えるときは、比較的スパンが短い形状の調整用の金具(第1の調整用の金具とする)を用いて、ヒータをヒータ支持箱51に取り付けることができる。それにより乗客の下肢にヒータを近づけることができ、適温で乗客の下肢を暖めることができる。
一方、第1のヒータより大きな発熱量を備えるヒータ(第2のヒータとする)50を備える時には、第1の調整用の金具よりスパンが長くなるよう製作した調整用の金具(第2の調整用の金具とする)52を用いて、ヒータ50をヒータ支持箱51に取り付ける。それにより座席26に着座した乗客の下肢からヒータ50を、側構体20の方向(y方向)に遠ざけて設置することができるので、乗客の下肢がヒータ50から過熱されるおそれがない。つまり、調整用の金具52の形状のみを設計変更するのみで、発熱量に関わらずヒータの取り付けを行うことができる、
したがって、ヒータ50の発熱量に関わらず、座席支持部27やヒータ支持箱51を共通部品として使用することができ、それにより安全性を確保しつつも、設計及び製造工数を低減できる。
さらに、スパンが長い調整用の金具52を用いることで、大きな発熱量を備えるヒータ50を、断熱塗料が塗布された化粧板58からも物理的に離すことができるため、化粧板58がヒータ50の輻射熱によって過熱されることを抑制できる。それにより化粧板58の温度上昇を抑え、乗客の下肢が化粧板58に触れた場合でも安全性を確保することができる。
さらに、調整用の金具52を介してヒータ50がヒータ支持箱51に固定されるため、ヒータ50から、調整用の金具52とヒータ支持箱51と水平部27bと耐熱ライナー56からなる熱伝達経路を介して、化粧板58に伝達される熱量を抑制できる。それにより化粧板58の温度上昇を抑え、乗客の下肢が化粧板58に触れた場合でも安全性を確保することができる。
本実施形態によれば、大きな発熱容量を備えるとともに高い安全性を備えるヒータ装置を備える鉄道車両を提供することができる。
1…鉄道車両、 5…台車、
6…空調装置、 7…軌道、
10…台枠(床)、 20…側構体、
21…行き先表示部、 22…窓、
24…側引き戸、 26…座席、
26a…背もたれ、 26b…座面、
27…座席支持部、 27a…略垂直部、
27b…水平部、 27bt…先端部、
30…妻構体、 32…貫通路、
40…屋根構体、 50…ヒータ、
51…ヒータ支持箱、 52…調整用の金具、
54…遮熱板、 56…耐熱ライナー、
58…化粧板(耐熱塗料塗布)、 60…握り棒、
80…中心線、
x…長手方向(レール方向)、 y…幅方向(枕木方向)、
z…高さ方向

Claims (4)

  1. 軌条車両の床面をなす台枠と、
    前記台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、
    前記側構体に支持されるとともに前記軌条車両の長手方向に沿って備えらえる座席と、
    前記座席の下方に備えられるヒータと、を備える軌条車両において、
    前記座席は、前記側構体に沿う略垂直部と前記台枠に沿う水平部とからなるとともに前記側構体に固定される座席支持部によって支持されており、
    前記ヒータは、前記水平部に固定されるヒータ支持箱に対して、調整用の金具を介して取り付けられ、
    前記調整用の金具は、前記軌条車両の長手方向に交差する断面形状が略Z形を有する、
    ことを特徴とする軌条車両。
  2. 請求項1に記載される軌条車両において、
    前記水平部の先端部の下方は、耐熱性塗料が塗布された化粧板で覆われる、
    ことを特徴とする軌条車両。
  3. 請求項2に記載される軌条車両において、
    前記化粧板の一方の端部は、前記水平部の先端部に耐熱ライナーを介して固定されており、
    前記化粧板の他方の端部は、前記ヒータ支持箱をなす側壁に耐熱ライナーを介して固定される、
    ことを特徴とする軌条車両。
  4. 請求項1に記載の軌条車両の製造方法において、
    第1のヒータを前記ヒータ支持箱に取り付けるときは、第1の調整用の金具を用い、
    前記第1のヒータより発熱量が大きな第2のヒータを前記ヒータ支持箱に取り付けるときは、前記第1の調整用の金具よりスパンが大きな第2の調整用の金具を用いる、
    ことを特徴とする軌条車両の製造方法。
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