JP2022091212A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両重量の増加、および製造コストの増大を抑制しつつ、高い剛性を有し、外部から過大な荷重が入力された際には、サブフレームを脱落させることが可能な車体構造を提供する。【解決手段】車室CAの前方にサブフレーム12と、車室CAの下面に車幅方向に沿ったサブフレームリアベース23と、車室CAの下面に車両前後方向に沿ったフロアフレーム22と、サブフレームリアベース23とフロアフレーム22とが重なる部位にサブフレーム12を支持するサブフレーム取付部25と、水平面に沿って形成される取付座25cと、サブフレーム12と取付座25cとを締結する締結手段30と、取付座25cに重ねて配置される補強部材41と、を設け、補強部材41には、締結手段30よりもサブフレーム側、且つ車幅方向外側に位置する部位に、締結手段30の周囲を囲むように連続しつつ車両上下方向に立設されたフランジ43を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、高い剛性を有しつつ、外部から過大な荷重が入力された際に車室内の乗員を守るための車体構造に関する。
衝突などによる過大な入力荷重から車室内の乗員を守るために、過大な入力荷重を吸収するための衝撃吸収構造、および衝撃に対して、変形せずに車室の内部空間を維持するための骨格構造などを車体各部に設定することが従来から行われている。
たとえば、特許文献1では、エンジンルームを形成しつつ、サスペンションを介して、車輪を支持するサブフレームを、ボルトを用いて車室側本体に締結・支持することが行われている。
このため、サブフレームを車室側本体に締結・支持するボルト締結部の周辺部は、高い剛性を有するように構成されている。
また、外部から過大な荷重がサブフレームに対して入力された際に、入力荷重が車室へ伝わらないようにするために、サブフレームがサブフレーム取付部から脱落するように構成されている。
このため、過大な入力荷重によって、サブフレームを確実に脱落させるために、車室側本体におけるボルト締結部の剛性を、ボルト締結部周辺の剛性よりも低くなるように設定している。
特開2001-48050号公報
ところで、特許文献1の構造では、ボルト締結部周辺の剛性を高めるために、サブフレーム取付部の底面に補強板を固定し、この補強板の上に箱状の補強部材を重ね、ボルト締結部の周囲に閉空間を形成している。
しかしながら、このような構成とした場合には、車両重量が増加するとともに、製造コストが増大してしまうという問題が出てくる。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、車両重量の増加、および製造コストの増大を抑制しつつ、高い剛性を有し、外部から過大な荷重が入力された際には、サブフレームを脱落させることが可能な車体構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る車体構造は、車室の前方、または後方に配置されるサブフレームと、該サブフレームに面する該車室の部位の下面に車幅方向に沿って配置されるサブフレームリアベースと、該車室の下面に車両前後方向に沿って配置されるフロアフレームと、該サブフレームリアベースと該フロアフレームとが交差する部位に設定され、該サブフレームの車室側端部を支持するサブフレーム取付部と、該サブフレーム取付部を構成しつつ、水平面に沿って形成される取付座と、該サブフレームと該取付座とを締結する締結手段と、板状部材からなり、該取付座に重ねて配置される補強部材と、を備え、該補強部材は、該締結手段よりもサブフレーム側、且つ車幅方向外側に位置する部位に、該締結手段の周囲を囲むように連続しつつ、車両上下方向に立設されたフランジを備えることを特徴とする。
本発明によれば、車両重量の増加、および製造コストの増大を抑制しつつ、高い剛性を有し、外部から過大な荷重が入力された際には、サブフレームを脱落させることが可能な車体構造を提供することができる。
第1実施形態の車体構造示す平面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 図1のIV部を示す要部拡大斜視図である。 図1のIV部の底面側を示す要部拡大斜視図である。 図3に外部から過大な荷重が入力され、サブフレームが脱落した状態を示す断面図である。 図1のIV部に対応する第2実施形態の部位を示す要部拡大斜視図である。
<第1実施形態>
本発明の一実施形態の車体構造S1について、図1~図6を参照して詳細に説明する。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、以下の説明においては、「前」「後」、「上」「下」、「内」「外」については、特別に断らない限り、車両前後方向における「前」「後」、車両上下方向における「上」「下」、車幅方向における「内」「外」を指すものとする。
本実施形態の車体構造S1は、図1に示すように、主に車体前方、および斜め前方向から車体に衝突された場合に、車室内の乗員を保護するための構造である。
本実施形態の車体構造S1は、車室CAの前方に設定されるエンジンルームERと車室CAとの連結部分に設定されている(図1参照)。
本実施形態の車体構造S1は、車体の骨格を構成する部材として、フロントサイドフレーム11、フロントサイドリヤエンド11a、アウトリガ21、フロアフレーム22、サブフレームリアベース23、サブフレーム12を備えている。
フロントサイドフレーム11は、エンジンルームER内を車体前後方向に沿って左右に一対配置されている。
そして、フロントサイドフレーム11は、その後端部に、フロントサイドリヤエンド11aが形成され、フロントサイドリヤエンド11aを介して、車室CAの前側に配置されている。
フロントサイドリヤエンド11aは、車室CAの外殻を構成するダッシュロアパネル(図示せず)の下面とフロアパネル(図示せず)の下面に沿うように車体後方側に延在し、フロアサイドフレーム24の前端部に連続している。
また、フロントサイドリヤエンド11aは、上方に開口する断面U字形状を有し、ダッシュロアパネルとフロアパネルの下面に接合されることにより、車体前後方向に沿う連続した閉断面を形成している。
また、フロントサイドリヤエンド11aには、アウトリガ21が連結されている。
アウトリガ21は、車室CAの前側下面に、車幅方向に沿って配置されている。
そして、アウトリガ21は、内側端部がフロントサイドリヤエンド11aに連結され、外側端部が車室CAの側部を構成する骨格部材であるサイドシル(図示せず)に連結されている。
また、アウトリガ21は、断面U字形状を有し、上方に開口した状態で配置され、フロアパネルの下面、およびダッシュロアパネルの下面に接合されている。
これにより、アウトリガ21は、フロアパネル及びダッシュロアパネルとともに車幅方向に沿う連続した閉断面を構成している。
フロアフレーム22は、車室床部の車幅方向中央部を前後に延在するフロアトンネル部(図示せず)の両脇に、前後方向に沿って一対配置されている。
そして、フロアフレーム22は、断面U字形状を有し、上方に開口した状態で配置され、フロアパネルの下面、およびダッシュロアパネルの下面に接合されている。
これにより、フロアフレーム22は、フロアパネル及びダッシュロアパネルとともに車幅方向に沿う連続した閉断面を構成している。
サブフレームリアベース23は、車室CAの前側下面に、車幅方向に沿って左右一対で配置されている(図1参照)。
そして、サブフレームリアベース23は、内側端部がフロアフレーム22の前端部に連結され、外側端部がアウトリガ21とフロントサイドリヤエンド11aとの連結部に連結されている。
また、サブフレームリアベース23は、断面U字形状を有し、上方に開口した状態で配置され、フロアパネルの下面、およびダッシュロアパネルの下面に接合されている。
これにより、左右一対のサブフレームリアベース23は、フロアパネル及びダッシュロアパネルとともに車幅方向に沿う閉断面をそれぞれ構成している。
さらに、サブフレームリアベース23には、フロアフレーム22と重なる部位に、サブフレーム12を車体に支持する部位としてのサブフレーム取付部25が設定されている。
サブフレーム12は、エンジンルームERにおけるフロントサイドフレーム11の下方に配置され、駆動系部品、およびサスペンション部品(図示せず)を支持する(図1参照)。
サブフレーム12は、サブフレームアーム12a、サブフレーム本体12b、サブフレーム側締結部12cを備えている。
サブフレームアーム12aは、一対の部材で構成され、左右の各フロントサイドフレーム11の下方に配置されている。
各サブフレームアーム12aは、車両前後方向に沿って延在し、後端部がサブフレーム本体12bに支持された片持ち梁状の部材で構成されている。
サブフレーム本体12bは、ダッシュロアパネルの前方に、車幅方向に沿って配置され、各サブフレームアーム12aの後端部を連結している。
これにより、サブフレーム12は、サブフレーム本体12bと、一対のサブフレームアーム12aとによって、平面視において、U字形状を呈している。
サブフレーム側締結部12cは、サブフレーム本体12bの後縁部における各サブフレームアーム12aの後方に位置する部位に左右一対配置されている。
各サブフレーム側締結部12cは、サブフレーム本体12bを上下に貫通しつつ、締結ボルト32の軸部が挿通可能な筒孔を有している。
左右のサブフレーム側締結部12cが、締結手段30を用いてサブフレーム取付部25に締結されることで、サブフレーム12が車室前部に設置される。
サブフレーム取付部25は、サブフレームリアベース23の車幅方向内側端部とフロアフレーム22の前端部とが重なる部位に設定され、上方に開口する箱形状を有している(図1~図3参照)。
つまり、サブフレーム取付部25の箱形状は、前壁23a、後壁23b、内壁25a、外壁25b、底部23cで構成されている。
そして、前壁23a、後壁23b、および底部23cは、サブフレームリアベース23の断面U字形状によって構成されている。
つまり、前壁23aは、サブフレームリアベース23の断面U字形状を構成する前側の壁部によって形成されている。
後壁23bは、サブフレームリアベース23の断面U字形状を構成する後側の壁部によって形成されている。
底部23cは、サブフレームリアベース23の断面U字形状を構成する底部分によって形成されている。
また、底部23cは、取付座25cに設定されている(図4、図5参照)。
取付座25cは、水平面に沿って形成されており、取付座25cの上面には補強部材41が重ねて配置されている。
さらに、前壁23aと後壁23bとの間には、バルクヘッド42が配置されている。
内壁25aは、サブフレームリアベース23の内側端部のU字形状を閉止する板材で形成されている。
さらに、内壁25aは、フロアフレーム22の断面U字形状を構成する内側の壁部22aの延長線上に配置されている。
外壁25bは、フロアサイドフレーム24の断面U字形状を構成する内側の壁部24aで形成されている。
補強部材41は、補強ベース41a、ウェルドナット31を備えている。
補強ベース41aは、その周縁が、取付座25cと前壁23aとの境界部、取付座25cと後壁23bとの境界部、および取付座25cと内壁25aとの境界部のそれぞれに接する矩形形状の板状部材で構成されている。
また、補強ベース41aの周縁には、フランジ43が車両上方に立設している。
さらに、補強ベース41aの中央部には、貫通孔41bが上下方向に開口している。そして、補強ベース41aの上面には、ウェルドナット31が、その雌ネジ孔31aと貫通孔41bとが重なるように配置されている。
ウェルドナット31は、締結ボルト32とともに締結手段30を構成している。
フランジ43は、図2、図3に示すように、前フランジ43a、後フランジ43b、内フランジ43c、外フランジ43dで構成されている。
前フランジ43aは、図3に示すように、補強ベース41aの前側縁部に、前壁23aの内周面に倣って上方に立設し、前壁23aに接合されている。
また、前フランジ43aは、その内側端部がウェルドナット31よりも内側まで延在している。
後フランジ43bは、補強ベース41aの後側縁部に、後壁23bの内周面に倣って上方に立設し、後壁23bに接合されている。
内フランジ43cは、図2に示すように、補強ベース41aの内側縁部に、内壁25aの外周面に倣って上方に立設し、内壁25aに接合されている(図5参照)。
外フランジ43dは、補強ベース41aの外側縁部に、車両前後方向に沿って上方に立設している。
そして、外フランジ43dは、その後側端部が、ウェルドナット31よりも車室側まで延在している。
さらに、外フランジ43dは、その前側端部が、コーナー部43eを介して、前フランジ43aの外側端部と連続するように立設している。
コーナー部43eは、補強ベース41aの前部外側部分から、平面視にて円弧状に湾曲しつつ、上方に立設している。
加えて、外フランジ43dは、その後側端部が、後フランジ43bの外側端部と連続するように立設している。
つまり、前フランジ43a、外フランジ43d、および後フランジ43bは、連続しつつ、ウェルドナット31(締結手段30)の周囲を囲むように上方に立設している。
バルクヘッド42は、図2~図4に示すように、板状部材で構成され、補強ベース41a上の外フランジ43dとウェルドナット31との間に、板面が車幅方向に面した状態で、車両前後方向に沿って配置されている。さらに、バルクヘッド42は、フロアフレーム22の断面U字形状を構成する外側の壁部22bの延長線上に配置されている。
そして、バルクヘッド42は、前側接合部42a、後側接合部42b、下側接合部42c、上側接合部42dを備えている。
前側接合部42aは、バルクヘッド42の前側縁部を車幅方向内側に折り曲げることで形成され、前壁23aに接合されている。
後側接合部42bは、バルクヘッド42の後側縁部を車幅方向外側に折り曲げることで形成され、後壁23bに接合されている。
下側接合部42cは、バルクヘッド42の下側縁部を車幅方向内側に折り曲げることで形成され、補強ベース41aに接合されている。
次に、サブフレーム12をサブフレーム取付部25に締結する手順について説明する。
まず、サブフレーム12の後端部をサブフレーム取付部25に下方から重ね、サブフレーム側締結部12cの筒孔とウェルドナット31の雌ネジ孔31aとを連通させる。
次に、締結ボルト32を下方からサブフレーム側締結部12cに挿入し、ウェルドナット31に所定の締め付けトルクで螺着することで、サブフレーム12がサブフレーム取付部25に締結される。
車体構造S1を前述のような構成とすることで、ウェルドナット31の破断を阻害することなく、サブフレーム取付部25の剛性を高めることができる。
なお、サブフレーム12は、サスペンション部品(図示せず)を介して、車輪(図示せず)を支持している。このため、車両走行中には、車輪からの振動、騒音が車室CAに伝わる。
車室CAに伝わる振動、騒音を低減する手法として、サブフレーム取付部25の剛性を高める方法、が考えられる。
サブフレーム取付部25の剛性を高める方法は、サブフレーム取付部25が、車体の骨格を構成し、高剛性であることが求められることから、より適当な手法である。
また、車体構造S1を前述のような構成とすることで、車両前方、および斜め前側から衝撃荷重が入力された際には、ウェルドナット31の周囲の補強ベース41aが破断し、サブフレーム12がウェルドナット31とともに脱落する。
これに対して、補強手段40(補強部材41、バルクヘッド42)を備えない構造の場合には、サブフレーム取付部25の剛性が不足し、衝撃荷重によって取付座25cが変形してしまうおそれがある。
そして、取付座25cが変形した場合には、荷重がウェルドナット31の周囲に分散してしまい、補強ベース41aが破断せず、所定のタイミングでサブフレーム12が脱落しないことが考えられる。
しかしながら、本実施形態の車体構造S1では、補強部材41、バルクヘッド42を備えることで、サブフレーム取付部25に十分な剛性が付与されている。
このため、前後方向の衝撃荷重がサブフレームリアベース23に入力された際には、サブフレームリアベース23の断面U字形状が潰れないように、バルクヘッド42と内壁25aが支えつつ、荷重をフロアフレーム22に伝達する。
さらに、前後方向の衝撃荷重に対して、補強部材41の外フランジ43dと内フランジ43cが、取付座25cの変形を抑制する。
また、車幅方向の衝撃荷重に対して、サブフレーム取付部25の前壁23aと後壁23b、および補強部材41の前フランジ43aと後フランジ43bが、取付座25cの変形を抑制する。
加えて、前フランジ43aと外フランジ43dとが、連続していることから、斜め前方向からの衝撃荷重に対しても、取付座25cの変形を抑制することができる。
本実施形態の車体構造S1では、補強手段40として、取付座25cに重ねて配置される補強部材41を備え、補強部材41は、前フランジ43aと外フランジ43dが、コーナー部43eを介して、連続して立設している。
つまり、補強部材41は、ウェルドナット31よりもサブフレームリアベース23側、且つ車幅方向外側に位置する補強ベース41aの部位に、ウェルドナット31を囲むように連続しつつ、上方に立設されたフランジ43を備えている。
このような板状の補強部材41を備えることで、取付座25cの剛性を高めることができるため、取付座25cの変形を抑制することができる。
これによって、車体構造S1は、車両重量の増加、および製造コストの増大を抑制しつつ、高い剛性を有し、過大荷重入力時には、サブフレームの脱落をさせることができる。
また、本実施形態の車体構造S1では、外フランジ43dの後側端部が、ウェルドナット31よりも後方に位置するように延在している。
これによって、車体構造S1は、取付座25cの剛性がさらに高まり、取付座25cの変形、および撓み変形が抑制されるため、過大荷重入力時におけるサブフレーム12の脱落を、より確実に行うことができる。
また、本実施形態の車体構造S1では、前フランジ43aの内側端部が、ウェルドナット31よりも内側に位置するように延在している。
これによって、車体構造S1は、取付座25cの剛性がさらに高まり、取付座25cの変形、および撓み変形が抑制されるため、過大荷重入力時におけるサブフレーム12の脱落を、より確実に行うことができる。
また、本実施形態の車体構造S1では、前壁23a、後壁23b、および取付座25cを連結するようにバルクヘッド42が配置されている。
これによって、車体構造S1は、取付座25cの周囲の剛性がより一層高まり、取付座25cの変形、および撓み変形が抑制されるため、過大荷重入力時におけるサブフレーム12の脱落を、より確実に行うことができる。
なお、本実施形態の車体構造S1では、補強部材41が取付座25cの上面に配置される構成となっているが、このような形態に限定するものではない。
たとえば、取付座25cの下面に補強部材41を配置する構成をとることも可能である。このような配置とする場合には、前フランジ43a、外フランジ43d、および後フランジ43bが車両下方に立設する。そして、このような構成とした場合であっても、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、本実施形態の車体構造S1では、車室CA前方に設定されたエンジンルームERについての構成となっているが、このような形態に限定するものではない。
たとえば、車室CAの後方に設定されたトランクルーム(図示せず)ついて、同様の構成を設定することが可能である。そして、このような構成とした場合であっても、本実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、本実施形態の車体構造S1では、ウェルドナット31が補強ベース41aの上面に配置されている。そして、車両前方から衝突荷重が入力された際に、ウェルドナット31の周囲の補強ベース41aが破断し、サブフレーム12が脱落する構成となっているがこのような構成に限定するものではない。
たとえば、ウェルドナット31を取付座25cの上面に配置するとともに、補強ベース41aにウェルドナット31が挿通する貫通孔を設ける構成とすることも可能である。
このような構成とした場合には、車両前方から衝突荷重が入力された際に、ウェルドナット31の周囲の取付座25cが破断し、サブフレーム12が脱落する構成となる。
そして、このような構成とした場合であっても本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図7を参照して説明する。
なお、説明において、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の車体構造S2では、補強手段40として、補強部材41を備えるものの、バルクヘッド42を有していない点が、前述の第1実施形態の車体構造S1と大きく異なる点である。
補強部材41は、第1実施形態と同様に構成され、取付座25cの上面に配置されている。
そして、このような構成とした場合であっても前述の第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
S1、S2 車体構造
CA 車室
12 サブフレーム
23 サブフレームリアベース
23a 前壁
23b 後壁
25 サブフレーム取付部
25c 取付座
30 締結手段
41 補強部材
42 バルクヘッド
43 フランジ

Claims (4)

  1. 車室の前方、または後方に配置されるサブフレームと、
    該サブフレームに面する該車室の部位の下面に車幅方向に沿って配置されるサブフレームリアベースと、
    該車室の下面に車両前後方向に沿って配置されるフロアフレームと、
    該サブフレームリアベースと該フロアフレームとが交差する部位に設定され、該サブフレームの車室側端部を支持するサブフレーム取付部と、
    該サブフレーム取付部を構成しつつ、水平面に沿って形成される取付座と、
    該サブフレームと該取付座とを締結する締結手段と、
    板状部材からなり、該取付座に重ねて配置される補強部材と、
    を備え、
    該補強部材は、
    該締結手段よりもサブフレーム側、且つ車幅方向外側に位置する部位に、該締結手段の周囲を囲むように連続しつつ、車両上下方向に立設されたフランジを備える
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 前記フランジは、
    前記締結手段よりも車幅方向外側の部位が、該締結手段よりも車室側まで延在する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記フランジは、
    前記締結手段よりも車両前後方向前側の部位が、該締結手段よりも車幅方向内側まで延在する
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記サブフレーム取付部は、
    前記取付座の前縁部から上下方向に立設された前壁と、
    該取付座の後縁部から該前壁に対向しつつ、立設された後壁と、
    を備え、
    前記補強部材は、
    該補強部材の板面から上下方向に立設され、該前壁と該後壁とを連結するバルクヘッドを備える
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の車体構造。
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