JP2022090868A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前突等による衝撃荷重による衝撃エネルギを効率よく吸収する。【解決手段】エプロンサイドフレームは、後側サイドフレーム1Bと、該後側サイドフレーム1Bの前部に接合され、前部から前方に延びる前側サイドフレーム1Aと、を有し、後側サイドフレーム1Bは、上後側メンバ30と下後側メンバ40とを有し、上後側メンバ30及び下後側メンバ40により、第1の閉断面構造SRが形成され、前側サイドフレーム1Aは、上前側メンバ10と下前側メンバ20とを有し、上前側メンバ10及び下前側メンバ20により、第2の閉断面構造SFが形成される。【選択図】図6

Description

本発明は、車体前部構造に関する。
車両の車両前後方向の前側部分における車体側部には、ダッシュパネルの車幅方向外側部から車両前方に延びる側部フレームが設けられてる。該側部フレームは、例えば、特許文献1に開示されているように、アッパメンバとロアメンバとを有する構造が知られている。この例では、アッパメンバとロアメンバとの接続部には、前上方に向けて屈曲する屈曲部が形成され、屈曲部の前方には、前記ロアメンバの閉断面部を隔てるバルクヘッドが設けられている。
上記ように構成することで、車両衝突時、例えば車両前方側から物体等が衝突するような正面衝突(以下、前突)時において、側部フレームを変形させることにより、前突等による衝撃荷重を吸収しようとしている。この例では、上記のように構成することにより、当該変形形状を安定化させようとしている。
特開2019-14342号公報
上記例のような構造では、側部フレームの前部に、前突等による衝撃荷重が作用したときに、屈曲部に設けられている脆弱部を変形の起点として、屈曲部で変形させ、衝撃荷重を吸収しようとしている。ところが、屈曲部における脆弱部を起点として変形するとき、剛性が高い構造と、屈曲部との位置関係から、意図する方向に変形しない場合が生じる可能性がある。この場合、意図する部分で衝撃荷重による衝撃エネルギを効果的に吸収できない可能性がある。そのため、上記例のような構造では、前突等による衝撃荷重を効果的に吸収する上で、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、前突等による衝撃荷重による衝撃エネルギを効率よく吸収することができる車体前部構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る車体前部構造は、車体側部に設けられたエプロンサイドフレームを有している。当該車体前部構造において、前記エプロンサイドフレームは、車体前部に設けられたダッシュパネルの車幅方向外側部の上部から車両前方に延びる後側サイドフレームと、該後側サイドフレームの前部に接合され、該前部から車両前方に延びる前側サイドフレームと、を有し、前記後側サイドフレームは、上後側メンバと、該上後側メンバの下部に接合されている下後側メンバと、を有し、前記上後側メンバ及び下後側メンバにより、第1の閉断面構造が形成され、前記前側サイドフレームは、上前側メンバと、該上前側メンバの下部に接合されている下前側メンバと、を有し、前記上前側メンバ及び下前側メンバにより、第2の閉断面構造が形成され、前記後側サイドフレームの前部と前記前側サイドフレームの後部とは、傾斜面で接合されている。
本発明によれば、前突等による衝撃荷重による衝撃エネルギを効率よく吸収することができる。
本発明に係る車体前部構造の斜視図である。 図1の上前側メンバを取り外した状態を示す斜視図である。 図1の前側サイドフレームと後側サイドフレームとの接続部周辺を拡大して示す拡大斜視図である。 図2の前側サイドフレームと後側サイドフレームとの接続部周辺を拡大して示す拡大斜視図である。 図3のA―A断面を示す斜視図である。 図3のB―B断面を示す斜視図である。 図3のC―C断面を示す斜視図である。 図1のエプロンサイドフレーム及びその周辺の平面図である。 図8のエプロンサイドフレームを拡大して示す拡大平面図である。 図1の車体前部構造を車幅方向外側から見た側面図である。
以下、本発明に係る車体前部構造の一実施形態について、図面(図1~図10)を参照しながら説明する。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印L、R方向は、車幅方向における左側、右側を示している。また、本実施形態の説明における「左右」は、車両室内の乗員が車両前方を向いたときの左右に対応している。
本実施形態の車体前部構造は、図1~図10に示すように、車体側部に設けられているエプロンサイドフレーム1を有している構造である。図1及び図2に示すように、エプロンサイドフレーム1は、車両前後方向に延びる部材で、ダッシュパネル53の車両前方側に配置されている。ダッシュパネル53は、例えばエンジンまたは電動モータ等の駆動装置が配置されるエンジンやモータが配置されるパワーユニットルーム等と、車両室内とを仕切るパネル材であり、車幅方向に延びている。
本実施形態の車体前部構造は、図1、図2及び図10に示すように、ダッシュサイドパネル55と、ストラットタワー50と、エプロンサイドパネル57とを有している。
ダッシュサイドパネル55は、ダッシュパネル53の車幅方向外側部に設けられ、車幅方向を臨む面を有し、車両前後方向に延びている。ストラットタワー50は、ダッシュパネル53の前面のうちの車幅方向外側部に設けられ、ダッシュサイドパネル55の車幅方向内側に配置される。ストラットタワー50は、ストラット式のサスペンション装置(図示せず)の車両上下方向に延びるストラット(図示せず)の上部を取り付けるための車体側の構造体であり、ストラットタワー50の前部には、車両前方を臨み、車両上下方向に延びる前壁51が設けられている。
エプロンサイドパネル57は、ダッシュサイドパネル55及びストラットタワー50の車両前方側に配置されるパネル材で、エプロンサイドパネル57の上部は、エプロンサイドフレーム1に接合されている。また、図10等に示すように、エプロンサイドパネル57は、フロントサイドメンバ61に接合されている。
また、本実施形態の構造は、フロントサイドメンバ61と、フロントエンド横枠部材63と、フロントバンパクロスメンバ65と、を有している。フロントサイドメンバ61は、車体骨格を構成する剛性の高い部材で、パワーユニットルーム内の車幅方向外側部の下部に車両前後方向に延びている。フロントエンド横枠部材63は、車両上下方向に互いに間隔を空けて配置される横部材と、2つの横部材の車幅方向端を結ぶように車両上下方向に延びている縦部材と、を有して上側の横部材には、フロントサイドメンバ61の前部が接合されている。また、縦部材と上側の横部材とにより形成される角部には、エプロンサイドフレーム1の前部が接合されている。フロントバンパクロスメンバ65は、フロントバンパを支持するための部品であって、車幅方向に延びている。フロントバンパクロスメンバ65の車幅方向外側部は、上記の角部付近に接合されている。
本実施形態のエプロンサイドフレーム1の構造について説明する。図1及び図2に示すように、エプロンサイドフレーム1は、後側サイドフレーム1Bと、前側サイドフレーム1Aと、を有している。
後側サイドフレーム1Bは、ダッシュパネル53の車幅方向外側部の上部から車両前方に延びている。この例の後側サイドフレーム1Bは、車両前後方向で、後側サイドフレーム1Bの後端よりも前端がやや車両下方に位置するように傾斜している。また、後側サイドフレーム1Bは、図2~図7に示すように、上後側メンバ30と、下後側メンバ40と、を有しており、これらは互いに接合さている。
上後側メンバ30は、図3~図7に示すように、車両上方を臨む上面部31と、車幅方向内側を臨む内側面部35と、を有している。上後側メンバ30の上面部31は、ダッシュサイドパネル55から車両前方に延びている。上面部31の前部には、後部傾斜面31aが設けられている。後部傾斜面31aは、上面部31に連続し、車両前方に向かうに従い車両下方に傾斜している。上後側メンバ30の内側面部35は、上面部31の車幅方向内側端から車両下方に突出し、上面部31の端に沿って車両前後方向に延びている。内側面部35において、後部傾斜面31aに対応する内側面部35の車両上下方向の長さは、後部傾斜面31aに対応するように車両前方に向かうに従い徐々に小さくなる。また、この例の上後側メンバ30は、L字状の横断面形状を有している。前部傾斜面31aの内側は、エプロンサイドパネル57の上部に接合されている。
下後側メンバ40は、車両下方を臨む下面部41と、車幅方向外側を臨む外側面部45と、内側フランジ42と、外側フランジ46とを有している。下後側メンバ40の下面部41は、ダッシュサイドパネル55の車幅方向外側から車両前方に延びており、上後側メンバ30の上面部31の車両下方側に間隔を空けて配置されている。
下後側メンバ40の内側フランジ42は、下後側メンバ40の下面部41の車幅方向内側端から車両下方に突出し、下面部41の車幅方向端に沿って車両前後方向に延びている。内側フランジ42は、上後側メンバ30の内側面部35の下部にスポット溶接等により接合されている。
下後側メンバ40の外側面部45は、下面部41の車幅方向外側端から車両上方に延び、下面部41の車幅方向外側端に沿って車両前後方向に延びている。外側フランジ46は、下後側メンバ40の外側面部45の上端から車幅方向外側に突出し、外側面部45の上端に沿って車両前後方向に延びている。外側フランジ46は、上後側メンバ30の上面部31の車幅方向外側部にスポット溶接等により接合されている。下後側メンバ40の内側フランジ42及び外側フランジ46が、上後側メンバ30に接合されることにより、後側サイドフレーム1Bには、図5及び図6に示すように、車両前後方向視で略四角形状の後側閉断面構造SRが構成される。
前側サイドフレーム1Aは、図3、図4、図6及び図7に示すように、後側サイドフレーム1Bの前部に接合され、該前部から車両前方に延びている。この例では、前側サイドフレーム1Aは、車両前方に向かうに従い車両下方にやや湾曲しながら傾斜している。前側サイドフレーム1Aの傾斜は、後側サイドフレーム1Bの傾斜に対して急傾斜である。また、前側サイドフレーム1Aは、上前側メンバ10と、下前側メンバ20と、を有しており、これらは互いに接合さている。
上前側メンバ10は、車両上方を臨む上面部11と、車幅方向外側を臨む外側面部15と、外側フランジ16と、を有している。上前側メンバ10の上面部11は、上後側メンバ30の上面部31に繋がるように、車両後方に延びている。この例では、上前側メンバ10の上面部11の後端は、後部傾斜面31aの後端よりも車両後方に位置している。上前側メンバ10の上面部31には、延長部17が設けられ、該延長部17は、上後側メンバ30の上面部11に、下前側メンバ20の後述する延長部27を介して接合されている。延長部17については、後で説明する。
上前側メンバ10の外側面部15は、上面部11の車幅方向外側端から車両下方に突出し、上面部11の端に沿って車両前後方向に延び、下後側メンバ40の外側面部45に繋がるように、車両後方に延びている。この例の外側面部15の後端は、延長部17の前端の位置に対応する。また、外側面部15の下端は、後部傾斜部に対応するように傾斜している。
上前側メンバ10の外側フランジ16は、外側面部15の下端から車幅方向外側に突出し、外側面部15の下端に沿って車両前後方向に延びている。また、外側フランジ16の後部は、後部傾斜面31aに対応するように傾斜し、後部傾斜面31aにスポット溶接等により接合されている。
下前側メンバ20は、図4及び図7に示すように、車両下方を臨む下面部21と、車幅方向内側を臨む内側面部25と、内側フランジ26と、を有している。下前側メンバ20の下面部21は、上前側メンバ10の上面部11の車両下方側に間隔を空けて配置され、車両下方視で、下後側メンバ40下面部41に繋がっている。この例の下面部21の後部には、前部傾斜面21aが設けられている(図4)。前部傾斜面21aは、車両前方に向かうに従い車両下方に傾斜している。
前部傾斜面21aの車両後方側には、上前側メンバ10と同様に、延長部27が設けられている。該延長部27は、前部傾斜面21aの後端から車両後方に延びており、後上側メンバ30の上面部31の前部にスポット溶接等により直接的に接合されている。前部傾斜面21aの前端は、下前側メンバ20の下面部21の後部に接続されている。
また、下前側メンバ20の下面部21の車幅方向外側部には、上前側メンバ10の外側フランジ16が、スポット溶接等により接合されている。
また、下前側メンバ20の内側面部25は、下前側メンバ20の下面部21の車幅方向内側端から車両上方に延び、上後側メンバ30の内側面部35に繋がるように、車両前後方向に延びている。内側フランジ26は、下前側メンバ20の内側面部25の上端から車幅方向内側に突出し、該上端に沿って車両前後方向に延びている。当該内側フランジ26は、上前側メンバ10の上面部11の車幅方向内側部にスポット溶接等により接合されている。内側フランジ26及び外側フランジ15が、図6及び図7に示すように、上記のように接合されることにより、前側サイドフレーム1Aには、車両前後方向視で略四角形状の前側閉断面構造SFが構成される。
車体が、例えば、前突等による衝撃荷重を受けて、前側サイドフレーム1Aに当該衝撃荷重が入力されるとき、衝撃荷重は、前側サイドフレーム1Aの前部傾斜面21aに伝達され、その後、後側サイドフレーム1Bの上後側メンバ30に伝達される。このとき、後側サイドフレーム1Bの上後側メンバ30が、衝撃荷重に抗するように突っ張ることにより、前側サイドフレーム1Aが車両下方に湾曲または屈曲するように変形する。これにより、前突による衝撃荷重の衝撃エネルギが吸収され、当該衝撃荷重が、例えばダッシュパネル53よりも車両後方側に伝達されることが抑制される。
また、本実施形態では、上記したように、上後側メンバ30の前部に後部傾斜面31aが形成され、下前側メンバ20の後部には、前部傾斜面21aが形成され、後部傾斜面31a及び前部傾斜面21aは、互いにスポット溶接等により接合されている。これにより、後部傾斜面31a及び前部傾斜面21aが接合部となり、該接合部は、車両前方側からの衝撃荷重により、接合部にせん断方向の応力が発生することになり、その結果、上記した湾曲または屈曲の変形を促進させることが可能である。
また、本実施形態では、下前側メンバ20と上後側メンバ30とは、スポット溶接等により溶接されている。この例では、後部傾斜面31aと前部傾斜面21aが溶接され、さらに、下前側メンバ20の延長部27が、上後側メンバ30の上面部31に溶接されている。さらに、この例では、下前側メンバ20の延長部27、上前側メンバ10の延長部17及び上後側メンバ30の上面部31は、3枚重なった状態で溶接されている。このように構成することで、3枚で溶接される部位の剛性が向上する。上後側メンバ30の例えば後部傾斜面31aの形状に沿って荷重が入力されるので、3枚重ねの部位より車両前方側に位置する部分において、上記した湾曲または屈曲の変形をさせやすくなる。
また、本実施形態では、後部傾斜面31aは、図4に示すように、車両前方に向かうに従い車両下方に傾斜している。このように傾斜方向を設定することにより、車両前側の下方からの荷重が効率よく車両後方に伝達され、当該荷重伝達が、上記した湾曲または屈曲の変形に有利に作用する。
また、本実施形態では、図4及び図8~図10に示すように、例えば後部傾斜面31aの前端は、ストラットタワー50よりも車両前方側に配置されている。本実施形態では、後側サイドフレーム1Bの剛性は、後側閉断面構造SRを構成する部分の板厚等を調整すること等により、前側サイドフレーム1Aの剛性よりも高く設定されている。また、ストラットタワー50は、後側サイドフレーム1Bよりも高い剛性を有している。このため、前側サイドフレーム1Aに衝撃荷重が入力されたとき、後部傾斜面31aの前端付近を上記湾曲等の変形の起点として、変形を起こしやすくすることが可能である。
また、本実施形態では、後部傾斜面31aの後端は、車両前後方向で、ストラットタワー50の前壁51に対応するように配置されているため、後側サイドフレーム1Bで荷重を効果的に受けることができ、上記の変形を進みやすくすることができる。
また、後側サイドフレーム1Bの上後側メンバ30または下後側メンバ40は、前側サイドフレーム1Aの下前側メンバ20を介して、フロントサイドメンバ61に接合されている。これにより、簡素な構造で車体の剛性を確保している。また、後部傾斜面31aと前部傾斜面21aとの溶接ポイントは、傾斜面の外側及び内側のそれぞれにおいて、車両前後方向に間隔を空けて設けられている。これにより、溶接ポイントでの荷重の作用を内外(左右)でバランスさせ、荷重を効果的に伝達することができる。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態では、後側傾斜面は車両上方を臨むように構成されているが、これに限らない。車幅方向外側または内側を臨むように構成してもよい。さらに、当該傾斜面は、下方を向くように設定してもよい。
また、本実施形態の車体骨格の構成に対して、前側サイドフレーム1A及びフロントエンド横枠部材63がなくても、車体骨格は成立する。この場合、例えば、エプロンサイドパネル57の上部を、上後側メンバ30の上面部31、後部傾斜面31a、及び内側面部35に接合すればよい。このような車体骨格では、エプロンサイドパネル57の上部から後部傾斜面31aに衝撃荷重が伝達されるとき、後側サイドフレーム1Bの上後側メンバ30が衝撃荷重に抗するように突っ張ることにより、エプロンサイドパネル57を変形させることができる。
また、前側サイドフレーム1A及びフロントエンド横枠部材63を有しない本実施形態とは別の車体骨格に、前側サイドフレーム1A及びフロントエンド横枠部材63を追加することにより、本実施形態の車体前部構造及びその効果を得ることができる。そのため、本実施形態の車体前部構造は、前側サイドフレーム1A及びフロントエンド横枠部材63の有無による機種の作り分けが容易である。
1 エプロンサイドフレーム
1A 前側サイドフレーム
1B 後側サイドフレーム
10 上前側メンバ
11 上面部
15 外側面部
16 外側フランジ
17 延長部
20 下前側メンバ
21 下面部
21a 前部傾斜面
25 内側面部
26 内側フランジ
27 延長部
30 上後側メンバ
31 上面部
31a 後部傾斜面
35 内側面部
40 下後側メンバ
41 下面部
42 内側フランジ
45 外側面部
46 外側フランジ
50 ストラットタワー
51 前壁
53 ダッシュパネル
55 ダッシュサイドパネル
57 エプロンサイドパネル
61 フロントサイドメンバ
63 フロントエンド横枠部材
65 フロントバンパクロスメンバ
SF 前側閉断面構造(第2の閉断面構造)
SR 後側閉断面構造(第1の閉断面構造)

Claims (6)

  1. 車体側部に設けられたエプロンサイドフレームを有する車体前部構造において、
    前記エプロンサイドフレームは、車体前部に設けられたダッシュパネルの車幅方向外側部の上部から車両前方に延びる後側サイドフレームと、該後側サイドフレームの前部に接合され、該前部から車両前方に延びる前側サイドフレームと、を有し、
    前記後側サイドフレームは、上後側メンバと、該上後側メンバの下部に接合されている下後側メンバと、を有し、前記上後側メンバ及び下後側メンバにより、第1の閉断面構造が形成され、
    前記前側サイドフレームは、上前側メンバと、該上前側メンバの下部に接合されている下前側メンバと、を有し、前記上前側メンバ及び下前側メンバにより、第2の閉断面構造が形成され、
    前記後側サイドフレームの前部と前記前側サイドフレームの後部とは、傾斜面で接合されていることを特徴とする、車体前部構造。
  2. 前記傾斜面は、前記上後側メンバの前部に形成された後部傾斜面と、下前側メンバの後部に形成された後部傾斜面とを含み、前記後部傾斜面及び前記前部傾斜面は、互いに接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記下前側メンバと前記上後側メンバとは、溶接により接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体前部構造。
  4. 前記後部傾斜面は、車両前方に向かうに従い車両下方に傾斜していることを特徴とする、請求項2に記載の車体前部構造。
  5. 前記後部傾斜面の前端は、車体側部に設けられているストラットタワーよりも車両前方側に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の車体前部構造。
  6. 前記後部傾斜面の後端は、車両前後方向で、前記ストラットタワーの前壁に対応するように配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の車体前部構造。

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