JP2022090705A - 生物流入抑制装置、生物流入抑制システム及び生物流入抑制方法 - Google Patents
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Abstract
Description
取水路への生物の流入を抑制する生物流入抑制装置であって、
前記取水路の取水口の上流側に配置され、海底に向かって吊り下げられる複数の付着ロープと、
水平方向に延び、前記付着ロープの上端部が接続され、前記付着ロープを海底に向かって吊り下げる吊り下げロープと、
を備える。
図1~図4を参照して、実施の形態1に係る生物流入抑制装置、生物流入抑制システム及び生物流入抑制方法を説明する。図1に示すように、生物流入抑制システム1は、海中の取水口周辺に設置され、取水路への生物の流入を抑制するシステムである。生物流入抑制システム1は、2つの生物流入抑制装置10を備える。
以上が、生物流入抑制装置10の構成である。
以上が、生物流入抑制装置10を用いた生物流入抑制方法の流れである。
以上が、生物流入抑制装置10の設置方法の流れである。
以上が、生物流入抑制装置10の撤去方法の流れである。
次に、図5を参照して、実施の形態2に係る生物流入抑制装置10、生物流入抑制システム1及び生物流入抑制方法を説明する。実施の形態2に係る生物流入抑制装置10では、付着ロープ11の下端部が固定されていない点で実施の形態1に係る生物流入抑制装置10と相違する。以下、相違する点を中心に説明する。
上記実施の形態では、海面側から観察して付着ロープ11は一列に配置されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、図6に示すように、生物流入抑制装置10を2重、3重、…に配置することで、付着ロープ11の列を多重化してもよい。付着ロープ11の列を多重化することで、生物の捕捉効果を高めることができる。付着ロープ11の列を多重化する際には、取水口2に向かう海水の流れを阻害しないように、上流側から観察して前後の列に並べられた各付着ロープ11が互いに重なり合うように配置するとよい。
実施例1では、付着ロープとして用いるロープを選定するために生物の付着試験を実施した。付着試験で用いるロープのサンプルは、図8の右側から順に、3つ打ちのビニロンロープ外径10mm、3つ打ちのビニロンロープ外径16mm、ビニロン繊維を巻いた生物膜処理用ひも状接触材(外径約45mm)、ビニロン繊維とポリプロピレン繊維とを巻いた生物膜処理用ひも状接触材(外径約45mm)、ナイロン製のエイトロープ外径12mm、ナイロン製のエイトロープ外径16mmの6種類である。ビニロンロープは、表面がざらざらしているのに対し、エイトロープは、表面が滑らかである。生物膜処理用ひも状接触材は、太さ約0.14mmのビニロン繊維、又はいずれも太さが約0.14mmのビニロン繊維及びポリプロピレン繊維の2種類の繊維を、それぞれ4mm径のロープ本体にモール状に巻きつけて構成されている。各サンプルの長さは3mとし、それぞれ2本ずつ作製した。図9に示すように、発電所の石炭灰積出バースに設置された階段構造物の潮間帯以下に位置するAエリア及びBエリアに、各サンプルをそれぞれ1本ずつ垂下した。試験期間は114日間とした。
実施例2では、小規模試験施設による海域試験を実施した。試験施設は、図11に示すように、発電所の取水口から100m離して配置され、1辺10m程度のV字配置とした。この試験施設は、実用化施設の1/5スケールである。試験施設を海底に係留する係留用アンカー15bは、重さ30kg程度のかんざし型アンカーである。試験施設では、V字配置の一方を実施の形態1に係る生物流入抑制装置10に対応する立上げ式とし、他方を実施の形態2に係る生物流入抑制装置10に対応する垂下式とした。立上げ式及び垂下式のいずれも付着ロープ11の列は一列である。小規模試験施設の付着ロープシート11Aは、図12(a)に示すとおり生物膜処理用ひも状接触材であり、この付着ロープシート11Aが取り付けられた小規模試験施設を図12(b)に示すように海中に設置した。
10 生物流入抑制装置
11 付着ロープ
11A 付着ロープシート
11a,11b 支持ロープ
12 吊り下げロープ
13 規制ロープ
14 浮子
15 係留手段
15a アンカーロープ
15b 係留用アンカー
16 チェーン
取水路への生物の流入を抑制する生物流入抑制装置であって、
前記取水路の取水口の上流側に配置され、海底に向かって吊り下げられる複数の付着ロープと、
水平方向に延び、前記付着ロープの上端部が接続され、前記付着ロープを海底に向かって吊り下げる吊り下げロープと、
を備え、
複数の前記付着ロープは、互いに平行に並べられた状態で、各両端部が一対の支持ロープに接続されることで、付着ロープシートを構成し、
前記付着ロープシートの前記支持ロープの一方は、前記吊り下げロープに取り付けられている。
Claims (11)
- 取水路への生物の流入を抑制する生物流入抑制装置であって、
前記取水路の取水口の上流側に配置され、海底に向かって吊り下げられる複数の付着ロープと、
水平方向に延び、前記付着ロープの上端部が接続され、前記付着ロープを海底に向かって吊り下げる吊り下げロープと、
を備える生物流入抑制装置。 - 前記付着ロープは、ロープ本体に前記ロープ本体よりも細い繊維がモール状に巻き付けられた構成を備える、
請求項1に記載の生物流入抑制装置。 - 複数の前記付着ロープは、互いに平行に並べられた状態で、各両端部が一対の支持ロープに接続されることで、付着ロープシートを構成し、
前記付着ロープシートの前記支持ロープの一方は、前記吊り下げロープに取り付けられている、
請求項1又は2に記載の生物流入抑制装置。 - 前記生物流入抑制装置は、
前記吊り下げロープに取り付けられ、前記吊り下げロープに対して浮力を加える浮力付加手段と、
前記吊り下げロープの両端部に接続され、前記吊り下げロープを海底に対して係留させる一対の係留手段と、
をさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の生物流入抑制装置。 - 前記浮力付加手段は、前記吊り下げロープの長手方向に間隔を空けて配置された複数の浮子である、
請求項4に記載の生物流入抑制装置。 - 前記一対の係留手段は、
前記吊り下げロープの両端部に接続された一対のアンカーロープと、
各アンカーロープの端部に接続され、互いに離れた位置で海底に設置され、各アンカーロープの端部を海底に固定する一対の係留用アンカーと、
を備える、
請求項4又は5に記載の生物流入抑制装置。 - 前記付着ロープの下端部には、前記付着ロープが並べられた方向に沿ってチェーンが取り付けられ、
前記チェーンは、海底上に配置され、チェーン用アンカーにより海底に固定される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の生物流入抑制装置。 - 前記付着ロープの下端部には、水平方向に延び、前記付着ロープの下端部の動きを規制する規制ロープが取り付けられている、
請求項1から7のいずれか1項に記載の生物流入抑制装置。 - 前記付着ロープの下端部は、海底から離して配置される、
請求項1から8のいずれか1項に記載の生物流入抑制装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載された一対の生物流入抑制装置を備え、
前記一対の生物流入抑制装置は、取水口に向かう流れに対向するように配置されている、
生物流入抑制システム。 - 取水路への生物の流入を抑制する生物流入抑制方法であって、
捕捉対象の生物の付着期が開始した時点で付着ロープを前記取水路の取水口の上流側に設置する工程と、
捕捉対象の生物の付着期が終了した時点で捕捉対象の生物が付着した前記付着ロープを海中から撤去する工程と、
を含む生物流入抑制方法。
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