JP2022089824A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Atsushi Fujioka
健一郎 矢野
Kenichiro Yano
翔太 佐藤
Shota Sato
祥吾 中元
Shogo Nakamoto
美帆 津脇
Miho Tsuwaki
博司 山崎
Hiroshi Yamazaki
喬浩 鎌田
Takahiro Kamata
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Abstract

Figure 2022089824000001
【課題】
広告内容の自由度が高く、かつ、広告効果の高いタイミングで広告情報を提示することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】
移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得部と、所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、経路情報に基づいて、移動体が所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得部と、移動体が所定の交差点に接近した際に、第1の広告情報を含む告知情報を、移動体の乗員に対して告知させる告知制御部と、を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置に関し、特に、移動体の運転者に向けた情報の提示に関する制御及び当該提示の効果に関する判定を行う情報処理装置に関する。
移動体の搭乗者に向けて、広告の内容を表す広告情報を提示する装置が知られている。例えば、特許文献1には、店舗に関する情報を蓄積する情報センターと、経路案内を行うカーナビゲーション装置とを有し、カーナビゲーション装置が経路案内を行う際に、経路上に存在する店舗の店舗情報を音声報知するナビゲーションシステムが提案されている。カーナビゲーション装置は、目的地までの経路上に存在する店舗に関する情報を情報センターから取得し、広告のある店舗に接近した際に、交差点等の案内ポイントにおいて店舗を目印とした進行方向の案内を行う。カーナビゲーション装置により広告情報が音声報知されると、広告主に広告料が課金される。
特開2005-25461号公報
上記したようなナビゲーションシステムは、店舗を目印とする進行方向の案内を音声報知により行うものであり、広告内容の自由度が少ないことが課題の一例として挙げられる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、広告内容の自由度が高く、かつ、広告効果の高いタイミングで広告情報を提示することが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとしている。
請求項1に記載の発明は、移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得部と、所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得部と、前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御部と、を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得ステップと、所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得ステップと、前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得ステップと、所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得ステップと、前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の実施例1の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 実施例1の情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 案内地点が三叉路の交差点である場合の例を模式的に示す図である。 交差点の50m手前からの広告枠テーブルの一例を示す図である。 交差点の300m手前からの広告枠テーブルの一例を示す図である。 広告情報DB内に記憶されている広告データテーブルの一例を示す図である。 実施例1の情報処理装置による広告情報処理ルーチンの例を示すフローチャートである。 実施例1において表示部に表示される表示画面の一例である。 実施例1において表示部に表示される表示画面の一例である。 実施例1の情報処理装置による課金処理ルーチンの例を示すフローチャートである。 実施例1の情報処理装置による広告情報処理ルーチンの他の一例を示すフローチャートである。 実施例1の情報処理装置による課金処理ルーチンの他の一例を示すフローチャートである。 実施例1において表示部に表示される表示画面の一例である。 実施例2の情報処理装置による広告情報処理ルーチンの例を示すフローチャートである。 実施例2において表示部に表示される表示画面の一例である。
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面においては、実質的に同一または等価な部分には同一の参照符号を付している。
図1は、実施例1の情報処理システム10の構成を示している。情報処理システム10は、情報処理端末10A及び情報処理装置としての情報処理サーバ10Bを含んでいる。本実施例においては、情報処理端末10Aが、移動体としての車両Mに搭載されている例について説明する。
情報処理端末10Aと情報処理サーバ10Bとは、ネットワーク(通信路)を介して相互にデータの送受信(通信接続)が可能である。例えば、当該送受信には、TCP/IP等の通信プロトコルが用いられる。また、当該ネットワークは、移動体通信網、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信及び有線通信を含むインターネット通信により構築され得る。情報処理サーバ10Bは、複数の車両Mに搭載された複数の情報処理端末10Aの各々との間で相互にデータの送受信が可能である。
また、情報処理サーバ10Bは、広告主が使用する端末である広告主端末ADとの間で、ネットワークを介して相互にデータの送受信が可能である。情報処理サーバ10Bと広告主端末ADとの間で、情報処理端末10Aにおける広告情報の提示の依頼に関する情報及び広告主に対する課金に関する情報の送受信が行われる。
図2は、情報処理端末10A及び情報処理サーバ10Bの構成を示している。情報処理サーバ10Bは、情報処理端末10A以外の複数の情報処理端末(図示せず)とも相互にデータの送受信を行う。そのため、情報処理端末10Aには、当該端末を識別するための装置IDが予め割り振られている。
情報処理端末10Aは、ハードディスク、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置からなる端末記憶部11を有する。端末記憶部11は、情報処理端末10Aにおいて実行されるプログラム、情報処理端末10Aの動作に必要なデータ、情報処理端末10Aの動作において発生するデータ及び外部から取込まれるデータを適宜記憶する。また、端末記憶部11は、情報処理端末10Aの装置IDを記憶する。
情報処理端末10Aは、中央演算処理装置(CPU(Central processing Unit))等からなる端末制御部12を有する。端末制御部12は、情報処理端末10Aの動作に必要な制御を行う。例えば、端末制御部12は、情報処理端末10Aが搭載されている車両Mに関連する地図情報又は経路情報を端末記憶部11から読み出して、これらを表示する際に必要な制御を行う。
情報処理端末10Aは、車両Mの運転者に対して情報の提示を行う提示部としての表示部13及び音声出力部14を有する。
表示部13は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又はヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-up Display)等の表示装置であり、運転者によって視認可能に設けられている。表示部13は、端末制御部12からの指示に応じてナビゲーション情報及び広告情報等の情報を示す画面を表示する。例えば、表示部13には、車両Mが走行している周辺の地図情報を表示する。また、例えば、表示部13には、広告情報を示す文字及び画像が表示される。
音声出力部14は、ナビゲーション情報及び広告情報等の情報を音声として出力する音響機器である。例えば、音声出力部14は、経路情報の一部を音声出力する。また、例えば、音声出力部14は、広告情報に含まれる広告の内容を音声出力する。
情報処理端末10Aは、リモートコントローラ又はタッチパネル等の入力機器からなる操作入力部15を有する。操作入力部15は、表示部13又は音声出力部14に関する搭乗者からの操作入力を受け付ける。例えば、操作入力部15は、経路情報の表示を要求する入力、目的地の入力等の操作入力を受け付ける。
情報処理端末10Aは、車両Mの位置を検出する装置である位置検出部16を有する。位置検出部16は、例えばGPS(Global Positioning System)装置等の位置特定装置を含み、車両Mの位置を検出して位置情報を生成する。
情報処理端末10Aは、端末通信部17を有する。端末通信部17は、例えば端末制御部12の指示に従ってデータの送受信を行うためのNIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタである。送信部としての端末通信部17は、例えば車両Mの位置情報、装置ID及び目的地情報を送信する。受信部としての端末通信部17は、例えば経路情報や広告情報を含む配信情報を受信する。
続いて、情報処理サーバ10Bについて説明する。情報処理サーバ10Bは、サーバ通信部21を有する。サーバ通信部21は、例えばNIC等のネットワークアダプタであり、1又は複数の車両Mとの間でデータの送受信を行う。送信部としてのサーバ通信部21は、例えば経路情報や広告情報を含む配信情報を情報処理端末10Aに送信する。また、受信部としてのサーバ通信部21は、例えば車両Mの位置情報、装置ID及び目的地情報を情報処理端末10Aから受信する。
情報処理サーバ10Bは、ハードディスク、フラッシュメモリ、SSD、RAM等の記憶装置からなるサーバ記憶部22を有する。サーバ記憶部22は、情報処理サーバ10Bにおいて実行されるプログラム、情報処理サーバ10Bの動作に必要なデータ、情報処理サーバ10Bの動作において発生するデータ及び外部から取込まれるデータを適宜記憶する。また、サーバ記憶部22は、地図情報を記憶する。
また、サーバ記憶部22は、広告情報データベース(以下、広告情報DBと称する)22Aを有している。広告情報DB22Aには、広告の内容を含む広告データが格納されている。
例えば、広告データには、提示すべき広告の内容を示す広告情報が含まれる。広告情報には、例えば店舗の名称やその店舗におけるセール等の情報が含まれる。また、ポイントカードの付与等のインセンティブ情報を含んでも良い。また、広告データには、進行方向の案内等の車両の運転に資する情報が含まれる。
広告データは、例えば画像、音声又はこれらを組み合わせたデータであっても良い。それぞれの広告データには、各々の広告情報を識別する広告IDが付されている。
また、広告データは、広告情報を提示すべき車両の位置を規定する広告枠の情報と対応付けて格納されている。広告枠は、例えば交差点等の案内地点毎、及び当該案内地点における移動体の移動態様毎に設けられている。例えば、本実施例では、広告枠は交差点に対する進入方向及び退出方向の組み合わせ別に用意されている。また、時間帯によって異なる広告枠が用意されていても良い。
また、広告枠は、案内地点までの距離別に用意されている。案内地点までの距離が所定値よりも短い広告枠には、進行方向の変更を促さない内容の広告情報が登録される。例えば、交差点に対する退出方向に存在する店舗の広告(以下、経路内の広告と称する)が広告情報として登録される。
一方、案内地点までの距離が所定値よりも長い広告枠には、進行方向の変更を促す内容の広告情報も登録され得る。例えば、交差点に対する退出方向以外の方向に存在する店舗の広告(以下、経路外の広告と称する)が広告情報として登録される。
図3Aに示すように、例えば案内地点が三叉路のA交差点である場合、想定される進行方向及び退出方向の組み合わせは6種類となる。また、A交差点までの距離を2段階(例えば、A交差点から50m以内と300m以内)に区分した場合、A交差点における広告枠は全部で12個となる。
図3Bは、A交差点の50m手前からの広告枠を表す広告枠テーブルIB1を示している。広告枠テーブルIB1には、a~cのいずれかを進入方向及び退出方向とする組み合わせに応じて設けられた広告枠が記載されている。また、各広告枠には、対応する進行方向の情報が記載されている。例えば、広告枠ab1は、aから進入してbに退出する方向に車両Mの経路が設定されており、且つ車両MがA交差点の50m手前に進入した場合に提示される広告情報の広告枠である。
広告枠テーブルIB1の広告枠は、案内地点までの距離が短い(すなわち、広告の提示位置が案内地点に近い)広告枠であるため、進行方向の急な変更を促さないように経路内の広告の広告情報が登録される。例えば、広告枠ba1には、案内地点を通ってaに退出した先に位置する店舗等の広告情報が登録される。
図3Cは、A交差点の300m手前からの広告枠を表す広告枠テーブルIB2を示している。広告枠テーブルIB2には、a~cのいずれかを進入方向及び退出方向とする組み合わせに応じて設けられた広告枠が記載されている。また、各広告枠には、対応する進行方向の情報が記載されている。例えば、広告枠ab2は、aから進入してbに退出する方向に車両Mの経路が設定されており、且つ車両MがA交差点の300m手前に進入した場合に提示される広告情報の広告枠である。
広告枠テーブルIB2の広告枠は、案内地点までの距離が長い(すなわち、広告の提示位置が案内地点から遠い)広告枠であるため、広告情報の提示を受けたドライバが、車両Mにおいて本来設定されていた経路から逸脱して、広告情報に示される店舗へ向かおうとする場合に、安全に進路変更を行う余裕がある。したがって、広告枠テーブルIB2の広告枠には、案内地点に対する退出方向に存在する店舗の広告のみならず、案内地点に対する退出方向以外の方向に存在する店舗の広告が登録されてもよい。例えば、広告枠ba1には、案内地点を通ってaに退出した先に位置する店舗等の広告情報のみならず、案内地点を通ってcに退出した先に位置する店舗等の広告情報も登録される。
各広告枠には、例えば同一の広告主による広告情報が登録される。広告主は、例えば入札等により、各広告枠を単独で使用する権利を獲得する。
図4は、広告情報DB22A内に記憶されている広告データの例である広告データテーブルを示している。ここでは、図2Cに示した広告枠テーブルIB1に対応する広告データテーブル、すなわちA交差点の50m手前からの広告枠についての広告データテーブルTB1を示している。広告データテーブルTB1には、各々の広告情報を識別する広告IDと、広告情報としての動画又は静止画のファイル名と、各々の広告ID毎に指定された広告枠と、各々の広告枠に紐づけられた進行方向案内の情報が記載されている。
広告情報DB22Aに記憶される広告情報は、広告主が提示を希望する広告情報を広告主端末ADから送信し、広告依頼受付部28がサーバ通信部21を介して受け付けること
により、随時更新される。
なお、広告情報DB22Aには、広告ID毎の広告情報が車両Mにおいて提示された場合に、広告主に対して課金する金額である料金の基準となる標準料金が広告ID毎に格納されていても良い。例えば、画像情報の有無又は音声情報の有無等の広告情報の種類によって異なる金額の標準料金が記憶されても良い。
再び図2を参照すると、情報処理サーバ10Bは、サーバ制御部23を有する。サーバ制御部23は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM等により構成され、コンピュータとして機能する。サーバ制御部23は、サーバ記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。サーバ制御部23は、提示制御部24を含んでいる。
提示制御部24は、車両Mにおいて広告情報を提示させる制御を行う。より詳細には、提示制御部24は、車両Mに搭載されている情報処理端末10Aに対して広告情報の提示を指示する。例えば、提示制御部24は、広告情報及び広告情報を提示する旨の指示を含む情報をサーバ通信部21から情報処理端末10Aに向けて送信させる。
また、サーバ制御部23は、配信情報生成部25を含んでいる。配信情報生成部25は、広告情報DB22Aに記憶されている広告データから配信すべき広告データを抽出して広告配信情報(告知情報)を生成する。例えば、配信情報生成部25は、車両Mの位置情報に基づいて配信すべき広告データを抽出する。配信情報生成部25は、経路探索部25A及びガイド情報生成部25Bを含む。
経路探索部25Aは、情報処理端末10Aからサーバ通信部21を介して車両Mの位置情報及び目的地情報を受信すると、車両Mの現在位置から目的地までの経路を探索して経路情報を生成する。経路探索部25Aは、当該経路の探索において、例えば所要時間、走行距離、エネルギー消費又は通行料金等の予め定められた項目について最小となるように経路を探索し、1又は複数の優先する経路について経路情報を生成する。
ガイド情報生成部25Bは、車両Mの位置情報及び経路探索部25Aが生成した経路情報に基づいて、車両Mに提示する広告情報の広告枠を特定する。ガイド情報生成部25Bは、サーバ記憶部22に広告枠に紐づけられて記憶されている進行方向の情報に基づいて、進行方向を案内するためのガイド情報(例えば、○○m先を左折等)を生成する。
配信情報生成部25は、車両Mの位置情報及び経路情報に基づいて特定された広告枠の情報に基づいて、配信すべき広告データを抽出する。配信情報生成部25は、当該抽出された広告データに基づいて、広告ID、広告情報、経路情報及びガイド情報を含む広告配信情報(告知情報)を生成する。
再度図2を参照すると、サーバ制御部23は、課金情報生成部26を含んでいる。課金情報生成部26は、広告情報の提示に対する課金額の決定に資する情報である課金情報を生成する。課金情報生成部26は、所定の基準に従って、車両Mにおいて提示される広告情報の広告IDの各々に対応する課金情報を生成する。
また、サーバ制御部23は、課金額決定部27を含んでいる。課金額決定部27は、課金情報生成部26によって生成された課金情報に基づいて、課金額を決定する。例えば、課金額決定部27は、課金情報に加えて、広告情報DB22Aに含まれる情報に基づいて、課金額を決定する。例えば、課金額決定部27は、広告IDに対応する標準料金を広告情報DB22Aから読み出して、課金情報に基づいて課金額を算出する。
例えば、課金額決定部27は、課金情報とは別に設定された割引を適用して課金額を決定しても良い。例えば、広告情報の提示を所定の件数以上依頼している広告主に対して、割引が適用されても良い。また、例えば、課金情報決定部は、サーバ通信部21を介して、決定した課金額を広告主に通知する。
サーバ制御部23は、広告依頼受付部28を含んでいる。広告依頼受付部28は、サーバ通信部21を介して、広告の提示に関する依頼内容を含む広告依頼情報を広告主端末ADから受信する。広告依頼情報は、少なくとも1の広告の内容を示す広告情報及び広告枠を指定する広告枠指定情報を含む。また、例えば、広告依頼情報には、広告主端末を識別可能な識別情報が含まれる。
また、サーバ制御部23は、広告枠そのものの指定を受け付けるのではなく、広告主が広告の提示を依頼する際に広告位置の指定を受け付け、受け付けた広告位置の指定に基づいて対応する広告枠を特定しても良い。
広告依頼受付部28は、広告依頼情報を受信すると、広告依頼情報に含まれる広告情報の各々に、広告情報を識別する広告IDを付して、広告主により指定され又は広告位置の指定に基づいてサーバ制御部23により特定された広告枠の情報とともに、広告情報DB22Aに記憶させる。また、広告依頼受付部28は、広告ID毎の標準料金を広告情報DB22Aに記憶させても良い。
[広告情報処理ルーチンRT1]
図5を参照しつつ、情報処理装置システム10によって実行されるルーチンの一例である広告情報処理ルーチンRT1について説明する。図5における破線は、データの送受信の様子を模式的に示すものである。また、図5において、情報処理端末10Aによって繰り返し実行されるルーチンをRT1A、情報処理サーバ10Bによって繰り返し実行されるルーチンをRT1Bとして示す。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、例えば、車両Mのアクセサリー電源(以下、ACC電源と称する)がオンになると、ルーチンRT1Aを開始する。なお、端末制御部12は、車両Mのエンジンの始動によってルーチンRT1Aを開始しても良い。
端末制御部12は、ルーチンRT1Aを開始すると、端末通信部17を制御して、位置検出部16によって検出された車両Mの現在位置を含む現在位置情報を情報処理サーバ10Bに送信させる(ステップS101A)。端末通信部17は、所定の時間間隔おきに車両Mの現在位置情報を情報処理サーバ10Bに送信する。ステップS101Aにおいて、現在位置情報は、情報処理端末10Aを識別する識別子である端末IDと共に端末通信部17によって送信される。ステップS101Aにおいて、端末通信部17は送信部として機能する。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、情報処理サーバ10Bが起動されると、ルーチンRT1Bを開始する。サーバ制御部23は、ルーチンRT1Bを開始すると、現在位置情報の受信を待機する(ステップS101B)。
サーバ制御部23は、ステップS101Bの実行後、現在位置情報を受信したか否かを判定する(ステップS102B)。ステップS102Bにおいて、サーバ通信部21は受信部として機能する。
サーバ制御部23は、現在位置情報を受信していないと判定すると(ステップS102
B:No)、ステップS101Bに戻り、現在位置情報の受信を再び待機する。
サーバ制御部23は、現在位置情報を受信したと判定すると(ステップS102B:Yes)、目的地情報及び装置IDの受信を待機する(ステップS103B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、端末通信部17を制御して、操作入力部15に入力された目的地を示す目的地情報及び端末記憶部11に記憶された情報処理端末10Aの装置IDを情報処理サーバ10Bに送信させる(ステップS102A)。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、ステップS103Bの実行後、目的地情報及び装置IDを受信したか否かを判定する(ステップS104B)。
目的地情報及び装置IDを受信していないと判定すると(ステップS104B:No)、サーバ制御部23は、ステップS103Bに戻り、目的地情報及び装置IDの受信を再び待機する。
目的地情報及び装置IDを受信したと判定すると(ステップS104B:Yes)、配信情報生成部25の経路探索部25Aは、現在位置情報及び目的地情報に基づいて、車両Mの現在位置から目的地までの経路を探索する(ステップS105B)。経路探索部25Aは、予め設定された条件(例えば、所要時間、走行距離、エネルギー消費、通行料金等のうちいずれの項目が最小となる経路を優先するか)に従って経路の探索を行う。
配信情報生成部25は、探索した経路と案内地点における進入方向及び退出方向の組み合わせが一致する広告枠を特定し、その広告枠に登録された広告情報を抽出する(ステップS106B)。
配信情報生成部25は、抽出した広告情報、当該広告情報が割り当てられた広告位置(例えば、A交差点から50m以内等)を示す広告位置情報、当該広告情報に対応する広告ID、及び探索した経路の経路情報を含む配信情報を生成する(ステップS107B)。
サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、生成した配信情報を情報処理端末10Aに送信させる(ステップS108B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、配信情報の受信を待機する(ステップS103A)。
端末制御部12は、ステップS103Aの実行後、配信情報を受信したか否かを判定する(ステップS104A)。
端末制御部12は、配信情報を受信していないと判定すると(ステップS104A:No)、ステップS103Aに戻り、配信情報の受信を再び待機する。
配信情報を受信したと判定すると(ステップS104A:Yes)、端末制御部12は、配信情報に含まれる経路情報に基づいて、経路案内を開始する(ステップS105A)。端末制御部12は、経路情報に対応する経路を表示部15及び音声出力部16に提示させることにより、経路案内を行う。
端末制御部12は、配信情報に含まれる広告位置情報及び位置検出部16により検出された車両Mの現在位置情報に基づいて、広告を提示すべき広告位置、すなわち案内位置から所定範囲内に車両Mが到達したか否かを判定する(ステップS106A)。
広告を提示すべき広告位置に車両Mが到達していないと判定すると(ステップS106A:No)、端末制御部12は、ステップS105Aに戻り、通常の経路案内を続行する。
広告を提示すべき広告位置に車両Mが到達したと判定すると(ステップS106A:Yes)、端末制御部12は、表示部15及び音声出力部16を制御して、広告情報を提示させる(ステップS107A)。
図6A及び図6Bは、ステップS107Aにおいて、表示部15に表示される表示画面の一例である。例えば、車両Mの現在位置がA交差点から50m以内である場合、経路の進行方向をガイドする進行方向案内と、進行方向案内に示される経路上の店舗の位置情報及び広告情報が表示画面に表示される。例えば図6Aでは、50m先の交差点を右折すべき旨の進行方向案内と、交差点を右折した先に位置する店舗の位置情報及び広告情報が表示画面に表示されている。表示部15が図6Aの表示画面を表示する間、音声出力部16は、例えば「50m先、▲▲交差点を右方向です。右折後100m先、右側のスーパー◎◎では14時よりタイムセールを実施します。」という音声を出力する。
これに対し、例えば、車両Mの現在位置がA交差点から50m~300mの間である場合、経路の進行方向をガイドする進行方向案内と、少なくとも案内地点までの経路が車両Mの経路と一致する店舗の広告情報が表示画面に表示される。例えば図6Bでは、300m先の交差点を右折すべき旨の進行方向案内と、交差点を右折せず500m直進した先に位置する店舗の位置情報及び広告情報が表示画面に表示されている。表示部15が図6Bの表示画面を表示する間、音声出力部16は、例えば「300m先、▲▲交差点を右方向です。カメラの××は、20日まで下取りフェアを実施中です。カメラの××は同交差点を直進です。」という音声を出力する。
[課金処理ルーチンRT2]
図7を参照しつつ、ステップS107Aの広告情報の提示後に情報処理装置システム10によって実行されるルーチンの一例である課金処理ルーチンRT2について説明する。情報処理端末10Aによって実行されるルーチンをRT2A、情報処理サーバ10Bによって実行されるルーチンをRT2Bとして示す。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、端末通信部17を制御して、ステップS107Aにおいて提示した広告情報に対応する広告IDを情報処理サーバ10Bに送信させる(ステップS108A)。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、広告IDの受信を待機する(ステップS109B)。
サーバ制御部23は、ステップS109Bの実行後、広告IDを受信したか否かを判定する(ステップS110B)。
広告IDを受信していないと判定すると(ステップS110B:No)、サーバ制御部23は、ステップS109Bに戻り、広告IDの受信を再び待機する。
広告IDを受信したと判定すると(ステップS110B:Yes)、課金情報生成部26は、広告IDに対応する広告主に対して課金する広告料を算出する(ステップS111B)。
課金情報生成部26は、算出した広告料に基づいて、広告主に課金するための課金情報を生成する(ステップS112B)。
サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、広告主端末に課金情報を送信させる(ステップS113B)。
[広告情報処理ルーチンRT3]
図8を参照しつつ、情報処理装置システム10によって実行される広告情報処理ルーチンの他の一例である広告情報処理ルーチンRT3について説明する。図5の場合と同様に、図8中の破線は、データの送受信の様子を模式的に示すものである。また、図8において、情報処理端末10Aによって繰り返し実行されるルーチンをRT3A、情報処理サーバ10Bによって繰り返し実行されるルーチンをRT3Bとして示す。なお、上述したルーチンにおけるステップと共通する内容のステップについては、同一の参照符号を付している。
情報処理端末10Aが実行するステップS101A~S102A、及び情報処理サーバ10Bが実行するステップS101B~S105Bの各処理ステップの内容は、図5に示したルーチンRT1の対応する処理ステップの内容と同様であるため、説明を省略する。
情報処理サーバ10Bの配信情報生成部25は、ステップS105Bの実行後、探索した経路の経路情報を第1配信情報として生成する。サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、第1配信情報を情報処理端末10Aに送信させる(ステップS201B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、ステップS102Aの実行後、第1配信情報の受信を待機する(ステップS201A)。
端末制御部12は、第1配信情報を受信したか否かを判定する(ステップS202A)。端末制御部12は、第1配信情報を受信していないと判定すると(ステップS202A:No)、ステップS201Aに戻り、第1配信情報の受信を再び待機する。
第1配信情報を受信したと判定すると(ステップS202A:Yes)、端末制御部12は、第1配信情報に含まれる経路情報に基づいて、経路案内を開始する(ステップS203A)。端末制御部12は、経路情報に対応する経路を表示部15及び音声出力部16に提示させることにより、経路案内を行う。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、情報処理端末10Aから所定の時間間隔おきに送信された車両Mの現在位置情報に基づいて、車両Mの現在位置を判定する(ステップS202B)。
サーバ制御部23は、ステップS105Bにおいてされた経路に含まれる案内地点を検出し、その案内地点から所定の距離範囲内に車両Mが到達したか否かを判定する(ステップS203B)。
案内地点から所定の距離範囲内に車両Mが到達していないと判定すると(ステップS203B:No)、サーバ制御部23は、ステップS202Bに戻り、所定の時間間隔おきに車両Mの現在位置を判定する。
案内地点から所定の距離範囲内に車両Mが到達したと判定すると(ステップS203B:Yes)、配信情報生成部25は、車両Mの経路と案内地点における進入方向及び退出
方向の組み合わせが一致する広告枠を特定し、その広告枠に登録された広告情報を抽出する。配信情報生成部25は、抽出した広告情報、当該広告情報が割り当てられた広告位置(例えば、A交差点から50m以内等)を示す広告位置情報、及び当該広告情報に対応する広告IDを含む第2配信情報を生成する(ステップS204B)。
サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、生成した第2配信情報を情報処理端末10Aに送信させる(ステップS205B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、第2配信情報の受信を待機する(ステップS2-4A)。
端末制御部12は、ステップS204Aの実行後、第2配信情報を受信したか否かを判定する(ステップS205A)。
端末制御部12は、第2配信情報を受信していないと判定すると(ステップS205A:No)、ステップS204Aに戻り、第2配信情報の受信を再び待機する。
第2配信情報を受信したと判定すると(ステップS202A:Yes)、端末制御部12は、表示部15及び音声出力部16を制御して、広告情報を提示させる(ステップS206A)。
ステップS206Aの広告情報の提示後、情報処理装置システム10は、図7に示した課金処理ルーチンRT2を実行する。
[課金処理ルーチンRT4]
図9を参照しつつ、情報処理装置システム10によって実行される課金処理ルーチンの他の一例である課金処理ルーチンRT4について説明する。図7の場合と同様に、図9中の破線は、データの送受信の様子を模式的に示すものである。また、図9において、情報処理端末10Aによって繰り返し実行されるルーチンをRT4A、情報処理サーバ10Bによって繰り返し実行されるルーチンをRT4Bとして示す。なお、上述したルーチンにおけるステップと共通する内容のステップについては、同一の参照符号を付している。
情報処理端末10Aが実行するステップS108A及び情報処理サーバ10Bが実行するステップS109B~S111Bの各処理ステップの内容は、図7に示したルーチンRT2の対応する処理ステップの内容と同様であるため、説明を省略する。
ステップS111Bの実行後、情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、広告情報DBを参照して、ステップS101Bで受信した広告IDが経路外の広告の広告IDであるか否かを判定する(ステップS301B)。ここで、経路外の広告とは、広告枠テーブルIB2の広告枠に登録された、案内地点に対する退出方向以外の方向に存在する店舗の広告を意味する。
経路外の広告の広告IDではないと判定すると(ステップS301B:No)、サーバ制御部23は、ステップS308Bの処理を実行する。
一方、経路外の広告の広告IDであると判定すると(ステップS301B:No)、配信情報生成部25は、当該広告IDが示す経路外の広告情報と対応づけて広告情報DB22Aに記憶されている、車両を誘導したい進行方向、すなわち広告に対応する店舗が存在する進行方向の情報をサーバ記憶部22から読み出して取得する(ステップS302B)。
配信情報生成部25は、車両を誘導したい進行方向の情報、車両Mの現在位置の情報及び目的地の情報に基づいて、経路外の広告情報に従って経路を変更した場合の新経路を探索する(ステップS303B)。
配信情報生成部25は、ステップS303Bで探索した新経路と、ステップS105B(図5)で探索したもとの経路との間における、距離コスト、時間コスト、料金コスト及びエネルギーコストのうちの少なくとも1つのコスト差を算出する(ステップS304B)。
配信情報生成部25は、算出したコスト差を第3配信情報として、サーバ通信部21を制御して、情報処理端末10Aに送信させる(ステップS305B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、第3配信情報の受信を待機する(ステップS301A)。
端末制御部12は、第3配信情報を受信したか否かを判定する(ステップS302A)。端末制御部12は、第3配信情報を受信していないと判定すると(ステップS302A:No)、ステップS301Aに戻り、第3配信情報の受信を再び待機する。
第3配信情報を受信したと判定すると(ステップS302A:Yes)、端末制御部12は、表示部15及び音声出力部16を制御して、第3配信情報を提示させる(ステップS303A)。
図10は、ステップS303Aにおいて、表示部15に表示される表示画面の一例である。表示画面には、もとの経路(車両Mの進行予定経路)と新経路(車両を誘導したい進行方向)のコスト差及びドライバに選択を促すメッセージが表示される。このとき、もとの経路と新経路が比較可能な態様で表示されるようにしてもよい。例えば、もとの経路が300m先の右折であり、新経路が直進である場合、例えば「直進した場合、目的地までの所要時間が5分増えます。直進しますか?」というメッセージとともに、操作入力部15(例えばタッチパネル)を操作しての選択を促すボタンが表示される。
再び図9を参照すると、情報処理端末10Aの端末制御部12は、操作入力部15の操作により新経路が選択されたか否かを判定する(ステップS304A)。新経路が選択されなかったと判定すると(ステップS304A:No)、端末制御部12は、ルーチンRT4Aを終了し、もとの経路案内を継続する。
新経路が選択されたと判定すると(ステップS304A:Yes)、端末制御部12は新経路を表示部15及び音声出力部16に提示させ、新経路の経路案内を開始する(ステップS305)。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、情報処理端末10Aから送信された車両Mの現在位置情報に基づいて、第3配信情報が情報処理端末10Aに送信されてから所定時間以内に、広告情報により誘導したい進行方向に車両Mが進行したか否かを判定する(ステップS306B)。誘導したい進行方向に車両Mが進行していないと判定すると(ステップS306B:No)、サーバ制御部23は、ステップS308Bの処理を実行する。
誘導したい進行方向に車両Mが進行したと判定すると(ステップS306B:Yes)、課金情報生成部26は、広告効果があったとみなして、所定の割合で広告料を割り増し
して新たに算出する(ステップS307B)。
課金情報生成部26は、算出した広告料に基づいて、広告主に課金するための課金情報を生成する(ステップS308B)。
サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、広告主端末に課金情報を送信させる(ステップS309B)。
以上のように、本実施例の情報処理システム10では、交差点等の案内地点毎に広告枠が設けられ、広告主によって設定された広告情報が各広告枠に登録される。また、広告枠は案内地点における進行方向毎に設けられ、移動体が当該案内地点に当該進行方向から接近した場合に、広告情報の提示が行われる。また、広告情報とともに、進行方向を案内するガイド情報が提示される。
進行方向の案内等のガイド情報はドライバの注目度が高いため、ガイド情報とともに提示される広告情報は、ドライバに認知される可能性が高い。また、広告主は、広告枠に応じた進行方向の案内とともに提示される広告の内容を自由に設定することができ、広告効果の高い広告情報をドライバに提示することができる。また、設定された経路上の店舗等の広告情報だけではなく、経路外の店舗等の広告情報を提示することができるため、新たな顧客を開拓する機会を得ることができる。
図11及び図12を参照しつつ、実施例2の情報処理システムについて説明する。本実施例の情報処理システムは、図1及び図2に示した実施例1の情報処理システムと同様の構成を有し、広告情報DB22Aに設けられる広告枠及び各部の動作において実施例1と異なる。
本実施例において、広告枠は、例えば統計的に事故の発生が多い地点等の運転に注意を要する運転注意地点毎に、当該運転注意地点に対する進入方向に応じて用意されている。各広告枠には、運転注意地点である旨及びドライバに注意を促す運転支援情報が予め設定されている。広告枠に登録された広告情報は、運転支援情報とともに情報処理端末10Aの表示部13及び音声出力部14に提示される。
[広告情報処理ルーチンRT5]
図11を参照しつつ、本実施例の情報処理装置システムによって実行される広告情報処理ルーチンの一例である広告情報処理ルーチンRT5について説明する。図5に示した実施例1の広告情報処理ルーチンRT1の場合と同様に、図11中の破線は、データの送受信の様子を模式的に示すものである。また、図11において、情報処理端末10Aによって繰り返し実行されるルーチンをRT5A、情報処理サーバ10Bによって繰り返し実行されるルーチンをRT5Bとして示す。なお、上述したルーチンにおけるステップと共通する内容のステップについては、同一の参照符号を付している。
情報処理端末10Aが実行するステップS101A及び情報処理サーバ10Bが実行するステップS101B~S102Bの各処理ステップの内容は、図5に示した実施例1のルーチンRT1の対応する処理ステップの内容と同様であるため、説明を省略する。
情報処理サーバ10Bのサーバ制御部23は、ステップS102Bの実行後、受信した車両Mの現在位置情報に基づいて、運転注意地点に対する車両Mの現在位置を判定する(ステップS401B)。
サーバ制御部23は、車両Mが運転注意地点から所定距離の範囲内に進入したか否かを判定する(ステップS402B)。進入していないと判定すると(ステップS402B:No)、サーバ制御部23は、ステップS401Bに戻り、運転注意地点に対する車両Mの現在位置を判定する。
運転注意地点から所定距離の範囲内に車両Mが進入したと判定すると(ステップS402B:Yes)、配信情報生成部25は、広告情報DB22Aにアクセスして、当該運転注意地点及び車両の進行方向に対応する広告枠を特定し、特定した広告枠に対応する広告情報及び運転支援情報を抽出する(ステップS403B)。
配信情報生成部25は、抽出した広告情報及び運転支援情報を含む配信情報を生成する(ステップS404B)。
サーバ制御部23は、サーバ通信部21を制御して、生成した配信情報を情報処理端末10Aに送信させる(ステップS405B)。
情報処理端末10Aの端末制御部12は、配信情報の受信を待機する(ステップS401A)。
端末制御部12は、ステップS401Aの実行後、配信情報を受信したか否かを判定する(ステップS402A)。
端末制御部12は、配信情報を受信していないと判定すると(ステップS402A:No)、ステップS401Aに戻り、配信情報の受信を再び待機する。
配信情報を受信したと判定すると(ステップS402A:Yes)、端末制御部12は、表示部15及び音声出力部16を制御して、広告情報を提示させる(ステップS403A)。
ステップS403Aの広告情報の提示後、情報処理装置システム10は、図7に示した実施例1の課金処理ルーチンRT2と同様の処理を実行する。
図12は、ステップS403Aにおいて、表示部15に表示される表示画面の一例である。表示画面には、例えば他の車線から合流する合流車両が多い運転注意地点に対して、「300m先、左からの合流車両にご注意ください。自動車用品販売のオート□□では、各種ドライブレコーダを豊富に取り揃えています。」といった、広告情報及び運転支援情報を含む告知情報が提示される。
本実施例の情報処理システムでは、広告情報が運転注意地点における運転支援情報とともにドライバに提示される。運転支援情報はドライバの注目度が高いため、運転支援情報とともに提示される広告情報は、ドライバに認知される可能性が高い。また、本実施例の情報処理システムでは、車両Mの経路が設定されていない場合でも、運転支援情報とともに広告情報を提示することが可能である。
このため、広告を提示する機会を失わず、ドライバの注目度が高い機会に、広告効果の高い広告情報をドライバに提示することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施例では、情報処理端末10Aが、移動体としての車両Mに搭載されている例について説明した。しかし、情報処理端末10Aは車載ナビゲーション装置のような車載装置に限定されず、ナビゲーション
機能を実行可能な携帯端末やスマートフォン等であっても良い。
また、上記実施例では、案内地点が交差点である場合を例として説明した。しかし、案内地点は交差点に限られず、踏切や県境等の枝分かれのない地点であっても良い。例えば、案内地点が踏切である場合、踏切に接近していることや一時停止を促すメッセージがガイド情報として提示される。また、案内地点が県境である場合、例えば「まもなく○○県です」等のメッセージがガイド情報として提示され、その県に関連する企業等の広告が広告情報として提示される。
また、上記各実施例で説明した一連の処理は、例えばROMなどの記録媒体に格納されたプログラムに従ったコンピュータ処理により行うことができる。
10 情報処理システム
10A 情報処理端末
10B 情報処理サーバ
11 端末記憶部
12 端末制御部
13 表示部
14 音声出力部
15 操作入力部
16 位置検出部
17 端末通信部
21 サーバ通信部
22 サーバ記憶部
22A 広告情報DB
23 サーバ制御部
24 提示制御部
25 配信情報生成部
25A 経路探索部
25B ガイド情報生成部
26 課金情報生成部
27 課金額決定部
28 広告依頼受付部

Claims (6)

  1. 移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得部と、
    所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得部と、
    前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御部と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2情報取得部は、前記所定の交差点における進入方向及び退出方向の組み合わせ毎に関連付けた前記複数の広告情報を予め記憶する前記記憶部から、前記経路情報に基づいて特定される、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進入方向及び退出方向の組み合わせに対応する前記第1の広告情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2情報取得部は、前記所定の交差点における進入方向及び退出方向の組み合わせ毎に設けた複数の広告枠の夫々に関連付けた前記複数の広告情報を予め記憶する前記記憶部から、前記第1の広告情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 夫々が前記移動体の進行方向案内に資する複数の進行方向案内情報が、前記複数の広告枠の夫々に関連付けて前記記憶部に予め記憶され、
    前記第2情報取得部は、前記記憶部に記憶された前記複数の進行方向案内情報のうちから、前記経路情報に基づいて特定される、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進入方向及び退出方向の組み合わせに対応する第1の進行方向案内情報を取得し、
    前記告知制御部は、前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報、及び前記第1の進行方向案内情報を含む前記告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得ステップと、
    所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得ステップと、
    前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. コンピュータに、
    移動体が移動する予定経路を示す経路情報を取得する第1情報取得ステップと、
    所定の交差点における進行方向毎に関連付けた複数の広告情報を予め記憶する記憶部から、前記経路情報に基づいて、前記移動体が前記所定の交差点を通過する際の進行方向に対応する第1の広告情報を取得する第2情報取得ステップと、
    前記移動体が前記所定の交差点に接近した際に、前記第1の広告情報を含む告知情報を、前記移動体の乗員に対して告知させる告知制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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