JP2022089388A - 天蓋開閉装置付コンテナ - Google Patents

天蓋開閉装置付コンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】積載物が投入口の後縁部から溢れるのを抑制することができる天蓋開閉装置付コンテナを提供する。【解決手段】天蓋開閉装置付コンテナ1は、上部に積載物を投入する投入口2aが形成され、後部に積載物を排出する排出口2bが形成されたコンテナ本体2と、コンテナ本体2の後部に設けられ排出口2bを開閉する煽戸4と、コンテナ本体2に設けられ投入口2aを開閉可能な天蓋5と、天蓋5を閉鎖姿勢と開放姿勢との間で開閉動作させる開閉装置6と、コンテナ本体2側に設けられ、天蓋5が開放姿勢の状態でコンテナ本体2が後方に向かって下方に傾斜したときに、コンテナ本体2内の積載物が投入口2aの後縁部から溢れるのを抑制する規制板51と、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、天蓋開閉装置付コンテナに関する。
貨物自動車及び鉄道貨車にそれぞれ搭載して運搬されるコンテナには、廃棄物等の積載物をコンテナ内に投入する投入口が上部に形成され、コンテナ内の積載物を排出する排出口が後部に形成されている。コンテナは、投入口を開閉する天蓋と、排出口を開閉する煽戸と、天蓋を開閉動作させる開閉装置と、を備えている。
貨物自動車及び鉄道貨車でコンテナを運搬しているときは、天蓋により投入口を閉鎖することで、コンテナ内の積載物が投入口から飛散して洩れ出るのを抑制している。また、貨物自動車に搭載されたコンテナ内の積載物を排出する際には、コンテナ内が負圧にならないように、天蓋により投入口を開放した状態でコンテナをダンプさせるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-312777号公報
上記コンテナ内の積載物を排出口から排出する際に、コンテナ上部の投入口は開放されているので、コンテナをダンプさせたときにコンテナ内の積載物が投入口の後縁部から溢れてしまう場合がある。この場合、投入口の後縁部から溢れた積載物が開閉装置に被るので、その開閉装置に被った積載物を除去する清掃作業が必要になる。
しかし、開閉装置はコンテナ上の高い位置に設けられているので、地上で作業している作業者は、開閉装置に積載物が被っていることを目視で確認しにくく、清掃作業を忘れる場合がある。このように清掃作業を忘れると、開閉装置が破損するおそれがある。また、コンテナを貨物自動車から鉄道貨車に載せ換えて運搬する際に、開閉装置に被った積載物(例えば石等)が振動等により線路上に落下し、鉄道車両の運行を妨げるおそれもある。
本発明は、積載物が投入口の後縁部から溢れるのを抑制することができる天蓋開閉装置付コンテナを提供することを目的とする。
(1)本発明の天蓋開閉装置付コンテナは、上部に積載物を投入する投入口が形成され、後部に積載物を排出する排出口が形成されたコンテナ本体と、前記コンテナ本体の後部に設けられ、前記排出口を開閉する煽戸と、前記コンテナ本体に設けられ、前記投入口を開閉可能な天蓋と、前記天蓋を、前記投入口を閉鎖した閉鎖姿勢と、前記投入口を開放した開放姿勢との間で開閉動作させる開閉装置と、前記コンテナ本体側に設けられ、前記天蓋が前記開放姿勢の状態で前記コンテナ本体が後方に向かって下方に傾斜したときに、前記コンテナ本体内の積載物が前記投入口の後縁部から溢れるのを抑制する規制板と、を備えることを特徴とする。
上記天蓋開閉装置付コンテナによれば、コンテナ本体内の積載物を排出口から排出するために、天蓋を開放姿勢にしてコンテナ本体を後方に向かって下方に傾斜させたときに、コンテナ本体内の積載物が投入口の後縁部から溢れるのを規制板により抑制することができる。これにより、投入口の後縁部から溢れた積載物に起因して開閉装置が破損するのを抑制することができる。
(2)前記天蓋開閉装置付コンテナは、前記コンテナ本体における前記投入口の後縁部に沿って上方に突出して設けられ、前記天蓋を前記閉鎖姿勢の状態で下方から支持する衝立部をさらに備え、前記規制板は、前記衝立部に設けられているのが好ましい。
この場合、規制板をコンテナ本体側に設けるための専用の部材が不要になるので、コンテナ全体の構成を簡素化することができる。
(3)前記規制板は、前記衝立部から前記投入口の前方へ向かうにつれて上方へ向かうように傾斜しており、前記規制板の上端は、前記衝立部の上端よりも低い位置に配置されているのが好ましい。
この場合、天蓋が開放姿勢から閉鎖姿勢まで移動する際に、規制板の上端が天蓋に当接するのを防止することができる。これにより、閉鎖姿勢となった天蓋を衝立部により確実に支持することができる。
(4)前記規制板は、前記衝立部から前記投入口の前方へ向かうにつれて下方へ向かうように傾斜しているのが好ましい。
この場合、投入口からコンテナ本体内に積載物を投入するときに、規制板の上側に落下した積載物を、規制板の傾斜に沿ってコンテナ本体内へ導くことができる。これにより、積載物の投入時に規制板の上側に積載物が堆積するのを抑制することができる。
本発明によれば、積載物が投入口の後縁部から溢れるのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る天蓋開閉装置付コンテナが搭載された貨物自動車の側面図である。 貨物自動車の機能を説明するための側面図である。 貨物自動車の機能を説明するための側面図である。 天蓋開閉装置付コンテナの平面図である。 天蓋開閉装置付コンテナの側面図である。 天蓋開閉装置付コンテナを前方から見た正面図である。 天蓋開閉装置付コンテナを後方から見た背面図である。 図4におけるI部の拡大図である。 アームの回動途中の状態を示す正面図である。 開放姿勢の天蓋を示す正面図である。 天蓋及び開閉装置の図示を省略したコンテナ本体の平面図である。 図11のコンテナ本体の背面図である。 図11のII-II矢視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る天蓋開閉装置付コンテナの規制板を示す側面図(一部断面図)である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
<荷役車両>
図1は、本発明の第1実施形態に係る天蓋開閉装置付コンテナが搭載された貨物自動車の側面図である。図2及び図3は、貨物自動車の機能を説明するための側面図である。図1~図3において、本実施形態の貨物自動車は、車体81と、荷役装置82と、を備えた荷役車両80からなる。
荷役装置82は、車体81上に搭載された天蓋開閉装置付コンテナ1(以下、単に「コンテナ1」ともいう)を、図2に示すようにダンプさせたり、図3に示すように車体81上と地上との間で積み降ろししたりする際に用いられる。なお、本実施形態のコンテナ1は、荷役車両80以外に鉄道貨車に搭載して運搬できるように構成されている。
荷役装置82は、車体81の後部において基端部が上下回動自在に取り付けられたダンプアーム83と、ダンプアーム83の先端部において基端部が上下回動自在に取り付けられた荷役アーム84と、一端部が荷役アーム84に連結されるとともに他端部が車体81に連結された駆動シリンダ85と、を備えている。
荷役アーム84は、L字状に形成されており、先端部にフック84aが取り付けられている。荷役装置82は、荷役アーム84のフック84aを、コンテナ1の前壁に設けられた係合ピン2dに係合させることで、コンテナ1をダンプ状態の姿勢としたり(図2)、コンテナ1の積み降ろし作業を行ったり(図3)することができる。
具体的には、図1に示す状態から、固縛手段(図示せず)によりダンプアーム83に対する荷役アーム84の回動を規制し、この状態で駆動シリンダ85を伸長させる。これにより、ダンプアーム83が荷役アーム84と共に上方回動することで、コンテナ1は後方に向かって下方に傾斜したダンプ状態となる(図2)。
また、図1に示す状態から、前記固縛手段を解除してダンプアーム83に対して荷役アーム84を回動可能とし、この状態で駆動シリンダ85を伸長させる。これにより、荷役アーム84のみが上方回動(後方回動)することで、コンテナ1を地上へ降ろすことができる(図3)。
[コンテナ]
図4は、コンテナ1の平面図である。図5は、コンテナ1の側面図である。以下、本実施形態では、図4の左側を「前側」といい、図4の右側を「後側」という。また、図4の上側を「左側」といい、図4の下側を「右側」という。したがって、本実施形態では、図4の左右方向が「前後方向」となり、図4の上下方向が「左右方向」となる。よって、コンテナ1の係合ピン2dは前側にある。
図4及び図5において、コンテナ1は、コンテナ本体2と、一対の天蓋5と、を備えている。コンテナ本体2は、前後左右に設けられた4本の支柱3間で箱形に形成されている。コンテナ本体2の上部には、土砂等の積載物をコンテナ本体2内に投入する投入口2aが形成されている。一対の天蓋5は、コンテナ本体2の上方において投入口2aを左右方向に分割して開閉するように配置されている。
図2及び図5において、コンテナ本体2の後部には、コンテナ本体2内の積載物を排出する排出口2bが形成されている。コンテナ本体2の後部には、排出口2bを開閉する煽戸4が設けられている。煽戸4の上端部は、コンテナ本体2の後部の上端部にブラケット21を介して回動自在に支持されている。
これにより、荷役装置82によりコンテナ本体2をダンプさせると、煽戸4は、自重により回動してコンテナ本体2の排出口2bを開放し、コンテナ本体2内の積載物が排出される。コンテナ1を荷役車両80により運搬する際(図1)、及びコンテナ1を荷役車両80に積み降ろしする際(図3)には、煽戸4の下端部は、図示しないロック手段により排出口2bを閉鎖した状態で保持される。なお、図4では、煽戸4の図示を省略している。
<天蓋開閉装置>
図6は、コンテナ1を前方から見た正面図である。また、図7は、コンテナ1を後方から見た背面図である。図6及び図7において、一対の天蓋5は、投入口2aを閉鎖した状態で、コンテナ1の山形の屋根を形成するようにやや傾斜した状態となっている。なお、図6及び図7では、支柱3の図示を省略している(図9、図10及び図12も同様)。
図6及び図7において、コンテナ1は、一対の天蓋5を、投入口2aを閉鎖した閉鎖姿勢(図6,図7)と、投入口2aを開放した開放姿勢(図10)との間で開閉動作させる開閉装置6を備えている。本実施形態の開閉装置6は、アーム7、プーリー9、モータ11(図4参照)、チェーン12,13、連結軸14、及びスプリングシリンダ15によって主に構成されている。これらの構成部材7,9,11~15のうち、天蓋5を直接開閉駆動しているのは、コンテナ本体2の前後にそれぞれ配置された左右一対のアーム7である。
各アーム7の基端部は軸8に固定されている。各軸8は、コンテナ本体2上において投入口2aの前後にそれぞれ設けられた天板2cに、ブラケット10を介して回転自在に支持されている。各アーム7は軸8を中心に回動し、各アーム7の回動先端側は天蓋5側に連結されている。前方右側の軸8は、コンテナ本体2に取り付けられたモータ11によって回転駆動される駆動軸8Aである。他の軸8は、単なる支軸である。
左右のアーム7は、軸8に固定されたプーリー9に、「8」の字状に張架されたチェーン12により連動する。また、前後のアーム7も、チェーン13及び連結軸14を介して連動する。したがって、一対の天蓋5は、モータ11の運転に基づいて前後各一対のアーム7によって同期して開閉駆動される。一対の天蓋5は、左右一対のアーム7の回動先端が互いに当接することによって閉動作が完了し(図6)、投入口2aを全閉した閉鎖姿勢となる。
スプリングシリンダ15は、コンテナ本体2の前後の天板2c上にそれぞれ設けられている。前側のスプリングシリンダ15のピストンロッド15bは、連結部材16を介して駆動軸8Aに接続されている。後側のスプリングシリンダ15のピストンロッド15bは、連結部材16を介して後方右側の軸8に接続されている。
各スプリングシリンダ15のシリンダチューブ15aの基端部は、天板2cに固定されたブラケット17に接続されている。各スプリングシリンダ15のピストンロッド15bは、シリンダチューブ15a内に設けられた圧縮ばね(図示省略)により、シリンダチューブ15a内に引き込む方向へ付勢されている。各スプリングシリンダ15は、支点Pを中心に回動可能である。
図8は、図4におけるI部の拡大図である。図6及び図8において、前側の天板2cの左右両端部にはそれぞれブラケット30が固定されている。各ブラケット30には、ガイドローラ29がその中心軸回りに回転自在に取り付けられている。各ガイドローラ29は、天蓋5の裏面の前端部をスライド可能に支持しており、天蓋5の開閉を案内する。
図7に示すように、後側の天板2cの左右両端部にも、ブラケット30を介してガイドローラ29が回転自在に取り付けられている。後側の天板2cに取り付けられたガイドローラ29は、天蓋5の裏面の後端部をスライド可能に支持しており、天蓋5の開閉を案内する。
図6に示すように天蓋5の閉鎖姿勢において、左右一対のアーム7の回動先端同士は互いに当接している。各アーム7の回動先端部は、ピン32により天蓋5の内端部に回転可能に連結されている。天蓋5の外端部の裏面は、上記のようにガイドローラ29によって支持されている。
天蓋5の外端部には係合ピン33(図8も参照)が突出して設けられている。係合ピン33は、ブラケット30に形成された係合溝30b(図9も参照)に係合している。これにより、天蓋5の閉鎖姿勢において、天蓋5の外端部は、ガイドローラ29により下方から支持されており、係合ピン33を介して係合溝30bにより浮き上がりが規制されている。一方、天蓋5の内端部はアーム7により上下方向に移動可能な状態となっている。
各スプリングシリンダ15のピストンロッド15bの先端は、ピン34を介して連結部材16の一端に接続されている。連結部材16は、軸8に固定されており、右側のアーム7と共に回動する。天蓋5が閉鎖姿勢にあるときは、ピストンロッド15bの中心軸のほぼ延長線上に軸8が存在しており、ピストンロッド15bをシリンダチューブ15a内に引き込もうとするスプリングシリンダ15の付勢力は、軸8を回転させるトルクを生じさせない。したがって、右側のアーム7と連動する左側のアーム7もトルクを生じることはなく、天蓋5は閉鎖姿勢において自重で安定している。
図6に示す状態から天蓋5を開動作させる場合、モータ11(図1)を運転して、駆動軸8Aと共に前方右側のアーム7を起立方向に回動させると、チェーン12を介して前方左側のアーム7が同期して起立方向に回動し始めるとともに、チェーン13及び連結軸14を介して後方の左右一対のアーム7も同期して起立方向に回動し始める。
図9は、アーム7の回動途中の状態を示す正面図である。図9に示すように、アーム7が起立方向(開方向)に回動すると、天蓋5の内端部が持ち上げられるとともに、天蓋5の外端部がガイドローラ29上をスライドする。アーム7及び軸8の回動に伴って連結部材16も回動し、その結果、ピストンロッド15bが圧縮ばねに抗してシリンダチューブ15aから若干引き出される。したがって、アーム7には閉方向への駆動力も付与されるが、この駆動力は、モータ11によって、アーム7に付与される開方向への駆動力に比べて小さいものであるため、アーム7は開方向へ回動し続ける。
図9に示す状態から、さらにアーム7が開方向へ回動すると、図10に示すように、アーム7は外側へ倒伏し、天蓋5は、コンテナ本体2の外側において、ほぼ垂直に垂れ下がる。これにより、天蓋5は、完全に開き、コンテナ本体2の投入口2aを全開した開放姿勢となる。この状態でモータ11を停止させる。
天蓋5が開放姿勢の状態では、スプリングシリンダ15のピストンロッド15bがシリンダチューブ15a内の圧縮ばねに抗して大きく引き出され、連結部材16を介してアーム7には閉方向への駆動力が付与される。この駆動力は、図9に示す状態より大きくなっているが、天蓋5の自重が優るため、天蓋5は図10に示す状態で安定する。
図2に示すように、荷役装置82によりコンテナ本体2をダンプさせる際には、コンテナ本体2内が負圧にならないように、天蓋5を開放姿勢とした状態でコンテナ本体2をダンプさせるようになっている。
天蓋5の閉動作は、上記の開動作と逆の動作によって行われる。その際、天蓋5を図10の開放姿勢から閉動作を開始するとき、スプリングシリンダ15による閉方向への駆動力によって、モータ11にかかる負荷が軽減される。天蓋5が閉鎖姿勢になると、図示しないロック装置によりアーム7がロックされる。天蓋5を閉鎖姿勢として投入口2aを閉鎖することで、荷役車両80や鉄道貨車によるコンテナ1の運搬中にコンテナ本体2内の積載物が投入口2aから飛散して洩れ出るのを抑制することができる。
<衝立部>
図11は、天蓋5及び開閉装置6の図示を省略したコンテナ本体2の平面図である。図12は、図11のコンテナ本体2の背面図である。図11及び図12において、コンテナ1は、コンテナ本体2の投入口2aの後縁部に沿って上方に突出する衝立部41と、投入口2aの前縁部に沿って上方に突出する衝立部42と、を備えている。衝立部41,42は、閉鎖姿勢の天蓋5の前後両端部の下面を下方から支持するものである(図6,図7参照)。
図13は、図11のII-II矢視断面図である。図11及び図13において、後側の衝立部41は、支持板43と、支持板43を補強する補強体44と、を有している。支持板43は、投入口2aの左右方向の全長L1にわたって延びている。支持板43は、後側の天板2cの前端縁から上方に延びて形成されている(図13参照)。支持板43の上端縁43aは、一対の天蓋5の閉鎖姿勢(図6参照)に合わせて、図12の背面視において山形に形成されている。支持板43の上端縁43aには、閉鎖姿勢の天蓋5の下面が載置される。
補強体44の左右方向の全長L2は、投入口2aの左右方向の全長L1よりも短い。補強体44は、支持板43の前面において、その左右方向の両端部を除く中間部分に固定されている。補強体44は、複数の山形に形成された第1補強板44aと、L字状に形成された第2補強板44bとを、図13に示すように組み合わせて構成されている。
前側の衝立部42は、支持板45のみによって構成されている。支持板45は、後側の衝立部41の支持板43と同一形状に形成されている。
<規制板>
図11及び図13において、コンテナ1は、衝立部41に設けられた規制板51をさらに備えている。規制板51は、天蓋5を開放姿勢とした状態でコンテナ本体2をダンプさせたときに(図2参照)、コンテナ本体2内の積載物が投入口2aの後縁部から溢れるのを抑制するものである。本実施形態の規制板51は、衝立部41の補強体44の下端部から、投入口2aの前方へ向かうにつれて上方へ向かうように傾斜している。
規制板51は、補強体44の左右方向の全長にわたって延びている。つまり、規制板51の左右方向の全長L3は、補強体44の左右方向の全長L2と同一長さであり、投入口2aの左右方向の全長L1よりも短い。規制板51の上面には、その左右方向に所定間隔をあけて複数の補強板52が固定されている。規制板51及び複数の補強板52は、衝立部41の補強体44に対して溶接により固定されている。図12に示すように、規制板51の上端縁51aは、支持板43の上端縁43aよりも低い位置に配置されている。
以上の構成により、規制板51は、投入口2aの後縁部の左右方向の両端部を除く中間部分に沿って配置されている。このように規制板51を配置した理由は次の通りである。コンテナ本体2内に投入される積載物は、コンテナ本体2の左右方向の中央部で盛り上がるように山なりに積み重なる。このような状態でコンテナ本体2をダンプさせると、コンテナ本体2内の積載物が投入口2aの後縁部の前記中間部分から溢れやすいからである。また、規制板51を投入口2aの全長L1にわたって形成する場合と比較して規制板51の重量を軽減することができ、コンテナ本体2の積載重量が減少するのを抑制できるからである。
<作用効果>
第1実施形態のコンテナ1によれば、コンテナ本体2内の積載物を排出口2bから排出するために、天蓋5を開放姿勢にしてコンテナ本体2を荷役装置82によりダンプさせたときに、コンテナ本体2内の積載物が投入口2aの後縁部に沿って配置された規制板51の下面により邪魔されるので、投入口2aの後縁部から積載物が溢れるのを抑制することができる。
これにより、投入口2aから溢れた積載物に起因して、後側の天板2cに設けられた開閉装置6の一部(アーム7、プーリー9、チェーン12,13、スプリングシリンダ15)が破損するのを抑制することができる。また、コンテナ1を荷役車両80から鉄道貨車に載せ換えて運搬する場合、投入口2aから溢れた積載物(例えば石等)が振動等により線路上に落下することに起因して、鉄道貨車の運行が妨げられるのを抑制することができる。
また、規制板51は、衝立部41に設けられているので、規制板51をコンテナ本体2側に設けるための専用の部材が不要になる。これにより、コンテナ1全体の構成を簡素化することができる。
また、規制板51の上端縁51aは、衝立部41の上端縁43aよりも低い位置に配置されているので、天蓋5を開放姿勢から閉鎖姿勢まで移動させる際に、規制板51の上端縁51aが天蓋5に当接するのを防止することができる。これにより、閉鎖姿勢となった天蓋5を衝立部41により確実に支持することができる。
[第2実施形態]
図14は、本発明の第2実施形態に係る天蓋開閉装置付コンテナの規制板を示す側面図(一部断面図)である。本実施形態の規制板51は、衝立部41の補強体44の上端部から、投入口2aの前方へ向かうにつれて下方へ向かうように傾斜している。
規制板51の下面には、その左右方向に所定間隔をあけて複数(図14では1個のみ図示)の補強板52が固定されている。規制板51及び複数の補強板52は、衝立部41の補強体44に対して溶接により固定されている。
本実施形態の他の構成については、第1実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
以上、第2実施形態のコンテナ1においても、コンテナ本体2内の積載物を排出口2bから排出するために、天蓋5を開放姿勢にしてコンテナ本体2を荷役装置82によりダンプさせたときに、コンテナ本体2内の積載物が投入口2aの後縁部に沿って配置された規制板51の下面により邪魔されるので、投入口2aの後縁部から積載物が溢れるのを抑制することができる。
また、規制板51は、衝立部41から投入口2aの前方へ向かうにつれて下方へ向かうように傾斜しているので、投入口2aからコンテナ本体2内に積載物を投入するときに、規制板51の上面に落下した積載物を、規制板51の傾斜に沿ってコンテナ本体2内へ導くことができる。これにより、積載物の投入時に規制板51の上側に積載物が堆積するのを抑制することができる。
[その他]
上記実施形態では、一対の天蓋5により投入口2aを左右方向に分割して開閉しているが、単体の天蓋5により投入口2aを開閉してもよい。
上記実施形態の開閉装置6は、モータ11を用いた電動式であるが、モータ11の代わりに操作ハンドルを回す手動式であってもよい。
上記実施形態の煽戸4は、コンテナ1をダンプさせたときに自重で排出口2bを開放するようになっているが、駆動手段を用いて煽戸4を回動させることによって排出口2bを開放するようにしてもよい。
上記各実施形態の規制板51は、衝立部41に設けられているが、専用の部材を用いてコンテナ本体2に設けられていてもよい。
上記各実施形態の規制板51は、コンテナ本体2(衝立部41)に溶接固定されているが、コンテナ本体2に対してボルト等により着脱可能に固定されるものであってもよく、積載物を排出する際にコンテナ本体2に固定されるようにしてもよい。
本発明の天蓋開閉装置付コンテナは、貨物自動車と鉄道貨車にそれぞれ搭載されるようになっているが、貨物自動車のみ又は鉄道貨車のみに搭載される場合にも適用することができる。
また、本発明の天蓋開閉装置付コンテナは、荷役装置82を備えた貨物自動車(荷役車両80)に搭載されるようになっているが、フォークリフト等で車体上に搭載された天蓋開閉装置付コンテナをダンプさせる貨物自動車にも適用することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 天蓋開閉装置付コンテナ
2 コンテナ本体
2a 投入口
2b 排出口
4 煽戸
5 天蓋
6 開閉装置
41 衝立部
43a 上端縁(上端)
51 規制板
51a 上端面(上端)

Claims (4)

  1. 上部に積載物を投入する投入口が形成され、後部に積載物を排出する排出口が形成されたコンテナ本体と、
    前記コンテナ本体の後部に設けられ、前記排出口を開閉する煽戸と、
    前記コンテナ本体に設けられ、前記投入口を開閉可能な天蓋と、
    前記天蓋を、前記投入口を閉鎖した閉鎖姿勢と、前記投入口を開放した開放姿勢との間で開閉動作させる開閉装置と、
    前記コンテナ本体側に設けられ、前記天蓋が前記開放姿勢の状態で前記コンテナ本体が後方に向かって下方に傾斜したときに、前記コンテナ本体内の積載物が前記投入口の後縁部から溢れるのを抑制する規制板と、を備える天蓋開閉装置付コンテナ。
  2. 前記コンテナ本体における前記投入口の後縁部に沿って上方に突出して設けられ、前記天蓋を前記閉鎖姿勢の状態で下方から支持する衝立部をさらに備え、
    前記規制板は、前記衝立部に設けられている、請求項1に記載の天蓋開閉装置付コンテナ。
  3. 前記規制板は、前記衝立部から前記投入口の前方へ向かうにつれて上方へ向かうように傾斜しており、
    前記規制板の上端は、前記衝立部の上端よりも低い位置に配置されている、請求項2に記載の天蓋開閉装置付コンテナ。
  4. 前記規制板は、前記衝立部から前記投入口の前方へ向かうにつれて下方へ向かうように傾斜している、請求項2に記載の天蓋開閉装置付コンテナ。
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