JP2022086684A - 肘当て付き椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】合成樹脂製の背もたれに肘当てを一体的に設けた椅子において、使用感、デザイン性、強度などの点から改良を加えて品質を向上させる。【解決手段】椅子は、脚装置1と座2と背もたれ3と肘当て4とを備えている。背もたれ3の左右側部3bに下窄まりのサイドブロック部18を一体に形成し、サイドブロック部18の上部を前後長手の肘当て本体15と成して、下部を脚装置1に取付けられるボス部9と成している。肘当て本体15の上面には肘パッド19が装着されているため、肘の当たりが柔らかくて使用感に優れている。サイドブロック部18は下窄まりで強度に優れていると共に、滑らかな流線型で背もたれ3とも滑らかに連続している。従って、優れた外観を呈している。【選択図】図3
Description
新規性喪失の例外適用申請有り
本願発明は、背もたれに肘当てを一体的に設けた椅子に関するものである。
椅子において肘当てを設けることは広く行われている。その例として特許文献1には、脚装置をパイプで構成して背もたれを合成樹脂の単一構造と成した簡易な構造の椅子において、背もたれの左右側部に肘当てを一体成形することが開示されている。
また、特許文献1は、脚装置は左右一対ずつの脚を設けた棒足方式になっているが、後ろ脚に座の上方にはみ出た背支柱を設ける一方、肘当ての後部下面と背もたれの側部とに繋がった下向きのボス部を形成して、このボス部を背支柱に嵌め込んでいる。
特許文献1のように肘当てを背もたれに一体成形すると、取付けの手間を抑制してコストを低減できる等の利点があるが、本願発明者たちが検討したところ、改良の余地が見いだされた。
例えば、特許文献1では肘当ては合成樹脂による成形部のみで構成されているため、使用状態で硬いと感じる使用者がいる可能性があり、従って、使用感の向上について改良の余地があると云える。
また、特許文献1では、肘当ては板状の形態でボス部は筒状の形態になっており、肘当てとボス部とが互いに分離したような形態になっているため、デザイン的な統一性の要請や強度的な安心感の要請について改良の余地があると云える。
本願発明は、このような現状を契機にして成されたもので、肘当てを背もたれに一体的に設けた椅子において、品質の向上を目的とするものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型例を各請求項1乃至6で特定している。 このうち請求項1の発明に係る椅子は、
「脚装置と座と背もたれと肘当てとを備えており、
前記背もたれは合成樹脂の成形品である一方、
前記肘当ては、前記背もたれの左右側部に一体成形された肘当て本体と、前記肘当て本体の上面に配置された肘パッドとを備えている」
という構成になっている。
「脚装置と座と背もたれと肘当てとを備えており、
前記背もたれは合成樹脂の成形品である一方、
前記肘当ては、前記背もたれの左右側部に一体成形された肘当て本体と、前記肘当て本体の上面に配置された肘パッドとを備えている」
という構成になっている。
請求項2の発明は、請求項1において、
「前記背もたれの左右両側部に、側面視及び正面視において下向きに窄まりつつ上部が前後長手になっているサイドブロック部が形成されており、前記サイドブロック部の上部を前後長手の前記肘当て本体と成して、前記サイドブロック部の少なくとも下部を、前記脚装置を構成する脚が下方から嵌入するボス部と成している」
という構成になっている。
「前記背もたれの左右両側部に、側面視及び正面視において下向きに窄まりつつ上部が前後長手になっているサイドブロック部が形成されており、前記サイドブロック部の上部を前後長手の前記肘当て本体と成して、前記サイドブロック部の少なくとも下部を、前記脚装置を構成する脚が下方から嵌入するボス部と成している」
という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項2において、
「背もたれの側部を、前記サイドブロック部に向けて厚さを徐々に厚くすることにより、前記サイドブロック部と背もたれとを滑らかに連続させている」
という構成になっている。
「背もたれの側部を、前記サイドブロック部に向けて厚さを徐々に厚くすることにより、前記サイドブロック部と背もたれとを滑らかに連続させている」
という構成になっている。
請求項4の発明は、請求項2又は3において、
「前記ボス部は、前記サイドブロック部の後寄側にずらして形成されており、前記肘当て本体は、前記ボス部を基準にして手前側に大きく張り出している」
という構成になっている。
「前記ボス部は、前記サイドブロック部の後寄側にずらして形成されており、前記肘当て本体は、前記ボス部を基準にして手前側に大きく張り出している」
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項3又は4において、
「前記サイドブロック部の上面は前記背もたれの上端よりも下方に位置しており、従って、前記背もたれは、前記サイドブロック部の上方において露出した側面を有している一方、
前記肘パッドの後部には、前記背もたれに向けて前後幅が狭まった後部内端部が形成されており、前記背もたれの側面は、前記肘パッドの後部内端部と連続しつつ上に向けて幅狭に形成されている」
という構成になっている。
「前記サイドブロック部の上面は前記背もたれの上端よりも下方に位置しており、従って、前記背もたれは、前記サイドブロック部の上方において露出した側面を有している一方、
前記肘パッドの後部には、前記背もたれに向けて前後幅が狭まった後部内端部が形成されており、前記背もたれの側面は、前記肘パッドの後部内端部と連続しつつ上に向けて幅狭に形成されている」
という構成になっている。
更に、請求項6の発明は、請求項5において、
「前記背もたれの側面に、前記肘パッドにおける後部内端部の先端が嵌まり込む段部を形成している」
という構成になっている。
「前記背もたれの側面に、前記肘パッドにおける後部内端部の先端が嵌まり込む段部を形成している」
という構成になっている。
本願発明では、肘当ては肘パッドを備えているため、使用者の肘や腕に対する当たりを柔らかくして、使用者に快適な使用感を与えることができる。従って、長時間の使用であっても、椅子を快適に使用し続けることができる。
請求項2のように構成すると、肘当て本体とボス部とが流線型のサイドブロック部に融合しているため、肘当て本体とボス部とがデザイン的に一体になって優れた美観を呈するに至っている。また、サイドブロック部は膨らみを持っているため、強度的に優れている。従って、強度的に優れつつ高いデザイン性の椅子としての評価を人に与えて、商品価値を向上できる。
請求項3の構成を採用すると、背もたれとサイドブロック部とはその表裏両面において滑らかに連続するため、背もたれとサイドブロック部とは、全体として流線型を基調にした優美性を保持しつつ強度に優れた力強さも現出するに至っており、従って、商品性の向上に一層貢献している。
請求項4の構成では、ボス部はサイドブロック部の前端と後端との間に位置しており、サイドブロック部が全体としてT形に近い形態になるため、肘当てに作用した荷重の支持安定性に優れると共に、見た目にもバランス性に優れてデザイン的にも安定性が高い。更に、肘当て本体はボス部から前向きに大きく張り出しているため、肘当てに必要な前後長さを確保して、肘当ての機能も十分に保持できる。
請求項5の構成では、肘パッドの後部内端部が先細り形状になって背もたれの側面に至っているため、肘パッドと背もたれとの連続性も現れており、従って、デザイン性の向上に一層貢献している。また、人が指先を肘パッドの後部内端部に当てることはできないため、肘パッドの捲れ防止効果にも優れている。また、背もたれの側面は上に向けて徐々に細くなっているため、流線型を基調にしたデザイン性を高めている。
更に、請求項6の構成を採用すると、肘パッドの捲れ防止効果を確実化できる。また、肘パッドの加工誤差や取付け誤差があっても、肘パッドの後部内端部と背もたれの側面との連続性を確保して品質を一定化できる利点もある。
(1).椅子の基本構造
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、椅子は、脚装置1と座2と背もたれ3とを備えており、背もたれ3の左右側部に肘当て4を設けている。座2は、その後端寄り部位を支点にして跳ね上げ回動させることできる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、椅子は、脚装置1と座2と背もたれ3とを備えており、背もたれ3の左右側部に肘当て4を設けている。座2は、その後端寄り部位を支点にして跳ね上げ回動させることできる。
脚装置1は、側面視で後傾した左右の前脚5と、側面視で前傾した左右の後ろ脚6と、左右の前脚5の上部を連結する左右長手の補強フレーム7(図3(C)参照)を備えており、左側面視で入字状の形態(右側面視では人字状)になっている。
各脚5、6の下端には、キャスタ1aが取付けられている。前脚5と後ろ脚6とは、継手8を介して一体に連結されている。図2(A)(B)に示すように、後ろ脚6の上端部6aは継手8の上方に露出しており、後ろ脚6の上端部6aに、背もたれ3の左右側端部に設けた下向き開口のボス部9が嵌め込み装着されている。前後脚5,6及び補強フレーム7は鋼管等の金属パイプ製であり、継手8はスチール等の金属の鋳造品である。
例えば図1(D)に示すように、左右の前脚5は平面視で平行な姿勢になっている一方、左右の後ろ脚6は後ろに向けて互いの間隔が広がる姿勢に配置されている。そして、例えば図1(A)(B)から理解できるように、前脚5は後ろ脚6よりも左右内側にずらして配置されている。そこで、図4に示すように、座2を上向きに跳ね上げ回動させると、複数台の椅子を前後にネスティングできる(嵌め合わせできる。)。
座2は、図3(A)(C)に示す座板(座シェル板)10の上面に図示しないクッション材を張ってこれを表皮材で上から覆った構造であり、座板10の下面に矩形の枠体11を固定し、枠体11の後部を、前脚5の上端寄り部位に支軸12(及びナット)によって跳ね上げ回動可能に連結している。また、枠体11には、椅子の展開状態で補強フレーム7に上から載る姿勢保持フレーム13を下向きに突設しており、姿勢保持フレーム13の左右両側部に合繊樹脂製のキャッチ材14を取り付けている。
背もたれ3は合成樹脂の成形品であり、平面視で前向きに凹んだ左右長手の形態になっている。また、背もたれ3は、基本的には板状の形態を成しており、上端部は後ろに反った上フランジ片3aに形成されている。上フランジ片3aは、背もたれ3の補強機能と移動させるに際しての把手の機能、及びデザイン的な機能とを備えている。
(2).肘当て
背もたれ3の左右両側部3bには、肘当て4を構成する肘当て本体15が一体成形されており、背もたれ3の側部3bと肘当て本体15とに、後ろ脚6の上部6aが嵌入する取付け穴を有する既述のボス部9が一体に形成されている。肘パッド19の存在により、人の肘や腕に対する当たりを柔らかくして、長時間に亙って快適に使用できる。
背もたれ3の左右両側部3bには、肘当て4を構成する肘当て本体15が一体成形されており、背もたれ3の側部3bと肘当て本体15とに、後ろ脚6の上部6aが嵌入する取付け穴を有する既述のボス部9が一体に形成されている。肘パッド19の存在により、人の肘や腕に対する当たりを柔らかくして、長時間に亙って快適に使用できる。
例えば図1(C)に示すように、ボス部9は肘当て本体15の後部に偏位して形成されている。従って、肘当て本体15はボス部9から前側に大きくはみ出た形態になっている。後ろ脚6の上部6aとボス部9とは、ボス部9に後ろから挿通された第1ビス17(図2(B)参照)によって固定されている。
例えば図2(D)(E)から理解できるように、肘当て本体15は、側面視及び正面視で下方に向けて窄まりつつボス部9と連続しており、ボス部9と肘当て本体15とは、明分し難い状態に一体化している。従って、背もたれ3の左右両側部3bに、正面視及び側面視で下方に向けて窄まったサイドブロック部18を形成して、このサイドブロック部18の上部を肘当て本体15と成すと共に、サイドブロック部18の下半部を取付け穴が開口したボス部9と成しているということができる。サイドブロック部18は背もたれ3の側部3bの略下半部に設けているため、背もたれ3の左右両側部3bは、サイドブロック部18の上方に露出した側面3cを有している。
肘当て本体15の上面には、エラストマー系や軟質合成樹脂系の肘パッド19が重ね配置されており、肘パッド19は第2ビス20によって肘当て4に固定されている。第2ビス20の軸は、肘当て4の前部に下方から挿通されて肘パッド19にねじ込まれている。第2ビス20は肘当て4の前部のみに配置しているが、肘当て4の前部と後部などの複数箇所において肘パッド19を肘当て本体15に固定することも可能である。
なお、サイドブロック部18の上面(肘当て本体15の上面)には、肉厚をできるだけ均等化するための凹所の群(図示せず)が形成されている。或いは、サイドブロック部18に上向き凹部を形成して、凹部に多数のリブを形成した態様になっていると云ってもよい。
図1(D)に示すように、肘当て4は前後に長い形態であり、前端部4aと後端部4bとは円弧状に形成されている。そして、肘当て4は、前後長手で丸みを帯びつつ後ろに向けて左右幅が少し増大する形態になっているが、後ろに行くに従って背もたれ3に近づくように平面視で傾斜している。従って、左右の肘当て4が、平面視でハ字の姿勢を成している。
また、肘当て本体15及びボス部9から成るサイドブロック部18が下向きに窄まった形態であることから、図3(D)に示すように、背もたれ3のうちサイドブロック部18が連続する左右側部3bは、サイドブロック部18に向けて厚くなるように厚さが滑らかに変化している。従って、サイドブロック部18と背もたれ3とが滑らかに連続して、全体として流線型を基調した優れた美観を呈している。
図1(C)に明示するように、肘当て4の上面は後ろに向けて低くなるように若干の角度で後傾している。このため、肘当て4の前端と後端とにある程度の寸法Hの高低差が生じている。そして、肘当て本体15の前端部4aの下面に切欠き21を形成することにより、図4(B)に示すように複数脚の椅子を前後にネスティングした状態で、後ろに位置した肘当て4の前端部4aが前に位置した肘当て4の後端部4bに上から載るように設定している。第2ビス20は、切欠き21の箇所に配置している。
実施形態のように切欠き21を形成すると、その壁面21aが前に位置した肘当て4の後端面に当たるため、ストッパー機能を確実化できる利点がある。また、切欠き21の上面が前に位置した肘当て4における肘パッド19の後端部に上から載ることにより、衝撃が吸収されて椅子の移動停止時の静粛性を向上できる。
図4(C)に明示するように、切欠き21は、前に位置した肘当て4の後端部4bが当たる壁面21aを有するが、壁面21aは、前に位置した肘当て4の後端部4bを左右外側から囲うように形成している。従って、前後にネスティングされた椅子は左右方向にずれないように保持されている。従って、多数の椅子を、見栄え良く一直線に並べて格納できる。また、複数の椅子を直列にネスティングした状態で押して移動させるに際して、多数脚を安定良く移動させることもできる。
例えば図1(A)(D)に示すように、肘パッド19のうち背もたれ3と接する後部内端部19aは、背もたれ3に向けて前後幅が狭くなるよう略台形状に形成されており、かつ、例えば図1(C)から理解できるように、肘パッド19の後部内端部19a(及び肘当て本体15の後部内端部)は上向きに反っている。そして、背もたれ3における側部3bの側面3cに、例えば図2(B)に示すように、肘パッド19の後部内端部19aが入り込む段部22を形成している。
従って、背もたれ3の側面3cと肘パッド19とは一連に連続している。また、背もたれ3の側部3bはサイドブロック部18の上方において厚さが上に向けて徐々に小さくなっているため、例えば図2(D)に示すように、背もたれ3の側面3cは、肘パッド19の後部内端部19aと連続しつつ、上に向けて幅が徐々に狭くなっている。
従って、背もたれ3の側面3cと肘パッド19の上面とが滑らかに連続して見栄えがよいと共に、肘パッド19の剥がれも防止できる。
椅子をネスティングするに際しては、図4(B)の状態で右から左に向けて椅子を移動させてネスティングしてもよいし、図4(B)の状態で左から右に向けて椅子を移動させてネスティングしてもよい。前者の場合は背もたれ3の上フランジ片3aに手を掛けて移動させてもよいし、左右の肘当て4に手を添えて移動させてもよい。左から右に向けてネスティングする場合は、左右の肘当て4に手を掛けて移動させるのが扱い易いと云える。
例えば図3(D)に示すように、ボス部9はサイドブロック部18のうち後ろ寄り部位に形成されている。従って、サイドブロック部18は、側面視略T形又は逆三角形の形態を基調にしつつ、肘当て本体15が手前に大きく張り出した形態になっている。
そして、サイドブロック部18は、側面視略でT形又は逆三角形の形態を基調にしていることにより、バランスよく安定性が高い見た目になっていると共に、肘当て4に作用した荷重の支持強度に優れている。また、肘当て本体15は手前に大きく張り出しているため、肘当て4は必要な前後長さを確保できる。
本実施形態の肘当て4は、左右幅及び前後長さも従来品に比べて大きくなっている。本実施形態の椅子は講演会場などで使用することが多いネスティング可能な簡易タイプであるが、簡易タイプの椅子でありながら、肘当て4は大型で肘パッド19が着いた高級仕様になっており、かつ、背もたれ3とサイドブロック部18との全体は流線型を基調とした優れたデザインになっている。これらが相まって、高い品質を確保するに至っている。
サイドブロック部18を下窄まりに形成するに当たって、本実施形態では、サイドブロック部18の外面は、側面視及び正面視で外向きに凹むように湾曲している。このため、強度を確保しつつ無駄な肉を無くして、デザインの洗練度が向上している。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、肘当ては、前後長手の長方形や小判形に形成することも可能である。肘パッドの取付け方法としては、肘パッドの外周部に下向きの環状壁体を形成して、環状壁体を肘当て本体に嵌め込むことも可能である。更に、肘パッドは、クッション材を表皮材で覆った構造も採用可能である。
椅子の構造についてと述べると、脚装置は入字状(又は人字状)である必要性はないのであり、4本の脚が鉛直に近い姿勢になっている形態など採用できる。更に、本願発明は折り畳み式でない(ネスティングタイプでない)椅子や、ガスシリンダを備えた昇降タイプの椅子にも適用できる。
本願発明は、ネスティング可能な椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 脚装置
2 座
3 背もたれ
3b 背もたれの側部
3c 背もたれの側面
4 肘当て
4a 肘当ての前端部
4b 肘当ての後端部
5,6 脚
8 継手
9 ボス部
10 座板
15 肘当て本体
18 サイドブロック部
19 肘パッド
19a 肘パッドの後部内端部
22 段部
2 座
3 背もたれ
3b 背もたれの側部
3c 背もたれの側面
4 肘当て
4a 肘当ての前端部
4b 肘当ての後端部
5,6 脚
8 継手
9 ボス部
10 座板
15 肘当て本体
18 サイドブロック部
19 肘パッド
19a 肘パッドの後部内端部
22 段部
Claims (6)
- 脚装置と座と背もたれと肘当てとを備えており、
前記背もたれは合成樹脂の成形品である一方、
前記肘当ては、前記背もたれの左右側部に一体成形された肘当て本体と、前記肘当て本体の上面に配置された肘パッドとを備えている、
肘当て付き椅子。 - 前記背もたれの左右両側部に、側面視及び正面視において下向きに窄まりつつ上部が前後長手になっているサイドブロック部が形成されており、前記サイドブロック部の上部を前後長手の前記肘当て本体と成して、前記サイドブロック部の少なくとも下部を、前記脚装置を構成する脚が下方から嵌入するボス部と成している、
請求項1に記載した肘当て付き椅子。 - 背もたれの側部を、前記サイドブロック部に向けて厚さを徐々に厚くすることにより、前記サイドブロック部と背もたれとを滑らかに連続させている、
請求項2に記載した肘当て付き椅子。 - 前記ボス部は、前記サイドブロック部の後寄側にずらして形成されており、前記肘当て本体は、前記ボス部を基準にして手前側に大きく張り出している、
請求項2又は3に記載した肘当て付き椅子。 - 前記サイドブロック部の上面は前記背もたれの上端よりも下方に位置しており、従って、前記背もたれは、前記サイドブロック部の上方において露出した側面を有している一方、
前記肘パッドの後部には、前記背もたれに向けて前後幅が狭まった後部内端部が形成されており、前記背もたれの側面は、前記肘パッドの後部内端部と連続しつつ上に向けて幅狭に形成されている、
請求項3又は4に記載した肘当て付き椅子。 - 前記背もたれの側面に、前記肘パッドにおける後部内端部の先端が嵌まり込む段部を形成している、
請求項5に記載した肘当て付き椅子。
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2020
- 2020-11-30 JP JP2020198835A patent/JP2022086684A/ja active Pending
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