JP2022086386A - 電動機 - Google Patents

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Yohei Hotta
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Abstract

【課題】トルクと効率がさらに向上した電動機を提供する。【解決手段】電動機は、軸線を中心とする円盤状のロータコアと、ロータコアの内部に周方向に配列された複数の永久磁石と、ロータコア、及記永久磁石を外周側から囲むステータと、を備え、ロータコアにおける永久磁石の外周側には、永久磁石の周方向両端から径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びる複数の外側スリットが形成されている。これにより、漏れ磁束を低減することができる。【選択図】図2

Description

本開示は、電動機に関する。
電動機の一種として、永久磁石を有するロータと、このロータを外周側から覆うステータと、を備えるPMSM(Permanent Magnet Synchronous Motor)が知られている。この種の電動機の具体例として、下記特許文献1に記載された装置が挙げられる。特許文献1に係る電動機では、ロータコアの内部に永久磁石が埋設されるとともに、当該ロータコアの内部に永久磁石の磁路に沿って延びる円弧状のスリットが形成されている。これにより、電動機のリラクタンストルクが低減され、トルクリプルや騒音が低減できるとされている。
特開2006-166688号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された電動機のように、スリットが単に円弧状をなしている場合、永久磁石からステータに向かう磁束の流れが阻害され、磁束漏れが増大してしまう。その結果、モータのトルクや効率に影響が及ぶ虞がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、トルクと効率がさらに向上した電動機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る電動機は、軸線を中心とする円盤状のロータコアと、該ロータコアの内部に周方向に配列され、径方向内側から外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びる一対の単位磁石をそれぞれ有する複数の永久磁石と、前記ロータコア、及び前記永久磁石を外周側から囲むステータと、を備え、前記ロータコアにおける前記単位磁石の外周側には、前記一対の単位磁石の周方向両端から径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びる複数の外側スリットが形成されている。
本開示によれば、トルクと効率がさらに向上した電動機を提供することができる。
本開示の第一実施形態に係る電動機の断面図である。 本開示の第一実施形態に係る電動機の要部拡大断面図である。 本開示の第二実施形態に係る電動機の要部拡大断面図である。 本開示の各実施形態に係る電動機の変形例を示す要部拡大断面図である。
<第一実施形態>
(電動機の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る電動機100について、図1と図2を参照して説明する。図1に示すように、電動機100は、軸線Acに沿って延びるロータ1と、このロータ1を外周側から覆うステータ3と、を備えている。
(ロータの構成)
ロータ1は、ロータコア11と、永久磁石2と、を有している。ロータコア11は、軸線Acを中心とする円筒状をなしている。詳しくは図示しないが、ロータコア11は、薄板状に形成された鋼板を複数重ねることで、全体として円筒状をなしている。
ロータコア11の内部には、複数の永久磁石2が埋設されている。より具体的には、これら永久磁石2は、軸線Acに対する周方向に間隔をあけて配列されている。それぞれの永久磁石2は、一対の単位磁石21を有している。各単位磁石21は、軸線Ac方向から見て矩形の断面形状を有する板状をなしている。この単位磁石21同士を、周方向に隣接するように配置することで1つの永久磁石2が形成されている。単位磁石21の配置や姿勢の詳細については後述する。
(ステータの構成)
ステータ3は、バックヨーク31と、ティース32と、コイル33と、ティース先端部34と、を有している。バックヨーク31は、軸線Acを中心とする円環状をなしている。バックヨーク31の外周面は、不図示のケーシングの内周面に対して固定されている。バックヨーク31の内周側には、複数のティース32が設けられている。これらティース32は、バックヨーク31の内周面に沿って、軸線Acの周方向に等間隔をあけて配列されている。各ティース32は、バックヨーク31の内周面から径方向内側に向かって突出している。
ティース32の径方向内側の端部は、ティース先端部34とされている。ティース先端部34は、ティース32から周方向両側に張り出している。また、ティース32の周囲には、コイル33が設けられている。コイル33は、ティース32に銅線等を複数回にわたって巻き掛けることによって形成されている。このコイル33に電流を流すことで当該コイル33は励磁される。このコイル33と、上記永久磁石2との間で生じる電磁力によってロータ1は軸線Ac回りに回転する。
(単位磁石の構成・配置)
次いで、図2を参照して、ロータコア11の詳細な構成について説明する。図2に示すように、永久磁石2を形成する一対の単位磁石21は、径方向内側から外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びている。つまり、これら単位磁石21は、径方向に対して傾斜した姿勢で配置されている。
なお、一対の単位磁石21同士の間で、径方向外側を向く面の極は同一である。一方で、互いに隣り合う永久磁石2同士の間で、極は互いに異なっている。つまり、永久磁石2は、周方向にN極とS極とが交互になるように配列されている。
さらに、単位磁石21は、相対的に径方向内側に位置する可変磁石21Aと、この可変磁石21Aの径方向外側に積層された固定磁石21Bと、を有する。可変磁石21Aは、着磁又は減磁によって磁力を変化させることが可能とされている。一方で、固定磁石21Bは、一定の磁力を有する。コイル33の通電電流を制御することで、可変磁石21Aの磁力が変化し、電動機100としてのトルクや効率を変化させることが可能となる。
(外側スリットの構成)
ロータコア11には、上記の永久磁石2(単位磁石21)から発生する磁束を案内するために複数のスリット(外側スリット22,内側スリット23)が形成されている。外側スリット22は、単位磁石21の径方向外側に形成されている。一例として、外側スリット22は、周方向に間隔をあけて6つ形成されている。つまり、1つの単位磁石21ごとに3つずつの外側スリット22が形成されている。
これら外側スリット22は、単位磁石21の周方向両端から径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びている。また、これら外側スリット22は、単位磁石21の外面(径方向外側を向く面)に直交する方向に直線状に延びている。なお、ここで言う「直交」とは、実質的な直交状態を表すものであって、設計上の公差や製造上の誤差は許容される。
さらに、これら6つの外側スリット22では、永久磁石2の周方向中央部に位置する外側スリット22になるほど、幅が大きくなっている。つまり、一対の単位磁石21同士の間の間隙を基準とした場合、当該間隙から周方向に最も近接している第一外側スリット22Aは、周方向で最も外側に位置する第三外側スリット22Cよりも幅が大きい。また、第一外側スリット22Aと第三外側スリット22Cとの間に形成されている第二外側スリット22Bは、第三外側スリット22Cよりも幅が大きく、第一外側スリット22Aよりも幅が小さい。なお、ここで言う「幅」とは、外側スリット22の延びる方向に直交する平面方向における寸法を指している。
(内側スリットの構成)
永久磁石2の径方向内側には、複数の内側スリット23が形成されている。一例として、内側スリット23は、周方向に間隔をあけて6つ形成されている。つまり、1つの単位磁石21ごとに3つずつの内側スリット23が形成されている。
図1又は図2に示すように、これら内側スリット23は、周方向に隣接する一対の永久磁石2のうち、一方側の永久磁石2(単位磁石21)から他方側の永久磁石2(単位磁石21)に向かって曲線状に延びている。つまり、円弧状の内側スリット23が、永久磁石2の径方向内側に複数形成されている。
さらに、これら内側スリット23では、径方向外側の内側スリット23になるほど、幅が小さくなっている。つまり、最も径方向内側に位置する第一内側スリット23Aは、最も径方向外側に位置する第三内側スリット23Cよりも幅が大きい。また、第一内側スリット23Aと第三内側スリット23Cとの間に形成されている第二内側スリット23Bは、第三内側スリット23Cよりも幅が大きく、第一内側スリット23Aよりも幅が小さい。なお、ここで言う「幅」とは、内側スリット23の延びる方向に直交する平面方向における寸法を指している。
(作用効果)
上記構成によれば、ロータコア11における永久磁石2の外周側に複数の外側スリット22が形成されている。さらに、これら外側スリット22は、径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びている。外側スリット22は空隙であることから、ロータコア11自体よりも磁気抵抗が大きい。このため、永久磁石2が発生させる磁束は、当該外側スリット22を避けつつ、外側スリット22の延びる方向に案内される。言い換えれば、磁束は、径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に案内される。これにより、磁束をステータ3のティース32に向かって収斂させることができる。その結果、漏れ磁束をより一層低減することができる。
ここで、図2に示すように、永久磁石2の磁界に沿う方向をd軸とし、このd軸に直交する方向をq軸とする。リラクタンストルクを増大させるために、d軸方向における磁気抵抗を小さくしたいという要請がある。上記構成では、複数の外側スリット22のうち、永久磁石2の周方向中央部になるほど、当該外側スリット22の幅が大きくなっている。言い換えれば、周方向中央部になるほど、ロータコア11自体の占める割合が小さくなっている。これにより、周方向中央部における磁路の幅を小さくすることができるとともに、磁気抵抗(つまり、上述のd軸方向における磁気抵抗)をより一層小さくすることができる。その結果、リラクタンストルクを増加させたり、永久磁石2の減磁、又は着磁をより円滑に行ったりすることが可能となる。
さらに、永久磁石2の周方向両端側では外側スリット22の幅が小さいことから、ロータコア11自体の占める割合を大きい。これにより、ロータコア11の強度を確保することができる。また、このようにロータコア11自体の占める割合を大きくすることで、磁気飽和を発生しにくくすることもできる。
加えて、上記構成によれば、一対の単位磁石21が径方向外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びている。つまり、これら単位磁石21は、それぞれ周方向中央部に向いている。このため、外側スリット22の延びる方向と、単位磁石21が発生させる磁束の方向とを近づけることができる。その結果、漏れ磁束をさらに低減することができる。
また、上記構成によれば、外側スリット22は、単位磁石21の外面に直交する方向に直線状に延びている。つまり、単位磁石21が発生させる磁束の方向と外側スリット22の延びる方向とをさらに近づけることができる。その結果、漏れ磁束をさらに効果的に低減することができる。
さらに、上記構成によれば、複数の内側スリット23のうち、径方向外側の内側スリット23になるほど幅が小さい。これにより、q軸方向における磁気抵抗を大きくすることができる。その結果、永久磁石2のリラクタンストルクを増大させたり、永久磁石2の減磁、又は着磁をより円滑に行ったりすることが可能となる。
加えて、上記構成によれば、永久磁石2が可変磁石21Aを有している。この可変磁石21Aに対して着磁用のステータによる着磁(又は減磁)を施すことによって、永久磁石2全体としての磁力を変化させることができる。これにより、電動機100を可変磁力モータとして運用することが可能となる。
以上、本開示の第一実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば、上記第一実施形態では、永久磁石2が可変磁石21Aを有する例について説明した。しかしながら、永久磁石2が可変磁石21Aを有さず、固定磁石21Bのみによって一体に形成されている構成を採ることも可能である。
<第二実施形態>
次に、本開示の第二実施形態について、図3を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。同図に示すように、本実施形態では、ロータコア11の外周面11Sに突出部11Pが設けられている。突出部11Pは、外周面11Sにおける永久磁石2と周方向で対応する部分に設けられている。突出部11Pは、外周面11Sにおける他の部分よりも小さな曲率半径を有するとともに、径方向外側に向かって円弧状に突出している。このような突出部11Pが、外周面11Sの全周にわたって等間隔をあけて複数形成されている。
上記構成によれば、d軸方向における磁束を維持しつつ、高調波の磁束を低減することができる。その結果、トルクの変動(トルクリップル)や、これに基づく騒音をさらに低減することができる。
以上、本開示の第二実施形態について説明した。なお、本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。
各実施形態に共通する変形例として、図4に示す構成を採ることも可能である。同図は、永久磁石2bとして、1つの板状の磁石を用いた例を示している。このような構成であっても、上述の各実施形態で説明したものと同様の作用効果を得ることが可能である。
<付記>
各実施形態に記載の電動機は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る電動機100は、軸線Acを中心とする円盤状のロータコア11と、該ロータコア11の内部に周方向に配列された複数の永久磁石2と、前記ロータコア11、及び前記永久磁石2を外周側から囲むステータ3と、を備え、前記ロータコア11における前記永久磁石2の外周側には、該永久磁石2の周方向両端から径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びる複数の外側スリット22が形成されている。
上記構成によれば、ロータコア11における永久磁石2の外周側に複数の外側スリット22が形成されている。さらに、これら外側スリット22は、径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びている。外側スリット22は空隙であることから、ロータコア11自体よりも磁気抵抗が大きい。このため、永久磁石2が発生させる磁束は、当該外側スリット22を避けつつ、外側スリット22の延びる方向に案内される。言い換えれば、磁束は、径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に案内される。これにより、磁束をステータ3のティース32に向かって収斂させることができる。その結果、漏れ磁束をより一層低減することができる。
(2)第2の態様に係る電動機100では、前記永久磁石2の周方向中央部になるほど前記外側スリット22の幅が大きくなっている。
ここで、永久磁石2の磁界に沿う方向をd軸とし、このd軸に直交する方向をq軸とする。リラクタンストルクを増大させるために、d軸方向における磁気抵抗を小さくしたいという要請がある。上記構成では、複数の外側スリット22のうち、永久磁石2の周方向中央部になるほど、当該外側スリット22の幅が大きくなっている。言い換えれば、周方向中央部になるほど、ロータコア11自体の占める割合が小さくなっている。これにより、周方向中央部における磁路の幅を小さくすることができるとともに、磁気抵抗(つまり、上述のd軸方向における磁気抵抗)をより一層小さくすることができる。その結果、リラクタンストルクを増加させたり、永久磁石2の減磁、又は着磁をより円滑に行ったりすることが可能となる。
さらに、永久磁石2の周方向両端側では外側スリット22の幅が小さいことから、ロータコア11自体の占める割合を大きい。これにより、ロータコア11の強度を確保することができる。また、このようにロータコア11自体の占める割合を大きくすることで、磁気飽和を発生しにくくすることもできる。
(3)第3の態様に係る電動機100では、前記永久磁石2は、径方向内側から外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びる一対の単位磁石21を有する。
上記構成によれば、一対の単位磁石21が径方向外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びている。つまり、これら単位磁石21は、それぞれ周方向中央部に向いている。このため、外側スリット22の延びる方向と、単位磁石21が発生させる磁束の方向とを近づけることができる。その結果、漏れ磁束をさらに低減することができる。
(4)第4の態様に係る電動機100は、前記複数の外側スリット22は、前記単位磁石21の外面に直交する方向に直線状に延びている。
上記構成によれば、外側スリット22は、単位磁石21の外面に直交する方向に直線状に延びている。つまり、単位磁石21が発生させる磁束の方向と外側スリット22の延びる方向とをさらに近づけることができる。その結果、漏れ磁束をさらに効果的に低減することができる。
(5)第5の態様に係る電動機100では、前記ロータコア11における前記永久磁石2の内周側には、周方向に互いに隣接する一対の前記永久磁石2のうち、一方の前記永久磁石2から他方の前記永久磁石2に向かって曲線状に延びる複数の内側スリット23が形成され、径方向外側になるほど前記内側スリット23の幅が小さくなっている。
ここで、永久磁石2の磁界に沿う方向をd軸とし、このd軸に直交する方向をq軸とする。リラクタンストルクを増大させるために、d軸方向における磁気抵抗を小さくし、q軸における磁気抵抗を大きくしたいという要請がある。上記構成によれば、複数の内側スリット23のうち、径方向外側の内側スリット23になるほど幅が小さい。これにより、q軸方向における磁気抵抗を大きくすることができる。その結果、永久磁石2のリラクタンストルクを増大させたり、永久磁石2の減磁、又は着磁をより円滑に行ったりすることが可能となる。
(6)第6の態様に係る電動機100では、前記ロータコア11の外周面11Sであって周方向において前記永久磁石2に対応する部分は、該ロータコア11の外周面11Sにおける他の部分よりも小さな曲率半径を有するとともに、径方向外側に向かって突出している。
上記構成によれば、ロータコア11の外周面11Sであって周方向において前記永久磁石2に対応する部分が、他の部分よりも小さな曲率半径を有するとともに、径方向外側に向かって突出している。これにより、d軸方向における磁束を維持しつつ、高調波の磁束を低減することができる。その結果、トルクの変動(トルクリップル)や、これに基づく騒音をさらに低減することができる。
(7)第7の態様に係る電動機100では、前記永久磁石2は、着磁又は減磁によって磁力を変化させることが可能な可変磁石21Aと、該可変磁石21Aの径方向外側に設けられ、一定の磁力を有する固定磁石21Bと、を有する。
上記構成によれば、永久磁石2が可変磁石21Aを有している。この可変磁石21Aに対して着磁用のステータによる着磁(又は減磁)を施すことによって、永久磁石2全体としての磁力を変化させることができる。これにより、電動機100を可変磁力モータとして運用することが可能となる。
100 電動機
1 ロータ
2,2b 永久磁石
3 ステータ
11 ロータコア
11P 突出部
11S 外周面
21 単位磁石
22 外側スリット
22A 第一外側スリット
22B 第二外側スリット
22C 第三外側スリット
23 内側スリット
23A 第一内側スリット
23B 第二内側スリット
23C 第三内側スリット
31 バックヨーク
32 ティース
33 コイル
34 ティース先端部
Ac 軸線

Claims (7)

  1. 軸線を中心とする円盤状のロータコアと、
    該ロータコアの内部に周方向に配列された複数の永久磁石と、
    前記ロータコア、及び前記永久磁石を外周側から囲むステータと、
    を備え、
    前記ロータコアにおける前記永久磁石の外周側には、該永久磁石の周方向両端から径方向外側に向かうに従って互いに近接する方向に延びる複数の外側スリットが形成されている電動機。
  2. 前記永久磁石の周方向中央部になるほど前記外側スリットの幅が大きくなっている請求項1に記載の電動機。
  3. 前記永久磁石は、径方向内側から外側に向かうに従って周方向に互いに離間する方向に延びる一対の単位磁石を有する請求項1又は2に記載の電動機。
  4. 前記複数の外側スリットは、前記単位磁石の外面に直交する方向に直線状に延びている請求項3に記載の電動機。
  5. 前記ロータコアにおける前記永久磁石の内周側には、周方向に互いに隣接する一対の前記永久磁石のうち、一方の前記永久磁石から他方の前記永久磁石に向かって曲線状に延びる複数の内側スリットが形成され、
    径方向外側になるほど前記内側スリットの幅が小さくなっている請求項1から4のいずれか一項に記載の電動機。
  6. 前記ロータコアの外周面であって周方向において前記永久磁石に対応する部分は、該ロータコアの外周面における他の部分よりも小さな曲率半径を有するとともに、径方向外側に向かって突出している請求項1から5のいずれか一項に記載の電動機。
  7. 前記永久磁石は、
    着磁又は減磁によって磁力を変化させることが可能な可変磁石と、
    該可変磁石の径方向外側に設けられ、一定の磁力を有する固定磁石と、を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の電動機。
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