JP2022086025A - 包装装置 - Google Patents

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公平 和泉澤
Kohei Izumisawa
亜樹 小山
Aki Koyama
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Abstract

【課題】包装装置において、フィルムの把持及び非把持動作を繰り返し行うことによる発熱を抑える包装装置を提供する。【解決手段】フィルムを折り込むことにより対象物を包む包装手段と、巻回されたロールフィルムを送り出すに際してフィルムの把持及び非把持を繰り返し行うフィルム把持部と、前記フィルム把持部を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段を冷却する冷却手段とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、包装装置に関する。
フィルムを折り込むことにより対象物を包む包装装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-057004号公報
上述したような包装装置は、対象物を包む処理が行われる位置まで順次フィルムを送り出すための機構を備えており、当該機構はフィルムの把持及び非把持動作を繰り返し行うフィルム把持部を有している。このフィルム把持部はソレノイドをオン・オフすることによって作動されるものであるが、継続して使用されているうちに、ソレノイドが熱を帯びてフィルムの把持及び非把持動作に支障を生じる問題があった。
このような課題に鑑みて、本発明は、少なくとも以下の構成を具備する。
フィルムを折り込むことにより対象物を包む包装手段と、巻回されたロールフィルムを送り出すに際してフィルムの把持及び非把持を繰り返し行うフィルム把持部と、前記フィルム把持部を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段を冷却する冷却手段とを有することを特徴とする包装装置である。
本発明の実施形態に係る包装装置の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の一例を示す側面概念図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の一例を示す正面概念図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の案内部、フィルム把持部、検出部の一例を説明する斜視図である。 案内部、フィルム把持部、駆動手段、冷却手段、検出部の一例を説明するための部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の案内部、フィルム把持部、駆動手段、冷却手段、の一例を示す平面概念図である。 フィルムと案内部の一例を示す図である。 比較例の装置を示す図である。 開口位置情報テーブルの設定画面の一例を示す図である。 包装装置の案内部の位置を検出する動作の一例を説明するための図であり、詳細には、(a)はフィルム幅が長いときの案内部の配置例とフィルムフィード部の動作の一例を示す図であり、(b)は検出部により受光した光強度の一例を示す図であり、(c)はフィルム幅が短いときの案内部の配置例とフィルムフィード部の動作の一例を示す図であり、(d)は検出部により受光した光強度の一例を示す図である。 ソレノイドの電流値エラーを報知している状態の表示パネルの例。 本発明の実施形態に係る包装装置の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、フィルムを折り込むことにより対象物を包む包装手段と、巻回されたロールフィルムを送り出すに際してフィルムの把持及び非把持を繰り返し行うフィルム把持部と、前記フィルム把持部を駆動させる駆動手段と、前記駆動手段を冷却する冷却手段とを有する包装装置であることである(図5,6等参照)。
この構成によれば、フィルム把持部を駆動させる駆動手段が熱を帯びてしまうことを防止できる
第2の特徴は、前記フィルム把持部は複数のフィルム把持部を有し、前記複数のフィルム把持部の少なくとも一方は、前記フィルムの幅方向に第1の所定幅で移動可能なフィルム把持部であり、前記移動可能なフィルム把持部を駆動させる駆動手段に対して設けられる冷却手段は、前記フィルム把持部とともに移動可能に構成されていることである(図6参照)。
この構成によれば、移動するフィルム把持部の駆動手段を、必要な時にいつでも冷却することができる。
第3の特徴は、前記複数のフィルム把持部の他方は、前記フィルムの幅方向に前記第1の所定幅よりも小さい第2の所定幅で移動可能なフィルム把持部であり、前記第2の所定幅で移動可能なフィルム把持部を駆動させる駆動手段に対して設けられる冷却手段は、前記包装装置の筐体部のフレームに設けられていることである(図6参照)。
この構成によれば、冷却手段を配置するための構造や配線を複雑にすることなく、フィルム把持部の駆動手段の冷却を行うことができ、コスト削減ができるる。駆動手段と冷却手段は僅かに離間する場合があるが、冷却効果が損なわれる程のものではない。
第4の特徴は、前記冷却手段が送風ファンであることである(図5参照)。
この構成によれば、冷却手段が簡便なものとなり、また、フィルム把持部の駆動手段と冷却手段が少々離間していても、十分な冷却を行うことができる。
第5の特徴は、前記送風ファンが前記フィルム把持部により把持されるフィルムよりも下方に配置されていることである(図5参照)。
この構成によれば、フィルムが送風により乱される事態が低減されることになり、フィルムの搬送を適切に行うことができる。
第6の特徴は、前記送風ファンが斜め下方向に向けて送風を行うように配置されていることである(図5参照)。
この構成によれば、フィルムが送風により乱される事態がさらに低減され、さらに適切なフィルム搬送を行うことができる。
第7の特徴は、前記包装装置がさらに制御部を有し、前記制御部が駆動手段の駆動制御に応じて前記冷却手段の駆動を制御することである。
この構成によれば、必要のない時にまで冷却手段が駆動されることなく、冷却手段の駆動が効率化される。よって、省エネルギー化を図ることができ、ランニングコストを低減できる。
第8の特徴は、前記包装装置がさらに制御部と検知手段を有し、前記検知手段が前記駆動手段の状態を検知するものであり、前記制御部が前記検知手段の検知結果に応じて前記冷却手段の駆動を制御することである。
この構成によれば、冷却手段の駆動がさらに効率化される。
第9の特徴は、前記駆動手段がソレノイドであり、前記検知手段が前記ソレノイドの電流値を検出するものであり、前記制御部が検出されたソレノイドの電流値に基づいて前記冷却手段の駆動を制御することである。
この構成によれば、冷却手段の駆動の効率化を適切に実現できる。
本発明の実施形態に係る包装装置は、フィルム把持部と、駆動手段と、冷却手段と、案内部と、検出部と、制御部とを有する。フィルム把持部は、フィルムの把持及び非把持を繰り返し行うことによって、フィルムを搬送及び保持する。駆動手段は、把持動作をさせるためにフィルム把持部を駆動する。冷却手段は、駆動手段を冷却する。案内部は、フィルムをフィルム把持部に案内する。検出部は、フィルム把持部に設けられ、フィルム又は案内部の位置を検出する。制御部は、フィルム把持部の位置を検出部の検出結果に応じて移動制御する。検出部は、フィルム把持部の、フィルム又は案内部の位置を検出できる位置に設けられており、好ましくはフィルム把持部の先端部近傍に設けられている。
被包装物は、例えばトレーに食品などを載置したもの等である。
詳細には、この包装装置は、フィルムセット位置を簡単に特定することができ、フィルム把持部へ、フィルムを支持し案内する案内部の位置をずらして設置することが可能であり、案内部は切欠部を有し、フィルム把持部に設けられた検出部で、案内部の切欠部の位置を検出することで、案内部やフィルムの幅サイズを特定し、フィルムの両側端部を確実に把持することができる。
つまり、この包装装置は、簡単な構成で、異なる種類のフィルム幅のフィルムに対応することができる。異なる種類のフィルム幅のフィルムに1台の包装装置で対応できるということは、装置を休ませる状況が少なくなるということであり、その分だけ、当該包装装置の稼働率は向上することになる。この場合、包装装置の継続使用によって生じるフィルム把持部の駆動手段の熱帯びが問題となる。しかし、この包装装置では、装置が継続して使用された場合であっても、適切に、フィルム把持部の駆動手段を冷却することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。
図1は本発明の実施形態に係る包装装置100の一例を示す斜視図である。
包装装置100は、例えば延伸フィルム等のフィルムを用いて被包装物(食料品等の商品など)を包装する。
詳細には、包装装置100は、その本体部100Bに包装部bなどを有し、本体部100Bの正面上部に表示操作部39が設けられている。表示操作部39は、キーボードやタッチパネル等からなる操作部と、液晶表示装置等で構成された表示部とを備えている。操作部は各種データ及び各種指令の入力操作のためのものである。表示部は、CPUの指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。この表示操作部39は、別名コンソール部とも呼ばれている。
包装装置100の本体部100Bの正面には搬送部(搬送装置110)が設けられている。詳細には、搬送装置110はその搬送面上に載置された被包装物wを、搬送方向(図1に示す例では前から後方向)へ、本体部100B内に搬送する。
包装装置100は、例えば包装装置の本体部100Bに備えられたフィルムロール配置部にセットされたフィルムロールからフィルムを繰り出し、該フィルムをフィルム保持部(案内部を含む)を介して一対のフィルム把持部(フィルムフィード機構)へ引き渡し、このフィルム把持部によりフィルムの幅方向の両側端部を挟持しながら移送して包装部bへ供給し、包装部bにて両側端部が挟持されたフィルムに向けて、搬送部により搬送された被包装物(商品)をエレベータ等の昇降装置により突き上げフィルム包装を行う。
図2は本発明の実施形態に係る包装装置100の一例を示す側面概念図である。図3は包装装置100の一例を示す正面概念図である。
図4は包装装置100の案内部4、フィルム把持部5、検出部Sの一例を説明する斜視図である。図5は案内部4、フィルム把持部5、駆動手段、冷却手段、検出部Sの一例を説明するための部分拡大斜視図である。
図6は包装装置100の案内部4、フィルム把持部5、駆動手段、冷却手段の一例を示す平面概念図である。
包装装置100では、本体部100Bに搬送された被包装物wが、搬送装置110により、昇降装置としてのエレベータ2まで搬送されるように構成されている。
エレベータ2の上方には包装部bが設けられている。包装部bには、詳細には、フィルムロール配置部(不図示)とそのフィルムロール配置部FHにセットされたフィルムロールFRから繰り出されるフィルムF(ストレッチ性のあるフィルム;ストレッチフィルム)の先端部を保持するフィルム保持手段(保持可動機構部401)が設けられている。
詳細には、図3に示すように、フィルムロールFRから繰り出されたフィルムFはローラR1を介してフィルム保持手段(保持可動機構部401)に保持される。
フィルム保持手段(保持可動機構部401)の近傍にはフィルムFを切断するカッタなどの切断部9が設けられている。フィルム保持手段(保持可動機構部401)には案内部4が着脱自在に設けられている。保持可動機構部401は案内部4と共にフィルム把持部5に向かって水平方向に移動自在に構成されている。
また、フィルムロール配置部(不図示)とそのフィルムロール配置部FH3にセットされたフィルムロールFR3から繰り出されるフィルムの先端部を保持するフィルム保持手段(保持可動機構部301)が設けられている。フィルムロールFR3のフィルムは、上記フィルムロールFRのフィルムFと種類が異なる。フィルムロールFR3から繰り出されたフィルムFはローラR3を介してフィルム保持手段(保持可動機構部301)に保持される。フィルム保持手段(保持可動機構部301)には案内部3が着脱自在に設けられている。保持可動機構部301は案内部3と共にフィルム把持部5に向かって水平方向に移動自在に構成されている。
また、保持可動機構部401及び案内部4と、保持可動機構部301及び案内部3は、上下動可能に構成されており、その上下動を行う駆動機構(切替部)により、フィルムの種類を切り替えることができる。
フィルム保持手段としての保持可動機構部401は、詳細には、上部保持可動機構部401T、下部保持可動機構部401Bを有する。上部保持可動機構部401Tには、後述するように、案内部4として、前側上部案内部4FT、後側上部案内部4RTが着脱自在に設けられている。また、下部保持可動機構部401Bには、後述するように、案内部4として、前側下部案内部4FB、後側下部案内部4RBが着脱自在に設けられている。
また、フィルム保持手段としての保持可動機構部301は、詳細には、上部保持可動機構部301T、下部保持可動機構部301B、案内部3として、前側上部案内部3FT、後側上部案内部3RT、前側下部案内部3FB、後側下部案内部3RBが設けられており、保持可動機構部401と略同じ構造であるので説明を省略する。
フィルム保持手段で保持されているフィルムFの先端を挟持して引き出し、包装部bまで搬送する上下の搬送ベルト5B(上部搬送ベルト5BT、下部搬送ベルト5BB)からなる前後一対のフィルム把持部5(前側フィルム把持部5F、後側フィルム把持部5R)が、フィルム保持手段の先端に接近させて配置されている。また、フィルム把持部に、フィルムの把持及び非把持動作を繰り返し行わせる駆動手段としてのソレノイド51(ソレノイド51F、ソレノイド51R)が設けられている。図6に示されるように、前側フィルム把持部5Fの駆動手段を冷却する送風ファン52Fは前側フィルム把持部5Fの適宜箇所に接続されたブラケットを介して固定されている。一方、後側フィルム把持部5Rの駆動手段を冷却する送風ファン52Rは本体部100Bの適宜箇所に接続されたブラケットを介して固定されている。この配設態様の違いの理由については、後述する。
フィルム保持手段とフィルム把持部5との間には、フィルム把持部5で挟持され引き出されたフィルムFを所定長さに切断する切断部9が配置されている。包装部bのフィルム把持部5によりフィルムFが張架される。
また、上記フィルム把持部5(フィルムフィード機構)は、フィルムFの幅方向に移動自在に、本体部100Bに設けられており、フィルム把持部5の先端(案内部側先端部)には、フィルムFの先端を挟持可能な開閉機構5Cを有する。この開閉機構5Cは、フィルムFを把持するための移動部5Caと固定部5Cbとからなる。移動部5Caはフィルム搬送面(固定部5Cbの上方)に向かって上下移動(または図5に示す回転軸5Kを回転中心として回動)可能に構成されている。詳細には、移動部5Caと固定部5Cbの間に配置されたフィルムFを、移動部5Caと固定部5Cbにより挟持可能に構成されている。検出部Sは、固定部5Cbに設けられている。
保持可動機構部のそれぞれには、フィルム供給経路上にダンサーローラーRT,RT3と呼ばれるフィルムのテンションを均一に保つための機構が備えられている。保持可動機構部のそれぞれはフィルムをフィルム把持部5へ供給するため前後の移動を行う。またフィルム把持部5がフィルムを搬送する。このように保持可動機構の前後移動時やフィルム把持部5のフィルム搬送の際、フィルムに過渡的な負荷がかかり、フィルムはその影響により破断する可能性がある。ダンサーローラーRT,RT3はこのような過渡的な負荷がフィルムに加わった場合に、フィルムから離れる方向へ遷移するためその過渡的負荷を吸収し、フィルムへの負荷を軽減する働きがある。また、先の前後移動やフィルム搬送停止時には、その慣性によりフィルムが多く引き出されてしまい、フィルムにたるみが発生することがある。このようなたるみが発生するとフィルムは他のフィルムや装置構造体の何れかに接触し、フィルム搬送に不具合を生じることがある。このようなたるみが発生し得る状況では、ダンサーローラーRT,RT3はフィルムに近づく方向へ遷移するため、そのたるみを軽減するテンションをフィルムに加える働きがある。
また、先の駆動機構(切替部)による保持可動機構の上下移動の際には、先のダンサーローラー自体の初期位置を移動する機構も備えている。具体的には、保持可動機構が上昇した場合に、ダンサーローラーのそれぞれはこの上昇に連動して上昇し、その初期位置が上位置となる。同様に保持可動機構が下降した場合に、ダンサーローラーのそれぞれはこの下降に連動して下降し、その初期位置が下位置となる。
このようにダンサーローラーRT,RT3の初期位置を上下動させる理由は、保持可動機構が上昇することに対し、フィルムロールFH、FH3が上昇しない場合、保持可動機構とフィルムロールの距離が離れることとなるため、その上昇に応じてフィルムが引き出されてしまうことになる。引き出されるだけでは問題は発生しないが、引き出されたのち保持可動機構が再び下降すると、先のフィルムの引き出し分がたるみとなってしまい、上記の様に他のフィルムや装置構造体の何れかに接触し搬送不良の原因となってしまう。
そこで駆動機構(切替部)による上昇の際には、それぞれのダンサーローラーは初期位置よりも高い位置まで上昇し、保持可動機構とフィルムロールとの距離が開くことによるフィルムの引き出しを軽減することができる。フィルムの引き出しが軽減されると、保持可動機構が下降する際にもフィルムのたるみが発生する量は小さくなり、先の搬送不良が生じ難い状況を作り出すことができる。
また、包装装置100は、フィルム把持部5の上方に、左右折り込み板6、後折り込み板7、プッシャー(不図示)などが配設されている。
包装装置100は、エレベータ2に載せられた被包装物wを、エレベータ2の上昇により包装部bに張架されたフィルムFに対して突き上げ、引き伸ばされた状態のフィルムFの左右および後側端部を、左右折り込み板6と後折り込み板とにより被包装物wの底面に折り込んだ後、プッシャーにより被包装物wを水平に押動させながら、前折り込みローラ(不図示)で上記フィルムFの端部を折り込み、フィルム包装された商品をプッシャーで本体部100Bの後方へ押し出す。
包装装置100は、複数の案内部を有し、詳細には図3に示す例では、上方の案内部4(上案内部4ともいう)及び下方の案内部(下案内部3という)を有する。下案内部3は上案内部4の構成と略同じであるので詳細な説明を省略する。
また、上案内部4及び下案内部3は、上述したように切替部により上下動可能に構成されており、切り替えて利用することができるように構成されている。
上案内部4と下案内部3のそれぞれに対応して上案内部用フィルムロール配置部FH、下案内部用フィルムロール配置部FH3が設けられており、それぞれフィルムロールFR、FR3を保持している。すなわち、図3に示す包装装置100では、二つのフィルムを切替えて利用できるように構成されており、フィルム交換時等に要していた時間を短縮し、単位時間当たりの包装能力を上げることができる。
また、例えば、一方のフィルムロール配置部に大きいフィルム、他方のフィルムロール配置部に小さいフィルムをセットしておくことで、従来の様にフィルムを交換する時間を必要とせず、エレベータ2の上下動により切り替えることができる。
図3に示す例では、上案内部4がフィルム把持部5と同じ高さ位置にあり、上案内部4から送り出されるフィルムを使った包装処理が行われる。この際、下案内部3は上案内部4よりも下方位置へ沈み込んだ状態となっている。ただし、エレベータ2により2つの案内部4,3が上下動しても、2つのフィルムロール配置部FH,FH3の位置は変わらないように構成されている。
下案内部3を利用する場合、上案内部4がフィルム把持部5の位置よりも高い位置まで上昇し、下案内部3の高さ位置がフィルム把持部5と同じ高さ位置となる。
以下、ラベルを発行する印字部やラベルを貼付するラベル貼付部を備えた包装装置100を説明する。なお、包装装置100は、印字部やラベル貼付部の両方又は一方を備えていなくともよい。
また、図7に示す例では、例えば60センチ幅のフィルムFを利用する場合、フィルム端面から一定距離内側(図の場合5cm)部分をフィルム把持部5の先端で掴み、搬送するように制御する。
60cm幅のフィルムFの内側5cmを挟持する場合、開口部F1を利用する。よって、包装装置は60cm幅のフィルムFの利用が指定された場合、包装装置の記憶部に記憶された条件テーブルに基づいて開口部F1を特定し、開口部F1を目指してフィルム把持部5が移動するように包装装置が構成されている。
Figure 2022086025000002
Figure 2022086025000003
表1は、上案内部用の開口位置を記憶した情報テーブルの一例を示し、表2は下案内部用の開口位置を記憶した情報テーブルの一例を示している。
それぞれの案内部は調整が自由であるため、調整がされる度に開口部の位置を記憶し直すことができる。
表1,2に示した、フィルム名称は開口部に割り当てた番号等である。詳細には、「No.1(600mmフィルム)」と、開口部の番号とその位置で利用するフィルムの幅を並べて表示しても良いし、単に「No.1」と開口部の番号のみを表示しても良いものである。これは利用者に応じて適宜変更可能である。
表1,2に示した、開口位置(記憶部が記憶する案内部のカウント数情報)について説明する。
F1~F7等はフィルム把持部の位置検出センサで検出する案内部の数に関する情報であり、制御部が検出結果をカウントし、どの位置にいるかを把握するための情報である。このF1~F7等は、フィルム名称と1:1の関係で記憶され、フィルム名称についてNo.1が選択されると、制御の際にカウントする数は「1」となる。フィルム把持部が1カウントした時点(F1)でフィルムNo.1に到達したと判断することとなる。
表1,2に示した、開口位置(記憶部が記憶する初期位置からの距離情報)について説明する。
フィルム把持部は初期値を0とし、そこからの移動距離(mm、cmなど)を先のフィルム名称や数情報に関連付けて記憶部に記憶している。案内部が調整された後は必ずこの距離を測る制御が行われる。
初期位置から移動を開始し、最初に案内部が検出されるまで(カウントが1になるまで=F1まで)移動し、検出できた際の距離情報をフィルム名称No.1に対応する距離情報として情報テーブルに記憶させる。
案内部は等間隔(例えば50mm)に開口部が設けられているため、F1がカウントできれば残りのNo.2~7は50mmずつ加算した情報として記憶することができる。なお、1カウント(F1)の時点で止めず、2カウント(F2)とすべての案内部をカウントして、都度距離を算出してもよい。すなわち、F1の位置が初期位置からどれだけ離れているかを事前に記憶部に記憶しておくことができる。
この距離情報は、上案内部と下案内部の切替の際に利用することができる。また、これらの距離情報は、モータ駆動に用いるパルス信号やエンコーダー信号に基づいて算出することができる。
つまり、本発明の実施形態に係る包装装置は、検出された案内部の位置に基づく距離情報を記憶する記憶手段(記憶部)を備え、この記憶手段は案内部と第2案内部とのそれぞれの距離情報を記憶する。
例えばフィルム把持部5でフィルムを挟んで搬送する際に、フィルムFが搬送部から抜けてしまう等のトラブルがあった場合、現5cmよりもさらに内側(例えば7cm位置)を把持してもよい。例えば開口部F2を利用することもできるが、開口部F1と開口部F2の間の距離が5cm等に規定されており、上記条件テーブル(表1を参照)にて600mmの開口部位置をF2に再設定すると、10cm位置を挟む制御となるが、内側過ぎるため、フィルムを挟持・搬送する際に端面が余り過ぎてしまい、あまり部分が他の機構に引っかかる虞がある。
包装装置は、案内部4,3の位置を微調整可能、詳細にはフィルムの幅方向に例えば5cm以下ずらして設置可能に構成されている。
また、この5cm刻みに当てはまらない特殊な幅のフィルムについても、微調整が必要となる。
案内部4の位置を微調整することができるが、この微調整を行うには以下の新たな問題を解決する必要がある。
本発明の実施形態に係る包装装置では図4,5,6に示したように、フィルム把持部5の先端に検出部S(センサ)を有する。
比較例として、図8に示すように、前側フィルム把持部5Fの移動軸のいずれかに、前側フィルム把持部5Fを停止したい位置の数だけ、光センサ等の位置検出センサ2S~4Sが設けられている(比較例)。
前側フィルム把持部5Fは当該センサのON/OFFに従って、自身の位置を把握していた。
よって、比較例の機構の場合、案内部4の位置を調整する(フィルムの幅方向にずらす)と、位置検出センサ1S~4Sの位置も同じ距離だけずらすことを要する。また、フィルム把持部を停止させたい位置の数だけ、位置検出センサを用意することを要する。
本発明に係る包装装置の機構では、比較例の位置検出センサ1S~4Sは一切なく、あくまで、前側フィルム把持部5Fの先端の検出部S(センサ)と案内部4の検出結果によって、前側フィルム把持部5Fの位置を特定するようにできるため、作業効率を各段に上げることができる。
さらに、案内部4はフィルムFと接しているため、「フィルムのこの部分を把持したい」、という作業者の直感的に案内部4の位置をずらすだけで、前側フィルム把持部5Fはこれに追随することができ、直感的な作業を実現することができる。
比較例の機構では、案内部4を直感的にずらした場合、その直線上に離れて存在している1S~4Sを案内部4を動かした距離と同じだけずらす必要があり、直感的でなく、煩雑な作業を行うことを要する。
次に、図9,10等を参照しながら、本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を説明する。
初期位置センサ81,82は、前側フィルム把持部5Fが最前面(最前側)に位置することを検出するためのセンサであり、例えば発光部、受光部等である。初期位置センサ81,82がON状態にあるとき、制御部は、前側フィルム把持部5Fが初期位置にあると判断する。また、初期位置において、検出部Sは案内部4を検出しないように構成されている。
前側フィルム把持部5Fは、この初期位置から後側フィルム把持部5R側へ移動すると、初期位置センサがOFF状態となり、前側フィルム把持部5Fは初期位置にいないと判断される。前側フィルム把持部5Fが後側フィルム把持部5R側へ移動中に、検出部Sにより案内部4を検出する。制御部は、この検出(ON)の回数をカウントすることで、前側フィルム把持部5Fが現在どの位置にいるのかを特定することができる。
つまり、制御部は、検出部Sが案内部を検出した回数に基づいて、前側フィルム把持部5Fの位置を移動制御する。
よって、案内部4をどのような位置に調整しても、単純に上記カウントに基づいて、前側フィルム把持部5Fの停止位置を決定することができる。
具体的には、上下案内部を好きな位置に調整した後、包装装置の操作部により当該上下案内部に利用するフィルム幅を、上下案内部の開口部を選択することで設定できる。
なお、検出部Sを後側フィルム把持部5Rにも設けて、後側フィルム把持部5Rが現在どの位置にいるのかを特定することができるように構成してもよい。
図9は開口位置情報テーブルを決定するための設定画面の一例を示す図である。
図9に示した設定画面は、包装装置にセットするフィルムに関する様々な情報を事前に包装装置に設定する画面である。この設定画面では、「フィルム設定(上案内部4)」のタブが選択された状態であり、上案内部4にセットするフィルムに関する情報を設定する画面となる。
「フィルム位置」エリア391には、使用するフィルムの名称を設定することができる。表1の「フィルム名称」に該当する。このフィルム名称エリア(「フィルム位置」エリア391)において、上案内部4に設けられた開口の数(F1~F7)の範囲で選択することができる。開口数の異なる別の案内部を新たに設けた場合はそれに合わせて選択の範囲も変更できる。このフィルムの名称の選択、決定により表1の開口位置テーブルの情報を決定することができる。
図9に示す例では、「フィルム位置」エリア391に「No.3(500mm)」が選択されているため、上案内部4を利用した包装処理を行う場合には、フィルム把持部をF3(=3カウント)の信号を検出するまで移動する制御を行い、フィルムを挟持し搬送する制御をする。
また、包装装置は、「No.3(500mm)」が選択されたことに応じて、F3の位置が初期位置からどれだけ離れた拒理に存在するのかを特定するため、フィルム把持部を移動しながらF3の信号を待つ。F3を検出した際の移動距離を算出すると、表1の開口位置情報テーブルにその距離を書き込む。
このように、開口位置情報テーブルの距離に関する情報については、案内部を調整する度に行うことが求められる。
「フィルム設定」エリア392は、セットするフィルムの具体的なフィルム種を選択可能に設定することができる。セット可能なフィルムの種類は多い一方、それぞれのフィルムには異なる特性があるため、仕上りのよい包装や効率の良い包装を実現するにはそのフィルムの特性に応じた包装制御を行う必要がある。したがって包装装置はフィルムの材質や硬さ伸び易さなど、いくつものパラメーターに応じた包装条件を予め記憶している。よって、包装装置は、「フィルム設定」エリア392にて選択されたフィルムの種類に応じて最適な包装制御の1つを決定することができる。
また、「フィルム設定」エリア392は、セットされるフィルムロールの全長についての情報も設定記憶できるようにされている。
「アイマーク」エリア393には、セットするフィルムに光学センサで検出可能な目印があるか否かを設定することができる。フィルムは透明であるため、検出が難しい場合がある。そのため一部のフィルムにはアイマークと呼ばれる、光学センサで検出するための目印が備えられている。包装装置はこのアイマークの有無に応じて包装制御を決定することができる。
以上、上案内部4のフィルムに関する設定である。下案内部3についても同様であるので説明を省略する。
詳細には、例えば、図10(a)に示すようにフィルム幅が比較的長い場合、案内部4の前側上部案内部4FT、前側下部案内部4FBは、図示したように配置される。例えば、図10(c)に示すようにフィルム幅が比較的短い場合、案内部4の前側上部案内部4FT、前側下部案内部4FBは、図示したように配置することができる。
案内部4の切り欠け状の開口部4taに、フィルムの側端部が位置するように、案内部4の案内部4の前側上部案内部4FT、前側下部案内部4FBが配置される。
なお、図10に示す例では、案内部4の後側上部案内部4RT、後側下部案内部4RBは、保持可動機構部に固定されている。
図10(a)に示したように、フィルム幅が比較的長い場合、案内部4の位置を検出するときに、前側フィルム把持部5Fがフィルムの幅方向(前後方向)に移動させ、フィルム把持部5の先端又は先端付近に設けられた検出部S(光センサや撮像部など)により、図10(b)に示すように光センサにより受光した光強度が、案内部4の開口部4taの位置に応じて変化する。つまり、検出部Sの光センサによる光強度の強弱に基づいて、案内部4の前側上部案内部4FT、前側下部案内部4FBの位置を高精度に検出することができる。
図10(c)に示したように、フィルム幅が比較的短い場合、同様に、前側フィルム把持部5Fがフィルムの幅方向(前後方向)に移動させ、フィルム把持部5の先端又は先端付近に設けられた検出部S(光センサなど)により、図10(d)に示すように光センサにより受光した光強度が、案内部4の開口部4taの位置に応じて変化する。つまり、検出部Sの光センサによる光強度の強弱のパターンに基づいて、案内部4の前側上部案内部4FT、前側下部案内部4FBの位置が、後ろ側に所定距離だけずれていることを、高精度に検出することができる。
また、案内部4の開口部の位置を高精度に特定するために、細かい間隔で、フィルム把持部5をフィルム幅方向に微小移動させながら、案内部の開口部の位置を高精度に特定してもよい。
なお、上述した実施形態では、案内部4の切り欠け状の開口部4taの位置と、フィルム把持部5との位置関係に基づいて、案内部4の位置を高精度に特定し、その特定した位置に基づいてフィルム把持部5のフィルム幅方向に沿った移動を高精度に制御したが、この実施形態に限られるものではなく、
例えば、案内部4の所定位置に位置決め用の標し(例えば、所定形状の孔や印刷されたマーク等)を設け、包装装置の本体部に設けられたカメラ等の撮像部により標しを撮像し、撮像して得られた画像から位置決め用標しを特定し、その標しの位置情報に基づいて、案内部4の位置を特定してもよい。
これまで説明したように、本発明の実施形態は、前側フィルム把持部5Fがフィルムの幅方向(前後方向)に移動できるように構成されている。このことによって、この包装装置は、異なる種類のフィルム幅のフィルムに対応することができる。対応できるフィルム幅が固定されており、扱うフィルム幅の種類毎の包装装置を用意した場合に比べると、装置が稼働停止となる頻度は少なく、包装装置は継続して使用されることが多くなる。加えて、本発明の実施形態は、上案内部用フィルムロール配置部FHと下案内部用フィルムロール配置部FH3とによるフィルムロールFR、FR3を切替えて利用できるように構成されているため、フィルム交換に伴う装置の休止期間も省くことができ、さらに、装置の効率的な使用が実現されている。
しかし、このことにより、フィルム把持部5に把持及び非把持動作を行わせるソレノイド51も休むことなく継続して使用されることになるため、ソレノイド51の熱帯びの問題が顕著化した。本発明の実施形態は、この問題に適切に対処するべく、フィルム把持部5を駆動させるための手段であるソレノイド51(ソレノイドアクチュエータ)近傍に送風ファン52が設けられている。図5に示されるように、ソレノイド51を保持するフレームは側面が開口されており、この開口部に向けて送風ファン52による風が送られるような配置とされている。
図6に示されるように、前側フィルム把持部5Fの駆動手段であるソレノイド51Fを冷却する送風ファン52Fは前側フィルム把持部5Fの適宜箇所に接続されたブラケットを介して固定されている。一方、後側フィルム把持部5Rの駆動手段であるソレノイド51Rを冷却する送風ファン52Rは本体部100Bの適宜箇所に接続されたブラケットを介して固定されている。これまでの説明から理解できるように、前側フィルム把持部5Fはフィルムの幅方向(前後方向)に移動するため、送風ファン52Fもこれに追従させる必要があり、前側フィルム把持部5Fに接続されたブラケットに固定されている。実際は、後側フィルム把持部5Rもイニシャライズ動作時等に僅かに移動することがあるのだが、前側フィルム把持部5Fのようにフィルムの幅方向(前後方向)に亘って大幅に移動するものではないので、送風ファン52Rは、後側フィルム把持部5Rの概略近傍に位置するようにさえされていれば、装置本体を基準として固定するようにして全く差支えがない。
また、後側フィルム把持部5Rを、積極的に移動させるように構成しても良い。そのように構成した場合に位置制御に利用できるように、後側にも開口部F8,F9が設けられている様子が、図7には示されている。例えば、一番短いフィルムの場合に、F7とF8に対応する位置に前側フィルム把持部5Fと後側フィルム把持部5Rを移動させるようにすれば、包装機構による包装作業が装置全体での中央に近い位置で行われるようになるため、安定的な作業を行うことが可能となる。
また、図5に示されるように、送風ファン52は、前記複数のフィルム把持部により把持されるフィルムFよりも下方に配置されており、かつ、斜め下方向に向けて送風を行うように配置されている。このように配置されている理由は、フィルムFが送風により乱される事態を低減させて、フィルムFの搬送を適切に行うことができるようにするためである。
送風ファン52は常に作動させておくのではなく、必要なときに作動させればよい。すなわち、ソレノイド51が然程熱を帯びていない時まで送風ファン52を作動させる必要はない。この制御としては、経験則として得られる関係性を基に、例えば、ソレノイド51の駆動回数に応じて制御しても構わないし、より適切な制御を行うために、ソレノイド51の駆動状態に対応させたフィードフォワード制御としてもよい。その際には、前述した「フィルム設定」エリア392に設定記憶されているフィルムロール全長の情報を利用することができる。さらに、ソレノイド51の温度を検出したフィードバック制御としてもよい。具体的な検出としては、熱電対を用いて温度を検出したり、ソレノイド51の電流値を検出したりすることができるが、ソレノイド51の電流値を検出するのが回路的に簡便であり、また、制御処理としても有利である。ソレノイドは通電による温度上昇及び周囲温度の上昇により、コイル抵抗が大きくなり、電流が減少し、ソレノイドの起磁力が小さくなるところ、駆動回路に検出系を付加するだけで、監視や駆動及び停止制御が可能となる。ソレノイドの駆動が過剰となり、通常に想定されるものとの電流比が上限閾値を超えた時点で、送風ファン52を作動させる。また、回路の短絡などの不測の事態によって通常に想定されるものとの電流比が下限閾値を下回った時点でも、送風ファン52を作動させる。その際に、自動的に送風ファンを作動させる構成としてもよいし、図11に示されるように、表示パネルで状態を示し、操作者が「確認ボタン」を押下することで、送風ファンが作動される構成としてもよい。後者のようにすると、動作異常等も含めて操作者が機器の状況を常に把握するようになり、各種エラー等に対応し易いようにできる。これらのように、送風ファンは適時に動作する構成とすることによって、送風ファン52の消耗による交換時期を延ばすことができる。
図12は本発明の実施形態に係る包装装置100の電気的な機能ブロックの一例を示す図である。詳細には、包装装置100は、計量ラベルプリンタ制御部G、包装機構制御部I等を有する。
計量ラベルプリンタ制御部Gは、主として計量ラベルプリンタ関係の制御を行うもので、CPU31によって制御される。包装機構制御部Iは、主として包装装置の機構部の制御を行うもので、制御部61(CPU)によって制御される。また、制御部61(制御手段)は、計量ラベルプリンタ制御部Gの各構成と協働して各構成を制御してもよい。
計量ラベルプリンタ制御部Gについて説明する。
CPU31には、通信線(バス等)を介してROM、RAMなどの記憶部35、表示操作部39、計量部50、通信用のインターフェース回路(INF)46等、印字部40(ラベル発行部)、及びラベル貼付部41等が接続されている。
記憶部35は、ROMやRAMなどを有し、CPU31が実行する各種制御プログラム等が記憶されている。
記憶部35は、CPU31が制御プログラムを実行する場合に用いるレジスタ,フラグ等のエリア、商品毎(被包装物w毎)に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリア等を有する。プリセットデータエリアには被包装物wに含まれる商品に付与される商品番号に対応して、値段計算及びラベル印字用のデータである、品名(商品名)、単価、風袋等と、ラベル貼付用のデータである「ラベルの向き」等が予め記憶されている。
表示操作部39は、キーボードとタッチパネル等からなる操作部と、液晶表示装置等で構成された表示部とを備えている。操作部は各種データ及び各種指令の入力操作のためのものである。表示部は、CPU31の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
計量部50は、例えば搬送装置に設けられ、搬送装置に載置された被包装物を計量し、計量結果を示す計量信号をCPU31へ供給する。
通信用のインターフェース回路(INF)46は、計量ラベルプリンタ制御部Gと包装機構制御部Iとの間で、各種データ、指令などの通信を行うための回路である。
印字部40は計量ラベルプリンタであり、ラベルに対する印字手段として印字ヘッド(サーマルヘッド等)、プラテンローラー、ラベル搬送部、搬送駆動用モータなどを備え、CPU31の制御によりラベルに商品データとして、例えば、品名、値段、単価、有効日、バーコード等の印字を行い、印字したラベルを発行口から発行するものである。
ラベル貼付部41は、CPU31の制御により、印字部40により印字発行されたラベルを吸着部により吸着し、フィルム包装された商品にラベルを貼付する。
次に、包装装置100の包装機構制御部Iの制御部61(CPU)について説明する。
制御部61には、通信線(バス等)を介して、通信用インターフェース回路(INF)62、ROMやRAM等の記憶部60、操作部63、通信部64、及び機構駆動部65等が接続されている。
通信用インターフェース回路(INF)62は、計量ラベルプリンタ制御部Gと各種データ、指令の通信を行うための回路である。
記憶部60は、制御部61が実行する制御プログラムなどを記憶している。また、記憶部60は、制御部61が制御プログラムを実行する場合に用いる各種レジスタ及びフラグのエリアの他に商品の形状データ(縦、横、高さ)に基づいて制御データを決定するための各種テーブル等を記憶している。また、記憶部60としてはHDDやSSDなどの記憶装置を採用してもよい。
通信部64は、制御部61の制御により、有線式又は無線式の通信路(ネットワーク等)を介して、管理サーバ(管理用コンピュータ等)とデータ通信を行う。
そして、制御部61は、包装装置100における包装動作等に関する制御を行う制御手段として機能する。まえた、制御部61は、制御プログラムを実行することにより、本発明に係る機能を実現する。
機構駆動部65には、搬送部(搬送装置110)、エレベータ2等の昇降装置、包装部b、フィルム把持部5の駆動手段51、冷却手段52、検出部Sなどが電気的に接続されている。各構成については、上述したので説明を省略する。
次に、包装装置100の動作の一例を、図13等を参照しながら説明する。
ステップST301において、例えば、操作者がタッチパネル、キーボード、操作スイッチ等の表示操作部39を操作することにより、被包装物やフィルムの種類(フィルムの幅等)を設定する。詳細には、制御部61は、表示操作部39からの操作に応じた信号に基づいて、被包装物やフィルムの種類を設定する。制御部61は設定情報を記憶部60や記憶部35等に記憶する。
また、制御部61は、例えば、フィルムの名称や種類等の設定情報に対応した詳細な情報、例えばフィルムの幅、材質、長さ、製造年月などを、記憶部60等に記憶されているデータベースから読み出す。
なお、通信部64を介して管理装置(管理用のコンピュータ)等から、被包装物やフィルムの種類を設定するための信号を受信した場合に、制御部61は、その信号に基づいて、被包装物やフィルムの種類を設定してもよい。
ステップST302において、適宜、フィルムロール配置部により配置された、フィルムロールFRのフィルムFの種類に応じて案内部4が規定の位置に設置される。詳細には、例えば、操作者により、フィルムロールFRから繰り出されるフィルムFの種類(フィルムの幅)に応じた位置に、案内部4が配置される。
具体的には、フィルムFの幅方向の端部が案内部4の切り欠け状の開口部4taに位置するように案内部4が配置される。操作者等が案内部4を上記位置に配置してもよいし、包装装置に設けた移動機構(不図示)が案内部4を上記位置に配置してもよい。
ステップST303において、制御部61は、検出部Sの検出結果により、案内部4やフィルムF(フィルムFの側端部等)の位置を検出する。詳細には、制御部61は、フィルムの幅方向(前後方向)に移動するフィルム把持部5に設けられた検出部Sが、案内部4の端部に形成されている切り欠け状の開口部4taの位置やフィルムFの側端部を高精度に検出する。なお、前側フィルム把持部5Fがフィルムの幅方向(前後方向)に移動する場合、前側フィルム把持部5Fの先端近傍に設けられた開閉機構5Cの移動部5Caは上がった状態である。
ステップST304において、設定したフィルムFの種類と、案内部4又はフィルムFの位置が対応しているか否かを判別し、対応している場合にステップST305の処理に進み、対応していない場合にステップST302の処理に進み、再度、案内部4の位置調整や、案内部4の位置を検出する。
ステップST305において、制御部61は、検出部Sの検出結果に応じて、フィルム把持部5の位置を移動制御し、通常の包装処理を行う。
ステップST306において、制御部61は、冷却手段52を作動させる必要があるか否かを判定する。具体的には、ソレノイド51の電流値が閾値を超えた場合に、冷却手段を作動させ、閾値以下である場合には、冷却手段を作動させない。
ステップST307において、制御部61は、例えば、設定された個数の被包装物の包装処理を完了することで包装が終了したか、又は終了ボタン等の操作により終了が指示されたかを判別し、終了の場合に被包装物の包装処理を終了し、終了でない場合にステップST308の処理に進む。
ステップST308において、制御部61は、例えば、表示操作部39から入力された信号に基づいて、フィルムFの種類を変更するか否かを判別し、変更しない場合にステップST305の処理に進み、変更する場合にステップST302の処理に進む。
なお、包装装置100の動作は上述した実施形態に限られるものではない。例えば、包装装置100は、フィルムロール配置部FHに複数種類のフィルムロールFRがセットされ、それらフィルムロールFRを包装する商品の大きさに応じて自動交換装置を作動させて自動的に交換する構成であってもよい。
包装装置100では、フィルムロールFRのデータ(種類)を予め入力等により設定している。包装装置100においては、フィルムロール配置部FHに一個のフィルムロールのみをセットするようにし、このフィルムロール配置部FHにセットしたフィルムロールFRのフィルムFの幅により異なる位置となる案内部4の位置を検出してフィルム把持部5の位置が自動的に調整してもよい。
つまり、包装装置100はフィルムロールの交換動作に伴い、フィルム把持部5の初期位置を変更することができる。
また、フィルムロール配置部FHに複数種類のフィルムロールをセットし、使用するフィルムをマニュアル操作で交換するストレッチ包装装置において、使用するフィルムに応じてフィルム把持部の初期位置の変更自動的に行うことができる。
フィルム保持部で保持されているフィルムの幅、つまり使用するフィルムの種類を直接検出するので、フィルムロール配置部FHに複数のフィルムロールがセットされていても何ら支障なくフィルム幅を検出し得、その検出結果に対応してフィルム把持部の初期位置が制御部61により自動的に設定される。
<上案内部と下案内部の切替時の制御>
フィルム把持部は案内部の有無を検出し、それをカウントすることで、当該移動位置を把握することができる。よって、案内部をカウントするためには、必ず0の位置(=初期位置)までフィルム把持部を戻してからカウントを行わなければならない。
本発明の実施形態に係る包装装置は、案内部を少なくとも2つ備えているため、切り替えをしながら使用することができる。つまり、上案内部4を利用して包装制御をした後、連続して下案内部3に切り替えて包装制御を再開するには、上案内部4から下案内部3に切り替えた際にフィルム把持部を初期位置まで戻し、そこから下案内部3にセットされたフィルム情報を開口位置情報テーブルに記憶されたカウント数を参照し、そのカウント数を満たすまでフィルム把持部を動かす、という制御が必要である。このように上案内部と下案内部を切替えるたびに、フィルム把持部を初期位置まで移動させそこからカウントする制御を行うと、これら一連の移動に多くの時間を要してしまい、効率的とは言えなかった。
そこで、本発明の実施形態に係る包装装置では開口位置情報テーブルのカウント数の情報と対応付けて、距離の情報を記憶するようにした。これにより、例えば上案内部4の開口位置情報テーブルがNo.7(=F7)が選択され、実測距離が400mm、下案内部3の開口位置情報テーブルがNo.7(=F7)が選択され、実測距離が500mmであった場合、この実測距離の差分(=500-400=100mm)をあらかじめ算出しておけば、案内部の切替え後の移動距離はこの100mmだけで済むことになる。初期位置まで戻りカウントする必要が無いため、切り替えに要する時間を大幅に短縮することができる。
つまり、本発明の実施形態に係る包装装置は、案内部(上案内部4)が案内するフィルムとは異なるフィルムを案内するための第2案内部(下案内部3)を有する。また包装装置は、フィルム把持部が案内部(上案内部4)または第2案内部(下案内部3)の一方を利用できるように、案内部と第2案内部を切替える切替部を有する。
また、本発明の実施形態に係る包装装置の制御部は、記憶手段が記憶する案内部(上案内部4)と第2案内部(下案内部3)とのそれぞれの距離情報から差分を算出し、その差分に基づいてフィルム把持部の移動を制御する。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、被包装物をフィルム包装する。この包装装置100は、フィルム把持部5、案内部4、検出部S、制御部61等を有する。案内部4はフィルムFをフィルム把持部5に案内する。検出部Sは、フィルム把持部5に設けられ、フィルムF又は案内部4の位置を検出する。フィルム把持部5はフィルムFを搬送及び保持する。
なお、検出部Sは、フィルム把持部5の、フィルムFまたは案内部4の位置を検出できる位置に設けられていればよく、好ましくはフィルム把持部5の先端部又は先端部近傍に設けられている。
初期設定モード時、検出部SはフィルムF又は案内部4の位置を検出する。検出部Sは、例えば光検出部(光センサ)、発光部(LED等)を有する。なお、検出部Sは、カメラなどの撮像装置により、フィルムFや案内部4を撮像することで、フィルムFや案内部4の位置を検出してもよい。
制御部61は、フィルム把持部5の位置を検出部Sの検出結果に応じて移動制御する。
包装装置100は、通常の包装モード時、例えば包装装置の本体部100Bに備えられたフィルムロール配置部FHにセットされたフィルムロールからフィルムFを繰り出し、該フィルムFをフィルム保持部の案内部4を介して一対のフィルム把持部5(フィルムフィード機構)へ引き渡し、このフィルム把持部5によりフィルムの幅方向の両側端部を挟持しながら移送して包装部bへ供給し、包装部bにて両側端部が挟持されたフィルムに向けて、搬送部により搬送された被包装物w(商品)をエレベータ等の昇降装置により突き上げ、フィルム包装を行う。
すなわち、簡単な構成で、種類の異なるフィルム、詳細には、包装装置にセットされるフィルムの幅(フィルムロールから繰り出した長尺のフィルムの幅)に応じて、案内部4をずらしてセットすることができるので、フィルムFの種類に応じて確実にフィルムFを保持し、そのフィルムFをフィルム把持部5に案内することができる。つまり、異なる種類のフィルム幅のフィルムに対応した包装装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100のフィルム把持部5の先端は、開閉機構5Cを有する。この開閉機構5Cは、フィルムFを把持するための移動部5Caと固定部5Cbとからなる。検出部Sは、固定部5Cbに設けられている。
移動部5Caはフィルム搬送面(固定部5Cbの上方)に向かって上下移動(または回動)可能に構成されている。詳細には、移動部5Caと固定部5Cbの間に配置されたフィルムFを、移動部5Caと固定部5Cbにより挟持可能に構成されている。
検出部Sを固定部5Cbに設けたことにより、移動部5Caがどの位置にあってもフィルムFや案内部4の有無を検出することができる。
例えば検出部を移動部5Ca側に設けた場合、移動部5Caが上がっている状態では、フィルムFや案内部4から離れセンシングの精度が低下してしまい、また、例えば移動部5Caが閉じた状態(下がった状態)では、フィルム把持部5を前後方向(図4に示す前後方向)に移動させようとしても、移動部5CaがフィルムFや案内部4に接触し、移動ができない。
すなわち、フィルム把持部5の固定部5Cbに検出部Sが設けられているので、簡単な構造で、フィルム把持部5を前後方向(図4に示す前後方向)に移動しながらフィルムFや案内部4(櫛歯形状)を検出部Sにより検出することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100の案内部4は、保持したフィルムFの先端を露出させる切り欠き状の開口部4taを有し、フィルムFのサイズに応じて当該案内部4を包装装置の本体部100Bに水平方向に可動自在に設けられた保持可動機構部401(401T,401B)に対して着脱自在に設けられている。フィルム把持部5(フィルムフィード機構)は、フィルムFの幅方向に移動自在に配置され、案内部4の開口部4taを通してフィルムFの先端を挟持可能な開閉機構を有する。
検出部Sは、フィルム把持部5の先端部又は先端部近傍に、フィルム把持部5とともに移動自在に設けられている。
制御部61は、検出部Sによる検出結果に応じて、フィルム把持部5の位置合わせを行う。
詳細には、フィルムロール配置部FHには、フィルムロールが回転自在に配置される。フィルムロール配置部FHには、被包装物に対応した種類や幅のフィルムを配置可能に構成されている。例えば、案内部4は、フィルム把持部側の端部に、複数の開口部4taが規定の間隔で並設しており、異なる規定の幅のフィルムに対応可能に構成されている。
例えば、案内部4の複数の開口部4taそれぞれに対応したフィルム幅とは異なるフィルム幅のフィルムロールFRをフィルムロール配置部FHに配置する場合、そのままでは、フィルム把持部5により、フィルムFの両側端部を正しく把持することができないので、案内部4の開口部4taを、フィルム把持部5にセットされたフィルムロールFRのフィルムFの幅に対応する位置に合わせるように、案内部4をフィルム幅方向にずらして設置することで、フィルム把持部5により、フィルムFの両側端部を正しく把持することが可能となる。
そして、制御部61は、検出部Sによる、案内部4の開口部4taの位置の検出結果に応じて、フィルム把持部5を移動制御する。詳細には、制御部61は、案内部4の開口部4taの位置により、案内部4の位置やフィルムの幅等を高精度に特定することで、広く流通している種類のフィルム幅のフィルムにも、特殊なフィルム幅のフィルムにも対応することができ、きれいに被包装物をフィルム包装することができる。
また、フィルム幅は従来品であっても、フィルムの把持部を調整したい場合がある。把持部を調整することで包装仕上がりのフィルムテンションを高くしたり低くしたりできる。
さらに、本発明では、案内部4の位置を調整するだけで(規定位置からずらすだけで)、フィルム把持部5はその調整(規定位置からのずれ量)に応じた移動を自動的に実行するため、作業者による設定の変更などは一切要らない。このようにフィルムと案内部4との位置関係を目視しながら直感的な調整ができ、かつフィルム把持部5の調整を不要することで、従来にない包装装置を提供することができる。詳細には、案内部の櫛歯の数をセンシング・カウントするだけで、例えば櫛歯位置3番が元々設定されているフィルムにおいて、案内部4の位置を1cm先にずらしても、25cm先にずらしても「櫛歯位置3番目」という条件に変わりはなく、フィルム把持部は調整後の位置へ高精度に移動することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、送風ファンが配置上の制約を受ける際にソレノイドと送風ファンの間を連結させるようにヒートパイプを併用することが可能であるし、冷却手段として、送風ファンを用いずとも、ペルチェ素子など他の冷却手段を用いてもよい。また、フィルム把持部が移動し、稼働率が高い包装装置について、ソレノイドの熱帯びの問題が顕著である旨説明したが、要求仕様として単一幅のフィルムにしか用いられない等の理由でフィルム把持部が移動しない包装装置であっても、ソレノイドの熱帯びの問題がない訳ではないので、本発明を適用する意義は十分にある。一方で、フィルム把持部が移動しない包装装置であれば、二つの冷却手段ともに本体部に接続されたブラケットに固定すれば足りる。さらに、本発明の実施形態では、複数のフィルム把持部に対して設けられるソレノイドはそれぞれ一つずつであったが、フェールセーフやバックアップのために、それぞれの把持部に複数のソレノイドを設けるようにしてもよい。先述したように、ソレノイドは通電による温度上昇及び周囲温度の上昇により、コイル抵抗が大きくなり、電流が減少し、ソレノイドの起磁力が小さくなり、延いては把持力が弱くなるところ、複数のソレノイドを同時駆動することによって弱くなった把持力を補うことができる。或いは、より積極的に複数のソレノイドを交互に駆動させることによって、熱を帯びにくくさせることもできる。そのような態様について、送風ファンも併せて使用すれば、ソレノイドと送風ファンの寿命をトータルで伸ばすことが可能となる。
上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
4…案内部
5…フィルム把持部
51…駆動手段(ソレノイド)
52…冷却手段(送風ファン)
60…記憶部(RAM、ROM等)
61…制御部(CPU)
100…包装装置
100B…本体部
401…保持可動機構部
F…フィルム
S…検出部(光センサや撮像部等)

Claims (9)

  1. フィルムを折り込むことにより対象物を包む包装手段と、
    巻回されたロールフィルムを送り出すに際してフィルムの把持及び非把持を繰り返し行うフィルム把持部と、
    前記フィルム把持部を駆動させる駆動手段と、
    前記駆動手段を冷却する冷却手段と、
    を有することを特徴とする包装装置。
  2. 前記フィルム把持部は複数のフィルム把持部を有し、
    前記複数のフィルム把持部の少なくとも一方は、前記フィルムの幅方向に第1の所定幅で移動可能なフィルム把持部であり、
    前記移動可能なフィルム把持部を駆動させる駆動手段に対して設けられる冷却手段は、前記フィルム把持部とともに移動可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記複数のフィルム把持部の他方は、前記フィルムの幅方向に前記第1の所定幅よりも小さい第2の所定幅で移動可能なフィルム把持部であり、
    前記第2の所定幅で移動可能なフィルム把持部を駆動させる駆動手段に対して設けられる冷却手段は、前記包装装置の筐体部のフレームに設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の包装装置。
  4. 前記冷却手段は、送風ファンである
    ことを特徴とする請求項1から3いずれか一項に記載の包装装置。
  5. 前記送風ファンは、前記フィルム把持部により把持されるフィルムよりも下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の包装装置。
  6. 前記送風ファンは、斜め下方向に向けて送風を行うように配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載の包装装置。
  7. さらに、制御部を有し、
    前記制御部は、駆動手段の駆動制御に応じて前記冷却手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の包装装置。
  8. さらに、制御部と検知手段を有し、
    前記検知手段は、前記駆動手段の状態を検知するものであり、
    前記制御部は、前記検知手段の検知結果に応じて前記冷却手段の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の包装装置。
  9. 前記駆動手段は、ソレノイドであり、
    前記検知手段は、前記ソレノイドの電流値を検出するものであり、
    前記制御部は、検出されたソレノイドの電流値に基づいて前記冷却手段の駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の包装装置。
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