JP2022080403A - 建設機械 - Google Patents

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Hiroshi Kumagai
弘明 藤島
Hiroaki Fujishima
康彦 稲場
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Abstract

【課題】建屋の仕様変更があった場合でも、建設機械の構成部品の種類の増加を抑制して、建設機械の生産コストを低減しつつ、エアクリーナの支持剛性を向上することができる建設機械を提供する。【解決手段】建設機械1の建屋8に形成された機械室18には、エンジン20、冷却ファン22、熱交換ユニット21、エアクリーナ31が配置され、エアクリーナ32は熱交換ユニット上流室32に配置されてエンジン20に供給される空気を清浄化し、熱交換ユニット上流室32は、前側仕切り部材34、後側仕切り部材35、上側仕切り部材36により区画され、エアクリーナ31は、熱交換ユニット上流室32にて、第1ブラケット40を介して上側仕切り部材36に支持されるとともに、第2ブラケット41を介して旋回フレーム6側に支持される。【選択図】図7

Description

本発明は、建設機械に関し、特にエンジンに供給される空気を清浄化するエアクリーナを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
特許文献1には、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に取り付けられた作業装置(フロント装置)とを備えた建設機械が開示されている。上部旋回体の旋回フレーム上には建屋が配置され、建屋には機械室が形成されている。機械室には、エンジンと、外気を冷却風として吸い込む冷却ファンと、冷却ファンよりも冷却風の流れ方向の上流側に配置された熱交換ユニットと、エンジンに供給される空気を清浄化するエアクリーナとが搭載されている。
エアクリーナは、熱交換ユニットよりも冷却風の流れ方向の上流側に形成された熱交換ユニット上流室に配置される。熱交換ユニット上流室は、上部旋回体の前後方向における前側にて旋回フレームから立設された前仕切り部材と、前後方向における後側にて旋回フレームから立設された後仕切り部材と、前仕切り部材の上部と後仕切り部材の上部とを連結する連結梁とにより区画されている。前仕切り部材と後仕切り部材との間には開閉可能な側面カバーが取り付けられている。エアクリーナは、熱交換ユニット上流室にて、エアクリーナ支持ブラケットを介して連結梁に固定されている。
特開2016-223216号公報
エアクリーナ支持ブラケットは、機械室の上部に位置する連結梁においてエアクリーナを支持している。作業員は、側面カバーを開けて地上から熱交換ユニット上流室にアクセスし、エアクリーナのフィルタエレメントを交換する。容易に交換作業ができるように、エアクリーナの配置高さは所定の高さに定められているため、エアクリーナ支持ブラケットの長さは、連結梁及びエアクリーナの配置高さに応じて決まる。
建設機械の仕様変更により、建屋の高さが従来よりも高くなる場合、連結梁の位置も高くなる。この場合、前述したアクセス性の観点から、エアクリーナの配置高さは変えたくないため、エアクリーナ支持ブラケットを下方に向けて長くせざるを得ない。
エアクリーナ支持ブラケットが長くなると、エアクリーナを強固に固定するべく、エアクリーナ支持ブラケットを大幅に大きくしたり、エアクリーナ支持ブラケットの形状を大幅に変更したり、エアクリーナ支持ブラケットの材質を大幅に変更するなどして、エアクリーナ支持ブラケットの剛性、ひいてはエアクリーナの支持剛性を確保する必要がある。しかし、建屋の仕様変更に応じてエアクリーナ支持ブラケットの仕様を都度大幅に変更したのでは、建設機械の部品点数が増加するため、建設機械の生産コストが増大する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、建屋の仕様変更があった場合でも、建設機械の構成部品の種類を増加させることなく、必要十分なエアクリーナの支持剛性が確保され、生産コストが増加しない建設機械を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本発明の建設機械は、下部走行体と、下部走行体の上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に取り付けられた作業装置とを備え、上部旋回体の旋回フレーム上に配置された建屋に機械室が形成され、機械室には、エンジンと、外気を冷却風として吸い込む冷却ファンと、冷却ファンよりも冷却風の流れ方向にて上流側に配置された熱交換ユニットと、エンジンに供給される空気を清浄化するエアクリーナとが配置され、エアクリーナは、熱交換ユニットよりも冷却風の流れ方向にて上流側に形成された熱交換ユニット上流室に配置され、熱交換ユニット上流室は、上部旋回体の前後方向における前側にて旋回フレームから立設された前側仕切り部材と、前後方向における後側にて旋回フレームから立設された後側仕切り部材と、前側仕切り部材の上部から前後方向における後方に向けて延設される上側仕切り部材とにより区画され、エアクリーナは、熱交換ユニット上流室にて、第1ブラケットを介して上側仕切り部材に支持されるとともに、第2ブラケットを介して旋回フレーム側に支持される。
本発明の建設機械によれば、建屋の仕様変更があった場合でも、建設機械の構成部品の種類の増加を抑制して、建設機械の生産コストを低減しつつ、エアクリーナの支持剛性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る建設機械の一例として示す油圧ショベルの側面図である。 図1の上部旋回体の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る上部旋回体の側面図である。 図3の熱交換ユニット上流室を拡大した側面図である。 図4の熱交換ユニット上流室を前後方向の後側から見た背面図である。 図3の第2ブラケットの斜視図である。 図3の熱交換ユニット上流室の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る第2ブラケットの斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る熱交換ユニット上流室の斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る建設機械について図面を参照して説明する。
図1は、建設機械の一例として、油圧ショベル1の側面図を示す。油圧ショベル1の車体2は、クローラ3aを有する自走可能な下部走行体3と、下部走行体3の上に旋回可能に搭載される上部旋回体4とから構成されている。上部旋回体4の前部には、土砂の掘削作業等を行うためのスイング式などの作業装置5が取付けられている。なお、Xを車体2或いは上部旋回体4の前後方向としたとき、図1で見て左側が前後方向Xにおける前側であり、図1で見て右側が前後方向Xにおける後側であり、Yは車体2或いは後述する建屋8の高さ方向を表している。
上部旋回体4は、下部走行体3の車幅内で旋回可能に構成され、上部旋回体4の支持構造体を構成する旋回フレーム6上には、前後方向Xにおける前側から順に、オペレータが搭乗するキャブ7、後述する機械室18が形成される建屋8、上部旋回体4と作業装置5とのバランスをとるためのカウンタウエイト9が配置されている。建屋8の側面には、開放することにより機械室18にアクセス可能となる側面カバー10が取り付けられている。側面カバー10は、閉状態でも機械室18への外気の取り込みを可能とするスリット状の通気口11が多数形成されている。
作業装置5は、旋回フレーム6の前部に取り付けられ、上部旋回体4の旋回によって左右に揺動し、上下方向に俯仰動可能に構成されている。作業装置5は、前後方向Xにおける後側から順に、ブーム12、アーム13、及びバケット14を備えている。ブーム12は、ブームシリンダ15によって旋回フレーム6に俯仰動可能に取り付けられている。アーム13は、アームシリンダ16によってブーム12に回動可能に取り付けられている。バケット14は、バケットシリンダ17によってアーム13に回動可能に取り付けられている。
図2は、上部旋回体4の上面図を示す。上部旋回体4には、前後方向Xにて、キャブ7の後側であってカウンタウエイト9の前側に機械室18が形成されている。図2は、機械室18が見えるようにエンジンカバーなどのカバー類を図示していない。機械室18には、油圧ポンプ19、エンジン20、熱交換ユニット21が車体2の車幅方向Zにこれらの順に並んで配置されている。
機械室18には、側面カバー10の通気口11を介して、外気を冷却風として吸い込む冷却ファン22が配置されている。熱交換ユニット21は、冷却ファン22よりも側面カバー10側、すなわち、冷却風の流れ方向にて上流側に配置され、冷却ファン22が吸い込む冷却風が熱交換ユニット21に送風される。油圧ポンプ19及び冷却ファン22は、エンジン20の駆動力により、又は図示しない電動機の駆動力により駆動される。
油圧ポンプ19の前側には、作動油タンク23及び燃料タンク24が配置されている。作動油タンク23に貯留された作動油は、油圧ポンプ19によってブームシリンダ15、アームシリンダ16、及びバケットシリンダ17に圧送され、圧送された作動油によってブームシリンダ15、アームシリンダ16、及びバケットシリンダ17が作動する。
エンジン20の前側には排気マニホールド25が設けられ、排気マニホールド25には、排ガスを利用してエンジン20の各気筒内に空気を強制的に送り込む過給機26が設けられている。過給機26の給気口には、後述の吸気管33が接続されている。エンジン20の内部には、冷却水が流通する図示しないウォータジャケットが設けられ、熱交換ユニット21を構成するラジエータ27によって冷却された冷却水がウォータジャケットに供給される。
熱交換ユニット21は、ラジエータ27、前後方向Xにてラジエータ27の前側に配置されるオイルクーラ28、ラジエータ27よりも側面カバー10側、すなわち、冷却風の流れ方向にて上流側に配置されるインタークーラ29の三つの熱交換器を備えているこれらの熱交換器の上部は図示しない熱交換器カバーで覆われ、一体の熱交換ユニット21が構成されている。ラジエータ27にはラジエータホース30を介して冷却水が供給され、ラジエータ27に供給された冷却水は、冷却ファン22から送風される冷却風により冷却された後にエンジン20の冷却に使用される。
オイルクーラ28には、ブームシリンダ15、アームシリンダ16、及びバケットシリンダ17の作動に供した後の作動油が供給され、供給された作動油は、冷却ファン22から送風される冷却風により冷却される。インタークーラ29は、過給機26で温度上昇した吸気を冷却し、エンジン20の各気筒内に供給する。
機械室18にはエアクリーナ31が配置されている。エアクリーナ31は、外気に含まれる塵埃等の異物を図示しないフィルタエレメントにより捕獲して除去し、エンジン20に供給される空気を清浄化する。エアクリーナ31は、熱交換ユニット21よりも冷却風の流れ方向にて上流側に形成された熱交換ユニット上流室32に配置され、後述するエアクリーナ支持ブラケットによって支持されている。
エアクリーナ31は、熱交換ユニット上流室32において、排ガスや熱交換ユニット21からの排風などを吸い込まない位置に配置され、吸込んだ外気を清浄化し、吸気管33を介してエンジン20の過給機26に供給する。エアクリーナ31は、内部に塵埃、雨水、泥水などが浸入しない構造となっており、仮にこれらを吸い込んでもエアクリーナ31の外部に排出するための図示しないバキュエータバルブを備えている。
熱交換ユニット上流室32は、前側仕切り部材34、後側仕切り部材35、上側仕切り部材36、及び奥側仕切り部材37により区画されている。前側仕切り部材34は、前後方向Xにおける前側にて旋回フレーム6から立設され、キャブ7と熱交換ユニット上流室32との間を仕切っている。後側仕切り部材35は、前後方向Xにおける後側にて旋回フレーム6から立設され、カウンタウエイト9と熱交換ユニット上流室32との間を仕切っている。
上側仕切り部材36は、前側仕切り部材34の上部から前後方向Xにおける後方に向けて延設され、奥側仕切り部材37に接続されている。奥側仕切り部材37は、熱交換ユニット上流室32の車幅方向Zにおける奥側、つまり車幅方向Zにおける車体2の内方側にて旋回フレーム6から立設され、熱交換ユニット21と熱交換ユニット上流室32とを仕切っている。
前側仕切り部材34、後側仕切り部材35、上側仕切り部材36、及び奥側仕切り部材37は、旋回フレーム6とともに建屋8の支持構造体の構成部材を構成するとともに、熱交換ユニット上流室32を区画することにより、エアクリーナ31が吸い込む空気の温度が例えば外気温度プラス10度以下になる空間を形成する。
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係る上部旋回体4の側面図を示す。図3は、熱交換ユニット上流室32内が見えるように側面カバー10を図示していない。熱交換ユニット上流室32には、エアクリーナ31、及びコントローラなどの電装品38が配置されている。熱交換ユニット上流室32には、側面カバー10の通気口11を介して、冷却ファン22によって吸込まれた外気が流入する。
エアクリーナ31は、熱交換ユニット上流室32に配置されるため、冷却ファン22によって外部から吸込まれたばかりの比較的低温の外気を吸気口39から吸い込んで清浄化する。電装品38は、熱交換ユニット上流室32に配置されることにより、比較的低温の外気に曝され、電装品38の作動に伴う発熱が抑制される。
油圧ショベル1は、建屋8の高さ方向Yにおける高さH1が従来よりも高い仕様となっており、熱交換ユニット上流室32を区画する上側仕切り部材36の高さ方向Yにおける高さが従来よりも高い位置となっている。エアクリーナ31の配置高さは、建屋8の高さH1に拘わらず、所定の高さH2に定められている。所定の高さH2は、例えば側面カバー10を開閉するときの図示しない取手の位置の近傍の高さに設定され、側面カバー10を開けたときにエアクリーナ31に地上からアクセス可能な高さである。作業員が側面カバー10を開けて地上から熱交換ユニット上流室32にアクセスし、エアクリーナ31のフィルタエレメントを交換する際、容易に作業ができるようにするためである。
図4は、熱交換ユニット上流室32を拡大した側面図を示し、図5は、熱交換ユニット上流室32を前後方向Xの後側(図4の矢印A方向)から見た背面図を示す。エアクリーナ31を支持するエアクリーナ支持ブラケットは、第1ブラケット40及び第2ブラケット41から構成されている。エアクリーナ31は、熱交換ユニット上流室32にて、第1ブラケット40を介して上側仕切り部材36に支持されるとともに、第2ブラケット41を介して旋回フレーム6側に支持されている。
第1ブラケット40は、平面視長方形のプレートを2か所で折り曲げた形状をなし、高さ方向Yの上側から順に、第1取付部42、第2取付部43、及び第3取付部44を備えている。第1取付部42は、高さ方向Yにて下方に延設されており、上側仕切り部材36に1つ又は複数の、例えば図4においては2つのボルト45で取り付けられる。
エアクリーナ31のフィルタエレメント交換の際のアクセス性の観点から、建屋8の高さH1、ひいては上側仕切り部材36の位置が従来よりも高位置となっても、エアクリーナ31を配置する高さH2は不変である。このため、第1取付部42は、従来よりも高さ方向Yに長い平面視長方形状をなしている。
第2取付部43は、第1取付部42から車幅方向Zにて建屋8の外方側(側面カバー10側)に向かう斜め下方に延設されており、エアクリーナ31の円筒状をなすケーシングの周面31aが1つ又は複数の、例えば図4においては4つのボルト46で取り付けられる。第3取付部44は、第2取付部43から高さ方向Yにて下方に延設される。第2ブラケット41の上端に形成された後述する第2ブラケット41の上側接続部47が1つ又は複数の、例えば図4においては2つのボルト48で第3取付部44に取り付けられる。
第1取付部42の前後方向Xにおける側端には、建屋8の外方側(側面カバー10側)に向けて折り曲げられた折曲部49が形成されている。第2取付部43の前後方向Xにおける側端には、建屋8の外方側(側面カバー10側)に向けて折り曲げられるとともに折曲部49と接合された折曲部50が形成されている。折曲部49及び折曲部50は、プレート状をなす第1ブラケット40の湾曲変形を抑制し、第1ブラケット40の剛性を高める。
図6は、第2ブラケット41の斜視図を示す。第2ブラケット41は、建屋8の高さ方向Yに延設された棒状部材であり、その棒状をなす本体51の上端に上側接続部47が形成されている。上側接続部47は、プレートを折り曲げた断面L字状をなし、水平面部47a及び立上面部47bから構成されている。本体51の上端を水平面部47aの下面に溶着などで接合することにより、本体51と上側接続部47とが一体化されている。立上面部47bにはボルト48を挿通するための1つ又は複数の、例えば図4においては2つのボルト孔47cが形成されている。
第2ブラケット41の本体51の下端には下側接続部52が形成されている。下側接続部52は、プレートを折り曲げた断面L字状をなし、断面L字状を構成する側面部52a、52bから構成されている。本体51の周面を側面部52a、52bのそれぞれの対向面に溶着などで接合することにより、本体51と下側接続部52とが一体化されている。側面部52a、52bの少なくとも一方に、図6においては側面部48aに後述するボルト53を挿通するための1つ又は複数の、例えば図6においては2つのボルト孔52cが形成されている。
第2ブラケット41は、本体52の延設方向に交差して延設された把持部54を有している。把持部54は、本体52から例えば本体52と直交して枝状に延びる棒状部であり、把持部54の先端には先端接続部55が形成されている。先端接続部55は、プレートを折り曲げた断面L字状をなし、水平面部55a及び立上面部55bから構成されている。把持部54の先端を立上面部55bの側面に溶着などで接合することにより、把持部54と先端接続部55とが一体化されている。水平面部55aには後述するボルト56を挿通するための1つ又は複数の、例えば図6においては1つのボルト孔55cが形成されている。
図7は、熱交換ユニット上流室32の斜視図を示す。電装品38は、電装品用ブラケット57にボルトなどで取り付けられ、電装品用ブラケット57は旋回フレーム6にボルトなどで固定されている。第2ブラケット41の下側接続部52は、電装品用ブラケット57の側部に2つのボルト53により取り付けられている。エアクリーナ31は、第2ブラケット41を介して旋回フレーム6側に支持されている。
第2ブラケット41の把持部54の先端接続部55は、電装品用ブラケット57の上部に取り付けられた第3ブラケット58に1つ又は複数の、例えば図7においては1つのボルト56で取り付けられている。第3ブラケット58は、例えば側面カバー10の閉状態保持のためのラッチ機構を構成する部材である。把持部54は、第3ブラケット58を介して電装品用ブラケット57に固定され、ひいては旋回フレーム6側に支持されている。
第2ブラケット41は、第1ブラケット40に対してボルト53で固定されるとともに、第3ブラケット58に対してボルト56で固定される。従って、第2ブラケット41の取り付けや取り外しを比較的容易に行うことができ、第2ブラケット41に係る組立性及びメンテナンス性が向上する。
以上のように、本実施形態の油圧ショベル1においては、エアクリーナ31は、第1ブラケット40を介して上側仕切り部材36に支持されるとともに、第2ブラケット41を介して旋回フレーム6側に支持される。これにより、エアクリーナ31を上側仕切り部材36のみならず旋回フレーム6側においても支持させることができるため、エアクリーナ31の支持剛性が向上する。
前側仕切り部材34と前記後側仕切り部材34との間には開閉可能な側面カバー10が取り付けられ、エアクリーナ31は、高さ方向Yにおいて、側面カバー10を開けたときにエアクリーナ31に地上からアクセス可能な高さH2に配置される。このため、建屋8の仕様変更によって建屋8が従来よりも高い高さH1となったとき、エアクリーナ31の配置の高さH2を不変とすると、第1ブラケット40が高さ方向Yに長くなる。
この場合であっても、エアクリーナ31を第1ブラケット40のみならず第2ブラケット41によっても支持させることでエアクリーナ31の支持剛性が向上するので、第1ブラケット40の大きさ等を変更する必要がない。これにより、建屋8の仕様変更があった場合でも、構成部品の種類の増加が抑制され、生産コストの増加を抑制することができる。
第2ブラケット41は、建屋8の高さ方向Yに延設され、エアクリーナ31を下側から支持する棒状部材である。これにより、第2ブラケット41を例えばプレート状のブラケットとした場合に比して、エアクリーナ31の吸気口39に吸い込まれる外気の吸気抵抗の増大を抑制することができ、エアクリーナ31の吸気性能を確保することができる。
第2ブラケット41は、本体51の延設方向に交差して延設された把持部54を有する。エアクリーナ31のフィルタエレメント交換などのメンテナンスを行う際、熱交換ユニット上流室32を含む機械室18にアクセスするために、作業員は、地上から下部走行体3のクローラ3a(シュー)の上に立ち上がる必要がある。この際、作業員は、第2ブラケット41の本体51、把持部54をそれぞれ左右の手で掴みつつ、片方の足をクローラ3aに掛けてクローラ3a上に立ち上がることができる。
作業員は、第2ブラケット41の本体51及び把持部54を手摺として利用することにより、両手及び片足によって三転支持の安全な体勢でクローラ3aに立ち上がって熱交換ユニット上流室32を含む機械室18にアクセス可能となる。従って、第2ブラケット41を設けたことにより、エアクリーナ31のフィルタエレメント交換など、機械室18のメンテナンスを行う作業員の作業性及び安全性が向上する。
把持部54は、第3ブラケット58を介して旋回フレーム6側に支持されることにより、第2ブラケット41自体の支持剛性を高めることができる。強固に固定された第2ブラケット41を建屋8の支持構造体の構成部材としても利用可能となるため、建屋8の剛性を向上させられる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係る第2ブラケット41の斜視図を示す。以降に説明する第2実施形態及び第3実施形態の説明においては、主として第1実施形態と異なる構成について説明し、第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
本実施形態の第2ブラケット41は、その棒状をなす本体51に中空部59を有し、本体51には中空部59に連通する少なくとも2つの開口部60が形成されている。図8の場合には、第2ブラケット41は、その上端と下端にそれぞれ開口部60が形成されたパイプ部材から構成されている。
本実施形態の場合には、第1実施形態の場合と同様に、油圧ショベル1の構成部品の種類の増加が抑制され、油圧ショベル1の生産コストを低減しつつ、エアクリーナ31の支持剛性を向上することができ、エアクリーナ31の吸気性能を確保しつつ、機械室18のメンテナンスを行う作業員の作業性及び安全性を向上することができる。
特に本実施形態の場合には、中空部59に電装品38などに接続するワイヤーハーネス61を挿通することにより、第2ブラケット41をハーネス保持部材として兼用することができる。これにより、油圧ショベル1の構成部品の種類の増加をさらに抑制することができるため、油圧ショベル1の生産コストをさらに効果的に低減可能である。
<第3実施形態>
図9は、本発明の第3実施形態に係る熱交換ユニット上流室32の斜視図を示す。本実施形態の第2ブラケット41は、把持部54を有しておらず、棒状をなす本体51のみから構成されている。従って、把持部54を支持するための第3ブラケット58は存在せず、第3ブラケット58が固定される電装品用ブラケット57、及び電装品用ブラケット57に固定される電装品38が熱交換ユニット上流室32に配置されていない。
第2ブラケット41の下側接続部52は、旋回フレーム6の支持構造体を構成する後側仕切り部材35にボルト53で直接に取り付けられている。なお、本実施形態において、第2実施形態の場合と同様に本体51に中空部59及び2つ以上の開口部60を形成し、第2ブラケット41をワイヤーハーネス61が挿通可能なハーネス保持部材として兼用しても良い。
本実施形態の場合には、第1実施形態及び第2実施形態の場合と同様に、油圧ショベル1の構成部品の種類の増加が抑制され、油圧ショベル1の生産コストを低減しつつ、エアクリーナ31の支持剛性を向上させることができ、エアクリーナ31の吸気性能を確保できる。第2ブラケット41に把持部54は存在しないものの、第2ブラケット41の本体51を両手で掴んで片方の足をクローラ3aに掛けてクローラ3a上に立ち上がることは可能である。従って、第2ブラケット41が存在しない場合に比して、機械室18のメンテナンスを行う作業員の作業性及び安全性を向上させられる。
特に本実施形態の場合には、電装品用ブラケット57及び第3ブラケット58が熱交換ユニット上流室32に配置されていないため、第1実施形態及び第2実施形態の場合に比して、エアクリーナ31の吸気性能が向上する。電装品用ブラケット57及び第3ブラケット58が不要となるため、油圧ショベル1の構成部品の種類の増加がさらに抑制され、油圧ショベル1の生産コストをさらに低減することもできる。
第2ブラケット41は、電装品用ブラケット57及び第3ブラケット58を介さないで、旋回フレーム6の支持構造体である後側仕切り部材35にボルト53で直接取り付けられる。これにより、第2ブラケット41を電装品用ブラケット57及び第3ブラケット58を介して間接的に旋回フレーム6に支持させる場合に比して、エアクリーナ31の支持剛性をさらに効果的に向上させられる。
本実施形態において、第2実施形態の場合と同様に、本体51に中空部59及び2つ以上の開口部60を設けた場合、第2ブラケット41をハーネス保持部材として兼用することができる。従って、この場合には、油圧ショベル1の構成部品の種類の増加がさらに抑制され、油圧ショベル1の生産コストをさらに効果的に低減可能である。
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。例えば、第2ブラケット41の設置位置、下側接続部52の固定態様は説明したものに厳密には限定されない。
より具体的には、第2ブラケット41の本体51の長さ及び外径や、本体51に対する把持部54の位置、形状、長さ及び外径は、ISO(国際標準化機構)などの手摺りとして利用する際の安全性に関する規格に合致していれば、図面に記載した形状に厳密に限定されるものではない。
各実施形態における本発明の趣旨を逸脱しない構成は、油圧ショベル1に限らず、エアクリーナ31が搭載された種々の建設機械に適用可能である。
1 油圧ショベル(建設機械)
3 下部走行体
4 上部旋回体
5 作業装置
8 建屋
10 側面カバー
18 機械室
20 エンジン
21 熱交換ユニット
22 冷却ファン
31 エアクリーナ
32 熱交換ユニット上流室
34 前側仕切り部材
35 後側仕切り部材
36 上側仕切り部材
40 第1ブラケット
41 第2ブラケット
51 本体
54 把持部
58 第3ブラケット
59 中空部
60 開口部
X 前後方向
Y 高さ方向
H2 (エアクリーナに地上からアクセス可能な)高さ

Claims (6)

  1. 下部走行体と、前記下部走行体の上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に取り付けられた作業装置とを備え、前記上部旋回体の旋回フレーム上に配置された建屋に機械室が形成され、
    前記機械室には、エンジンと、外気を冷却風として吸い込む冷却ファンと、前記冷却ファンよりも前記冷却風の流れ方向にて上流側に配置された熱交換ユニットと、前記エンジンに供給される空気を清浄化するエアクリーナとが配置され、
    前記エアクリーナは、前記熱交換ユニットよりも前記冷却風の流れ方向にて上流側に形成された熱交換ユニット上流室に配置され、
    前記熱交換ユニット上流室は、前記上部旋回体の前後方向における前側にて前記旋回フレームから立設された前側仕切り部材と、前記前後方向における後側にて前記旋回フレームから立設された後側仕切り部材と、前記前側仕切り部材の上部から前記前後方向における後方に向けて延設される上側仕切り部材とにより区画され、
    前記エアクリーナは、前記熱交換ユニット上流室にて、第1ブラケットを介して前記上側仕切り部材に支持されるとともに、第2ブラケットを介して前記旋回フレーム側に支持されることを特徴とする建設機械。
  2. 前記第2ブラケットは、前記建屋の高さ方向に延設され、前記エアクリーナを下側から支持する棒状部材であることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記第2ブラケットは、前記棒状部材の棒状をなす本体の延設方向に交差して延設された把持部を有することを特徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 前記把持部は、第3ブラケットを介して前記旋回フレーム側に支持されることを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
  5. 前記第2ブラケットは、前記棒状部材の棒状をなす本体に中空部を有し、
    前記本体は、前記中空部に連通する少なくとも2つの開口部を有することを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の建設機械。
  6. 前記前側仕切り部材と前記後側仕切り部材との間には開閉可能な側面カバーが取り付けられ、
    前記エアクリーナは、前記建屋の高さ方向において、前記側面カバーを開けたときに前記エアクリーナに地上からアクセス可能な高さに配置されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の建設機械。
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