JP2022077618A - 車両用照明装置、および車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合剤が、基板上の意図しない領域にまで拡がるのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;チップ状を呈し、前記基板に接合剤を介して接合された複数の発光素子と;凸状を呈し、前記複数の発光素子同士の間に設けられた少なくとも1つの第1の保持部と;を具備している。前記第1の保持部には、前記接合剤が付着している。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。
省エネルギー化や長寿命化などの観点から、フィラメントを備えた車両用照明装置に代えて発光ダイオードを備えた車両用照明装置の普及が進んでいる。
車両用照明装置は、例えば、ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられた発光モジュールとを備えている。発光モジュールは、例えば、基板と、基板の上に設けられた複数のチップ状の発光ダイオードと、複数のチップ状の発光ダイオードを囲む枠部と、枠部の内側に設けられ、複数のチップ状の発光ダイオードを覆う封止部と、を有している。
この様な車両用照明装置は、高光量とすることが望まれている。この場合、発光ダイオードの発光面積を大きくすれば、車両用照明装置の光量を増加させることができる。しかしながら、発光ダイオードの発光面積を大きくすれば、発光ダイオードの数が多くなったり、発光ダイオードの平面寸法が大きくなったりする。そのため、発光ダイオードの設置スペースをそのままにすると、発光ダイオードの数や平面寸法に応じて、発光ダイオード同士の間の隙間が小さくなる。
また、近年においては、車両用照明装置の小型化が望まれており、発光モジュールの基板の平面寸法、ひいては発光ダイオードの設置スペースが小さくなる傾向にある。そのため、発光ダイオード同士の間の隙間がさらに小さくなる場合がある。
ここで、チップ状の発光ダイオードは、接着剤やダイアタッチ剤などの接合剤を用いて基板の上に順次接合される。そのため、発光ダイオード同士の間の隙間が小さくなると、発光ダイオードを接合剤の上に載置した際に押し出された接合剤が、既に載置されている発光ダイオード(例えば、隣接する発光ダイオード)に到達するおそれがある。押し出された接合剤が発光ダイオードに到達すると、既に載置されている発光ダイオードが接合剤に押されて、位置がズレるおそれがある。また、フリップチップ型や下部電極型などの発光ダイオードの下部電極は、導電性を有する接合剤を用いて基板の配線パターンと電気的に接続される。そのため、押し出された導電性を有する接合剤が、他の発光ダイオードに到達すると、短絡が生じたり、発光ダイオードの位置がズレたりするおそれがある。
そこで、接合剤が、基板上の意図しない領域にまで拡がるのを抑制することができる技術の開発が望まれていた。
特開2016-195099号公報
本発明が解決しようとする課題は、接合剤が、基板上の意図しない領域にまで拡がるのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、ソケットと;前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;チップ状を呈し、前記基板に接合剤を介して接合された複数の発光素子と;凸状を呈し、前記複数の発光素子同士の間に設けられた少なくとも1つの第1の保持部と;を具備している。前記第1の保持部には、前記接合剤が付着している。
本発明の実施形態によれば、接合剤が、基板上の意図しない領域にまで拡がるのを抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 図1における車両用照明装置のA-A線断面図である。 発光モジュールの模式平面図である。 (a)、(b)は、他の実施形態に係る保持部を例示するための模式断面図である。 (a)、(b)は、他の実施形態に係る保持部を例示するための模式断面図である。 (a)、(b)は、比較例に係る発光素子の接合を例示するための模式平面図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイタイムランニングランプ(DRL:Daytime Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、図1における車両用照明装置1のA-A線断面図である。
図3は、発光モジュール20の模式平面図である。
図4(a)、(b)は、他の実施形態に係る保持部26a、26bを例示するための模式平面図である。
図1および図2に示すように、車両用照明装置1には、例えば、ソケット10、発光モジュール20、給電部30、および伝熱部40を設けることができる。
ソケット10は、例えば、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15を有する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。
バヨネット12は、装着部11の外側面に設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。バヨネット12は、フランジ13と対峙している。バヨネット12は、複数設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に装着する際に用いることができる。バヨネット12は、ツイストロックに用いることができる。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈している。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11側とは反対側に設けられている。放熱フィン14は、少なくとも1つ設けることができる。図1および図2に例示をしたソケット10には複数の放熱フィンが設けられている。複数の放熱フィン14は、所定の方向に並べて設けることができる。放熱フィン14は、板状を呈したものとすることができる。
コネクタホルダ15は、フランジ13の、装着部11側とは反対側に設けることができる。コネクタホルダ15は、放熱フィン14と並べて設けることができる。コネクタホルダ15は、フランジ13の周縁近傍に設けることができる。コネクタホルダ15は、筒状を呈し、内部にシール部材105aを有するコネクタ105を挿入することができる。
ソケット10は、発光モジュール20、および給電部30を保持する機能と、発光モジュール20において発生した熱を外部に伝える機能を有する。そのため、ソケット10は、熱伝導率の高い材料から形成するのが好ましい。例えば、ソケット10は、アルミニウム合金などの金属から形成することができる。
また、近年においては、ソケット10は、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量であることが望まれている。そのため、ソケット10は、高熱伝導性樹脂から形成することが好ましい。高熱伝導性樹脂は、例えば、樹脂と。無機材料を用いたフィラーと、を含む。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、炭素や酸化アルミニウムなどを用いたフィラーを混合させたものとすることができる。
高熱伝導性樹脂を含み、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15が一体に成形されたソケット10とすれば、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができる。また、ソケット10の重量を軽くすることができる。この場合、装着部11、バヨネット12、フランジ13、放熱フィン14、およびコネクタホルダ15は、射出成形法などを用いて、一体成形することができる。また、インサート成形法などを用いて、ソケット10と給電部30を一体成形することもできる。
給電部30は、例えば、複数の給電端子31および保持部32を有する。
複数の給電端子31は、棒状体とすることができる。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31の一方の端部は、凹部11aの底面11a1から突出している。複数の給電端子31の一方の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと半田付けされる。複数の給電端子31の他方の端部は、コネクタホルダ15の孔の内部に露出している。コネクタホルダ15の孔の内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。複数の給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成される。なお、複数の給電端子31の形状、配置、材料、数などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
前述したように、ソケット10は熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。ところが、熱伝導率の高い材料は導電性を有している場合がある。例えば、アルミニウム合金などの金属や、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂などは、導電性を有している。そのため、保持部32は、複数の給電端子31と、導電性を有するソケット10との間を絶縁するために設けられている。また、保持部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。なお、ソケット10が絶縁性を有する高熱伝導性樹脂(例えば、酸化アルミニウムからなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂など)から形成される場合には、保持部32を省くことができる。この場合、ソケット10が複数の給電端子31を保持する。保持部32は、絶縁性を有する樹脂から形成することができる。保持部32は、例えば、ソケット10に設けられた孔10aに圧入したり、孔10aの内壁に接着したりすることができる。
伝熱部40は、例えば、ソケット10と、発光モジュール20(基板21)との間に設けられる。伝熱部40は、例えば、板状を呈している。伝熱部40は、例えば、凹部11aの底面11a1に接着することができる。この場合、接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。接着剤は、例えば、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)とすることが好ましい。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
また、伝熱部40は、熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層を介して、凹部11aの底面11a1に取り付けることもできる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、熱伝導率の高い材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス)を用いたフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。
また、伝熱部40は、インサート成形法により、凹部11aの底面11a1に埋め込むこともできる。また、伝熱部40は、凹部11aの底面11a1に開口する凹部の内部に、熱伝導率の高い接着剤を用いて接着したり、熱伝導グリスからなる層を介して取り付けたりすることもできる。
伝熱部40は、発光モジュール20において発生した熱が、ソケット10に伝わりやすくするために設けられる。そのため、伝熱部40は、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。伝熱部40は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属から形成することができる。
なお、ソケット10が金属から形成されたり、発光モジュール20において発生する熱が少ない場合などには、伝熱部40を省くこともできる。
図1および図3に示すように、発光モジュール20は、例えば、基板21、発光素子22、枠部23、封止部24、素子25、および保持部26(第1の保持部の一例に相当する)を有する。
基板21は、ソケット10の一方の端部側に設けられている。基板21は、例えば、伝熱部40の上に接着することができる。この場合、接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。接着剤は、例えば、前述した、伝熱部40と凹部11aの底面11a1とを接着する接着剤と同じとすることができる。
基板21は、板状を呈している。基板21の平面形状は、例えば、四角形である。基板21は、例えば、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。基板21は、単層構造を有するものであってもよいし、多層構造を有するものであってもよい。
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料や、銅を主成分とする材料などから形成することができる。
また、配線パターン21aや、後述する膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むことができる。
発光素子22は、基板21の上に設けられている。発光素子22は、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けられている。発光素子22は、配線パターン21aと電気的に接続される。発光素子22は、複数設けられている。複数の発光素子22は、直列接続することができる。
発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子22は、チップ状の発光素子とすることができる。チップ状の発光素子22は、例えば、上部電極型の発光素子、上下電極型(両面電極型)の発光素子、フリップチップ型(下部電極型)の発光素子などとすることができる。図1~図3に例示をした発光素子22は、上下電極型の発光素子である。上部電極型の発光素子の電極22a、または上下電極型の発光素子の上部電極22aは、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続することができる。この場合、配線21bは、例えば、ワイヤーボンディング法により接続することができる。なお、電極22aは、線状電極であってもよいし、図3に例示をした様なパッド電極であってもよい。フリップチップ型の発光素子22は、配線パターン21aに直接実装することができる。また、図3に例示をした電極22aは、発光素子22の上面の中央部に設けられているが、電極22aは、発光素子22の上面の辺の近傍や、隅の近傍に設けることもできる。
なお、発光素子22の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。
枠部23は、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けられている。枠部23は、枠状を呈し、基板21の上に接着されている。枠部23は、複数の発光素子22を囲んでいる。枠部23は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン(Nylon)、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
枠部23は、封止部24の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。そのため、枠部23は、反射率を向上させるために、酸化チタンの粒子などを含んでいたり、白色の樹脂を含んでいたりすることができる。
なお、枠部23は、省くこともできる。枠部23が省かれる場合には、例えば、ドーム状の封止部24が基板21の上に形成される。ただし、枠部23が設けられていれば、封止部24の平面寸法が大きくなるのを抑制することができるので、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。また、枠部23が設けられていれば、光の取り出し効率を向上させることができる。
封止部24は、枠部23の内側に設けることができる。封止部24は、枠部23により囲まれた領域を覆うように設けることができる。封止部24は、発光素子22を覆うように設けることができる。封止部24は、透光性を有する樹脂を含むことができる。封止部24は、例えば、枠部23の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどを用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
また、封止部24には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)などとすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所定の発光色が得られるように適宜変更することができる。
また、封止部24の上には、必要に応じて光学要素を設けることもできる。光学要素は、例えば、凸レンズとすることができる。凸レンズである光学要素は、光を集光して、所定の配光特性が得られるようにする。なお、光学要素は、凸レンズに限定されるわけではなく、例えば、凹レンズなどであってもよい。
素子25は、発光素子22を有する発光回路を構成するために用いられる受動素子または能動素子とすることができる。素子25は、例えば、枠部23の周辺に設けられ、配線パターン21aと電気的に接続される。素子25は、必要に応じて設けることができる。
素子25は、例えば、抵抗25a、制御素子25b、コンデンサ25c、およびプルダウン抵抗25dなどとすることができる。
ただし、素子25の種類は例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22を有する発光回路の構成に応じて適宜変更することができる。例えば、素子25は、前述したものの他に、正特性サーミスタ、負特性サーミスタ、インダクタ、サージアブソーバ、バリスタ、FETやバイポーラトランジスタなどのトランジスタ、集積回路、演算素子などであってもよい。
抵抗25aは、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けることができる。抵抗25aは、配線パターン21aと電気的に接続される。抵抗25aは、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1および図3に例示をした抵抗25aは、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)である。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成される。抵抗25aが膜状の抵抗器であれば、抵抗25aと基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗25aを一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができる。また、複数の抵抗25aにおける抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、発光素子22に直列接続された抵抗25aにより、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗25aの抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗25aが表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗25aを選択する。抵抗25aが膜状の抵抗器の場合には、抵抗25aの一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、膜状の抵抗器にレーザ光を照射すれば、膜状の抵抗器の一部を容易に除去することができる。なお、抵抗25aの数、大きさなどは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子25bは、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けることができる。制御素子25bは、配線パターン21aと電気的に接続される。制御素子25bは、例えば、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けることができる。制御素子25bは、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどである。図1および図3に例示をした制御素子25bは、表面実装型のダイオードである。
コンデンサ25cは、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けることができる。コンデンサ25cは、配線パターン21aと電気的に接続される。コンデンサ25cは、例えば、ノイズ対策や電圧を平滑化するために設けることができる。コンデンサ25cは、例えば、チップ状のコンデンサ、表面実装型のコンデンサ、リード線を有するコンデンサなどである。図3に例示をしたコンデンサ25cは、表面実装型のコンデンサである。
プルダウン抵抗25dは、基板21の、伝熱部40側とは反対側に設けることができる。プルダウン抵抗25dは、配線パターン21aと電気的に接続される。プルダウン抵抗25dは、例えば、発光素子22に関する導通の検出や、誤点灯防止などのために設けることができる。プルダウン抵抗25dは、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器、チップ状の抵抗器などである。図1および図3に例示をしたプルダウン抵抗25dは、表面実装型の抵抗器である。
図6(a)、(b)は、比較例に係る発光素子22の接合を例示するための模式平面図である。
図6(a)は、接合された発光素子22の位置が正常な場合である。
図6(b)は、接合された発光素子22の位置がズレている場合である。
チップ状を呈する複数の発光素子22は、接着剤やダイアタッチ剤などの接合剤を用いて基板21の上に順次接合される。例えば、まず、ディスペンサなどを用いて基板21の所定の位置に接合剤を塗布する。次に、マウンタなどの実装機を用いて接合剤の上に発光素子22を順次載置する。次に、接合剤を硬化させて、発光素子22を基板21に接合する。この場合、発光素子22が所定の位置に接合されると、発光素子22の配置は、例えば、図6(a)に示すものとなる。
ここで、発光素子22を接合剤の上に載置した際に押し出された接合剤が、既に載置されている発光素子22(例えば、隣接する発光素子22)に到達すると、押し出された接合剤に押されて、既に載置されている発光素子22の位置がズレるおそれがある。例えば、図6(b)に示すように、発光素子22の配置が、図6(a)に示した発光素子22の配置とは異なるものとなる。発光素子22の位置がズレる(発光素子22の配置が変わる)と、配光特性などが変わるおそれがある。
またさらに、近年においては、高光量化などのために、発光素子22の平面寸法が大きくなったり、発光素子22の数が増えたりする傾向にある。また、車両用照明装置1の小型化のために、基板21の平面寸法を小さくすることが望まれている。そのため、発光素子22同士の間の隙間が小さくなり、押し出された接合剤が、既に載置されている発光素子22に到達し易くなる。
そこで、本実施の形態に係る発光モジュール20には、保持部26が設けられている。保持部26は、発光素子22を接合剤の上に載置した際に押し出された接合剤が、基板21上の意図しない領域(例えば、発光素子22が既に載置されている領域)にまで拡がるのを抑制する。そのため、保持部26には、接合剤が付着している。
図1および図3に示すように、保持部26は、例えば、凸状を呈し、基板21の上に設けることができる。枠部23が設けられる場合には、保持部26は、枠部23に囲まれた領域に設けることができる。保持部26は、少なくとも1つ設けることができる。例えば、2つの発光素子22が設けられる場合には、発光素子22と発光素子22との間に1つの保持部26を設けることができる。複数の保持部26が設けられる場合にも、保持部26は、発光素子22同士の間に設けることができる。複数の保持部26が設けられる場合、例えば、第1の方向に延びる保持部と、第1の方向に交差する第2の方向に延びる保持部とを、一体に設けることができる。
平面視において、例えば、発光素子22の形状が四角形の場合、保持部26は、発光素子22の辺(発光素子22の側面)に沿って延びるものとすることができる。
この場合、図4(a)、(b)に示すように、断片状を有する保持部26a、26bを設けてもよい。平面視において、発光素子22の形状が四角形の場合、発光素子22の辺の長さをL(mm)とすると、保持部26a、26bの長さD(mm)は、0.5L(mm)以上とすることができる。この様にすれば、押し出された接合剤が、例えば、隣接する発光素子22に到達するのを抑制することができる。
この場合、図4(b)に示すように、発光素子22の辺の長さL(mm)以上の長さD(mm)を有する保持部26bとしたり、図3に示すように、連続的な形状を有する保持部26としたりすることがより好ましい。この様にすれば、押し出された接合剤が、例えば、隣接する発光素子22に到達するのを抑制することがさらに容易となる。
また、仮に、押し出された接合剤が隣接する発光素子22に到達したとしても、到達する接合剤の量を抑制できるため、発光素子22の位置ずれを小さくすることができる。
また、図1および図3に示すように、複数の保持部26により画された1つの領域に、1つの発光素子22を設けることもできる。
保持部26の高さは、発光素子22の厚み以下とすることができる。保持部26の高さが発光素子22の厚み以下であれば、発光素子22の発光面(上面)から出射した光が、保持部26に入射するのを抑制することができる。そのため、光の取り出し効率が低下するのを抑制することができる。
また、平面視において、保持部26は、直線状の形状を有することもできるし、曲線状の形状を有することもできるし、直線状の部分と曲線状の部分とを有することもできる。
保持部26の材料には特に限定はない。例えば、保持部26は、樹脂、無機材料、金属などから形成することができる。ただし、製造の容易さを考慮すると、保持部26の材料は、樹脂とすることが好ましい。例えば、保持部26、26a、26bは、ディスペンサなどにより、基板21の上に樹脂を塗布し、これを硬化させることで形成することができる。
図5(a)は、他の実施形態に係る保持部126aを例示するための模式断面図である。
図5(b)は、他の実施形態に係る保持部126b(第2の保持部の一例に相当する)を例示するための模式断面図である。
図5(a)に示すように、凸状の保持部126aは、基板21に接着することもできる。例えば、射出成形法などにより、所望の形状を有する保持部126aを形成し、これを基板21に接着することができる。
図5(b)に示すように、凹状の保持部126bは、基板21の、ソケット10側とは反対側の面に開口している。保持部126bは、複数設けることができる。複数の保持部126bの、それぞれの内部には、接合剤127を介して1つの発光素子22を接合することができる。例えば、ディスペンサなどを用いて保持部126bの内部に接合剤127を供給し、マウンタなどの実装機を用いて接合剤127の上に発光素子22を載置することができる。そして、接合剤127を硬化させて、発光素子22を基板21に接合することができる。
この様にすれば、発光素子22を接合剤127の上に載置した際に接合剤127が、基板21上の意図しない領域(例えば、発光素子22が既に載置されている領域)にまで拡がるのを抑制することができる。
この場合、保持部126bの深さは、発光素子22の厚み以下とすることができる。この様にすれば、発光素子22の発光面(上面)を基板21の面から突出させることができるので、発光素子22から出射した光が、基板21に入射するのを抑制することができる。そのため、光の取り出し効率が低下するのを抑制することができる。
保持部126bの内部に設けられた発光素子22は、配線21bを介して配線パターン21aに電気的に接続される。そのため、発光素子22は、上部電極型の発光素子とすることが好ましい。上部電極型の発光素子は、発光面(上面)側に電極22aを有しているので、発光素子22が保持部126bの内部に設けられていても、配線21bによる接続を容易とすることができる。
なお、前述した凸状の保持部26、26a、26b、126aと、本実施の形態に係る凹状の保持部126bとを組み合わせて用いることもできる。すなわち、凸状の保持部26、26a、26b、126a、および凹状の保持部126bの少なくともいずれかを設けることができる。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図7は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図7に示すように、車両用灯具100には、例えば、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101には車両用照明装置1が取り付けられる。筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた嵌合部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐように設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有することもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。例えば、図7に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
コネクタ105は、コネクタホルダ15の内部に露出している複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105は、電源などと電気的に接続されている。また、コネクタ105には、環状を呈するシール部材105aが設けられている。コネクタ105がコネクタホルダ15の内部に挿入された際に、シール部材105aによりコネクタホルダ15の内部が、水密となるように密閉される。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、11 装着部、20 発光モジュール、21 基板、21a 配線パターン、22 発光素子、26 保持部、26a 保持部、26b 保持部、100 車両用灯具、101 筐体、126a 保持部、126b 保持部

Claims (5)

  1. ソケットと;
    前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;
    チップ状を呈し、前記基板に接合剤を介して接合された複数の発光素子と;
    凸状を呈し、前記複数の発光素子同士の間に設けられた少なくとも1つの第1の保持部と;
    を具備し、
    前記第1の保持部には、前記接合剤が付着している車両用照明装置。
  2. 複数の前記保持部により画された1つの領域に、1つの前記発光素子が設けられている請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 凹状を呈し、前記基板の、前記ソケット側とは反対側の面に開口する複数の第2の保持部をさらに備え、
    前記複数の第2の保持部の、それぞれの内部には、前記接合剤を介して1つの前記発光素子が接合されている請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. ソケットと;
    前記ソケットの一方の端部側に設けられた基板と;
    凹状を呈し、前記基板の、前記ソケット側とは反対側の面に開口する複数の第2の保持部と;
    チップ状を呈し、前記複数の第2の保持部の、それぞれの内部に接合剤を介して接合された発光素子と;
    を具備した車両用照明装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
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