JP2022076941A - 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数ページのジョブに対し検品処理を行うためには、複数ページの正解画像が必要である。しかし、検品装置のメモリサイズには限りがあり、複数ページの正解画像を格納可能な枚数は制限され、一度に検品可能なページ数の制約となる。【解決手段】 記録シートに画像を印刷し、画像を読み取り、読み取られた画像を正解画像として記憶部に登録する。印刷された画像を、登録された正解画像と比較することで検品する。前記登録処理は、読み取られた画像のうち、白領域を前記記憶部に登録することなく、前記白領域を除いた画像領域を前記記憶部に登録する。【選択図】 図7

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラムに関するものである。
近年、印刷装置により印刷されたシートを搬送中に検品装置によって検査可能とした印刷システムが知られている。印刷シートの検査では、検品装置が搬送された記録シートの画像を読み取り、読み取った画像の画像解析により印刷シートが正常であるか否かを判定する。検品装置は、例えばバーコードや罫線の欠け、画像抜け、印刷不良、ページ抜け、色ずれなどを検出することが可能である。こうして印刷シートが欠陥シートであると判定された場合には、当該欠陥シートは正常シートとは別の排紙先に排紙される。これにより欠陥シートが正常シートに混入することが防がれ、オペレータが欠陥シートを廃棄することが可能となる。
検品装置において、読み取った画像が正常であるか否かを判定するためには、判定をするための正解画像が必要となる。複数ページからなるジョブの場合には、複数ページ分の正解画像を準備する必要があり、検品処理を行うために必要なメモリサイズも増大してしまう。必要なメモリサイズが大きくなるという事は、一度に検品処理が可能な枚数にも制約が出てしまう。
そこで、特許文献1では、実行ジョブに応じた解像度にあわせ正解画像のサイズを変更し、必要なメモリサイズを抑えつつ検品処理を行う技術が知られている。
特開2019-84743号公報
しかしながら、特許文献1では、実行ジョブの解像度に合わせ正解画像のサイズを変更する場合、実行ジョブの解像度が高い場合には正解画像のサイズを小さくする事ができない。
本発明は、検品の精度を落とさずに正解画像のサイズを小さくし、必要なメモリサイズを抑える事を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。すなわち、記録シートに画像を印刷する印刷手段と、記録シートに印刷されている画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた画像を、正解画像として記憶部に登録する登録手段と、前記印刷手段によって印刷された画像を、前記登録手段によって登録された正解画像と比較することで検品する検品手段とを有し、前記登録手段は、前記読み取られた画像のうち、白領域を前記記憶部に登録することなく、前記白領域を除いた画像領域を前記記憶部に登録する。
本発明によれば、メモリに格納する正解画像1枚あたりサイズを小さくする事で、メモリに格納できる正解画像の枚数を増やすことができる。
印刷システムのハード構成の全体図である。 印刷システムのシステム構成を表すブロック図である。 画像形成装置のメカ断面図を表した模式図である。 検品装置で扱う期待値データの内容を示す図である。 外部コントローラと印刷装置の処理フローである。 検品装置が検品処理を行う際の全体処理の流れである。 検品装置が検品処理の中の期待値生成を行う際の処理フローである。 検品装置が検品処理の中の検品判定を行う際の処理フローである。 検品装置で検品するエリアを設定する表示部を示す図である。 検品装置が検品処理の中の期待値生成を行う際の処理フローである。 検品装置が検品処理の中の検品判定を行う際の処理フローである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
以下の説明において、外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのハード構成の全体図である。画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
クライアントPC103には印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバはユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102はPC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
次に画像形成装置101について説明する。画像形成装置101には複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。
印刷装置107は、印刷装置107の下部にある給紙部から搬送される用紙に対してトナーを用いて画像を形成する。この印刷装置107の構成及び動作原理は次のとおりである。画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、そのトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、用紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上の用紙は定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解して用紙に定着させる。
108は、挿入シートを挿入するためのインサータである。印刷装置107で印刷され搬送された用紙群に対して、任意の位置で108から用紙を挿入することができる。検品装置109は、搬送された記録シート(用紙)の画像を読取り、予め登録された正解画像と比較することで、印刷された画像が正常かどうかを判定するための装置である。
110は、大容量のシートを積載することが可能な大容量スタッカである。111は、搬送されたシートに対してフィニッシング処理を加えるフィニッシャである。ステイプルやパンチ、中綴じ製本などのフィニッシングを行うことが可能で、排紙トレイに排紙する。
図1で説明した印刷システムは画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、本発明は外部コントローラ102の接続された構成に限定されない。すなわち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。
まず画像形成装置101の印刷装置107の構成について説明する。画像形成装置101の印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225で構成される。さらに画像形成装置101の印刷装置107は、原稿露光部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を備える。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続される。
通信I/F217は通信ケーブル254を介してインサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110、及びフィニッシャ111と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。LANI/F218は内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220はビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222はHDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を包括的に行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。原稿露光部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザにより設置された用紙に対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿データを読み込む。レーザ露光部227は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、用紙に対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーを用紙に転写する。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーを用紙に転写する二次転写が行われる。定着部229は用紙上のトナーを熱と圧力で用紙に溶解固着するための装置であり、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給紙搬送部230は用紙を給紙するための装置であり、ローラーや各種センサーにより用紙の給紙動作、搬送動作が制御される。
次に画像形成装置101のインサータ108の構成について説明する。画像形成装置101のインサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙制御部235で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス236を介して接続される。通信I/F232は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部225は、CPU218からの指示に基づき、ローラーとセンサーを制御しながら、インサータの給紙部や印刷装置107から搬送された用紙の給紙、搬送を制御する。
次に画像形成装置101の検品装置109の構成について説明する。画像形成装置101の検品装置109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示部241、操作部242、HDD255で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F238は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU238は、メモリ239に格納された制御プログラムに応じて、検品に必要な各種制御を行う。
HDD255(記憶部)には、制御プログラムおよび、メモリ239に置かれる期待値画像の元データとなる正解画像が格納されている。CPU238は、制御プログラムをメモリ239に展開し動作する。CPU238は、HDD255に格納された正解画像を加工し正解画像よりサイズを小さくした期待値データをメモリ239に格納する。
撮影部240は、CPU238の指示に基づき、搬送された用紙を撮影する。CPU238は、撮影部240によって撮影された画像と、生成した期待値データを用い、印刷された画像が正常かどうかを判断する。表示部241は、検品結果や設定画面などが表示される。操作部242は、ユーザによって操作され、検品装置109の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。
次に画像形成装置101の大容量スタッカ110の構成について説明する。画像形成装置101の大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ246は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送された用紙をスタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送する制御を行う。
次に画像形成装置101のフィニッシャ111の構成について説明する。画像形成装置101のフィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、フィニッシング処理部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス254を介して接続される。通信I/F249は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシングや排紙に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU251からの指示に基づき、用紙の搬送、排紙を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU251からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等のフィニッシング処理を制御する。
次に外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を包括的に実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD230には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
次にクライアントPC103の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204はPC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の説明において、外部コントローラ102と画像形成装置101は内部LAN1905とビデオケーブル106が接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246、メモリ251はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。本実施例においては、メモリ239はDDRメモリ等の高速アクセス可能な揮発性のRAMを想定している。
図3は画像形成装置101のメカ断面図である。107はシートに印刷する画像を形成する印刷装置である。301および302は給紙デッキである。各給紙デッキには、各種シートを収容しておくことが可能である。各給紙デッキでは、収容されたシートの最上位のシート一枚のみを分離し、シート搬送パス303へ搬送することが可能である。304~307は現像ステーションであり、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト308に一次転写され、中間転写ベルト308は図を時計回りに回転し、309の二次転写位置でシート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が転写される。表示装置225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。311はトナー像をシートへ定着させるための定着ユニットである。定着ユニット311は加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間をシートが通過することにより、トナーを溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。定着ユニット311を抜けたシートはシート搬送パス312を通って315へと搬送される。シートの種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、定着ユニット311を通過した後、上のシート搬送パスを使って第二定着ユニット313へと搬送され、追加の溶融・圧着が施された後、シート搬送パス314を通って315へと搬送される。画像形成モードが両面の場合は、316のシート反転パスへとシートを搬送し、316で反転した後、両面搬送パス317へとシートが搬送され、二次転写位置309で2面目の画像転写が行われる。
108は挿入シートを挿入するためのインサータである。インサータ108はインサータトレイ321を備え、シート搬送パス322を通じて給紙されたシートを搬送パスへ合流させる。これにより、印刷装置107から搬送される一連のシート群に、任意の位置でシートを挿入させて後続装置へ搬送させることが可能となる。
インサータ108を通過したシートは検品装置109へ搬送される。検品装置109内にはカメラ331、332が対向する形で配置される。カメラ331はシートの上面を、カメラ332はシートの下面を読み取るためのカメラである。検品装置109は、シート搬送パス333に搬送されたシートが所定に位置に到達したタイミングで、カメラ331、332を用いてシートの画像を読み取り、装置の画像が正常であるかを判断することができる。表示装置241には検品装置109によって行われた検品結果などが表示される。
110は大容量のシートを積載することが可能な大容量スタッカである。大容量スタッカ110は、シートを積載するトレイとしてスタックトレイ341を有する。検品装置109を通過したシートはシート搬送パス344を通して大容量スタッカ110に入力されてくる。シートはシート搬送パス344からシート搬送パス345を経由して、スタックトレイ341に積載される。さらにスタッカ340は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、検品装置109によって欠陥シートと判定されたシートを排出するために使用される排紙トレイである。エスケープトレイ346に出力する場合は、シート搬送パス344からシート搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へシートが搬送される。なお大容量スタッカ110の後段の後処理装置へシートを搬送する場合には、シート搬送パス348を経由してシートが搬送される。349はシートを反転するための反転部である。この反転部349は、シートをスタックトレイ341に積載する場合に使用される。入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように、スタックトレイ341に積載する場合には反転部349で一度シートを反転させる。エスケープトレイ346や、後続の後処理装置へ搬送する場合は、積載時にフリップせずにそのままシートを排出するため、反転部349での反転動作は行わない。
111はユーザに指定された機能に応じ、搬送されたシートに対してフィニッシング処理を加えるフィニッシャである。フィニッシャ111では、具体的にはステイプル(1個所・2箇所綴じ)やパンチ(2穴・3穴)や中とじ製本等のフィニッシング機能を有する。フィニッシャ111は、351と352の2つの排紙トレイを備え、シート搬送パス353を経由して排紙トレイ351に出力される。ただしシート搬送パス353ではステイプル等のフィニッシング処理を行うことはできない。ステイプル等のフィニッシング処理を行う場合は、シート搬送パス354を経由して処理部355でユーザに指定されたフィニッシング機能が実行され、排紙トレイ352へ出力される。排紙トレイ351および352はそれぞれ昇降することが可能であり、排紙トレイ351を下降させ、処理部355でフィニッシング処理したシートを排紙トレイ351へ積載するように動作することも可能である。中とじ製本が指定された場合には中とじ処理部356で、シート中央にステイプル処理をした後、シートを二つ折りにしてシート搬送パス357を経由して中とじ製本トレイ358へ出力される。中とじ製本トレイ358はベルトコンベア構成になっており、中とじ製本トレイ358上に積載された中とじ製本束は左側へ搬送される構成となっている。
<正解画像と期待値を示す図>
図4は、HDD255に格納された正解画像、および検品装置109のCPU238によって生成された正解画像を加工してサイズを小さくした期待値データ、および期待値データを生成するためのイメージ図を示す図である。
本例では、HDD255に2ページ分の正解画像がある例を示す。図4(a)から(d)が1ページ目、図4(e)から(h)が2ページ目の正解画像および期待値データを示す図である。以下、1ページ目も2ページ目も考え方は同じなので、図4(a)から(d)を用いて説明する。
図4(a)はHDD255に格納された1ページ分の正解画像である。図4(b)は正解画像の有効画像データと印刷紙上の位置を示す図である。本実施例において、灰色下地の領域は正解画像においてある一定以上白画像(白領域)が固まって配置されていると判定された領域である。有効画像データは、灰色下地の領域以外の領域である。図4(c)は、有効画像領域を正解画像から切り出した有効画像データである。図4(d)は、有効画像データの位置情報を示すデータであり、図4(b)に示すP1-1の領域の4隅の位置情報を示している。図4(c)と図4(d)のデータが、本実施例における期待値データである。
CPU238は、HDD255に格納された図4(a)の正解画像を読み出し、図4(b)に示す白画像領域以外(白領域以外)を有効画像領域と判断する。さらにCPU238は、図4(a)に示す正解画像から有効画像領域を切り出した図4(c)の有効画像データをメモリ239に格納する。さらにCPU238は、図4(b)に示す有効画像領域の位置情報を示す図4(d)の有効画像データ位置情報をメモリ239に格納する。詳細フローについては、図5および図6で示す。
ここで、図4(a)と図4(c)および(d)のサイズを確認する。例えば、図4(a)は、A3サイズでRGB各8bitの 600dpiの正解画像とすると、データサイズは、
横7016[pixel]*縦9920[pixel]*8[bit]*3[色]=約200[MByte]
となる。
図4(c)は、有効画像データのサイズが
横5000[pixel]*縦6000[pixel]*8[bit]*3[色]=約86[MByte]
となる。
図4(d)は、各四隅の位置情報だけなので、数十[Byte]程度となる。本例において、図4(a)に対し、図4(c)+図4(d)のサイズは、約114MBの削減となる。
<外部コントローラおよび印刷装置フロー>
図5(a)は、検品処理を行う際に外部コントローラ102が行う処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)の処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行する。
S101で、外部コントローラ102は印刷ジョブの印刷指示を受信したかを判断する。S101で印刷指示を受信した場合は、S102に進み、外部コントローラ102は印刷装置107に対して印刷データを投入し、印刷の実行を指示する。
図5(b)は検品処理を行う際に印刷装置107が行う処理の流れを示すフローチャートである。図5(b)の処理は、印刷装置107のCPU222が実行する。S103で、印刷装置107は外部コントローラ102の印刷指示を受信するのを待つ。S103で外部コントローラ102からの印刷指示を受信した場合には、S104に進む。
S104で、検品装置109が検品処理を可能な状態か確認する。具体的には、検品装置109が、後述するS201からS203の期待値データの準備期間であるかどうかを確認する。期待値データの準備期間である場合は検品処理できない状態であり、それ以外の状態であれば検品処理可能であると判断し、S105に進む。
S105で、印刷装置107は外部コントローラ102から受信したジョブを印刷する。外部コントローラ102から受信するジョブには、画像データの他に、給紙先や排紙先の情報も含まれる。印刷装置107は外部コントローラ102から受信したジョブの内容に応じて、通信ケーブル254を介してインサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111を制御する。S106で、全ページ出力完了したかを判断する。全ページ出力完了するまでは、S104からS106を繰り返し、全ページ出力完了したら印刷装置107は動作を完了する。
<検品処理フロー>
図6は検品装置109が検品処理を行う際の流れを示すフローチャートである。図6の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。
全体の動作概要としては以下のステップに分かれる。S201からS203は検品装置109が検品処理を行うための期待値準備ステップで、後述するようにメモリ239に空き領域がある限り複数ページの期待値データを格納する。
S204からS211は、S203までで期待値の準備が完了後、撮影部240で撮影された出力画像を1ページずつ正常かどうか判断するページ単位で処理する期待値比較ステップである。S201からS203は、印刷ジョブが投入される前でも、操作部242で検品設定がされた事を検知し処理が可能なフローである。
S201で、検品装置109はメモリ239に期待値データの格納領域に空きがあるか確認する。空き領域がある場合は、S202に進む。空き領域がない場合は、S204に進む。S202で、検品装置109はHDD255に格納された正解画像を読み出し、期待値データを生成しメモリ239に格納する。期待値データの例は、図4(c)(d)(g)(h)である。詳細フローは図7で説明する。
ステップS203で、検品装置109は全ページ分の期待値データがメモリ239に格納できたか判断する。全ページ分の期待値データが格納されていなければ、S201に戻り、全ページ分の期待値データが格納されれば、S204に進む。S204でシートが搬送されると用紙の画像をカメラ331およびカメラ332を使用して読み取り、検品装置109のメモリ239に保存する。
ステップS205で、検品装置109はS204でメモリ239に格納した読み取り画像と、S202で格納した期待値データを用い、印刷された画像が正常かどうか判定する。詳細判定フローについては、図8で説明する。S206で、検品装置109はS205で判定した結果が正常であるか確認する。S206で、正常(検品OK)と判断された場合には、S207に進み、検品装置109の表示部241に検品結果がOKであることを表示する。次にS208に進み、検品装置109は印刷装置107に対して、印刷シートを大容量スタッカ110のスタックトレイ341に排紙するよう指示する。次に、S211に進む。
S206で欠陥(検品NG)と判断された場合には、S209に進み、検品装置109の表示部241に検品結果がNGであることを表示する。次にS210に進み、検品装置109は印刷装置107に対して、印刷シートを大容量スタッカ110のエスケープトレイ346に排紙するよう指示する。次に、S211に進む。S211で、メモリ239に次ページの期待値データがあるか判断する。期待値データがある場合は、S204に戻り、次ページの検品処理を行う。期待値データがない場合は、S212に進む。
S212は、全ページ出力完了したかを判断する。全ページ出力完了した場合は検品処理を終了する。全ページ出力完了していない場合は、残りのページを検品処理するため、S201に戻り、残りのページの検品処理を行うため、S201からS211の処理を実施する。
<期待値生成フロー>
図7は検品装置109が期待値データを生成する際の流れを示すフローチャートである。図7の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。図4も例として使用し、制御フローを説明する。
S301で検品装置109はHDD255に予め格納されている正解画像を読み出す。正解画像は、図4(a)(e)に示す画像である。S302で、有効画像領域を検知する。本実施例においては、図4(a)(e)の中で、ある一定以上白画像が固まって配置されていると判定された領域かどうかを検知する。検知結果が図4(b)(f)であり、白画像領域が灰色下地の領域であり、それ以外の領域(図4(b)ではP1-1の領域、図4(f)ではP2-1およびP2-2の領域)が有効画像領域である。S303で、S302で検知した有効画像領域の4隅の位置情報を有効画像データ位置情報としてメモリ239に格納する。具体的には図4(d)(h)である。図4(h)は、有効画像データ位置情報が2つの例であり、このように検知する事も可能である。
S304で、有効画像データ位置情報をもとに、正解画像から有効画像部のみを切り出し、メモリ239に格納する。具体的には、図4(c)(g)である。
<検品判定フロー>
図8は検品装置109がメモリ239に格納された期待値データを用い、メモリ239に格納された読み取り画像が正常かどうか判定するフローである。図8の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。
S401で、検品装置109はS204で読み取った画像に対し、有効画像領域であるか有効画像領域でないかを判定する。有効画像領域については、S402に進み、有効画像領域ではない領域についてはS403に進む。具体的には、図4(d)(h)に示す有効画像データ位置情報をもとに判定する。
S402で、有効画像領域に対しては、S204で入力された画像とメモリ239に格納された有効画像データが一致するかを判定する。具体的には、入力画像は紙を搬送する中で傾いてしまう事もあるのでアフィン変換で向きを整え、予め検品装置109に設定された検品レベルは色・濃度・スジがあるかなど検品種別に応じ、判定を行う。
S403で、有効画像領域ではない領域の判定を行う。本実施例では、白画像を示すデータであるかを判定する。すなわち、印刷画像と白画像を示すデータとを比較することで検品を行う。例えば、RGB各8bitであれば、各RGBは0~255の256諧調の濃度を取りうるので、RGBの濃度が全て5以下で、見た目では白にしか見えないような濃度であるかを判定する処理を行う。
以上説明したように、正解画像をサイズの小さい期待値データ(有効画像データと有効画像位置データ)に変換し、期待値データを用いて印刷画像が正常かどうかを判断する事が可能となる。
以下に具体的な動作例を記載し効果を説明する。
メモリ239のメモリサイズが16[GByte]とした場合、15[GByte]は期待値データの格納領域である。その他[GByte]はCPU238の制御プログラムやワーク領域、および、撮影部240で撮影した1ページもしくは2ページ分の入力画像の一次格納領域であるとする。本実施例では、A3サイズの600[dpi]の正解画像をそのまま期待値データとした場合、図4で説明したように1ページあたりの画像サイズは約200[Mbyte]である。そのため、15[GByte]の期待値データ格納領域には75ページ分しか格納する事ができない。
本実施例を用いると、1ページの期待値データの量が単純に半分になると、約150ページ分の期待値データをメモリ239に格納する事が可能となる。結果、連続で75ページしか検品処理ができなかったページが150ページまで連続して検品可能となる。例えば100ページのジョブであり、正解画像をそのまま期待値データとして格納した場合、75ページまで検品処理した後、一度印刷ジョブを停止する。そして、再度残りの25ページ分の正解画像をメモリ239に準備し、残りの25ページの検品処理を行う事となり、生産性が落ちてしまう。本実施例を用いる事で、生産性が落ちる事を防ぐことができるようになる。
実施例1においては、HDD255に予め格納された正解画像の解析を行い、期待値データの生成を行う方式を提案した。
実施例2においては、正解画像の解析を行い期待値データ生成するのではなく、ユーザが検品するための対象領域を操作部等により指示した場合に、期待値データのサイズを小さくする方法、および検査方法を提案する。
<検品対象領域を指定する表示部>
図9は正解画像をHDD255に登録時、もしくは、予めHDD255に登録された正解画像に対し検品する対象領域を指定するための検品装置109の表示部241に表示される画面の一例である。
図9(a)は読み取った正解画像の登録画面である。図9(b)は読み取った正解画像に対し検品対象領域の設定画面である。まず、図9(a)を説明する。
表示部901には検品装置109で読み取った印刷シートの画像が表示され、複数枚ある場合には902の切り替えボタンで表示する画像を切り替える事ができる。
911は901に表示された画像を正解画像として登録する指示をするボタンである。912は901に表示された正解画像に対し、検品対象領域を設定する指示をするボタンである。ボタン912を押下すると、図9(b)の画面に遷移する。913は正解画像の登録をキャンセルする指示をするボタンである。
次に、図9(b)を説明する。
930は検品対象領域である。本実施例において、検品装置109は930で指定された領域を期待値データとして使用する。具体的には、検品装置109は930で指定された領域の位置情報を実施例1の図4(d)(h)のような有効画像データ位置情報としてHDD255に格納する。
924の位置設定部と925のエリアの大きさ設定部で、検品対象領域の位置と大きさを変更できる。921は表示部901に表示された正解画像、および検品対象領域930が指定された位置情報を含め正解画像として登録を行うし時をするボタンである。922はさらに別の検品対象領域を設定する指示をするボタンである。923は検品対象領域の設定をキャンセルする指示をするボタンである。ボタン923を押下すると図9(a)の画面に戻る。
<検品処理フロー>
実施例2における、検品処理フローは図6のフローと同じである。図7と図8の期待値生成フローと検品判定フローに差があるので、差分のみ説明する。
図10は検品装置109が期待値データを生成する際の流れを示すフローチャートである。図10の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。図4も例として使用し、制御フローを説明する。
S1001で検品装置109はHDD255から予め登録された有効画像データ位置情報を読み出す。S1002で有効画像領域を検知する。その後のS303,304は実施例1と同様の処理を行うため説明を割愛する。
図11は検品装置109がメモリ239に格納された期待値データを用い、メモリ239に格納された読み取り画像が正常かどうか判定するフローである。図11の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。S401とS402は実施例1と同様の処理を行うため説明を割愛する。S1103で、有効画像領域ではない領域の判定を行う。本例では、検品の判定が不要であるため、何も処理をせず、常に判定結果はOKと判定する。
以上説明したように、ユーザが検品するための対象領域を操作部等により指示した場合に、期待値データのサイズを小さくする事が可能である。実施例1においては白画像以外の領域については有効画像領域とみなしていたが、画像がある領域も有効画像領域から除外する事が可能となり、さらに期待値データを小さくする事が可能となる。
また、当然、検品対象領域を設定した上で、検品対象領域に対し、実施例1で説明した白画像の領域を検知し、有効画像データをさらに小さくする事も可能である事は言うまでもない。
[実施例3]
実施例1および実施例2ではHDD255から正解画像、もしくは有効画像データ位置情報を読み出していた。しかしながら、正解画像登録時に、図7および図10の期待値生成フローを検品装置109が実行し有効画像データと有効画像データ位置情報を生成する事も可能である。
その場合、図6に示す検品処理フローのS202は、HDD255に格納された期待値データである有効画像データと有効画像データ位置情報をメモリ239に格納するだけである。本実施例によれば、正解画像の代わりに正解画像よりサイズの小さい期待値データをHDD255に格納する事になり、HDD255の必要メモリも削減する事が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (11)

  1. 記録シートに画像を印刷する印刷手段と、
    記録シートに印刷されている画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像を、正解画像として記憶部に登録する登録手段と、
    前記印刷手段によって印刷された画像を、前記登録手段によって登録された正解画像と比較することで検品する検品手段とを有し、
    前記登録手段は、前記読み取られた画像のうち、白領域を前記記憶部に登録することなく、前記白領域を除いた画像領域を前記記憶部に登録することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検品手段は、前記読み取られた画像のうち白領域以外の領域は前記記憶部に登録された正解画像と比較することで検品を行い、前記読み取られた画像のうち、白領域は白画像を示すデータであるかを確認することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検品手段は、前記読み取られた画像のうち白領域の検品を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記登録手段は、白領域以外の画像データの位置情報を登録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. さらに、操作部を介して検品対象領域を設定する設定手段とを有し、
    前記検品手段は、前記読み取られた画像のうち、前記設定手段によって設定された検品対象領域を検品することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 記録シートに画像を印刷する印刷ステップと、
    記録シートに印刷されている画像を読み取る読取ステップと、
    前記読取ステップによって読み取られた画像を、正解画像として記憶部に登録する登録ステップと、
    前記印刷ステップによって印刷された画像を、前記登録ステップによって登録された正解画像と比較することで検品する検品ステップとを有し、
    前記登録ステップは、前記読み取られた画像のうち、白領域を前記記憶部に登録することなく、前記白領域を除いた画像領域を前記記憶部に登録することを特徴とする画像形成方法。
  7. 前記検品ステップは、前記読み取られた画像のうち白領域以外の領域は前記記憶部に登録された正解画像と比較することで検品を行い、前記読み取られた画像のうち、白領域は白画像を示すデータであるかを確認することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  8. 前記検品ステップは、前記読み取られた画像のうち白領域の検品を行わないことを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
  9. 前記登録ステップは、白領域以外の画像データの位置情報を登録することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  10. さらに、操作部を介して検品対象領域を設定する設定ステップとを有し、
    前記検品ステップは、前記読み取られた画像のうち、前記設定ステップによって設定された検品対象領域を検品することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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