JP2022076236A - X線測定装置、x線測定方法及び機械学習方法 - Google Patents

X線測定装置、x線測定方法及び機械学習方法 Download PDF

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Abstract

【課題】X線測定装置において、本測定前の予備測定(スクリーニング)の時間を短縮化する。【解決手段】予備測定においては、予備測定点から放出された特性X線の検出により得られたスペクトルがノイズフィルタ部22を経由してスペクトル処理部20へ送られる。本測定においては、本測定点から放出された特性X線の検出により得られたスペクトルがノイズフィルタ部22をバイパスしてスペクトル処理部20へ送られる。ノイズフィルタ部22は、CNN等で構成される機械学習型フィルタを含む。学習過程では、人工的に生成されたノイズを用いて教師データが生成される。【選択図】図1

Description

本発明は、X線測定装置、X線測定方法及び機械学習方法に関し、特に、試料から放出される特性X線の測定に関する。
試料の定性解析又は定量解析で用いられるX線測定装置として、特性X線測定装置が知られている(特許文献1及び特許文献2を参照)。特性X線測定装置において、特性X線スペクトルが生成され、特性X線スペクトルの解析により、試料を構成する各元素が特定され、また、各元素の量が特定される。なお、特性X線測定機能を備えた走査電子顕微鏡、特性X線測定機能を備えた電子プローブマイクロアナライザ等も、広い意味において、特性X線測定装置の一種である。
近年では、例えば数百eV以下の軟X線領域に属する特性X線を測定する装置も実用化されている。軟X線領域内の特性X線のスペクトルを解析することにより、原子における価電子帯の状態、特に化学的結合様態を解明することが可能となる。
一般に、試料において本測定を行う箇所を特定するために、本測定に先立って予備測定(本測定点を決定するためのスクリーニング)が実施される。予備測定においては、試料上に複数の予備測定点が設定され、各予備測定点から得られる特性X線スペクトルが解析される。複数の予備測定点についての複数の解析結果を二次元マッピングすることにより、1又は複数の元素の二次元分布を示すマップが生成される。表示されたマップを観察した検査者により本測定点が決定され、あるいは、生成されたマップの解析により本測定点が自動的に決定される。
特開2019-200126号公報 特開2001-176439号公報
予備測定つまりスクリーニングにおいて、一定の解析精度を得るため、予備測定点ごとの測定時間を長くし、信号ノイズ比(SN比)を高めることが望まれる。しかし、予備測定点ごとの測定時間を長くすると、予備測定それ全体として多大なる時間を要してしまう。
本発明の目的は、予備測定時間を短縮化することにある。あるいは、本発明の目的は、予備測定時間を短縮化してもスクリーニングを適切に行えるようにすることにある。
本発明に係るX線測定装置は、予備測定において試料上に予備測定点群を設定し、本測定において前記試料上に本測定点を設定する制御部と、前記予備測定において前記予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、前記本測定において前記本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成するスペクトル生成部と、前記予備測定において前記X線スペクトル群が入力されるノイズフィルタ部と、前記予備測定において前記ノイズフィルタ部から出力された各X線スペクトルを処理し、前記本測定において前記ノイズフィルタ部をバイパスしたX線スペクトルを処理する処理部と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るX線測定方法は、試料上に設定された予備測定点群から放出された特性X線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいて特性X線スペクトル群を生成し、前記特性X線スペクトル群をノイズフィルタ部に入力し、前記ノイズフィルタ部から出力された特性X線スペクトル群を処理する予備測定工程と、前記試料上に設定された本測定点から放出された特性X線を検出することにより得られた検出信号に基づいて特性X線スペクトルを生成し、前記特性X線スペクトルを前記ノイズフィルタ部に送ることなく処理し又は表示する本測定工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る機械学習方法は、複数の教師データを生成する工程と、前記複数の教師データを機械学習型フィルタに与えて当該機械学習型フィルタを学習させる工程と、を含み、前記各教師データは、正解データとしての特性X線スペクトルと、前記特性X線スペクトルに対して人工的に生成されたノイズを加えることにより生成されたノイズ含有特性X線スペクトルと、により構成される、ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、情報処理装置において実行されるプログラムであって、予備測定において試料上に設定された予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、本測定において前記試料上に設定された本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成する機能と、前記予備測定において前記X線スペクトル群に対してノイズ低減処理を適用する機能と、前記予備測定において前記ノイズ低減処理が適用されたX線スペクトル群を処理し、前記本測定において前記ノイズ低減処理をバイパスしたX線スペクトルを処理する機能と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、予備測定時間を短縮化できる。あるいは、本発明によれば、予備測定時間を短縮化してもスクリーニングを適切に行える。
実施形態に係るX線測定装置を示すブロック図である。 測定部の構成例を示す図である。 予備測定点群及び本測定点を示す図である。 学習方法を説明するための図である 原スペクトルを示す図である。 振幅調整後のスペクトルを示す図である。 ノイズ含有スペクトルの第1例を示す図である。 ノイズ含有スペクトルの第2例を示す図である。 ノイズ含有スペクトルの第3例を示す図である。 動作例を示すフローチャートである。 変形例に係る動作例を示すフローチャートである。 他の学習方法を説明するための図である。 第1表示例を示す図である。 第2表示例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)実施形態の概要
実施形態に係るX線測定装置は、制御部、スペクトル生成部、ノイズフィルタ部、及び、処理部を有する。制御部は、予備測定において試料上に予備測定点群を設定し、本測定において試料上に本測定点を設定する。スペクトル生成部は、予備測定において予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、本測定において本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成する。ノイズフィルタ部は、予備測定においてX線スペクトル群が入力される。処理部は、予備測定においてノイズフィルタ部から出力された各X線スペクトルを処理し、本測定においてノイズフィルタ部をバイパスしたX線スペクトルを処理する。
上記構成によれば、予備測定においてノイズフィルタ部が機能する。すなわち、ノイズフィルタ部により、個々のX線スペクトルに含まれるノイズが低減される。その後、ノイズフィルタ部から出力された複数のX線スペクトル群が処理される。ノイズフィルタ部の作用がノイズを超えてX線スペクトル実体に及び、これによりX線スペクトルの形態が変化しても、スクリーニングを行える限りにおいて、つまり本測定点を決定できる限りにおいて、そのような形態の変化は許容し得る。予備測定後に本測定が実行される。その際には、基本的に、ノイズフィルタ部は機能せず、本測定で得られたX線スペクトルがそのまま処理対象となる。但し、上記ノイズフィルタ部とは異なる一般的なフィルタを、本測定で得られたX線スペクトルに適用してもよい。
以上のように、ノイズフィルタ部は、暫定的又は一時的に機能するスクリーニング専用のフィルタ部である。ノイズフィルタ部によるスペクトル処理を前提として、予備測定点ごとの測定時間を短縮化できる。測定時間を短縮化しても、スクリーニングを適切に行える。
上記構成において、当然ながら、予備測定と本測定では、同じ試料が測定対象となる。処理部の概念には解析部、表示処理等が含まれる。予備測定では、予備測定点群の中から順次選択された予備測定点に対して電子ビーム、イオンビーム等が照射される。よって、ノイズフィルタ部は、予備測定において、順次入力されるX線スペクトルを順次処理する。測定されるX線は、本実施形態において特性X線であり、特に、軟X線領域に属する特性X線である。ノイズフィルタ部の実体は、ハードウエア又はソフトウエアである。
実施形態において、ノイズフィルタ部はノイズ低減作用を発揮する機械学習型フィルタを含む。機械学習型フィルタはCNN(Convolutional neural network)等の学習器で構成される。機械学習型フィルタの学習過程において、人工的に生成されたノイズを含有するスペクトルが用いられてもよい。
実施形態において、予備測定における予備測定点ごとの測定時間は本測定における本測定点の測定時間よりも短い。この構成によれば、予備測定それ全体の時間を短縮化でき、本測定の開始タイミングを早められる。測定時間は、一般に、露光時間に相当する。
実施形態に係るX線測定装置は、X線スペクトル群の解析結果に基づいて試料の組成分布を示すマップを生成するマップ生成部を含む。マップに基づいて本測定点が決定される。その場合、マップを参照したユーザーにより本測定点が指定されてもよいし、マップの解析により本測定点が自動的に決定されてもよい。
実施形態に係るX線測定装置は、選択的に使用される複数の波長分散デバイスを備えて複数の波長分散デバイスの中から選択された波長分散デバイスを用いて特性X線を検出するX線測定部を含む。ノイズフィルタ部は、複数の波長分散デバイスに対応した複数のノイズフィルタを有する。複数のノイズフィルタの中から、選択された波長分散デバイスに対応するノイズフィルタが選択される。複数の波長分散デバイスに対応する複数のノイズフィルタを用意しておけば、使用する波長分散デバイスを切り替えた場合において、ノイズフィルタ部を適切に機能させることが可能となる。この構成は、波長分散デバイスの機能や特性がスペクトルに現れる可能性を考慮したものである。
実施形態に係るX線測定方法は、予備測定工程、及び、本測定工程を有する。予備測定工程では、試料上に設定された予備測定点群から放出された特性X線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいて特性X線スペクトル群が生成され、特性X線スペクトル群がノイズフィルタ部に入力され、ノイズフィルタ部から出力された特性X線スペクトル群が解析される。本測定工程では、試料上に設定された本測定点から放出された特性X線を検出することにより得られた検出信号に基づいて特性X線スペクトルが生成される。特性X線スペクトルが、ノイズフィルタ部を経由することなく、解析され又は表示される。測定される特性X線は、例えば、軟X線領域に属する特性X線である。特性X線は、試料への電子ビーム、イオンビーム、X線等の照射により生成される。
実施形態に係る機械学習方法は、複数の教師データを生成する工程と、複数の教師データを機械学習型フィルタに与えて当該機械学習型フィルタを学習させる工程と、を含む。各教師データは、正解データとしての特性X線スペクトルと、特性X線スペクトルに対して人工的に生成されたノイズを加えることにより生成されたノイズ含有特性X線スペクトルと、により構成される。この構成によれば、多数の教師データを容易に生成できる。
実施形態に係るプログラムは、生成機能、ノイズ低減機能、及び、処理機能を有する。生成機能は、予備測定において試料上に設定された予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、本測定において試料上に設定された本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成する機能である。ノイズ低減機能は、予備測定においてX線スペクトル群に対してノイズ低減処理を適用する機能である。処理機能は、予備測定においてノイズ低減処理が適用されたX線スペクトル群を処理し、本測定においてノイズ低減処理をバイパスしたX線スペクトルを処理する機能である。
(2)実施形態の詳細
図1には、実施形態に係るX線測定装置が開示されている。X線測定装置は、具体的には、軟X線測定機能を備えた走査電子顕微鏡である。X線測定装置の他の例として、軟X線測定機能を用いた電子プローブマイクロアナライザが挙げられる。
X線測定装置は、測定部10及び情報処理部12を備える。測定部10は、実施形態において、軟X線測定器14を有する。測定部10の構成については後に図2を用いて詳述する。情報処理部12は、例えば、コンピュータで構成される。情報処理部12は、プログラムを実行するプロセッサを有する。図1においては、プロセッサが発揮する複数の機能が複数のブロックにより表現されている。プロセッサは例えばCPUである。
スペクトル生成部16は、軟X線測定器14から出力された検出信号に基づいてスペクトルを生成する。スクリーニングとしての予備測定においては、試料上に予備測定点アレイが設定され、それを構成する予備測定点ごとにそこから放出された特性X線が検出される。これにより、予備測定点ごとにスペクトルが生成される。予備測定点アレイ全体として、複数のスペクトルにより構成されるスペクトル群が生成される。予備測定後の本測定においては、試料上に本測定点が設定され、本測定点から放出された特性X線を検出することにより、スペクトルが生成される。そのスペクトルが解析され、又は、そのスペクトルが表示される。
なお、個々の予備測定点及び本測定点が一定の広がりをもった領域であってもよい。本測定において、複数の本測定点が定められてもよい。
予備測定においては、スペクトル生成部16で生成された複数のスペクトルがノイズフィルタ部22を介してスペクトル処理部20へ順次送られる。本測定においては、スペクトル生成部16で生成されたスペクトルがノイズフィルタ部22をバイパスしてスペクトル処理部20へ送られる。
ノイズフィルタ部22は、上記のように、予備測定において機能するものであり、本測定では機能しない。ノイズフィルタ部22は少なくとも1つのノイズフィルタを備えている。ノイズフィルタの実体は、学習済みの学習器であり、例えばCNNで構成される。予備測定では、個々のスペクトルに重畳しているノイズがノイズフィルタにより除去される。逆に言えば、そのようなノイズ除去作用が得られるように、学習器に対して学習済みデータ26が与えられている。学習済みデータ26は、例えば、CNNパラメータセットにより構成される。
スペクトル処理部20は、解析部として機能する。スペクトル処理部20は、予備測定において個々のスペクトルを解析する。具体的には、試料を構成する各元素を特定し、各元素の量を特定する。スペクトル処理部20は、本測定において、必要に応じて、試料を構成する各元素をより高精度に特定し、各元素の量をより高精度に特定する。本測定において、スペクトルの形態に基づいて、元素の価電子帯の状態、例えば、化学的結合状態が解析されてもよい。スペクトルに含まれる複数の特性X線(特定元素のL線、K線等)が解析されてもよい。スペクトル解析方法として各種の方法が挙げられる。
マップ生成部28は、予備測定において、スペクトル群の解析結果に基づいて、試料中の1又は複数の元素の二次元分布を示すマップを生成する。本測定において、マップが生成されてもよい。
本測定点決定部30は、マップに基づいて本測定点を自動的に決定するものである。例えば、特定の元素が存在する領域の中心点が特定され、その中心点が本測定点として定められる。マップを画面上に表示し、表示されたマップ上においてユーザーが本測定点を指定してもよい。本測定点の座標情報が本測定点決定部30から制御部36へ送られている。
表示処理部18には、予備測定において、ノイズフィルタ部22を通過する前のスペクトル群、ノイズフィルタ部22を通過した後のスペクトル群、信号解析結果、マップ、本測定点の座標、等が与えられている。表示処理部18には、本測定において、スペクトル、信号解析結果、等が与えられている。表示処理部18は、表示器34に表示する画像を生成する。表示処理部18は、カラー処理機能、画像合成機能等を有する。
記憶部24は、半導体メモリ等により構成される。記憶部24には、予備測定において、ノイズフィルタ部22を通過する前のスペクトル群、ノイズフィルタ部22を通過した後のスペクトル群、信号解析結果、マップ、等が記憶される。本測定において、記憶部24には、スペクトル、信号解析結果、マップ、等が記憶される。修正部32は、予備測定で得られたデータを本測定で得られたデータにより修正するものである。例えば、修正部32により、予備測定で生成されたスペクトルやマップが本測定結果に従って修正される。
制御部36は、X線測定装置を構成する各要素の動作を制御するものである。制御部36は、予備測定点群及び本測定点を設定する手段、可動ステージを制御する手段、電子線の照射位置を制御する手段、等として機能する。制御部36には入力器38が接続されている。入力器38を用いて本測定点の位置を指定し得る。入力器38は、キーボード、ポインティングデバイス等により構成される。表示器34は例えばLCDで構成される。
図2には、測定部10の構成例が示されている。図示された測定部10は、鏡筒40、ハウジング44、及び、軟X線測定器14を有する。鏡筒40内には、電子銃、レンズ系、偏向器等が収容されている。ハウジング44の内部が試料室42である。試料室42内には、可動ステージ46が設けられている。可動ステージ46に対して、試料48を保持したホルダ50が固定されている。
電子線52が試料48上の測定点(予備測定点又は本測定点)へ照射される。これにより測定点から特性X線が放出される。例えば、300eV以下、200eV以下又は100eV以下のエネルギーを有する軟X線が軟X線測定器14により測定される。なお、測定範囲の下限は、例えば、数十eVであり、具体的には、25eV、50eV等である。
軟X線測定器14は、波長分散型軟X線測定器である。軟X線測定器14は、波長分散デバイス58、CCD(CCDカメラ)72、コントローラ74、等を有する。波長分散デバイス58は、複数の回折格子(複数のグレーティング)60,61、交換機構66、等を有する。各回折格子(複数のグレーティング)60,61は分光器である。
回折格子60は、例えば、50~170eVの範囲内において波長分散機能を発揮する。回折格子61は、例えば、70~210eVの範囲分散機能を発揮する。それらの回折格子60,61は、選択的に使用される。交換機構66は、使用する回折格子60,61を選択する機構である。回転運動又は直線運動により、使用する回折格子60,61が交換される。
各回折格子60,61の表面60Aには、収差を抑制するために、非均等間隔で複数の溝が形成されている。入射X線56に対して、波長に応じた出射角度で出射X線64が生じる。図2においては、入射X線56の入射角度がαで示され、出射X線64の出射角度がβで示されている。符号62は表面60Aの法線である中心線を示している。なお、表面60Aは僅かに湾曲している。
符号68は交換機構66の動作を制御する信号を示している。符号76は検出信号を示している。CCD72は二次元配列された複数の検出素子を有する。波長ごとに、つまり、検出素子列ごとに複数の検出信号が積算される。コントローラ74から出力される検出信号76に基づいてスペクトルが生成される。
図3の(A)には、予備測定において試料48上に設定される観察エリア78内の予備測定点群(予備測定点アレイ)80が示されている。図3の(B)には、本測定において試料48上に設定される本測定点86が示されている。具体的には、(A)において、試料48の表面上には、x方向及びy方向に並ぶ複数の予備測定点82からなる予備測定点群80が設定される。例えば、予備測定点群80は、128×128個の予備測定点82により構成される。通常、それらの予備測定点82は密に設定されるが、図3においては、図面簡略化のために複数の予備測定点82の相互間隔が広がっている。予備測定において生成されるマップに基づいて、例えば特定の部分84が本測定の対象として選定される。
具体的には、(B)に示すように、特定の部分84の中心が本測定点86として指定される。複数の本測定点が指定されてもよい。マップに基づいて本測定点86が自動的に設定されてもよい。
個々の予備測定点ごとの測定時間は短時間としての第1時間に設定され、本測定点の測定時間は長時間としての第2時間に設定される。第2時間は、例えば、第1時間の数倍から数十倍に相当し、あるいは数百倍以上に相当する。
良好なSN比を得るために第1時間を第2時間と同じ又はそれに近い時間とすると、予備測定それ全体として多大なる時間を要してしまう。その間における試料劣化、環境変化等が問題となる。実施形態においては、予備測定においてノイズフィルタ部を機能させており、各スペクトル中のノイズがノイズフィルタ部により低減され、見かけ上、SN比の向上が図られている。これにより第1時間をかなり短くしてもスクリーニング用のマップを生成することが可能である。ノイズフィルタ部の作用により、真のスペクトル実体まで損なわれてしまう可能性があるが、スクリーニングに限っては、そのような若干の不都合は許容され得る。また、後述するように、スクリーニングに適う作用をもったフィルタが構成されればよいので、フィルタの学習段階で必要となる多量の学習用教師データを簡易的に生成することが許容される。なお、試料、加速電圧、観測エネルギー範囲、素子感度等に応じて、第1時間及び第2時間が定められる。
図4には、ノイズフィルタ部に格納する学習済みデータ(CNNパラメータセット)の生成方法(生成アルゴリズム)が示されている。X線測定装置内のコンピュータを用いて学習済みデータを生成してもよいし、他のコンピュータを用いて学習済みデータを生成してもよい。図4に示されている複数のブロックは、原スペクトル記憶部90及び教師データ記憶部100を除いて、プロセッサが発揮する複数の機能に相当する。
原スペクトル記憶部90は、原スペクトルを記憶したメモリにより構成される。原スペクトルとして、過去に長時間かけて取得されたノイズの少ないスペクトルを用い得る。スペクトルの波長域は、X線回折格子の波長域に合わせられる。実際の試料に近い標準試料から得られたスペクトルを原スペクトルとしてもよい。複数の原スペクトルを原スペクトル記憶部90に格納してもよい。
前処理器92は、原スペクトル記憶部90から読み出された原スペクトルに対して、その強度を操作するための係数を乗算するものである。例えば、0.1が原スペクトルに乗算される。これにより、1/10の測定時間で得られるスペクトルに相当するスペクトルが得られる。乗算する係数として他の数値が利用されてもよい。係数乗算後のスペクトルが基準スペクトルとなり、それは正解スペクトルとして利用される。
ノイズ成分生成器94は、基準スペクトルに重畳するノイズ(ノイズ成分としての複数のスパイクノイズ)を生成するものである。乱数発生器96は、基準スペクトルにおける波長(エネルギー)ごとに、強度を中心とするポアソン分布に従う乱数を生成する。複数の波長に対応する複数の乱数によりノイズが構成される。合成器98は、基準スペクトルに対して上記のように人工的に生成されたノイズを合成し、これによりノイズ含有スペクトルを生成する。
基準スペクトルである正解スペクトルとそこから生成されたノイズ含有スペクトルからなるスペクトルペアが1つの教師データ(1つの訓練データ)を構成する。教師データは教師データ記憶部100に格納される。ノイズ成分生成器94においては理論上、無限のノイズを生成することができる。すなわち、十分なる個数の教師データを容易に生成し得る。
学習器102は、CNNで構成され、それに対して多数の教師データを順次与えることにより、学習器102それ自身が学習を行う。すなわち、ノイズ含有スペクトルを入力した場合に、学習器102の出力が正解スペクトルに近付くように、CNNパラメータセットが徐々に優良化される。最終的に得られる学習済みデータ26がCNNで構成されるノイズフィルタ部へ与えられる。
図5には、原スペクトル104が例示されている。図6には、基準スペクトル106が例示されている。図7には、ノイズ含有スペクトルの第1例が示されている。図8には、ノイズ含有スペクトルの第2例が示されている。図7及び図8において、各ノイズ含有スペクトル108,110に含まれる基準スペクトルは、原スペクトルに対して係数0.1を乗算することにより生成される。図9には、第3例に係るノイズ含有スペクトル112が示されている。それに含まれる基準スペクトルは、原スペクトルに対して係数0.02を乗算することにより生成される。
図10には、X線測定装置の動作例が示されている。S10では、予備測定が実施される。個々の予備測定点ごとの測定時間は短時間である。選択された予備測定点に対して電子線が照射され、当該予備測定点から放出される特性X線が検出される。予備測定ではノイズフィルタ部が機能する。S12において、すべての予備測定点についての測定が完了したと判断されるまで、S10が繰り返し実行される。各予備測定点から得られたスペクトルはノイズフィルタ部へ送られ、各スペクトルに含まれるノイズが低減される。その上で、個々のスペクトルが解析される。
S14では、予備測定点群から得られたスペクトル群の解析結果に基づいてマップが生成され、そのマップが表示される。S16において、試料中に詳細測定を行うべき部位が見出され、これにより本測定を行うべきと判断された場合、S18において、1又は複数の本測定点が決定される。本測定点の位置は、ユーザーにより指定されあるいはマップに基づいて自動的に決定される。
S20では、本測定が実施される。本測定点に対して電子線が照射され、本測定点から放出される特性X線が検出される。本測定点の測定時間は長時間である。本測定では、スペクトルはノイズフィルタ部には送られず、つまりバイパスされる。複数の本測定点が定められている場合、S20が繰り返し実行される。S22において、本測定が完了したと判断された場合、S24において、本測定結果が表示される。その場合、本測定で得られたスペクトルが表示されてもよいし、そのスペクトルの解析結果が表示されてもよい。
図11には変形例が示されている。図10に示した工程と同じ工程には同一の工程番号を付し、その説明を省略する。
S30では、予備測定において取得されたスペクトルを表示するか否かが判断される。S32では、ユーザーにより選択されたスペクトルが表示される。その際に複数のスペクトルが表示されてもよい。表示されるスペクトルとして、フィルタ処理前のスペクトル又はフィルタ処理後のスペクトルを選択できるようにしてもよい。マップと共にスペクトルを観察することにより、本測定を行うか否かが判断されてもよい。
S34では、本測定結果を用いたフィードバックを行うか否かが判断される。フィードバックを行う場合、S36において、予備測定において取得されたスペクトルやマップが本測定結果に基づいて修正される。修正後のスペクトル及びマップが表示される。修正方法としては各種の方法が考えられる。
図12には、変形例に係る構成が示されている。変形例においては、複数のX線回折格子に対応して複数のノイズフィルタが用意される。使用するX線回折格子に対応するノイズフィルタが選択的に使用される。なお、図12において、図4に示した要素と同一の要素には同一符号を付しその説明を省略する。
原スペクトル記憶部90Aには、第1原スペクトル114及び第2原スペクトル116が格納されている。第1原スペクトル114は、第1回折格子を用いて取得されたスペクトルである。第2原スペクトル116は、第2回折格子を用いて取得されたスペクトルである。第1原スペクトル114に基づいて第1ノイズ含有スペクトルが生成され、これにより第1教師データが生成される。第2原スペクトル116に基づいて第2ノイズ含有スペクトルが生成され、これにより第2教師データが生成される。多数の第1教師データ及び多数の第2教師データが生成され、それら教師データ記憶部100に記憶される。
教師データ記憶部100から読み出された多数の第1教師データが学習器102Aに与えられ、学習器102Aの学習が行われる。これにより第1学習済みデータとしての第1パラメータセット118が生成される。それはノイズフィルタ部22Aに与えられる。それが符号122で示されている。教師データ記憶部100から読み出された多数の第2教師データが学習器102Aに与えられ、学習器102Aの学習が行われる。これにより第2学習済みデータとしての第2パラメータセット120が生成される。それはノイズフィルタ部22Aに与えられる。それが符号124で示されている。
ノイズフィルタ部22Aは、2つのノイズフィルタを有し、具体的には、第1パラメータセット122及び第2パラメータセット124を有する。使用するX線回折格子に対応したノイズフィルタつまりパラメータセットが選択される。その選択は制御部において行われる。
図13には第1表示例が示されている。表示画面126内には、予備測定で得られたマップ128及び本測定で得られたスペクトル130が表示されている。図14には第2表示例が示されている。表示画面132内にはノイズフィルタ部を通過する前のスペクトル134とノイズフィルタ部を通過した後のスペクトル136とが表示されている。このような表示を行うことにより、ノイズフィルタ部の作用を目視確認することが可能となる。
上記実施形態において、可動ステージの移動及び電子線の移動の両方又は一方により測定点が切り替えられる。本測定で得られたスペクトルの表示に際しては、スペクトル形状についての評価値(化学結合状態を示す指標)を演算し、その評価値を表示してもよい。回折格子に変えて結晶を利用してもよい。CCDカメラに変えてC-MOSカメラを利用してもよい。原スぺクトルとして、人工的に生成されたスペクトルを利用してもよい。ノイズの発生に際しては上記以外の方法を利用できる。ノイズ幅をランダムに変化させてもよい。
10 測定部、12 情報処理部、14 軟X線測定器、16 スペクトル生成部、20 スペクトル処理部、22 ノイズフィルタ部、28 マップ生成部、30 本測定点決定部。

Claims (8)

  1. 予備測定において試料上に予備測定点群を設定し、本測定において前記試料上に本測定点を設定する制御部と、
    前記予備測定において前記予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、前記本測定において前記本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成するスペクトル生成部と、
    前記予備測定において前記X線スペクトル群を処理するノイズフィルタ部と、
    前記予備測定において前記ノイズフィルタ部から出力された各X線スペクトルを処理し、前記本測定において前記ノイズフィルタ部をバイパスしたX線スペクトルを処理する処理部と、
    を含むことを特徴とするX線測定装置。
  2. 請求項1記載のX線測定装置において、
    前記ノイズフィルタ部はノイズ低減作用を発揮する機械学習型フィルタを含む、
    ことを特徴とするX線測定装置。
  3. 請求項1記載のX線測定装置において、
    前記予備測定における前記予備測定点ごとの測定時間は前記本測定における前記本測定点の測定時間よりも短い、
    ことを特徴とするX線測定装置。
  4. 請求項1記載のX線測定装置において、
    前記X線スペクトル群の解析結果に基づいて前記試料の組成分布を示すマップを生成するマップ生成部を含み、
    前記マップに基づいて前記本測定点が決定される、
    ことを特徴とするX線測定装置。
  5. 請求項1記載のX線測定装置において、
    選択的に使用される複数の波長分散デバイスを備え、前記複数の波長分散デバイスの中から選択された波長分散デバイスを用いて特性X線を検出するX線測定部を含み、
    前記ノイズフィルタ部は、前記複数の波長分散デバイスに対応した複数のノイズフィルタを有し、
    前記複数のノイズフィルタの中から前記選択された波長分散デバイスに対応するノイズフィルタが選択される、
    ことを特徴とするX線測定装置。
  6. 試料上に設定された予備測定点群から放出された特性X線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいて特性X線スペクトル群を生成し、前記特性X線スペクトル群をノイズフィルタ部に入力し、前記ノイズフィルタ部から出力された特性X線スペクトル群を解析する予備測定工程と、
    前記試料上に設定された本測定点から放出された特性X線を検出することにより得られた検出信号に基づいて特性X線スペクトルを生成し、前記特性X線スペクトルを前記ノイズフィルタ部に送ることなく解析し又は表示する本測定工程と、
    を含むことを特徴とするX線測定方法。
  7. 請求項2記載の機械学習型フィルタの機械学習方法であって、
    複数の教師データを生成する工程と、
    前記複数の教師データを前記機械学習型フィルタに与えて当該機械学習型フィルタを学習させる工程と、
    を含み、
    前記各教師データは、正解データとしての特性X線スペクトルと、前記特性X線スペクトルに対して人工的に生成されたノイズを加えることにより生成されたノイズ含有特性X線スペクトルと、により構成される、
    ことを特徴とする機械学習方法。
  8. 情報処理装置において実行されるプログラムであって、
    予備測定において試料上に設定された予備測定点群から放出されたX線群を検出することにより得られた検出信号群に基づいてX線スペクトル群を生成し、本測定において前記試料上に設定された本測定点から放出されたX線を検出することにより得られた検出信号に基づいてX線スペクトルを生成する機能と、
    前記予備測定において前記X線スペクトル群に対してノイズ低減処理を適用する機能と、
    前記予備測定において前記ノイズ低減処理が適用されたX線スペクトル群を処理し、前記本測定において前記ノイズ低減処理をバイパスしたX線スペクトルを処理する機能と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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