JP2022075798A - ポリアミック酸、ポリイミド樹脂及びポリイミドフィルム - Google Patents

ポリアミック酸、ポリイミド樹脂及びポリイミドフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の一実施例は、高い屈折率及び低い黄色度を有するポリイミドフィルム及びポリイミド樹脂に関する。また、本発明の一実施例は、高い屈折率及び低い黄色度を有するポリイミドフィルム及びポリイミド樹脂の製造に使用可能なポリアミック酸に関する。【解決手段】サイズが2.8~3.5Åである第1モノマー成分と、サイズが2.3~2.6Åである第3モノマー成分とからなるジアミンモノマーを用い、サイズが1.5~4.0Åであるジアンヒドリドモノマーを用いる。第3モノマー成分は、ジアミンモノマーの総量に対して10~50モル%の含量で含まれる。ここで、モノマーサイズは、化学計算法に基づいて、モノマーの最も広い面をx-z面と平行に位置させた後、y軸方向への長さを測定した時に現れる最も長い値と定義される。【選択図】図1

Description

本発明は、高い屈折率及び低い黄色度を実現できるポリアミック酸、ポリイミド及びこ
れを含むフィルムに関する。
一般に、ポリイミド(PI)フィルムはポリイミド樹脂をフィルム化したものであり、
ポリイミド樹脂は、ジアンヒドリド化合物とジアミン化合物の反応、又は、ジアンヒドリ
ド化合物とジイソシアネート化合物によって製造され得る。
ポリイミドフィルムは優れた機械的特性、耐熱性、電気絶縁性を有していることから、
半導体の絶縁膜、表示装置の電極保護膜、フレキシブル印刷配線回路用基板などの広範囲
な分野で用いられている。
一般に、ポリイミド樹脂は、高い芳香族環密度のため褐色及び黄色に着色されており、
可視光線領域にて光透過率が低く、大きい複屈折率を有するので、光学部材への使用には
限界がある。
米国特許第4595548号、第4603061号、第4645824、第48959
72号、第5218083号、第5093453号、第5218077号、第53670
46号、第5338826号、第5986036号、第6232428号及び大韓民国特
許公開公報第2003-0009437号に、芳香族ジアンヒドリドと芳香族ジアミンに
よって製造され、熱的特性が大きく低下しない範囲で透過度及び色相の透明度が向上した
ポリイミドが開示されている。しかし、かかるポリイミドは、機械的特性、耐熱性及び屈
折率の側面において表示装置又は照明用機器に使用するには足りない点がある。
最近、表示装置又は照明装置などの効率向上のために有機発光ダイオード(OLED、
特に、能動型有機発光ダイオード(AMOLED))が使用されている。
有機発光ダイオード(OLED)を含む表示装置又は照明装置は、多層の積層構造を有
する。したがって、有機発光ダイオードで発生した光が表示装置又は照明装置の外部に放
出されるためには多層の積層構造を通過する必要がある。ところが、有機発光ダイオード
で発生した光が多層の積層構造を通過する過程で光導波(wave guide)効果又
は全反射などが発生し、光が損失することがある。その結果、現在、有機発光ダイオード
の外部量子効率は低いレベルに留まっている。
ポリイミド樹脂又はポリイミドフィルムを、有機発光ダイオードを含む表示装置又は照
明装置の絶縁層又は光学フィルムとして用いるためには、電極に用いられる物質の屈折率
と類似する程度の高い屈折率及び耐熱性を有する必要がある。しかし、透明高分子素材は
内部構成分子の電子特性のため、1.70以上の屈折率を有し難いという問題点がある。
本発明の一実施例は、低い黄色度及び高い屈折率を有するポリイミド樹脂及びポリイミ
ドフィルムを提供することを目的とする。
本発明の他の実施例は、低い黄色度及び高い屈折率を有するポリイミドフィルムの製造
に使用可能なポリアミック酸を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一実施例は、ジアミンモノマー及びジアンヒドリド
モノマーの反応によって得られ、前記ジアミンモノマーは、サイズが2.8~3.5Åで
ある第1モノマー成分を含み、前記ジアンヒドリドモノマーのサイズは1.5~4.0Å
であり、前記モノマーサイズは、分子モデリングプログラム ガウシアン(Gaussi
an)09を用いて測定したものであり、Z-マトリックスコーディネート(Z-mat
rix coordinate)化学計算法に基づいて、モノマーの最も広い面をx-z
面と平行に位置させた後、y軸方向への長さを測定した時に現れる最も長い値と定義され
る、ポリアミック酸を提供する。
前記第1モノマー成分は、トランス-1,4-シクロヘキサンジアミン(trans-
1,4-Cyclohexane diamine,tCHD)、1,4-シクロヘキサ
ンジアミン(1,4-Cyclohexane diamine,14CHD)、1,3
-シクロヘキサンジアミン(1,3-Cyclohexanediamine,13CH
D)、1,2-シクロヘキサンジアミン(1,2-Cyclohexanediamin
e,12CHD)及び2-フルオロ-1,4-シクロヘキサンジアミン(2-Fluor
o-1,4-Cyclohexane diamine)から選ばれる1種以上を含む。
前記ジアンヒドリドモノマーは、ビフェニルテトラカルボン酸ジアンヒドリド(3,3
,4,4-Biphenyltetracarboxylic dianhydride
,BPDA)、ピロメリト酸ジアンヒドリド(1,2,4,5-benzene tet
racarboxylic dianhydride,pyromellictic a
cid dianhydride,PMDA)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジアン
ヒドリド(3,3,4,4-Benzophenone tetracarboxyli
c dianhydride,BTDA)、オキシジフタル酸ジアンヒドリド(4,4-
Oxydiphthalic dianhydride,ODPA)及びビスジカルボキ
シフェノキシジフェニルスルフィドジアンヒドリド(4,4-bis(3,4-dica
rboxyphenoxy)diphenyl sulfide dianhydrid
e,BDSDA)から選ばれる1種以上を含む。
前記ジアミンモノマーは、サイズが1.5~1.8Åである第2モノマー成分をさらに
含むことができる。
前記第2モノマー成分は、p-フェニレンジアミン(para-phenylene
diamine,pPDA)、m-フェニレンジアミン(meta-phenylene
diamine,mPDA)、2-クロロ-1,4-フェニレンジアミン(2-Chl
oro-1,4-phenylenediamine)、2,5-ジクロロ-1,4-フ
ェニレンジアミン(2,5-Dichloro-1,4-phenylenediami
ne)、2-フルオロ-1,4-フェニレンジアミン(2-Fluoro-1,4-ph
enylenediamine)及び2,3,5,6-テトラフルオロ-1,4-フェニ
レンジアミン(2,3,5,6-Tetrafluoro-1,4-phenylene
diamine)から選ばれる1種以上を含む。
前記第2モノマー成分は、前記ジアミンモノマーの総重量に対して10~50モル%の
含量で含むことができる。
前記ジアミンモノマーは、サイズが2.3~2.6Åである第3モノマー成分をさらに
含むことができる。
前記第3モノマー成分は、4-アミノベンゾ酸4-アミノフェニルエステル(4-Am
inobenzoic acid 4-aminophenyl ester,4ABA
)、4,4’-ジアミノベンゾフェノン(4,4’-Diaminobenzophen
one)、ベンジジン(Benzidine)及び4,4’-ジアミノジフェニルメタン
(4,4’-Diaminodiphenylmethane)から選ばれる1種以上を
含む。
前記第3モノマー成分は前記ジアミンモノマーの総重量に対して10~50モル%の含
量で含まれる。
本発明の他の実施例は、前記ポリアミック酸のイミド化反応によって得られたポリイミ
ド樹脂を提供する。
本発明のさらに他の実施例は、前記ポリアミック酸のイミド化反応によって形成された
ポリイミドフィルムを提供する。
前記ポリイミドフィルムは1.67以上の屈折率を有することができる。
前記ポリイミドフィルムは20以下の黄色度(YI)を有することができる。
前記ポリイミドフィルムは50~250℃で20ppm/℃以下の熱膨張係数(CTE
)を有することができる。
前記ポリイミドフィルムは、550nmにて83%以上の透過度を有する。
本発明のさらに他の実施例は、前記ポリイミドフィルムを含む照明機器を提供する。
本発明のさらに他の実施例は、前記ポリイミドフィルムを含む表示装置を提供する。
本発明のさらに他の実施例は、前記ポリイミド樹脂を含む表示装置を提供する。
本発明によれば、低い黄色度及び高い屈折率を有するポリイミドフィルムが提供される
ビフェニルテトラカルボン酸ジアンヒドリド(3,3,4,4-Biphenyltetracarboxylic dianhydride,BPDA)のサイズ測定を示す概略図である。 本発明のさらに他の実施例による表示装置の概略断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。ただし、後述する実施
例は、本発明の明確な理解を助けるための例示的な目的で提示されるもので、本発明の範
囲を制限するものではない。
本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、大きさ、比率、角度、個数な
どは例示的なものであり、本発明は図面に開示の事項に限定されない。本発明を説明する
に当たって、関連する公知技術に関する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にす
ると判断される場合、その詳細な説明は省略する。
本明細書において「含む」、「有する」、「からなる」などが使われる場合、「~だけ
」という表現がない限り、他の部分が追加されてもよい。構成要素が単数で表現された場
合、特に明示的な記載事項がない限り、複数も含む。また、構成要素を解釈するとき、特
に明示的記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
時間関係に関する説明において、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、
「~前に」などでもって、時間的な前後関係が説明される場合、「直ちに」又は「直接」
という表現がない限り、連続的でない場合も含みうる。
第1、第2などが、様々な構成要素を説明するために使用されるが、これらの構成要素
はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に、一つの構成要素を他の構
成要素と区別するためのものである。したがって、以下に言及される第1構成要素は、本
発明の技術的思想内で、第2構成要素であってもよい。
「少なくとも一つ」という用語は、一つ以上の関連項目から提示可能な、あらゆる組合
せを含むものと理解しなければならない。例えば、「第1項目、第2項目及び第3項目の
少なくとも一つ」は、第1項目、第2項目又は第3項目のそれぞれだけでなく、第1項目
、第2項目及び第3項目のうちの2つ以上から提示可能な、いかなる項目の組合せをも意
味しうる。
本発明の各実施例のそれぞれの特徴が、部分的に又は全体的に、互いに結合又は組合せ
可能であり、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施例が、相互に独立して実
施されてもよく、相互に関連させて共に実施されてもよい。
本発明の一実施例は、ジアミンモノマー及びジアンヒドリドモノマーの反応によって得
られるポリアミック酸を提供する。ジアミンモノマーは、サイズが2.8~3.5Åであ
る第1モノマー成分を含む。ジアンヒドリドモノマーのサイズは、1.5~4.0Åであ
る。
本発明の一実施例によれば、モノマーサイズは、分子モデリングプログラム ガウシア
ン(Gaussian)09を用いて測定される。具体的に、モノマーサイズ測定のため
に分子モデリングプログラム ガウシアン(Gaussian)09を利用し、Z-マト
リックスコーディネート(Z-matrix coordinate)化学計算法に基づ
いて、モノマーの最も広い面をx-z面と平行に位置させた後、y軸方向への長さを測定
した時に現れる最も長い値と定義されるものをモノマーサイズDという。
図1を参照すると、分子モデリングプログラム ガウシアン(Gaussian)09
を用いてZ-マトリックスコーディネート(Z-matrix corrdinate)
化学計算法によって測定された、モノマーの最も広い面積を有する部分が、x-z面と平
行に位置するのであり、y軸を基準に最も遠い距離を測定した値がモノマーのサイズDと
なる。
本発明の一実施例によれば、ジアミンモノマーは、2.8~3.5Åのモノマーサイズ
を有する第1モノマー成分を含む。第1モノマー成分としては、トランス-1,4-シク
ロヘキサンジアミン(trans-1,4-Cyclohexane diamine,
tCHD)、1,4-シクロヘキサンジアミン(1,4-Cyclohexane di
amine,14CHD)、1,3-シクロヘキサンジアミン(1,3-Cyclohe
xanediamine,13CHD)、1,2-シクロヘキサンジアミン(1,2-C
yclohexanediamine,12CHD)及び2-フルオロ-1,4-シクロ
ヘキサンジアミン(2-Fluoro-1,4-Cyclohexane diamin
e)の少なくとも一つを含む。しかし、本発明の一実施例がこれに限定されるものではな
く、2.8~3.5Åのモノマーサイズを有する他のジアミンモノマーが、本発明の一実
施例による第1モノマー成分として用いられてもよい。
本発明の一実施例によれば、便宜上、トランス-1,4-シクロヘキサンジアミン(t
CHD)と1,4-シクロヘキサンジアミン(14CHD)が区別して表現される。1,
4-シクロヘキサンジアミン(14CHD)がシス型構造かトランス型構造かを区別しな
いときは、1,4-シクロヘキサンジアミン(14CHD)と表現し、トランス構造の1
,4-シクロヘキサンジアミンを特に指すときは、トランス-1,4-シクロヘキサンジ
アミン(tCHD)という。
本発明の一実施例によれば、ジアンヒドリドモノマーは、1.5~4.0Åのモノマー
サイズを有する。モノマーサイズが1.5~4.0Åであるジアンヒドリドモノマーとし
ては、例えば、ビフェニルテトラカルボン酸ジアンヒドリド(3,3,4,4-Biph
enyltetracarboxylic dianhydride,BPDA)、ピロ
メリト酸ジアンヒドリド(1,2,4,5-benzene tetracarboxy
lic dianhydride,pyromellicticacid dianhy
dride,PMDA)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジアンヒドリド(3,3,4
,4-Benzophenone tetracarboxylic dianhydr
ide,BTDA)、オキシジフタル酸ジアンヒドリド(4,4-Oxydiphtha
lic dianhydride,ODPA)及びビスジカルボキシフェノキシジフェニ
ルスルフィドジアンヒドリド(4,4-bis(3,4-dicarboxypheno
xy)diphenyl sulfide dianhydride,BDSDA)の少
なくとも一つを含むことができる。しかし、本発明の一実施例がこれに限定されるもので
はなく、1.5~4.0Åのモノマーサイズを有する他のジアンヒドリドモノマーが、本
発明の一実施例によるジアンヒドリドモノマーとして用いられてもよい。
本発明のポリアミック酸は、ジアミンモノマー及びジアンヒドリドモノマーの反応によ
って製造することができる。モノマーサイズ2.8~3.5Åのジアミンモノマーである
第1モノマー成分及びモノマーサイズ1.5~4.0Åのジアンヒドリドモノマーによっ
て製造されたポリアミック酸は、正面結晶構造を有することができ、180゜に近い傾斜
角(Tilt angle)及び二面角(dihedral angle)を有すること
ができ、また非接合構造を形成することができる。その結果、ポリアミック酸が高屈折特
性、低い黄色度、及び透明な特性を有することができる。
本発明の一実施例によれば、ジアミンモノマーは、第1モノマー成分に加えて、1.5
~1.8Åのモノマーサイズを有する第2モノマー成分、及び、2.3~2.6Åのモノ
マーサイズを有する第3モノマー成分の少なくとも一つをさらに含むことができる。
ジアミンモノマーが、第1モノマー成分に加えて、第2モノマー成分及び第3モノマー
成分の少なくとも一つをさらに含む場合、ジアミンモノマーとジアンヒドリドによって製
造されたポリアミック酸は、低いCTE及び黄色度を有するとともに高い屈折率を有する
ポリイミドフィルムの製造に用いられ得る。
モノマーサイズが1.5~1.8Åである第2モノマー成分としては、例えば、p-フ
ェニレンジアミン(para-phenylene diamine,pPDA)、m-
フェニレンジアミン(meta-phenylene diamine,mPDA)、2
-クロロ-1,4-フェニレンジアミン(2-Chloro-1,4-phenylen
ediamine)、2,5-ジクロロ-1,4-フェニレンジアミン(2,5-Dic
hloro-1,4-phenylenediamine)、2-フルオロ-1,4-フ
ェニレンジアミン(2-Fluoro-1,4-phenylenediamine)及
び2,3,5,6-テトラフルオロ-1,4-フェニレンジアミン(2,3,5,6-T
etrafluoro-1,4-phenylenediamine)の少なくとも一つ
を含むことができる。しかし、本発明の一実施例がこれに限定されるものではなく、1.
5~1.8Åのモノマーサイズを有する他のジアミンモノマーが、本発明の一実施例によ
る第2モノマー成分として用いられてもよい。
第2モノマー成分は、ジアミンモノマーの総重量に対して、50モル%以下の含量で含
まれ得る。例えば、第2モノマー成分は、ジアミンモノマーの総重量に対して10~50
モル%の含量で含まれ、より具体的に、10~40モル%の含量で含まれ得る。或いは、
第2モノマー成分は、ジアミンモノマーの総重量に対して20~40モル%の含量で含ま
れてもよい。
第2モノマー成分は、小さいモノマーサイズを有し、ポリイミド樹脂及びポリイミドフ
ィルムにおいて分子間距離を減少させる役割を担うことができ、高分子鎖の密度を高める
役割を担うことができる。これによって、第2モノマー成分は、ポリイミドフィルムの屈
折率及び耐熱性を向上させることができる。
2.3~2.6Åのモノマーサイズを有する第3モノマー成分としては、例えば、4-
アミノベンゾ酸4-アミノフェニルエステル(4-Aminobenzoic acid
4-aminophenyl ester,4ABA)、4,4’-ジアミノベンゾフ
ェノン(4,4’-Diaminobenzophenone)、ベンジジン(Benz
idine)及び4,4’-ジアミノジフェニルメタン(4,4’-Diaminodi
phenylmethane)の少なくとも一つを含むことができる。しかし、本発明の
一実施例がこれに限定されるものではなく、2.3~2.6Åのモノマーサイズを有する
他のジアミンモノマーが、本発明の一実施例による第3モノマー成分として用いられても
よい。
第3モノマー成分は、ジアミン総重量に対して10~50モル%の含量で含まれ得る。
具体的に、第3モノマー成分は、ジアミンの総重量に対して30~50モル%の含量で含
まれ、より具体的に40~50モル%の含量で含まれ得る。
第3モノマー成分は、第1モノマー成分に比べて小さいモノマーサイズを有し、ポリイ
ミド樹脂及びポリイミドフィルムにおいて分子間距離を減少させる役割を担うことができ
、分子内の共鳴現象を減少させることができる。これによって、第3モノマー成分は、ポ
リイミドフィルムの屈折率を上昇させる役割、及び、黄色度の増加を防止する役割を担う
ことができる。
本発明の一実施例によれば、ジアミンモノマーとして、第1モノマー成分に加えて、第
2モノマー成分又は第3モノマー成分が追加される場合、ジアミンモノマー及びジアンヒ
ドリドモノマーによって製造されるポリアミック酸及びこのようなポリアミック酸によっ
て製造されるポリイミドフィルムの黄色度を減少させることができ、且つ屈折率を向上さ
せることができる。
本発明の一実施例によって、ジアミンモノマーとして第1モノマー成分、第2モノマー
成分及び第3モノマー成分が共に使用されると、10以下の黄色度及び1.75以上の屈
折率を有するポリイミドフィルムを製造することができる。
本発明の一実施例によれば、ジアミンモノマーは、ジアミンモノマーの全重量に対して
、0超~80重量%の第1モノマー成分、10~50重量%の第2モノマー成分及び10
~50重量%の第3モノマー成分を含むことができる。より具体的に、ジアミンモノマー
は、ジアミンモノマーの全重量に対して、50~60重量%の第1モノマー成分、10~
40重量%の第2モノマー成分、及び、10~40重量%の第3モノマー成分を含むこと
ができる。
本発明の他の実施例によれば、上述したポリアミック酸をイミド化反応させてポリイミ
ド樹脂を製造することができる。
本発明の他の実施例によれば、上述したポリイミドを含むポリイミドフィルムを提供す
ることができる。
本発明の実施例において、ポリイミド樹脂は、ポリアミック酸がイミド化反応によって
形成された化合物を意味し、ポリイミドフィルムは、ポリイミド樹脂がフィルムの形態に
剤形化された製品を意味する。
本発明の一実施例によるポリイミドフィルムは、50~250℃にて20ppm/℃以
下の熱膨張係数(Coefficient of Thermal Expansion
,CTE)を有することができる。本発明の他の実施例によれば、ポリイミドフィルムは
、50~250℃にて10ppm/℃以下の熱膨張係数(CTE)を有することができる
。より具体的に、ポリイミドフィルムは、50~250℃にて8ppm/℃以下の熱膨張
係数を有することができる。
本発明の他の実施例によれば、ポリイミドフィルムは、50~250℃にて4.7~7
.4ppm/℃の熱膨張係数を有することができる。
本発明の他の実施例によれば、ポリイミドフィルムは、厚さ10~100μmを基準に
UV分光計で透過度を測定するとき、550nmにて83%以上の透過度を有することが
できる。また、ポリイミドフィルムは、厚さ10~100μmを基準にUV分光計で透過
度を測定するとき、380~780nmにて平均83%以上の透過度を有することができ
る。
本発明の他の実施例によるポリイミドフィルムは、フィルム厚さ10~100μmを基
準に、20以下の黄色度を有することができる。
また、本発明の他の実施例によるポリイミドフィルムは、フィルム厚さ10~100μ
mを基準に、13以下の黄色度を有することができ、より具体的に10以下の黄色度を有
することができる。
例えば、本発明の他の実施例によるポリイミドフィルムは、12.5以下の黄色度(Y
I)を有することができる。
上記のような熱膨張係数、光透過度及び黄色度を有する本発明の一実施例によるポリイ
ミドフィルムは、既存の黄色を帯びるポリイミドフィルムとは異なり、表示装置の保護膜
、拡散板、コーティング膜、層間絶縁膜、ゲート絶縁膜及び液晶配向膜など、透明性が要
求される分野に用いることができる。例えば、液晶配向膜として本発明の一実施例による
透明ポリイミドを使用する場合、高コントラスト比の液晶表示装置を製造することができ
る。
また、本発明の一実施例によるポリイミドフィルムは、フレキシブル表示装置の基板(
substrate)として使用することができ、OLED素子、照明機器、映像素子機
器及びハードコーティングフィルムなどにも使用することができる。
上述した熱膨張係数、透過度、黄色度などの物性は、厚さ10~100μm範囲のポリ
イミドフィルム、例えば、11μm、12μm、13μm、…100μmなどの厚さを有
するフィルムでもって測定すればよく、前記厚さ内におけるフィルムをそれぞれ測定する
と、前記物性範囲をいずれも満たすことができる。ここで、ポリイミドフィルムの厚さ範
囲は、物性を測定するためのものであり、特に言及がない限り、本発明の一実施例による
ポリイミドフィルムの厚さを限定するものではない。
本発明の一実施例によるポリイミドフィルムは1.67以上の屈折率を有することがで
きる。
本発明の一実施例によるポリイミドフィルムの屈折率は、例えば、複屈折分析機(Pr
ism Coupler,Sairon SPA4000)を用いて、532nmにてT
E(Transverse Electric)モードで測定する場合、1.67であり
うるのであり、具体的に1.70以上でありうるのであり、より具体的に1.75であり
うるのであり、1.77以上であり得る。このように、本発明の一実施例によるポリイミ
ドフィルムは、表示装置の電極として用いるITO(InSnO)と類似する程度の、高
い屈折率を有するので、照明機器に適用されて優れた光抽出効果を発現することができる
例えば、本発明の一実施例によるポリイミドフィルムは、1.74~1.81の屈折率
を有することができる。
本発明の他の実施例は、ポリアミック酸を製造する方法を提供する。
本発明の他の実施例によれば、ポリアミック酸を製造する方法は、ジアミン溶液を製造
する製造段階(S10)、及び、製造段階(S10)にて製造されたジアミン溶液に、モ
ノマーサイズが1.5~4.0Åであるジアンヒドリドモノマーを添加して反応させる反
応段階(S20)を含む。
ジアミン溶液を製造する製造段階(S10)は、ジアミンモノマーを溶媒に添加して溶
解させる段階を含む。ジアミンモノマーとして、モノマーサイズが2.8~3.5Åであ
る第1モノマーを単独で使用することができる。また、ジアミンモノマーとして、モノマ
ーサイズが2.8~3.5Åである第1モノマーに、モノマーサイズが1.5~1.8Å
である第2モノマー及びモノマーサイズが2.3~2.6Åである第2モノマーのうちの
1種以上が混合されたモノマーを使用してもよい。
ジアミンモノマーは、モノマーサイズが1.5~1.8Åである第2モノマーを、ジア
ミンモノマーの総重量を基準に、10~40モル%の含量で含むことができる。この場合
、ポリイミドフィルムの屈折率上昇の効果、及び、構造特性上、黄色度の増加の防止に有
利であり得る。
モノマーサイズが2.3~2.6Åである第2モノマーは、ジアミンモノマーの総重量
を基準に、10~50モル%の含量で含むことができる。この場合、ポリイミドフィルム
の屈折率上昇の効果、及び、構造特性上、黄色度の増加の防止に有利であり得る。
溶媒として、m-クレゾール、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジメチルホル
ムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホキシド(DM
SO)、アセトン、ジエチルアセテート、ジエチルホルムアミド(DEF)、ジエチルア
セトアミド(DEA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)から選ばれる1種以上の極
性溶媒を用いることができる。この他にも、テトラヒドロフラン(THF)、クロロホル
ムといった低沸点溶液、又はγ-ブチロラクトンといった低吸収性溶媒を使用してもよい
。しかし、溶媒は、上記に言及した種類に限定されず、目的に応じて、単独で、或いは2
種以上を使用してもよい。
溶媒の含量に特別な限定はない。重合度及び工程の利便性のために、溶媒の含量は、全
溶液の70~95重量%に調整することができ、より具体的に75~95重量%に調整す
ることができる。
次に、反応段階(S20)は、製造段階(S10)で製造されたジアミン溶液に、モノ
マーサイズが1.5~4.0Åであるジアンヒドリドモノマーを添加して反応させる段階
である。
反応段階(S20)において反応時の条件は特に限定されないが、反応時に、アルゴン
や窒素などの不活性気体を使用することができ、反応温度は0~80℃であり、より具体
的に60~80℃であり、反応時間は1~48時間であり、より具体的に1~5時間であ
り得る。反応段階(S20)が前記条件で行われると、ポリアミック酸の重合が十分にな
され得る。
このような製造方法で製造されたポリアミック酸から、ポリイミドフィルムを製造する
方法は特に限定されず、公知の方法を適用することができる。ポリアミック酸をイミド化
させる方法には、熱イミド化法と化学イミド化法がある。このうち、例えば、化学イミド
化法を適用することができる。具体的に、化学イミド化法を実施した溶液を沈殿させてか
ら、精製、乾燥後に再び溶媒に溶かして使用することができる。ここで、溶媒は、上記に
言及した溶媒と同一であり得る。化学イミド化法は、ポリアミック酸溶液に、酢酸無水物
などの酸無水物に代表される脱水剤と、イソキノリン、β-ピコリン、ピリジンなどの3
級アミン類などに代表されるイミド化触媒を適用させる方法である。化学イミド化法と熱
イミド化法を併用してもよく、加熱条件は、ポリアミック酸溶液の種類、フィルムの厚さ
などによって変動しうる。
化学イミド化法で製造されたポリイミドを、沈殿及び乾燥して粉末状のポリイミドを製
造した後、粉末状のポリイミドを再び溶媒に溶解してポリイミド溶液にした後、ポリイミ
ド溶液を支持体に塗布し、乾燥及び熱処理によって支持体上でフィルム化することによっ
て、ポリイミドフィルムが得られる。塗布されたフィルムのフィルム化温度は、例えば、
250~500℃でありうるのであり、支持体として、ガラス板、アルミ箔、循環ステン
レスベルト、ステンレスドラムなどを使用することができる。
フィルム化にかかる時間は、温度、支持体の種類、塗布されたポリイミド溶液の量、触
媒の混合条件によって異なり、一定の時間に限定されない。例えば、5分~30分の範囲
で行われ得る。
熱処理温度は100~500℃の範囲で行うことができ、熱処理時間は100分~18
0分の範囲で行う。熱処理して乾燥及びイミド化を完了した後、支持体からポリイミドフ
ィルムを剥離する。
熱処理を終えたフィルムの残留揮発成分は5%以下であり、好ましくは3%以下である
得られるポリイミドフィルムの厚さは、特に限定されないが、10~100μmの範囲
であり得る。
[実施例]
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。これらの実施例は単に本発明を例
示するためのものであり、本発明の範囲がこれらの実施例によって制限されると解釈され
ないことは、当業界で通常の知識を有する者にとって自明であろう。
<実施例1>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)27
3.321gを満たした後に、第1モノマー成分であるtCHD 11.419gを溶解
した。その後、ジアンヒドリドモノマーであるBPDA 29.422gを入れて70℃
に昇温させた後、1.5時間維持した。その結果、固形分の濃度が13重量%であるポリ
アミック酸溶液を得た。反応終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で
20分処理し、310℃までで硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し
、ポリイミドフィルムを得た。ここで、使用されたtCHD及びBPDAは、分子モデリ
ングプログラム ガウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通り
だった。
<実施例2>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)29
8.613gを満たした後に、第2モノマー成分であるpPDA 2.163gを溶解し
た。その後、第1モノマー成分であるtCHD9.135gを溶解した。その後、ジアン
ヒドリドモノマーであるBPDA 29.422gを入れて70℃に昇温させた後、1時
間維持した。その結果、固形分の濃度が12重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反
応終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理して330℃ま
でで硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得
た。ここで、使用されたpPDA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム
ガウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例3>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)29
8.170gを満たした後に、第2モノマー成分であるpPDA3.244gを溶解した
。その後、第1モノマー成分であるtCHD7.993gを溶解した。その後、ジアンヒ
ドリドモノマーであるBPDA 29.422gを入れて70℃に昇温させた後、1時間
維持した。その結果、固形分の濃度が12重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応
終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃まで
で硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た
。ここで、使用されたpPDA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム
ガウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例4>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)29
7.726gを満たした後に、第2モノマー成分であるpPDA4.326gを溶解した
。その後、第1モノマー成分であるtCHD6.851gを溶解した。その後、ジアンヒ
ドリドモノマーであるBPDA 29.422gを入れて70℃に昇温させた後、1時間
維持した。その結果、固形分の濃度が12重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応
終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃まで
で硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た
。ここで、使用されたpPDA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム
ガウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例5>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)266
.011gを満たした後に、第3モノマー成分である4ABA10.956gを溶解した
。その後、第1モノマー成分であるtCHD8.222gを溶解した。その後、ジアンヒ
ドリドモノマーであるBPDA35.306gを入れて70℃に昇温させた後、1時間維
持した。その結果、固形分の濃度が17重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応終
了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃までで
硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た。
ここで、使用された4ABA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム ガ
ウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例6>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)269
.352gを満たした後に、第3モノマー成分である4ABA12.326gを溶解した
。その後、第1モノマー成分であるtCHD7.537gを溶解した。その後、ジアンヒ
ドリドモノマーであるBPDA35.306gを入れて70℃に昇温させた後、1時間維
持した。その結果、固形分の濃度が17重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応終
了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃までで
硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た。
ここで、使用された4ABA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム ガ
ウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例7>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)272
.693gを満たした後に、第3モノマー成分である4ABA13.695gを溶解した
。その後、第1モノマー成分であるtCHD6.851gを溶解した。その後、ジアンヒ
ドリドモノマーであるBPDA35.306gを入れて70℃に昇温させた後、1時間維
持した。その結果、固形分の濃度が17重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応終
了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃までで
硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た。
ここで、使用された4ABA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム ガ
ウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例8>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)297
.282gを満たした後に、第2モノマー成分であるpPDA5.407gを溶解した。
その後、第1モノマー成分であるtCHD5.710gを溶解した。その後、ジアンヒド
リドモノマーであるBPDA 29.422gを入れて70℃に昇温させた後、1時間維
持した。その結果、固形分の濃度が12重量%であるポリアミック酸溶液を得た。反応終
了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で20分処理し、310℃までで
硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し、ポリイミドフィルムを得た。
ここで、使用されたpPDA、tCHD及びBPDAは、分子モデリングプログラム ガ
ウシアン09を用いてモノマーサイズを測定した結果、下表2の通りだった。
<実施例9~19>
実施例2と同様の方法で、表1の含量によって、ジアミン成分とジアンヒドリド成分を
用いてポリイミドフィルムを製造し、これを実施例9~17とした。
また、ジアミンモノマーとしてtCHD、pPDA及び4ABAを使用し、ジアンヒド
リドモノマーとしてBPDAを使用してポリイミドフィルムを製造し、これを実施例18
とした。ジアミンモノマーとしてtCHD、pPDA及び4ABAを使用し、ジアンヒド
リドモノマーとしてPMDAを使用してポリイミドフィルムを製造し、これを実施例19
とした。
実施例18及び19では、ジアミンモノマー溶液の製造段階において、pPDAと4A
BAをまず溶解し、次いでtCHDを溶解した。
実施例1~19によるモノマー組成は、表1の通りである。実施例1~19で使用され
た各成分のモノマーサイズは、表2の通りである。
Figure 2022075798000002
Figure 2022075798000003
<比較例1>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)29
5.064gを満たした後にpPDA10.814gを溶解した。その後、BPDA 2
9.422gを入れて15時間反応した。その結果、固形分の濃度が12重量%であるポ
リアミック酸溶液を得た。反応終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風
で20分処理して380℃までで硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離
し、ポリイミドフィルムを得た。
<比較例2>
反応器として、撹拌器、窒素注入装置、滴下漏斗、温度調節器及び冷却器を取り付けた
500ml反応器に、窒素を通過させながらN-メチル-2-ピロリドン(NMP)28
0.597gを満たした後に4ABA25.108gを溶解した。その後、BPDA32
.364gを入れて15時間反応した。その結果、固形分の濃度が17重量%であるポリ
アミック酸溶液を得た。反応終了後、得られた溶液をガラス板に塗布し、80℃の熱風で
20分処理し、310℃までで硬化させた。その後、徐々に冷却してガラス板から分離し
、ポリイミドフィルムを得た。
上記の実施例1~19及び比較例1~2で製造されたポリイミドフィルムを、下記の方
法で物性を評価し、その結果を下表3に示した。
(1)透過度測定
UV分光計(コニカミノルタ、CM-3700d)を用いて550nmで透過度を3回
測定し、平均値を表1に記載した。
(2)黄色度(Y.I.)測定
UV分光計(コニカミノルタ、CM-3700d)を用いてASTM E313規格で
黄色度を測定した。
(3)熱膨張係数(CTE)測定
TMA(TA Instrument社、Q400)を用いてTMA法によって2回に
わたって50~250℃における線形熱膨張係数を測定した。試験片の大きさは4mm×
24mm、荷重は0.02N、昇温速度は5℃/minとした。
フィルムを製膜し、熱処理によってフィルム内に残留応力が残っていることがあるので
、最初の作動(Run)で残留応力を完全に除去した後、2回目の値を実測定値として提
示した。
(4)屈折率測定
複屈折分析機(Prism Coupler、Sairon SPA4000)を用い
て532nmでTE(Transverse Electric)モードで測定した。
Figure 2022075798000004
前記表1に見られるように、実施例1~8は、2.8~3.5Åサイズであるモノマー
を含むジアミン(tCHD)、及び、1.5~4.0Åサイズであるモノマーを含むジア
ンヒドリド(BPDA)を含むものであり、2.8~3.5Åサイズのモノマーを含むジ
アミンを含まない、比較例1及び2に比べて、優れた物性を有することが確認された。一
方、比較例1及び2で製造されたフィルムの場合、屈折率が高すぎ、装備の測定限界を超
えたため、屈折率が測定されなかった。
このことから、黄色度、透過度、熱膨張係数、屈折率の全ての物性を満たすためには、
実施例1~19のように本発明の構成を満たさなければならないことが分かった。
図2は、本発明のさらに他の実施例による表示装置の概略断面図である。
本発明のさらに他の実施例による表示装置は、基板110、薄膜トランジスター200
、及び薄膜トランジスター200に連結された有機発光素子270を含む。
図2を参照すると、表示装置は、基板110、基板110上に配置された薄膜トランジ
スター200、薄膜トランジスター200に連結された第1電極271を含む。また、表
示装置は、第1電極271上に配置された有機発光層272、及び有機発光層272上に
配置された第2電極273を含む。図2に示す表示装置は、有機発光表示装置である。
基板110はプラスチックで作製され得る。具体的に、基板110は、本発明の一実施
例によるポリイミド樹脂又はポリイミドフィルムで作ることができる。
基板110上にバッファ層121が配置される。また、基板110とバッファ層121
との間には、光遮断層180が配置され得る。
薄膜トランジスター200は、基板110上のバッファ層121上に配置される。薄膜
トランジスター200は、バッファ層121上の半導体層130、半導体層130と絶縁
され、半導体層130の少なくとも一部と重なるゲート電極140、半導体層130に連
結されたソース電極150、及び、ソース電極150と離隔して半導体層130に連結さ
れたドレイン電極160を含む。
図2を参照すると、ゲート電極140と半導体層130との間にゲート絶縁膜122が
配置される。ゲート絶縁膜122は、本発明の一実施例によるポリイミド樹脂又はポリイ
ミドフィルムで作ることができる。
平坦化膜190は薄膜トランジスター200上に配置され、基板110の上部を平坦化
させる。平坦化膜190は、本発明の一実施例によるポリイミド樹脂又はポリイミドフィ
ルムで作ることができる。
第1電極271は平坦化膜190上に配置される。第1電極271は、平坦化膜190
に設けられたコンタクトホールを通じて薄膜トランジスター200のドレイン電極160
に連結される。
バンク層250は第1電極271及び平坦化膜190上に配置され、画素領域又は発光
領域を定義する。例えば、バンク層250が複数の画素間の境界領域にマトリックス構造
で配置されることにより、バンク層250によって画素領域が定義され得る。バンク層2
50は、本発明の一実施例によるポリイミド樹脂又はポリイミドフィルムで作ることがで
きる。
有機発光層272は第1電極271上に配置される。有機発光層272はバンク層25
0上にも配置され得る。
有機発光層272は、1つの発光層を含んでもよく、上下に積層された2つの発光層を
含んでもよい。このような有機発光層272からは、赤色、緑色及び青色のいずれか一つ
の色を有する光が放出されてもよく、白色(White)光が放出されてもよい。
第2電極273は、有機発光層272上に配置される。
第1電極271、有機発光層272及び第2電極273が積層されて有機発光素子27
0をなすことができる。
図示してはいないが、有機発光層272が白色(White)光を発光する場合、個別
の画素は有機発光層272から放出される白色(White)光を波長別にフィルタリン
グするためのカラーフィルターを含むことができる。カラーフィルターは、光の移動経路
上に形成される。
本発明の実施例によるポリイミド系フィルムは、図2に示す表示装置の発光面をカバー
するウィンドウとして適用可能である。

Claims (18)

  1. ジアミンモノマー及びジアンヒドリドモノマーの反応によって得られ、
    前記ジアミンモノマーは、サイズが2.8~3.5Åである第1モノマー成分を含み、
    前記ジアンヒドリドモノマーのサイズは1.5~4.0Åであり、
    前記モノマーサイズは、分子モデリングプログラム ガウシアン(Gaussian)
    09を用いて測定したものであり、Z-マトリックスコーディネート(Z-matrix
    coordinate)化学計算法に基づいて、モノマーの最も広い面をx-z面と平
    行に位置させた後、y軸方向への長さを測定した時に現れる最も長い値と定義される、ポ
    リアミック酸。
  2. 前記第1モノマー成分は、トランス-1,4-シクロヘキサンジアミン(trans-
    1,4-Cyclohexane diamine,tCHD)、1,4-シクロヘキサ
    ンジアミン(1,4-Cyclohexane diamine,14CHD)、1,3
    -シクロヘキサンジアミン(1,3-Cyclohexanediamine,13CH
    D)、1,2-シクロヘキサンジアミン(1,2-Cyclohexanediamin
    e,12CHD)及び2-フルオロ-1,4-シクロヘキサンジアミン(2-Fluor
    o-1,4-Cyclohexane diamine)から選ばれる1種以上を含む、
    請求項1に記載のポリアミック酸。
  3. 前記ジアンヒドリドモノマーは、ビフェニルテトラカルボン酸ジアンヒドリド(3,3
    ,4,4-Biphenyltetracarboxylic dianhydride
    ,BPDA)、ピロメリト酸ジアンヒドリド(1,2,4,5-benzene tet
    racarboxylic dianhydride,pyromellicticac
    id dianhydride,PMDA)、ベンゾフェノンテトラカルボン酸ジアンヒ
    ドリド(3,3,4,4-Benzophenone tetracarboxylic
    dianhydride,BTDA)、オキシジフタル酸ジアンヒドリド(4,4-O
    xydiphthalic dianhydride,ODPA)及びビスジカルボキシ
    フェノキシジフェニルスルフィドジアンヒドリド(4,4-bis(3,4-dicar
    boxyphenoxy)diphenyl sulfide dianhydride
    ,BDSDA)から選ばれる1種以上を含む、請求項1に記載のポリアミック酸。
  4. 前記ジアミンモノマーは、サイズが1.5~1.8Åである第2モノマー成分をさらに
    含む、請求項1に記載のポリアミック酸。
  5. 前記第2モノマー成分は、p-フェニレンジアミン(para-phenylene
    diamine,pPDA)、m-フェニレンジアミン(meta-phenylene
    diamine,mPDA)、2-クロロ-1,4-フェニレンジアミン(2-Chl
    oro-1,4-phenylenediamine)、2,5-ジクロロ-1,4-フ
    ェニレンジアミン(2,5-Dichloro-1,4-phenylenediami
    ne)、2-フルオロ-1,4-フェニレンジアミン(2-Fluoro-1,4-ph
    enylenediamine)及び2,3,5,6-テトラフルオロ-1,4-フェニ
    レンジアミン(2,3,5,6-Tetrafluoro-1,4-phenylene
    diamine)から選ばれる1種以上を含む、請求項4に記載のポリアミック酸。
  6. 前記第2モノマー成分は、前記ジアミンモノマーの総重量に対して10~50モル%の
    含量で含まれる、請求項4に記載のポリアミック酸。
  7. 前記ジアミンモノマーは、サイズが2.3~2.6Åである第3モノマー成分をさらに
    含む、請求項1に記載のポリアミック酸。
  8. 前記第3モノマー成分は、4-アミノベンゾ酸4-アミノフェニルエステル(4-Am
    inobenzoic acid 4-aminophenyl ester,4ABA
    )、4,4’-ジアミノベンゾフェノン(4,4’-Diaminobenzophen
    one)、ベンジジン(Benzidine)及び4,4’-ジアミノジフェニルメタン
    (4,4’-Diaminodiphenylmethane)から選ばれる1種以上を
    含む、請求項7に記載のポリアミック酸。
  9. 前記第3モノマー成分は、前記ジアミンモノマーの総重量に対して10~50モル%の
    含量で含まれる、請求項7に記載のポリアミック酸。
  10. 請求項1~9のいずれか一項のポリアミック酸のイミド化反応によって得られたポリイ
    ミド樹脂。
  11. 請求項1~9のいずれか一項のポリアミック酸のイミド化反応によって形成されたポリ
    イミドフィルム。
  12. 1.67以上の屈折率を有する、請求項11に記載のポリイミドフィルム。
  13. 20以下の黄色度(YI)を有する、請求項11に記載のポリイミドフィルム。
  14. 50~250℃で20ppm/℃以下の熱膨張係数(CTE)を有する、請求項11に
    記載のポリイミドフィルム。
  15. 550nmで83%以上の透過度を有する、請求項11に記載のポリイミドフィルム。
  16. 請求項11によるポリイミドフィルムを含む照明機器。
  17. 請求項11によるポリイミドフィルムを含む表示装置。
  18. 請求項10によるポリイミド樹脂を含む表示装置。
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