JP2022074473A - 伸縮性複合シートの製造方法及び製造装置 - Google Patents

伸縮性複合シートの製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】外観が良好な伸縮性複合シートを安定的に提供し得る技術を提供すること。【解決手段】本発明の伸縮性複合シートの製造方法は、2枚のシート部材2,3の間に複数の弾性部材4が介在配置された構成の積層体8を得る工程と、該積層体8を、アンビルロール31と融着装置35の押圧面35aとの間に挟んで、積層体8における弾性部材4が配置されていない部位51に融着部5を形成する、融着工程とを有している。押圧面35aに、積層体8の走行方向MDに延びる複数の凹条部40が直交方向CDに間欠配置されている。前記融着工程では、積層体8をアンビルロール31と押圧面35aとの間に挟んだときに、積層体8における複数の弾性部材4が凹条部40に配置されるようにする。【選択図】図4

Description

本発明は、2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が一方向に延びるように配置され、該一方向に伸縮性を有する伸縮性複合シートの製造技術に関する。
使い捨ておむつ等の吸収性物品の構成部材として、2枚のシート部材の間に伸縮性を有する材料が介在配置された構成を有するものが従来使用されている。例えば特許文献1には、2枚のシート部材の間にテープ様の伸縮性層が伸長状態で配置された伸縮性層材料が記載されている。前記伸縮性層は、前記不織布に対して、接着剤により固定されているとともに、該接着剤による固定部位とは異なる部位において超音波融着処理により融着されている。
特許文献2には、2枚のシート部材の間に複数の糸状の弾性部材が伸長状態で配置された伸縮シートが記載されている。特許文献2に記載の伸縮シートは、2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が配置された構成の積層体を、スリットロールと該スリットロールの周面に対向配置された超音波融着装置とで挟み、該積層体における該弾性部材が配置されていない部位で該2枚のシート部材どうしを融着させることにより製造されるところ、該スリットロールの周面にはその回転方向に沿って複数の凹部が形成されており、該積層体における該凹部と重なる部位では、該2枚のシート部材の少なくとも一方が該弾性部材とともに該凹部に嵌め込まれることで該2枚のシート部材どうしが融着されず、該積層体における該凹部と重ならない部位で該2枚のシート部材どうしが融着されるようになされている。特許文献2に記載の技術によれば、弾性部材とシート部材どうしの接合部とが重なることによる不都合、例えば、弾性部材の切断、弾性部材の伸縮性の阻害等を、画像解析を行う精密機器を利用することなく、単純な構成で防止できるとされている。
特表2011-519319号公報 特開2016-78363号公報
2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が一方向に延びるように配置された構成の伸縮性複合シートには、各弾性部材が設計どおりに配置され、弾性部材の蛇行や浮き上がりによる位置ズレや抜け、意図しない皺などが無く、外観が良好であることが要求されるが、従来技術はこの点で改善の余地がある。また特に、2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が一方向に延びるように配置された構成の伸縮性複合シートを、特許文献1及び2に記載の如き超音波融着装置を用いて製造する場合に、該超音波融着装置における該シート部材との接触部位である、超音波ホーンの先端部(超音波振動の印加面)や該超音波ホーンに対向配置されたアンビルロールに、該シート部材又は弾性部材に塗布された接着剤が付着し、融着装置を汚染するという問題がある。このような接着剤による製造装置の汚染を抑制しつつ、外観が良好な伸縮性複合シートを安定的に提供し得る技術は未だ提供されていない。
本発明の課題は、外観が良好な伸縮性複合シートを安定的に提供し得る技術を提供することに関する。
本発明は、相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造方法である。
本発明の伸縮性複合シートの製造方法の一実施形態では、2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を得る、積層体形成工程と、
前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着工程とを有する。
本発明の伸縮性複合シートの製造方法の一実施形態では、前記融着工程では、前記融着装置として、前記押圧面に前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されたものを用い、且つ前記積層体を前記アンビルロールと該押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が該凹条部に配置されるようにする。
また本発明は、相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造装置である。
本発明の伸縮性複合シートの製造装置の一実施形態では、2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を形成する、積層体形成機構と、
前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着機構とを備える。
本発明の伸縮性複合シートの製造装置の一実施形態では、前記押圧面に、前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されている。
本発明の伸縮性複合シートの製造装置の一実施形態では、前記融着機構は、前記積層体を前記アンビルロールと前記押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が前記凹条部に配置されるように動作する。
本発明の他の特徴、効果及び実施形態は、以下に説明される。
本発明によれば、外観が良好な伸縮性複合シートを安定的に提供し得る技術が提供される。
図1は、本発明によって製造される伸縮性複合シートの一実施形態の自然状態の模式的な斜視図である。 図2は、本発明の製造装置の一実施形態の概略図である。 図3は、図2に示す製造装置の要部(融着機構)の模式的な斜視図である。 図4は、図2に示す製造装置を用いた融着工程を示す図であり、アンビルロールの周面及び融着装置の押圧面並びにそれら両面に挟まれた積層体の直交方向(シート走行方向に直交する方向)に沿う断面を模式的に示す断面図である。 図5は、本発明の製造装置の他の実施形態の図4相当図である。 図6は、本発明の製造装置の更に他の実施形態の図2相当図である。 図7は、積層体のアンビルロールの周面に対する抱き角度と該積層体の融着装置の押圧面(超音波ホーンの振動印加面)に対する接触の程度との関係の説明図であり、図7(a)は、図2に示す製造装置におけるアンビルロールの軸心と直交する方向での模式的な断面図、図7(b)及び図7(c)は、それぞれ、図6に示す製造装置における図7(a)相当図である。 図8は、図6に示す製造装置で使用する伸縮シートの一実施形態を一部破断して模式的に示す斜視図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は基本的に模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合がある。
図1には、本発明の製造方法又は製造装置によって製造される伸縮性複合シートの一実施形態である複合シート1が示されている。複合シート1は、相対向する2枚のシート部材2,3の間に複数の弾性部材4が互いに交差せずに一方向(方向X)に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材2,3が融着した融着部5と該弾性部材4とが方向Yに交互に配置された部分を有し、該一方向Xに伸縮性を有する。複数の弾性部材4は、方向Yに間欠配置されている。
「方向X」は、各弾性部材4の延在方向(伸縮方向)に一致し、「方向Y」は、方向Xに直交する方向である。方向Xは、複合シート1の製造時におけるシート部材2,3(積層体8)の走行方向、いわゆる流れ方向(機械方向、以下「MD」ともいう。)と一致し、方向Yは、製造時におけるMDに直交する直交方向(以下、「CD」ともいう。)と一致する。また、後述するアンビルロール31の回転軸は、CDに平行で、MDに直交している。
2枚のシート部材2,3どうしは、融着部5にて接合されている。融着部5は、熱によってシート部材2,3それぞれに溶融部分が生じ、その溶融部分どうしが混ざり合った状態で冷却されることで形成されており、融着部5ではシート部材2とシート部材3とが一体的に結合している。
本実施形態では、融着部5は、図1に示すように、方向X及び方向Yの双方に間欠配置されている。より具体的には、複合シート1では、複数の融着部5が方向Yに間欠配置されて融着部列50を形成し、且つ複数の融着部列50が方向Xに間欠配置されている。また融着部5は、複数の弾性部材4と重ならない部位に形成されている。換言すれば、複数の弾性部材4は、それぞれ、2枚のシート部材2,3どうしの融着部5を通らないように配置されている。
一方、複数の弾性部材4それぞれの表面には、ホットメルト型接着剤等の接着剤が塗布されており、各弾性部材4は該接着剤によって2枚のシート部材2,3に接合されている。また各弾性部材4は、伸長状態でシート部材2,3に接合されている。すなわち複合シート1は、シート部材2,3の間に複数の弾性部材4を方向X(該弾性部材4の長手方向)に伸長させた状態で接合した後、該弾性部材4を伸長状態から解放することで作製されている。
弾性部材4を2枚のシート部材2,3の間に配置するときの伸長率、複数の弾性部材4の方向Yにおける間隔、弾性部材4の単位面積(方向Yの単位長さ)当たりの数などについては、複合シート1の用途等に応じて適宜調整することができる。
複合シート1は、自然状態(弾性部材4の非伸長状態)では図1に示すように、方向Yに伸びる溝部6と方向Yに伸びる畝部7とを有し、溝部6及び畝部7は方向Xに交互に形成されている。溝部6は、融着部列50の位置に形成され、畝部7は、方向Xに隣り合う2つの溝部6,6の間に形成されている。溝部6では、複合シート1を構成する2枚のシート部材2,3どうしが密着しているのに対し、畝部7では、両シート部材2,3が互いに離れる方向に突出し、両シート部材2,3の間に筒状の空間が形成される。この空間は、両シート部材2,3の間の通気路として機能するため、複合シート1の通気性を向上させることができる。また、畝部7はいわゆる襞(ギャザー)であり、複合シート1は複数の畝部7を有することにより、肌触りが柔らかく良好なものとなる。
このように、複合シート1は通気性及び肌触りに優れているため、使い捨ておむつ等の吸収性物品の構成部材として好適であり、例えば、パンツ型使い捨ておむつの胴周り部にギャザーを形成するシート部材として好適である。
シート部材2,3の素材としては、熱により溶融し得るものであればよく、例えば、不織布、織布、編み地などの繊維シート;樹脂製フィルム等が挙げられ、製造する伸縮性複合シートの用途等に応じて適宜選択することができる。シート部材2とシート部材3とで素材は同じでもよく、異なっていてもよい。シート部材2,3は、それぞれ、単層構造でもよく、二層以上の積層構造でもよい。前記積層構造は、素材が同じものどうしの積層構造でもよく、素材が異なるものどうしの積層構造でもよく、後者の積層構造の一例として、不織布と樹脂製フィルムとの積層構造が挙げられる。
シート部材2,3の素材として典型的なものは不織布である。特に複合シート1の用途が使い捨ておむつ等の吸収性物品の構成部材である場合には、肌触り等の観点から、シート部材2,3の素材としては不織布が好ましい。不織布としては、各種製法による不織布を特に制限無く用いることができ、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布、レジンボンド不織布、ニードルパンチ不織布が挙げられる。
不織布からなるシート部材2,3の構成繊維としては、各種の熱可塑性樹脂からなる繊維を用いることができる。シート部材2,3の素材が不織布以外のものである場合でも、その素材としては、各種の熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブデン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸アルキルエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上のブレンド物として用いることができる。シート部材2,3の構成繊維としては、これらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
シート部材2,3の坪量は、複合シート1の用途等に応じて適宜設定すればよく、特に制限されない。例えば、複合シート1が吸収性物品の構成部材として使用される場合、特にパンツ型使い捨ておむつにおける着用者の胴周りに配される部材として使用される場合、シート部材2,3の坪量は、それぞれ、好ましくは10g/m以上、より好ましくは15g/m以上、そして、好ましくは50g/m以下、より好ましくは25g/m以下である。
弾性部材4の素材としては、この種の吸収性物品に通常用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができ、例えば、スチレン-ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等が挙げられる。また、弾性部材4の形態も特に制限されず、例えば、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
次に、本発明の伸縮性複合シートの製造方法及び製造装置について説明する。図2~図4には、本発明の伸縮性複合シートの製造装置の一実施形態である製造装置10が示されている。製造装置10を用いた伸縮性複合シートの製造方法では、前述の複合シート1を製造する。製造装置10は、少なくとも積層体形成機構20及び融着機構30を備える。
積層体形成機構20は、図2及び図3に示すように、2枚のシート部材2,3を同方向MDに走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材2,3の間に複数の弾性部材4を、該複数の弾性部材4が該シート部材2,3の走行方向に直交する直交方向CDに間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材2,3の間に該複数の弾性部材4が介在配置された構成の積層体8を形成する。積層体8は少なくとも、融着部5(図1参照)が形成されておらず、したがってシート部材2,3が互いに接合されていない点で、製造目的物である複合シート1と異なる。
本実施形態では、長尺帯状のシート部材2,3がロール状に巻回された原反ロールを使用し、積層体形成機構20が備える搬送機構により、該原反ロールから帯状のシート部材2,3を連続的に繰り出し、一方向に搬送しつつ両シート部材2,3を合流させる。また、複数の長尺糸状の弾性部材4を、両シート部材2,3の合流位置に向けて、所定の伸長率に伸長させた伸長状態で搬送し、両シート部材2,3の間に導入する。積層体形成機構20は接着剤の塗布装置21を備えており、複数の弾性部材4はそれぞれ、両シート部材2,3の間に導入される前に、該弾性部材4の表面にホットメルト型接着剤等の接着剤が塗布される。前述したように、各弾性部材4はこの接着剤によりシート部材2,3に接合される。積層体形成機構20が備えるシート部材2,3及び弾性部材4の搬送機構並びに塗布装置21としては、それぞれ、本発明の趣旨を逸脱しないことを条件として、公知のものを特に制限無く用いることができる。
融着機構30は、アンビルロール31と、該アンビルロール31の周面に対向配置された融着装置35とを備え、積層体8を、アンビルロール31と融着装置35が備える押圧面35aとの間に挟んで、該積層体8における弾性部材4が配置されていない部位に融着部5を形成する。本実施形態では、融着装置35は、超音波振動を利用した融着装置(超音波融着装置)であり、融着装置35が備える押圧面35aは、該超音波振動の印加面である。
本実施形態では、アンビルロール31は円筒状をなし、回転軸周りに回転できるように駆動装置(図示せず)に支持されている。
アンビルロール31は、該アンビルロール31の周面、延いては該周面上の融着対象(積層体8)を加熱するための加熱手段を有していてもよい。その場合、前記加熱手段は、アンビルロール31の内部に配置されていてもよく、アンビルロール31の外部に配置されていてもよい。
アンビルロール31の周面には、図3及び図4に示すように、凸部32と凹部33とが直交方向CDに交互に形成されている。より具体的には、アンビルロール31の周面に複数の凸部32が散点状に配置され、該周面における各凸部32の周囲(凸部32の非配置部)が凹部33となっている。アンビルロール31の周面では、複数の凸部32がCDに間欠配置されて、CDに延びる凸部32の列を形成しているとともに、複数の凸部32がアンビルロールの31の周方向に間欠配置されて、該周方向に延びる凸部32の列を形成している。複合シート1における融着部5のパターン(平面視形状及び配置)は、アンビルロール31における凸部32のパターンに対応する。
超音波融着装置である融着装置35は、図2及び図3に示すように、少なくとも超音波ホーン38を備え、典型的には更に、超音波発振器(図示せず)、コンバーター36、ブースター37などを備えている。
融着装置35において、融着対象である積層体8(シート部材2,3)にアンビルロール31と協働して融着部5を形成する、押圧面35aとして機能するのは、融着装置35の先端(アンビルロール31の周面寄りの端)、より具体的には、超音波ホーン38の先端に位置する振動印加面である。
前記超音波発振器は、コンバーター36と電気的に接続されており、該超音波発振器により発生された周波数15~50kHz程度の波長の高電圧の電気信号が、コンバーター36に入力される。コンバーター36は、ピエゾ圧電素子等の圧電素子を内蔵し、前記超音波発振器から入力された電気信号を、圧電素子により機械的振動に変換する。ブースター37は、コンバーター36から発せられた機械的振動の振幅を調整、好ましくは増幅して超音波ホーン38に伝達する。超音波ホーン38は、アルミ合金やチタン合金などの金属の塊でできており、使用する周波数で正しく共振するように設計されている。ブースター37から超音波ホーン38に伝達された超音波振動は、超音波ホーン38の内部においても増幅、又は減衰されて、融着対象である積層体8に印加される。
超音波融着装置35としては、市販の超音波ホーン、コンバーター、ブースター、超音波発振器を組み合わせたものを用いることができる。
本実施形態では、融着装置35は、可動台39に固定されており、可動台39の位置を、アンビルロール31の周面に近づく方向に沿って進退させることで、融着装置35の先端に位置する押圧面35aとアンビルロール31の周面との間のクリアランス、及び積層体8に対する加圧力をそれぞれ調節できるようになっている。
以上のような構成の製造装置10を用いた複合シート1の製造方法では、図2~図4に示すように、先ず、長尺帯状の2枚のシート部材2,3を同方向MDに走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材2,3の間に複数の弾性部材4を、該複数の弾性部材4が直交方向CDに間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材2,3の間に該複数の弾性部材4が介在配置された構成の積層体8を得る(積層体形成工程)。次いで、積層体8を、アンビルロール31と融着装置35の押圧面35aとの間に挟んで、該積層体8における弾性部材4が配置されていない部位51に融着部5を形成する(融着工程)。
本実施形態では、前記融着工程において、積層体8をアンビルロール31と融着装置35が備える超音波ホーン38の先端の押圧面(振動印加面)35aとの間に挟んで加圧しつつ、押圧面35aより積層体8に超音波振動を印加することにより、積層体8における、アンビルロール31の周面の凸部32と重なる部位(積層体8における弾性部材4の非配置部)51(図4参照)が発熱し、シート部材2,3の少なくとも一方、典型的には両方が、溶融し再度固化することで、該部位51に融着部5が形成され、積層体8は複合シート1となる。
製造装置10は、融着装置35の押圧面35aに、積層体8(シート部材2,3)の走行方向MDに延びる複数の凹条部40が直交方向CDに間欠配置され、且つ融着機構30が、積層体8をアンビルロール31と押圧面35aとの間に挟んだときに、該積層体8における複数の弾性部材4が該凹条部40に配置されるように動作する点で特徴付けられる。また、製造装置10を用いた複合シート1の製造方法は、前記融着工程において、アンビルロール31の周面に対向配置され且つ融着対象(積層体8)と接触してこれをアンビルロール31側に押圧する押圧面35aを備えた融着装置として、該押圧面35aに走行方向MDに延びる複数の凹条部40が直交方向CDに間欠配置された融着装置35を用い、且つ積層体8をアンビルロール31と押圧面35aとの間に挟んだときに、該積層体8における複数の弾性部材4が該凹条部40に配置されるようにする点で特徴付けられる。
本実施形態では、図4に示すように、融着装置35の押圧面35aに、凹条部40と走行方向MDに延びる凸条部41とが直交方向CDに交互に形成されており、前記融着工程では、該凸条部41の先端部を積層体8に接触させ、その接触部位に融着部5を形成する。また本実施形態では、前述したとおり、アンビルロール31の周面に凸部32と凹部33とが直交方向CDに交互に形成されているところ、前記融着工程では、積層体8における、アンビルロール31の凸部32と融着装置35の凸条部41とに挟まれた部位に融着部5を形成する。
製造装置10及びこれを用いた伸縮性複合シートの製造方法によれば、前記融着工程で積層体8をアンビルロール31と融着装置35の押圧面35aとの間に挟んだときに、積層体8における複数の弾性部材4が、押圧面35aが有する凹条部40に配置され、実質的に押圧されないため、弾性部材4が切断される、弾性部材4の伸縮性が阻害されるといった、弾性部材4が押圧されることによる不都合が防止され、複数の弾性部材4が設計どおりに配置され、外観が良好な複合シート1を安定的に製造することができる。
特に本実施形態では、押圧面35aに凹条部40と凸条部41とが直交方向CDに交互に形成され、前記融着工程では、凸条部41の先端部を積層体8に接触させ、その接触部位に融着部5を形成するため、融着部5が設計どおりに形成されやすく、外観が良好な複合シート1を一層安定的に製造することができる。
また本発明では、弾性部材4のシート部材2,3への接合手段として接着剤を用いることができ、具体的には例えば、シート部材2,3の間に弾性部材4を導入する前に、シート部材2,3及び/又は弾性部材4に接着剤を塗布(図示の形態では弾性部材4に接着剤を塗布)することができるところ、仮に、押圧面35aに凹条部40が形成されておらず、押圧面35aが凹凸を実質的に有さない平坦面であると、平坦面である押圧面35aとアンビルロール31とで、弾性部材4などに接着剤が塗布された積層体8を挟んで、超音波振動を印加するなどして積層体8を加熱した場合に、該接着剤がその加熱によって溶融し、シート部材2,3を透過して押圧面35aやアンビルロール31の周面に付着することで、製造装置10(融着装置35)を汚染するおそれがある。このような積層体8から製造装置10への接着剤の移行(いわゆる接着剤の裏抜け)は、製造装置10の稼働中に常時起こり得るため、押圧面35aやアンビルロール31の周面に付着する接着剤の量は、製造装置10の稼働時間に比例して増加していく。したがって、接着剤の裏抜けを放置すると、製造装置10の汚染だけに留まらず、伸縮性複合シートの製造が困難になるおそれもある。これに対し、本発明は前述した特徴により、弾性部材4が押圧面35aやアンビルロール31に接しないため、前記融着工程で接着剤の裏抜けが起こり難く、製造装置の汚染を抑制しつつ、外観が良好な伸縮性複合シートを安定的に製造し得る。
また本発明では、凹条部40の如き、積層体をアンビルロールと融着装置との間に挟んだときに該積層体を構成する弾性部材が配置される「弾性部材配置用凹部」が、アンビルロールではなく、融着装置に形成されているのに対し、例えば特許文献2に記載の発明では前述したとおり、アンビルロール(スリットロール)に該弾性部材配置用凹部が形成されている。本発明のように、弾性部材配置用凹部(凹条部40)が融着装置に形成されていることによるメリットとして、1)該弾性部材配置用凹部がアンビルロールに形成されている場合に比べて、弾性部材の蛇行や浮き上がり等の不都合が生じにくい、2)弾性部材に塗布された接着剤が、シート部材2,3の如き、弾性部材が挟持固定されるシート部材から染み出す現象(いわゆる接着剤の裏抜け)が抑制され、融着装置が接着剤で汚染される不都合が生じにくい、等が挙げられる。前記弾性部材配置用凹部がアンビルロールに形成されていると、特許文献2の図4(a)に記載されているように、アンビルロールの該弾性部材配置用凹部に配置された弾性部材を、融着装置が備える凸部でシート部材ごと押し込む必要があり、その際押し込み量に応じてシート部材のテンションを緩める必要があるため、弾性部材が蛇行しやすくなり、また、弾性部材をシート部材ごと押し込むため、接着剤の裏抜けも生じやすくなる。
前述した、融着装置35の押圧面35aの凹条部40による作用効果を一層確実に奏させるようにする観点から、凹条部40の寸法等は以下のように設定することが好ましい。
凹条部40の直交方向CDの長さ(幅)40W(図4参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上、そして、好ましくは50mm以下、より好ましくは10mm以下である。
凹条部40の深さ40D(図4参照)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上、そして、好ましくは20mm以下、より好ましくは10mm以下である。
直交方向CDに隣り合う2個の凹条部40,40どうしの間隔P、すなわち凸条部41の直交方向CDの長さ(幅)Pは、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、そして、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下である。
本実施形態では、複数の凹条部40は幅40W及び深さ40Dが互いに同じであり、また、複数の間隔Pは均一であるが、複数の凹条部40で幅40W及び/又は深さ40Dが互いに異なっていてもよく、また、複数の間隔Pは均一でなくてもよい。
また本実施形態では、凹条部40は、図4に示す如き直交方向CDに沿う断面視において四角形形状を有しているが、凹条部40の直交方向CDに沿う断面視形状は特に限定されず、例えば、凹条部40の底部40aが、図4に示す如き直線ではなく、アンビルロール31側とは反対側(図4の上方側)に向かって凸のU字状の湾曲線又はV字状の屈曲線でもよい。
以下、本発明の他の実施形態について図面を参照して説明する。後述する他の実施形態については、前述の実施形態(複合シート1、製造装置10)と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前述の実施形態についての説明が適宜適用される。
図4に示す形態では、積層体8をアンビルロール31と融着装置35の押圧面35aとの間に挟んだときに、1個の凹条部40に1本の弾性部材4が配置されるようになされており、積層体8における複数の弾性部材4と複数の凹条部40とが1対1で対応していたが、本発明では、複数の弾性部材4と複数の凹条部40とは1対1で対応していなくてもよく、例えば図5に示すように、1個の凹条部40に複数(図5の形態では2本)の弾性部材4が配置されるようになされていてもよい。このように、1個の凹条部40に複数の弾性部材4が配置可能になされていると、弾性部材4の蛇行に対する許容量が増加するので、仮に、積層体8をアンビルロール31と融着装置35の押圧面35aとの間に挟む前に、該積層体8における弾性部材4が多少蛇行していても、その蛇行した弾性部材4を凹条部40に配置することが可能となる。
図6に示す製造装置10Aでは、積層体8のアンビルロール31の周面に対する抱き角度θが0°を超えており、製造装置10Aを用いた複合シート1の製造方法における前記融着工程では、該抱き角度θが0°を超えるように、積層体8をアンビルロール31の周面に接触させる。抱き角度θは、図6に示す如き、アンビルロール31の軸心31Cと直交する方向での断面視において、積層体8のアンビルロール31の周面との接触開始点(図6に示す形態では、アンビルロール31の周面に対向配置されたガイドロール22と該周面との最近接部)と軸心31Cとを結ぶ直線L1と、積層体8のアンビルロール31の周面との接触終点(図6に示す形態では、融着装置35の押圧面35aとアンビルロール31の周面との最近接部)と軸心31Cとを結ぶ直線L2とのなす角度である。
図7には、抱き角度θと積層体8(複合シート1)の融着装置35の押圧面35aに対する接触の程度との関係を説明する図が示されている。図7(a)は、図2に示す製造装置10の要部、図7(b)及び図7(c)は、それぞれ、図6に示す製造装置10Aの要部を示す。なお図7では、理解容易のため、押圧面(振動印加面)35aを有する融着装置35(超音波ホーン38)の先端部を、アンビルロール31との対比で、典型的な装置構成に比べて大きく誇張して記載しており、図7は、必ずしも実際の装置構成を示すものではない。
製造装置10では抱き角度θは0度であり、また融着装置35(超音波ホーン38)は、典型的には、製造装置10の稼働中は移動しないため、図7(a)に示すように、融着装置35の押圧面35aと走行中の積層体8(複合シート1)とは常時、面で接触する。そのため製造装置10では、押圧面35aと積層体8との間の摩擦抵抗(搬送抵抗)が比較的大きくなりやすい。斯かる摩擦抵抗が大きくなると、積層体8が押圧面35aに引っ掛かりやすくなる、積層体8にしわが発生するなどして品質低下に繋がる、などの不都合が生じることが懸念される。
これに対し製造装置10Aでは、図7(b)及び図7(c)に示すように、抱き角度θが0度を超えるため、製造装置10Aの融着装置35の押圧面35aと走行中の積層体8(複合シート1)との接触面積が、図7(a)に示す如き抱き角度θが0度の場合に比べて低減され、そのため、押圧面35aと積層体8との間の摩擦抵抗が低減される。
図7(b)に示す形態と図7(c)に示す形態とは、融着装置35の押圧面35aとアンビルロール31の周面とが最も近接する位置、すなわち積層体8に融着部5を形成する融着処理位置Qが異なっている。
融着処理位置Qは、図7(b)に示す形態では、積層体8におけるアンビルロール31の周面との接触開始点8aと接触終点8bとの中間位置に存在し、図7(c)に示す形態では、接触終点8bに存在している。
図7(c)に示す形態でも、図7(a)に示す抱き角度θが0度の形態に比べて、押圧面35aと積層体8との接触面積が低減されるため、一定の摩擦抵抗の低減効果が奏されるが、図7(b)に示す形態では、押圧面35aと走行中の積層体8とが常時、点で接触するため、摩擦抵抗の低減効果に一層優れる。とりわけ、図7(b)に示す形態において、図3に示すように、アンビルロール31の周面に凸部32が形成されていると、押圧面35aと積層体8とが凸部32の形成位置でのみ接触するので、両者間の点接触がより一層確実になされるようになる。
抱き角度θ(図6参照)は、好ましくは10度以上、より好ましくは20度以上、そして、好ましくは180度以下、より好ましくは90度以下である。
抱き角度θの調整は、積層体8(複合シート1)のアンビルロール31周りの走行路を調整することで調整可能である。製造装置10Aでは、図6に示すように、融着装置35よりも走行方向MDの上流側において、アンビルロール31の周面にガイドロール22を対向配置することで、抱き角度θを0度超に調整している。
製造装置10Aを用いた複合シート1の製造方法では、2枚のシート部材のうちの少なくとも一方、具体的にはシート部材2が、一方向に伸縮可能な伸縮シート部材25であり、前記積層体形成工程に先立って実施される工程として、伸縮シート部材25の製造工程を有している。図8には、伸縮シート部材25が一部破断した状態で示されている。伸縮シート部材25は、相対向する2層の繊維層26,27と、該2層の繊維層26,27の間に配置され、互いに交差せずに一方向に延びる複数の弾性フィラメント28とを有している。複数の弾性フィラメント28は、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な繊維層26,27に接合されている。
伸縮シート部材25は、その全体が一方向Xに伸縮性を有している。伸縮シート部材25においては、該伸縮シート部材25に方向Xへの伸縮性を付与する複数の弾性フィラメント28のピッチP1(図8参照)が比較的短く、複数の弾性フィラメント28が方向Yにおいて比較的高密度に配置されており、斯かる弾性フィラメント28の配置により、伸縮シート部材25の全体が方向Xに伸縮性を有している。弾性フィラメント28のピッチP1、すなわち方向Yに隣り合う任意の2本の弾性フィラメント28,28の中心間距離P1は、伸縮シート部材25の全体に伸縮性を付与する観点から、好ましくは5mm以下、より好ましくは2mm以下である。弾性フィラメント28のピッチP1の下限は特に制限されないが、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.5mm以上である。隣接するフィラメント28どうしが隙間なく配置されないよう空間を設けることが望ましい。
伸縮シート部材25を構成する繊維層26,27は、弾性フィラメント28の延びる方向(方向X)と同方向に伸長可能である。ここでいう「伸長可能」には、(1)繊維層26,27の構成繊維自体が伸長する場合と、(2)構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維層26,27全体として伸長する場合とが包含される。
弾性フィラメント28は、弾性樹脂が溶融又は軟化した状態で延伸されて形成されたものである。複数の弾性フィラメント28は、それぞれ、伸縮シート部材25の方向Xの全長に連続して配されている。複数の弾性フィラメント28は、互いに交差せずに一方向(方向X)に延びるように配列している。弾性フィラメント28は、実質的に非伸長状態で繊維層26,27の間に接合されている。弾性フィラメント28と繊維層26,27との接合は、両繊維層26,27の構成繊維(非弾性繊維)が弾性フィラメント28中に埋没した状態で該弾性フィラメント28に融着することによりなされたものであり、ホットメルト型接着剤等の接着剤を用いてなされたものではない。したがって、繊維層26,27(非弾性繊維を主体とする伸長可能な繊維層)とこれに接合されている弾性フィラメント28との間には接着剤が存在しない。
伸縮シート部材25は、弾性フィラメント28の延びる方向(方向X)と同方向に伸縮可能である。伸縮シート部材25の伸縮性は、弾性フィラメント28の弾性に起因して発現する。伸縮シート部材25を弾性フィラメント28の延びる方向と同方向に引き伸ばすと、弾性フィラメント28及び繊維層26,27が伸長する。そして伸縮シート部材25の引き伸ばしを解除すると、弾性フィラメント28が収縮し、その収縮に連れて繊維層26,27が引き伸ばし前の状態に復帰する。また、伸縮シート部材25においては、その製造時に繊維層26,27が弾性フィラメント28の延びる方向に沿って延伸されることで、繊維層26,27どうしの繊維の結合が一部破壊されており、それによって繊維層26,27に伸びしろが設けてられているため、伸縮シート部材25を弾性フィラメント28の延びる方向(方向X)に引き伸ばした場合には、伸縮シート部材25が方向Xに縮む、いわゆる幅縮みをほとんど起こさずに伸長し得る。
伸縮シート部材25を構成する繊維層26,27は、それぞれ、短繊維の不織布であり得る。不織布としては、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等が挙げられる。繊維層26,27は、互いに同種でもよく、異種でもよい。
伸縮シート部材25を構成する弾性フィラメント28は、例えば熱可塑性エラストマーやゴム等を原料とするものである。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた弾性フィラメントは熱融着させやすいので、伸縮シート部材25に好適である。熱可塑性エラストマーとしては、例えば、SBS(スチレン-ブタジエン-スチレン)、SIS(スチレン-イソプレン-スチレン)、SEBS(スチレン-エチレン-ブタジエン-スチレン)、SEPS(スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー(エチレン系のα-オレフィンエラストマー、エチレン・ブテン・オクテン等を共重合したプロピレン系エラストマー)、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、これらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。
伸縮シート部材25は、例えば、特開2009-61743号公報に記載の方法に従って製造することができる。具体的には例えば、紡糸ノズルから紡出された溶融状態の複数の弾性フィラメント28を所定速度で引き取って延伸しつつ、弾性フィラメント28の固化前に、弾性フィラメント28が互いに交差せず一方向に配列するように弾性フィラメント28を繊維層26,27に融着させて、伸縮シート部材前駆体を得る。具体的には例えば、2層の繊維層26,27の間に溶融状態の弾性フィラメント28を供給し、両繊維層26,27に圧をかけてラミネートすることで、前記伸縮シート部材前駆体を得る。しかる後、前記伸縮シート部材前駆体を弾性フィラメント28の延びる方向に沿って延伸することによって、伸縮シート部材25を製造することができる。
製造装置10Aを用いた複合シート1の製造方法が有する、伸縮シート部材25の製造工程は、前記伸縮シート部材前駆体として、繊維層26,27の一方の面に複数の弾性フィラメント28が互いに交差せずに一方向に延びるように配置された構成の前駆体24を用い、該前駆体24を弾性フィラメント28の延びる方向に沿って延伸する工程を有している。製造装置10Aは、図6に示すように、アンビルロール31よりも走行方向MDの上流側に、前駆体24を延伸するための延伸装置45を備え、延伸装置45は、歯と歯底とが周方向に交互に形成された一対の歯溝ロール46,47を備えている。
製造装置10Aは、ロール状に巻回された長尺帯状の前駆体24の原反ロールから該前駆体24を連続的に繰り出し、延伸装置45が備える歯溝ロール46,47の間に連続的に導入するようになされている。歯溝ロール46,47の間に導入された前駆体24は、両ロール46,47の一方の歯と他方の歯底との噛み合いによって、繊維層26,27どうしの繊維の結合が部分的に破壊され、繊維層26,27に伸びしろが設けられる。こうして前駆体24は、弾性フィラメント28の延びる方向に沿って延伸されて、伸縮シート部材25となる。
伸縮シート部材25は、弾性部材4と伸長率が同じであることが好ましい。すなわち前記積層体形成工程において、伸縮シート部材25の一方の面(シート部材3との対向面)に弾性部材4を配置する際には、伸縮シート部材25の伸長率と複数の弾性部材4それぞれの伸長率とを同じにすることが好ましい。斯かる構成により、伸縮性複合シート1のしわを防止できるという効果が奏される。伸長率の調整は、例えば、伸縮シート部材25の一方の面に弾性部材4を配置する際の伸縮シート部材25及び/又は弾性部材4の走行速度を調整すること調整可能である。
ここでいう「伸長率」とは、弾性部材又は弾性フィラメントの張設具合の指標となるもので、弾性部材又は弾性フィラメントの自然状態(非伸長状態)での長さを100としたときに何%伸長しているかを示すものである。例えば弾性部材が伸長され、その長さが120となっているとき、伸長率は120%である。また、前記の「伸長率が同じ」とは、伸長率の差が絶対値で10%以内にある場合を意味する。
以上、本発明をその実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に制限されることなく適宜変更が可能である。
例えば前記実施形態では、融着装置35は超音波振動を利用した融着装置であったが、シート部材2,3を融着させ得る装置であればよく、例えば、加熱手段を有し、該加熱手段によりシート部材2,3を加熱することでこれらを融着させる装置であってもよい。
また、製造装置10A(図6参照)は、前駆体24の延伸装置45よりも走行方向MDの上流側に、前駆体24の製造装置を備えていてもよい。
前述した一の実施形態のみが有する部分は、すべて適宜相互に利用できる。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<1>
相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造方法であって、
2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を得る、積層体形成工程と、
前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着工程とを有し、
前記融着工程では、前記融着装置として、前記押圧面に前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されたものを用い、且つ前記積層体を前記アンビルロールと該押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が該凹条部に配置されるようにする、伸縮性複合シートの製造方法。
<2>
前記押圧面に、前記凹条部と前記走行方向に延びる凸条部とが前記直交方向に交互に形成されており、前記融着工程では、該凸条部の先端部を前記積層体に接触させ、その接触部位に前記融着部を形成する、前記<1>に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<3>
前記アンビルロールの周面に、凸部と凹部とが前記直交方向に交互に形成されており、前記融着工程では、前記積層体における該凸部と前記凸条部とに挟まれた部位に前記融着部を形成する、前記<2>に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<4>
前記伸縮性複合シートにおいて、複数の前記融着部が前記一方向に間欠配置されて融着部列を形成し、複数の該融着部列が該一方向と直交する方向に間欠配置されている、前記<1>~<3>の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<5>
前記融着装置は、超音波振動を利用した融着装置であり、前記押圧面は、該超音波振動の印加面である、前記<1>~<4>の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<6>
前記融着工程では、前記積層体を前記アンビルロールと前記融着装置が備える超音波ホーンの先端の押圧面との間に挟んで加圧しつつ、該押圧面より該積層体に超音波振動を印加する、前記<5>に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<7>
前記融着工程では、前記積層体の前記アンビルロールの周面に対する抱き角度が0°を超えるように、該積層体を該アンビルロールの周面に接触させる、前記<1>~<6>の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<8>
前記融着装置の押圧面と前記アンビルロールの周面とが最も近接する位置(前記積層体の融着処理位置)は、前記積層体における該アンビルロールの周面との接触開始点と接触終点との中間位置に存在する、前記<7>に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<9>
前記2枚のシート部材のうちの少なくとも一方は、一方向に伸縮可能な伸縮シート部材であり、前記積層体形成工程に先立って実施される工程として、該伸縮シート部材の製造工程を有し、
前記伸縮シート部材の製造工程は、繊維層の一方の面に複数の弾性フィラメントが互いに交差せずに一方向に延びるように配置された構成の伸縮シート部材前駆体を、該弾性フィラメントの延びる方向に沿って延伸する工程を有する、前記<1>~<8>の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<10>
前記伸縮シート部材は、前記弾性部材と伸長率が同じである、前記<9>に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<11>
前記積層体形成工程では、前記2枚のシート部材の間に前記複数の弾性部材を導入する前に、該弾性部材の表面に接着剤を塗布する、前記<1>~<10>の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
<12>
相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造装置であって、
2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を形成する、積層体形成機構と、
前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着機構とを備え、
前記押圧面に、前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されており、
前記融着機構は、前記積層体を前記アンビルロールと前記押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が前記凹条部に配置されるように動作する、伸縮性複合シートの製造装置。
<13>
前記融着装置は、超音波振動を利用した融着装置であり、前記押圧面は、該超音波振動の印加面である、前記<12>に記載の伸縮性複合シートの製造装置。
<14>
前記積層体形成機構は、接着剤の塗布装置を備えている、前記<12>又は<13>に記載の伸縮性複合シートの製造装置。
1 伸縮性複合シート
2,3 シート部材
4 弾性部材
5 融着部
50 融着部列
6 溝部
7 畝部
8 積層体
10,10A 伸縮性複合シートの製造装置
20 積層体形成機構
21 接着剤の塗布装置
24 伸縮シート部材前駆体
25 伸縮シート部材
26,27 繊維層
28 弾性フィラメント
30 融着機構
31 アンビルロール
32 凸部
33 凹部
35 融着装置
35a 押圧面(振動印加面)
36 コンバーター
37 ブースター
38 超音波ホーン
39 可動台
40 凹条部
41 凸条部
45 延伸装置
46,47 歯溝ロール
MD シート部材(積層体)の走行方向
CD 直交方向

Claims (9)

  1. 相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造方法であって、
    2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を得る、積層体形成工程と、
    前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着工程とを有し、
    前記融着工程では、前記融着装置として、前記押圧面に前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されたものを用い、且つ前記積層体を前記アンビルロールと該押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が該凹条部に配置されるようにする、伸縮性複合シートの製造方法。
  2. 前記押圧面に、前記凹条部と前記走行方向に延びる凸条部とが前記直交方向に交互に形成されており、前記融着工程では、該凸条部の先端部を前記積層体に接触させ、その接触部位に前記融着部を形成する、請求項1に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  3. 前記アンビルロールの周面に、凸部と凹部とが前記直交方向に交互に形成されており、前記融着工程では、前記積層体における該凸部と前記凸条部とに挟まれた部位に前記融着部を形成する、請求項2に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  4. 前記融着装置は、超音波振動を利用した融着装置であり、前記押圧面は、該超音波振動の印加面である、請求項1~3の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  5. 前記融着工程では、前記積層体の前記アンビルロールの周面に対する抱き角度が0°を超えるように、該積層体を該アンビルロールの周面に接触させる、請求項1~4の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  6. 前記2枚のシート部材のうちの少なくとも一方は、一方向に伸縮可能な伸縮シート部材であり、前記積層体形成工程に先立って実施される工程として、該伸縮シート部材の製造工程を有し、
    前記伸縮シート部材の製造工程は、繊維層の一方の面に複数の弾性フィラメントが互いに交差せずに一方向に延びるように配置された構成の伸縮シート部材前駆体を、該弾性フィラメントの延びる方向に沿って延伸する工程を有する、請求項1~5の何れか1項に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  7. 前記伸縮シート部材は、前記弾性部材と伸長率が同じである、請求項6に記載の伸縮性複合シートの製造方法。
  8. 相対向する2枚のシート部材の間に複数の弾性部材が互いに交差せずに一方向に延びるように配置されているとともに、該2枚のシート部材が融着した融着部と該弾性部材とが該一方向に直交する方向に交互に配置された部分を有し、該一方向に伸縮性を有する、伸縮性複合シートの製造装置であって、
    2枚のシート部材を同方向に走行させつつ重ね合わせるとともに、該2枚のシート部材の間に複数の弾性部材を、該複数の弾性部材が該シート部材の走行方向に直交する直交方向に間欠配置されるように導入し、該2枚のシート部材の間に該複数の弾性部材が介在配置された構成の積層体を形成する、積層体形成機構と、
    前記積層体を、アンビルロールと該アンビルロールの周面に対向配置された融着装置が備える押圧面との間に挟んで、該積層体における前記弾性部材が配置されていない部位に前記融着部を形成する、融着機構とを備え、
    前記押圧面に、前記走行方向に延びる複数の凹条部が前記直交方向に間欠配置されており、
    前記融着機構は、前記積層体を前記アンビルロールと前記押圧面との間に挟んだときに、該積層体における前記複数の弾性部材が前記凹条部に配置されるように動作する、伸縮性複合シートの製造装置。
  9. 前記融着装置は、超音波振動を利用した融着装置であり、前記押圧面は、該超音波振動の印加面である、請求項8に記載の伸縮性複合シートの製造装置。
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