JP2022071124A - インバウンド製品をスケジュールし、インバウンド製品を収納し、インバウンドエラーを監視するためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】インバウンド製品をスケジュールし、インバウンド製品を収納し、インバウンドエラーを監視するためのシステム及び方法を提供する。【解決手段】インバウンド製品を受け取るための方法は、所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールし８０１、インバウンドパレットに関する運送状番号、予約番号、発注番号の少なくとも１つを受け取り８０２、インバウンドバーコード並びに運送状番号、予約番号、発注番号の少なくとも１つをインバウンドパレットに割り当てるようにデータベースを修正し８０３、インバウンドバーコード又は製品に関連付けられた製品識別子の少なくとも一方を受け取り８０４、製品を収納するためのゾーンを予測し８０５、製品を含むトートに関連付けられたトート識別子を受け取り８０６、製品に関連付けられた製品識別子及びトート識別子をゾーンに割り当てるようにデータベースを修正する８０７。【選択図】図８

Description

本開示は、広くには、インバウンド製品を受け取り、インバウンド製品を収納し、イン
バウンドエラーを監視するためのコンピュータ化されたシステムおよび方法に関する。と
くには、本開示の実施形態は、所定の優先度ルールに基づいてインバウンド製品の入荷を
スケジュールすることによって製品を受け取り、製品識別子に関連付けられたパラメータ
に基づいて収納のためのゾーンを予測することによってインバウンド製品を収納し、イン
バウンドエラーバーコードを製品識別子に割り当てるようにデータベースを修正すること
によってインバウンドエラーを監視することに関連する独創的な従来にないシステムに関
する。

インバウンド製品を受け取って収納し、インバウンド製品の受け取りおよび収納時に生
じ得るエラーを報告するためのさまざまなシステムおよび方法が存在する。例えば、イン
バウンド製品がフルフィルメントセンタに到着すると、作業員は、在庫管理単位（ＳＫＵ
）などの製品に関連付けられた識別子を手作業でスキャンし、バーコードエラー、運送状
エラー、ベンダーエラー、出荷エラー、などの各々のインバウンドエラーに関する報告書
を手作業で作成する。次いで、作業員は、エラーのあるインバウンド製品を集め、これら
の製品を再発送のためにベンダーおよび／またはサプライヤに送り返す。これらの従来か
らのシステムおよび方法は、インバウンドエラーの報告において効果的であるかもしれな
いが、所定の優先度ルールに基づいてインバウンド製品の入荷を効率的にスケジュールす
るインバウンド製品の受け取りのための効率的な方法は、まだ存在しない。さらに、イン
バウンドエラーのある製品にインバウンドエラーに対応するインバウンドエラーバーコー
ドを割り当てることで、作業員がインバウンドエラーバーコードをスキャンすることによ
ってインバウンドエラーに関する情報を判断できるようにするインバウンドエラーの監視
のための効率的な方法は、まだ存在しない。

インバウンド製品の受け取り時に生じるエラーが、顧客への製品の出荷および配送を大
幅に遅らせる可能性がある。一例として、作業員がインバウンド製品の数量の計算を間違
える可能性があり、そのため、特定の製品の物理的な数量が製品の予想数量から相違する
可能性がある。さらに、インバウンドエラーは、ベンダーおよび／またはサプライヤにお
いて生じる可能性もある。例えば、ベンダーおよび／またはサプライヤが、インバウンド
製品をフルフィルメントセンタへと送るときに間違いを犯す可能性がある。例えば、ベン
ダーおよび／またはサプライヤが送り出す特定の製品の数量が期待される数量よりも少な
い可能性があり、あるいはベンダーおよび／またはサプライヤが間違った製品（例えば、
運送状に指定されていない製品）をフルフィルメントセンタに送る可能性がある。さらに
、インバウンド製品の入荷は、組織化されたやり方でスケジュールされる場合がある。そ
のため、午前中にインバウンド製品の入荷が同時に流れ込み、午後にはインバウンド製品
の入荷がほとんどないかもしれない。午前中にインバウンド製品の入荷を受け入れる充分
な作業員が存在しない場合、これは、顧客への商品の出荷および配送を大幅に遅延させる
可能性がある。インバウンド製品の入荷の受け取り時に生じるエラーは不可避であるため
、インバウンド製品の入荷を賢くスケジュールし、インバウンドエラーを迅速かつ効率的
に報告して、顧客への製品の出荷および配送の遅延を減らすインバウンド製品の受け取り
のための改善されたシステムおよび方法が必要である。

さらに、インバウンド製品を収納するための従来からのシステムおよび方法は、フルフ
ィルメントセンタ内の固定された場所に製品を収納する。例えば、従来からのシステムお
よび方法は、収納に関してフルフィルメントセンタ内の所定の場所に異なるタイプの製品
を指定するように構成され得る。さらに、特定の制限ルールに基づいて、従来からのシス
テムおよび方法は、製品を収納するためのフルフィルメントセンタ内の場所を決定するこ
とができる。例として、制限ルールに基づいて、同じＳＫＵを有するすべての製品は、フ
ルフィルメントセンタ内の固定の場所に配置される必要があってよく、同じ有効期限を有
するすべての製品は、フルフィルメントセンタ内の別の固定の場所に配置される必要があ
ってよい。各製品を収納するために固定の場所を用意することは、フルフィルメントセン
タにおけるインバウンド製品の整理に有用となり得るが、これにより、顧客への製品の出
荷および配送が大幅に遅延する可能性がある。とりわけ大企業の場合に、フルフィルメン
トセンタおよび倉庫がきわめて大きくなる可能性があり、したがって、フルフィルメント
センタ内の固定の場所に各製品を収納するために要する時間が長くなる可能性がある。

したがって、製品を収納するための改善されたシステムおよび方法が必要である。とく
には、識別子がスキャンされたときにインバウンド製品を収納するためのフルフィルメン
トセンタ内のゾーンを予測することができる製品を収納するための改善されたシステムお
よび方法が必要である。さらには、スキャンされた識別子に関連付けられた１つまたは複
数のパラメータに基づいて収納のためのゾーンを予測するインバウンド製品を収納するた
めの改善されたシステムおよび方法が必要である。

本開示の一態様は、インバウンド製品を受け取るためのコンピュータによって実現され
るシステムに関する。システムは、命令を記憶するメモリと、命令を実行するように構成
された少なくとも１つのプロセッサとを備えることができる。少なくとも１つのプロセッ
サを、所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールし、少
なくとも１つの製品を含むインバウンドパレットに関する運送状番号、予約番号、または
発注番号のうちの少なくとも１つを受け取り、インバウンドパレットにインバウンドバー
コードならびに運送状番号、予約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つを割り当
てるようにデータベースを修正し、少なくとも１つの製品を収納するために、インバウン
ドバーコードまたは少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子の少なくとも一方
を受け取り、受け取ったインバウンドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方の受
け取り後に、少なくとも１つの製品を収納するためのゾーン、およびゾーンの収納能力を
予測し、ゾーンにおける収納のために少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けられ
たトート識別子を受け取り、少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子およびト
ート識別子をゾーンに割り当てるようにデータベースを修正するように構成することがで
きる。いくつかの実施形態において、予測は、製品識別子に関連付けられたパラメータに
基づくことができる。

いくつかの実施形態において、製品識別子に関連付けられたパラメータは、製品識別子
の優先度レベル、製品識別子が関連付けられた少なくとも１つの製品の寸法、製品識別子
が関連付けられた少なくとも１つの製品の重量、または製品識別子が関連付けられた少な
くとも１つの製品の有効期限のうちの少なくとも１つを含むことができる。製品識別子の
優先度レベルは、第１の優先度レベル、第２の優先度レベル、および第３の優先度レベル
を含むことができる。製品識別子に第１の優先度レベルが関連付けられている場合、少な
くとも１つのプロセッサを、少なくとも１つの製品を少なくとも１つの製品の受け取りか
ら所定の数時間のうちに収納するようにユーザデバイスに通知をもたらすように構成する
ことができる。製品識別子に第２の優先度レベルが関連付けられている場合、少なくとも
１つのプロセッサを、少なくとも１つの製品を少なくとも１つの製品の受け取りから１日
のうちに収納するようにユーザデバイスに通知をもたらすように構成することができる。
製品識別子に第３の優先度レベルが関連付けられている場合、少なくとも１つのプロセッ
サを、少なくとも１つの製品を少なくとも１つの製品の受け取りから所定の数日のうちに
収納するようにユーザデバイスに通知をもたらすように構成することができる。

いくつかの実施形態においては、少なくとも１つのプロセッサを、命令を実行して、イ
ンバウンドパレットの予定入荷日および時刻スタンプを割り当てるようにデータベースを
修正するようにさらに構成することができる。いくつかの実施形態においては、少なくと
も１つのプロセッサを、命令を実行して、ユーザデバイスから少なくとも１つの製品に関
するインバウンドエラーの報告を受け取り、インバウンドエラーに対応付けられたインバ
ウンドエラーバーコードを受け取り、インバウンドエラーバーコードをインバウンドバー
コードまたは製品識別子の少なくとも一方に割り当てるようにデータベースを修正するよ
うにさらに構成することができる。インバウンドエラーバーコードを、インバウンドエラ
ーバーコードがスキャンされたときに、少なくとも１つのプロセッサをユーザデバイス上
にインバウンドエラーの原因を表示するように構成できるように、インバウンドエラーに
対応付けることができる。いくつかの実施形態において、インバウンドエラーの原因は、
製品画像エラー、バーコードエラー、有効期限エラー、運送状エラー、ベンダーエラー、
作業員エラー、または出荷エラーのうちの少なくとも１つを含むことができる。

いくつかの実施形態において、所定の優先度ルールに基づいてインバウンド入荷をスケ
ジュールすることは、入荷のタイプおよび入荷のタイプに関連付けられた優先度レベルに
基づいてインバウンド入荷をスケジュールすることを含むことができる。いくつかの実施
形態において、入荷のタイプは、第１、第２、および第３の入荷タイプを含むことができ
る。第１の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、第２の入荷タイプに関連付けら
れた優先度レベルよりも高くてよく、第２の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは
、第３の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルよりも高くてよい。

本開示の別の態様は、インバウンド製品を受け取るためのコンピュータによって実行さ
れる方法に関する。この方法は、所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの
入荷をスケジュールすることと、少なくとも１つの製品を含むインバウンドパレットに関
する運送状番号、予約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つを受け取ることと、
インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに運送状番号、予約番号、または
発注番号のうちの少なくとも１つを割り当てるようにデータベースを修正することと、少
なくとも１つの製品を収納するために、インバウンドバーコードまたは少なくとも１つの
製品に関連付けられた製品識別子の少なくとも一方を受け取ることと、受け取ったインバ
ウンドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方の受け取り後に、少なくとも１つの
製品を収納するためのゾーン、およびゾーンの収納能力を予測することと、ゾーンにおけ
る収納のために少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けられたトート識別子を受け
取ることと、少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子およびトート識別子をゾ
ーンに割り当てるようにデータベースを修正することとを含むことができる。いくつかの
実施形態において、予測は、製品識別子に関連付けられたパラメータに基づくことができ
る。

いくつかの実施形態において、製品識別子に関連付けられたパラメータは、製品識別子
の優先度レベル、製品識別子が関連付けられた少なくとも１つの製品の寸法、製品識別子
が関連付けられた少なくとも１つの製品の重量、または製品識別子が関連付けられた少な
くとも１つの製品の有効期限のうちの少なくとも１つを含むことができる。製品識別子の
優先度レベルは、第１の優先度レベル、第２の優先度レベル、および第３の優先度レベル
を含むことができる。いくつかの実施形態において、この方法は、製品識別子に第１の優
先度レベルが関連付けられている場合に、少なくとも１つの製品を少なくとも１つの製品
の受け取りから所定の数時間のうちに収納するようにユーザデバイスに通知することと、
製品識別子に第２の優先度レベルが関連付けられている場合に、少なくとも１つの製品を
少なくとも１つの製品の受け取りから１日のうちに収納するようにユーザデバイスに通知
することと、製品識別子に第３の優先度レベルが関連付けられている場合に、少なくとも
１つの製品を少なくとも１つの製品の受け取りから所定の数日のうちに収納するようにユ
ーザデバイスに通知することとを含むことができる。

いくつかの実施形態において、この方法は、インバウンドパレットの予定入荷日および
時刻スタンプを割り当てるようにデータベースを修正することをさらに含むことができる
。いくつかの実施形態において、この方法は、ユーザデバイスから少なくとも１つの製品
に関するインバウンドエラーの報告を受け取ることと、インバウンドエラーに対応付けら
れたインバウンドエラーバーコードを受け取ることと、インバウンドエラーバーコードを
インバウンドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方に割り当てるようにデータベ
ースを修正することとをさらに含むことができる。インバウンドエラーバーコードを、イ
ンバウンドエラーバーコードがスキャンされたときに、少なくとも１つのプロセッサをユ
ーザデバイス上にインバウンドエラーの原因を表示するように構成できるように、インバ
ウンドエラーに対応付けることができる。いくつかの実施形態において、インバウンドエ
ラーの原因は、製品画像エラー、バーコードエラー、有効期限エラー、運送状エラー、ベ
ンダーエラー、作業員エラー、または出荷エラーのうちの少なくとも１つを含むことがで
きる。

いくつかの実施形態において、所定の優先度ルールに基づいてインバウンド入荷をスケ
ジュールすることは、入荷のタイプおよび入荷のタイプに関連付けられた優先度レベルに
基づいてインバウンド入荷をスケジュールすることを含むことができる。いくつかの実施
形態において、入荷のタイプは、第１、第２、および第３の入荷タイプを含むことができ
る。第１の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、第２の入荷タイプに関連付けら
れた優先度レベルよりも高くてよく、第２の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは
、第３の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルよりも高くてよい。

本開示のさらに別の態様は、製品を収納するためのコンピュータによって実現されるシ
ステムに関する。システムは、命令を記憶するメモリと、命令を実行するように構成され
た少なくとも１つのプロセッサとを備えることができる。少なくとも１つのプロセッサを
、命令を実行して、所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジ
ュールし、ユーザデバイスから少なくとも１つの製品を含むインバウンドパレットに関す
る運送状番号、予約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つを受け取り、インバウ
ンドパレットにインバウンドバーコードならびに運送状番号、予約番号、または発注番号
のうちの少なくとも１つを割り当てるようにデータベースを修正し、少なくとも１つの製
品を収納するために、インバウンドバーコードまたは少なくとも１つの製品に関連付けら
れた製品識別子の少なくとも一方をユーザデバイスから受け取り、受け取ったインバウン
ドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方の受け取り後に、少なくとも１つの製品
を収納するためのゾーン、およびゾーンの収納能力を予測し、ゾーンにおける収納のため
に少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けられたトート識別子をユーザデバイスか
ら受け取り、少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子およびトート識別子をゾ
ーンに割り当てるようにデータベースを修正し、少なくとも１つの製品に関するインバウ
ンドエラーの報告をユーザデバイスから受け取り、インバウンドエラーバーコードをユー
ザデバイスから受け取り、インバウンドエラーバーコードをインバウンドバーコードまた
は製品識別子の少なくとも一方に割り当てるようにデータベースを修正するように構成す
ることができる。いくつかの実施形態において、予測は、製品識別子に関連付けられたパ
ラメータに基づくことができる。いくつかの実施形態においては、インバウンドエラーバ
ーコードを、インバウンドエラーバーコードがスキャンされたときに、少なくとも１つの
プロセッサがユーザデバイス上にインバウンドエラーの原因を表示するように構成される
ように、インバウンドエラーに対応付けることができる。

他のシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体も、本明細書で説明される。

本開示の実施形態による出荷、輸送、および物流作業を可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを備えるネットワークの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。 本開示の実施形態による検索要求を満たす１つまたは複数の検索結果をインタラクティブなユーザインターフェース要素と共に含む一例の検索結果ページ（ＳＲＰ）を示している。 本開示の実施形態による製品および製品についての情報をインタラクティブなユーザインターフェース要素と共に含む一例の単一表示ページ（ＳＤＰ）を示している。 本開示の実施形態による仮想ショッピングカート内のアイテムをインタラクティブなユーザインターフェース要素と共に含む一例のカートページを示している。 本開示の実施形態による仮想ショッピングカートからのアイテムを購入および出荷に関する情報ならびにインタラクティブなユーザインターフェース要素と共に含む一例の注文ページを示している。 本開示の実施形態による本開示のコンピュータ化されたシステムを利用するように構成された例示的なフルフィルメントセンタの概略図である。 本開示の実施形態によるインバウンド製品を受け取るためのシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。 本開示の実施形態によるインバウンド製品の受け取りを容易にするように構成されたユーザデバイス上の例示的なグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 本開示の実施形態による図４Ａの例示的なグラフィカルユーザインターフェースの別の概略図である。 本開示の実施形態による図４Ａの例示的なグラフィカルユーザインターフェースの別の概略図である。 本開示の実施形態による受け取ったインバウンド製品に関連する情報を格納するように構成された例示的なデータベースである。 本開示の実施形態によるインバウンド製品の収納を容易にするように構成されたユーザデバイス上の例示的なグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 本開示の実施形態によるインバウンドエラーの報告を容易にするように構成されたユーザデバイス上の例示的なグラフィカルユーザインターフェースの概略図である。 本開示の実施形態による報告されたインバウンドエラーに関連する情報を格納するように構成された例示的なデータベースである。 本開示の実施形態によるインバウンド製品を受け取るための方法の例示的な実施形態を示す流れ図である。

以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明では
、同一または類似の部分を参照するために、同一の参照番号が使用される。いくつかの例
示的な実施形態が本明細書で説明されるが、修正、適応、および他の実装が可能である。
例えば、置換、追加、または修正が図面に示された構成要素および工程に対して行われて
もよく、本明細書に記載された例示的な方法は、開示された方法に対して工程の置換、並
べ替え、除去、または追加を行うことによって修正されてもよい。したがって、以下の詳
細な説明は、開示された実施形態および実施例に限定されない。むしろ、本発明の適切な
範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。

本開示の実施形態は、インバウンド製品を受け入れ、インバウンドエラーを報告するよ
うに構成されたシステムおよび方法を対象とする。

図１Ａを参照すると、出荷、輸送、および物流動作を可能にする通信のためのコンピュ
ータ化されたシステムを含むシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図１００が
示されている。図１Ａに示すように、システム１００は様々なシステムを含むことができ
、その各々は、１つまたは複数のネットワークを介して互いに接続することができる。シ
ステムはまた、例えばケーブルを使用して、直接接続を介して互いに接続されてもよい。
図示のシステムは、出荷権限技術（ＳＡＴ）システム１０１、外部フロントエンドシステ
ム１０３、内部フロントエンドシステム１０５、輸送システム１０７、モバイルデバイス
１０７Ａ、１０７Ｂ、１０７Ｃ、売り手ポータル１０９、出荷および注文追跡（ＳＯＴ）
システム１１１、フルフィルメント(履行)最適化（ＦＯ）システム１１３、フルフィルメ
ントメッセージングゲートウェイ（ＦＭＧ）１１５、サプライチェーン管理（ＳＣＭ）シ
ステム１１７、労働力管理システム１１９、モバイルデバイス１１９Ａ、１１９Ｂ、１１
９Ｃ（フルフィルメントセンタ（ＦＣ）２００の内部にあるものとして図示）、第三者パ
ーティフルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、１２１Ｃ、フルフィルメントセン
タ認証システム（ＦＣ認証）１２３、労働管理システム（ＬＭＳ）１２５を含む。

ＳＡＴシステム１０１は、いくつかの実施形態では注文状態および配送状態を監視する
コンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、ＳＡＴ装置１０１は注文がその
約束配送日（ＰＤＤ）を過ぎているかどうかを判定し、新しい注文を開始すること、配達
されていない注文でアイテムを再出荷すること、配達されていない注文をキャンセルする
こと、注文カスタマとのコンタクトを開始することなどを含む適切な処置をとることがで
きる。ＳＡＴ装置１０１は、出力（特定の期間中に出荷された荷物の数のよう）及び入力
（出荷に使用するために受け取った空のボール紙箱の数のよう）を含む他のデータを監視
することもできる。また、ＳＡＴシステム１０１はシステム１００内の異なるデバイス間
のゲートウェイとして機能し、外部フロントエンドシステム１０３およびＦＯシステム１
１３などのデバイス間の通信（例えば、ストアアンドフォワードまたは他の技術を使用す
る）を可能にしてもよい。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３は外部ユーザがシステム
１００内の１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステム
として実装することができる。例えば、システム１００がシステムの提示を可能にして、
ユーザがアイテムのための注文を配置することを可能にする実施形態では、外部フロント
エンドシステム１０３が検索リクエストを受信し、アイテムページを提示し、決済情報を
要請するウェブサーバとして実装されてもよい。例えば、外部フロントエンドシステム１
０３は、アパッチＨＴＴＰサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサ
ービス、ＮＧＩＮＸ等のソフトウェアを実行するコンピュータ又はコンピュータとして実
施することができる。他の実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３が外部デバ
イス（例えば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュータ１０２Ｂ）からの要求を受
信および処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報
を取得し、取得した情報に基づいて受信した要求に対する応答を提供するように設計され
たカスタムウェブサーバソフトウェアを実行することができる。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３がウェブキャッシングシ
ステム、データベース、検索システム、または支払いシステムのうちの１つまたは複数を
含むことができる。一態様では外部フロントエンドシステム１０３がこれらのシステムの
うちの１つまたは複数を備えることができ、別の態様では外部フロントエンドシステム１
０３がこれらのシステムのうちの１つまたは複数に接続されたインターフェース（例えば
、サーバ間、データベース間、または他のネットワーク接続）を備えることができる。

図１Ｂ、図１Ｃ、図１Ｄ、および図１Ｅによって示されるステップの例示的な組は、外
部フロントエンドシステム１０３のいくつかの動作を説明するのに役立つことができる。
外部フロントエンドシステム１０３は提示および／またはディスプレイのために、システ
ム１００内のシステムまたはデバイスから情報を受け取ることができる。例えば、外部フ
ロントエンドシステム１０３は、検索結果を含む１つ以上のウェブページをホスティング
または提供することができる： ページ(ＳＲＰ)(例えば、図１Ｂ）、単一ディテールペー
ジ(ＳＤＰ)(例えば、図１Ｃ）、カードページ（例えば、図１Ｄ）、または注文ページ（
例えば、図１Ｅ）。ユーザデバイス（例えば、モバイルデバイス１０２Ａまたはコンピュ
ータ１０２Ｂを使用する）は外部フロントエンドシステム１０３にナビゲートし、サーチ
ボックスに入力することによってサーチをリクエストすることができる。外部フロントエ
ンドシステム１０３は、システム１００内の１つまたは複数のシステムからリクエストす
ることができる。例えば、外部フロントエンドシステム１０３は、検索要求を満たす情報
をＦＯシステム１１３に要求してもよい。また、外部フロントエンドシステム１０３は検
索結果に含まれる商品ごとに、約束配送日または「ＰＤＤ」を（ＦＯシステム１１３から
）リクエストし、受信することもできる。
ＰＤＤはいくつかの実施形態では、特定の期間内に、例えば、その日の最後（午後１１
時５９分）までに注文された場合、製品を含む荷物が、いつユーザの所望の場所に到着す
るか、または製品がユーザの所望の場所に配送されることを約束される日付かのいずれか
の推定値を表すことができる（ＰＤＤはＦＯシステム１１３に関して以下でさらに説明さ
れる）。

外部フロントエンドシステム１０３がその情報に基づいてＳＲＰ(例えば、図１Ｂ）を
準備することができる。ＳＲＰは、検索要求を満たす情報を含むことができる。例えば、
これは、検索要求を満たす製品の写真を含むことができる。ＳＲＰはまた、各製品につい
てのそれぞれの価格、または各製品についての強化された配送オプション、ＰＤＤ、重み
、規模、オファー、割引などに関する情報を含んでもよい。外部フロントエンドシステム
１０３は（例えば、ネットワークを介して）要求側ユーザデバイスにＳＲＰを送信するこ
とができる。

次いで、ユーザデバイスは例えば、ユーザインターフェースをクリックまたはタップす
ることによって、または別のインプットデバイスを使用して、ＳＲＰから製品を選択して
、ＳＲＰ上に表される製品を選択し得る。ユーザデバイスは選択されたプロダクトに関す
るリクエストを作成し、それを外部フロントエンドシステム１０３に送ることができる。
これに応じて、外部フロントエンドシステム１０３は、選択された商品に関する情報をリ
クエストすることができる。例えば、情報は、それぞれのＳＲＰ上の製品について提示さ
れる情報を超える追加の情報を含むことができる。これには、例えば、貯蔵寿命、原産国
、体重、大きさ、荷物中のアイテムの個数、取扱説明書、または生成物に関する他の事項
が含まれ得る。また、情報は（例えば、この製品および少なくとも１つの他の製品を購入
した顧客のビッグデータおよび／または機械学習分析に基づく）類似の製品に対する推奨
、頻繁に質問される質問に対する回答、顧客からのレビュー、製造業者情報、写真などを
含むことができる。

外部フロントエンドシステム１０３は受信したプロダクトインフォメーションに基づい
て、ＳＤＰ(単一ディテールページ）（例えば、図１Ｃ）を準備することができる。ＳＤ
Ｐはまた、「今すぐ買う」ボタン、「カードに追加する」ボタン、数量欄、アイテムの写
真等のような他の対話型要素を含んでもよい。ＳＤＰは、製品を提供する売り手のリスト
をさらに含むことができる。リストは各売り手が提供する価格に基づいて注文されてもよ
く、その結果、最低価格で製品を販売することを提案する売り手は最上位にリストされて
もよい。リストは最高ランクの売り手が最上位にリストされるように、売り手ランキング
に基づいて注文されてもよい。売り手ランキングは例えば、約束されたＰＤＤを満たす売
り手の過去の実績を含む、複数の要因に基づいて定式化されてもよい。外部フロントエン
ドシステム１０３は（例えば、ネットワークを介して）要求側ユーザデバイスにＳＤＰを
配信することができる。

依頼元ユーザデバイスは、商品情報を記載したＳＤＰを受け取る場合がある。ＳＤＰを
受信すると、ユーザデバイスはＳＤＰと対話することができる。例えば、要求ユーザデバ
イスのユーザは、ＳＤＰ上の「カートに入れる」ボタンをクリックするか、あるいは他の
方法で対話することができる。これは、ユーザに関連付けられたショッピングカートに製
品を追加する。ユーザデバイスはこのリクエストを送信して、商品をショッピングカート
に追加し、外部フロントエンドシステム１０３に送ることができる。

外部フロントエンドシステム１０３はカートページ（例えば、図１Ｄ）を生成すること
ができる。カートページはいくつかの実施形態ではユーザが仮想の「買物かご」に追加し
た商品をリストし、ユーザデバイスは、ＳＲＰ、ＳＤＰ、または他のページ上のアイコン
をクリックするか、または他の方法で対話することによって、カートページをリクエスト
してもよい。いくつかの実施形態では、カートページがユーザがショッピングカートに追
加したすべての製品、ならびに各製品の数量、各製品のアイテム当たりの価格、関連する
数量に基づく各製品の価格、ＰＤＤに関する情報、配送方法、出荷費用、ショッピングカ
ート内の製品を修正するためのユーザインターフェース要素（例えば、数量の削除または
修正）、他の製品を注文するかまたは製品の定期的な配送を設定するためのオプション、
利息支払いを設定するためのオプション、購入を進めるためのユーザインターフェース要
素などのカート内の製品に関する情報を列挙することができる。ユーザデバイスのユーザ
はショッピングカート内の商品の購入を開始するために、ユーザインターフェース要素（
例えば、「今すぐ買う」と読むボタン）をクリックするか、または他の方法でユーザイン
ターフェース要素と対話することができる。そうすると、ユーザデバイスは、このリクエ
ストを送信して、外部フロントエンドシステム１０３への購入を開始することができる。

外部フロントエンドシステム１０３は購入を開始するためのリクエストの受信に応じて
、注文頁（例えば、図１Ｅ）を発生することができる。注文頁はいくつかの実施形態では
ショッピングカートからのアイテムを再リストし、支払及び出荷に関するインプットを要
求する。例えば、注文ページはショッピングカート内のアイテムの購入者に関する情報（
例えば、名前、住所、電子メールアドレス、電話番号）、受取人に関する情報（例えば、
名前、住所、電話番号、配送情報）、出荷情報（例えば、配送および／または集荷の速度
／方法）、支払情報（例えば、クレジットカード、銀行振込、小切手、記憶クレジット）
、現金受領を要求するためのユーザインターフェース要素（例えば、税務目的のための）
などを要求する区画を含むことができる。外部フロントエンドシステム１０３は、注文頁
をユーザデバイスへ送信することが可能である。

ユーザデバイスは注文頁に情報を入力し、その情報を外部フロントエンドシステム１０
３に送信するユーザインターフェース要素をクリックするか、または他の方法で対話する
ことができる。そこから、外部フロントエンドシステム１０３はショッピングカート内の
製品との新しい注文の作成および加工を可能にするために、システム１００内の様々なシ
ステムに情報を送信することができる。

いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム１０３が売り手が注文に関する
情報を送受信することを可能にするようにさらに構成されてもよい。

内部フロントエンドシステム１０５はいくつかの実施形態では内部ユーザ（例えば、シ
ステム１００を所有し、運営し、またはリースする団体の従業員）がシステム１００内の
１つまたは複数のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装
することができる。例えば、ネットワーク１０１がシステムの提示を可能にして、ユーザ
が注文のための注文を配置できるようにする実施形態では、内部ユーザが注文に関する診
断および統計情報を見たり、アイテム情報を修正したり、またはアイテムに関する統計を
見直したりできるようにする、内部フロントエンドシステム１０５をウェブサーバとして
実装することができる。例えば、内蔵フロントエンドシステム１０５は、アパッチＨＴＴ
Ｐサーバ、マイクロソフトインターネットインフォメーションサービス、ＮＧＩＮＸ等の
ソフトウェアを実行するコンピュータ又はコンピュータとして実現することができる。他
の実施形態では、内蔵フロントエンドシステム１０５がシステム１００に示されるシステ
ムまたはデバイス（ならびに図示されない他のデバイス）からの要求を受信および処理し
、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得
された情報に基づいて受信された要求への応答を提供するように設計されたカスタムウェ
ブサーバソフトウェアを実行することができる。

いくつかの実施形態では、内蔵フロントエンドシステム１０５がウェブキャッシングシ
ステム、データベース、検索システム、支払いシステム、分析システム、注文監視システ
ムなどのうちの１つまたは複数を含むことができる。一態様では内部フロントエンドシス
テム１０５がこれらのシステムのうちの１つまたは複数を備えることができ、別の態様で
は内部フロントエンドシステム１０５がこれらのシステムのうちの１つまたは複数に接続
されたインターフェース（たとえば、サーバ間、データベース間、または他のネットワー
ク接続）を備えることができる。

輸送システム１０７は、いくつかの実施形態ではシステム１００内のシステムまたはデ
バイスとモバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃとの間の通信を可能にするコンピュータシ
ステムとして実施することができる。いくつかの実施形態では、トランスポーテーション
システム１０７が１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃ（例えば、携帯
電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から受信することができる。例えば、いくつかの実
施形態では、モバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃが配送作業員によって操作されるデバ
イスを含んでもよい。配送作業員は、正社員、臨時社員、または交替社員であってもよく
、モバイルデバイス１０７Ａ～１０７Ｃを利用して、ユーザによって注文された製品を含
む荷物の配送を行うことができる。例えば、荷物を配信するために、配送作業員は、どの
荷物を配信すべきか、およびそれをどこに配信すべきかを示す通知をモバイルデバイス上
で受信することができる。配送位置に到着すると、配送作業員は荷物を（例えば、トラッ
クの後ろに、または荷物の箱に）配置し、モバイルデバイスを使用して荷物上の識別子に
関連するデータ（例えば、バーコード、イメージ、文字列、ＲＦＩＤタグなど）を走査ま
たは他の方法で捕捉し、荷物を（例えば、前扉に置いたままにし、警備員を置いたままに
し、受信者に渡すなどによって）配信することができる。いくつかの実施形態では、配送
作業員が荷物の写真をキャプチャすることができ、および／またはモバイルデバイスを使
用してシグネチャを取得することができる。モバイルデバイスは例えば、時刻、日付、Ｇ
ＰＳ位置、写真、配送作業員に関連付けられた識別子、モバイルデバイスに関連付けられ
た識別子などを含む配送に関する情報を含む情報を輸送機関１０７に送信することができ
る。輸送システム１０７はシステム１００内の他のシステムによるアクセスのために、こ
の情報をデータベース（図示せず）に記憶することができる。輸送システム１０７はいく
つかの実施形態ではこの情報を使用して、特定の荷物の位置を示す追跡データを準備し、
他のシステムに送信することができる。

いくつかの実施形態ではあるユーザが１つの種類のモバイルデバイスを使用することが
できる（例えば、永久作業員はバーコードスキャナ、スタイラス、および他のデバイスな
どのカスタムハードウェアと共に専用のＰＤＡを使用することができる）が他のユーザは
他の種類のモバイルデバイスを使用することができる（例えば、一時的または移動作業員
は既製の携帯電話および／またはスマートフォンを利用することができる）。

いくつかの実施形態では、交通機関１０７がユーザをそれぞれのデバイスに関連付ける
ことができる。例えば、輸送システム１０７はユーザ（例えば、ユーザ識別子、従業員識
別子、または電話番号）とモバイルデバイス（例えば、国際移動装置アイデンティティ（
ＩＭＥＩ）、国際移動加入識別子（ＩＭＳＩ）、電話番号、汎用一意識別子（ＵＵＩＤ）
、またはグローバル一意（ＧＵＩＤ）によって表される）との間の関連を記憶することが
できる。トランスポートシステム１０７はこの関連付けを、配送上で受信されたデータと
併せて使用して、とりわけ、作業員の位置、作業員の有効性、または作業員のスピードを
決定するために、注文内のデータベースに格納されたデータを分析することができる。

売り手ポータル１０９は、いくつかの実施形態では売り手または他の外部エンティティ
がシステム１００内の１つまたは複数のシステムと電子的に通信することを可能にするコ
ンピュータシステムとして実装され得る。例えば、売り手は、コンピュータシステム（図
示せず）を利用して、売り手が売り手ポータル１０９を使用してシステム１００を通して
売りたい製品について、製品情報、注文情報、連絡先情報などをアップロードまたは提供
することができる。

出荷および注文追跡システム１１１はいくつかの実施形態では（例えば、デバイス１０
２Ａ～１０２Ｂを使用するユーザによって）顧客によって注文された製品を含む荷物の位
置に関する情報を受信し、記憶し、転送するコンピュータシステムとして実装されてもよ
い。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡装置１１１は顧客が注文した製品を含
む荷物を配送する出荷会社によって運営されるウェブサーバ（図示せず）からの情報をリ
クエストまたは記憶することができる。

いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム１１１がシステム１００に示さ
れたシステムからの情報をリクエストし、記憶することができる。例えば、出荷および注
文追跡システム１１１は、輸送システム１０７にリクエストすることができる。上述のよ
うに、交通機関１０７はユーザ（例えば、配送作業員）または乗り物（例えば、配送車）
のうちの１つまたは複数に関連付けられた１つまたは複数のモバイルデバイス１０７Ａ～
１０７Ｃ（例えば、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡなど）から受信することができる
。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡装置１１１がフルフィルメントセンタ（
例えば、フルフィルメントセンタ２００）内の個々の製品の位置を決定するために、労働
力管理システム（ＷＭＳ）１１９にリクエストすることもできる。出荷および注文追跡シ
ステム１１１は輸送システム１０７またはＷＭＳ １１９のうちの１つまたは複数からデ
ータを要求し、それを処理し、要求に応じてそれをデバイス（たとえば、ユーザデバイス
１０２Ａおよび１０２Ｂ）に提示することができる。

フルフィルメント(履行)最適化（ＦＯ）システム１１３はいくつかの実施形態では他の
システム（例えば、外部フロントエンドシステム１０３および／または出荷および注文追
跡システム１１１）からのカスタマ注文のための情報を記憶するコンピュータシステムと
して実装されてもよい。また、ＦＯシステム１１３は、特定のアイテムがどこに保持され
ているか、またはどこに記憶されているかを記述する情報を記憶することもできる。たと
えば、特定のアイテムは１つのフルフィルメントセンタにのみ格納でき、他の特定のアイ
テムは複数のフルフィルメントセンタに格納できる。さらに他の実施形態では、特定のフ
ルフィルメントセンタが特定の組のアイテム（例えば、生鮮食品または冷凍食品）のみを
格納するように設計されてもよい。ＦＯシステム１１３はこの情報ならびに関連する情報
（例えば、数量、サイズ、受領日、有効期限など）を格納する。

また、ＦＯシステム１１３は、商品毎に対応するＰＤＤ(約束配送日）を計算してもよ
い。ＰＤＤは、いくつかの実施形態では１つまたは複数の要因に基づくことができる。例
えば、ＦＯシステム１１３は製品に対する過去の需要（例えば、その製品がある期間中に
何回注文されたか）、製品に対する予想需要（例えば、来るべき期間中にその製品を注文
するために何人の顧客が予想されるか）、ある期間中にいくつの製品が注文されたかを示
すネットワーク全体の過去の需要、来るべき期間中にいくつの製品が注文されることが予
想されるかを示すネットワーク全体の予想需要、各フルフィルメントセンタ２００に格納
された製品の１つ以上のカウント、その製品に対する各製品、予想または現行注文などに
基づいて、製品に対するＰＤＤを計算することができる。

いくつかの実施形態では、ＦＯシステム１１３が定期的に（例えば、１時間ごとに）商
品ごとにＰＤＤを決定し、それを検索または他のシステム（例えば、外部フロントエンド
システム１０３、ＳＡＴシステム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）に送信す
るためにデータベースに格納することができる。他の実施形態では、ＦＯシステム１１３
が１つまたは複数のシステム（例えば、外部フロントエンドシステム１０３、ＳＡＴシス
テム１０１、出荷および注文追跡システム１１１）から電子要求を受信し、オンデマンド
でＰＤＤを計算することができる。

フルフィルメントメッセージングゲートウェイ１１５はいくつかの実施形態ではＦＯシ
ステム１１３などのシステム１００内の１つ以上のシステムから１つのフォーマットまた
はプロトコルで要求または応答を受信し、それを別のフォーマットまたはプロトコルに変
換し、変換されたフォーマットまたはプロトコルで、ＷＭＳ １１９または３パーティフ
ルフィルメントシステム１２１Ａ、１２１Ｂ、または１２１Ｃなどの他のシステムに転送
するコンピュータシステムとして実装することができる。

サプライチェーン管理（ＳＣＭ）システム１１７は、いくつかの実施形態では予測機能
を実行するコンピュータシステムとして実装することができる。例えば、ＳＣＭシステム
１１７は例えば、製品に対する過去の需要、製品に対する予想される需要、ネットワーク
全体の過去の需要、ネットワーク全体の予想される需要、各フルフィルメントセンタ２０
０に格納された計数製品、各製品に対する予想または現行注文などに基づいて、特定の製
品に対する需要の水準を予測することができる。この予測された水準およびすべてのフル
フィルメントセンタにわたるそれぞれの製品の量に応じて、ＳＣＭシステム１１７は特定
の製品に対する予測された需要を満たすのに充分な量を購入し、ストックするための１つ
または複数の購入注文を生成することができる。

労働力管理システム（ＷＭＳ）１１９は、いくつかの実施形態ではワークフローをモニ
タするコンピュータシステムとして実装されてもよい。例えば、ＷＭＳ １１９は個別イ
ベントを示す個別デバイス（例えば、デバイス１０７Ａ－１０７Ｃまたは１１９Ａ－１１
９Ｃ）からイベントデータを受信することができる。例えば、ＷＭＳ １１９は、荷物を
走査するためにこれらのデバイスの１つの使用を示すイベントデータを受信してもよい。
フルフィルメントセンタ２００および図２に関して以下で論じるように、フルフィルメン
トプロセス中に、荷物識別子（例えば、バーコードまたはＲＦＩＤタグデータ）は特定の
段階で機械によってスキャンまたは読み取ることができる（例えば、自動またはハンドヘ
ルドバーコードスキャナ、ＲＦＩＤリーダ、高速カメラ、タブレット１１９Ａ、モバイル
デバイス／ＰＤＡ １１９Ｂ、コンピュータ１１９Ｃなどのデバイス）。ＷＭＳ １１９は
荷物識別子、時刻、日時、位置、ユーザ識別子、または他の情報と共に、荷物識別子の走
査または読取りを示す各々の事象を対応するデータベース（図示せず）に記憶することが
でき、この情報を他のシステム（例えば、出荷および注文追跡システム１１１）に提供す
ることができる。

ＷＭＳ １１９はいくつかの実施形態では１つまたは複数のデバイス（例えば、デバイ
ス１０７Ａ～１０７Ｃまたは１１９Ａ～１１９Ｃ）を、システム１００に関連付けられた
１つまたは複数のユーザに関連付ける情報を記憶してもよい。例えば、いくつかの状況で
は、ユーザ（パートまたはフルタイムの従業員など）は、ユーザがモバイルデバイスを所
有する（例えば、モバイルデバイスがスマートフォンである）という点で、モバイルデバ
イスに関連付けられてもよい。他の状況では、ユーザは、ユーザが一時的にモバイルデバ
イスの管理下にある（例えば、ユーザは日の始めにモバイルデバイスを借り、日中にそれ
を使用し、日の終わりにそれを返す）という点で、モバイルデバイスに関連付けられても
よい。

ＷＭＳ １１９は、いくつかの実施形態ではシステム１００に関連する各ユーザの作業
ログを維持することができる。例えば、ＷＭＳ １１９は任意の割り当てられたプロセス
（例えば、トラックのアンローディング、ピックゾーンからのアイテムのピッキング、仕
分け装置ワーク、パッキングアイテム）、ユーザ識別子、位置（例えば、フルフィルメン
トセンタ２００内のフロアまたはゾーン）、従業員によってシステム内を移動されたユニ
ットの数（例えば、ピックされたアイテムの数、パックされたアイテムの数）、デバイス
に関連付けられた識別子（例えば、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃ）などを含む、各従業員
に関連付けられた情報を記憶することができる。いくつかの実施形態では、ＷＭＳ １１
９がデバイス１１９Ａ～１１９Ｃ上で動作するタイムキーピングシステムなどのタイムキ
ーピングシステムからチェックインおよびチェックアウト情報を受信することができる。

第三者フルフィルメント（３ＰＬ）システム１２１Ａ～１２１Ｃは、いくつかの実施形
態ではロジスティクスおよび製品のサードパーティプロバイダに関連するコンピュータシ
ステムを表す。例えば、（図２に関して以下に説明するように）いくつかの製品がフルフ
ィルメントセンタ２００に格納されている間、他の製品は、オフサイトで格納されてもよ
く、オンデマンドで生産されてもよく、またはフルフィルメントセンタ２００に格納する
ために利用できなくてもよい。３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１ＣはＦＯシステム１１３
から（例えば、ＦＭＧ １１５を介して）注文を受信するように構成することができ、製
品および／またはサービス（例えば、配送または設置）を顧客に直接的に提供することが
できる。いくつかの実施形態では３ＰＬシステム１２１Ａ～１２１Ｃのうちの１つまたは
複数がシステム１００の一部とすることができ、他の実施形態では３ＰＬシステム１２１
Ａ～１２１Ｃのうちの１つまたは複数がシステム１００の外部（例えば、サードパーティ
プロバイダによって所有または運営される）とすることができる。

フルフィルメントセンタ自動システム（ＦＣ認証）１２３は、いくつかの実施形態では
様々な機能を有するコンピュータシステムとして実装され得る。例えば、いくつかの実施
形態では、ＦＣ認証１２３がシステム１００内の１つまたは複数の他のシステムのための
シングルサインオン（ＳＳＯ）サービスとして動作することができる。例えば、ＦＣ認証
１２３はユーザが内部フロントエンドシステム１０５を介してログインすることを可能に
し、ユーザが出荷および注文追跡系１１１においてリソースにアクセスするための同様の
特権を有していることを決定し、ユーザが２回目のログイン処理を必要とせずにそれらの
特権にアクセスすることを可能にしてもよい。他の実施形態では、ＦＣ認証１２３は、ユ
ーザ（例えば、従業員）が自分自身を特定の作業に関連付けることを可能にしてもよい。
例えば、従業員の中には、電子デバイス（デバイス１１９Ａ～１１９Ｃなど）を持たない
者もいれば、その代わりに、１日の過程中に、フルフィルメントセンタ２００内でタスク
からタスクへ、およびゾーンからゾーンへ移動するしてもよい。ＦＣ認証１２３は、それ
らの従業員は、彼らがどの仕事をしているか、および彼らが様々な時刻にどの区域にいる
かを示すことを可能にするように構成されてもよい。

労働管理システム（ＬＭＳ）１２５は、いくつかの実施形態では従業員（フルタイムお
よびパートタイムの従業員を含む）のための出勤および残業を記憶するコンピュータシス
テムとして実装されてもよい。例えば、ＬＭＳ １２５は、ＦＣ認証１２３、ＷＭＡ １１
９、デバイス１１９Ａ－１１９Ｃ、輸送装置１０７、及び／又はデバイス１０７Ａ－１０
７Ｃから受信することができる。

図１Ａに示される特定の構成は単なる例である。例えば、図１ＡはＦＯシステム１１３
に接続されたＦＣ認証システム１２３を示すが、全ての実施形態がこの特定の構成を必要
とするわけではない。実際、いくつかの実施形態では、システム１００内のシステムがイ
ンターネット、イントラネット、ＷＡＮ(ワイドエリアネットワーク）、ＭＡＮ(メトロポ
リタンエリアネットワーク）、ＩＥＥＥ ８０２．１１ａ／ｂ／ｇ／ｎ規格に準拠する無
線ネットワーク、専用線などを含む１つまたは複数の公衆またはプライベートネットワー
クを介して互いに接続され得る。いくつかの実施形態では、システム１００内のシステム
の１つ以上がデータセンター、サーバファームなどに実装された１つ以上の仮想サーバと
して実装されてもよい。

図２は、フルフィルメントセンタ２００を示す。フルフィルメントセンタ２００は、注
文時に顧客に出荷するためのアイテムを格納する物理的な場所の実例である。フルフィル
メントセンタ（ＦＣ）２００は多数のゾーンに分割することができ、その各々を図２に示
す。これらの「ゾーン」はいくつかの実施形態ではアイテムを受け取り、アイテムを保管
し、アイテムを取り出し、アイテムを出荷する処理の様々な段階の間の仮想分割と考える
ことができ、したがって、「ゾーン」は図２に示されているが、ゾーンの他の分割も可能
であり、いくつかの実施形態では図２のゾーンを省略、複製、または修正することができ
る。

インバウンドゾーン２０３は、図１Ａの装置１００を使用して製品を販売しようとする
売り手からアイテムを受け取るＦＣ ２００の領域を表す。例えば、売り手は、台車２０
１を使用してアイテム２０２Ａ及び２０２Ｂを配送することができる。アイテム２０２Ａ
はそれ自体の出荷パレットを占有するのに十分な大きさの単一のアイテムを表すことがで
き、アイテム２０２Ｂは、空間を節約するために同じパレット上に一緒に積み重ねられた
１組のアイテムを表すことができる。

作業員はインバウンドゾーン２０３でアイテムを受け取り、コンピュータシステム（図
示せず）を使用して、アイテムの破損および正当性を任意選択で検査することができる。
例えば、作業員は、コンピュータシステムを使用して、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂ
の数量をアイテムの注文数量と比較することができる。数量が合致しない場合、その作業
員は、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂのうちの１つまたは複数を拒否することができる
。数量が一致すれば、作業員はそれらのアイテムを緩衝地帯２０５まで（例えば、１ドル
、ハンドトラック、フォークリフト、手動で）移動させることができる。緩衝ゾーン２０
５は例えば、予測される需要を満たすのに十分な量のアイテムがピッキングゾーンにある
ため、ピッキングゾーンで現在必要とされていないアイテムのための一時保管領域であっ
てもよい。いくつかの実施形態では、フォークリフト２０６が緩衝ゾーン２０５の周り、
および入りゾーン２０３と落下ゾーン２０７との間でアイテムを移動させるように動作す
る。ピッキングゾーンにアイテム２０２Ａまたは２０２Ｂが必要な場合（例えば、予想さ
れる需要のため）、フォークリフトは、アイテム２０２Ａまたは２０２Ｂを落下ゾーン２
０７に移動させることができる。

ドロップゾーン２０７は、アイテムがピッキングゾーン２０９に移動される前にそれら
を保管するＦＣ ２００の領域であってもよい。ピッキングタスクに割り当てられた作業
員（「ピッカー」）はピッキングゾーン内のアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに接近し、
ピッキングゾーンのバーコードをスキャンし、モバイルデバイス（例えば、デバイス１１
９Ｂ）を使用してアイテム２０２Ａおよび２０２Ｂに関連するバーコードをスキャンする
ことができる。次いで、ピッカーはアイテムをピッキングゾーン２０９まで（例えば、そ
れをカート上に置くか、またはそれを運ぶことによって）取り込むことができる。

ピッキングゾーン２０９は、アイテム２０８が保管ユニット２１０に保管されるＦＣ
２００の領域であってもよい。いくつかの実施形態では、貯蔵ユニット２１０が物理的な
棚、本棚、箱、運搬箱、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵庫などのうちの１つまたは複数を含むこと
ができる。いくつかの実施形態では、ピッキングゾーン２０９が複数のフロアに編成され
てもよい。いくつかの実施形態では、作業員または機械が例えば、フォークリフト、エレ
ベータ、コンベアベルト、カート、ハンドトラック、台車、自動ロボットもしくはデバイ
ス、または手動を含む多数の方法で、ピッキングゾーン２０９内にアイテムを移動させる
ことができる。例えば、ピッカーは、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂを降下ゾーン２０
７の手押し車または台車に載せ、アイテム２０２Ａおよび２０２Ｂをピッキングゾーン２
０９まで歩くことができる。

ピッカーは、保管ユニット２１０上の特定の空間のようなピッキングゾーン２０９内の
特定のスポットにアイテムを配置する（又は「収納する」）命令を受け取ることができる
。例えば、ピッカーはモバイルデバイス（例えば、デバイス１１９Ｂ）を使用してアイテ
ム２０２Ａを走査することができる。デバイスは例えば、通路、棚、及び位置を示す装置
を使用して、ピッカーがアイテム２０２Ａを収納すべき場所を示すことができる。次に、
デバイスはアイテム２０２Ａをその位置に格納する前に、その位置でバーコードを走査す
るようにピッカーを促すことができる。デバイスは（例えば、ワイヤレスネットワークを
介して）図１ＡのＷＭＳ １１９のようなコンピュータシステムにデータを送信し、アイ
テム２０２Ａがデバイス１１９Ｂを使用してユーザによってその位置に格納されたことを
示すことができる。

ユーザが注文を置くと、ピッカーは、保管ユニット２１０から１つまたは複数のアイテ
ム２０８を取り出すための命令をデバイス１１９Ｂ上で受け取ることができる。ピッカー
はアイテム２０８を取り出し、アイテム２０８上のバーコードを走査し、それを搬送メカ
ニズム２１４上に置くことができる。搬送機構２１４はスライドとして表されているが、
いくつかの実施形態では搬送機構がコンベヤーベルト、エレベータ、カート、フォークリ
フト、ハンドトラック、台車、カートなどのうちの１つまたは複数として実施することが
できる。次いで、アイテム２０８は、充填領域２１１に到達することができる。

パッキングゾーン２１１は、アイテムがピッキングゾーン２０９から受け取られ、最終
的に顧客に出荷するためにボックスまたはバッグにパッキングされる、ＦＣ ２００の領
域であってもよい。パッキングゾーン２１１において、受信アイテム（「リビン(ｒｅｂ
ｉｎ)作業員」）に割り当てられた作業員はピッキングゾーン２０９からアイテム２０８
を受信し、それがどの注文に対応するかを決定する。例えば、リビン(ｒｅｂｉｎ)作業員
はアイテム２０８上のバーコードを走査するために、コンピュータ１１９Ｃなどのデバイ
スを使用することができる。コンピュータ１１９Ｃはどの注文アイテム２０８が関連付け
られているかを視覚的に示すことができる。これは例えば、注文に対応する壁面２１６上
の空間または「セル」を含むことができる。注文が完了すると（例えば、セルが注文のた
めのすべてのアイテムを含むため）、リビン(ｒｅｂｉｎ)作業員は、注文が完了したこと
をパッキング作業員（または「パッカー」）に示すことができる。梱包業者はセルからア
イテムを回収し、輸送のために箱または袋に入れることができる。その後、パッカーは例
えば、フォークリフト、カート、ドリー、ハンドトラック、コンベヤーベルトを介して、
又は他の方法で、箱又はバッグをハブゾーン２１３に送ることができる。

ハブゾーン２１３は、パッキングゾーン２１１から全てのボックスまたはバッグ（「荷
物」）を受け取るＦＣ ２００の領域であってもよい。ハブゾーン２１３内の作業員およ
び／またはマシンは荷物２１８を検索し、それぞれの荷物が行こうとする配送領域の一部
を決定し、荷物を適切なキャンプゾーン２１５にルーティングすることができる。例えば
、配送領域が２つのより小さいサブ領域を有する場合、荷物は２つのキャンプゾーン２１
５のうちの１つに進む。いくつかの実施形態では、作業員またはマシンが（例えば、デバ
イス１１９Ａ～１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物を走査して、その最終的な宛先を
決定することができる。荷物をキャンプゾーン２１５にルーティングすることは、例えば
、荷物が向けられている地理的エリアの一部を（例えば、郵便番号に基づいて）決定する
ことと、地理的エリアの一部に関連付けられたキャンプゾーン２１５を決定することとを
含むことができる。

キャンプゾーン２１５はいくつかの実施形態では１つまたは複数の建物、１つまたは複
数の物理的な空間、または１つまたは複数のエリアを備えることができ、荷物は、ルート
および／またはサブルートに分類するためにハブゾーン２１３から受け取られる。いくつ
かの実施形態ではキャンプゾーン２１５がＦＣ ２００から物理的に分離されているが、
他の実施形態ではキャンプゾーン２１５がＦＣ ２００の一部を形成することができる。

キャンプゾーン２１５内の作業員および／またはマシンは例えば、目的地と現存するル
ートおよび／またはサブルートとの照合、ルートおよび／またはサブルートごとの作業負
荷の算出、時刻、出荷方法、荷物２２０を出荷する費用、荷物２２０内のアイテムに関連
付けられたＰＤＤなどに基づいて、荷物２２０がどのルートおよび／またはサブルートに
関連付けられるべきかを決定することができる。いくつかの実施形態では、作業員または
マシンが（例えば、デバイス１１９Ａ～１１９Ｃのうちの１つを使用して）荷物を走査し
て、その最終的な宛先を決定することができる。荷物２２０が特定のルートおよび／また
はサブルートに割り当てられると、作業員および／またはマシンは、出荷される荷物２２
０を移動させることができる。例示的な図２において、キャンプゾーン２１５は、トラッ
ク２２２、かご２２６、および配送作業員２２４Ａおよび２２４Ｂを含む。いくつかの実
施形態では、トラック２２２が配送作業員２２４Ａによって駆動されてもよく、配送作業
員２２４ＡはＦＣ ２００の荷物を配信する常勤の従業員であり、トラック２２２はＦＣ
２００を所有し、リースし、または運営する同じ企業によって所有され、リースされ、ま
たは運営される。いくつかの実施形態では、自動車２２６が配送作業員２２４Ｂによって
駆動されてもよく、ここで、配送作業員２２４Ｂは必要に応じて（例えば、季節的に）送
達する「屈曲」または時折の作業員である。自動車２２６は、配送作業員２２４Ｂによっ
て所有され、リースされ、または操作され得る。

図３を参照すると、概略ブロック図３００が、インバウンド製品を受け取るための倉庫
管理システム１１９を含むシステムの例示的な実施形態を示している。倉庫管理システム
１１９を、いくつかの実施形態においては、インバウンド製品を受け取り、１つまたは複
数のインバウンド製品に関連する情報を格納するコンピュータシステムとして実装するこ
とができる。さらに、倉庫管理システム１１９は、報告されたインバウンドエラーを格納
し、報告されたインバウンドエラーを監視するようにデータベースを修正することもでき
る。いくつかの実施形態において、倉庫管理システム１１９は、所定の優先度ルールに基
づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールすることができる１つまたは複数のプ
ロセッサ３０１を含むことができる。いくつかの実施形態において、パレットは、１つま
たは複数の製品を同時に運ぶことができるように、一緒にグループ化された１つまたは複
数の製品を含む輸送パレットを含むことができる。しかしながら、必ずしもすべての実施
形態がインバウンドパレットに関係するわけではない。例えば、いくつかの実施形態にお
いて、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、所定の優先度ルールに基づいてインバウン
ド製品の入荷をスケジュールすることができ、これらのインバウンド製品は、必ずしもイ
ンバウンドパレットにグループ化される必要はない。１つまたは複数のプロセッサ３０１
を、少なくとも１つの製品を含むインバウンドパレットに関連付けられた運送状番号、予
約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つを受信するように構成することができる
。１つまたは複数のプロセッサ３０１を、データベース３０４などのデータベースを修正
して、インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに運送状番号、予約番号、
または発注番号のうちの少なくとも１つを割り当てるように構成することができる。一例
として、データベース３０４は、すべてのインバウンド製品の目録を、対応するインバウ
ンドバーコードとともに格納することができる。データベース３０４は、これらに限られ
るわけではないが、各々の製品に関連付けられた製品識別子、各々の製品のインバウンド
数量、各々の製品に関連付けられた場所識別子、各々の製品に関するインバウンドエラー
、各々の製品に関する予定入荷日、各々の製品の受け取りの時刻スタンプ、および各々の
インバウンドエラーに関する詳細など、各々のインバウンド製品に関する他の情報をさら
に格納することができる。データベース３０４は、情報を格納し、ネットワーク３０２を
介してアクセスされる１つまたは複数のメモリデバイスを含むことができる。例として、
データベース３０４は、Ｏｒａｃｌｅ（商標）データベース、Ｓｙｂａｓｅ（商標）デー
タベース、または他のリレーショナルデータベース、あるいはＨａｄｏｏｐシーケンスフ
ァイル、ＨＢａｓｅ、またはＣａｓｓａｎｄｒａなどの非リレーショナルデータベースを
含むことができる。データベース３０４は、システム３００に含まれるものとして示され
ているが、代わりに、システム３００から離して配置されてもよい。他の実施形態におい
ては、データベース３０４を、倉庫管理システム１１９および／またはユーザデバイス３
０３に組み込むことができる。データベース３０４は、データベース３０４のメモリデバ
イスに格納されたデータの要求を受信および処理し、データベース３０４からデータを提
供するように構成されたコンピューティングコンポーネント（例えば、データベース管理
システム、データベースサーバ、など）を含むことができる。

いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、少なくとも１つ
の製品に関連付けられたインバウンドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方を、
製品がすぐに収納できる状態であるときに受け取ることができる。１つまたは複数のプロ
セッサ３０１は、少なくとも１つの製品を収納するためのゾーンおよびゾーンの収納能力
を予測することができる。１つまたは複数のプロセッサ３０１は、予測ゾーンおよび関連
の収納能力を、ネットワーク３０２を介してユーザデバイス３０３上に表示することがで
きる。いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバ
イス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５から、ネットワーク３０２を介して、予
測ゾーンに収納するための少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けられたトート識
別子を受信することができる。トート識別子を受信した後に、１つまたは複数のプロセッ
サ３０１は、データベース３０４などのデータベースを修正して、製品識別子およびトー
ト識別子を予測ゾーンに割り当てることができる。したがって、少なくとも１つの製品を
含むトートに関連付けられたトート識別子、または少なくとも１つの製品に関連付けられ
た製品識別子のいずれかが、例えば倉庫管理システム１１９内のリモートデバイス（図示
せず）によってスキャンされると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、少なくとも１
つの製品またはトートの場所（例えば、予測ゾーン）の位置を表示のためにユーザデバイ
ス３０３に送信することができる。

さらに、システム３００は、ネットワーク３０２を備えることができる。倉庫管理シス
テム１１９、ユーザデバイス３０３、およびデータベース３０４は、ネットワーク３０２
を介して互いに接続され、通信可能であってよい。ネットワーク３０２は、無線ネットワ
ーク、有線ネットワーク、または無線ネットワークと有線ネットワークの任意の組み合わ
せのうちの１つまたは複数であってよい。例えば、ネットワーク３０２は、光ファイバー
ネットワーク、パッシブ光ネットワーク、ケーブルネットワーク、インターネットネット
ワーク、衛星ネットワーク、ワイヤレスＬＡＮ、グローバルシステム・フォア・モバイル
コミュニケーション（「ＧＳＭ」）、パーソナルコミュニケーションサービス（「ＰＣＳ
」）、パーソナルエリアネットワーク（「ＰＡＮ」）、Ｄ－ＡＭＰＳ、Ｗｉ－Ｆｉ、固定
ワイヤレスデータ、ＩＥＥＥ ８０２．１１ｂ、８０２．１５．１、８０２．１１ｎ、お
よび８０２．１１ｇ、あるいはデータの送受信のための任意の他の有線または無線ネット
ワークのうちの１つまたは複数を含むことができる。

さらに、ネットワーク３０２は、これらに限られるわけではないが、電話回線、光ファ
イバー、ＩＥＥＥイーサネット８０２．３、ワイドエリアネットワーク（「ＷＡＮ」）、
ローカルエリアネットワーク（「ＬＡＮ」）、またはインターネットなどのグローバルネ
ットワークを含むことができる。また、ネットワーク３０２は、インターネットネットワ
ーク、無線通信ネットワーク、セルラーネットワーク、など、またはこれらの任意の組み
合わせをサポートすることができる。ネットワーク３０２は、スタンドアロンネットワー
クとして動作し、あるいは互いに連携して動作する１つのネットワークまたは任意の数の
上述した例示的なタイプのネットワークをさらに含むことができる。ネットワーク３０２
は、通信可能に結合した１つまたは複数のネットワーク要素の１つまたは複数のプロトコ
ルを利用することができる。ネットワーク３０２は、ネットワークデバイスの１つまたは
複数のプロトコルの他のプロトコルへの変換または他のプロトコルからの変換が可能であ
ってよい。ネットワーク３０２は単一のネットワークとして示されているが、１つまたは
複数の実施形態によれば、ネットワーク３０２が、例えば、インターネット、サービスプ
ロバイダのネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、企業ネットワーク、およびホー
ムネットワークなどの複数の相互接続されたネットワークを含んでよいことを、理解すべ
きである。

システム３００は、サーバ（図示せず）も備えることができる。サーバは、ウェブサー
バであってよい。サーバは、例えば、インターネットなどのネットワーク（例えば、ネッ
トワーク３０２）を介して例えばユーザがアクセスすることができるウェブコンテンツを
届けるハードウェア（例えば、プロセッサ、ストレージ、および入出力デバイスを含む１
つまたは複数のコンピュータ）および／またはソフトウェア（例えば、１つまたは複数の
アプリケーション）を含むことができる。サーバは、例えば、ハイパーテキスト転送プロ
トコル（ＨＴＴＰ、ｓＨＴＴＰ、またはＨＴＴＰＳ）を使用してユーザと通信することが
できる。ユーザへと届けられるウェブページは、例えば、テキストコンテンツに加えて画
像、スタイルシート、およびスクリプトを含むことができるＨＴＭＬ文書を含むことがで
きる。

例えば、ウェブブラウザ、ウェブクローラ、またはネイティブモバイルアプリケーショ
ンなどのユーザプログラムが、ＨＴＴＰを使用して特定のリソースを要求することによっ
て通信を開始でき、サーバは、そのリソースのコンテンツにて応答でき、あるいはそれが
不可能である場合にはエラーメッセージで応答することができる。さらに、サーバは、例
えばファイルのアップロードを含むウェブフォームの送信をユーザにとって可能にできる
ように、ユーザからのコンテンツの受信を可能にし、あるいは容易にすることができる。
さらに、サーバは、例えばＡｃｔｉｖｅ Ｓｅｒｖｅｒ Ｐａｇｅｓ（ＡＳＰ）、ＰＨＰ
、またはその他のスクリプト言語を使用したサーバサイドスクリプトをサポートすること
もできる。したがって、実際のサーバソフトウェアを変更せずに、サーバの動作を個別の
ファイルに記述することができる。

他の実施形態において、サーバは、充当されたアプリケーションをサポートするための
プロシージャ（例えば、プログラム、ルーチン、スクリプト）の効率的な実行に専用のハ
ードウェアおよび／またはソフトウェアを含むことができるアプリケーションサーバであ
ってよい。サーバは、例えば、Ｊａｖａアプリケーションサーバ（例えば、Ｊａｖａプラ
ットフォーム、Ｅｎｔｅｒｐｒｉｓｅ Ｅｄｉｔｉｏｎ（Ｊａｖａ ＥＥ）、Ｍｉｃｒｏ
ｓｏｆｔ（登録商標）の．ＮＥＴフレームワーク、ＰＨＰアプリケーションサーバ、など
）を含む１つまたは複数のアプリケーションサーバフレームワークを備えることができる
。種々のアプリケーションサーバフレームワークは、包括的なサービスレイヤーモデルを
含むことができる。サーバは、プラットフォーム自体によって定義されたＡＰＩを介して
アクセスすることができる一式のコンポーネントとして機能することができる。ウェブア
プリケーションの場合、これらのコンポーネントは、例えばウェブサーバと同じ実行環境
で実行されてよく、アプリケーションサーバは、動的ページの構築をサポートすることが
できる。さらに、アプリケーションサーバは、例えばクラスタリング、フェイルオーバー
、および負荷分散などのサービスを実装することができる。アプリケーションサーバがＪ
ａｖａアプリケーションサーバである種々の実施形態において、ウェブサーバは、アプリ
ケーションを実行し、一方ではバックエンドに関連付けられたデータベースへの接続を透
過的に処理し、他方ではウェブクライアントへの接続を透過的に処理するための拡張仮想
マシンのように動作することができる。いくつかの実施形態においては、サーバを、倉庫
管理システム１１９内に実装することができる。

システム３００は、ユーザデバイス３０３をさらに含むことができる。図３は、ユーザ
デバイス３０３を、倉庫管理システム１１９から離れているものとして示しているが、い
くつかの実施形態において、ユーザデバイス３０３は、倉庫管理システム１１９内のユー
ザデバイスであってよい。ユーザデバイス３０３は、これらに限られるわけではないが、
サーバ、ネットワークアプライアンス、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、ワークステー
ション、モバイルデバイス、電話機、ハンドヘルドＰＣ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、シン
クライアント、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ファットクライアント、イン
ターネットブラウザ、または他のデバイス、などの任意のコンピュータデバイスまたは通
信デバイスであってよい。ユーザデバイス３０３は、タブレットコンピュータであっても
よい。タブレットコンピュータの例として、これらに限られるわけではないが、ｉＰａｄ
、Ｋｉｎｄｌｅ Ｆｉｒｅ、Ｐｌａｙｂｏｏｋ、Ｔｏｕｃｈｐａｄ、などが挙げられる。

ユーザデバイス３０３は、１つまたは複数のプロセッサ３０５を含むことができる。い
くつかの実施形態においては、１つまたは複数のプロセッサ３０５を、ネットワーク３０
２を介して倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１と情報を通信す
るように構成することができる。いくつかの実施形態においては、例えば、１つまたは複
数のプロセッサ３０５を、ネットワーク３０２を介して、倉庫管理システム１１９の１つ
または複数のプロセッサ３０１に、インバウンドパレットに関する運送状番号、予約番号
、または発注番号を送信するように構成することができる。さらに、１つまたは複数のプ
ロセッサ３０５を、ＦＣ２００にすぐに収納できる状態の少なくとも１つの製品に関連付
けられたインバウンドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方を倉庫管理システム
１１９内の１つまたは複数のプロセッサ３０１へと送信するように構成することもできる
。さらに、１つまたは複数のプロセッサ３０５を、ネットワーク３０２を介して倉庫管理
システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１へと、収納のための少なくとも１つ
の製品を含むトートに関連付けられたトート識別子を送信するように構成することもでき
る。これに加え、あるいはこれに代えて、１つまたは複数のプロセッサ３０５を、倉庫管
理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１にインバウンドエラーを報告する
ように構成することが可能である。

図４Ａ～図４Ｃが、倉庫管理システム１１９内のユーザデバイス３０３ならびに／ある
いは１つまたは複数のリモートデバイス（図示せず）上でユーザへと提示されてよいグラ
フィカルユーザインターフェース４００の例示的な実施形態を示している。とくには、図
４Ａが、ユーザからの１つまたは複数の入力を表示するように構成されたユーザデバイス
３０３上のインターフェース４００の例示的な実施形態を示している。例えば、インター
フェース４００を、インバウンドパレットに関連付けられた運送状番号４０１、予約番号
４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つを受け取るように構成することが
できる。ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５を、運送状番号４０
１、予約番号４０２、または発注番号４０３を受け取り、ネットワーク３０２を介して倉
庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１に送信するように構成するこ
とができる。例えば、ユーザは、運送状番号４０１、予約番号４０２、または発注番号４
０３を押し、あるいはクリックして、ユーザデバイス３０３を使用して対応する番号をス
キャンすることができ、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、スキャンされた番号をイ
ンターフェース４００上の運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号
４０３に自動的に表示することができる。

いくつかの実施形態においては、１つまたは複数のプロセッサ３０５が運送状番号４０
１および／または予約番号４０２を受け取ると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、
発注番号４０３を自動的に表示することができる。例えば、１つまたは複数のプロセッサ
３０５が、運送状番号４０１および／または予約番号４０２を受け取り、倉庫管理システ
ム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１に情報を通信する場合、１つまたは複数の
プロセッサ３０１が、データベース３０４において運送状番号４０１および／または予約
番号４０２を検索し、運送状番号４０１および／または予約番号４０２に関連付けられた
発注番号４０３を、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５へと送信
することができる。したがって、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、発注番号４０３
を自動的に入力して表示することができる。

図４Ａに見られるように、１つまたは複数のプロセッサ３０５が運送状番号４０１、予
約番号４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つを受け取ると、１つまたは
複数のプロセッサ３０５は、受け取った運送状番号４０１、予約番号４０２、または発注
番号４０３をインターフェース４００の対応する部分４０４に表示することができる。い
くつかの実施形態において、インターフェース４００の部分４０４は、運送状番号４０１
、予約番号４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つに関する詳細を表示す
ることができる。いくつかの実施形態において、運送状番号４０１および／または予約番
号４０２は、複数の発注番号４０３に関連付けられてよい。例えば、メーカーが１回の出
荷において複数の発注を一緒に出荷する場合、対応する各々の発注に関連付けられた複数
の発注番号が、１つの運送状番号または予約番号に関連付けられ得る。したがって、１つ
または複数のプロセッサ３０５が運送状番号４０１および／または予約番号４０２を受け
取ると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、複数の発注番号４０３（例えば、１９１
４２２０、１９１４２２１、１９１４２２２）をインターフェース４００の部分４０４に
自動的に表示することができる。

いくつかの実施形態においては、各々のインバウンドパレットに、運送状番号４０１お
よび／または予約番号４０２が関連付けられてよく、各々のインバウンドパレットは、１
つまたは複数の発注を含み得る。各々の発注は、１つ以上のインバウンド製品を含み得る
。したがって、各々のインバウンドパレットは、１つまたは複数のインバウンド製品を含
み得る。しかしながら、必ずしもすべての実施形態がインバウンドパレットに関係するわ
けではない。例えば、いくつかの実施形態においては、各々の製品に運送状番号４０１、
予約番号４０２、および／または発注番号４０３を関連付けることができる。いくつかの
実施形態においては、各々の発注に優先度レベルを関連付けることができる。優先度レベ
ルは、第１の優先度レベル、第２の優先度レベル、および第３の優先度レベルを含むこと
ができる。いくつかの実施形態においては、最大で２０の優先度レベルが存在してよい。
第１の優先度レベルは、高い優先度レベルを表すことができ、第２の優先度レベルは、中
程度の優先度レベルを表すことができ、第３の優先度レベルは、低い優先度レベルを表す
ことができる。

図４Ａに見られるように、各々の発注番号４０３に、その発注番号４０３に隣接して配
置される色分けされた円を割り当てることができる。色分けされた円は、各々の発注番号
４０３に関連付けられた優先度レベルを表すことができる。例えば、図４Ａを参照すると
、発注番号「１９１４２２０」には、赤色に色分けされた円が割り当てられている。赤色
に色分けされた円は、第１の優先度レベルまたは高い優先度レベルを表すことができる。
発注番号「１９１４２２１」には、黄色に色分けされた円が割り当てられている。黄色に
色分けされた円は、第２の優先度レベルまたは中程度の優先度レベルを表すことができる
。発注番号「１９１４２２２」には、白色に色分けされた円が割り当てられている。白色
に色分けされた円は、第３の優先度レベルまたは低い優先度レベルを表すことができる。
図４Ａは、発注番号に関連付けられた優先度レベルを表すものとして、色分けされた円を
示しているが、当業者であれば、異なる番号、記号、形状、画像、テクスチャ、模様、な
どを使用するなど、優先度レベルを表す他の方法を使用することを想定できるであろう。

いくつかの実施形態において、各々の発注番号に関連付けられた優先度レベルは、その
発注をどの程度迅速にＦＣ２００に収納する必要があるかを表すことができる。例えば、
発注番号が第１の優先度レベルまたは高い優先度レベルに関連付けられている場合、倉庫
管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３の１
つまたは複数のプロセッサ３０５に、その発注に関する１つまたは複数のインバウンド製
品を、ＦＣ２００における１つまたは複数のインバウンド製品の受け取りから所定の数時
間のうちに収納するように通知することができる。例えば、高い優先度レベルを有する発
注番号に関する１つまたは複数の製品は、ＦＣ２００における１つまたは複数の製品の受
け取りから１～５時間の範囲内で収納する必要があってよい。発注番号が第２の優先度レ
ベルまたは中程度の優先度レベルに関連付けられている場合、倉庫管理システム１１９の
１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセ
ッサ３０５に、その発注に関する１つまたは複数のインバウンド製品を、ＦＣ２００にお
ける１つまたは複数のインバウンド製品の受け取りから１日のうちに収納するように通知
することができる。発注番号が第３の優先度レベルまたは低い優先度レベルに関連付けら
れている場合、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザ
デバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５に、その発注に関する１つまたは複
数のインバウンド製品を、ＦＣ２００における１つまたは複数のインバウンド製品の受け
取りから所定の数日のうちに収納するように通知することができる。例えば、低い優先度
レベルを有する発注番号に関する１つまたは複数の製品は、ＦＣ２００における１つまた
は複数の製品の受け取りから１～５日の範囲内で収納する必要があってよい。

各々の発注番号に関連付けられる優先度レベルは、各々の発注における製品のタイプに
基づくことができる。例えば、発注が、冷凍保存を必要とする製品を含む可能性がある。
これに加え、あるいはこれに代えて、発注が、他の製品と比較して顧客の需要が高い製品
を含む可能性がある。このような発注に、インバウンド製品が迅速に収納され、製品が迅
速に顧客へと配送されるように、第１の優先度レベルまたは高い優先度レベルを割り当て
ることができる。

図４Ａに見られるように、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５
が運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を受け取ると、ユ
ーザデバイス３０３のユーザは、エントリの保存を望むが、倉庫管理システム１１９への
インバウンド入荷の送信は後の時点にしたい場合に、「保存して終了」ボタンをクリック
することができる。これに加え、あるいはこれに代えて、ユーザは、「送信」ボタン４０
６をクリックして、インバウンド入荷を倉庫管理システム１１９に保存するために送信す
ることができる。例えば、ユーザが「送信」ボタン４０６をクリックすると、１つまたは
複数のプロセッサ３０５は、運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番
号４０３を倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１へと送信するこ
とができる。

いくつかの実施形態においては、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッ
サ３０１が、運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を受信
すると、倉庫管理システム３０１の１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド
パレットに関する運送状番号４０１、予約番号４０２、または発注番号４０３のうちの少
なくとも１つにインバウンドバーコードを割り当てることができる。インバウンドバーコ
ードは、インバウンドパレットがＦＣ２００に届けられた後にＦＣ２００において各々の
インバウンドパレットを識別するために使用される識別子を含むことができる。例えば、
倉庫管理システム１１９は、ＦＣ２００において受け取ったすべてのインバウンドパレッ
トの目録、および各々のインバウンドパレットに関する詳細を、データベース３０４に格
納することができる。したがって、ユーザがデータベース３０４内のインバウンドバーコ
ードを検索すると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンドバーコードに関
連付けられた運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を表示
することができる。インバウンドバーコードをインバウンドパレットに割り当てた後に、
１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３のインターフェース４００
に表示するために、インバウンドバーコードを１つまたは複数のプロセッサ３０５に送信
することができる。例えば、ここで図４Ｃを参照すると、ユーザが「送信」ボタン４０６
をクリックすると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インターフェース４００上に
通知４０８を表示することができる。通知４０８は、インバウンドパレット入荷の送信が
完了したことを知らせることができ、インバウンドパレットに割り当てられたインバウン
ドバーコードも表示することができる。

いくつかの実施形態においては、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッ
サ３０１が運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を受信す
ると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、少なくとも１つのインバウンド製品を含む
インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに運送状番号４０１、予約番号４
０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つを割り当てるように、データベース
３０４を修正することができる。

図４Ａに戻ると、ユーザデバイス３０３のユーザは、「製品リスト」ボタン４０７をク
リックすることによって、各々のインバウンドパレットに関するインバウンド製品のリス
トを眺めることもできる。上述のように、各々のインバウンドパレットに運送状番号４０
１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３が関連付けられる。各々のインバウ
ンドパレットは、１つまたは複数の発注を含む可能性があり、各々の発注は、１つまたは
複数のインバウンド製品を含む。したがって、各々の運送状番号４０１および／または予
約番号４０２に、１つまたは複数の発注番号４０３が関連付けられる可能性がある。ユー
ザデバイス３０３のユーザが「製品リスト」ボタン４０７をクリックするとき、１つまた
は複数のプロセッサ３０５は、ユーザデバイス３０３のインターフェース４００上に、イ
ンバウンドパレット内の各々の発注番号４０３に関連する各々のインバウンド製品のリス
トを表示するように構成されてよい。

図４Ｂが、図４Ａのインバウンドパレット内の各々の発注番号４０３に関連する各々の
インバウンド製品のリストを表示する例示的なインターフェース４００を示している。イ
ンターフェース４００は、インバウンドパレットに関連付けられた各々の発注番号４０３
、各々の発注番号４０３における各製品の名称、各製品に関連付けられた優先度レベル、
および／または各製品に関連付けられた製品識別子を表示することができる。

各製品に関連付けられた優先度レベルは、各々の発注番号に関連付けられた優先度レベ
ルと同様であってよい。例えば、各々の発注番号に関連付けられた優先度レベルは、第１
の優先度レベル、第２の優先度レベル、および第３の優先度レベルを含むことができる。
いくつかの実施形態においては、最大で２０の優先度レベルが存在してよい。第１の優先
度レベルは、高い優先度レベルを表すことができ、第２の優先度レベルは、中程度の優先
度レベルを表すことができ、第３の優先度レベルは、低い優先度レベルを表すことができ
る。いくつかの実施形態において、各製品に関連付けられた優先度レベルは、その製品を
どの程度迅速にＦＣ２００に収納する必要があるかを表すことができる。各製品に関連付
けられた優先度レベルは、各製品のタイプに基づくことができる。例えば、冷凍保存が必
要な製品に、第１の優先度レベルまたは高い優先度レベルを割り当てることができる。こ
れに加え、あるいはこれに代えて、他の製品と比較して顧客の需要が高い製品に、製品が
迅速に収納され、迅速に顧客へと配送されるように、第１の優先度レベルまたは高い優先
度レベルを割り当てることができる。

いくつかの実施形態において、各々の発注番号４０３に関連付けられた優先度レベルは
、発注内の各製品に関連付けられた優先度レベルを考慮に入れるアルゴリズムに基づくこ
とができる。例えば、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１は、
発注内の各製品に関連付けられた優先度レベルを集約し、発注内の各製品に関連付けられ
た優先度レベルを重み付けして、優先度レベルを発注に割り当てることができる。例えば
、高い優先度レベルを有する２つの製品、中程度の優先度レベルを有する１つの製品、お
よび低い優先度レベルを有する１つの製品が発注内に存在する場合、１つまたは複数のプ
ロセッサ３０１は、高い優先度レベルを発注に割り当てることができる。他方で、中程度
の優先度レベルを有する１つの製品と低い優先度レベルを有する２つの製品とが存在する
場合、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、発注に中程度の優先度レベルを割り当てる
ことができる。

図５が、例示的なテーブルにインバウンドパレットに関連する情報を格納するように構
成された例示的なデータベース３０４を示している。上述のように、倉庫管理システム１
１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１を、データベース３０４を修正してインバウン
ド製品に関する情報を格納するように構成することができる。一例として、１つまたは複
数のプロセッサ３０１が、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５か
らインバウンドパレットに関する情報を受信する場合、１つまたは複数のプロセッサ３０
１は、データベース３０４を修正して、運送状番号４０１、予約番号４０２、および／ま
たは発注番号４０３のうちの少なくとも１つを格納することができる。例えば、再び図４
Ａを参照すると、ユーザが運送状番号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号
４０３を入力すると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、これらの情報を１つまたは
複数のプロセッサ３０１へと送信することができる。１つまたは複数のプロセッサ３０１
が情報を受信すると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４を修正
して、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５から受信した運送状番
号４０１、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を格納することができる。

いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンドパ
レットにインバウンドバーコード５０１を割り当て、データベース３０４を修正してイン
バウンドパレットに関連付けられたインバウンドバーコード５０１を格納することもでき
る。図４Ｃを参照すると、例えば、ユーザが「送信」ボタン４０６をクリックすると、１
つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンドバーコードをインバウンドパレットに
割り当て、データベース３０４を修正してインバウンドバーコード５０１ならびに運送状
番号４０１、予約番号４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つをインバウ
ンドパレットに割り当てることができる。

いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、各々のインバウ
ンドパレットに関連付けられたメーカー名５０２を格納するようにさらに構成されてよい
。例として、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４を修正して、イ
ンバウンドパレットをどのメーカー５０２から受け取ったのか、メーカー５０２を格納す
ることができる。他の実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、各々の
インバウンドパレットに関する予定入荷日５０３および時刻スタンプ５０４をデータベー
ス３０４に格納するように構成されてよい。予定入荷日５０３は、メーカーからＦＣ２０
０へのインバウンドパレットの当初に計画された入荷の日付および／または時刻を含むこ
とができる。時刻スタンプ５０４は、インバウンドパレットがメーカーからＦＣ２００へ
と届けられた物理的な日付および／または時刻を含むことができる。以下でさらに詳しく
論じられるように、インバウンドパレットに関して予定入荷日５０３と時刻スタンプ５０
４との間に不一致が存在する場合に、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッ
サ３０５は、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１へとインバウ
ンドエラーの報告をもたらすことができる。いくつかの実施形態において、１つまたは複
数のプロセッサ３０１は、インバウンドパレットの各々の入荷に関するパレット数５０５
および各パレット内の箱数５０６を格納するように構成されてよい。したがって、１つま
たは複数のプロセッサ３０１は、メーカーからＦＣ２００へと届けられたパレットの数５
０５および／または箱の数５０６が正しいかどうかを判断することが可能である。

図６Ａおよび図６Ｂが、倉庫管理システム１１９内のユーザデバイス３０３ならびに／
あるいは１つまたは複数のリモートデバイス（図示せず）上でユーザへと提示されてよい
グラフィカルユーザインターフェース６００の例示的な実施形態を示している。とくに、
図６Ａは、インバウンド製品の収納を容易にするように構成されたユーザデバイス３０３
上のインターフェース６００の例示的な実施形態を示している。いくつかの実施形態にお
いて、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５は、ユーザから、収納
のためにインバウンド製品に関連付けられたインバウンドバーコード６０１および／また
は製品識別子６０２を受け取ることができる。インバウンドバーコード６０１は、倉庫管
理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１によってインバウンド製品を含む
インバウンドパレットに割り当てられたインバウンドバーコードであってよい。１つまた
は複数のプロセッサ３０５が、収納のためにインバウンド製品に関連付けられたインバウ
ンドバーコード６０１および／または製品識別子６０２を受け取ると、１つまたは複数の
プロセッサ３０５は、インバウンド製品の画像６１５、製品識別子６０２、製品名６０４
、メーカー６０５、およびインバウンド製品に関連する予定入荷日６０６を、インターフ
ェース６００の一部分６１２に自動的に表示することができる。例えば、１つまたは複数
のプロセッサ３０５が、収納のためにインバウンド製品に関連付けられたインバウンドバ
ーコード６０１および／または製品識別子６０２を受け取ると、１つまたは複数のプロセ
ッサ３０５は、インバウンドバーコード６０１および／または製品識別子６０２を倉庫管
理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１に送信することができる。１つま
たは複数のプロセッサ３０１がインバウンドバーコード６０１および／または製品識別子
６０２を受信すると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４におい
てインバウンドバーコード６０１および／または製品識別子６０２を検索し、インバウン
ド製品に関する詳細をインターフェース６００上に表示するためにユーザデバイス３０３
の１つまたは複数のプロセッサ３０５に送り返すことができる。例えば、１つまたは複数
のプロセッサ３０１は、インバウンド製品の画像６１５、製品識別子６０２、製品名６０
４、メーカー６０５、および／またはインバウンド製品に関する予定入荷日６０６をイン
ターフェース６００の一部分６１２に表示するために１つまたは複数のプロセッサ３０５
へと送信することができる。いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ
３０５は、これらに限られるわけではないがインバウンド製品の製造日ならびにインバウ
ンド製品の賞味期限または有効期限など、インバウンド製品に関する追加の詳細を表示す
ることができる。図６Ａは、インターフェース６００の一部分６１２に表示されたインバ
ウンド製品の画像６１５、製品識別子６０２、製品名６０４、メーカー６０５、およびイ
ンバウンド製品に関する予定入荷日６０６を示しているが、当業者であれば、インバウン
ド製品に関する予約番号、運送状番号、色、サイズ、など、インバウンド製品に関する他
の詳細をインターフェース６００上に表示されることを想定するであろう。

いくつかの実施形態において、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インバウンド製
品に関する優先度レベル６１６も自動的に表示することができる。例として、１つまたは
複数のプロセッサ３０１がインバウンド製品に関するインバウンドバーコード６０１およ
び／または製品識別子６０２を受信すると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、デー
タベース３０４においてインバウンドバーコード６０１および／または製品識別子６０２
を検索し、インバウンド製品に関する優先度レベル６１６をインターフェース６００上に
表示するためにユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５に送り返すこ
とができる。図４Ａに示されるように、インバウンド製品に関する優先度レベル６１６は
、色分けされていてよい。優先度レベル６１６が高い場合、１つまたは複数のプロセッサ
３０５は、インターフェース６００の一部分６１２の周りに赤色の輪郭を表示することが
できる。優先度レベルが中程度である場合、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、イン
ターフェース６００の一部分６１２の周りに黄色の輪郭を表示することができる。優先度
レベルが低い場合、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インターフェース６００の一
部分６１２の周りに色付きの輪郭を表示しなくてよい。図６Ａに見られるように、インバ
ウンド製品に関する優先度レベルは中程度であるため、１つまたは複数のプロセッサ３０
５は、インターフェース６００の一部分６１２の周りに黄色の輪郭を表示することができ
る。図６Ａは、インバウンド製品に関する優先度レベルを表すものとして、色付きの輪郭
を示しているが、当業者であれば、異なる番号、記号、形状、画像、テクスチャ、模様、
などを使用するなど、優先度レベルを表す他の方法を使用することを想定できるであろう
。

上述のように、各製品に関連付けられた優先度レベル６１６は、その製品をどの程度迅
速にＦＣ２００に収納する必要があるかを表すことができる。例えば、製品に第１の優先
度レベルまたは高い優先度レベルが関連付けられている場合、倉庫管理システム１１９の
１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセ
ッサ３０５に、製品をＦＣ２００における製品の受け取りから所定の数時間（例えば、１
～５時間）のうちに収納するように通知することができる。製品に第２の優先度レベルま
たは中程度の優先度レベルが関連付けられている場合、倉庫管理システム１１９の１つま
たは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３
０５に、製品をＦＣ２００における製品の受け取りから１日のうちに収納するように通知
することができる。製品に第３の優先度レベルまたは低い優先度レベルが関連付けられて
いる場合、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユーザデバ
イス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５に、製品をＦＣ２００における製品の受
け取りから所定の数日（例えば、１～５日）のうちに収納するように通知することができ
る。

各製品に関連付けられた優先度レベル６１６は、各製品のタイプに基づくことができる
。例えば、冷凍保存が必要な製品に、第１の優先度レベルまたは高い優先度レベルを割り
当てることができる。これに加え、あるいはこれに代えて、他の製品と比較して顧客の需
要が高い製品に、製品が迅速に収納され、迅速に顧客へと配送されるように、第１の優先
度レベルまたは高い優先度レベルを割り当てることができる。図６Ａを参照すると、イン
バウンド製品は冷蔵を必要とすることができ、したがって、１つまたは複数のプロセッサ
３０１は、インバウンド製品に中程度の優先度レベルを割り当てることができる。したが
って、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品をＦＣ２００におけるイ
ンバウンド製品の受け取りの１日以内に収納しなければならないことを示す通知（例えば
、「中」程度の優先度レベル６１６およびインターフェース６００の一部分６１２の周り
の黄色の輪郭を表示するための命令）をもたらすことができる。

いくつかの実施形態において、ユーザデバイス３０３のユーザは、収納のためのインバ
ウンド製品の数量６０７を入力することができる。ユーザがインターフェース６００上で
数量６０７を入力すると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、１つまたは複数のプロ
セッサ３０１へと収納のためのインバウンド製品の数量６０７を送信することができる。
１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品を収納するためのＦＣ２００内
のゾーン６０８を予測することができる。一例として、１つまたは複数のプロセッサ３０
１は、インバウンド製品に関連付けられた製品識別子６０２に関連付けられた１つまたは
複数のパラメータに基づいて、インバウンド製品を収納するためのゾーン６０８を予測す
ることができる。したがって、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、製品識別子６０２
に関連付けられた１つまたは複数のパラメータを集めて重み付けするアルゴリズムに基づ
いて、インバウンド製品を収納するためのゾーン６０８を予測することができる。製品識
別子６０２に関連付けられた１つまたは複数のパラメータは、製品識別子の優先度レベル
、製品識別子に関連する製品の寸法、製品識別子に関連する製品の体積、製品識別子に関
連する製品の重量、製品識別子に関連する製品の保管に関して必要な温度、製品識別子に
関連付けられた製品グレード、または製品識別子に関連付けられた製品の有効期限のうち
の少なくとも１つを含むことができる。これらのパラメータのうちの１つまたは複数を使
用して、インバウンド製品を収納するためのゾーン６０８を予測することができる。例と
して、第１の製品グレードおよび１００，０００ｃｍ³を超える体積を有するすべての製
品識別子を、収納のために特定のゾーン６０８に向けることができる。

ユーザデバイス３０３のユーザは、必ずしもインバウンド製品を予測されたゾーン６０
８に収納する必要はないが、インバウンド製品を収納するための予測ゾーン６０８を提供
および表示することにより、インバウンド製品を収納するためのＦＣ２００内の空きゾー
ンの発見に費やされる時間を減らすことができる。さらに、製品を収納するための従来か
らのシステムおよび方法は、各製品を収納するためにフルフィルメントセンタ内の固定さ
れた場所を指定するが、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、予測ゾーン６０８を提示
することによって、収納時間および出荷時間を短縮し、最終的には配達時間を短縮するこ
とができる。例えば、予測ゾーン６０８は、インバウンド製品の寸法、重量、および／ま
たは数量を受け入れることができ、インバウンド製品を所望の温度に保つことができ、さ
らには／あるいはインバウンド製品の有効期限までの時間期間内に顧客へと出荷される可
能性が高いユーザデバイス３０３のユーザに最も近い最適ゾーン６０８であってよい。こ
れに加え、あるいはこれに代えて、ＦＣ２００内のゾーンが優先度レベルによって組織化
される場合に、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品に関連付けられ
た優先度レベル６１６に対応する予測ゾーン６０８を提示してもよい。

ひとたび１つまたは複数のプロセッサ３０１がインバウンド製品を収納するためのＦＣ
２００内のゾーン６０８を予測すると、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、予測ゾー
ン６０８を、予測ゾーン６０８に関する収納能力６０９とともに、インターフェース６０
０の一部分６１３に表示するために１つまたは複数のプロセッサ３０５へと送信すること
ができる。例えば、収納能力６０９は、インバウンド製品またはインバウンドパレットを
受け入れることができる予測ゾーン６０８内の空きスロットの数を含むことができる。ユ
ーザデバイス３０３のユーザは、収納するインバウンド製品の数量６０７が、予測ゾーン
６０８の収納能力６０９以下であることを確認する必要があるかもしれない。

いくつかの実施形態において、ユーザは、インバウンド製品を配置するためのトートを
選択することによって、予測ゾーン６０８におけるインバウンド製品の収納を開始するこ
とができる。トートに、トート識別子６１０を関連付けることができる。ユーザは、イン
ターフェース６００において、収納のためのインバウンド製品を含むトートに関連付けら
れたトート識別子６１０を入力することができる。ひとたびユーザがトート識別子６１０
を入力すると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インターフェース６００を修正し
て、トート識別子６１０およびトート識別子６１０に関するトートが収納される予測ゾー
ン６０８を、インターフェース６００の一部分６１４に自動的に表示することができる。
１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インターフェース６００の一部分６１４に、すべ
てのトート識別子６１０および対応するゾーン６０８のリストを表示することができる。
ユーザがインバウンド製品をそれぞれのトートに収納する準備ができたならば、ユーザは
「送信」ボタン６１１をクリックすることができる。

ユーザが「送信」ボタン６１１をクリックすると、１つまたは複数のプロセッサ３０５
は、トート識別子６１０および対応するゾーン６０８を、倉庫管理システム１１９の１つ
または複数のプロセッサ３０１へと送信することができる。１つまたは複数のプロセッサ
３０１は、データベース３０４を修正して、トートに含まれるインバウンド製品に関連付
けられた製品識別子６０２およびトート識別子６１０を、予測ゾーン６０８に割り当てる
ことができる。したがって、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４
に、ＦＣ２００内の各ゾーンに収納された各々のトートおよび製品の目録を維持すること
ができる。

いくつかの実施形態において、ユーザがインバウンド製品を収納しているときに、イン
バウンドエラーが生じる可能性がある。したがって、ユーザデバイス３０３は、インバウ
ンドエラーの報告を容易にするインターフェース６００を提供することができる。例とし
て、ユーザは、インターフェース６００において「インバウンドエラーを報告」ボタン６
１７をクリックして、インバウンドエラーの報告を開始することができる。

図６Ｂが、インバウンド製品に関連するインバウンドエラーの報告を容易にするように
構成されたユーザデバイス３０３上のインターフェース４００の別の例示的な実施形態を
示している。ユーザデバイス３０３のユーザがインターフェース６００において「インバ
ウンドエラーを報告」ボタン６１７をクリックすると、１つまたは複数のプロセッサ３０
５は、インバウンドエラーの報告を容易にするインバウンドエラー報告インターフェース
６１８を表示することができる。１つまたは複数のプロセッサ３０５は、インバウンドエ
ラー報告インターフェース６１８においてインバウンドエラー６１９の原因を選択するよ
うにユーザに要求することができる。インバウンドエラー６１９の原因として、これらに
限られるわけではないが、製品画像エラー、バーコードエラー、有効期限エラー、運送状
エラー、ベンダーエラー、作業員エラー、または出荷エラーを挙げることができる。製品
画像エラーは、インターフェース６００の一部分６１２（図６Ａを参照）に表示される製
品の画像６１５におけるエラーを含むことができる。バーコードエラーは、コード／識別
子を読み取ることができず、あるいはスキャンすることができないようなインバウンドバ
ーコード６０１、製品識別子６０２、および／またはトート識別子６１０の損傷を含むこ
とができる。有効期限エラーは、インバウンド製品の有効期限におけるエラーを含むこと
ができる。例えば、インバウンド製品の有効期限が過ぎており、インバウンド製品をもは
や顧客へと出荷できない場合、ユーザは、インバウンドエラー６１９の原因として、有効
期限エラーを選択することができる。運送状エラーは、インバウンド製品に関連付けられ
た運送状におけるエラーを含むことができる。例えば、運送状番号４０１などの運送状番
号が損傷しており、運送状番号４０１のスキャンまたは読み取りが不可能である場合に、
ユーザは、インバウンドエラー６１９の原因として、運送状エラーを選択することができ
る。ベンダーエラーは、例えば、メーカーおよび／またはベンダーからＦＣ２００へと送
られた製品が損傷している場合を含むことができる。例えば、ユーザが損傷したインバウ
ンド製品を受け取った場合、ユーザは、インバウンドエラー６１９の原因として、ベンダ
ーエラーを選択することができる。作業員エラーは、ユーザデバイス３０３のユーザによ
って生じたエラーを含むことができる。例えば、ユーザが収納中にインバウンド製品を損
傷させた場合、インバウンドエラー６１９の原因は、作業員エラーを含むことができる。
いくつかの実施形態において、ベンダーおよび／またはメーカーから到着したインバウン
ド製品の数量が間違っている場合、インバウンドエラー６１９の原因は、出荷エラーを含
むことができる。他の実施形態において、インバウンド製品に関連付けられた時刻スタン
プがインバウンド製品の予定入荷日よりも遅い場合、インバウンドエラー６１９の原因は
、出荷エラーを含むことができる。図６Ｂは、製品画像エラー、バーコードエラー、有効
期限エラー、運送状エラー、またはベンダーエラーを示しているが、他の考えられるエラ
ーとして、システムエラー、自然災害によるエラー、追跡エラー、製品損傷、またはイン
バウンド入荷の受け取りのプロセスにおいて生じ得る任意の考えられるエラーを挙げるこ
とができる。

インバウンドエラー６１９の原因を選択した後に、ユーザは、インバウンドエラーを伴
う製品に関連付けられたインバウンドバーコード６０１、インバウンドエラーを伴う製品
に関連付けられた製品識別子６２０、および／またはインバウンドエラーを伴う製品の数
量６２１を入力することができる。いくつかの実施形態において、ユーザは、インバウン
ドエラーを伴う製品に関連付けられたインバウンドエラーバーコード６２２を入力するこ
ともできる。ユーザがインバウンドエラーバーコード６２２を入力すると、インバウンド
エラーバーコード６２２を、データベース３０４において、製品に関するインバウンドエ
ラーに対応付けることができる。すなわち、インバウンドエラーバーコード６２２を、デ
ータベース３０４において、ユーザによって選択されたインバウンドエラー６１９の原因
、インバウンドエラーを伴う製品に関連付けられたインバウンドバーコード６０１、イン
バウンドエラーを伴う製品に関連付けられた製品識別子６２０、および／またはインバウ
ンドエラーを伴う製品の数量６２１に対応付けることができる。したがって、インバウン
ドエラーバーコード６２２がユーザデバイス３０３または倉庫管理システム１１９におけ
る１つまたは複数のリモートデバイスによってスキャンされたときに、１つまたは複数の
プロセッサ３０５を、ユーザによって選択されたインバウンドエラー６１９の原因、イン
バウンドエラーを伴う製品に関連付けられたインバウンドバーコード６０１、インバウン
ドエラーを伴う製品に関連付けられた製品識別子６２０、および／またはインバウンドエ
ラーを伴う製品の数量６２１を対応するデバイス上に表示するように構成することができ
る。

ユーザがインバウンドエラー報告の送信をキャンセルしたいと望む場合、ユーザは、「
キャンセル」ボタン６２３をクリックすることができる。ユーザが「キャンセル」ボタン
６２３をクリックすると、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５は
、インバウンドエラー報告インターフェース６１８を閉じて、図６Ａのインターフェース
６００に戻ることができる。ユーザがインバウンドエラー報告を送信したいと望む場合、
ユーザは、「送信」ボタン６２４をクリックすることができる。ユーザが「送信」ボタン
６２４をクリックすると、１つまたは複数のプロセッサ３０５は、倉庫管理システム１１
９の１つまたは複数のプロセッサ３０１にインバウンドエラーを報告することができる。
したがって、１つまたは複数のプロセッサ３０１を、インバウンドエラー報告に対応付け
られたインバウンドエラーバーコード６２２を受信するように構成することができる。１
つまたは複数のプロセッサ３０１がユーザデバイス３０３からインバウンドエラー報告お
よび対応するインバウンドエラーバーコード６２２を受信すると、１つまたは複数のプロ
セッサ３０１は、データベース３０４を修正して、インバウンドエラーバーコード６２２
をインバウンドエラーを伴うインバウンド製品に関連付けられたインバウンドバーコード
６０１または製品識別子６０２の少なくとも一方に割り当てることができる。

図７が、例示的なデータベース３０４のテーブルに格納され得る報告されたインバウン
ドエラーに関する情報を示す。上述のように、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数
のプロセッサ３０１を、報告されたインバウンドエラーに関する情報を格納するようにデ
ータベース３０４を修正するように構成することができる。例として、１つまたは複数の
プロセッサ３０１を、インバウンドエラーバーコード６２２などのインバウンドエラーバ
ーコードを格納するようにデータベース３０４を修正するように構成することができる。
また、１つまたは複数のプロセッサ３０１を、各々のインバウンドエラーに関する情報を
対応するインバウンドエラーバーコードに割り当てるように構成することができる。例え
ば、１つまたは複数のプロセッサ３０１を、インバウンドバーコード６０１、インバウン
ドエラーを伴うインバウンド製品に関連付けられた製品識別子６２０、およびインバウン
ドエラーを伴うインバウンド製品の数量６２１を対応するインバウンドエラーバーコード
６２２へと格納するようにデータベース３０４を修正するように構成することができる。
これに加え、あるいはこれに代えて、１つまたは複数のプロセッサ３０１を、インバウン
ドエラーを伴うインバウンド製品に関する運送状番号４０１などの運送状番号、予約番号
４０２などの予約番号、発注番号４０３などの発注番号、および／または優先度レベルの
うちの少なくとも１つをインバウンドエラーバーコード６２２に割り当てるようにデータ
ベース３０４を修正するように構成することができる。

インバウンドバーコード、運送状番号、製品識別子、予約番号、および／または発注番
号を、データベース３０４においてインバウンドエラーバーコードに割り当て、さらには
／あるいは対応付けることができるため、１つまたは複数のプロセッサ３０１、および１
つまたは複数のプロセッサ３０５は、インバウンドエラーをより迅速に識別し、インバウ
ンドエラーをより迅速に解決できる可能性がある。いくつかの実施形態において、１つま
たは複数のプロセッサ３０１は、各々のインバウンドエラーのリアルタイム状態更新７０
１を提供するようにデータベース３０４を修正することができる。例えば、１つまたは複
数のプロセッサ３０１を、データベース３０４を修正して、各々のインバウンドエラーバ
ーコード６２２に「報告あり」状態または「解決済み」状態を割り当てるように構成する
ことができる。「報告あり」状態は、インバウンドエラーが報告されており、このインバ
ウンドエラーが、解決処理中であることを表すことができる。「解決済み」状態は、イン
バウンドエラーが報告され、解決されたことを表すことができる。

従来は、インバウンド入荷がフルフィルメントセンタに到着したときに、入荷は数時間
および／または数日にわたって放置される可能性がある。そのため、フルフィルメントセ
ンタにおける入荷インバウンド製品の収納が遅れ、最終的には顧客への製品の出荷および
配送が遅れる可能性がある。さらに、インバウンドエラーは不可避であるが、インバウン
ド製品の入荷が数時間および／または数日にわたって放置された場合、インバウンドエラ
ーの報告が遅れるだけでなく、解決も遅れる。これに対し、インバウンド製品を収納する
ときにインバウンドエラーを自動的に報告するためのインターフェース６００などのイン
ターフェースをユーザデバイスにおいて提供するとともに、各々のインバウンドエラー報
告に関する情報を格納することができるデータベース３０４などのデータベースを維持す
ることによって、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、各々のインバウンドエラーの報
告および解決の速度を速めることができ、したがって顧客への製品の出荷時間および配送
時間を加速することができる。

図８は、インバウンド製品を受け取るための例示的な方法８００を示す流れ図である。
この例示的な方法は、例として提示されている。図８に示される方法８００を、種々のシ
ステムの１つまたは複数の組み合わせによって実行または実施することができる。以下に
説明する方法８００は、例として、図３に示されるとおりの倉庫管理システム１１９の１
つまたは複数のプロセッサ３０１によって実行され得る。図８の方法を説明する際に倉庫
管理システム１１９の種々の要素が参照されるが、ユーザデバイス３０３の種々の要素が
図８の方法を実行してもよいことに留意されたい。図８に示される各ブロックは、例示的
な方法８００における１つまたは複数のプロセス、方法、またはサブルーチンを表す。図
８を参照すると、例示的な方法８００は、ブロック８０１から開始することができる。

ブロック８０１において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、所定の優先度ルール
に基づいて、インバウンドパレットの入荷をスケジュールすることができる。例として、
１つまたは複数のプロセッサ３０１を、入荷のタイプおよび／または入荷のタイプに関連
する優先度レベルに基づいて、インバウンドパレットの入荷をスケジュールするように構
成することができる。入荷のタイプは、例えば、トラックによるインバウンドパレットの
入荷、パッケージによるインバウンドパレットの入荷、あるいはＦＣ２００から作業員を
派遣してベンダーまたはメーカーからインバウンドパレットを引き取ることによるインバ
ウンドパレットの入荷を含むことができる。入荷の各タイプに、異なる優先度レベルを関
連付けることができる。例えば、インバウンドパレットのトラックによる入荷は、パッケ
ージによる入荷に関連付けられた優先度レベルよりも高い優先度レベルを有することがで
きる。さらに、パッケージによる入荷に関連付けられた優先度レベルを、ＦＣ２００から
作業員を派遣してベンダーまたはメーカーからインバウンドパレットを引き取ることによ
るインバウンドパレットの入荷の優先度レベルよりも高くすることができる。入荷の各タ
イプに関連付けられた優先度レベルは、倉庫管理システム１１９によって事前に決定され
てよい。入荷のタイプおよび入荷のタイプに関連付けられた優先度レベルに基づいて、１
つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンドパレットの入荷をスケジュールするこ
とができる。例として、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンドパレットの
トラックによる入荷をすべて午前中にスケジュールし、インバウンドパレットのパッケー
ジによる入荷をすべて午後にスケジュールし、ベンダーおよび／またはメーカーからイン
バウンドパレットを引き取るために作業員の派遣を必要とする入荷をすべて夕方にスケジ
ュールすることができる。

所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷がスケジュールされると、
方法８００は、ブロック８０２に進むことができる。ブロック８０２において、１つまた
は複数のプロセッサ３０１は、ＦＣ２００に入荷した少なくとも１つの製品を含むインバ
ウンドパレットに関する運送状番号、予約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つ
を受け取ることができる。例えば、図４Ａを参照して説明したように、１つまたは複数の
プロセッサ３０１は、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５からイ
ンバウンドパレットに関連付けられた運送状番号４０１、予約番号４０２、または発注番
号４０３のうちの少なくとも１つを受け取ることができる。したがって、ユーザデバイス
３０３のユーザが、インバウンドパレットに関連付けられた運送状番号４０１、予約番号
４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つをスキャンすると、１つまたは複
数のプロセッサ３０５は、運送状番号４０１、予約番号４０２、または発注番号４０３の
うちの少なくとも１つを倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ３０１に
送信することができる。

ブロック８０３において、１つまたは複数のプロセッサ３０１が、運送状番号４０１、
予約番号４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つを受信すると、１つまた
は複数のプロセッサ３０１は、インバウンドパレットに関する運送状番号４０１、予約番
号４０２、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つにインバウンドバーコードを割
り当てることができる。上述のように、インバウンドバーコードは、インバウンドパレッ
トがＦＣ２００に入荷した後にＦＣ２００において各々のインバウンドパレットを識別す
るために使用される識別子を含むことができる。例えば、倉庫管理システム１１９は、Ｆ
Ｃ２００において受け取ったすべてのインバウンドパレットの目録、および各々のインバ
ウンドパレットに関する詳細を、データベース３０４に格納することができる。したがっ
て、ユーザがデータベース３０４内のインバウンドバーコードを検索すると、１つまたは
複数のプロセッサ３０１は、インバウンドバーコードに関連付けられた運送状番号４０１
、予約番号４０２、および／または発注番号４０３を表示することができる。ブロック８
０３において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４などのデータ
ベースを修正して、インバウンドバーコードならびに運送状番号４０１、予約番号４０２
、または発注番号４０３のうちの少なくとも１つを、少なくとも１つのインバウンド製品
を含むインバウンドパレットに割り当てることもできる。

方法８００は、ブロック８０４に進むことができ、ブロック８０４において、１つまた
は複数のプロセッサが、収納のために少なくとも１つの製品に関連付けられたインバウン
ドバーコードまたは製品識別子の少なくとも一方を受け取ることができる。例えば、ＦＣ
２００に入荷し、データベース３０４に入力されたインバウンド製品は、ＦＣ２００にす
ぐに収納できる状態であり得る。したがって、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、ユ
ーザデバイス３０５から、収納のためにインバウンド製品に関連付けられたインバウンド
バーコードまたは製品識別子の少なくとも一方を受信することができる。

収納のためにインバウンド製品に関連付けられたインバウンドバーコードまたは製品識
別子の少なくとも一方を受信した後に、方法８００は、ブロック８０５に進むことができ
る。ブロック８０５において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品
を収納するためのＦＣ２００内のゾーンを予測するように構成されてよい。さらに、１つ
または複数のプロセッサ３０１は、予測されたゾーンにおける収納能力を予測するように
構成されてよい。一例として、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品
に関連付けられた製品識別子に関連付けられた１つまたは複数のパラメータに基づいて、
インバウンド製品を収納するためのゾーン６０８などのゾーンを予測することができる。
例えば、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品に関連付けられた製品
識別子に関連付けられた１つまたは複数のパラメータを集めて重み付けするアルゴリズム
に基づいて、インバウンド製品を収納するためのゾーンを予測することができる。製品識
別子に関連付けられた１つまたは複数のパラメータは、これらに限られるわけではないが
、製品識別子の優先度レベル、製品識別子に関連付けられた製品の寸法、製品識別子に関
連付けられた製品の重量、または製品識別子に関連付けられた製品の有効期限を含むこと
ができる。

ユーザは、必ずしも１つまたは複数のプロセッサ３０１によって予測されたゾーンにイ
ンバウンド製品を収納する必要はないが、インバウンド製品を収納するための予測ゾーン
を提示することにより、インバウンド製品を収納するためのＦＣ２００内の空きゾーンの
発見に費やされる時間を減らすことができる。さらに、製品を収納するための従来からの
システムおよび方法は、各製品を収納するためにフルフィルメントセンタ内の固定された
場所を指定するが、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、予測ゾーンを提示することに
よって、収納時間および出荷時間を短縮し、最終的には配達時間を短縮することができる
。例えば、予測ゾーンは、インバウンド製品の寸法、重量、および／または数量を受け入
れることができ、インバウンド製品を所望の温度に保つことができ、ならびに／もしくは
インバウンド製品の有効期限までの時間期間内に顧客へと出荷される可能性が高いユーザ
デバイス３０３のユーザに最も近い最適ゾーンであってよい。これに加え、あるいはこれ
に代えて、ＦＣ２００内のゾーンが優先度レベルによって組織化される場合に、１つまた
は複数のプロセッサ３０１は、インバウンド製品に関連付けられた優先度レベルに対応す
る予測ゾーンを提示してもよい。ブロック８０５において、１つまたは複数のプロセッサ
３０１は、予測ゾーンに関する収納能力を提示するようにさらに構成されてよい。インバ
ウンド製品を収納するユーザは、収納するインバウンド製品の数量が、予測ゾーンの収納
能力以下であることを確認する必要があるかもしれない。

少なくとも１つの製品を収納するためのゾーンを予測し、この予測ゾーンの収納能力を
提示した後に、方法８００は、ブロック８０６に進むことができる。ブロック８０６にお
いて、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、予測ゾーンに収納するためのインバウンド
製品を含むトートに関連付けられたトート識別子を受け取ることができる。例として、ユ
ーザは、インバウンド製品を配置するためのトートを選択することによって、予測ゾーン
におけるインバウンド製品の収納を開始することができる。トートに、トート識別子を関
連付けることができる。ユーザデバイス３０３のユーザは、インターフェース６００にお
いて、収納のためのインバウンド製品を含むトートに関連付けられたトート識別子を入力
することができる。ユーザがトート識別子を入力すると、ユーザデバイス３０３の１つま
たは複数のプロセッサ３０５は、倉庫管理システム１１９の１つまたは複数のプロセッサ
３０１にトート識別子を送信することができる。したがって、１つまたは複数のプロセッ
サ３０１は、ユーザデバイス３０３の１つまたは複数のプロセッサ３０５からトート識別
子を受信することができる。

トート識別子を受信した後に、方法８００は、ブロック８０７に進むことができる。ブ
ロック８０７において、１つまたは複数のプロセッサ３０１は、データベース３０４を修
正して、トートに含まれるインバウンド製品に関連付けられた製品識別子およびトート識
別子を予測ゾーンに割り当てるように構成されてよい。したがって、１つまたは複数のプ
ロセッサ３０１は、データベース３０４に、ＦＣ２００内の各ゾーンに収納された各々の
トートおよび製品の目録を維持することができる。

本開示を、本開示の特定の実施形態を参照して提示および説明してきたが、本開示を、
修正を必要とせずに、他の環境において実施できることを、理解できるであろう。以上の
説明は、例示の目的で提示されている。以上の説明は、すべてを網羅するものではなく、
開示された正確な形態または実施形態に限定されない。本明細書を検討し、開示された実
施形態を実施することで、修正および調整が当業者にとって明らかであろう。さらに、本
開示の実施形態の態様は、メモリに格納されるものとして説明されているが、これらの態
様を、例えばハードディスクまたはＣＤ－ＲＯＭなどの二次記憶デバイス、あるいは他の
形態のＲＡＭまたはＲＯＭ、ＵＳＢ媒体、ＤＶＤ、Ｂｌｕ－ｒａｙ、または他の光ドライ
ブ媒体などの他の種類のコンピュータ可読媒体に格納してもよいことを、当業者であれば
理解できるであろう。

記載された説明および開示された方法に基づくコンピュータプログラムは、熟練した開
発者の技術の範囲内である。さまざまなプログラムまたはプログラムモジュールが、当業
者に知られた技術のいずれかを使用して作成可能であり、あるいは既存のソフトウェアに
関連して設計可能である。例えば、プログラム部分またはプログラムモジュールを、．Ｎ
ｅｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ、．Ｎｅｔ Ｃｏｍｐａｃｔ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ（および、
Ｖｉｓｕａｌ Ｂａｓｉｃ、Ｃ、などの関連の言語）、Ｊａｖａ、Ｃ＋＋、Ｏｂｊｅｃｔ
ｉｖｅ－Ｃ、ＨＴＭＬ、ＨＴＭＬ／ＡＪＡＸの組み合わせ、ＸＭＬ、またはＪａｖａアプ
レットを埋め込んだＨＴＭＬにて設計でき、あるいはこれらによって設計することができ
る。

さらに、例示的な実施形態を本明細書において説明してきたが、本開示に基づいて、同
等の要素、修正、省略、（例えば、種々の実施形態にまたがる態様の）組み合わせ、調整
、および／または変更を有するあらゆるすべての実施形態の範囲を、当業者であれば理解
できるであろう。請求項中の限定事項は、請求項中で使用されている文言に基づいて広く
解釈されるべきであり、本明細書に記載され、あるいは本出願の審査の最中に説明される
実施例に限定されない。実施例を、排他的であると解釈すべきではない。さらに、開示さ
れた方法の各工程は、工程を並べ替えること、ならびに／あるいは工程を挿入または削除
することを含む任意のやり方で変更可能である。したがって、本明細書および実施例は、
あくまでも例示として考慮されるように意図され、真の範囲および精神は、以下の特許請
求の範囲およびそれらの均等物の全範囲によって示される。

Claims (20)

1. インバウンド製品を受け取るためのコンピュータによって実現されるシステムであって
   、
   命令を格納するメモリと、
   前記命令を実行して、
   所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールし、
   少なくとも１つの製品を含む前記インバウンドパレットに関する運送状番号、予約番号
   、または発注番号のうちの少なくとも１つを受け取り、
   前記インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに前記運送状番号、前記予
   約番号、または前記発注番号のうちの少なくとも１つを割り当てるようにデータベースを
   修正し、
   前記少なくとも１つの製品を収納するために、前記インバウンドバーコードまたは前記
   少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子の少なくとも一方を受け取り、
   前記受け取ったインバウンドバーコードまたは前記製品識別子の少なくとも一方の受け
   取り後に、前記少なくとも１つの製品を収納するためのゾーン、および前記ゾーンの収納
   能力を、前記製品識別子に関連付けられたパラメータに基づいて予測し、
   前記ゾーンにおける収納のために前記少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けら
   れたトート識別子を受け取り、
   前記少なくとも１つの製品に関連付けられた前記製品識別子および前記トート識別子を
   前記ゾーンに割り当てるように前記データベースを修正する
   ように構成された少なくとも１つのプロセッサと
   を備えるシステム。
2. 前記製品識別子に関連付けられた前記パラメータは、前記製品識別子の優先度レベル、
   前記製品識別子が関連付けられた前記少なくとも１つの製品の寸法、前記製品識別子が関
   連付けられた前記少なくとも１つの製品の重量、または前記製品識別子が関連付けられた
   前記少なくとも１つの製品の有効期限のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の
   システム。
3. 前記製品識別子の前記優先度レベルは、第１の優先度レベル、第２の優先度レベル、お
   よび第３の優先度レベルを含む、請求項２に記載のシステム。
4. 前記製品識別子に前記第１の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
   も１つのプロセッサは、前記少なくとも１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取
   りから所定の数時間のうちに収納するようにユーザデバイスに通知するように構成され、
   前記製品識別子に前記第２の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
   も１つのプロセッサは、前記少なくとも１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取
   りから１日のうちに収納するようにユーザデバイスに通知するように構成され、
   前記製品識別子に前記第３の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
   も１つのプロセッサは、前記少なくとも１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取
   りから所定の数日のうちに収納するようにユーザデバイスに通知するように構成される、
   請求項３に記載のシステム。
5. 前記少なくとも１つのプロセッサは、前記命令を実行して、前記インバウンドパレット
   の予定入荷日および時刻スタンプを割り当てるように前記データベースを修正するように
   さらに構成される、請求項１に記載のシステム。
6. 前記少なくとも１つのプロセッサは、前記命令を実行して、
   ユーザデバイスから、少なくとも１つの製品に関するインバウンドエラーの報告を受け
   取り、
   前記インバウンドエラーに対応付けられたインバウンドエラーバーコードを受け取り、
   前記インバウンドエラーバーコードを前記インバウンドバーコードまたは前記製品識別
   子の少なくとも一方に割り当てるように前記データベースを修正する
   ようにさらに構成される、請求項１に記載のシステム。
7. 前記インバウンドエラーバーコードは、前記インバウンドエラーバーコードがスキャン
   されたときに、前記少なくとも１つのプロセッサが前記ユーザデバイス上に前記インバウ
   ンドエラーの原因を表示するように構成されるように、前記インバウンドエラーに対応付
   けられる、請求項６に記載のシステム。
8. 前記インバウンドエラーの原因は、製品画像エラー、バーコードエラー、有効期限エラ
   ー、運送状エラー、ベンダーエラー、作業員エラー、または出荷エラーのうちの少なくと
   も１つを含む、請求項７に記載のシステム。
9. 前記所定の優先度ルールに基づいてインバウンド入荷をスケジュールすることは、入荷
   のタイプおよび前記入荷のタイプに関連付けられた優先度レベルに基づいてインバウンド
   入荷をスケジュールすることを含む、請求項１に記載のシステム。
10. 前記入荷のタイプは、第１、第２、および第３の入荷タイプを含み、
    前記第１の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、前記第２の入荷タイプに関連
    付けられた優先度レベルよりも高く、
    前記第２の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、前記第３の入荷タイプに関連
    付けられた優先度レベルよりも高い、請求項９に記載のシステム。
11. インバウンド製品を受け取るためのコンピュータによって実行される方法であって、
    所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールすることと
    、
    少なくとも１つの製品を含む前記インバウンドパレットに関する運送状番号、予約番号
    、または発注番号のうちの少なくとも１つを受け取ることと、
    前記インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに前記運送状番号、前記予
    約番号、または前記発注番号のうちの少なくとも１つを割り当てるようにデータベースを
    修正することと、
    前記少なくとも１つの製品を収納するために、前記インバウンドバーコードまたは前記
    少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子の少なくとも一方を受け取ることと、
    前記受け取ったインバウンドバーコードまたは前記製品識別子の少なくとも一方の受け
    取り後に、前記少なくとも１つの製品を収納するためのゾーン、および前記ゾーンの収納
    能力を、前記製品識別子に関連付けられたパラメータに基づいて予測することと、
    前記ゾーンにおける収納のために前記少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けら
    れたトート識別子を受け取ることと、
    前記少なくとも１つの製品に関連付けられた前記製品識別子および前記トート識別子を
    前記ゾーンに割り当てるように前記データベースを修正することと
    を含む方法。
12. 前記製品識別子に関連付けられた前記パラメータは、前記製品識別子の優先度レベル、
    前記製品識別子が関連付けられた前記少なくとも１つの製品の寸法、前記製品識別子が関
    連付けられた前記少なくとも１つの製品の重量、または前記製品識別子が関連付けられた
    前記少なくとも１つの製品の有効期限のうちの少なくとも１つを含み、
    前記製品識別子の前記優先度レベルは、第１の優先度レベル、第２の優先度レベル、お
    よび第３の優先度レベルを含む、請求項１１に記載の方法。
13. 前記製品識別子に前記第１の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
    も１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取りから所定の数時間のうちに収納する
    ようにユーザデバイスに通知することと、
    前記製品識別子に前記第２の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
    も１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取りから１日のうちに収納するようにユ
    ーザデバイスに通知することと、
    前記製品識別子に前記第３の優先度レベルが関連付けられている場合に、前記少なくと
    も１つの製品を前記少なくとも１つの製品の受け取りから所定の数日のうちに収納するよ
    うにユーザデバイスに通知することと
    をさらに含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記インバウンドパレットの予定入荷日および時刻スタンプを割り当てるように前記デ
    ータベースを修正すること
    をさらに含む、請求項１１に記載の方法。
15. ユーザデバイスから、少なくとも１つの製品に関するインバウンドエラーの報告を受け
    取ることと、
    前記インバウンドエラーに対応付けられたインバウンドエラーバーコードを受け取るこ
    とと、
    前記インバウンドエラーバーコードを前記インバウンドバーコードまたは前記製品識別
    子の少なくとも一方に割り当てるように前記データベースを修正することと
    をさらに含む、請求項１１に記載の方法。
16. 前記インバウンドエラーバーコードは、前記インバウンドエラーバーコードがスキャン
    されたときに、前記少なくとも１つのプロセッサが前記ユーザデバイス上に前記インバウ
    ンドエラーの原因を表示するように構成されるように、前記インバウンドエラーに対応付
    けられる、請求項１５に記載の方法。
17. 前記インバウンドエラーの原因は、製品画像エラー、バーコードエラー、有効期限エラ
    ー、運送状エラー、ベンダーエラー、作業員エラー、または出荷エラーのうちの少なくと
    も１つを含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記所定の優先度ルールに基づいてインバウンド入荷をスケジュールすることは、入荷
    のタイプおよび前記入荷のタイプに関連付けられた優先度レベルに基づいてインバウンド
    入荷をスケジュールすることを含む、請求項１１に記載のシステム。
19. 前記入荷のタイプは、第１、第２、および第３の入荷タイプを含み、
    前記第１の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、前記第２の入荷タイプに関連
    付けられた優先度レベルよりも高く、
    前記第２の入荷タイプに関連付けられた優先度レベルは、前記第３の入荷タイプに関連
    付けられた優先度レベルよりも高い、請求項１８に記載のシステム。
20. インバウンド製品を受け取るためのコンピュータによって実現されるシステムであって
    、
    命令を格納するメモリと、
    少なくとも１つのプロセッサと
    を備え、
    前記少なくとも１つのプロセッサは、前記命令を実行して、
    所定の優先度ルールに基づいてインバウンドパレットの入荷をスケジュールし、
    ユーザデバイスから、少なくとも１つの製品を含む前記インバウンドパレットに関する
    運送状番号、予約番号、または発注番号のうちの少なくとも１つを受け取り、
    前記インバウンドパレットにインバウンドバーコードならびに前記運送状番号、前記予
    約番号、または前記発注番号のうちの少なくとも１つを割り当てるようにデータベースを
    修正し、
    前記ユーザデバイスから、前記少なくとも１つの製品を収納するために、前記インバウ
    ンドバーコードまたは前記少なくとも１つの製品に関連付けられた製品識別子の少なくと
    も一方を受け取り、
    前記受け取ったインバウンドバーコードまたは前記製品識別子の少なくとも一方の受け
    取り後に、前記少なくとも１つの製品を収納するためのゾーン、および前記ゾーンの収納
    能力を、前記製品識別子に関連付けられたパラメータに基づいて予測し、
    前記ゾーンにおける収納のために前記少なくとも１つの製品を含むトートに関連付けら
    れたトート識別子を受け取り、
    前記少なくとも１つの製品に関連付けられた前記製品識別子および前記トート識別子を
    前記ゾーンに割り当てるように前記データベースを修正し、
    前記ユーザデバイスから、前記少なくとも１つの製品に関するインバウンドエラーの報
    告を受け取り、
    インバウンドエラーに対応付けられたインバウンドエラーバーコードであって、前記イ
    ンバウンドエラーバーコードがスキャンされたときに前記少なくとも１つのプロセッサが
    前記インバウンドエラーの原因を前記ユーザデバイス上に表示するように構成されるイン
    バウンドエラーバーコードを、前記ユーザデバイスから受け取り、
    前記インバウンドエラーバーコードを前記インバウンドバーコードまたは前記製品識別
    子の少なくとも一方に割り当てるように前記データベースを修正する
    ように構成されている、システム。

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