JP2001080710A - 物流設備の設備計画方法 - Google Patents

物流設備の設備計画方法

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JP2001080710A
JP2001080710A JP26210799A JP26210799A JP2001080710A JP 2001080710 A JP2001080710 A JP 2001080710A JP 26210799 A JP26210799 A JP 26210799A JP 26210799 A JP26210799 A JP 26210799A JP 2001080710 A JP2001080710 A JP 2001080710A
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speed
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JP26210799A
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Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Minoru Tanabe
実 田鍋
Yoshiaki Nishina
慶晃 西名
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位時間内に要求される出荷を確実に終わら
せることができ、トラックを長時間待たせることのない
物流設備を計画する手法を提供する。 【解決手段】 一日の出荷パターンを仮定し、単位時間
内に作業が終わるように高速保管庫と低速保管庫への製
品の割付を決定する。そして、その単位時間の整数倍の
時間製品が各保管庫に滞留するものとして、1日におけ
る時系列的な各保管庫の製品の滞留数を計算し、その最
大値を各保管庫における各製品の保管容量とし、その製
品ごとの和から各保管庫の容量を計算する。この動作
を、想定される1日の各出荷パターンについて行い、そ
の最大値を各保管庫の容量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の出荷の前
に、各製品を高速の入出荷能力を有する高速保管庫と、
低速の入出荷能力を有する低速保管庫とに分けて一時保
管し、その上で要求される量だけの製品を順次出荷する
物流設備の設備計画方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場で生産された製品をパレット自動倉
庫等を中心とする保管設備に保管し、出荷要求に応じて
仕分けをして出荷する物流センターは、流通基地として
各地に建設されている。このような物流センターにおけ
る製品の流れの例を図2に示す。各工場において生産さ
れた製品は、主としてトラックによりパレット自動倉庫
に入荷し、出荷までの間保管される。一般に、パレット
自動倉庫においては、同種の製品が同一のパレットに積
載され、保管棚に保管されている。
【0003】出荷計画が作成されると、所定品種の製品
を積載したパレットが自動倉庫から取り出され、パレッ
ト品入・出庫装置を介してデパレタイザーに送られる。
デパレタイザーでは、出荷計画に見合った数の製品が取
り出され、製品の種別に応じて大量出庫品保管庫(高速
出庫保管庫)又は少量出庫品保管庫(低速出庫保管庫)
に保管される。大量出庫品保管庫は例えば1秒/ケース
等の高速出荷能力を有するが高価である。少量出庫品保
管庫は例えば30秒/ケースの出荷能力しか有しないが
安価である。
【0004】出荷用トラックからの積載要求が出される
と、積載される製品が大量出庫品保管庫及び少量出庫品
保管庫から取り出され、ケース仕分け・整列装置を介し
てパレタイザーに送られ、パレットに積載されてからト
ラックに積み込まれる。
【0005】このような物流構造を有する物流センター
においては、どの製品をどれだけ大量出庫品保管庫に一
時保管し、どの製品をどれだけ少量出庫品に一時保管す
るかが問題となる。従来においては、この決定を、例え
ば一日単位の製品出荷量分布に基づいて行っていた。図
3に1日の出荷データの分布の例を示す。図3におい
て、横軸は品種、縦軸は出荷量(ケース数)を示す。こ
のような分布を作成し、出荷量の多いものから所定数の
品種については大量出庫品保管庫に一時保管し、残りの
品種については少量出庫品保管庫に一時保管するように
配分を決定していた。そして、これに基づいて、大量出
庫品保管庫と少量出庫品保管庫の容量を決定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、一日の
出荷量の分布に基づいて大量出庫品保管庫と少量出庫品
保管庫への製品の分配を決定する方法においては、長時
間でみれば物流のバランスは適当なものとなっている
が、トラック一台への積載時間といった短時間について
見た場合、必ずしも最適なものとはなっていない。図4
は、1日のうちある30分間における製品の出荷量の分
布を示すものであり、横軸は図3と同じ品種、縦軸は出
荷量(ケース数)を示す。図4を見ると分かるように、
図3に示された分布とはかなり異なったものとなってい
る。すなわち、一日の出荷量では少量出荷品種に分類さ
れて少量出庫品保管庫に保管されていたものが、大量に
積載される場合が生じる。
【0007】このようなことが起こると、そのトラック
に積載するためのパレタイジングを行う際には、少量出
庫保管庫から大量の製品を出荷する必要が生じ、それだ
け出荷時間がかかって、トラックを長時間待たせるとい
う問題が発生する。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、比較的短い単位時間をとった場合に、多少の例
外を除いて、その単位時間内に要求される出荷を確実に
終わらせることができ、従ってトラックを長時間待たせ
ることのない物流設備を計画する手法を提供することを
課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、高速の入出荷能力を有する高速保管庫
と、低速の入出荷能力を有する低速保管庫とに、どのよ
うに製品品種を配分して一時保管するかを決定するかを
決定し、それに基づいて高速保管庫、低速保管庫の容量
を決定する物流設備の設備計画方法であって、(a) 季節
等により変動する何種類かの、単位時間(H)あたりの
製品出荷量の時系列パターンを1日分作成し、(b) 高速
保管庫、低速保管庫に、単位時間(H)のn倍の時間製
品が滞留するものとして、単位時間の間に、その単位時
間に要求される製品出荷を行うために、各製品に要求さ
れる高速保管庫、低速保管庫の容量を求め、これを続い
たm単位時間について実施することにより、m単位時間
の間に各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容
量を求め、それらの値が既に計算されたm単位時間の間
に各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量の
最大値より大きい場合には、各最大値を更新し、(c)
(b)の動作を、1日の初めの単位時間から、1単位時間
ずつずらせて最後まで行って、各(b)の動作で求められ
た各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量の
最大値を各々求め、(d) (b)、(c)の動作を、(a)で求め
た各種類のパターンについて行って、各パターンについ
て(c)の動作で得られた各製品に要求される高速保管
庫、低速保管庫の容量の最大値のうちの、最大のものを
各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量とし
て決定する行程を有してなることを特徴とする物流設備
の設備計画方法(請求項1)である。
【0010】本手段においては、実際に想定される時系
列的な製品の出荷分布に基づいて高速保管庫、低速保管
庫の容量を設定し、少なくとも想定される時系列的な製
品の出荷分布においては、単位時間毎に、その単位時間
に要求される出荷が完了するようにしている。よって、
トラックを長時間待たせるような事態は、まれにしか発
生しない。本手段におけるmとnは正の実数である。ま
た、nは仮定した計画補給リードタイムと出荷リードタ
イムの関係より求められる。
【0011】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段の(b)の行程を行う際、各製品ごとに、
高速保管庫に保管される数と低速保管庫に保管される数
の和と、それ以前に行われた計算による高速保管庫の容
量の最大値とを比較し、後者の方が前者より大きい場
合、当該製品について、低速保管庫に保管される数を0
とし、全数を高速保管庫に保管することとすることを特
徴とする物流設備の設備計画方法(請求項2)である。
【0012】本手段においては、高速保管庫に余裕のあ
るタイミングでは、少量出荷製品でも高速保管庫に保管
するようにすることにより、低速保管庫の容量を減らす
ことができ、さらに効率の良い物流設備とすることがで
きる。
【0013】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段又は第2の手段における(d)の行程を行
う際、各製品ごとに、高速保管庫と低速保管庫の容量の
和と、それまでに計算された高速保管庫の最大容量とを
比較し、後者の方が前者より大きい場合、当該製品につ
いて、低速保管庫に保管される数を0とし、全数を高速
保管庫に保管することとすることを特徴とする物流設備
の設備計画方法(請求項3)である。
【0014】本手段においては、季節変動等により変動
することを仮定したいくつかのパターンのうち、先に計
算されたパターンによって決定された高速保管庫の最大
容量が、今回のパターンによって計算された高速保管庫
と低速保管庫の容量の和より大きい場合には、当該製品
については、全数高速保管庫に保管し、低速保管庫の容
量を0とする。これにより、低速保管庫の容量を減らす
ことができ、さらに効率の良い物流設備とすることがで
きる。
【0015】前記課題を解決するための第4の手段は、
高速の入出荷能力を有する高速保管庫と、低速の入出荷
能力を有する低速保管庫とに、どのように製品品種を配
分して一時保管するかを決定するかを決定し、それに基
づいて高速保管庫、低速保管庫の容量を決定する物流設
備の設備計画方法であって、(a) 季節等により変動する
何種類かの、単位時間(H)あたりの製品出荷量の時系
列パターンを1日分作成し、(b) 高速保管庫、低速保管
庫に、単位時間(H)のn倍の時間製品が滞留するもの
として、単位時間の間に、その単位時間に要求される製
品出荷を行うために、各製品に要求される高速保管庫、
低速保管庫の容量を求め、これを続いたm単位時間につ
いて実施することにより、m単位時間の間に各製品に要
求される高速保管庫、低速保管庫の容量を求め、(c)
(b)の動作を、1日の初めの単位時間から、1単位時間
ずつずらせて最後まで行って、各(b)の動作で求められ
た各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量を
求め、(d) (b)、(c)の動作を、(a)で求めた各種類のパ
ターンについて行って、各パターンについて(c)の動作
で得られた各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫
の容量を求め、(e) 以上の計算により求められた、高速
保管庫、低速保管庫の容量のうちそれぞれ最大のもの
を、それぞれ各製品に要求される高速保管庫、低速保管
庫の容量として決定する行程を有してなることを特徴と
する物流設備の設備計画方法(請求項4)である。
【0016】前記第1の手段においては、高速保管庫、
低速保管庫の容量の決定を逐次計算によって行っていた
が、本手段においては、前ケースの計算を先に行い、そ
の後に、各出荷保管庫の最大容量を決定する。よって、
計算の手法が異なるだけで、作用効果は前記第1の手段
と同じである。すなわち、実際に想定される時系列的な
製品の出荷分布に基づいて高速保管庫、低速保管庫の容
量を設定し、少なくとも想定される時系列的な製品の出
荷分布においては、単位時間毎に、その単位時間に要求
される出荷が完了するようにしている。よって、トラッ
クを長時間待たせるような事態は、まれにしか発生しな
い。本手段におけるmとnは正の実数である。また、n
は仮定した計画補給リードタイムと出荷リードタイムの
関係より求められる。
【0017】前記課題を解決する第5の手段は、前記第
4の手段において、高速保管庫、低速保管庫の容量とし
て決定したのち、さらに、(b)、(c)、(d)の行程におい
て求められた高速保管庫、低速保管庫の容量について、
各製品ごとに、高速保管庫の容量と低速保管庫の容量の
和と、前記決定された高速保管庫の容量とを比較し、後
者のほうが前者より大きい場合には、全数を高速保管庫
に保管することとして低速保管庫の容量を0とする計算
を行い、再計算の結果求められた低速保管庫の容量のう
ち最大のものを低速保管庫の容量として最決定すること
を特徴とする物流設備の設備計画方法(請求項6)であ
る。
【0018】本手段においては、前記第1の手段と第4
の手段の計算方法の違いに基づいて計算方法の違いがあ
るだけで、作用効果は前記第3の手段と同じである。す
なわち、低速保管庫の容量減らすことができ、さらに効
率の良い物流設備とすることができる。さらに、これに
加えて、前記第3の手段において発生する可能性のあ
る、計算の順序により最適解が得られなくなる可能性を
避けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
フローチャートを用いて説明する。まず、製品の種類を
i(i=1〜N)とする。そして、一日の作業時間帯を
b分ごと(単位時間Hに相当)に区分し、各時間帯をj
(j=1〜M)とする。そして、高速保管庫、低速保管
庫には、それぞれnb分(nは整数:必ずしも整数でな
くてもよいが、本実施の形態では整数とする)分、即ち
単位時間のn倍の時間に対応する出荷製品を保管するも
のとする。
【0020】そして、時間帯jの間における製品iの出
荷量をA(i,j)とする。A(i,j)は、厳密にい
えば一日ごとにばらつきがあり、完全に予測することは
不可能であるが、一般的な物流設備においては、季節的
な変動等を除いてばらつきはそれほど大きくないことが
経験的に知られている。よって、A(i,j)のパター
ンは、あらかじめ10〜20程度決定しておくことがで
きる。図1にA(i,j)のパターンが決定された後の
設備計画法のフローチャートを示す。
【0021】まず、ひとつのパターンA(i,j)につ
いて計算を行う。ステップS1において、高速保管庫
(高速保管庫)と低速保管庫(低速保管庫)の在庫容量
を0とする。すなわち、高速保管庫における製品iの在
庫容量をBf(i)、低速保管庫における製品iの在庫
容量をBs(i)とすると、Bf(i)=0(i=1〜
N)、Bs(i)=0(i=1〜N)とする。そして、
ステップS2で、j=1、k=0の初期状態とする。こ
の状態でステップS3に移り、A(i,j+k)のう
ち、出荷量の多いものN’品種を高速保管庫、残りのN
−N’品種を低速保管庫に保管すると仮定する。j=
1、k=0なので、1日の最初の単位時間について計算
を行っていることになる。そして、ステップS4で、こ
の状態で高速保管庫、低速保管庫から、A(i,j+
k)(i=1〜N)の製品を出荷するために必要な時間
をそれぞれ算出する。次に、ステップS5に移り、搬
送、合流やケース分け・整列作業、パレタイジング作
業、積み込み作業等を考慮した、全体の出荷時間を計算
しそれをTとする。
【0022】続いてステップS6において、計算された
全体の出荷時間Tが単位時間b以下であるかどうかを判
断する。もし、全体の出荷時間Tが単位時間bを超えて
いる場合は、出荷が単位時間内にできないことになるの
で、ステップS7に移り、高速保管庫に保管する品種を
ΔN’だけ増加させ、再びS3に戻って計算を行う。
【0023】計算された全体の出荷時間Tが単位時間b
以下である場合は、ステップS8に移り、直前の計算で
全体の出荷時間Tが単位時間bを超えていたかどうかを
判断する。もし、超えていなければ、高速保管庫に保管
される品種が多すぎる可能性があるので、ステップS9
において、高速保管庫に保管される品種をΔN”だけ減
らして、再びS3に戻って計算を行う。
【0024】直前の計算で全体の出荷時間Tが単位時間
bを超えている場合には、これ以上高速保管庫に保管さ
れる品種を減らすと、再び全体の出荷時間Tが単位時間
bを超えて、計算が収束しなくなる恐れがあるので、最
適点に達したとみなしてステップS10に移り、そのと
きのN’品種を高速保管庫に、残りのN−N’品種を低
速保管庫に保管することにし、各保管庫の容量にBf
(i)、Bs(i)にA(i,j+k)(i=1〜N)
の出荷量を加算する。(最初は各保管庫の容量は0とし
てあるので、A(i,1)(i=1〜N)の出荷量が容
量となる。)もちろん、高速保管庫に保管される品種の
出荷量は高速保管庫の容量のみに、低速保管庫に保管さ
れる品種の出荷量は低速保管庫の容量のみに加算する。
【0025】次にステップS11に移り、k=n−1か
どうかを判断する。そして、k<n−1の場合には、ス
テップS12でkに1を加算して、ステップS3に戻っ
て計算を行う。この計算は、k=n−1となるまで繰り
返される。これにより、ステップS10において定まる
各保管庫の容量Bf(i)、Bs(i)は、最初は時間
帯j=1〜nまでの出荷分を保管するだけの容量とな
り、時間帯j=1〜nまでの間では、出荷作業は単位時
間b以内に完了することとなる。
【0026】ステップS11でk=n−1と判断された
場合は、ステップS13に移行し、過去に計算された各
保管庫の容量Bf(i)、Bs(i)(即ち、過去の計
算における各容量の最大値)と、今計算された各保管庫
の容量Bf(i)、Bs(i)のどちらが大きいかを、
各iごとに比較する。そして今計算された容量の方が大
きい場合は、そのBf(i)、Bs(i)について最大
値を更新する。
【0027】なお、ステップS13において、今計算さ
れた各保管庫の容量の和Bf(i)+Bs(i)と、過
去に計算された高速保管庫の容量の最大値を、製品ごと
に比較し、後者のほうが大きければ、当該製品について
は高速保管庫に余裕があるので、全量を高速保管庫に保
管することにし、低速保管庫の容量を0としてもよい。
すなわち、この場合は、たとえ過去に計算された低速保
管庫の最大容量を上回る場合でも、最大値の更新は行わ
ない。なお、このようにすると、厳密にいえば、高速保
管庫からの出荷時間が増加することになるので、出荷時
間が長くなる可能性があるが、実用上はほとんど問題が
ない。
【0028】そして、ステップS14に移り、j<M−
n+1であるかどうかを判断する。j=M−n+1であ
る場合は、一日の最終出荷分までの製品が、各保管庫に
収納されたことを意味するので、そこで計算を終了す
る。i<M−n+1の場合は、ステップS15に移り、
jを1だけ加算し、kの値をリセットし、さらにステッ
プS16で各保管庫の在庫容量Bf(i)、Bs(i)
をリセットしてからステップS3に戻る。これにより、
j=M−n+1となった時点では、各保管庫の容量Bf
(i)、Bs(i)の最大値を記録するエリアには、j
=1〜n、j=2〜n+1、…、j=M−n+1〜Mま
での各時間帯ごとに必要とされる品種別の、補給能力を
考慮しての収納容量の最大値がセットされていることに
なる。よって、以上の一連の計算を行うことにより、一
日の出荷量分布A(i,j)に対応して必要な高速保管
庫と低速保管庫の、各製品別の必要収納容量が求まった
ことになる。
【0029】このような計算を、季節変動等により変化
するために考えられる種々の一日の出荷量分布A(i,
j)について行って、各異なった一日の出荷量分布A
(i,j)に対応して必要な高速保管庫と低速保管庫
の、各製品別の収納容量を求め、それらの製品別の最大
値を求めることにより、最終的に必要な高速保管庫と低
速保管庫の、各製品別の収納容量を求めることができ
る。そして、これらの収納容量に基づいて、各保管庫の
容量を決定すれば、出荷の時系列的分布が予想より大幅
にずれたような場合を除いて、常に所定時間内で所定の
出荷を完了するような設備を設計することができる。
【0030】なお、この場合も、それぞれの製品のおけ
る各々の分布における高速保管庫の容量と低速保管庫の
容量の和が、当該製品に関する高速保管庫の容量よりも
少ない場合には、全数を高速保管庫に保管することに
し、低速保管庫の容量を0とする見直しを行い、その上
で改めて低速保管庫の容量の最大値を各製品ごとに求
め、その和を低速保管庫の容量としてもよい。この場合
も、厳密にいえば、高速保管庫からの出荷時間が増加す
ることになるが、実用上はほとんど問題がない。
【0031】また、図1に示した実施の形態において
は、ステップS13において、逐次Bf(i)、Bs
(i)の最大値を求めているが、最大値を更新せず、計
算のみを行い、全計算が終了してから最大値を求めても
よいことは勿論である。このことは、異なるA(i,
j)について保管庫の容量を計算するときでも同じであ
り、前記の説明においては、逐次最大値を求めたが、全
A(i,j)のパターンについてあらかじめ必要とされ
る保管庫の容量を求め、そのうちで最大のものを選定し
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項1及び請求項4に係る発明により物流設備を計画す
れば、単位時間毎に、その単位時間に要求される出荷が
完了するので。トラックを長時間待たせるような事態
は、まれにしか発生しなくなる。
【0033】さらに、請求項2、請求項3、請求項5に
係る発明により物流設備を計画すれば、低速保管庫の容
量を最小とすることができ、効率的な物流設備とするこ
とができる。
【0034】なお、本発明の範囲には、前記のような手
法で各保管庫の容量を決定した後、諸般の情勢を勘案し
て設備にある程度の余力を持たせたりするような微調整
を行うものを含むことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を説明するフローチ
ャートである。
【図2】物流センターにおける製品の流れの例を示す図
である。
【図3】1日単位の製品の出荷量分布の例を示す図であ
る。
【図4】1日のうちある30分間の製品の出荷量分布の
例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西名 慶晃 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F022 MM07 MM13 MM28 5B049 AA06 CC11 CC27 EE03 EE31 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速の入出荷能力を有する高速保管庫
    と、低速の入出荷能力を有する低速保管庫とに、どのよ
    うに製品品種を配分して一時保管するかを決定するかを
    決定し、それに基づいて高速保管庫、低速保管庫の容量
    を決定する物流設備の設備計画方法であって、(a) 季節
    等により変動する何種類かの、単位時間(H)あたりの
    製品出荷量の時系列パターンを1日分作成し、(b) 高速
    保管庫、低速保管庫に、単位時間(H)のn倍の時間製
    品が滞留するものとして、単位時間の間に、その単位時
    間に要求される製品出荷を行うために、各製品に要求さ
    れる高速保管庫、低速保管庫の容量を求め、これを続い
    たm単位時間について実施することにより、m単位時間
    の間に各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容
    量を求め、それらの値が既に計算されたm単位時間の間
    に各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量の
    最大値より大きい場合には、各最大値を更新し、(c)
    (b)の動作を、1日の初めの単位時間から、1単位時間
    ずつずらせて最後まで行って、各(b)の動作で求められ
    た各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量の
    最大値を各々求め、(d) (b)、(c)の動作を、(a)で求め
    た各種類のパターンについて行って、各パターンについ
    て(c)の動作で得られた各製品に要求される高速保管
    庫、低速保管庫の容量の最大値のうちの、最大のものを
    各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容量とし
    て決定する行程を有してなることを特徴とする物流設備
    の設備計画方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の物流設備の設備計画方
    法における(b)の行程を行う際、各製品ごとに、高速保
    管庫に保管される数と低速保管庫に保管される数の和
    と、それ以前に行われた計算による高速保管庫の容量と
    を比較し、後者の方が前者より大きい場合、当該製品に
    ついて、低速保管庫に保管される数を0とし、全数を高
    速保管庫に保管することとすることを特徴とする物流設
    備の設備計画方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の物流設備
    の設備計画方法における(d)の行程を行う際、各製品ご
    とに、高速保管庫と低速保管庫の容量の和と、それまで
    に計算された高速保管庫の最大容量とを比較し、後者の
    方が前者より大きい場合、当該製品について、低速保管
    庫に保管される数を0とし、全数を高速保管庫に保管す
    ることとすることを特徴とする物流設備の設備計画方
    法。
  4. 【請求項4】 高速の入出荷能力を有する高速保管庫
    と、低速の入出荷能力を有する低速保管庫とに、どのよ
    うに製品品種を配分して一時保管するかを決定するかを
    決定し、それに基づいて高速保管庫、低速保管庫の容量
    を決定する物流設備の設備計画方法であって、(a) 季節
    等により変動する何種類かの、単位時間(H)あたりの
    製品出荷量の時系列パターンを1日分作成し、(b) 高速
    保管庫、低速保管庫に、単位時間(H)のn倍の時間製
    品が滞留するものとして、単位時間の間に、その単位時
    間に要求される製品出荷を行うために、各製品に要求さ
    れる高速保管庫、低速保管庫の容量を求め、これを続い
    たm単位時間について実施することにより、m単位時間
    の間に各製品に要求される高速保管庫、低速保管庫の容
    量を求め、(c) (b)の動作を、1日の初めの単位時間か
    ら、1単位時間ずつずらせて最後まで行って、各(b)の
    動作で求められた各製品に要求される高速保管庫、低速
    保管庫の容量を求め、(d) (b)、(c)の動作を、(a)で求
    めた各種類のパターンについて行って、各パターンにつ
    いて(c)の動作で得られた各製品に要求される高速保管
    庫、低速保管庫の容量を求め、(e) 以上の計算により求
    められた、高速保管庫、低速保管庫の容量のうちそれぞ
    れ最大のものを、それぞれ各製品に要求される高速保管
    庫、低速保管庫の容量として決定する行程を有してなる
    ことを特徴とする物流設備の設備計画方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の物流設備の設備計画方
    法において、高速保管庫、低速保管庫の容量として決定
    したのち、さらに、(b)、(c)、(d)の行程において求め
    られた高速保管庫、低速保管庫の容量について、各製品
    ごとに、高速保管庫の容量と低速保管庫の容量の和と、
    前記決定された高速保管庫の容量とを比較し、後者のほ
    うが前者より大きい場合には、全数を高速保管庫に保管
    することとして低速保管庫の容量を0とする計算を行
    い、再計算の結果求められた低速保管庫の容量のうち最
    大のものを低速保管庫の容量として最決定することを特
    徴とする物流設備の設備計画方法。
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