JP2022070972A - 照明装置および照明モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】より演色性の高い光を放射することができる小型化した照明装置および照明モジュールを提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る照明装置10は、第1発光装置11と、第2発光装置12とを備えている。第1発光装置11は、内部に実装された第1発光素子31と、第1発光素子31を覆った第1蛍光体31とを有するとともに、可視光域の光を発光する。第2発光装置12は、第1発光装置11と同電位で発光し、内部に実装された第2発光素子32と、第2発光素子32を覆った第2蛍光体32とを有するとともに、可視光域の光を発光する。【選択図】図6

Description

本発明は、LED等を使用した照明装置および照明モジュールに関する。
近年、蛍光灯や電球に代わってLED(Laser Emitting Diode)などの半導体発光素子を光源とする照明装置が用いられている。また、例えば、家電製品や乗用自動車などの塗装面の外観検査用光源としても発光素子を光源とする照明装置が用いられている。このとき、照明モジュールとしては、照明装置と、照明装置を制御する制御回路とを有している。
半導体発光素子は、放射光の波長帯域が狭く、単一色の光しか放射できない。照明光を白色光としたい場合は、放射光の波長帯域が異なる複数の半導体発光素子または発光装置を準備し、複数の放射光の混色によって白色光を実現している。このような混色の手法を用いれば、白色光以外にも目的に応じたスペクトルを有する光源を作製することができる(特許文献1参照)。
特開2015-126160号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、異なる光を発する発光素子に対しては、電圧変換装置が必要になる。このため、電圧変換される分だけ、消費電力のロスがあるおそれがあった。また、電圧変換装置の分だけ照明装置が大型化するおそれがあった。
本発明の一実施形態に係る照明装置は、第1発光装置と、第2発光装置とを備えている。第1発光装置は、内部に実装された第1発光素子と、第1発光素子を覆った第1蛍光体とを有するとともに、可視光域の光を発光する。第2発光装置は、第1発光装置と同電位で発光し、内部に実装された第2発光素子と、第2発光素子を覆った第2蛍光体とを有するとともに、可視光域の光を発光する。
本発明の一実施形態に係る照明モジュールは、上記の照明装置と、照明装置と電気的に接続された制御回路とを備えている。
本発明の一実施形態に係る照明装置によれば、電圧変換装置がいらない。その分だけ小型化させることができる。また、消費電力のロスを低減させることができる。そして、本発明の一実施形態に係る照明モジュールによれば、上記の照明装置を有することで、小型化することができる。
本発明の実施形態に係る照明装置のうち発光装置の外観斜視図である。 図1に示す発光装置を仮想線で示す平面で切断したときの断面図である。 図2に示す発光装置の拡大図である。 本発明の実施形態に係る照明装置のうち発光装置で用いられる蛍光体それぞれの蛍光スペクトルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る照明装置のうち発光装置で用いられる発光素子の発光スペクトルの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る照明装置および照明モジュールを示す回路図である。 本発明の実施形態に係る照明装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明装置の筐体から透光性基板を取り外した状態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施形態に係る発光装置および照明装置の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<発光装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る発光装置の外観斜視図である。図2は、図1に示す発光装置を仮想線で示す平面で切断したときの断面図である。図3は、図2に示す発光装置の拡大図である。図4は、本実施形態の発光装置で用いられる蛍光体それぞれの蛍光スペクトルの一例を示す図である。図5は、本実施形態の発光装置で用いられる発光素子の発光スペクトルの一例を示す図である。これらの図において、発光装置1は、基板2と、発光素子3と、枠体4と、封止部材5と、波長変換部材6とを備えている。発光装置1は、後述する第1発光装置11と、第2発光装置12と、第3発光装置13とのことを示しており、便宜上、共通の項目に関しては以下では発光装置1として説明する。また、発光素子3は、それぞれ第1発光装置11に実装される第1発光素子31と、第2発光装置12に実装される第2発光素子32と、第3発光装置13に実装される第3発光素子33のことを示しており、便宜上、共通の項目に関しては以下では発光素子3として説明する。
発光装置1は、基板2と、基板2上に設けられた発光素子3と、基板2上に発光素子3を取り囲むように設けられた枠体4と、枠体4で囲まれた内側の空間内に、枠体4で囲まれる空間の上部の一部を残して充填された封止部材5と、枠体4で囲まれた内側の空間の上部の一部に、封止部材5の上面に沿って枠体4内に収まるように設けられた波長変換部材6と、を備えている。なお、発光素子3は、例えば、LEDであって、半導体を用いたpn接合中の電子と正孔が再結合することによって、外部に向かって光を放出する。
基板2は、絶縁性の基板であって、例えば、アルミナまたはムライト等のセラミック材料、あるいはガラスセラミック材料等からなる。または、これらの材料のうち複数の材料を混合した複合系材料から成る。また、基板2は、基板2の熱膨張を調整することが可能な金属酸化物微粒子を分散させた高分子樹脂を用いることができる。
少なくとも基板2の主面または基板2の内部には、基板2の内外を電気的に導通する配線導体が設けられている。配線導体は、例えば、タングステン、モリブデン、マンガンまたは銅等の導電材料からなる。基板2がセラミック材料から成る場合は、例えば、タングステン等の粉末に有機溶剤を添加して得た金属ペーストを、基板2となるセラミックグリーンシートに所定パターンで印刷し、複数のセラミックグリーンシートを積層して、焼成することにより得られる。なお、配線導体の表面には、酸化防止のために、例えば、ニッケルまたは金等のめっき層が形成されている。また、基板2の上面には、基板2上方に効率良く光を反射させるために、配線導体およびめっき層と間隔を空けて、例えば、アルミニウム、銀、金、銅またはプラチナ等の金属反射層を形成してもよい。
発光素子3は、基板2の主面上に実装される。発光素子3は、基板2主面上に形成される配線導体の表面に被着するめっき層上に、例えば、ろう材または半田を介して電気的に接続される。発光素子3は、透光性基体と、透光性基体上に形成される光半導体層とを有している。透光性基体は、有機金属気相成長法または分子線エピタキシャル成長法等の化学気相成長法を用いて、光半導体層を成長させることが可能なものであればよい。透光性基体に用いられる材料としては、例えば、サファイア、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、酸化亜鉛、セレン化亜鉛、シリコンカーバイド、シリコンまたは二ホウ化ジルコニウム等を用いることができる。なお、透光性基体の厚みは、例えば50μm以上1000μm以下である。
光半導体層は、透光性基体上に形成される第1半導体層と、第1半導体層上に形成される発光層と、発光層上に形成される第2半導体層とから構成されている。第1半導体層、発光層および第2半導体層は、例えば、III族窒化物半導体、ガリウム燐またはガリウムヒ素等のIII-V族半導体、あるいは、窒化ガリウム、窒化アルミニウムまたは窒化インジウム等のIII族窒化物半導体等を用いることができる。なお、第1半導体層の厚みは、例えば1μm以上5μm以下であって、発光層の厚みは、例えば25nm以上150nm以下であって、第2半導体層の厚みは、例えば50nm以上600nm以下である。また、このように構成された発光素子3は、例えば370nm以上420nm以下の波長範囲の励起光を発することができる。
枠体4は、例えば、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウムまたは酸化イットリウム等のセラミック材料、あるいは多孔質材料、あるいは酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウムまたは酸化イットリウム等の金属酸化物からなる粉末を混合させた樹脂材料から成る。枠体4は、基板2の主面に、例えば樹脂、ろう材または半田等を介して接続されている。枠体4は、発光素子3と間隔を空けて、発光素子3を取り囲むように基板2の主面上に設けられている。また、枠体4は、傾斜する内壁面が、基板2の主面から遠ざかるに従い、外方に向かって広がるように形成されている。そして、枠体4の内壁面が、発光素子3から発せられる励起光の反射面として機能する。なお、平面視して、枠体4の内壁面の形状を円形とすると、発光素子3が放射する光を一様に反射面にて外方に向かって反射させることができる。
また、枠体4の傾斜する内壁面は、例えば、焼結材料からなる枠体4の内周面にタングステン、モリブデン、マンガン等から成る金属層と、金属層を被覆するニッケルまたは金等から成るめっき層を形成してもよい。このめっき層は、発光素子3の発する光を反射させる機能を有する。なお、枠体4の内壁面の傾斜角度は、基板2の主面に対して例えば55度以上70度以下の角度に設定されている。
基板2および枠体4で囲まれる内側の空間には、光透過性の封止部材5が充填されている。封止部材5は、発光素子3を封止するとともに、発光素子3の内部から発せられる光を外部に光を取り出す。さらに、発光素子3の外部に取り出された光が透過する機能を備えている。封止部材5は、基板2および枠体4で囲まれる内側の空間内に、枠体4で囲まれる空間の一部を残して充填されている。封止部材5は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂等の透光性の絶縁樹脂や透光性のガラス材料が用いられる。封止部材5の屈折率は、例えば1.4以上1.6以下に設定されている。
波長変換部材6は、基板2および枠体4で囲まれた内側の空間の上部に、封止部材5の上面に沿って設けられている。波長変換部材6は、枠体4内に収まるように形成されている。波長変換部材6は、発光素子3の発する光の波長を変換する機能を有している。すなわち、波長変換部材6は、発光素子3から発せられる光が封止部材5を介して内部に入射して、内部に含有される蛍光体が発光素子3から発せられる光によって励起されて、蛍光体からの蛍光を発するとともに、発光素子3からの光の一部を透過させて放射するものである。波長変換部材6は、例えば、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂等の透光性の絶縁樹脂、または透光性のガラス材料からなり、その絶縁樹脂、ガラス材料中に、蛍光体が含有されている。蛍光体は、波長変換部材6中に均一に分散するようにしている。
発光素子3および波長変換部材6中に含有される蛍光体としては、発光装置1から発せられる光の発光スペクトルが、可視光域の光を示すような発光スペクトルとなるように選ばれる。
本発明の実施形態に係る発光装置1は、蛍光体を調整することで、太陽光のスペクトルに近似する、演色性の高い光を放射することができる。即ち、太陽光のスペクトルにおける相対光強度と、本発明の実施形態に係る発光装置1の発光スペクトルにおける相対光強度との差を小さくすることができ、太陽光に近似した発光装置1を作製することもできる。なお、蛍光体の組合せや、異なる領域の光を発光する複数の発光装置1を組み合わせることで、後述する照明装置10においては、太陽光に近似した光以外にも様々な光を発光することができる。たとえば、RGBの3種類はそれぞれ異なる発光装置1から発光させることも可能である。このRGBとは、いわゆる光の三原色のことであり、R(赤)、G(緑)、B(青)が合わさることで白色光になる。このときも、発光素子3は同じなので、それぞれの発光装置1の蛍光体の種類を制御するのみである。このため、照明装置10においては、電圧変換装置が不要になる。このため、照明装置10としては、小型化することができ、消費電力低減に効果的である。なお、以下に添付図面を参照して、本実施形態に係る発光装置1を備える照明装置10の一例を説明する。
<照明装置の構成>
図6は、本実施形態の照明装置および照明モジュールを示す回路図である。図7は、本実施形態に係る発光装置を備える照明装置の外観斜視図であり、図8は、図7に示す照明装置の分解斜視図である。図9は、図7に示す照明装置の筐体から透光性基板を取り外した状態を示す斜視図である。
照明装置10は、上方に開口している長尺の筐体30と、筐体30内に長手方向に沿ってライン状に複数個配列された発光装置1(第1発光装置11および第2発光装置12)と、複数の発光装置1が実装される長尺の配線基板40と、筐体30によって支持され、筐体30の開口を閉塞する長尺の透光性基板50とを備えている。
筐体30は、透光性基板50を保持する機能と、発光装置1の発する熱を外部に放散させる機能とを有している。筐体30は、例えば、アルミニウム、銅またはステンレス等の金属、プラスチックまたは樹脂等から構成される。筐体30は、長手方向に延びる底部61a、および底部61aの幅方向の両端部から立設し、長手方向に延びる一対の支持部61bを有し、上方および長手方向の両側で開口している長尺の本体部61と、本体部61における長手方向一方側および他方側の開口をそれぞれ閉塞する2つの蓋部62とから成っている。各支持部61bの筐体30の内側における上部には、長手方向に沿って透光性基板50を保持するための凹所が互いに対向するように形成された保持部が設けられている。筐体30は、長手方向の長さが、例えば、100mm以上2000mm以下に設定されている。
配線基板40は、筐体30内の底面に固定される。配線基板40は、例えば、リジッド基板、フレキシブル基板またはリジッドフレキシブル基板等のプリント基板が用いられる。配線基板40の配線パターンと発光装置1における基板2の配線パターンとが、半田または導電性接着剤を介して電気的に接続される。そして、配線基板40からの信号が基板2を介して発光素子3に伝わり、発光素子3が発光する。なお、配線基板40には、外部に設けられた電源から配線を介して電力が供給される。
透光性基板50は、発光装置1から発せられる光が透過する材料からなり、例えば、アクリル樹脂またはガラス等の光透過性材料から構成される。透光性基板50は、矩形状の板体であって、長手方向の長さが、例えば、98mm以上1998mm以下に設定されている。透光性基板50は、本体部61における長手方向一方側または他方側の開口から、上述の各支持部61bに形成されている凹所内に挿し込み、長手方向に沿ってスライドさせることにより、複数の発光装置1から離間した位置で、一対の支持部61bによって支持される。そして、本体部61における長手方向一方側および他方側の開口を蓋部62で閉塞することにより、照明装置10は構成される。
なお、上記の照明装置10は、複数の発光装置1を直線状に配列した線発光の照明装置であるが、これに限らず複数の発光装置1をマトリクス状や千鳥格子状に配列した面発光の照明装置であってもよい。
発光装置1は、1つの波長変換部材6中に含まれる蛍光体として、例えば青色の蛍光を放射する蛍光体、青緑色の蛍光を放射する蛍光体、緑色の蛍光を放射する蛍光体、からなる3種類の蛍光体を含む構成としてもよいし、これに限らず、1種類の蛍光体のみを備えるようにしてもよい。波長変換部材に配置する蛍光体の種類を組み合わせることにより、放射される光の色彩をコントロールすることができる。
本発明の実施形態に係る照明装置10では、発光装置1として、上記のような構成であり、第1発光素子31を有する第1発光装置11と、第2発光素子32を有する第2発光装置12とを備えている。第1発光装置11は、例えば内部に実装された第1発光素子31と、第1発光素子31を覆った波長変換部材6内に位置した第1蛍光体21とを有している。また、可視光域の光を発光する。第2発光装置12は、内部に実装された第2発光素子32と、第2発光素子32を覆った波長変換部材6内に位置した第2蛍光体22とを有している。また、可視光域の光を発光する。
このとき、第1発光装置11における波長変換部材6中に分散される蛍光体は、例えば第1蛍光体21であり、第1発光素子31に励起されて第1蛍光体21にて放射されて、第1発光装置11から可視光が放射される。このとき、放射される光は可視光であればよく、複数の蛍光体を組み合わせて白色でもよいし、1種類のみ蛍光体を用いて、青色、緑色、赤色等であってもよい。また、第2発光装置12における波長変換部材6中に分散される蛍光体は、例えば第2蛍光体22であり、第2発光素子32に励起されて第2蛍光体22にて放射されて、第2発光装置12から可視光が放射される。このとき、放射される光は可視光であればよく、複数の蛍光体を組み合わせて白色でもよいし、1種類のみ蛍光体を用いて青色、緑色、赤色等であってもよい。また、第1発光装置11と第2発光装置12とは同じ色の光を放射してもよく、異なる色の光を放射してもよい。
第1発光素子31と、第2発光素子32とは、350nm~460nmにピーク波長を有している。このとき、第1発光素子31および第2発光素子32は同じ発光スペクトルを有しているのがよい。
また、照明装置10は、第3発光装置13をさらに備えていてもよい。第3発光装置13は、内部に実装された第3発光素子33と、第3発光素子33を覆った波長変換部材6内に位置した第3蛍光体23とを有している。また、可視光域の光を発光する。第3発光装置13における波長変換部材6中に分散される蛍光体は、例えば第3蛍光体23であり、第3発光素子33に励起されて第3蛍光体23にて放射されて、第3発光装置13から可視光が放射される。このとき、放射される光は可視光であればよく、複数の蛍光体を組み合わせて白色でもよいし、1種類のみ蛍光体を用いて青色、緑色、赤色等であってもよい。また、第3発光装置13は、可視光であれば、第1発光装置11と第2発光装置12と同じ色の光を放射してもよく、異なる色の光を放射してもよい。
また、第3発光素子33は、350nm~460nmにピーク波長を有している。このとき、第3発光素子33は、第1発光素子31および第2発光素子32と同じ発光スペクトルを有しているのがよい。
各蛍光体は、放つ色によって異なるが、例えば、青色を示す蛍光体は、BaMgAl1017:Eu、(Sr,Ca,Ba)10(POCl:Eu,(Sr,Ba)10(POCl:Euであり、青緑色を示す蛍光体は、(Sr,Ba,Ca)(POCl:Eu,SrAl1425:Euである。緑色を示す第3蛍光体13は、SrSi(O,Cl):Eu、(Sr,Ba,Mg)SiO:Eu2+、ZnS:Cu,Al、ZnSiO:Mnである。赤色を示す蛍光体としては、YS:Eu、Y:Eu、SrCaClAlSiN:Eu2+、CaAlSiN:Eu、CaAlSi(ON):Euである。
上述したように、第1発光素子31と第2発光素子32とは、同じ発光スペクトルを有するものであり、同一電圧で駆動させることができる。このため、回路構成を容易にすることができることはもちろん、第1発光素子31と第2発光素子32とは同電位のため、第2発光素子32を駆動させるための電圧変換装置が不要となる。その結果、第1発光装置11と第2発光装置12は同電位である。電圧変換装置が不要であることによって、照明装置10の小型化と低消費電力化を実現することができる。
本発明の実施形態に係る照明装置10は、上述した構成であることによって、回路構成を容易にすることができることはもちろん、第1発光素子31と第2発光素子32とは同電位のため、電圧変換装置が不要となる。電圧変換装置が不要であることによって、照明装置10の小型化と低消費電力化を実現することができる。
さらに、上述したように、第3発光素子33は、第1発光素子31と第2発光素子32と同じ発光スペクトルを有するものであり、第1発光素子31および第2発光素子32と同一電圧で駆動させることができる。このため、さらに回路構成を容易にすることができることはもちろん、第3発光素子33は、第1発光素子31と第2発光素子32と同電位のため、第3発光素子33を駆動させるための電圧変換装置が不要となる。電圧変換装置が不要であることによって、照明装置10の小型化と低消費電力化を実現することができる。
また、3種類の発光装置の場合には、可視光がそれぞれ白色光であってもよいし、RGBの3種類であってもよい。色が異なる場合には、蛍光体の種類を調整すればよい。
上記では、照明装置10は、3種類の発光装置について説明したが、もっと多くの種類の発光装置から構成されていてもよい。この場合にも、発光素子は全て同じ発光スペクトルを有しており、同一電圧で駆動させることができる。このため、さらに回路構成を容易にすることができることはもちろん、電圧変換装置が不要な条件は満たす。電圧変換装置が不要であることによって、照明装置10の小型化と低消費電力化を実現することができる。
<照明モジュールの構成>
本発明の実施形態に係る照明モジュール100は、上述した照明装置10と、照明装置10と電気的に接続されて、照明装置10の光を制御する制御回路20を備えている。制御回路20は、CPUとなっており、照明装置10の配線基板40内に位置した、照明装置10と一体型でもよいし、照明装置の外部に配置されていてもよい。
なお、本発明は上述の実施形態の例に限定されるものではなく、数値などの種々の変形は可能である。本実施形態における特徴部の種々の組み合わせは上述の実施形態の例に限定されるものではない。
1 発光装置
11 第1発光装置
12 第2発光装置
13 第3発光装置
21 第1蛍光体
22 第2蛍光体
23 第3蛍光体
31 第1発光素子
32 第2発光素子
23 第3発光素子
2 基板
3 発光素子
4 枠体
5 封止部材
6 波長変換部材
10 照明装置
20 制御回路
30 筐体
40 配線基板
50 透光性基板
100 照明モジュール

Claims (9)

  1. 内部に実装された第1発光素子と、前記第1発光素子を覆った第1蛍光体とを有するとともに、可視光域の光を発光する第1発光装置と、
    前記第1発光装置と同電位で発光し、内部に実装された第2発光素子と、前記第2発光素子を覆った第2蛍光体とを有するとともに、可視光域の光を発光する第2発光装置と、を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第1発光素子および前記第2発光素子は、350nm~460nmにピーク波長を有していることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記第1発光装置から発光される可視光域と、前記第2発光装置から発光される可視光域とは異なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1発光素子および前記第2発光素子は同じ発光スペクトルを有していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1つに記載の照明装置。
  5. 前記第1発光装置および前記第2発光装置と同電位で発光し、内部に実装された第3発光素子と、前記第3発光素子を覆った第3蛍光体とを有するとともに、可視光域の光を発光する第3発光装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の照明装置。
  6. 前記第3発光素子は、350nm~460nmにピーク波長を有していることを特徴とする請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記第3発光装置から発光される可視光域は、前記第1発光装置から発光される可視光域および前記第2発光装置から発光される可視光域と異なることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記第1発光素子、前記第2発光素子および前記第3発光素子の発光スペクトルがすべて同じであることを特徴とする請求項5~7のいずれか1つに記載の照明装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1つに記載の照明装置と、
    前記照明装置と電気的に接続された制御回路とを備えたことを特徴とする照明モジュール。
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