JP2022068030A - トランスアクスル - Google Patents

トランスアクスル Download PDF

Info

Publication number
JP2022068030A
JP2022068030A JP2020176953A JP2020176953A JP2022068030A JP 2022068030 A JP2022068030 A JP 2022068030A JP 2020176953 A JP2020176953 A JP 2020176953A JP 2020176953 A JP2020176953 A JP 2020176953A JP 2022068030 A JP2022068030 A JP 2022068030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil pump
shaft
input shaft
oil
bush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020176953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7261781B2 (ja
Inventor
光路 中川
Koji Nakagawa
恒夫 今井
Tsuneo Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2020176953A priority Critical patent/JP7261781B2/ja
Publication of JP2022068030A publication Critical patent/JP2022068030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7261781B2 publication Critical patent/JP7261781B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】ブッシュの焼き付きを防止することが可能なトランスアクスルを提供する。【解決手段】トランスアクスル1は、動力が伝達されるギア部14を有するインプット軸12と、ギア部14に対して軸線La方向に配置されインプット軸12を回転可能に支持する第一軸受16a及び第二軸受16bと、インプット軸12を介して入力された動力を受けて回転可能なオイルポンプ軸54と、オイルポンプ軸54を回転可能に支持する第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bとを備える。また、オイルポンプ軸54及びインプット軸12は、別体により軸線La上に配置されるとともに、各軸の端部同士が結合部Eにおいて結合されることにより一体的に回転可能であり、インプット軸12における軸心の傾きがオイルポンプ軸54に対して許容されるように、オイルポンプ軸54及びインプット軸12が結合部Eにおいて結合されている。【選択図】図3

Description

本発明は、トランスアクスルに関する。
近年、発電用の第一電動機(MG1)と駆動用の第二電動機(MG2)との二つの電動機を備え、エンジンにより第一電動機を駆動させて発電し、その電力の供給を受けて第二電動機が駆動して走行するハイブリッド車(シリーズ式ハイブリッド車)が提供されている。
このようなハイブリッド車の電動機を冷却するために、ハイブリッド車のトランスアクスルには、電動機の冷却や各種ギアの潤滑などを行うためのオイルの油路が設けられるとともに、油路にオイルを圧送するためのオイルポンプが設けられている。
特許文献1には、エンジンからの動力が伝達されるギア部を備えるエンジンギア(インプット軸)と、エンジンギアのギア部の両側に近接(隣接)するように配置された軸受と、エンジンギアと一体的に形成されたオイルポンプ軸と、オイルポンプ軸に相対回転不能に保持されたオイルポンプギアとを備えるハイブリッド車の潤滑構造が開示されている。
また、上記特許文献1には、エンジンが駆動した際にエンジンの動力がエンジンギアのギア部に伝達され、エンジンギアが回転することによりオイルポンプ軸が回転し、オイルポンプ軸と一体的にオイルポンプギアが回転することによりオイルポンプからオイルが吐出され、これにより電動機の冷却や各種ギアの潤滑などが行われること、が開示されている。
特開2020-1643号公報
しかしながら、エンジンギアのギア部の両側に近接(隣接)して軸受が設けられる場合には、エンジンギアの反力によりエンジンギアの軸心が傾くことに起因して、振動やノイズが発生するという不具合がある。また、振動やノイズの発生を抑制するために、オイルポンプ軸をブッシュ等によりケース体に対して支持した場合には、エンジンギアの反力によりエンジンギアの軸心が傾いた際に、オイルポンプを支持するブッシュに大きな荷重がかかり、ブッシュが焼き付くという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解消すべくなされたものであって、ブッシュの焼き付きを防止することが可能なトランスアクスルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、次のように構成されている。
(1)本発明によるトランスアクスルは、動力が伝達されるギア部を有するインプット軸と、前記インプット軸のギア部に対して前記インプット軸の軸線方向に配置され、前記インプット軸をケース体に対して回転可能に支持する軸受と、前記インプット軸を介して入力された動力を受けて回転可能なオイルポンプ軸と、前記オイルポンプ軸を介して入力された動力により作動するオイルポンプと、前記オイルポンプ軸を前記ケース体に対して回転可能に支持するブッシュとを備え、前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸は、別体により同軸線上に配置されるとともに、各軸の端部同士が結合部において結合されることにより一体的に回転可能であり、前記インプット軸における軸心の傾きが前記オイルポンプ軸に対して許容されるように、前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸が前記結合部において結合されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、インプット軸のギア部に動力が伝達される際に、インプット軸のギア部にかかる反力によって、インプット軸における軸心の傾きがオイルポンプ軸に対して直接的に伝達されることを緩和することができる。すなわち、インプット軸が傾いたとしてもインプット軸と同様にオイルポンプ軸が傾くことを抑制することができる。これにより、オイルポンプ軸におけるブッシュに対する荷重が軽減されるため、オイルポンプ軸を支持するブッシュの焼き付きを防止することができる。また、上記構成によれば、オイルポンプ軸の傾きを抑制することにより、オイルポンプの信頼性を向上させることができる。
(2)本発明によるトランスアクスルは、動力が伝達されるギア部を有するインプット軸と、前記インプット軸のギア部に対して前記インプット軸の軸線方向に配置され、前記インプット軸をケース体に対して回転可能に支持する軸受と、前記インプット軸を介して入力された動力を受けて回転可能であり、軸心に前記オイルを流すためのオイルポンプ軸心油路が設けられたオイルポンプ軸と、前記オイルポンプ軸を介して入力された動力により作動し、前記オイルを吐出する吐出口が設けられたオイルポンプと、前記オイルポンプ軸を前記ケース体に対して回転可能に支持し、前記オイルを流すためのオリフィスが設けられたブッシュとを備え、前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸は、別体により同軸線上に配置されるとともに、各軸の端部同士が結合部において結合されることにより一体的に回転可能であり、前記オイルポンプの吐出口から吐出される前記オイルは、前記ブッシュのオリフィスを介して前記オイルポンプ軸心油路に対して流れるように構成されていること、を特徴とする。
上記構成によれば、オイルポンプの吐出口から吐出されたオイルがブッシュを介してオイルポンプ軸心油路に流れるため、常に十分なオイルをブッシュに対して供給することができる。また、オイルがブッシュのオリフィスを介して流れるため、ブッシュからオイルポンプ軸心油路へ流れるオイル量をブッシュのオリフィスによって容易に調整することができる。これにより、オイルポンプ軸を支持するブッシュの焼き付きを防止することができる。
(3)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記軸受及び前記ブッシュは、軸線方向に沿って隣接するように配置されているとよい。このように構成すれば、軸受とブッシュとの間の距離が小さくなるので、インプット軸の軸心が傾いた際にオイルポンプ軸の軸心における直交方向への振れ幅を小さくすることができる。これにより、オイルポンプ軸におけるブッシュに対する荷重を軽減することができる。
(4)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記オイルポンプが収容されるオイルポンプカバーをさらに備え、前記軸受は、少なくとも前記ギア部に対して前記オイルポンプ側に配置され、前記軸受及び前記ブッシュは、前記オイルポンプカバーに固定されているとよい。このように構成すれば、オイルポンプカバーについて、軸受を固定する機能とブッシュを固定する機能とを兼ね備えることができる。
(5)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記オイルポンプには前記オイルポンプ軸を介して入力された動力により作動し前記オイルを吐出する吐出口が設けられ、前記ブッシュは前記吐出口の内周側に位置すると良い。このように構成すれば、ケース体をコンパクト化(小型化)することができる。
(6)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記インプット軸の端部及び前記オイルポンプ軸の端部の一方は、凸部であり、前記インプット軸の端部及び前記オイルポンプ軸の端部の他方は、凹部であり、前記凸部及び前記凹部が、前記係合部において係合しているとよい。このように構成すれば、凸部と凹部とを互いに嵌め込むだけで、容易にインプット軸とオイルポンプ軸とを一体的に回転可能に結合することができる。
(7)この場合、好ましくは、前記凸部及び前記凹部は、断面視において、四角形状に形成されているとよい。このように構成すれば、インプット軸とオイルポンプ軸との嵌め込み作業を容易にしながら、インプット軸における回転力をオイルポンプ軸に対して確実に伝達することができる。
(8)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記軸受は、少なくとも前記ギア部に対して前記オイルポンプ側に配置され、前記インプット軸及び前記オイルポンプ軸における前記結合部は、軸線方向に対して前記軸受の内周部に位置しているとよい。このように構成すれば、インプット軸とオイルポンプ軸との結合部における軸心に対する直交方向への振れを軸受が受け止めることができる。これにより、インプット軸における傾きに起因するオイルポンプ軸における軸心に対する直交方向への振れを抑制することができる。
(9)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記インプット軸が支持される軸受は、前記ギア部に対して前記オイルポンプ側に配置された第一軸受と、前記ギア部に対して前記オイルポンプとは反対側に配置された第二軸受とを含み、前記オイルポンプ軸の軸心には、前記オイルを流すためのオイルポンプ軸心油路が設けられ、前記インプット軸の軸心には、前記オイルポンプ軸心油路と連通するインプット軸心油路が設けられ、前記オイルポンプから吐出されるオイルは、前記オイルポンプ軸心油路を介して前記第一軸受に対して流れるとともに、前記オイルポンプ軸心油路及び前記インプット軸心油路を介して前記第二軸受に対して流れるように構成されているとよい。このように構成すれば、オイルポンプから吐出されるオイルを第一軸受及び第二軸受に対して十分に供給することができる。
(10)本発明によるトランスアクスルにおいて、前記オイルポンプ軸の軸心には、前記オイルを流すためのオイルポンプ軸心油路が設けられ、前記ブッシュは、少なくとも前記オイルポンプに対して前記インプット軸とは反対側に配置され、前記オイルポンプから吐出される前記オイルが、前記オイルポンプ軸心油路を介して、前記ブッシュに供給されるとよい。このように構成すれば、オイルポンプの吐出口から吐出されたオイルがオイルポンプ軸心油路を介してブッシュに流れるため、ブッシュに対して十分な量のオイルを供給することができる。
本発明に係る態様によれば、ブッシュの焼き付きを防止することが可能なトランスアクスルを提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両及び車両に設けられたトランスアクスルを示す模式図である。 トランスアクスルのオイルポンプ周辺を示す模式図である。 トランスアクスルのオイルポンプ周辺及びオイルの流れを示す拡大模式図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両Vについて、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に示すように、車両Vは、トランスアクスル1を備えている。また、車両Vは、図示を省略したエンジンやバッテリなどを備えている。
車両Vは、いわゆるシリーズ式ハイブリッド車とされている。具体的には、車両Vは、エンジンを動力源として後述する第一電動機20を駆動させ、第一電動機20の駆動により後述する第二電動機30を駆動させて走行可能とされている。車両Vは、エンジンを停止させてバッテリを動力源とし、第二電動機30を駆動させて走行(EV走行)することができる。
本発明の車両は、シリーズ式ハイブリッド車に限定されず、パラレル式ハイブリッド車、AT車、電気自動車などに好適に採用することができる。
以下の説明では、トランスアクスル1を車両Vに搭載した状態において、車両Vの幅方向を、単に「幅方向W」と記載して説明する場合がある。
図1及び図2に示すように、トランスアクスル1は、第一電動機20(電動機)、第二電動機30(電動機)、デファレンシャル機構32、及びトランスアクスルハウジング40(ケース体)を備えている。トランスアクスルハウジング40は、第一電動機20及び第二電動機30等を収容するための収容体である。以下の説明では、第一電動機20(MG1)及び第二電動機30(MG2)を総称して、単に「電動機18」と記載して説明する場合がある。
図3に示すように、トランスアクスル1には、エンジン(図示を省略)から動力が伝達されて回転するインプット軸12が設けられている。インプット軸12は、幅方向Wに沿って延びるように形成されている。言い換えると、インプット軸12の軸線Laは、車両Vの幅方向Wに沿うように配置されている。
インプット軸12には、外周面から外方に突出するようにギア部14が形成されている。ギア部14は、第一電動機20の発電機ギア28と噛み合っている。このため、ギア部14に伝達される動力は、発電機ギア28に伝達される。また、発電機ギア28は、MG1軸26に形成されている。
インプット軸12のギア部14に対して隣接する位置には、第一軸受16a及び第二軸受16bが配置されている。第一軸受16a及び第二軸受16bは、それぞれ、ギア部14に対してインプット軸12の軸線La方向の一方側及び他方側に隣接するように(所定の間隔を隔てて)配置されている。
第一軸受16aは、ギア部14に対して、後述するオイルポンプ50側に配置されている。この第一軸受16aは、インプット軸12を後述するオイルポンプカバー52に対して回転可能に支持している。また、第二軸受16bは、ギア部14に対してオイルポンプ50とは反対側(エンジン側)に配置されている。この第二軸受16bは、インプット軸12をトランスアクスルハウジング40に対して回転可能に支持している。また、第一軸受16aの外径は、第二軸受16bの外径よりも大きい。
インプット軸12におけるオイルポンプ50側の端部12aの中心部分は、エンジン側に向かってへこんだ凹形状(凹部)に形成されている。また、インプット軸12の端部12aの凹形状は、断面視において、四角形状に形成されている。
インプット軸12の軸心には、オイルポンプ50から供給されるオイルが流れるインプット軸心油路12bが設けられている。また、軸心油路12bには、軸心油路12bに対して直交する方向に延びる油路12cが連通されている。油路12cは、ギア部14に対してエンジン側に設けられている。油路12cとギア部14との間には、第二軸受16bが配置されている。
インプット軸12におけるエンジン側とは反対側には、オイルポンプ50が設けられている。オイルポンプ50は、オイルを吐出する吐出口50bを備えている。オイルポンプ50には、オイルポンプカバー52が取り付けられている。
オイルポンプ50は、後述するオイルポンプ軸54を介して入力された動力により作動する。これにより、オイルポンプ50は、オイル貯留部(図示せず)に貯留されたオイルを各部位に圧送することが可能である。例えば、オイルポンプ50は第一電動機20及び第二電動機30にオイルを圧送することにより、第一電動機20及び第二電動機30が冷却される。
オイルポンプ50のポンプギア50aは、インプット軸12及びオイルポンプ軸54の回転駆動に伴って回転し、オイルを圧送する。また、上述のように、第一電動機20は、エンジンの駆動により回転動力が伝達されて駆動するため、オイルポンプ50はエンジンの駆動により、第一電動機20と連動して作動する。
オイルポンプ50のポンプギア50aは、オイルポンプ軸54に相対回転不能に保持されている。このオイルポンプ軸54は、インプット軸12と別体により構成されている。また、オイルポンプ軸54及びインプット軸12は、同軸線La上に配置されている。また、オイルポンプ軸54は、インプット軸12を介して入力された動力を受けて一体的に回転可能となっている。
オイルポンプ軸54には、オイルポンプカバー52に対して回転可能に支持する金属製の第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bが設けられている。第一ブッシュ56aは、オイルポンプ50に対してインプット軸12側に配置されている。第二ブッシュ56bは、オイルポンプ50に対してインプット軸12とは反対側に配置されている。
第一ブッシュ56aには、オイルを流すためのオリフィス57が設けられている。オリフィス57の径は、オイル流量に応じて適宜設定されている。また、第一ブッシュ56aは、第一軸受16aに対して軸線La方向に沿って隣接するように配置されている。第一ブッシュ56a、第二ブッシュ56b、及び第一軸受16aは、それぞれオイルポンプカバー52に対して固定されている。また、第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bの外径は、第一軸受16a及び第二軸受16bの外径よりも小さい。
オイルポンプ軸54におけるインプット軸12側の端部54aの中心部分は、エンジン側に向かって突出した形状(凸部)に形成されている。また、オイルポンプ軸54の端部54aは、断面視において、四角形状に形成されている。オイルポンプ軸54の端部54aは、上述したインプット軸12の端部12aと結合部Eにおいて結合されることにより一体的に回転可能となっている。上述のように、インプット軸12及びオイルポンプ軸54は、いわゆる四角嵌めにより結合されている。また、インプット軸12及びオイルポンプ軸54における結合部Eは、軸線La方向に対して第一軸受16aの内周部に位置している。
ここで、一般的には、インプット軸12のギア部14に加わる力Fの影響によって、インプット軸12における軸心(軸線La)が傾く場合がある。そこで、本実施形態では、オイルポンプ軸54及びインプット軸12の結合部Eにおいて、インプット軸12における軸心(軸線La)の傾きが、オイルポンプ軸54の軸心(軸線La)に対して許容されるように結合されている。すなわち、インプット軸12及びオイルポンプ軸54の結合部Eにおいて、互いの軸における相対的な微小な動きが許容(緩和)されるように結合されている。これにより、インプット軸12における軸心(軸線La)の傾きが、オイルポンプ軸54の軸心(軸線La)に対して直接的に伝達されることが抑制されている。
オイルポンプ軸54の軸心には、オイルを流すためのオイルポンプ軸心油路54bが設けられている。また、オイルポンプ軸心油路54bには、オイルポンプ軸心油路54bに対して直交する方向に延びる油路54c及び油路54dが連通されている。油路54dは、ブッシュ56のオリフィス57と連通している。オイルポンプカバー52には、油路52aが形成されている。油路52aは、オイルポンプ50の吐出口50bと第一ブッシュ56のオリフィス57とを接続している。
ここで、オイルの流れについて説明する。まず、エンジンの動力がインプット軸12及びオイルポンプ軸54を介してオイルポンプ50のポンプギア50aに伝達される。これにより、ポンプギア50aが回転駆動されることにより、オイルポンプ50の吐出口50bからオイルが吐出される。オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されたオイルは、油路52aを介して、第一ブッシュ56aに流れる。第一ブッシュ56aに流れるオイルは、油路52bを介して第一軸受16aに流れるか、あるいは、第一ブッシュ56のオリフィス57及び油路54dを介してオイルポンプ軸心油路54bに流れる。
また、オイルポンプ軸心油路54bに流れるオイルは、オイルポンプ軸54の端部54eを介して第二ブッシュ56bに流れるか、あるいは、油路54cを介して第一軸受16aに流れるか、あるいは、インプット軸12のインプット軸心油路12bに流れる。インプット軸心油路12bに流れるオイルは、油路12cを介して、第二軸受12cに流れる。
図1及び図2に示すように、第一電動機20(MG1)は、モータジェネレータからなる。第一電動機20には、インバータなどを内蔵する発電機コントローラが接続されている。なお、図示を省略するが、発電機コントローラは、トランスアクスル1の上部に搭載されている。第一電動機20から出力される交流電力は、発電機コントローラにより直流電力に変換されて、その直流電力が電池に供給されることにより、電池が充電される。第一電動機20は、エンジンの駆動により回転動力が伝達されて駆動する。
第一電動機20及び第二電動機30は、それぞれステータ、及びロータ軸を有するロータを備えている。第一電動機20のロータ軸24には、発電機ギア28が設けられている。第一電動機20の軸線Lbは、車両Vの幅方向Wに沿うように配置されている。
第一電動機20には、ステータ21のコイルエンドが配置されるコイルエンド室25が設けられている。コイルエンド室25は、隔壁部43とステータ21との距離を確保するように(絶縁距離を確保するように)設けられている。
第二電動機30(MG2)は、モータジェネレータからなる。第二電動機30には、インバータなどを内蔵するモータコントローラが接続されている。なお、図示を省略するが、発電機コントローラは、トランスアクスル1の上部に搭載されている。モータコントローラには、電池が接続されている。電池から出力される直流電力がモータコントローラに供給され、その直流電力がモータコントローラにより交流電力に変換されて、交流電力が第二電動機30に供給されることにより、第二電動機30が駆動される。
デファレンシャル機構32は、左右の駆動輪を駆動する左右一対のドライブシャフト(図示を省略)の間の差動を許容するとともに、これら左右一対のドライブシャフトに回転動力を伝達するように構成されている。デファレンシャル機構32には、デフリングギア32a、デファレンシャルギア32bを含む複数のギアにより構成されている。
第二電動機30の動力は、複数のギアを介して、デファレンシャル機構32のデフリングギア32aに伝達され、デファレンシャル機構32から駆動輪2に伝達される。これにより、駆動輪2が回転し、車両Vが走行する。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果(1)~(10)を得ることができる。
(1)本実施形態によるトランスアクスル1では、インプット軸12における軸心の傾きがオイルポンプ軸54に対して許容されるようにオイルポンプ軸54及びインプット軸12を結合部Eにおいて結合した。上記実施形態によれば、インプット軸12のギア部14に動力が伝達される際に、インプット軸12のギア部14にかかる反力によって、インプット軸12における軸心(軸線La)の傾きがオイルポンプ軸54に対して直接的に伝達されることを緩和することができる。すなわち、インプット軸12が傾いたとしてもインプット軸12と同様にオイルポンプ軸54における軸心(軸線La)が傾くことを抑制することができる。これにより、オイルポンプ軸54における第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bに対する荷重が軽減されるため、オイルポンプ軸54を支持する第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bの焼き付きを防止することができる。また、上記実施形態によれば、オイルポンプ軸54の傾きを抑制することにより、オイルポンプ50の信頼性を向上させることができる。
(2)本実施形態によるトランスアクスル1では、オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されるオイルが、少なくとも第一ブッシュ56aのオリフィス57を介してオイルポンプ軸心油路54bに対して流れるように構成した。上記実施形態によれば、オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されたオイルが第一ブッシュ56aを介してオイルポンプ軸心油路54bに流れるため、常に十分なオイルを第一ブッシュ56aに対して供給することができる。また、オイルが第一ブッシュ56aのオリフィス57を介して流れるため、第一ブッシュ56aからオイルポンプ軸心油路54bへ流れるオイル量をオリフィス57の径の大きさによって容易に調整することができる。これにより、オイルポンプ軸54を支持する第一ブッシュ56aの焼き付きを防止することができる。
(3)本実施形態によるトランスアクスル1において、第一軸受16a及び第一ブッシュ56aを軸線La方向に沿って隣接するように配置した。これにより、第一軸受16aと第一ブッシュ56aとの間の距離が小さくなるので、インプット軸12の軸心が傾いた際にオイルポンプ軸54の軸心における直交方向への振れ幅を小さくすることができる。これにより、オイルポンプ軸54における第一ブッシュ56aに対する荷重を軽減することができる。
(4)本実施形態によるトランスアクスル1において、第一軸受16a及び第一ブッシュ56aをオイルポンプカバー52に固定した。これにより、オイルポンプカバー52について、第一軸受16aを固定する機能と第一ブッシュ56aを固定する機能とを兼ね備えることができる。
(5)本実施形態によるトランスアクスル1において、第一ブッシュ56a及び第二ブッシュ56bを吐出口50bの内周側に位置させることによって、トランスアクスルハウジング(ケース体)40をコンパクト化(小型化)することができる。
(6)本実施形態によるトランスアクスル1において、オイルポンプ軸54の端部54aを凸部に形成し、インプット軸12の端部12aを凹部に形成し、凸部及び凹部を係合部Eにおいて係合させた。これにより、凸部と凹部とを互いに嵌め込むだけで、容易にインプット軸12とオイルポンプ軸54とを一体的に回転可能に結合することができる。
(7)本実施形態によるトランスアクスル1において、凸部及び凹部を断面視において四角形状に形成した。これにより、インプット軸12とオイルポンプ軸54とを、いわゆる四角嵌めにより、嵌め込み作業を容易にしながら、インプット軸12における回転力をオイルポンプ軸54に対して確実に伝達することができる。
(8)本実施形態によるトランスアクスル1において、インプット軸12及びオイルポンプ軸54における結合部Eを軸線La方向に対して第一軸受16aの内周部に位置させた。これにより、インプット軸12とオイルポンプ軸54との結合部Eにおける軸心に対する直交方向への振れを第一軸受16aが受け止めることができる。このため、インプット軸12における傾きに起因するオイルポンプ軸54における軸心に対する直交方向への振れを抑制することができる。
(9)本実施形態によるトランスアクスル1において、オイルポンプ軸心油路54bを流れるオイルが、第一軸受16aに対して流れるとともに、インプット軸心油路12bを介して第二軸受16bに対して流れるように構成した。これにより、オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されるオイルを第一軸受16a及び第二軸受16bに対して十分に供給することができる。
(10)本実施形態によるトランスアクスル1において、オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されるオイルが、オイルポンプ軸心油路54bを介して、第二ブッシュ56bに供給されるように構成した。これにより、オイルポンプ50の吐出口50bから吐出されたオイルがオイルポンプ軸心油路54bを介して第二ブッシュ56bに流れるため、第二ブッシュ56bに対して十分な量のオイルを供給することができる。
上記実施形態は、以下のように変更した構成とすることもできる。
上記実施形態では、第一軸受及び第一ブッシュを軸線La方向に沿って隣接するように配置する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きを結合部において効果的に許容することが可能な範囲において、第一軸受と第一ブッシュとの間の間隔を適宜設定すると良い。
上記実施形態では、第一軸受、第一ブッシュ、及び第二ブッシュを、オイルポンプカバーに固定する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きを結合部において効果的に許容することが可能であれば、第一軸受のみトランスアクスルハウジングに固定する等の設計変更を行うと良い。
上記実施形態では、ブッシュの外径を軸受の外径よりも小さくする例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きを結合部において効果的に許容することが可能な場合には、ブッシュの外径を軸受の外径と同じかあるいは大きくすることも可能である。
上記実施形態では、インプット軸及びオイルポンプ軸をいわゆる四角嵌めにより結合する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きをオイルポンプ軸に対して許容することが可能であれば、軸の端部を三角形状や六角形状に形成して、これらを結合させると良い。
上記実施形態では、インプット軸の端部を凹部に形成するとともに、オイルポンプ軸の端部を凸部に形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きを結合部において効果的に許容することが可能な場合には、インプット軸の端部を凸部に形成するとともに、オイルポンプ軸の端部を凹部に形成するとよい。
上記実施形態では、インプット軸及びオイルポンプ軸における結合部を軸線方向に対して軸受の内周部に位置させる例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、インプット軸の傾きを結合部において効果的に許容することが可能であれば、インプット軸及びオイルポンプ軸における結合部が軸線方向に対して軸受の内周部からずらしてもよい。
上記実施形態では、オイルがオイルポンプ軸心油路を介して第一軸受に対して流れるように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、第一軸受を効果的に潤滑させることが可能であれば、オイルがオイルポンプ軸心油路及びインプット軸心油路を介して第一軸受に対して流れるように構成するとよい。
上記実施形態では、オイルポンプの吐出口から吐出されるオイルが、オイルポンプ軸心油路を介して第二ブッシュに供給される例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、第二ブッシュを効果的に潤滑させることが可能であれば、オイルポンプの吐出口から吐出されるオイルが直接第二ブッシュに供給されるように構成すると良い。
上記実施形態は、いずれも本発明の適応の例示であり、特許請求の範囲に記載の範囲内におけるその他いかなる実施形態も、発明の技術的範囲に含まれることは当然のことである。
1 :トランスアクスル
12 :インプット軸
12a :端部(凸部)
12b :インプット軸心油路
14 :ギア部
16a :第一軸受
16b :第二軸受
40 :トランスアクスルハウジング(ケース体)
50 :オイルポンプ
50b :吐出口
52 :オイルポンプカバー
54 :オイルポンプ軸
54a :端部(凹部)
54b :オイルポンプ軸心油路
56a :第一ブッシュ
56b :第二ブッシュ
57 :オリフィス
E :結合部
La :軸線

Claims (2)

  1. 動力が伝達されるギア部を有するインプット軸と、
    前記インプット軸のギア部に対して前記インプット軸の軸線方向に配置され、前記インプット軸をケース体に対して回転可能に支持する軸受と、
    前記インプット軸を介して入力された動力を受けて回転可能なオイルポンプ軸と、
    前記オイルポンプ軸を介して入力された動力により作動するオイルポンプと、
    前記オイルポンプ軸を前記ケース体に対して回転可能に支持するブッシュとを備え、
    前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸は、別体により同軸線上に配置されるとともに、各軸の端部同士が結合部において結合されることにより一体的に回転可能であり、
    前記インプット軸における軸心の傾きが前記オイルポンプ軸に対して許容されるように、前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸が前記結合部において結合されていること、を特徴とするトランスアクスル。
  2. 動力が伝達されるギア部を有するインプット軸と、
    前記インプット軸のギア部に対して前記インプット軸の軸線方向に配置され、前記インプット軸をケース体に対して回転可能に支持する軸受と、
    前記インプット軸を介して入力された動力を受けて回転可能であり、軸心に前記オイルを流すためのオイルポンプ軸心油路が設けられたオイルポンプ軸と、
    前記オイルポンプ軸を介して入力された動力により作動し、前記オイルを吐出する吐出口が設けられたオイルポンプと、
    前記オイルポンプ軸を前記ケース体に対して回転可能に支持し、前記オイルを流すためのオリフィスが設けられたブッシュとを備え、
    前記オイルポンプ軸及び前記インプット軸は、別体により同軸線上に配置されるとともに、各軸の端部同士が結合部において結合されることにより一体的に回転可能であり、
    前記オイルポンプの吐出口から吐出される前記オイルは、前記ブッシュのオリフィスを介して前記オイルポンプ軸心油路に対して流れるように構成されていること、を特徴とするトランスアクスル。
JP2020176953A 2020-10-21 2020-10-21 トランスアクスル Active JP7261781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020176953A JP7261781B2 (ja) 2020-10-21 2020-10-21 トランスアクスル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020176953A JP7261781B2 (ja) 2020-10-21 2020-10-21 トランスアクスル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022068030A true JP2022068030A (ja) 2022-05-09
JP7261781B2 JP7261781B2 (ja) 2023-04-20

Family

ID=81456203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020176953A Active JP7261781B2 (ja) 2020-10-21 2020-10-21 トランスアクスル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7261781B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102023203515A1 (de) 2022-04-18 2023-10-19 Resonac Packaging Corporation Batterieverpackungsmaterial

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166628A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の潤滑装置
JP2006242243A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機とエンジンとの連結構造
JP2019127995A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003166628A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Aisin Aw Co Ltd 自動変速機の潤滑装置
JP2006242243A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機とエンジンとの連結構造
JP2019127995A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両用駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102023203515A1 (de) 2022-04-18 2023-10-19 Resonac Packaging Corporation Batterieverpackungsmaterial

Also Published As

Publication number Publication date
JP7261781B2 (ja) 2023-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11318834B2 (en) Vehicle driving apparatus
JP5066925B2 (ja) 車輪駆動装置
WO2015186467A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP4858495B2 (ja) 車両の動力伝達装置
JP2010032038A (ja) サイクロイド減速機、インホイールモータ駆動装置、および車両用モータ駆動装置
JP2019189051A (ja) 車両用駆動装置
JP2009063043A (ja) インホイールモータ駆動装置
US20160167505A1 (en) In-wheel motor drive device
JP6396054B2 (ja) インホイールモータ駆動装置
WO2015141387A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2016114184A (ja) サイクロイド減速機およびこれを備えたインホイールモータ駆動装置
JP7276496B2 (ja) 車両用駆動装置
JP5687839B2 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2016014445A (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2022068030A (ja) トランスアクスル
WO2016047442A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2017093002A (ja) モータ駆動装置
JP2016078465A (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2021075203A (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2016179799A (ja) 車両用モータ駆動装置
JP6396150B2 (ja) インホイールモータ駆動装置
WO2016174984A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
JP2017124749A (ja) インホイールモータ駆動装置
WO2015137088A1 (ja) インホイールモータ駆動装置
WO2017154252A1 (ja) インホイールモータ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7261781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150