JP2022067636A - 化粧料用基剤および化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽い感触でべたつかず、保湿効果に優れる化粧料基剤で、この基剤を配合した化粧料使用直後日焼け止め化粧料を塗布した際にきしみ感を抑制できる化粧料用基剤を提供する。【解決手段】化粧料用基材は、式(1)のアルキレンオキシド誘導体からなる。Z-[O-(EO)a-{(EO)b/(PO)c}-H]x・・・(1)(Zは炭素数1~7個かつ1~4個の水酸基を有する化合物からすべての水酸基を除いた残基である。xは、1~4の整数を示す。EOはオキシエチレン基である。POはオキシプロピレン基である。a、b及びcはそれぞれEO、POの平均付加モル数であり、1≦a≦60、1≦b≦40、1≦c≦60であり、(b/c)は1/10~5/1であり、{a/(b+c))は1/10~5/1であり、{(EO)b/(PO)c}内のbモルのEOとcモルのPOはランダム状に付加している。)【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料用基剤および化粧料に関するものである。
化粧をする際、化粧水や乳液などのスキンケア化粧料で保湿した後、化粧下地やファンデーションなどでベースメイクを施す場合が多い。中でも化粧下地やファンデーションの前に使用される、化粧水や乳液等のスキンケア化粧料は、感触が良好であるだけでなく、保湿効果に優れた化粧料を使用することが重要である。
保湿効果を付与するためには水溶性多価アルコールが汎用されている。水溶性多価アルコールとしては、グリセリンやプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられるが、少量だと保湿効果が不十分な場合があり、また保湿効果を向上させるために添加量を増やすとべたつくなど、不快な感触になる場合があった。
高い保湿効果を有しながら、肌へのべたつきを抑える方法として、トリプロピレングリコールと特定の多価アルコールを組み合わせた化粧料(特許文献1)や、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコールを組み合わせた水性化粧料(特許文献2)などが開示されている。しかし、いずれもべたつきは抑えられるものの、感触が重くなる場合があった。
また最近では、紫外線による肌への様々な悪影響を気にする女性が増え、スキンケアとベースメイクとの間に、日焼け止め化粧料を塗る場合が増えている。しかし近年、メイクに時間をかけられないことも多く、スキンケア化粧料を塗布直後に日焼け止め化粧料を使用する場合がある。この際、日焼け止め化粧料が肌上できしみ感を与える場合があった。このきしみ感は、特に上記のような保湿効果の高いスキンケア化粧料を塗布した際に感じる場合があった。
特開2017-14120号公報 特開2017-214317号公報
このため、軽い感触でべたつかず、保湿効果に優れる化粧料基剤で、この基剤を配合した化粧料使用直後に日焼け止め化粧料を塗布した際きしみ感を抑制できる化粧料基剤の開発が望まれる。
本発明の課題は、軽い感触でべたつかず、保湿効果に優れる化粧料基剤で、この基剤を配合した化粧料使用直後に日焼け止め化粧料を塗布した際きしみ感を抑制できる化粧料用基剤およびこれを配合する化粧料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定のアルキレンオキシド誘導体を化粧料基剤として配合することで、本発明の課題を達成することを見出した。
すなわち、本発明は、以下に示されるものである。
(1)下記の式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体からなることを特徴とする、化粧料用基剤。

Z-[O-(EO)a-{(EO)b /(PO)c}-H]x・・・(1)

(式(1)中、
Zは炭素数1~7個かつ1~4個の水酸基を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。
xは、1~4の整数を示す。
EOはオキシエチレン基である。
POはオキシプロピレン基である。
aおよびbはそれぞれ前記オキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦a≦60、1≦b≦40であり、
cは前記オキシプロピレン基の平均付加モル数であり、1≦c≦60であり、
(b/c)は1/10~5/1であり、
{a/(b+c))は1/10~5/1であり、
{(EO)b/(PO)c}内のbモルの前記オキシエチレン基EOとcモルの前記オキシプロピレン基POはランダム状に付加している。)}

(2) (1)の化粧料用基剤を0.1~30重量%含有することを特徴とする、化粧料。
本発明は、軽い感触でべたつかず、保湿効果に優れる化粧料基剤で、この基剤を配合した化粧料使用直後に日焼け止め化粧料を使用した際に感じやすいきしみ感を抑制可能であり、化粧料に配合したときに良好な性能を発現する基剤、およびそれを配合してなる化粧料である。
式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体において、Zは炭素数1~7個かつ1~4個の水酸基を有する化合物(Z(OH)x)からすべての(x個の)水酸基を除いた残基であり、xは化合物(Z(OH)x)の水酸基の数であって1~4である。
炭素数1~7個かつ1~4個の水酸基を有する化合物として、例えば、x=1であればメタノール、エタノール、ブタノール、x=2であれば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、x=3であればグリセリン、トリメチロールプロパン、x=4であればメチルグルコシド、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、ジグリセリン、などが挙げられ、好ましくは1≦x≦3である。xが5以上であると、感触が重くなったりべたつきが生じてしまい、目的の効果が得られない。
この化合物の炭素数は、1~5が好ましく、1~4がより好ましい。
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、a、b、cはEO、POの平均付加モル数である。
aは、1≦a≦60、好ましくは2≦a≦30であり、更に好ましくは2≦a≦15である。aが0であると、日焼け止め化粧料を使用した際にきしみ感が生じる可能性がある。aが60を越えると、保湿効果が低下してしまう。
bは、1≦b≦40、好ましくは2≦b≦20であり、更に好ましくは2≦b≦10である。bが0であるとべたつきが生じてしまい、40を超えると塗布中の感触が重くなってしまう。
cは、1≦c≦60、好ましくは2≦c≦40であり、更に好ましくは3≦c≦30である。cが0であると保湿効果が低下してしまい、60を超えると感触が重くなったり、べたつきが生じてしまう。
bとcとのモル比(b/c)は1/10~5/1であり、好ましくは1/8~3/1であり、更に好ましくは1/8~3/2である。1/10より小さいとべたつきが生じてしまい、5/1より大きいと保湿効果が低下してしまう。
aと(b+c)のモル比(a/(b+c))は1/10~5/1であり、好ましくは1/5~2/1であり、更に好ましくは1/5~5/4である。モル比(a/(b+c))が1/10より小さいとべたつきが生じたり、日焼け止め化粧料を使用した際にきしみ感が出る可能性がある。モル比(a/(b+c))が5/1より大きいと保湿効果が低下してしまう。
式(I)におけるEOおよびPOの結合部分は「-(EO)/(PO)-」と記載しているが、この記載は、EOおよびPOが、ブロック状ではなく、ランダム状に結合していることを表す。
本発明の式(I)で示されるアルキレンオキシド誘導体は、公知の方法で製造することができる。例えば、1~4個の水酸基を有している化合物にエチレンオキシドを付加重合した後に、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの混合物を反応させることによって得られる。
また、本発明の化粧料用基剤を配合してなる化粧料の形態は、特に限定されず、水性化粧料、油中水型または水中油型の乳化化粧料、油性化粧料のいずれでもよく、化粧水、乳液、クリーム、パック等のスキンケア化粧料、ボディー化粧料、クレンジングオイルなどのメーク落とし、ボディーシャンプー、ハンドソープ等の皮膚化粧料、ヘアリキッド、ヘアオイル、ヘアトニック、育毛剤等の毛髪化粧料などである。
本発明の化粧料中への化粧料用基剤の配合量は特には限定されないが、通常0.1~30重量%配合され、好ましくは1~10重量%配合される。
本発明の化粧料においてはさらに必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料、医薬品などに一般的に用いられている各種成分を配合することが可能である。例えば、保湿剤、炭化水素、高級アルコール、高級脂肪酸およびこれらのトリグリセリド、エステル油、動植物油脂、シリコーン、ビタミン類、紫外線吸収剤、水溶性高分子、酸化防止剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、金属イオン封鎖剤、エタノール、増粘剤、防腐剤、色素、顔料、香料などが挙げられる。
(化合物1の合成)
ブタノール100gと触媒として水酸化カリウム2gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド297gを滴下し、3時間攪拌した。続いて120℃で、エチレンオキサイド297g、プロピレンオキサイド549gの混合物を滴下し、7時間攪拌した。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6~7とし、含有する水分を除去するため減圧-0.095MPa(ゲージ圧)、100℃で1時間処理した。さらに処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、式(1)の化合物1(成分(A))を得た。
また、JIS K1557-1に準じた水酸基価測定によって得た値から、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシド付加物の数平均分子量を求め、a、b、cの値を特定した。
(化合物2~10の合成)
出発原料の種類、並びにエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド付加量を変更したこと以外は、合成例1と同様の方法にて、アルキレンオキシド誘導体(化合物2~化合物10)を合成した。
Figure 2022067636000001

<実施例1~8および比較例9~14>
表2(実施例1~8)および表3(比較例9~14)に示す各配合比率で、常法に従って、水性化粧料を調製した。ただし,実施例1~8では式(1)の化合物1~6(成分(A))を含有させている。一方、比較例9~12では化合物7~10(成分(A’))を含有させている。比較例13~14では更に表3記載の各化合物を成分(A)の代りに含有させている。
得られた水性化粧料を用いて、下記5項目について下記の方法により評価を行った。結果を表2、表3に示す。
<感触の軽さ>
10名の男女(25才~48才)をパネラーとし、実施例および比較例の化粧料各1.0gを右腕前腕内側に塗布した際の感触の軽さについて、下記評点基準により評価した。10名の合計点を算出し、以下の評価基準により評価した。

(評点基準)
3点: 感触が軽い
2点: 感触がやや軽い
1点: 感触が重い
(評価基準)
◎: 25点以上
○: 20点以上、25点未満
△: 20点未満
<べたつきのなさ>
10名の男女(25才~48才)をパネラーとし、実施例および比較例の化粧料各1.0gを右腕前腕内側に塗布した際のべたつきについて、下記評点基準により評価した。10名の合計点を算出し、以下の評価基準により評価した。

(評点基準)
3点: べたつきを感じない
2点: べたつきをわずかに感じる
1点: べたつきを感じる
(評価基準)
◎: 25点以上
○: 20点以上、25点未満
△: 20点未満
<きしみ感のなさ>
10名の男女(25才~48才)をパネラーとし、実施例および比較例の化粧料各1.0gを右腕前腕内側に塗布した際のきしみ感について、下記評点基準により評価した。10名の合計点を算出し、以下の評価基準により評価した。

(評点基準)
3点: きしみ感がない
2点: きしみ感がわずかにある
1点: きしみ感がある
(評価基準)
◎: 25点以上
○: 20点以上、25点未満
△: 20点未満
<保湿効果>
10名の男女(25才~48才)をパネラーとして、実施例および比較例の化粧料各1.0gを右腕前腕内側に塗布し、塗布前および塗布1時間後の角層水分量を皮表角層水分量測定装置(SKICON- 200EX,アイ・ビイ・エス(株)製)を用いて角層水分量を測定した。
塗布前の値を1とした相対値を算出し、下記評点基準により評価した。10名の合計点を算出し、以下の評価基準により評価した。

(評点基準)
3点: 相対値が3以上
2点: 相対値が2以上、3未満
1点: 相対値が2未満
(評価基準)
◎: 25点以上
○: 20点以上、25点未満
△: 20点未満
<日焼け止め化粧料塗布後のきしみ感のなさ>
10名の男女(25才~48才)をパネラーとし、実施例および比較例の化粧料各1.0gを右腕前腕内側に塗布し1分間なじませた後、同箇所に日焼け止め化粧料を塗布した際のきしみ感について、下記評点基準により評価した。10名の合計点を算出し、以下の評価基準により評価した。
なお、今回使用した日焼け止め化粧料は、表4に示す。油相を80℃まで加熱後、攪拌しながら水相を添加、室温まで放冷することで調製した。

(評点基準)
3点: きしみ感がない
2点: きしみ感がわずかにある
1点: きしみ感がある
(評価基準)
◎: 25点以上
○: 20点以上、25未満
△: 20点未満
Figure 2022067636000002

Figure 2022067636000003

Figure 2022067636000004

※1:FLZ-03:酸化亜鉛、水添ポリイソブテン、イソステアリン酸、ポリヒドロキシステアリン酸から成る微粒子酸化亜鉛。〈テイカ社製〉
※2FLT-08:酸化チタン、水添ポリイソブンテン、水酸化アルミニウム、イソステアリン酸、リンゴ酸ジイソステアリルから成る微粒子酸化チタン。〈テイカ社製〉
※3:PEG-10ジメチコン<信越化学工業社製>
実施例1~8より、本発明の化粧料基剤は、感触の軽さ、べたつきのなさ、きしみ感のなさ、保湿効果、日焼け止め化粧料塗布後のきしみ感のなさのいずれの評価項目においても優れていた。
しかし、比較例9~14は、これら五種類の評価を同時に満たすものはなかった。
すなわち、比較例9では、式(1)においてオキシエチレン基EOのモル数aが0であるが、日焼け止め化粧料塗布後のきしみ感があった。
比較例10では、b/cが0.1未満であるが、べたつきや日焼け止め化粧料塗布後のきしみ感があった。
比較例11では、b/cが5を超えているが、保湿効果が低く、日焼け止め化粧料塗布後のきしみ感があった。
比較例12では、xが5を超えており、a/(b+c)が5を超えているが、保湿効果が低く、感触が重くなり、べたつきが生じた。
比較例13~14では、式(1)とは異なるタイブの化合物を用いているが、いずれも実施例に比べて特性が劣っていた。
[実施例15:化粧水の処方例]
上述の実施例化合物1および下記成分を表5に示す比率で、室温(25℃)にて均一になるまで混合することで化粧水を調製した。軽い感触でべたつかず、保湿効果の高く、日焼け止め化粧料を使用した際に感じやすいきしみ感を抑制できる化粧水が得られた。
Figure 2022067636000005

[実施例16:乳液の処方例]
上述の実施例化合物1および下記成分を表6に示す比率で、A相とB相をそれぞれ別個に均一に混合し、75~80℃でA相とB相とを混合した後に混合物を冷却し、この混合物に対してC相を加えて均一になるまで混合することによって、乳液を調製した。軽い感触でべたつかず、保湿効果の高く、日焼け止め化粧料を使用した際に感じやすいきしみ感を抑制できる乳液が得られた。
Figure 2022067636000006

[実施例17:クリームの処方例]
上述の実施例化合物1および下記成分を表7に示す比率で、A相とB相とをそれぞれ別個に均一に混合し、75~80℃でA相とB相とを混合し、この混合物を冷却し、この混合物にC相を加えて均一になるまで混合することで、クリームを調製した。軽い感触でべたつかず、保湿効果の高く、日焼け止め化粧料を使用した際に感じやすいきしみ感を抑制できるクリームが得られた。
Figure 2022067636000007

[実施例18:美容液の処方例]
上述の実施例化合物1および下記成分を表8に示す比率で、予備混合したB相をA相に加え、室温(25℃)にて均一になるまで混合することで、美容液を調製した。軽い感触でべたつかず、保湿効果の高く、日焼け止め化粧料を使用した際に感じやすいきしみ感を抑制できる美容液が得られた。
Figure 2022067636000008

Claims (2)

  1. 下記の式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体からなることを特徴とする、化粧料用基剤。

    Z-[O-(EO)a-{(EO)b /(PO)c}-H]x・・・(1)

    (式(1)中、
    Zは炭素数1~7個かつ1~4個の水酸基を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。
    xは、1~4の整数を示す。
    EOはオキシエチレン基である。
    POはオキシプロピレン基である。
    aおよびbはそれぞれ前記オキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦a≦60、1≦b≦40であり、
    cは前記オキシプロピレン基の平均付加モル数であり、1≦c≦60であり、
    (b/c)は1/10~5/1であり、
    {a/(b+c)}は1/10~5/1であり、
    {(EO)b/(PO)c}内のbモルの前記オキシエチレン基EOとcモルの前記オキシプロピレン基POはランダム状に付加している。)
  2. 請求項1記載の化粧料用基剤を0.1~30重量%含有することを特徴とする、化粧料。
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