JP2022066807A - 条材の曲げ装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022066807000001
【課題】迅速に条材を曲げることができる条材の曲げ装置を提供する。
【解決手段】条材の曲げ装置1は、長尺状の条材2を曲げる。一対の挟み部11,11が、互いの間に条材2を挟む。曲げ加工軸12が、条材2の一対の挟み部11,11から突出する部分を一対の挟み部11,11の一方に向けて押して条材2を曲げる。曲げ加工軸12が、一対の挟み部11,11間に設けた回転軸A1を中心に回動する。搭載台13は、条材2が搭載され、一対の挟み部11,11が突設される。回動台14は、搭載台13の一対の挟み部11,11とは反対側に配置される。回動台14は、前後方向D1前側の一端部が搭載台13よりも突出して設けられ、一端部に曲げ加工軸12が突設され、前後方向D1後側の他端部が回転軸A1に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺状の条材を曲げる条材の曲げ装置、に関する。
上述した条材の曲げ装置として、例えば、第1、第2曲げ加工軸を備えたものが知られている。この条材の曲げ装置では、第2曲げ加工軸が、第1曲げ加工軸を中心に回動させることができるように設けられている。これにより、条材の例えば左右方向を第1、第2曲げ加工軸により挟んで、第2曲げ加工軸を第1曲げ加工軸周りを回動させることにより、条材を左右方向に曲げることができる。
上述した従来の条材曲げ装置は、右側に第1曲げ加工軸を位置づけ、左側に第2曲げ加工軸を位置づけ、第2曲げ加工軸を第1曲げ加工軸回りに回動させると、条材を右側に曲げることができる。また、左側に第1曲げ加工軸を位置づけ、右側に第2曲げ加工軸を位置づけ、第2曲げ加工軸を第1曲げ加工軸回りに回動させると、条材を左側に曲げることができる。その他の条材の曲げ装置として、特許文献1に記載されたものが提案されている。
特開2017-13074号公報
上述した従来の条材曲げ装置は、条材の曲げ方向を例えば、右から左に変更する際に、以下の工程を行う必要がある。まず、第1、第2曲げ加工軸を下げて、条材を第1、第2曲げ加工軸間から外す。その後、第2曲げ加工軸を第1曲げ加工軸回りに180°回転させて、第1曲げ加工を左側、第2曲げ加工軸を右側に位置付ける。そして、第1、第2曲げ加工軸を左側に移動させた後、上げると、第1曲げ加工軸を条材の左側、第2曲げ加工軸を条材の左側に位置づけて、条材を左側に曲げことができる。即ち、上述した従来の条材曲げ装置は、条材を曲げ方向を変更する際に、第1曲げ加工軸の位置を条材の右から左、又は、左から右に変更する必要があるため、第1、第2曲げ加工軸を左右方向に移動させる必要がある。このため、条材を曲げるのに時間がかかる、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、迅速に条材を曲げることができる条材の曲げ装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る条材の曲げ装置は、下記[1]~[5]を特徴としている。
[1]
長尺状の条材を曲げる条材の曲げ装置であって、
互いの間に前記条材を挟む一対の挟み部と、
前記条材の前記一対の挟み部から突出する部分を前記一対の挟み部の一方に向けて押して前記条材を曲げる曲げ加工部と、を備え、
前記曲げ加工部が、前記一対の挟み部間に設けた回転軸を中心に回動する、
条材の曲げ装置であること。
[2]
[1]に記載の条材の曲げ装置であって、
前記条材が搭載され、前記一対の挟み部が突設される搭載台と、
前記搭載台の前記一対の挟み部とは反対側に配置される回動台と、を備え、
前記回動台は、前記条材の長手方向における一端部が前記搭載台よりも突出して設けられ、前記一端部に前記曲げ加工部が突設され、前記長手方向における他端部が前記回転軸に取り付けられる、
条材の曲げ装置であること。
[3]
[1]又は[2]に記載の条材の曲げ装置であって、
前記一対の挟み部及び前記曲げ加工部を前記長手方向及び前記一対の挟み部の挟み方向の双方に交差する交差方向に移動させる移動部と、を備えた、
条材の曲げ装置であること。
[4]
[1]~[3]何れか1項に記載の条材の曲げ装置であって、
前記曲げ加工部の回動を駆動するモータと、
前記モータを制御する制御部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記曲げ加工部の回動角度と、前記条材の曲げ角度と、の関係に基づいて、所望の前記条材の曲げ角度に対する前記曲げ加工部の前記回動角度を求め、求めた前記回動角度だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御する、
条材の曲げ装置であること。
[5]
[4]に記載の条材の曲げ装置であって、
前記制御部は、求めた前記回動角度だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御した後、前記モータに戻り角がある場合、前記モータの戻り角だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御し、前記戻り角が所定角度以下になるまで繰り返す、
条材の曲げ装置であること。
上記[1]の構成の条材の曲げ装置によれば、曲げ加工部は、一対の挟み部間に設けた回転軸を中心に回動する。これにより、条材の曲げ方向を変更するにあたって、曲げ加工部の回転軸の位置を変更する必要がないので、曲げ加工部を曲げ方向に沿って移動させる必要がなく、迅速に曲げ加工を行うことができる。
上記[2]の構成の条材の曲げ装置によれば、簡単な構成で、曲げ加工部の回転軸を一対の挟み部間に設けることができる。
上記[3]の構成の条材の曲げ装置によれば、移動部により一対の挟み部及び曲げ加工部を交差方向に移動させることにより、容易に一対の挟み部間から条材を取り外すことができる。
上記[4]の構成の条材の曲げ装置によれば、精度よく条材を所望の曲げ角度に曲げることができる。
上記[5]の構成の条材の曲げ装置によれば、より一層、精度よく、条材を所望の曲げ角度に曲げることができる。
本発明によれば、迅速に条材を曲げることができる条材の曲げ装置を提供することにある。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の条材の曲げ装置の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示す条材の曲げ装置の部分概略側面図である。 図2は、図1に示す条材の曲げ装置の電気構成図である。 図4は、図1に示す条材の曲げ装置から一対の挟み部、搭載台を除いた部分斜視図である。 図5は、図1に示す条材の曲げ装置の動作を説明するための上面図である。 図6は、図1に示す条材の曲げ装置の動作を説明するための上面図である。 図7は、図1に示す条材の曲げ装置の動作を説明するための正面図である。 図8は、図3に示す制御部が行うモータの制御を説明するための説明図である。 図9は、図3に示す制御部が行うモータの制御を説明するためのフローチャートである。 図10は、条材の曲げ角度と曲げ加工軸の回動角度との関係を示すテーブルである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本実施形態の条材の曲げ装置1は、長尺状の条材2を図中左右方向D3に曲げる装置である。本実施形態で曲げられる条材2は、断面が四角形状に設けられた平角状に設けられている。この条材の曲げ装置1には、搬送ローラ3(図2)により条材2がその長手方向に沿って搬送される。以下、この搬送方向を前後方向D1(長手方向)、前後方向D1前側から見た上下、左右を上下方向D2、左右方向D3として説明する。
条材の曲げ装置1は、条材2を左右方向D3(挟み方向)に曲げる曲げユニット10(図1)と、曲げユニット10を上下方向D2(交差方向)に移動させる移動部としての移動ユニット20(図2)と、これら曲げユニット10及び移動ユニット20の制御を行う制御部30(図3)と、を備えている。曲げユニット10は、図1に示すように、互いの間に条材2を挟む一対の挟み部11,11と、条材2の一対の挟み部11,11から突出する部分を一対の挟み部11,11の一方に向けて押して条材2を曲げる曲げ加工部としての曲げ加工軸12と、を備えている。
また、曲げユニット10は、条材2が搭載され、一対の挟み部11,11が突設される搭載台13と、搭載台13に突設された一対の挟み部11,11とは反対側に配置される回動台14と、搭載台13及び回動台14を支持する支持部15と、支持部15を支持し、後述する第1回転軸部18を収容する収容部16と、を備えている。また、曲げユニット10は、図2に示すように、上記回動台14を駆動するモータ17と、モータ17の駆動力を回動台14に伝達する第1回転軸部18、第2回転軸部19と、を備えている。
一対の挟み部11,11は、図1に示すように、前後方向D1に長尺状に設けられ、左右方向D3に離間している。一対の挟み部11,11は、その前後方向D1前側の端面S1、S2が左右方向中央側と、中央から離れる側と、では形状が異なる。中央側の端面S1は、前後方向D1前側に向かうに従って互いに離れる円弧状に設けられている。また、中央から離れる側の端面S2は、前後方向D1前側に向かうに従って互いに近づく傾斜面が設けられている。また、一対の挟み部11,11は、左右方向D3の中央から離れた側の端面には、後述する支持部15の凸部が嵌めこまれる凹溝111が設けられている。凹溝111は、上下方向D2に沿って設けられている。
曲げ加工軸12は、略円柱状に設けられ、図5及び図6に示すように、一対の挟み部11,11間に設けた第1回転軸部18の回転軸A1を中心に回動する。
搭載台13は、図1に示すように、平板状に設けられ、上下方向D2上側に上記一対の挟み部11,11が突設されている。本実施形態では、搭載台13と一対の挟み部11,11とは一体に設けられているが、別体に設けてもよい。この搭載台13上に条材2が搭載される。また、搭載台13は、一対の挟み部11,11よりも前後方向D1前側に突出して設けられている。搭載台13は、図5及び図6に示すように、その前後方向D1前側の端面S3が曲げ加工軸12の回転軸A1を中心とした円弧状に設けられている。
回動台14は、図1に示すように、搭載台13の上下方向D2下側に配置されている。回動台14は、前後方向D1前側の一端部が搭載台13よりも突出して設けられている。また、一端部には、上下方向D2上側に突出する凸部141が設けられ、凸部141上に曲げ加工軸12が突設されている。凸部141の前後方向D1後側の端面S4は、図5及び図6に示すように、曲げ加工軸12の回転軸A1を中心とした円弧状に設けられ、搭載台13の円弧状の端面S3に摺接する。
また、回動台14は、図4に示すように、その前後方向D1後側の他端部に後述する第1回転軸部18を取り付けるための複数の取付孔142が設けられている。取付孔142は、回転軸A1上に1つ設けられ、回転軸A1上に設けられた取付孔142周りに複数設けられている。また、回動台14の前後方向D1後ろ側の端面S5は、回転軸A1を中心とした円弧状に設けられている。
支持部15は、図4に示すように、上記回動台14を搭載して支持する板状の回動台支持部151と、回動台支持部151の前後方向D1後側から上側に向かって突出して設けられ、上記搭載台13を搭載して支持する搭載台支持部152と、搭載台支持部152の左右方向D3両側から立設する一対の壁部153と、を有している。回動台支持部151には、図示しない貫通孔が設けられており、この貫通孔に第1回転軸部18の上端が挿入されている。搭載台支持部152は、前後方向D1前側に回転軸A1を中心とした円弧状の凹部152Aが設けられ、この凹部152Aに回動台14の前後方向D1後側の他端部が嵌めこまれている。また、搭載台支持部152の高さは、回動台141の前後方向D1後側の他端部の高さと同じか少し高く設けられている。これにより、搭載台13を回動台14よりも上側で支持することができる。一対の壁部153,153には、上記挟み部11の凹溝111に嵌め込むことができる凸部153Aが上下方向D2に沿って設けられている。
収容部16は、図2に示すように、箱型に設けられ、第1回転軸部18が収容されている。第1回転軸部18の下端は、収容部16から突出している。第1回転軸部18の上端は、支持部15の回動台支持部151に設けた貫通孔(図示せず)を通って回動台14に取り付けられている(固定されている)。これにより、回動台14は、第1回転軸部18の回転軸A1を中心に回転し、回動台14に設けられた曲げ加工軸12が回転軸A1回りに回動する。
第1回転軸部18の下端には、マイタ歯車181が形成されている。モータ17には、第2回転軸部19が取り付けられている。第2回転軸部19は、前後方向D1に沿った回転軸回りに回転する。第2回転軸部19の前後方向D1前側の端部には、マイタ歯車191が形成され、第1回転軸部18の下端に設けられたマイタ歯車181と噛み合う。このように、第1回転軸部18、第2回転軸部19に設けたマイタ歯車181、191をかみ合わせることにより、モータ17が駆動する前後方向D1に沿った軸回りの回転を、上下方向D2に沿った軸回りの回転に変換することができる。
移動ユニット20は、上記曲げユニット10を支持する支持台21と、支持台21を上下方向D2に移動させるシリンダー22と、を有している。シリンダー22は、モータ17の左右方向D3両側にそれぞれ設けられている。
図3に示す制御部30は、例えばRAMやROMなどのメモリを備えたCPUで構成され、条材の曲げ装置1全体の制御を司る。制御部30は、搬送ローラ3、モータ17、シリンダー22に接続され、これらの駆動を制御している。
次に、上述した構成の条材の曲げ装置1の動作について説明する。まず、条材2を左側に曲げる場合について説明する。制御部30は、モータ17を制御して、曲げ加工軸12を反時計回りに回動させて一対の挟み部11,11間よりも右側に位置付ける。また、制御部30は、シリンダー22を制御して、曲げユニット10を上側の条材曲げ位置に移動させる。その後、制御部30は、搬送ローラ3を制御して、条材2を後ろから前に向かって搬送する。上述したように曲げユニット10を条材曲げ位置に移動させると、前後方向D1に沿って搬送される条材2を一対の挟み部11,11間に位置付けることができる(図5(A)、図7(A))。また、曲げ加工軸12を条材2よりも右側に位置付けることができる。
その後、制御部30は、モータ17を駆動して、曲げ加工軸12を時計回りに回動させる。これにより、条材2を左側に曲げることができる(図5(B)、図7(B))。このとき、条材2は、左側の挟み部11の端面S1が形成する円弧の中心O1が曲げの中心となる。
次に、条材2を右側に曲げたい場合、制御部30は、シリンダー22を制御して、曲げユニット10を下側の取り外し位置に移動させる。これにより、一対の挟み部11,11間から条材2を取り外すことができる(図5(C))。次に、制御部30は、搬送ローラ3を制御して、条材2を後ろから前に向かって搬送する。
その後、制御部30は、モータ17を駆動して曲げ加工軸12を一対の挟み部11,11よりも左側に位置付ける(図6(A)、図7(C))。また、制御部30は、シリンダー22を制御して、曲げユニット10を上側の条材曲げ位置に移動させる。条材曲げ位置に位置付けると、条材2を一対の挟み部11,11間に位置付けることができる(図7(D))。このとき、曲げ加工軸12を条材2よりも左側に位置付けることができる。
その後、制御部30は、モータ17を駆動して、曲げ加工軸12を反時計回りに回動させる。これにより、条材2を右側に曲げることができる(図6(B)、図7(E))。このとき、条材2は、右側の挟み部11の端面S1が形成する円弧の中心O2が曲げの中心となる。
次に、制御部30が行うモータ17の制御について図8及び図9を参照して説明する。制御部30のメモリには、曲げ加工軸12の回動角度αと、条材2の曲げ角度βと、の関係を示す下記の式(1)が記録されている。
β=θ+θ-(180°-γ) …(1)
Figure 2022066807000002
Figure 2022066807000003
なお、曲げ加工軸12の回動角度αは、図1に示すように、条材2の曲げ部より後ろ側の長手方向に沿った直線と、曲げの中心O1、O2及び曲げ加工軸12の中心を結ぶ直線と、の成す角度である。条材2の曲げ角度βは、条材2の曲げ部よりも後ろ側の長手方向に沿った直線と、曲げ部よりも前側の長手方向に沿った直線と、の成す角度である。
なお、θは、回転軸A1及び曲げの中心O1、O2を結んだ直線と、曲げの中心O1、O2及び曲げ加工軸12の中心を結んだ直線と、の成す角度である。θは、曲げの中心O1、O2及び曲げ加工軸12の中心を結んだ直線と、条材2の曲げ部よりも前側の長手方向に沿った直線と、の成す角度である。
γは、円弧状の端面S1の曲げ角度であり、条材2の曲げ部よりも後ろ側の長手方向に沿った直線と、回転軸A1及び曲げの中心O1、O2を結ぶ直線と、の成す角度である。Wは、条材2の板幅である。Rは、円弧状の端面S1の半径である。Rは、曲げ加工軸12の半径である。Rは、曲げ加工軸12の回動半径である。
制御部30は、上記式(1)から所望の曲げ角度βが得られる曲げ加工軸12の回動角度αを求める(S1)。制御部30は、求めた回動角度αだけ曲げ加工軸12が回動するようにモータ17を制御する(S2)。制御部30が、モータ17の回転を停止すると、条材2の反力により曲げ加工軸12が押し戻され、モータ17も押し戻される。そこで、制御部30は、モータ17の戻り角を求める(S3)。制御部30は、戻り角が0°であれば(S4でY)、モータ17の制御を終了する。これに対して、制御部30は、戻り角が0°でなければ(S4でN)、求めた戻り角だけ、モータ17を回転させた後(S5)、S3に戻る。これにより、条材2の反力による戻りがなくなるまで条材2を曲げることができ、精度よく所望の曲げ角度βに曲げることができる。なお、上述した実施形態によれば、所定角度を0°に設定していたが、これに限ったものではない。所定角度としては0°より大きな値であってもよい。
上述した実施形態によれば、曲げ加工軸12は、一対の挟み部11,11間に設けた回転軸A1を中心に回動する。回転軸A1は、条材2の曲げ部の中心O1、O2とは異なる位置である。これにより、条材2の曲げ方向を変更するにあたって、曲げ加工軸12の回転中心の位置を変更する必要がないので、曲げ加工軸12を左右方向に沿って移動させる必要がなく、迅速に曲げ加工を行うことができる。
上述した実施形態によれば、搭載台13には、条材2が搭載され、一対の挟み部11,11が突設される。回動台14は、搭載台13の一対の挟み部11,11とは反対側に配置される。また、回動台14は、前後方向D1前側の一端部が搭載台13よりも突出して設けられ、一端部に曲げ加工軸12が突設され、前後方向D1後側の他端部が第1回転軸部18に取り付けられる。これにより、簡単な構成で、曲げ加工軸12の回転軸A1を一対の挟み部11,11間に設けることができる。
上述した実施形態によれば、移動ユニット20は、一対の挟み部11,11及び曲げ加工軸12を前後方向D1及び左右方向D3の双方に直交する上下方向D2に移動させる。これにより、容易に一対の挟み部11,11間から条材2を取り外すことができる。
上述した実施形態によれば、制御部30は、曲げ加工軸12の回動角度αと、条材2の曲げ角度βと、の関係式に基づいて、所望の条材2の曲げ角度βに対する曲げ加工軸12の回動角度αを求め、求めた回動角度αだけ曲げ加工軸12を回動させるようにモータ17を制御する。これにより、精度よく条材2を所望の曲げ角度βに曲げることができる。
上述した実施形態によれば、制御部30は、求めた回動角度αだけ、曲げ加工軸12を回動させるようにモータ17を制御した後、モータ17に戻り角がある場合、モータ17の戻り角だけ、曲げ加工軸12を回動させるようにモータ17を制御し、戻り角が0°(=所定角度以下)になるまで繰り返す。これにより、より一層、精度よく条材2を所望の曲げ角度βに曲げることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、曲げ加工軸12は、円柱状であったが、これに限ったものではない。曲げ加工軸12は、条材2を押して曲げることができる形状であればよい。
また、制御部30は、曲げ加工軸12の回動角度αと、条材2の曲げ角度βと、の関係式を記憶していたが、これに限ったものではない。例えば、図10に示すように、曲げ加工軸12の回動角度αと、条材2の曲げ角度βと、の関係を示すテーブルを記憶して、このテーブルに基づいて曲げ加工軸12の回動角度αを求めるようにしてもよい。
ここで、上述した本発明に係る条材の曲げ装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
長尺状の条材を曲げる条材の曲げ装置(1)であって、
互いの間に前記条材(2)を挟む一対の挟み部(11,11)と、
前記条材(2)の前記一対の挟み部(11,11)から突出する部分を前記一対の挟み部(11,11)の一方に向けて押して前記条材(2)を曲げる曲げ加工部(12)と、を備え、
前記曲げ加工部(12)が、前記一対の挟み部(11,11)間に設けた回転軸(A1)を中心に回動する、
条材の曲げ装置(1)。
[2]
[1]に記載の条材の曲げ装置(1)であって、
前記条材(2)が搭載され、前記一対の挟み部(11,11)が突設される搭載台(13)と、
前記搭載台(13)の前記一対の挟み部(11,11)とは反対側に配置される回動台(14)と、を備え、
前記回動台(14)は、前記条材(2)の長手方向(D1)における一端部が前記搭載台(13)よりも突出して設けられ、前記一端部に前記曲げ加工部(12)が突設され、前記長手方向(D1)における他端部が前記回転軸(A1)に取り付けられる、
条材の曲げ装置(1)。
[3]
[1]又は[2]に記載の条材の曲げ装置(1)であって、
前記一対の挟み部(11,11)及び前記曲げ加工部(12)を前記長手方向(D1)及び前記一対の挟み部(11,11)の挟み方向(D3)の双方に交差する交差方向(D2)に移動させる移動部(20)と、を備えた、
条材の曲げ装置(1)。
[4]
[1]~[3]何れか1項に記載の条材の曲げ装置(1)であって、
前記曲げ加工部(12)の回動を駆動するモータ(17)と、
前記モータ(17)を制御する制御部(30)と、をさらに備え、
前記制御部(30)は、前記曲げ加工部(12)の回動角度(α)と、前記条材(2)の曲げ角度(β)と、の関係に基づいて、所望の前記条材(2)の曲げ角度(β)に対する前記曲げ加工部(12)の前記回動角度(α)を求め、求めた前記回動角度(α)だけ、前記曲げ加工部(12)を回動させるように前記モータ(17)を制御する、
条材の曲げ装置(1)。
[5]
[4]に記載の条材の曲げ装置(1)であって、
前記制御部(30)は、求めた前記回動角度(α)だけ、前記曲げ加工部(12)を回動させるように前記モータ(17)を制御した後、前記モータ(17)に戻り角がある場合、前記モータ(17)の戻り角だけ、前記曲げ加工部(12)を回動させるように前記モータ(17)を制御し、前記戻り角が所定角度以下になるまで繰り返す、
条材の曲げ装置(1)。
1 条材の曲げ装置
2 条材
11 挟み部
12 曲げ加工軸(曲げ加工部)
13 搭載台
14 回動台
17 モータ
20 移動ユニット(移動部)
30 制御部
A1 回転軸
D1 前後方向(長手方向)
D2 上下方向(交差方向)
D3 左右方向(挟み方向)
α 曲げ加工軸(曲げ加工部)の回動角度
β 条材の曲げ角度

Claims (5)

  1. 長尺状の条材を曲げる条材の曲げ装置であって、
    互いの間に前記条材を挟む一対の挟み部と、
    前記条材の前記一対の挟み部から突出する部分を前記一対の挟み部の一方に向けて押して前記条材を曲げる曲げ加工部と、を備え、
    前記曲げ加工部が、前記一対の挟み部間に設けた回転軸を中心に回動する、
    条材の曲げ装置。
  2. 請求項1に記載の条材の曲げ装置であって、
    前記条材が搭載され、前記一対の挟み部が突設される搭載台と、
    前記搭載台の前記一対の挟み部とは反対側に配置される回動台と、を備え、
    前記回動台は、前記条材の長手方向における一端部が前記搭載台よりも突出して設けられ、前記一端部に前記曲げ加工部が突設され、前記長手方向における他端部が前記回転軸に取り付けられる、
    条材の曲げ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の条材の曲げ装置であって、
    前記一対の挟み部及び前記曲げ加工部を前記長手方向及び前記一対の挟み部の挟み方向の双方に交差する交差方向に移動させる移動部と、を備えた、
    条材の曲げ装置。
  4. 請求項1~3何れか1項に記載の条材の曲げ装置であって、
    前記曲げ加工部の回動を駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記曲げ加工部の回動角度と、前記条材の曲げ角度と、の関係に基づいて、所望の前記条材の曲げ角度に対する前記曲げ加工部の前記回動角度を求め、求めた前記回動角度だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御する、
    条材の曲げ装置。
  5. 請求項4に記載の条材の曲げ装置であって、
    前記制御部は、求めた前記回動角度だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御した後、前記モータに戻り角がある場合、前記モータの戻り角だけ、前記曲げ加工部を回動させるように前記モータを制御し、前記戻り角が所定角度以下になるまで繰り返す、
    条材の曲げ装置。
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