JP4596828B2 - 巻鉄心の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配電用変圧器等に使用される1ターンカット方式の巻鉄心を、その積層端面が不揃いとなるのを是正しながら製造することが可能な巻鉄心の製造装置に関する。
従来、配電用変圧器等に使用される1ターンカット方式の巻鉄心Aは、図8(a)で示すように、けい素鋼板等からなる帯状鋼板1を所定長さ寸法に切断し、これを巻取枠2に順次巻取ることにより製造している。然るに、前記帯状鋼板1の幅方向端部には、図9で示すように、その製造上の理由や、前記帯状鋼板1を所定の幅寸法で切断する際に生じるバリ1a等の要因によって、板厚偏差が生じている場合がある。
巻鉄心Aを製造するに当たり、幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板1を所定長さ寸法に切断し、これを巻取枠2に順次巻取っていくと、前記帯状鋼板1は、図8(b),(c)で示すように、巻取枠2に対して上向き、あるいは、下向きの台形状に巻取られる。即ち、前記幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板1を巻取枠2に巻取って形成した巻鉄心Aの外周面は、図8(a)で示すように垂直ではなく、図8(b),(c)で示すように所定方向へ傾斜した状態となるので、この状態で帯状鋼板1の巻取りを継続すると、前記帯状鋼板1は、巻鉄心Aの外周面の傾斜方向に沿って捻られた状態で巻取られ、図8(b)においては下方向へ、また、図8(c)においては上方向へ、それぞれ位置ずれを起こす結果、図10で示すように、巻鉄心Aの積層端面が不揃いとなり、前記積層端面を木槌等を用いて平坦化する作業が別途必要になるという問題があった。
前記の問題を解決するために、例えば、巻取枠を巻鉄心の外周面の傾斜角度に対応して傾動可能に構成するとともに、帯状鋼板の幅方向端部を支持するためのガイド装置を設けて、前記帯状鋼板を巻取枠に巻取るようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−234018号公報
然るに、前記特許文献1(特開昭61−234018号公報)記載の技術においては、巻取枠を帯状鋼板の巻取り外周面の傾斜角度に対応して傾動させた状態で、帯状鋼板を巻取枠に巻取るようにしているので、前記巻取枠を傾動可能に構成する必要があり、この結果、巻取枠が大掛かりで複雑な構成になるという問題があった。
また、巻取枠を帯状鋼板の巻取り外周面の傾斜角度に対応して傾動させた状態で、前記巻取枠に帯状鋼板を巻取る場合、前記帯状鋼板は大きな曲率半径となる円弧状の軌跡を描きながら巻取枠に巻取られようとするものの、前記帯状鋼板の幅方向端部は、ガイド装置に具備した軸受によって位置ずれ(揺動)しないように支持されているため、前記帯状鋼板の幅方向端部がガイド装置の軸受に強固に押付けられることによって損傷するという問題があった。
本発明は、前記種々の問題点に鑑み、巻取枠の構成を複雑化したり、帯状鋼板の幅方向端部を損傷させたりすることなく、巻鉄心の積層端面が不揃いとなるのを是正することが可能な巻鉄心の製造装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、アンコイラから巻戻された帯状鋼板を給送する鋼板給送手段と、前記鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を所定長さ寸法に切断する切断手段と、前記切断手段により所定長さ寸法に切断された帯状鋼板を巻取枠に順次巻取る鋼板巻取り手段と、帯状鋼板の板厚偏差により巻鉄心が巻取枠に台形状に巻取られて形成されている場合、前記鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を、巻鉄心の外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させる鋼板傾倒手段とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の巻鉄心の製造装置において、前記鋼板傾倒手段は、製造装置の基台に固定したベースと、前記ベースに傾倒可能に枢支され、鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を鋼板巻取り手段側へ案内するガイド手段と、前記帯状鋼板の板厚偏差により巻鉄心が巻取枠に台形状に巻取られて形成されている場合、前記ガイド手段を巻鉄心の外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させる傾倒手段とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の巻鉄心の製造装置において、前記ガイド手段は、ベースに固定した一対のヒンジブロックに挿通されるヒンジ軸に、基端側を回動自在に枢支した回動プレートと、前記回動プレートに回転自在に固定した一対のガイドローラと、前記回動プレートの先端側に帯状鋼板の給送方向に沿って前記一対のガイドローラと対向する状態で固定したガイド板とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の巻鉄心の製造装置において、前記ガイド板は、帯状鋼板の給送方向に沿って、前記一対のガイドローラとの間隔が順次狭くなるように、所定角度傾斜させた状態で回動プレートに固定したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の巻鉄心の製造装置において、前記傾倒手段は、ベースに固定した第1の固定座に挿通される枢支軸に、一方端側を回動自在に枢支した第1の連結ボルトと、ガイド手段の回動プレートに固定した第2の固定座に挿通される枢支軸に、一方端側を回動自在に枢支した第2の連結ボルトと、前記第1,第2の連結ボルトの他方端側を両端側から個別に螺合して連結し、前記第1,第2の連結ボルトをねじ送り動作によって進退動作させる連結筒とを備えて構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板を巻取枠に巻取ることで、巻鉄心の外周面が所定方向へ傾斜した状態となっている場合、後続の帯状鋼板を、鋼板傾倒手段によって所定方向(帯状鋼板の巻取枠への巻込み位置における巻鉄心の外周面の傾斜方向と同方向)へ傾倒させた状態で給送して、巻取枠に巻取るようにしたので、前記帯状鋼板が位置ずれを起こして巻鉄心の積層端面から突出するのを良好に防ぐことが可能となり、この結果、前記巻鉄心の積層端面が不揃いとなるという問題を良好に解消することができる。
請求項2記載の発明によれば、製造装置の基台に固定したベースに傾倒可能に枢支され、鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を鋼板巻取り手段側へ案内するガイド手段を、傾倒手段を操作して所定方向へ傾倒させることにより、前記帯状鋼板自体を所定方向へ傾倒させた状態で給送して巻取枠に巻取るようにしたので、巻取枠自体を巻鉄心の外周面の傾斜角度に対応して傾動させた状態で、帯状鋼板を巻取枠に巻取る場合のように、巻取枠を傾動可能に構成する必要がないため、前記巻取枠の構成が複雑化するのを良好に防ぐことができる。
請求項3記載の発明によれば、ガイド手段を構成する一対のガイドローラとガイド板との間に帯状鋼板を挿通した状態で、前記一対のガイドローラとガイド板とを固定した回動プレートを、傾倒手段を操作してヒンジ軸を中心として所定方向へ傾倒させることにより、前記帯状鋼板を容易に所定方向へ傾倒させることができる。しかも、前記帯状鋼板は、一対のガイドローラとガイド板との間に挿通されて、その表面及び裏面が前記一対のガイドローラ及びガイド板と接触するのみで、幅方向端部は前記一対のガイドローラ及びガイド板とは特別に接触していない(支持されていない)ので、万一、帯状鋼板が巻取枠への巻取り時に幅方向へ揺動したとしても、前記帯状鋼板の幅方向端部が前記一対のガイドローラ及びガイド板との接触によって損傷するのを良好に防ぐことができる。
請求項4記載の発明によれば、帯状鋼板を一方のガイドローラによってガイド板側へ一旦蛇行させ、かつ、他方のガイドローラとガイド板との間に挿通した状態で、鋼板巻取り手段側へ給送するようにしたので、前記帯状鋼板にはその給送途中において所定のテンションを付与することが可能となり、この結果、鋼板給送手段と鋼板巻取り手段との間の距離が比較的長い場合等においても、帯状鋼板が給送途中において波打つ等して、不安定な状態で給送されるのを良好に防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、傾倒手段を構成する連結筒を、必要に応じて所定方向へ回動操作することにより、該連結筒の両端側から個別に螺合されている第1,第2の連結ボルトを、ねじ送り動作によって互いに相反する方向、あるいは、互いに相対する方向へ移動させて、ガイド手段を所定方向へ傾倒させるようにしたので、前記ガイド手段は、特別な駆動源を使用することなく、簡易に傾倒動作させることが可能となり、この結果、鋼板傾倒手段の構成が複雑化するのを良好に防ぐことができ、利便である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1ないし図10を参照しながら説明する。なお、図1ないし図7において、図8ないし図10と同一部材は同一符号を使用して説明する。図1は本発明における巻鉄心製造装置の構成を概略的に示す平面図であり、前記巻鉄心製造装置10は、図示しないアンコイラから巻戻された帯状鋼板1を給送する鋼板給送手段11と、前記鋼板給送手段11により給送される帯状鋼板1を所定長さ寸法に切断する切断手段16と、前記切断手段16により所定長さ寸法に切断された帯状鋼板1を巻取枠2に順次巻取る鋼板巻取り手段20と、例えば、前記鋼板給送手段11と切断手段16との間に配置され、鋼板巻取り手段20側へ給送される帯状鋼板1を必要に応じて所定方向へ傾倒させる鋼板傾倒手段25とを備えて概略構成されている。
つづいて、前記巻鉄心製造装置Aを構成する各手段11,16,20,25について説明する。はじめに、鋼板給送手段11は、無段変速機12aを介して連結した電動機12により回転駆動する給送ローラ13と、前記給送ローラ13と対向する位置に配置したシリンダ装置14により前後動(図1の上下方向)する押圧ローラ15とを備えて構成されており、図示しないアンコイラから巻戻された、例えば、垂直に起立した状態の帯状鋼板1は、前記給送ローラ13と押圧ローラ15との間に挿通される。そして、前記帯状鋼板1は、シリンダ装置14を起動して押圧ローラ15を給送ローラ13側へ付勢することにより、給送ローラ13と押圧ローラ15との間で挟持し、かつ、この状態で電動機12を起動して給送ローラ13を回転駆動することにより、垂直に起立した状態のまま切断手段4側へ給送される。
次に、切断手段16は、電動機17の回転駆動により円形の軌跡を描きながら移動する前刃18aと、前記電動機17の回転駆動により帯状鋼板1の給送方向に沿って直線(往復)移動する後刃18bとを備えて構成されており、前記前刃18aと後刃18bとの間には、鋼板給送手段11により垂直に起立した状態で給送される帯状鋼板1が挿通されている。そして、鋼板給送手段11によって帯状鋼板1が事前に設定した長さ寸法給送された時点で、円形移動する前刃18aと、帯状鋼板1の給送方向へ直線移動する後刃18bとが合致するように、電動機17を駆動制御することにより、前記帯状鋼板1は、鋼板巻取り手段20への給送を停止させることなく所定長さ寸法で切断される。
つづいて、鋼板巻取り手段20は、切断手段16により所定長さ寸法に切断された帯状鋼板1が順次巻取られる巻取枠2と、前記巻取枠2の周囲にほぼ四角形状に配置した複数のガイドローラ21,21aと、前記巻取枠2及び複数のガイドローラ21,21aに巻掛けた無端状の巻込みベルト22と、前記巻込みベルト22に所定のテンションを付与するシリンダ装置23とを備えて概略構成されている。なお、図1で示すように、前記複数のガイドローラ21,21aのうち、ガイドローラ21aは、鋼板給送手段11の給送ローラ13を回転駆動する電動機12と駆動可能に連結されており、前記ガイドローラ21aと給送ローラ13とは同期した状態で回転駆動する。また、前記巻取枠2は、その周囲に帯状鋼板1が巻取られるに従って、順次図1の右方向へ移動可能に構成されている。そして、切断手段16により所定長さ寸法に切断された帯状鋼板1を、鋼板給送手段11による給送動作と同期して巻取枠2と巻込みベルト22との間に順次巻込むことにより、前記巻取枠2に所要数の帯状鋼板1を巻取って、所定巻厚寸法の巻鉄心Aを形成する。
次に、鋼板傾倒手段25について、図2ないし図5を参照しながら説明する。前記鋼板傾倒手段25は、巻鉄心製造装置10の装置基台10a(図3ないし図5参照)に固定したベース26と、前記ベース26に傾倒可能に枢支され、鋼板給送手段11により給送される帯状鋼板1を切断手段16側へ案内するガイド手段27と、前記ガイド手段27を必要に応じて所定方向へ傾倒させる傾倒手段35とを備えて概略構成されている。以下、前記ガイド手段27及び傾倒手段35の詳細について説明する。
はじめに、ガイド手段27は、ベース26の一方端側(図2の下側)に固定した一対のヒンジブロック28a,28bに挿通されるヒンジ軸29に、基端側を回動自在に枢支した回動プレート30と、前記回動プレート30の長さ方向(図2の上下方向)中央部で、かつ、幅方向(図2の左右方向)の両端側の位置に回転自在に立設した一対のガイドローラ31a,31bと、前記回動プレート30の先端側(図2の上側)に帯状鋼板1の給送方向(図2の右方向)へ沿って、前記一対のガイドローラ31a,31bと対向させた状態で立設・固定したガイド板32とを備えて構成されている。なお、前記ガイド板32は、鋼板給送手段11側から切断手段16側(図2の右側)へ向うに従って、順次ガイドローラ31a,31bとの間隔が狭くなるように、所定角度傾斜させた状態で回動プレート30に固定されており、前記ガイド板32と切断手段16側に位置する他方のガイドローラ31bとの間には、少なくとも幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板1を、その給送に支障を来さない状態で挿通することが可能な間隔が設けられている。そして、鋼板給送手段11によって垂直に起立した状態で給送される帯状鋼板1は、図1,2で示すように、前記鋼板給送手段11側に位置する一方のガイドローラ31aによってガイド板32側へ一旦蛇行させ、かつ、他方のガイドローラ31bとガイド板32との間に挿通した状態で、前記ガイド板32に沿って切断手段16の所定位置まで導出される。
つづいて、傾倒手段35は、ベース26の他方端側(図2の上側)に固定した第1の固定座36に挿通される枢支軸36aに、一方端側を回動自在に枢支した第1の連結ボルト37と、ガイド手段27のガイド板32上方側(図4,5の上側)に固定した第2の固定座38に挿通される枢支軸38aに、一方端側を回動自在に枢支した第2の連結ボルト39と、前記第1,第2の連結ボルト37,39の他方端側(ねじ部側)を上下両端側から個別に螺合して連結し、前記第1,第2の連結ボルト37,39をねじ送り動作によって進退動作させる連結筒40とを備えて構成されている。そして、前記連結筒40を必要に応じて所定方向へ回動操作することにより、前記連結筒40に個別に螺合した第1,第2の連結ボルト37,39は、ねじ送り動作によって互いに相対する方向(連結筒40内へ没入する方向)、あるいは、互いに相反する方向(連結筒40から進出する方向)へ移動し、これにより、第2の連結ボルト39の一方端側が枢支されている第2の固定座38を固定したガイド手段27のガイド板32は、該ガイド板32を固定した回動プレート30の基端側を枢支しているヒンジ軸29を中心として所定方向(図5の左右方向)へ傾倒する結果、ガイド板32と他方のガイドローラ31bとの間に垂直に起立した状態で挿通した帯状鋼板1は、所定角度傾倒させた状態で切断手段16側へ給送される。
次に、図1及び図5ないし図10を参照しながら、本発明の動作について説明する。図1で示すように、アンコイラ(図示せず)から垂直に起立した状態で巻戻された帯状鋼板1は、鋼帯給送手段11の給送ローラ13と押圧ローラ15との間に挟持した状態で、前記給送ローラ13を電動機12によって回転駆動することにより、切断手段16側へ給送される。このとき、前記鋼板給送手段11と切断手段16との間には、鋼板傾倒手段25が配置されているので、前記帯状鋼板1は、鋼板給送手段11側に位置する鋼板傾倒手段25の一方のガイドローラ31aによって一旦ガイド板32側へ蛇行した後、他方のガイドローラ31bとガイド板32との間を通って切断手段16側へ給送されることとなる。前記のように、帯状鋼板1を蛇行させることにより、前記帯状鋼板1には所定のテンションを付与することが可能となり、この結果、鋼板給送手段11と鋼板巻取り手段20との間の距離が長い場合や、前記帯状鋼板1を垂直に起立した状態で給送する場合等においても、帯状鋼板1が波打つ等して不安定な状態で給送されるのを良好に防ぐことができる。
前記のように、鋼板傾倒手段25において所定のテンションが付与された状態の帯状鋼板1は、事前に設定した長さ寸法だけ鋼板給送手段11によって切断手段16側へ給送された時点で、前記切断手段16を動作させることにより所定長さ寸法に切断される。なお、前記帯状鋼板1が切断される以前に、該帯状鋼板1の先端側は、鋼板巻取り手段20の巻取枠2と巻込みベルト22との間に巻込まれているので、前記切断手段16により切断された帯状鋼板1は、後続(次層以降)の帯状鋼板1の給送動作と同期して巻取枠2と巻込みベルト22との間に順次巻取られる。また、前記帯状鋼板1の後端側が巻取枠2と巻込みベルト22との間に巻込まれるのと同時に、次層の帯状鋼板1の先端側が前記巻取枠2と巻込みベルト22との間に巻込まれる。このように、前記動作を所定回数繰り返すことにより、巻取枠2の周囲に所定長さ寸法に切断した帯状鋼板1を所要数巻取って、所定巻厚寸法の巻鉄心Aを製造する。
次に、本発明における鋼板傾倒手段25の動作について説明する。巻鉄心Aを製造するに当たり、帯状鋼板1の幅方向端部に板厚偏差が生じていない(もしくは、板厚偏差が極めて小さい)場合、鋼板傾倒手段25のガイド手段27を構成するガイドローラ31a,31b及びガイド板32は、図5で示すように、傾倒手段35の連結筒40を操作することにより、ベース26に対して垂直な状態となるように角度調整する。これにより、前記ガイドローラ31bとガイド板32との間に挿通した帯状鋼板1は、図8(a)で示すように、巻取枠2に既に巻取られている帯状鋼板1の巻取り外周面と平行な状態、即ち、垂直に起立させた状態で給送される。そして、前記垂直に起立させた状態で給送される帯状鋼板1は、切断手段16により所定長さ寸法に切断され、図8(a)で示すように、巻取枠2に順次巻取られる。
つづいて、図9で示すように、前記帯状鋼板1の幅方向端部に、その製造上の理由や、前記帯状鋼板1を所定幅寸法で切断する際に生じるバリ1a等の要因によって、板厚偏差が生じている場合、前記帯状鋼板1を切断手段16により所定長さ寸法に切断しながら巻取枠2に順次巻取っていくと、前記帯状鋼板1は、図8(b),(c)で示すように、巻取枠2に上向き、あるいは、下向きの台形状に巻取られることとなる。
これにより、前記幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板1を巻取枠2に巻取ることによって形成される巻鉄心Aの外周面は、所定方向へ傾斜した状態となるので、この状態で帯状鋼板1の巻取りを継続すると、前記帯状鋼板1は、垂直に起立した状態から、巻鉄心Aの外周面の傾斜方向へ捻られた状態で巻取られることとなるため、例えば、図8(b)で示す場合においては下方向へ、また、図8(c)で示す場合においては上方向へ位置ずれを起こす。即ち、巻鉄心Aの径大な積層端面側へ帯状鋼板1が位置ずれを起こして突出する結果、図10で示すように、前記巻鉄心Aの径大な積層端面に不揃いな部分が生じることとなる。
このため、本発明においては、帯状鋼板1の幅方向端部に板厚偏差が生じている場合、帯状鋼板1を鋼板傾倒手段25により予め垂直に起立した状態から所定方向へ傾倒させた状態で給送し、この状態で、帯状鋼板1を所定長さ寸法に切断して巻取枠2に巻取ることにより、巻鉄心Aの積層端面から帯状鋼板1が突出する(即ち、巻鉄心Aの積層端面が不揃いとなる)のを是正するものである。
即ち、図8(b)で示すように、帯状鋼板1が巻取枠2に上向きの台形状に巻取られている場合は、鋼板傾倒手段25の連結筒40を、例えば、時計方向へ回動し、該連結筒40に上下方向から個別に螺合されている第1,第2の連結ボルト37,39を、ねじ送り動作によって図5で示す状態から図6で示すように、互いに相反する方向(連結筒40から進出する方向)へ移動させる。これにより、前記第1,第2の連結ボルト37,39の支点(枢支軸36a,38a)間の距離が大きくなる(広がる)ので、第2の連結ボルト39の一方端側を枢支した第2の固定座38が固定されているガイド板32は、図5で示す垂直に起立した状態から同図の反時計方向へ押動され、該ガイド板32を固定した回動プレート30の基端側を枢支するヒンジ軸29を中心として、図6で示すように反時計方向へ所定角度傾倒する。この結果、前記ガイド板32とガイドローラ31bとの間に挿通されている帯状鋼板1は、巻取枠2への巻込み位置(図8(b)の左側)における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させることができる。なお、図7は図2におけるX矢視方向から見た側面図であり、また、図8(b)は図1のY−Y線における断面図であるため、帯状鋼板1の巻取枠2への巻込み位置における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と、前記帯状鋼板1を案内するガイド手段27(ガイドローラ31a,31b及びガイド板32)の傾倒方向とは逆方向になっている。
一方、図8(c)で示すように、帯状鋼板1が巻取枠2に下向きの台形状に巻取られている場合は、鋼板傾倒手段25の連結筒40を、例えば、反時計方向へ回動し、該連結筒40に上下方向から個別に螺合されている第1,第2の連結ボルト37,39を、ねじ送り動作によって図5で示す状態から図7で示すように、互いに相対する方向(連結筒40内へ没入する方向)へ移動させる。これにより、前記第1,第2の連結ボルト37,39の支点(枢支軸36a,38a)間の距離が小さくなる(狭まる)ので、第2の連結ボルト39の一方端側を枢支した第2の固定座38が固定されているガイド板32は、図5で示す垂直に起立した状態から同図の時計方向へ引動され、該ガイド板32を固定した回動プレート30の基端側を枢支するヒンジ軸29を中心として、図7で示すように時計方向へ所定角度傾倒する。この結果、前記ガイド板32とガイドローラ31bとの間に挿通されている帯状鋼板1は、巻取枠2への巻込み位置(図8(c)の右側)における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させることができる。なお、図8は図2におけるX矢視方向から見た側面図であり、また、図8(c)は図1のY−Y線における断面図であるため、帯状鋼板1の巻取枠2への巻込み位置における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と、前記帯状鋼板1を案内するガイド手段27(ガイドローラ31a,31b及びガイド板32)の傾倒方向とは逆方向になっている。
そして、前記のように、鋼板傾倒手段25において帯状鋼板1を、巻取枠2への巻込み位置(図8(b),(c)の左側)における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させ、この状態で帯状鋼板1を巻取枠2へ給送すると、前記帯状鋼板1は、巻取枠2と巻込みベルト22との間に、巻鉄心Aの外周面の傾斜方向に沿って捻られることなく、前記巻鉄心Aの外周面と平行な状態で巻取られるので、巻鉄心Aの外周面が傾斜していることによって、前記帯状鋼板1が図8(b)の下方向、あるいは、図8(c)の上方向へ位置ずれを起こすのを良好に阻止することが可能となり、この結果、巻鉄心Aの下部側、あるいは、上部側の積層端面から帯状鋼板1が突出し、前記積層端面が不揃いとなるのを良好に是正することができる。また、前記のように、帯状鋼板1が巻鉄心Aの外周面と平行な状態で巻取られることのみならず、前記帯状鋼板の傾倒方向に対応して、その巻始め側の端部が僅かに上向き、あるいは、下向きとなる状態で巻取られることによっても、巻鉄心Aの積層端面が不揃いとなるのを是正することが可能となる。
なお、前記のように、帯状鋼板1を鋼板傾倒手段25により所定方向へ傾倒させた状態で巻取枠2へ巻取る場合、前記鋼板傾倒手段25においては、帯状鋼板1の表面及び裏面がガイド手段27のガイドローラ31a,31b及びガイド板32と接触しているのみで、幅方向端部は前記ガイドローラ31a,31b及びガイド板32とは接触していない(支持されていない)ので、前記帯状鋼板1が巻取枠2への巻取り時に幅方向へ揺動したとしても、帯状鋼板1の幅方向端部がガイドローラ31a,31bやガイド板32と接触すること等によって損傷するのを良好に防ぐことができる。
このように、本発明においては、鋼板傾倒手段25により帯状鋼板1を、巻取枠2への巻込み位置における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させた状態で、前記巻取枠2に巻取るようにしたので、前記帯状鋼板1が位置ずれを起こして巻鉄心Aの積層端面から突出し、前記積層端面が不揃いとなるのを良好に防ぐことができるとともに、前記巻鉄心Aの積層端面が不揃いとなるのを防ぐために、巻取枠2を巻鉄心Aの外周面の傾斜方向に対応して傾動可能に構成する必要がないので、前記巻取枠2の構成が複雑化するのを良好に防ぐことができる。
また、前記鋼板傾倒手段25は、傾倒手段35の連結筒40を所定方向へ手動にて回動操作して、該連結筒40の上下方向から個別に螺合した第1,第2の連結ボルト37,39を、ねじ送り動作によって互いに相対する方向、あるいは、互いに相反する方向へ移動させることにより、帯状鋼板1を切断手段16側へ案内するガイド手段27を、特別な駆動源を使用することなく所定方向へ傾倒させ、前記帯状鋼板1を、巻取枠2への巻込み位置における巻鉄心Aの外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させることができるので、利便である。
なお、本発明においては、帯状鋼板1を垂直に起立した状態で給送する場合を一例として説明したが、これに限定することなく、帯状鋼板1を水平な状態で給送する場合においても適用可能であることはいうまでもない。
また、本発明において、鋼板傾倒手段25は、鋼板給送手段11と切断手段16との間に配置するようにした例について説明したが、これに限定することなく、製造しようとする巻鉄心Aにおける最内周の帯状鋼板1の長さ寸法に対応して、配置位置を適宜変更することが可能である。即ち、本発明においては、帯状鋼板1が切断される以前に、該帯状鋼板1の先端側が巻取枠2と巻込みベルト22との間に巻込まれるように構成されているので、巻鉄心Aにおける最内周の帯状鋼板1の長さ寸法が短い場合には、切断手段16と鋼板巻取り手段20とを近接した位置に配置する必要があるため、前記鋼板傾倒手段25は、図1で示すように鋼板給送手段11と切断手段16との間に配置し、逆に、巻鉄心Aにおける最内周の帯状鋼板1の長さ寸法が長い場合には、切断手段16と鋼板巻取り手段20とを比較的離れた位置に配置することが可能であるため、前記鋼板傾倒手段25を、切断手段16と鋼板巻取り手段20との間に配置するようにすればよい。
本発明における巻鉄心製造装置の構成を概略的に示す平面図である。 本発明の巻鉄心製造装置における鋼板傾倒手段を示す平面図である。 同じく、鋼板傾倒手段を示す正面図である。 同じく、鋼板傾倒手段を示す背面図である。 同じく、鋼板傾倒手段を示す側面図である。 鋼板傾倒手段のガイド手段を図5の反時計方向へ傾倒させた状態を示す側面図である。 鋼板傾倒手段のガイド手段を図5の時計方向へ傾倒させた状態を示す側面図である。 (a)は幅方向端部に板厚偏差が生じていない帯状鋼板を巻取枠に巻取った状態を示す縦断面図、(b)及び(c)は幅方向端部に板厚偏差が生じている帯状鋼板を巻取枠に巻取った状態を示す縦断面図である。 帯状鋼板を示す縦断面図である。 積層端面が不揃いな状態となっている巻鉄心を示す斜視図である。
符号の説明
1 帯状鋼板
2 巻取枠
10 巻鉄心製造装置
11 鋼板給送手段
16 切断手段
20 鋼板巻取り手段
25 鋼板傾倒手段
26 ベース
27 ガイド手段
28a,28b ヒンジブロック
29 ヒンジ軸
30 回動プレート
31a,31b ガイドローラ
32 ガイド板
35 傾倒手段
36,38 固定座
37,39 連結ボルト
40 連結筒
A 巻鉄心

Claims (5)

  1. アンコイラから巻戻された帯状鋼板を給送する鋼板給送手段と、前記鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を所定長さ寸法に切断する切断手段と、前記切断手段により所定長さ寸法に切断された帯状鋼板を巻取枠に順次巻取る鋼板巻取り手段と、帯状鋼板の板厚偏差により巻鉄心が巻取枠に台形状に巻取られて形成されている場合、前記鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を、巻鉄心の外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させる鋼板傾倒手段とを備えて構成したことを特徴とする巻鉄心の製造装置。
  2. 前記鋼板傾倒手段は、製造装置の基台に固定したベースと、前記ベースに傾倒可能に枢支され、鋼板給送手段により給送される帯状鋼板を鋼板巻取り手段側へ案内するガイド手段と、前記帯状鋼板の板厚偏差により巻鉄心が巻取枠に台形状に巻取られて形成されている場合、前記ガイド手段を巻鉄心の外周面の傾斜方向と同方向へ傾倒させる傾倒手段とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の巻鉄心の製造装置。
  3. 前記ガイド手段は、ベースに固定した一対のヒンジブロックに挿通されるヒンジ軸に、基端側を回動自在に枢支した回動プレートと、前記回動プレートに回転自在に固定した一対のガイドローラと、前記回動プレートの先端側に帯状鋼板の給送方向に沿って前記一対のガイドローラと対向する状態で固定したガイド板とを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の巻鉄心の製造装置。
  4. 前記ガイド板は、帯状鋼板の給送方向に沿って、前記一対のガイドローラとの間隔が順次狭くなるように、所定角度傾斜させた状態で回動プレートに固定したことを特徴とする請求項3記載の巻鉄心の製造装置。
  5. 前記傾倒手段は、ベースに固定した第1の固定座に挿通される枢支軸に、一方端側を回動自在に枢支した第1の連結ボルトと、ガイド手段の回動プレートに固定した第2の固定座に挿通される枢支軸に、一方端側を回動自在に枢支した第2の連結ボルトと、前記第1,第2の連結ボルトの他方端側を両端側から個別に螺合して連結し、前記第1,第2の連結ボルトをねじ送り動作によって進退動作させる連結筒とを備えて構成したことを特徴とする請求項2記載の巻鉄心の製造装置。
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