JP2000000688A - 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連続溶接設備 - Google Patents

帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連続溶接設備

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JP2000000688A
JP2000000688A JP10168074A JP16807498A JP2000000688A JP 2000000688 A JP2000000688 A JP 2000000688A JP 10168074 A JP10168074 A JP 10168074A JP 16807498 A JP16807498 A JP 16807498A JP 2000000688 A JP2000000688 A JP 2000000688A
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Shigenobu Koga
重信 古賀
Shigehiko Nomura
成彦 野村
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Nippon Steel Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯状鋼板を幅方向で突き合わせて、この突き
合わせ部を長手方向に連続して溶接するに際し、帯状鋼
板の溶接側の側端同士をより確実に隙間なく突合わせ、
パス拘束をより確実にして溶接することにより、形状特
性の良好な広幅の溶接帯状鋼板を安価に、かつ高生産性
で製造できる帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および
連続溶接設備を提供する。 【解決手段】 並行搬送中に2状の帯状鋼板を、下面側
において突き合わせ部を挟んで左右に対向配置した支持
体10と、上面側において突き合わせ部を挟んで左右に
対向配置され水平方向に周回し突き合わせ部(線)と平
行な直線周回部を有して周回可能な鍵盤状の押圧体13
a、13bとにより挟持させて、該鍵盤状押圧体を上記
支持体側に押圧することにより該2条の帯状鋼板を確実
にパス拘束し、溶接空間において前記突き合わせ部を長
手方向に連続溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザービ
ーム溶接により幅方向に隣接する帯状鋼板の側端を突き
合わせて、その長手方向に連続溶接する方法および設備
に関するものである。
【0002】例えば、自動車の車体などのように、隣接
する部位に異なった種類(板厚或いは材質等)の鋼板を
用いる場合に、これら部位を一体成形加工できる接合ブ
ランク材が要求される。本発明は、帯状鋼板の側端同士
を長手方向に連続溶接して、品質の良好な前記接合ブラ
ンク材や広幅溶接帯状鋼板を、安価に、かつ高生産性で
製造可能な帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連
続溶接設備に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、上記したような接合ブランク材の
製造する方法としては、短冊状にしたシート同士を隙間
なく突き合わせ、突き合わせ部に沿って溶接機を移動さ
せながら溶接する方法が知られている。この方法では、
溶接のためのハンドリングが煩雑になり、コスト負担増
とともに、十分な生産性の確保ができないという問題が
ある。
【0004】また、帯状鋼板と溶接機の両方を移動させ
て溶接する方法も知られているが、帯状鋼板を溶接設備
中で連続搬送することができないため、溶接長の長さが
溶接機と帯状鋼板の移動行程で制限され、コイル全長に
わたって連続溶接ができず、十分な生産性の確保ができ
ないという問題がある。
【0005】近時、上記の従来法の問題を解消するため
に種々の改良がなされ、例えば、特公平6−13153
号公報に開示されているように、溶接機を固定して、こ
の溶接機による溶接位置に帯状鋼板の側端同士を突合わ
せた状態で搬送することにより、帯状鋼板の突き合わせ
部をレーザービームにより連続的に溶接することを前提
とした帯状鋼板の搬送、案内方法が提案されている。
【0006】すなわち、図6、図7に示すように、帯状
鋼板a、bの溶接側の側端同士を相互に隣合わせ、かつ
各々の側端の一方を同一の鉛直面にある案内部材c、b
の案内面に接触させ、互いに横隣に配置し鋭角αで傾い
た別々の搬送面上で、同一水平面内で隙間無く接触させ
て溶接機eに送る帯状鋼板の搬送、案内方法が開示され
ている。
【0007】この方法は、上下に離れて搬送される、そ
れぞれの帯状鋼板a、bを、傾斜配置した搬送ローラr
と縦型ローラgで押し込んで、溶接側の側端同士を同一
の鉛直面にある案内部材c、bの案内面ca、daに接
触させて搬送し、グリップローラfで同一平面上で収束
して帯状鋼板a、bの側端同士を突き合わせるようにし
ており、グリップローラfで収束して突き合わせるよう
にしたものである。
【0008】この構成では、側端が完全な直線でないこ
ともあり、グリップローラfで収束する際にかえって間
隙が広がったり、或いは側端同士がせりあったりして、
パス拘束を安定的に行うことができず、突き合わせ部を
溶接機eで溶接した際に、溶接精度の安定確保ができ
ず、溶接して得られる溶接部性状が低下してしまうとい
う問題を生じることがある。この現象は、特に薄鋼板を
溶接対象とした場合において顕著である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、帯状鋼板を
幅方向で突き合わせて、この突き合わせ部を長手方向に
連続して溶接するに際し、上記のような問題を有利に解
消して帯状鋼板の溶接側の側端同士をより確実に隙間な
く突合わせ、パス拘束をより確実にして溶接することに
より、形状特性の良好な広幅の溶接帯状鋼板を安価に、
かつ高生産性で製造できる帯状鋼板の長手方向の連続溶
接方法および溶接設備を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の(1)
と(5)の発明によって構成されるものである。 (1)幅方向で隣接する2条の帯状鋼板の搬送面を同一
平面内に収束して側端同士を隙間なく突き合わせ、この
2条の帯状鋼板を、下面側において突き合わせ部を挟ん
で溶接空間を有するように左右に対向配置した支持体
と、上面側において突き合わせ部を挟んで溶接空間を有
するように左右に対向配置され水平方向に周回し突き合
わせ部(線)と平行な直線周回部を有して上記支持体上
を周回可能な鍵盤上の押圧体とにより挟持させて、該鍵
盤状押圧体を上記支持体側に押圧することにより該2条
の帯状鋼板をパス拘束し、上記溶接空間において前記突
き合わせ部を長手方向に連続溶接することを特徴とする
帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法。 (2)側端を突き合わせた2条の帯状鋼板を支持するサ
ポートローラと、このサポートローラによる搬送ライン
の下側において該2条の帯状鋼板の突き合わせ部を挟ん
で溶接空間を形成するように左右に対向配置した一対の
支持体と、搬送ラインの上側において該突き合わせ部を
挟んで溶接空間を形成するように上記支持体上に左右に
対向配置され上記支持体上で突き合わせ部(線)と平行
な直線周回部を有して周回可能な鍵盤状押圧体と、この
押圧体を直線周回部で上記支持体側に押圧可能な押圧機
構と、前記溶接空間上に配置した溶接ヘッドを備えたこ
とを特徴とする帯状鋼板の長手方向の連続溶接設備。 (3)(2)において、支持体の支持面が自由回転可能
な複数の回転体で形成されていることを特徴とする帯状
鋼板の長手方向の連続溶接設備。 (4)(2)または(3)において、鍵盤状押圧体が無
端状移動体に弾力支持され、押圧機構で容易に変位可能
なものであることを特徴とする帯状鋼板の長手方向の連
続溶接設備。 (5)(2)〜(3)のいずれかにおいて、鍵盤状押圧
体を押圧する押圧機構の先端部が自由回転可能な複数の
回転体で形成されていることを特徴とする帯状鋼板の長
手方向の連続溶接設備。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば2個の帯状鋼板
コイルからそれぞれ帯状鋼板を解いて並行搬送しなが
ら、一方の帯状鋼板と他方の帯状鋼板の溶接側の側端
を、下面または上面あるいは下面と上面を同一平面内で
突き合わせて、連続溶接設備に導入して、一方の帯状鋼
板と他方の帯状鋼板の溶接側の側端同士の突き合わせ部
を、例えばレーザービームにより長手方向に連続溶接し
て、同種で異厚の帯状鋼板あるいは異種で同厚または異
厚の帯状鋼板による広幅の溶接帯状鋼板を連続的に製造
するラインにおいて適用される、連続溶接方法とこの溶
接方法を実施する連続溶接設備である。
【0012】本発明では、同一平面内で側端同士を突き
合わせた2条の帯状鋼板を、搬送ライン上において、下
面側に配置した支持面を複数の支持ローラにより形成の
支持体と、上面側に配置した支持面を複数の押圧ローラ
により形成の押圧体間で挟持させてパス拘束し、この突
き合わせ部を例えばレーザービームにより連続溶接する
ものであり、突き合わせ部近傍までパス拘束を確実に行
った状態で溶接を行うことができ、薄鋼板を溶接対象し
た場合においても溶接精度を安定的に向上させて、得ら
れる溶接帯状鋼板の溶接部品質、形状特性を向上させる
ようにしたものである。
【0013】本発明においては、側端同士を突き合わせ
た2条の帯状鋼板をパス拘束する際に、下面側に配置す
る一対の支持体は、それぞれ上下位置を調整可能とし、
2条の帯状鋼板をそれぞれ支持して、その搬送面を収束
する場合の収束面(異厚の場合は上面か下面を収束、同
厚の場合は上面か下面または上下面)の位置に応じて、
それぞれ支持面の位置を調整できるようにすることがよ
り好ましい。この一対の支持体は突き合わせ部を挟んで
溶接空間を有するように対向配置するものであるが、こ
の溶接空間は必要最小限にして、できるだけ突き合わせ
部の近傍までパス拘束できるようにすることが有効であ
る。
【0014】また、上記の支持体上に配置して、この支
持体との間で帯状鋼板を挟持してパス拘束する一対の鍵
盤状押圧体は、突き合わせ部を挟んでそれぞれの帯状鋼
板の上面側に配置するものであり、無端状移動体、例え
ば鋼ベルトに弾性支持されたもので、無端状移動体の移
動により周回するものである。この無端状移動体は、駆
動装置により、例えば搬送ラインと同期的な速度で周回
するもので、直線周回部を有していることがより好まし
い。
【0015】この無端状移動体に支持された鍵盤状押圧
体は、この無端状移動体の直線周回部で周回する際に、
上記突き合わせ部に最接近し、上記一対の支持体とで搬
送中の帯状鋼板を上下で挟持し、該支持体側に押圧して
パス拘束可能である。この鍵盤状押圧体の直線周回部上
には、それぞれ鍵盤状押圧体を押圧(圧下)する流体圧
シリンダーやバネを用いた押圧機構があり、突き合わせ
た2条の帯状鋼板をそれぞれ溶接点に近い領域まで確実
にパス拘束した状態で該突き合わせ部に対して連続溶接
を精度よく実施することができる。
【0016】また、この鍵盤状押圧体は、無端状移動体
に弾力支持して、押圧機構で容易に変位可能なものにし
て、押圧領域以外では帯状鋼板との接触を回避できるよ
うに、押圧を解除したとき、押圧前の状態に復帰して周
回させるようにすることが有効である。
【0017】上記の支持体および鍵盤状押圧体は、帯状
鋼板に押圧されるものであるため、十分な剛性がありか
つ帯状鋼板表面に疵をつけない材料で形成されたもの、
例えば鋼材にゴム、樹脂をライニングしたものなどが好
適である。また、上記の支持体の支持面および鍵盤状押
圧体の押圧面は、平坦面、凹凸面のいずれでもよいし、
自由回転可能な複数のローラ面やころ面で形成されてい
てもよい。
【0018】鍵盤状押圧体を押圧(圧下)する押圧機構
の先端部は、自由回転可能なローラやころ等の回転体で
形成して、鍵盤状押圧体と押圧機構との摩擦抵抗を軽減
することが有効である。また、支持体の支持面は、少な
くとも圧下機構による鍵盤状押圧体の押圧領域を支持で
きるように、形成することが好ましい。
【0019】溶接機としては、他の溶接手段より高速の
溶接が可能で、異種材料間の溶接においても適用幅の広
い、CO2 ,YAGレーザーを用いたレーザー溶接機が
好適であるが、非接触型の熱源投入が可能な溶接機、例
えば、プラズマ溶接機、プラズマアシストレーザー溶接
機等を用いることができる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について、図1〜図4に基づ
いて説明する。この実施例は、溶接対象の2条の帯状鋼
板11 、12 は、異なる厚みとし、溶接機としてレーザ
ービーム溶接機を用いた場合で示している。図1は、本
発明の帯状鋼板の長手方向の連続溶接設備により、2条
の帯状鋼板11 、12 をレーザービーム溶接機5aで長
手方向に連続溶接して広幅の溶接帯状鋼板1aを連続的
に製造するラインの設備配置例を示すものであり、ここ
では2条の帯状鋼板11 、12 を突き合わせ、この突き
合わせ部をレーザービームrzにより長手方向に連続溶
接するようにした例を示している。
【0021】この設備配置例では、アンコイラー21
2 にコイル状にして装着した2条の帯状鋼板11 、1
2 を巻き戻して、異なる角度で搬送ローラ3a、3b、
3cと搬送ローラ4a、4b、4cで並行搬送しなが
ら、帯状鋼板11 と帯状鋼板12 の側端同士の下面を、
本発明の連続溶接設備5の手前で同一平面内に収束する
過程で、案内装置6と案内装置7により隙間なく突き合
わせてから連続溶接設備5に導き、ここで帯状鋼板11
と帯状鋼板12 をパス拘束した状態で、突き合わせ部
を、レーザービーム溶接機5aにより長手方向に溶接し
て帯状鋼板11 、12 からなる溶接帯状鋼板1aとし、
これを出側シャー8で所定のサイズに切断して広幅の溶
接鋼板1bを製造するように構成している。
【0022】本発明の連続溶接設備5は、より具体的に
は図2〜図4に示すように、側端を突き合わせた2条の
帯状鋼板11 と12 を、下側で支持するサポートローラ
9と、このサポートローラによる搬送ラインの下側にお
いて、帯状鋼板11 と12 の突き合わせ部を挟んで溶接
空間o1 が形成されるように対向配置した一対の支持体
10a、10bを備えている。この支持体10a、10
bは、基台11に昇降機構12を介して支持され、支持
面を上下に位置調整可能である。支持面は自由回転可能
な複数の支持ローラ10rで形成されている。
【0023】また、搬送ラインの上側においては、前記
支持体10a、10bに支持された帯状鋼板11 と12
上で、水平方向に周回し帯状鋼板11 と12 の突き合わ
せ部(線)と平行な直線周回部を有して周回可能で、突
き合わせ部を挟んで溶接空間o2 が形成されるように、
対向配置した一対の鍵盤状押圧体13a、13bを備え
ている。
【0024】この鍵盤状押圧体13a、13bは、駆動
装置Mにより周回移動する無端状移動体14a、14b
に弾性支持され、直線周回部を周回する際に、架台16
に配設された押圧機構15によって、支持体10a、1
0b側に押圧されることにより、前記支持体10a、1
0bとの間に搬送中の帯状鋼板11 と12 を挟持してパ
ス拘束することができる。ここでは、押圧機構15の先
端部には、それぞれ、自由回転可能な複数の押圧ローラ
17を備え、これらの押圧ローラを開始手直線周回部を
周回する鍵盤状押圧体13a、13bを押圧するように
している。
【0025】鍵盤状押圧体13a(13b)は、ここで
は図5に示すように、鋼製のL字型材sにゴムライニン
グ13pを施して支持面を形成したものであり、駆動装
置Mで駆動するドラム18に巻回され、搬送速度と同期
的速度で無端状に周回する鋼ベルト19の支持部20
に、引張バネ21を介して垂直部を弾性支持されてお
り、直線周回部で水平部の上面が押圧機構15の押圧ロ
ーラ17で押圧される。その結果、鍵盤状押圧体13a
(13b)の下面が、支持体10a(10b)で支持さ
れた帯状鋼板1 と12 の上面を押圧し、該支持体10a
(10b)との間に帯状鋼板1 と12 を挟持して、パス
拘束した状態で直線周回部を周回する。直線周回部を通
過した、鍵盤状押圧体13a(13b)は、引張バネ2
1の作用で押圧前の位置に復帰する。
【0026】押圧体13a、13bを押圧(圧下)する
押圧機構15は、架台16に配設されたエアシリンダー
を用いたものであり、この押圧機構で所定の押圧力で押
圧体13a、13bを押圧することにより前記支持体9
との間に帯状鋼板11 と12を挟持させパス拘束するこ
とができる。
【0027】帯状鋼板11 と12 の突き合わせ部を長手
方向に溶接するレーザービーム溶接機5aは、押圧体1
3a、13b間に形成された溶接空間oにおいて、帯状
鋼板11 と帯状鋼板12 の突き合わせ部にレーザービー
ムrzを照射できる位置に配置されている。
【0028】本発明では、上記のように構成された連続
溶接設備において、並行搬送中の2条の帯状鋼板11
2 の搬送面を、案内装置6、7により同一平面内に収
束して側端同士を隙間なく突き合わせ、搬送面の下面側
でこの突き合わせ部を挟んで対向配置した支持体10
a、10bと、搬送面の上側で支持体9a、9bの上部
で突き合わせ部を挟んで溶接空間oを形成するように対
向配置した水平方向に周回する鍵盤状押圧体13a、1
3bとで帯状鋼板11 と12 を挟持させ、鍵盤状押圧体
13a、13bの直線周回部を支持体10a、10b側
に所定の押圧力で押圧することにより確実にパス拘束
し、溶接空間oにおいて前記突き合わせ部のレーザース
ポットrsにレーザービーム溶接機5aからレーザービ
ームrzを照射し、該突き合わせ部を長手方向に連続溶
接する。
【0029】本発明では、搬送中の平行2条の帯状鋼板
1 と12 を、突き合わせ部の近傍まで確実にパス拘束
することができ、溶接の際に、突き合わせ部の位置ずれ
や変形を抑制することができ、溶接精度を安定確保し、
溶接して得られた溶接帯状鋼板の溶接部品質と形状特性
を安定確保することができる。
【0030】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではない。例えば、溶接対象の帯状鋼板が異鋼種
の場合でもよいし同鋼種の場合でもよく、同厚、異厚の
いずれの場合でも適用可能である。また、溶接対象の帯
状鋼板の搬送面は、幅方向では水平面が主流であるが垂
直搬送面や傾斜搬送面であってもよい。また、長手方向
では、収束装置に至る過程では、一方の帯状鋼板と他方
の帯状鋼板のいずれか一方は、少なくとも部分的には、
傾斜搬送面を形成し、収束位置以降においては、幅方向
では水平搬送面が主流であるが、垂直搬送面や傾斜搬送
面であってもよい。
【0031】本発明を構成する、無端状移動体、支持
体、鍵盤状押圧体とその支持機構、押圧機構、搬送装
置、案内装置、溶接機の構造、配置、配置数について
は、溶接対象の帯状鋼板の鋼種、サイズ、条数、溶接条
件、設備配置等に応じて、上記請求項を満足する範囲内
で変更があるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明では、溶接側の側端同士を突き合
わせて並行搬送中の帯状鋼板を、支持体と水平方向に周
回する鍵盤状押圧体の直線周回部で、搬送ライン上で挟
持させ、押圧体を所定の押圧力で押圧し、突き合わせ部
の近傍までパス拘束して、上記突き合わせ部を溶接する
ものであり、薄板を溶接対象した場合においてもパス拘
束をより確実に行った状態で溶接し、得られる溶接帯状
鋼板の溶接による変形をより確実に抑制して、その形状
特性を向上させることができ、溶接部性状が良好で品質
の良好な広幅帯状溶接鋼板を高生産性で得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状鋼板の長手方向の連続溶接ライン
の設備配置例を示す全体説明図。
【図2】図1の連続溶接設備の正面説明図。
【図3】図2の正面説明図。
【図4】図3のAa−Ab矢視断面説明図。
【図5】図4における鍵盤状押圧体とその弾性支持構造
例を示す拡大説明図。
【図6】従来の帯状鋼板の長手方向の連続溶接装置例に
おける、溶接対象帯状鋼板の溶接設備への案内過程を示
す平面説明図。
【図7】図6の側面説明図。
【符号の説明】
1 、12 帯状鋼板 21 、22 、23 アンコイラー 3a〜3c、4a〜4c 搬送装置(搬送ローラ) 5 連続溶接設備 5a レーザービーム溶接機 o 溶接空間 rz レーザービーム rs 溶接スポット 6、7 案内装置 8 シャー 9 サポートローラ 10 支持体 10r 支持ローラ 11 基台 12 昇降機構 13a、13b 押圧体 13r 押圧ローラ 14a、14b 無端状移動体 15 押圧機構 16 架台 17 押圧ローラ 18 ドラム 19 鋼ベルト 20 支持部 21 引張バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向で隣接する2条の帯状鋼板の搬送
    面を同一平面内に収束して側端同士を隙間なく突き合わ
    せ、この2条の帯状鋼板を、下面側において突き合わせ
    部を挟んで溶接空間を有するように左右に対向配置した
    支持体と、上面側において突き合わせ部を挟んで溶接空
    間を有するように左右に対向配置され水平方向に周回し
    突き合わせ部(線)と平行な直線周回部を有して上記支
    持体上を周回可能な鍵盤上の押圧体とにより挟持させ
    て、該鍵盤状押圧体を上記支持体側に押圧することによ
    り該2条の帯状鋼板をパス拘束し、上記溶接空間におい
    て前記突き合わせ部を長手方向に連続溶接することを特
    徴とする帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法。
  2. 【請求項2】 側端を突き合わせた2条の帯状鋼板を支
    持するサポートローラと、このサポートローラによる搬
    送ラインの下側において該2条の帯状鋼板の突き合わせ
    部を挟んで溶接空間を形成するように左右に対向配置し
    た一対の支持体と、搬送ラインの上側において該突き合
    わせ部を挟んで溶接空間を形成するように上記支持体上
    に左右に対向配置され上記支持体上で突き合わせ部
    (線)と平行な直線周回部を有して周回可能な鍵盤状押
    圧体と、この押圧体を直線周回部で上記支持体側に押圧
    可能な押圧機構と、前記溶接空間上に配置した溶接ヘッ
    ドを備えたことを特徴とする帯状鋼板の長手方向の連続
    溶接設備。
  3. 【請求項3】 支持体の支持面が自由回転可能な複数の
    回転体で形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の帯状鋼板の長手方向の連続溶接設備。
  4. 【請求項4】 鍵盤状押圧体が無端状移動体に弾力支持
    され、押圧機構で容易に変位可能なものであることを特
    徴とする請求項2または請求項3に記載の帯状鋼板の長
    手方向の連続溶接設備。
  5. 【請求項5】 鍵盤状押圧体を押圧する押圧機構の先端
    部が自由回転可能な複数の回転体で形成されていること
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに1項記載
    の帯状鋼板の長手方向の連続溶接設備。
JP10168074A 1998-06-16 1998-06-16 帯状鋼板の長手方向の連続溶接方法および連続溶接設備 Withdrawn JP2000000688A (ja)

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