JP2022062826A - 地下埋設物破砕撤去装置 - Google Patents
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Abstract
Description
上記の特許文献で紹介されている油圧装置は、いずれも、ピストンや配管を備えた複雑な構造をしている。このような装置を地中に深く送り込んで操作すると、岩石の破片などによって損傷する事故が多くあり、 メンテナンスの手数と費用がかかるという問題があった。さらに、ビルの建設現場では、多数本の杭を打ち込むために、多数の箇所で地中障害物を除去する作業が要求される。この場合に、現場で装置が故障すると、その後の作業が著しく遅延するという問題もあった。破砕後の障害物は、特許文献3のように油圧装置を使用しないで吊り上げることができるが、破砕装置とは別に障害物を吊り上げるための装置を準備し機材を交換するという手数がかかる。本発明では、従来から地面の掘削に使用されている重機のケリーバーの操作のみによって、地中に埋設されている障害物を切り崩し、そのままケリーバーの操作のみで掴んで引き上げることができるという装置を提供する。
〈構成1〉
ケリーバー16を吊り下げて正方向または逆方向に回転させ、かつ、そのケリーバー16をガイドレール19に沿って上下方向に移動させる駆動部18と、
ケリーバー16の下端にコネクタ26を介して連結された回転軸30と、
この回転軸30を貫通させて、ケーシングチューブ20の上端に固定したスリーブ28と、
このケーシングチューブ20の内壁に設けられた軸受け46に支軸44により支持された一対のグラブ38と、
グラブ38の支軸44から延びるアームの端部を上下方向に移動させて一対のグラブ38を開閉させるグラブリンク36と、
一対のグラブ38に接続された一対のグラブリンク36を支持するリンクベース34と、
回転軸30の下端にリンクベース34を連結するためのもので、リンクベース34を回転軸30の上下方向の移動に追従させ、回転軸30が回転するときは、その回転をリンクベース34に伝えない自在回転接続部32と、
スリーブ28の内壁に固定されたスリーブ側のキー40と、回転軸30の外壁に固定された回転軸側のキー42とを備え、
これらのスリーブ側のキー40と回転軸側のキー42とは、
ケリーバー16を正方向に回転させるときに、スリーブ側のキー40と回転軸側のキー42が噛み合って、ケーシングチューブ20をケリーバー16と一体に回転させ、かつ、ケーシングチューブ20に対して回転軸30とリンクベース34が上方に移動するのを阻止して、一対のグラブ38が開放された状態を保持し、
ケリーバー16を逆方向に回転させたとき、スリーブ側のキー40と回転軸側のキー42が回転軸30の回転方向に離れて、ケーシングチューブ20に対して回転軸30とリンクベース34が上方に移動するのを許容して、一対のグラブ38を閉じる状態に移行させるように配置されていることを特徴とする地中障害物破砕撤去装置。
スリーブ側のキーと回転軸側のキーとは、回転軸とスリーブの円筒状の壁に複数組、ほぼ等間隔で配置され、一方のキーがJ文字、またはL文字の形状をし、他方のキーが縦棒状をしており、両者が噛み合ったときには、一方が他方の側面と下面の両方に接するように配置されていることを特徴とする構成1に記載の地中障害物破砕撤去装置。
ケーシングチューブに対して回転軸とリンクベースが上方に移動するとき、スリーブと一体化したケーシングチューブの重量全部が、グラブの軸受に加わって、グラブを閉じる方向に力を及ぼすように、グラブリンクが配置されていることを特徴とする構成1または2に記載の地中障害物破砕撤去装置。
これで再びケーシングチューブ20を矢印Aの方向に回転させd、切削ビット22を用いて地面を掘削したり障害物24を破砕したりすることができる。
14 作業孔
16 ケリーバー
18 駆動部
19 ガイドレール
20 ケーシングチューブ
22 切削ビット
24 障害物
26 コネクタ
28 スリーブ
30 回転軸
32 自在回転接続部
34 リンクベース
36 グラブリンク
38 グラブ
39 アーム
40 スリーブ側のキー
42 回転軸側のキー
44 支軸
46 軸受け
Claims (3)
- ケリーバーを吊り下げて正方向または逆方向に回転させ、かつ、そのケリーバーをガイドレールに沿って上下方向に移動させる駆動部と、
ケリーバーの下端にコネクタを介して連結された回転軸と、
この回転軸を貫通させて、ケーシングチューブの上端に固定したスリーブと、
このケーシングチューブの内壁に設けられた軸受けに支軸により支持された一対のグラブと、
グラブの支軸から延びるアームの端部を上下方向に移動させて一対のグラブを開閉させるグラブリンクと、
一対のグラブに接続された一対のグラブリンクを支持するリンクベースと、
回転軸の下端にリンクベースを連結するためのもので、リンクベースを回転軸の上下方向の移動に追従させ、回転軸が回転するときは、その回転をリンクベースに伝えない自在回転接続部と、
スリーブの内壁に固定されたスリーブ側のキーと、回転軸の外壁に固定された回転軸側のキーとを備え、
これらのスリーブ側のキーと回転軸側のキーとは、
ケリーバーを正方向に回転させるときに、スリーブ側のキーと回転軸側のキーが噛み合って、ケーシングチューブをケリーバーと一体に回転させ、かつ、ケーシングチューブに対して回転軸とリンクベースが上方に移動するのを阻止して、一対のグラブが開放された状態を保持し、
ケリーバーを逆方向に回転させたとき、スリーブ側のキーと回転軸側のキーが回転軸の回転方向に離れて、ケーシングチューブに対して回転軸とリンクベースが上方に移動するのを許容して、一対のグラブを閉じる状態に移行させるように配置されていることを特徴とする地中障害物破砕撤去装置。 - スリーブ側のキーと回転軸側のキーとは、回転軸とスリーブの円筒状の壁に複数組、ほぼ等間隔で配置され、一方のキーがJ文字、またはL文字の形状をし、他方のキーが縦棒状をしており、両者が噛み合ったときには、一方が他方の側面と下面の両方に接するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の地中障害物破砕撤去装置。
- ケーシングチューブに対して回転軸とリンクベースが上方に移動するとき、スリーブと一体化したケーシングチューブの重量全部が、グラブの軸受に加わって、グラブを閉じる方向に力を及ぼすように、グラブリンクが配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の地中障害物破砕撤去装置。
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US4323129A (en) * | 1980-02-25 | 1982-04-06 | Cordes William J | Hole digging apparatus and method |
JPH0967994A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Kyowa Kenki Kogyo Kk | 掘削機 |
JP2003090192A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-03-28 | Katou Kenki Kk | アースドリル用掘削バケット |
JP2019157379A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 明和機械株式会社 | バケット |
JP2020007767A (ja) * | 2018-07-06 | 2020-01-16 | 株式会社丸建興業 | アースドリル用バケット装置 |
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Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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