JP2003090192A - アースドリル用掘削バケット - Google Patents

アースドリル用掘削バケット

Info

Publication number
JP2003090192A
JP2003090192A JP2002037839A JP2002037839A JP2003090192A JP 2003090192 A JP2003090192 A JP 2003090192A JP 2002037839 A JP2002037839 A JP 2002037839A JP 2002037839 A JP2002037839 A JP 2002037839A JP 2003090192 A JP2003090192 A JP 2003090192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
bucket body
shaft member
claw
excavation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002037839A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3922435B2 (ja
Inventor
Masatoshi Kato
正敏 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATO KENKI KK
KATOU KENKI KK
Original Assignee
KATO KENKI KK
KATOU KENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KATO KENKI KK, KATOU KENKI KK filed Critical KATO KENKI KK
Priority to JP2002037839A priority Critical patent/JP3922435B2/ja
Publication of JP2003090192A publication Critical patent/JP2003090192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3922435B2 publication Critical patent/JP3922435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製作可能で、しかもケリーバに対する
取付けが容易なアースドリル用掘削バケットを提供す
る。 【解決手段】 下面を開口した円筒状のバケット本体1
0と、バケット本体10の下端に周方向に間隔をあけて
取り付けた複数の掘削刃11と、開閉可能にバケット本
体10に設けたバケット爪12と、ケリーバ7の回転力
及び押圧力をバケット本体10に伝達する、バケット本
体10に同軸状に設けた軸部材13であって、バケット
本体10に対して上下方向に一定距離だけ相対移動可能
となした軸部材13と、バケット本体10に対する軸部
材13の上下方向への相対移動によりバケット爪12を
開閉する操作部材14と、軸部材13をバケット本体1
0に対して上方へ付勢する付勢手段15と、バケット爪
12を開放位置において開閉不能にロック可能なロック
手段16とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、転石層の掘削に好
適なアースドリル用掘削バケットに関する。
【0002】
【従来の技術】地盤の掘削方法として、円錐状の底蓋を
有する掘削バケットをケリーバの下端に固定し、掘削バ
ケットを下方へ押圧しながら回転させ、底蓋に設けた掘
削刃で縦穴の底面を掘削しながら、底蓋の開口部から掘
削バケット内へ掘削土砂を取り込んで、地盤を順次掘削
するアースドリル工法が広く採用されている。
【0003】しかし、このアースドリル工法では、玉石
や転石等を底蓋の開口部から掘削バケット内へ取り込む
ことができないことから、このような玉石や転石等を含
む転石層を掘削する際には、ハンマグラブバケットなど
への段取り替え作業が必要となりその作業が煩雑であっ
た。
【0004】そこで、このような段取り替え作業を簡略
にするため、特開2001−90465公報に記載のよ
うに、ケリーバの下端に着脱自在に取付けられるアース
ドリル用掘削バケットであって、下端に掘削刃を有する
下面開口の略円筒状のバケット本体と、バケット本体内
に収容されて、掘削刃により掘削されてバケット本体内
に収容された掘削物を掴む開閉式のバケット爪と、この
バケット爪を開閉させる油圧シリンダとを備えたものが
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のアー
スドリル用掘削バケットによれば、転石層を掘削する際
には、ケリーバの下端に従来の掘削バケットに代えてこ
の掘削バケットを取り付けて掘削できるので、段取り替
えを比較的容易に行えるが、油圧シリンダにより開閉式
バケットを開閉駆動させており、しかもこの油圧シリン
ダは掘削バケットとともに回転するので、掘削バケット
の構造が複雑になり、その製作コストが高くなるととも
に、掘削バケットの交換に際しては、油圧系をも接続し
直す必要があり、掘削バケットの交換作業が煩雑になる
という問題があった。
【0006】本発明の目的は、安価に製作可能で、しか
もケリーバに対する取付けが容易なアースドリル用掘削
バケットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
るアースドリル用掘削バケットは、下面を開口した円筒
状のバケット本体と、前記バケット本体の下端に周方向
に間隔をあけて取り付けた複数の掘削刃と、前記バケッ
ト本体の周面に沿った開放位置と、バケット本体の下面
側を閉鎖した閉鎖位置とにわたって開閉可能にバケット
本体に設けたバケット爪と、ケリーバの回転力及び押圧
力をバケット本体に伝達する、バケット本体に同軸状に
設けた軸部材であって、バケット本体に対して上下方向
に一定距離だけ相対移動可能となした軸部材と、前記バ
ケット本体に対する軸部材の上方への相対移動によりバ
ケット爪を閉鎖位置に操作し、下方への相対移動により
バケット爪を開放位置へ操作する操作部材と、前記軸部
材をバケット本体に対して上方へ付勢する付勢手段と、
前記バケット爪を開放位置において開閉不能にロック可
能なロック手段とを備えたものである。
【0008】地盤を掘削する際には、先ず地盤の掘削位
置にケーシング圧入装置を設置して、ケーシング圧入装
置にケーシングチューブを縦向き姿勢にセットし、ケー
シング圧入装置によりケーシングチューブを地盤に圧入
する。次に、ドリルユニットのケリーバの下端に円錐状
の底蓋を有する周知の構成の掘削バケットを取り付け
て、移動式クレーンでドリルユニットを吊り上げ、掘削
バケットをケーシングチューブに装着するとともに、ド
リルユニットのチャッキング手段でケーシングチューブ
の上端を保持して、ドリルユニットをケーシングチュー
ブに組み付け、ドリルユニットによりケリーバを介して
掘削バケットを回転させながら下方へ移動させ、掘削バ
ケットにより地盤を掘削する。そして、掘削バケットが
土砂で一杯になったときに、掘削バケットをドリルユニ
ットとともにクレーンで上方へ移動させて、ケーシング
チューブから抜き取り、所定の排砂エリアにおいて底蓋
を開放して掘削バケット内の土砂を排出することにな
る。
【0009】このようにしてケーシングチューブを順次
圧入しながら掘削バケットにより地盤を掘り進み、掘削
バケットの下端が転石層に至ると、バッケト及びドリル
ユニットをケーシングチューブから抜き取って、掘削バ
ケットに代えて本発明に係る掘削バケットをケリーバの
下端に取付けてから、掘削バケットをケーシングチュー
ブに挿入して、ドリルユニットをケーシングチューブに
固定し、バケット本体を回転させながら下方へ移動さ
せ、バケット本体の下端に設けた掘削刃により地盤を掘
削することになる。より具体的には、バケット本体が回
転しながら下方へ移動してその下端が地盤に押し当てら
れると、付勢手段の付勢力に抗して軸部材がバケット本
体に対して相対的に下方へ移動し、操作部材を介してバ
ケット爪が開放位置に操作され、ロック手段によりバケ
ット爪が開放位置において開閉不能にロックされる。こ
うしてバケット爪を開放位置にロックした状態で、掘削
刃により転石層の掘削を行い、掘削した玉石や転石をバ
ケット本体内に収容する。尚、バケット爪を開放位置に
ロックしていないと、掘削爪に引っ掛かった玉石や転石
等をバケット本体内へ誘導するため、バケット本体を上
下動させたときにバケット本体の上方への移動によりバ
ケット爪が閉鎖位置側へ回動し、下方への移動時にバケ
ット爪に玉石や転石等が引っ掛かって、バケット爪が破
損することがあるので、開放位置にロックすることにな
る。
【0010】そして、バケット本体内が掘削した玉石や
転石などで一杯になってから、ロック手段を解除して、
ケリーバとともに軸部材を上方へ移動させると、掘削孔
の内面とバケット本体の周面との摩擦抵抗と付勢手段の
付勢力とバケット本体の自重とにより、軸部材だけがバ
ケット本体と相対的に上方へ移動し、バケット爪が閉鎖
されて、掘削した玉石や転石が下方へ脱落しないように
バケット本体内に保持され、更に軸部材を上方へ移動さ
せると、玉石や転石を保持した状態でバケット本体が軸
部材とともに上方へ移動する。こうして、バケット本体
を吊り上げてこれを現場の排砂エリアに載置すると、ケ
リーバ及びその回転装置や押圧装置などの自重により、
軸部材がバケット本体に対して相対的に下方へ移動し
て、バケット爪が開放され、バケット本体内に収容され
ていた掘削土砂が外部へ排出されることになる。
【0011】このように、このアースドリル用掘削バケ
ットでは、アースドリルのバケットに代えてこの掘削バ
ケットをケリーバに組み付けることで、下面の大きな開
口部から玉石や転石をバケット本体内へ導入して外部へ
排出できるので、アースドリルをハンマグラブバケット
などに交換して掘削する場合のように、煩雑な段取り替
え作業を行うことなく容易に転石層を掘削できる。しか
も、バケット本体に対する軸部材の上下方向への相対移
動を利用してバケット爪を開閉できるので、油圧シリン
ダを用いて開閉する場合と比較して、掘削バケットの構
成を格段に簡略でき、その製作コストを低減できるとと
もに、油圧系の接続が不要となるので、掘削バケットを
ケリーバに対して容易に組み付けることが可能となる。
【0012】ここで、前記軸部材とバケット本体とを一
定角度の範囲内において相対回転可能となし、ロック手
段として、軸部材を掘削方向に回転させて軸部材をバケ
ット本体に対して相対回転させたときに、バケット本体
に対する軸部材の下方への相対移動を規制して、バケッ
ト爪を開放位置において開閉不能にロックし、軸部材を
掘削方向とは逆方向に回転させて軸部材をバケット本体
に対して相対回転させたときに、バケット本体に対する
軸部材の軸方向への相対移動を許容して、開放位置に対
するバケット爪のロックを解除する、ロック操作部をバ
ケット本体と軸部材とに形成することが好ましい。この
ように構成すると、ケリーバの回転力を有効活用して、
バケット爪を開放位置にロックしたり、開放位置におけ
るバケット爪のロックを解除することができるので、ロ
ック手段の製作コストを低減できる。
【0013】前記バケット本体の周壁部に開口部を形成
し、開放位置においてこの開口部を閉鎖するようにバケ
ット爪を設けてもよい。このように構成すると、バケッ
ト本体に開口部を形成するために切り抜いた端材を利用
してバケット爪を製作できるので、掘削バケットの製作
コストを低減できる。しかも、バケット爪をバケット本
体の板厚内に配置できるので、掘削時にバケット爪の下
端が地盤に引っ掛かって、バケット爪が破損したりする
という不具合を効果的に防止できる。
【0014】前記バケット本体の外周面に開口部からの
バケット爪の突出を規制する規制部材を設けてもよい。
このように構成すると、バケット爪の下端部がバケット
本体外へ突出することを確実に防止して、掘削時にバケ
ット爪の下端が地盤に引っ掛かって、バケット爪が破損
したりするという不具合を効果的に防止できる。
【0015】前記軸部材とバケット本体間における回転
力伝達部とロック手段とをバケット本体の上壁部よりも
上側に設けてもよい。この場合には、回転力伝達部間や
ロック手段への砂や石の噛み込みを防止して、該部分の
破損を防止でき掘削バケットの作動の安定性を向上でき
る。また、ロック手段をバケット本体の上壁部よりも上
側に配置すると、ロック手段の作動を目で確認すること
が可能となり、掘削バケットによる作業性を向上でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1に示すように、地
盤掘削設備1は、地盤の掘削位置にケーシングチューブ
2を順次圧入するケーシング圧入装置3と、下端に掘削
用のアタッチメントとして掘削バケット4を着脱自在に
取り付けたドリルユニット5とを備えている。
【0017】ケーシング圧入装置3はケーシングチュー
ブ2を旋回させながら地盤に対して圧入する周知の構成
のものであり、ドリルユニット5は、ケーシングチュー
ブ2の上端部を保持するチャッキング手段6と、ケーシ
ングチューブ2と同軸状に配置されるケリーバ7と、ケ
リーバ7を正方向と逆方向とに切り換え可能に回転駆動
する回転駆動手段と、ケリーバ7を上下駆動する圧入引
抜手段とを備えた周知の構成のものである。
【0018】この地盤掘削設備1により地盤を掘削する
際には、図7に示すように、ケリーバ7の下端にアタッ
チメントとして、下端に円錐状の底蓋8を有し、底蓋8
に掘削刃を設けるとともに掘削した土砂を内部へ導入す
るための開口部を形成した、周知の構成の円筒状の掘削
バケット9を取り付けて、ケーシングチューブ2を順次
圧入しながら掘削バケット9で掘削を行い、掘削バケッ
ト9が玉石や転石等を含む転石層Tにまで至って掘削バ
ケット9による掘削が困難になったときには、図1に示
すように、アタッチメントとして掘削バケット9に代え
て本発明に係る掘削バケット4を取り付けて掘り進むこ
とになる。
【0019】掘削バケット4は、図2〜図4に示すよう
に、下面を開口した円筒状のバケット本体10と、バケ
ット本体10の下端に周方向に間隔をあけて取り付けた
複数の掘削刃11と、バケット本体10に開閉自在に設
けたバケット爪12と、バケット本体10に同軸状に設
けられて、ケリーバ7の回転力及び押圧力をバケット本
体10に伝達する軸部材13であって、バケット本体1
0に対して上下方向に一定距離だけ相対移動可能となし
た軸部材13と、バケット本体10に対する軸部材13
の上下方向への相対移動によりバケット爪12を開閉操
作する操作部材14と、軸部材13をバケット本体10
に対して上方へ付勢する圧縮コイルバネからなる付勢手
段15と、バケット爪12を開放位置において開閉不能
にロック可能なロック手段16とを備えている。
【0020】バケット本体10の上壁部には扇状の4つ
の開口部17が形成され、この開口部17からバケット
本体10内の空気や水を排出できるように構成されてい
る。但し、開口部17の形状や個数は任意に設定可能で
ある。
【0021】バケット本体10の上壁部の下面側には補
強フレーム18が略十文字状に設けられ、補強フレーム
18及び上壁部の中央部にはガイドボス19が挿通固定
され、ガイドボス19の上側にはスペーサプレート20
が固定され、スペーサプレート20の上側にはロックプ
レート21が固定されている。
【0022】バケット本体10の周壁部にはバケット爪
12よりもやや大きなサイズの2つの開口部22が形成
され、バケット爪12は周壁部に沿うように開口部22
に嵌め込また図3に図示の開放位置と、バケット本体1
0の下面側を閉鎖するように下端を内側に回動させた図
4に図示の閉鎖位置とにわたって、開口部22の上縁部
に設けた枢支ピン23に開閉自在に支持されている。但
し、開口部22を省略してバケット本体10の周壁部の
内側にバケット爪12を開閉自在に枢支してもよい。ま
た、バケット爪12は、操作性や強度を十分に確保する
ため2つだけ設けたが、強度的に許すならば2つ以外の
個数設けることも可能である。更に、バケット爪12の
厚さは、開放位置において玉石や転石等がバケット爪1
2の下端に引っ掛からないようにするため、バケット本
体10の厚さの範囲内に設定することが好ましい。更に
また、資源を有効活用するため、バケット本体10に開
口部22を形成したときに発生する端材を利用してバケ
ット爪12を構成することが好ましい。
【0023】バケット本体10の下端部には、円周一定
間隔おきに複数の掘削刃11が下方へ突出状に設けら
れ、この掘削刃11により、転石層Tが掘削されること
になる。掘削刃11の形状や個数は任意に設定可能であ
るが、摩耗や破損時には交換できるように着脱可能の取
付けることが好ましい。
【0024】軸部材13は、ロックプレート21とスペ
ーサプレート20とガイドボス19とを挿通して設けら
れ、軸部材13の上端部には角筒状の嵌合部25が形成
され、軸部材13は嵌合部25をケリーバ7の下端に嵌
合させてピン部材を装着することで、ケリーバ7に対し
て相対回転不能でしかも軸方向に相対移動不能に連結さ
れている。
【0025】操作部材14について説明すると、軸部材
13の下端部にはバケット本体10内において側方へ略
水平に延びる1対のレバー部材26が設けられ、レバー
部材26の外端部には下方へ延びるリンクロッド27が
回動自在に連結され、リンクロッド27の下端部はバケ
ット爪12の枢支ピン23からバケット本体10の中央
部側へ延びる連結リンク28の端部に回動自在に連結さ
れ、軸部材13がバケット本体10に対して上方へ相対
移動すると、バケット爪12が閉鎖位置側へ回動し、軸
部材13がバケット本体10に対して下方へ相対移動す
ると、バケット爪12が開放位置側へ回動するように構
成されている。尚、操作部材14としては、軸部材13
の上下方向の移動に連動させてバケット爪12を開閉操
作可能なものであれば、上述した以外の任意の構成のリ
ンク機構やそのたの機構を用いたものを採用してもよ
い。
【0026】軸部材13の上端近傍部には鍔部29aが
形成され、鍔部29aとロックプレート21間には圧縮
コイルバネからなる付勢手段15が設けられ、この付勢
手段15により、軸部材13はバケット本体10に対し
て常時上方へ付勢され、バケット爪12は操作部材14
を介して閉鎖位置側へ常時付勢されている。
【0027】軸部材13の下端近傍部には鍔部29bが
形成され、この鍔部29bがガイドボス19の下面に当
接することで、バケット本体10に対する軸部材13の
上方への移動が規制され、鍔部29bがガイドボス19
の下面に当接した状態で、バケット爪12が閉鎖位置に
保持されるように構成されている。
【0028】軸部材13とバケット本体10間において
回転力を伝達する回転力伝達部について説明すると、図
3〜図6に示すように、軸部材13の途中部には上下方
向に延びる1対の突条30が軸部材13の中心を挟んで
対称的に設けられ、ガイドボス19及びスペーサプレー
ト20の内周部には突条30が挿通する1対の回転許容
溝32が周方向に一定角度α1の範囲に形成され、軸部
材13は回転許容溝32の形成角度α1から突条30の
形成角度γ1を差し引いた角度α2の範囲内においてバ
ケット本体10と相対回転できるように構成され、それ
以上に大きく相対回転したときには、突条30が回転許
容溝32の一端部32a又は他端部32bに当接して規
制され、軸部材13とバケット本体10とが一体的に回
転するように構成されている。但し、ガイドボス19又
はスペーサプレート20の一方に関しては、回転許容溝
32を省略し、その内径を突条30の外径よりも大径に
構成してもよい。また、突条30の本数は任意に設定可
能であるが、突条30の本数と同じ個数だけ回転許容溝
32を形成する必要があるので、回転許容溝の形成範囲
を十分に確保するため、突条30の本数は1〜4本に設
定することが好ましい。更に、突条30の形成角度γ1
は、突条の強度を十分に確保するため、20°以上に設
定することが好ましい。
【0029】ロック手段16について説明すると、図3
〜図6に示すように、突条30の途中部にはロックプレ
ート21が挿通可能な切欠部31が形成され、この切欠
部31は、軸部材13をバケット本体10とは相対的に
下方へ移動させて、バケット爪12を開放位置に位置さ
せた状態で、ロックプレート21の内周面に対面するよ
うに配置されている。
【0030】ロックプレート21の内周部には突条30
が挿通するロック解除溝33が、回転許容溝32の形成
角度α1から突条30の形成角度γ1を差し引いた角度
α2と略同じ角度β1の範囲に形成され、また角度α
2、β1は突条30の形成角度γ1よりも大きく設定さ
れている。ガイドボス19とロックプレート21との周
方向の位置関係は、図5に示すように、突条30が回転
許容溝32の一端部32aに当接しているときには、突
条30の切欠部31内にロックプレート21のロック部
34が挿入され、図6に示すように、突条30が回転許
容溝32の他端部32bに当接しているときには、ロッ
クプレート21のロック解除溝33内に突条30が位置
するように設定されている。尚、突条30とロックプレ
ート21がロック操作部に相当する。また、スペーサプ
レート20は、ロックプレート21の高さ位置と切欠部
31の高さ位置とを適正に設定するために設けたもので
あるが、ガイドボス19によりロックプレート21の高
さ位置を適正に設定できる場合には省略してもよい。
【0031】このロック手段16では、掘削のためバケ
ット本体10を回転させながら地盤に圧接させると、軸
部材13がバケット本体10に対して相対的に下方へ移
動して、バケット爪12が開放位置に保持され、ロック
プレート21の内周面が突条30の切欠部31に対面す
るとともに、図5に示すように、突条30が回転許容溝
32の一端部32aに当接するまで、軸部材13がロッ
クプレート21と相対的に矢印で示す掘削方向(右回
り)に回転し、図3、図5に示すように、突条30の切
欠部31内にロックプレート21のロック部34が挿入
され、軸部材13とバケット本体10との上下方向への
相対移動が規制されて、バケット爪12が開放位置に保
持される。
【0032】一方、軸部材13を先とは反対回り(左回
り)に回転させると、図4、図6に示すように、突条3
0の切欠部31がロックプレート21のロック部34か
ら離脱して、突条30がロック解除溝33内に移動し、
軸部材13のロックが解除されてバケット爪12が開閉
自在な状態となる。つまり、軸部材13が左回りに回転
操作されるまでロック状態を維持して、バケット爪12
を開放位置に保持するので、掘削途中において掘削刃1
1に引っ掛かった玉石や転石等をバケット本体10内へ
誘導するため、バケット本体10を上下動させたとき
に、バケット本体10の上方への移動によりバケット爪
12が閉鎖位置側へ回動し、下方への移動時にバケット
爪12に玉石や転石等が引っ掛かって、バケット爪12
が破損するという不具合を防止できる。
【0033】但し、回転許容溝32及びロック解除溝3
3の形成範囲は、掘削方向への回転時における軸部材1
3とバケット本体10との相対回転により、軸部材13
とバケット本体10との軸方向への相対移動を規制した
ロック状態となり、逆方向への回転時における軸部材1
3とバケット本体10との相対回転によりロックが解除
されるように構成されていれば、任意の角度に設定でき
る。
【0034】次に、前記地盤掘削設備1を用いた掘削方
法について説明する。この地盤掘削設備1を用いて地盤
を掘削する際には、図7に示すように、先ず地盤の掘削
位置にケーシング圧入装置3を設置して、ケーシング圧
入装置3にケーシングチューブ2を縦向き姿勢にセット
し、ケーシング圧入装置3によりケーシングチューブ2
を地盤に圧入する。次に、ドリルユニット5のケリーバ
7の下端に円錐状の底蓋8を有する周知の構成の掘削バ
ケット9を取り付けて、移動式クレーン40でドリルユ
ニット5を吊り上げ、掘削バケット9をケーシングチュ
ーブ2に装着するとともに、ドリルユニット5のチャッ
キング手段6でケーシングチューブ2の上端を保持し
て、ドリルユニット5をケーシングチューブ2に組み付
け、ドリルユニット5によりケリーバ7を介して掘削バ
ケット9を回転させながら下方へ移動させ、掘削バケッ
ト9により地盤を掘削する。そして、掘削バケット9が
土砂で一杯になったときに、掘削バケット9をドリルユ
ニット5とともにクレーン40で上方へ移動させて、ケ
ーシングチューブ2から抜き取り、所定の排砂エリアに
掘削バケット9内の土砂を排出することになる。
【0035】このようにしてケーシングチューブ2を順
次圧入しながら掘削バケット9により地盤を掘り進み、
掘削バケット9の下端が転石層Tに至ると、掘削バケッ
ト9及びドリルユニット5をケーシングチューブ2から
抜き取って、図1に示すように、掘削バケット9に代え
て掘削バケット4をケリーバ7の下端に取付けてから、
掘削バケット4をケーシングチューブ2に挿入して、ド
リルユニット5をケーシングチューブ2に固定し、バケ
ット本体10を回転させながら下方へ移動させ、バケッ
ト本体10の下端に設けた掘削刃11により地盤を掘削
することになる。より具体的には、バケット本体10が
回転しながら下方へ移動してその下端が地盤に押し当て
られると、付勢手段15の付勢力に抗して軸部材13が
バケット本体10に対して相対的に下方へ移動し、操作
部材14を介してバケット爪12が開放位置に操作さ
れ、開放位置においてバケット爪12がロック手段16
により開閉不能にロックされる。こうしてバケット爪1
2を開放位置にロックした状態で、掘削刃11により転
石層Tの掘削を行い、掘削した玉石や転石をバケット本
体10内に収容することになる。
【0036】そして、バケット本体10内が掘削した玉
石や転石などで一杯になってから、軸部材13を掘削方
法とは逆方向に回転させて、ロック手段16のロックを
解除してから、ケリーバ7とともに軸部材13を上方へ
移動させると、掘削孔の内面とバケット本体10の周面
との摩擦抵抗と付勢手段15の付勢力とバケット本体1
0の自重とにより、軸部材13だけがバケット本体10
と相対的に上方へ移動し、バケット爪12が閉鎖され
て、掘削した玉石や転石が下方へ脱落しないようにバケ
ット本体10内に保持され、更に軸部材13を上方へ移
動させると、玉石や転石を保持した状態でバケット本体
10が軸部材13とともに上方へ移動する。こうして、
バケット本体10を吊り上げてこれを現場の排砂エリア
に載置すると、ケリーバ7及びそのドリルユニット5な
どの自重により、軸部材13がバケット本体10に対し
て相対的に下方へ移動して、バケット爪12が開放さ
れ、バケット本体10内に収容されていた掘削土砂が外
部へ排出されることになる。
【0037】次に、前記掘削バケット4の構成を部分的
に変更した他の実施例について、図8〜図11を参照し
ながら説明する。尚、前記実施例と同一部材には同一符
号を付してその詳細な説明を省略する。この掘削バケッ
ト50は、基本的には、前記実施例における掘削バケッ
ト4の軸部材13とバケット本体10間における回転力
伝達部とロック手段16の構成を変更したもので、次の
ように構成されている。
【0038】図9、図10に示すように、軸部材13の
外周に固定した突条30が省略されるとともにロックプ
レート21が省略され、軸部材13はスペーサプレート
20及びガイドボス19に上下移動自在で且つ回転自在
に装着されている。
【0039】軸部材13の上端近傍部に設けた鍔部29
aとスペーサプレート20間において軸部材13にはス
リーブ51が外嵌装着され、圧縮バネからなる付勢手段
15は鍔部29aとスペーサプレート20間においてス
リーブ51に外嵌装着されている。軸部材13は、付勢
手段15により常時上方へ付勢されるとともに、スリー
ブ51が鍔部29aとスペーサプレート20間に挟持さ
れた図10に実線で図示の下降位置と、軸部材13の下
端に固定したレバー部材26がガイドボス19の下端に
当接した、図10に仮想線で図示の上昇位置とに、バケ
ット本体10に対して上下方向に相対移動自在に設けら
れている。
【0040】軸部材13とバケット本体10間において
回転力を伝達する回転力伝達部について説明すると、図
8〜図11に示すように、鍔部29bの外周部には角度
α3の間隔をあけて1対の係合鍔部52が形成され、バ
ケット本体10の上壁部には上方へ延びる1対のブラケ
ット部材53が軸部材13を挟んでその両側に設けら
れ、両ブラケット部材53の互いに対面する縦壁部54
は係合鍔部52の外径よりもやや大きな内径の円弧状に
形成され、縦壁部54の一側には係合鍔部52に当接可
能な上下方向に延びる係止ブロック55が軸部材13側
へ向けて突出状に固定されている。そして、図11
(a)に示す状態から軸部材13を左回りに回転させる
と、係合鍔部52が係止ブロック55の側部55bに当
接して、軸部材13とバケット本体10とが一体的に回
転し、右回りに回転させると、係合鍔部52が係止ブロ
ック55の反対側の側部55aに当接するまでの角度α
4だけ軸部材13がバケット本体10とは相対回転し、
図11(b)に示すように、係合鍔部52が係止ブロッ
ク55の側部55aに当接すると、軸部材13がバケッ
ト本体10と一体的に回転するように構成されている。
【0041】ロック手段16に代えて設けられるロック
手段56について説明すると、両ブラケット部材53の
上端部には軸部材13側へ延びる係止爪57が形成さ
れ、この係止爪57は、軸部材13を下降位置へ移動さ
せた状態、つまりバケット爪12を開放位置に位置させ
た状態で、係合鍔部52よりもやや上側に配置されるよ
うに構成されている。
【0042】このロック手段56では、掘削のためバケ
ット本体10を回転させながら地盤に圧接させると、軸
部材13がバケット本体10に対して相対的に下方へ移
動して、バケット爪12が開放位置に保持され、係合鍔
部52が係止爪57よりも下側に移動するとともに、図
11(b)に示すように、係合鍔部52が係止ブロック
55の側部55aに当接するまで、係合鍔部52が係止
爪57と相対的に掘削方向(右回り)に回転して係止爪
57の下側へ移動し、軸部材13とバケット本体10と
の上下方向への相対移動が規制されて、バケット爪12
が開放位置に保持される。一方、軸部材13を先とは反
対回り(左回り)に回転させると、図11(a)に示す
ように、係合鍔部52が係止爪57の下側から離脱し
て、係合鍔部52が両係止爪57間へ移動し、軸部材1
3のロックが解除されてバケット爪12が開閉自在な状
態となる。
【0043】上述のようにこの掘削バケット50では、
軸部材13とバケット本体10間における回転力伝達部
やロック手段56が、バケット本体10の上側に配置さ
れ、バケット本体10内に露出していないので、これら
の部分に対する砂や石の噛み込みを防止してその破損を
防止できるとともに、掘削バケット50の作動の安定性
を向上できる。また、ロック手段56をバケット本体1
0の上側に配置すると、係合鍔部52の位置を目で確認
することで、ロック手段56の作動状態を把握すること
が可能となり、掘削バケット50による作業性を向上で
きる。尚、係合鍔部52に塗装を施すなどして、その位
置を確認し易くしてもよい。
【0044】尚、本実施例では、ロック手段16、56
によりバケット爪12を開放位置に保持したが、バケッ
ト爪12が開放位置よりも大きく開くと、バケット爪1
2が破損することがあるので、例えば図4に仮想線で示
すように、バケット本体10の外周面に開口部22から
のバケット爪12の突出を規制する規制部材35を設け
てもよい。
【0045】また、ロック手段16、56としては、掘
削時にバケット爪12を開放位置に保持でるものであれ
ば、任意の構成のものを採用でき、例えば本実施例で
は、ロック手段16、56を極力簡略に構成するため、
バケット本体10と軸部材13との相対回転を利用し
て、バケット爪12を開放位置にロックするように構成
したが、エアシリンダや電磁ソレノイドなどのアクチュ
エータを用いて、バケット爪12を開放位置にロックし
てもよい。また、回転力伝達部に関しても、軸部材13
の回転力をバケット本体10に対して伝達できるもので
あれば、任意の構成のものを採用できる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係るアースドリル用掘削バケッ
トによれば、アースドリルのバケットに代えてこの掘削
バケットをケリーバに組み付けることで、下面の大きな
開口部から玉石や転石をバケット本体内へ導入して外部
へ排出できるので、アースドリルをハンマグラブバケッ
トなどに交換して掘削する場合のように、煩雑な段取り
替え作業を行うことなく容易に転石層を掘削できる。し
かも、バケット本体に対する軸部材の上下方向への相対
移動を利用してバケット爪を開閉できるので、油圧シリ
ンダを用いて開閉する場合と比較して、掘削バケットの
構成を格段に簡略でき、その製作コストを低減できると
ともに、油圧系の接続が不要となるので、掘削バケット
をケリーバに対して容易に組み付けることが可能とな
る。
【0047】ここで、前記軸部材とバケット本体とを一
定角度の範囲内において相対回転可能となし、ロック手
段としてロック操作部をバケット本体と軸部材とに形成
すると、ロック手段の製作コストを低減できる。
【0048】バケット本体の周壁部に開口部を形成し、
開放位置においてこの開口部を閉鎖するようにバケット
爪を設けると、バケット本体に開口部を形成するために
切り抜いた端材を利用してバケット爪を製作できるの
で、掘削バケットの製作コストを低減できる。しかも、
バケット爪をバケット本体の板厚内に配置できるので、
掘削時にバケット爪の下端が地盤に引っ掛かって、バケ
ット爪が破損したりするという不具合を効果的に防止で
きる。
【0049】バケット本体の外周面に開口部からのバケ
ット爪の突出を規制する規制部材を設けると、バケット
爪の下端部がバケット本体外へ突出することを確実に防
止して、掘削時にバケット爪の下端が地盤に引っ掛かっ
て、バケット爪が破損したりするという不具合を効果的
に防止できる。
【0050】軸部材とバケット本体間における回転力伝
達部と、前記ロック手段とをバケット本体の上壁部より
も上側に設けると、回転力伝達部やロック手段への砂や
石の噛み込みを防止して、該部分の破損を防止でき掘削
バケットの作動の安定性を向上できる。また、ロック手
段をバケット本体の上側に配置すると、ロック手段の作
動を目で確認することが可能となり、掘削バケットによ
る作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 地盤掘削設備の説明図
【図2】 掘削バケットの斜視図
【図3】 バケット爪の開放状態における掘削バケット
の縦断面図
【図4】 バケット爪の閉鎖状態における掘削バケット
の縦断面図
【図5】 (a)は図3のa−a線断面図、(b)は図
3のb−b線断面図
【図6】 (a)は図4のa−a線断面図、(b)は図
4のb−b線断面図
【図7】 転石層までの地盤掘削方法の説明図
【図8】 他の実施例に係る掘削バケットの平面図
【図9】 同掘削バケットの正面図
【図10】 同掘削バケットの縦断正面図
【図11】 (a)(b)は同掘削バケットの作動を説
明する図10のXI-XI線断面図
【符号の説明】
1 地盤掘削設備 2 ケーシングチ
ューブ 3 ケーシング圧入装置 4 掘削バケット 5 ドリルユニット 6 チャッキング
手段 7 ケリーバ 8 底蓋 9 掘削バケット 10 バケット本体 11 掘削刃 12 バケット爪 13 軸部材 14 操作部材 15 付勢手段 16 ロック手段 17 開口部 18 補強フレーム 19 ガイドボス 20 スペーサプレ
ート 21 ロックプレート 22 開口部 23 枢支ピン 25 嵌合部 26 レバー部材 27 リンクロッド 28 連結リンク 29a 鍔部 29b 鍔部 30 突条 31 切欠部 32 回転許容溝 33 ロック解除溝 34 ロック部 35 規制部材 40 移動式クレーン1 50 掘削バケット 51 スリーブ 52 突部 53 ブラケット部
材 54 縦壁部 55a 側部 55b 側部 55 係止ブロック 56 ロック手段 57 係止爪

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面を開口した円筒状のバケット本体
    と、 前記バケット本体の下端に周方向に間隔をあけて取り付
    けた複数の掘削刃と、 前記バケット本体の周面に沿った開放位置と、バケット
    本体の下面側を閉鎖した閉鎖位置とにわたって開閉可能
    にバケット本体に設けたバケット爪と、 ケリーバの回転力及び押圧力をバケット本体に伝達す
    る、バケット本体に同軸状に設けた軸部材であって、バ
    ケット本体に対して上下方向に一定距離だけ相対移動可
    能となした軸部材と、 前記バケット本体に対する軸部材の上方への相対移動に
    よりバケット爪を閉鎖位置に操作し、下方への相対移動
    によりバケット爪を開放位置へ操作する操作部材と、 前記軸部材をバケット本体に対して上方へ付勢する付勢
    手段と、 前記バケット爪を開放位置において開閉不能にロック可
    能なロック手段と、 を備えたことを特徴とするアースドリル用掘削バケッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記軸部材とバケット本体とを一定角度
    の範囲内において相対回転可能となし、ロック手段とし
    て、軸部材を掘削方向に回転させて軸部材をバケット本
    体に対して相対回転させたときに、バケット本体に対す
    る軸部材の下方への相対移動を規制して、バケット爪を
    開放位置において開閉不能にロックし、軸部材を掘削方
    向とは逆方向に回転させて軸部材をバケット本体に対し
    て相対回転させたときに、バケット本体に対する軸部材
    の軸方向への相対移動を許容して、開放位置に対するバ
    ケット爪のロックを解除する、ロック操作部をバケット
    本体と軸部材とに形成した請求項1記載のアースドリル
    用掘削バケット。
  3. 【請求項3】 前記バケット本体の周壁部に開口部を形
    成し、開放位置においてこの開口部を閉鎖するようにバ
    ケット爪を設けた請求項1記載のアースドリル用掘削バ
    ケット。
  4. 【請求項4】 前記バケット本体の外周面に開口部から
    のバケット爪の突出を規制する規制部材を設けた請求項
    3記載のアースドリル用掘削バケット。
  5. 【請求項5】 前記軸部材とバケット本体間における回
    転力伝達部とロック手段とをバケット本体の上壁部より
    も上側に設けた請求項1〜4のいずれか1項記載のアー
    スドリル用掘削バケット。
JP2002037839A 2001-07-09 2002-02-15 アースドリル用掘削バケット Expired - Lifetime JP3922435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037839A JP3922435B2 (ja) 2001-07-09 2002-02-15 アースドリル用掘削バケット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-208077 2001-07-09
JP2001208077 2001-07-09
JP2002037839A JP3922435B2 (ja) 2001-07-09 2002-02-15 アースドリル用掘削バケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003090192A true JP2003090192A (ja) 2003-03-28
JP3922435B2 JP3922435B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=26618377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002037839A Expired - Lifetime JP3922435B2 (ja) 2001-07-09 2002-02-15 アースドリル用掘削バケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3922435B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7032692B2 (en) * 2002-04-25 2006-04-25 Hitachi Construction Co., Ltd. Drilling device for earth drill
JP2015151764A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 正記 ▲高▼田 掘削バケット及び掘削方法
JP2019157379A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 明和機械株式会社 バケット
JP2020007767A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 株式会社丸建興業 アースドリル用バケット装置
JP2022062826A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 東京テクノ株式会社 地下埋設物破砕撤去装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7032692B2 (en) * 2002-04-25 2006-04-25 Hitachi Construction Co., Ltd. Drilling device for earth drill
JP2015151764A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 正記 ▲高▼田 掘削バケット及び掘削方法
JP2019157379A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 明和機械株式会社 バケット
JP7055352B2 (ja) 2018-03-08 2022-04-18 明和機械株式会社 バケット
JP2020007767A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 株式会社丸建興業 アースドリル用バケット装置
JP2022062826A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 東京テクノ株式会社 地下埋設物破砕撤去装置
JP7449545B2 (ja) 2020-10-09 2024-03-14 東京テクノ株式会社 地下埋設物破砕撤去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3922435B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11315551A (ja) 建設機械における迅速接続装置
JP3818519B2 (ja) アースドリル用掘削具
JP3922435B2 (ja) アースドリル用掘削バケット
RU2702300C2 (ru) Соединительный узел для высвобождаемого соединения рабочей машины с рабочим инструментом и способ для него
JP4322701B2 (ja) 削孔装置および鋼管杭形成装置
JP2015224461A (ja) バケット装置
JP3225878U (ja) 穴掘削用排土バケット
JP2023008062A (ja) アースドリル用バケット装置
JP3031876B2 (ja) 井筒沈設工法及びその装置
KR19980044674A (ko) 굴착기용 버켓
JP4079558B2 (ja) アースドリル用掘削具とアースドリル
JP2980855B2 (ja) ケーソン沈設工法及びその装置
JP3856739B2 (ja) アースドリル用掘削バケット
JP2001164867A (ja) アースドリル用掘削装置
JP7004981B2 (ja) アースドリル用バケット装置
KR101870713B1 (ko) 건설기계용 퀵 커플러 연결구조체
JPH07113390A (ja) 穴掘削用排土バケット
KR101986648B1 (ko) 강관작업구 굴착장치
JP6329382B2 (ja) 掘削バケット及び掘削方法
JP2513583B2 (ja) 回転掘削バケットの自動排土装置
JPS63308181A (ja) ア−スドリルバケットを用いた掘削機
JP2002121989A (ja) 掘削作業装置及び杭撤去方法
JP4105322B2 (ja) 杭打ち工法及び杭打ち装置
JP2004316291A (ja) バケット式削孔装置および鋼管杭形成装置
KR20240045389A (ko) 툴 이탈을 방지하는 건설장비용 퀵 커플러

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3922435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term