JP2022059357A - 回転陽極x線管及び回転陽極x線管の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1及び図2を参照して、第1実施形態について説明する。
図1に示すように、回転陽極X線管1は、真空外囲器3と、真空外囲器3内に収納された回転陽極構体5及び陰極6とを備えている。真空外囲器3の外側にはステータコイル7が設けられている。
ターゲット13は、円盤状に形成され且つ回転軸17の外周面に固定されている。ターゲット13は、固定軸15及び回転軸17と同軸的に設けられている。
ターゲット13は、ターゲット本体13aと、ターゲット本体13aの外面の一部に設けられたターゲット層13bとを有している。ターゲット13は、回転軸17と共に回転可能であり、ターゲット層13bに電子が入射されることによりX線を放出するものである。
固定軸15は、内部に冷媒通路15cが設けてあり、冷媒通路15cに導入された冷却媒体を介して放熱されている。
固定軸15は、回転軸17を回転可能に支持している。
固定軸15は、Fe(鉄)合金やMo(モリブデン)合金等の金属で形成されている。
本体17aの外周面において、ステータコイル7に対向した位置には、駆動ローター31が設けてある。駆動ローター31は筒状であり、本体17aの外周面に固定されている。
駆動ローター31は、例えばCu(銅)で形成されている。
固定側ラジアル軸受面21は、ターゲット13に対向する領域にヘリングボーンパターン27を有する。
回転側直径膨大部29は、液体金属LMを溜めるリザーバ空間として機能するものであり、本実施の形態では、直径が0.01mm~0.3mmの範囲で膨大している。
また、回転側直径膨大部29は、管軸線方向に間隔をあけて2つ設けてあり、各回転側直径膨大部29は、それぞれ一部が、ヘリングボーンパターン27に対向している。
図1に示すように、回転陽極X線管1の動作状態では、ステータコイル7は回転軸17(特に駆動ローター31)に与える磁界を発生し、回転軸17は回転する。これにより、ターゲット13は回転する。また、陰極6に相対的に負の電圧が印加され、ターゲット13に相対的に正の電圧が印加される。
これにより、陰極6及びターゲット13間に電位差が生じる。このため、フィラメント45は、電子を放出すると、この電子は、加速され、ターゲット層43に衝突する。これにより、ターゲット層43は、電子と衝突するときにX線を放出し、放出されたX線は真空外囲器3を透過して放出される。
X線放射時に、電子衝撃によりターゲット13では高熱を発生する。
一方、ターゲット13では、電子衝撃を受けて高温になるが、例えば、ターゲット電子衝撃面は、1000℃以上の高温となり、ターゲットが固定されている回転軸17では、熱応力を受けて、変形する場合がある。
例えば、回転側ラジアル軸受面23では、ターゲット13が固定されている領域では、図2に二点鎖線で示すように、ターゲット13の遠心力が作用して、ターゲット13側に凹む変形(熱応力変形)32が生じる。
しかし、ターゲット13に対応する領域では、管軸線aに沿う方向に回転側直径膨大部29を形成して、この回転側直径膨大部29を液体金属LMのリザーブ空間としているから、回転側ラジアル軸受面23の熱応力変形32の部分を、回転側直径膨大部29でリザーブしている液体金属LMで補うことができる。これにより、回転軸の回転を安定にできる。
回転側直径膨大部29は、0.01mm~0.3mmの範囲で膨大することで、熱応力変形32した部分に対して、回転側直径膨大部29でリザーブしている液体金属LMの補給を十分におこなうことができる。
図3及び図4を参照して、第2実施の形態について説明する。
図3に示すように、この第2実施の形態では、回転軸17には、回転側ラジアル軸受面23に回転側直径膨大部29が形成されていないことが第1実施形態と異なっている。
一方、第2実施形態では、固定軸15には、ターゲット13に対向する領域を含む部分に、固定側ラジアル軸受面21を膨出する圧力発生空間部35と、圧力発生空間部35に連通する圧力伝搬通路37と、圧力伝搬通路37に接続した圧力調整部39と、が設けてある。
図4に示すように、圧力発生空間部35には、ターゲット側の外周側面35aと、ターゲット13と反対側の内周側面35bとを有している。外周側面35aは、管軸線a方向に沿って湾曲している。
固定軸15において、圧力発生空間部35の外周側には変形自在部41が設けてある。変形自在部41は、圧力発生空間部35の圧力を受けてターゲット13側(外側に)向けて突設するように変形(膨張)し又は圧力発生空間部35の減圧により収縮するように変形するものである。
固定軸15及び変形自在部41は共に鉄を主成分とする素材で形成しているが、変形自在部41の固定側ラジアル軸受面21は、モリブテンを主成分とする素材で形成されている。
圧力発生空間部35は、固定側ラジアル軸受面21から0.5mm~5mmの範囲で形成されている。
この圧力調整部39では、モータ等の駆動により、圧力発生空間部35に液体圧力を印加し又は減圧して圧力発生空間部35内の圧力を調整している。
圧力発生空間部35に充填する液体ALは、400℃で熱分解せず、作動中の印加圧力範囲では沸騰しない液体であり、具体的には、重質系炭化水素、フルオロカーボン化合物、水等が用いられる。
制御部48は、圧力調整部39が印加する圧力を制御するものであり、圧力調整部39に接続されている。この制御部48には、最大応力発生データ部51と圧力演算部53を備えている。最大応力発生データ部51は、実験の結果、回転軸17の回転数と、ステータコイル7の消費電力との関係から、回転軸17についてターゲット13の固定領域における回転側ラジアル軸受面23で発生する最大応力のデータが格納されている。
回転数計測部49は、真空外囲器3の外側に設けてあり、回転軸17の回転数を計測している。
消費電力計測部55は、ステータコイル7が消費する電力を計測している。
圧力演算部53は、計測した回転軸17の回転数と、計測したステータコイル7の消費電力を、最大応力発生データ部51のデータと比較して、回転側ラジアル軸受面23で発生する応力値に基づいて、圧力調整部39で印加する圧力を決定し、その決定した圧力を印加するように、圧力調整部39に駆動信号をする。
図4に破線41aで示すように固定軸15に凹みを形成し、外周面はモリブデンを主成分とする円筒形状の外筒(変形自在部41)を用意する。変形自在部41は、内周側に圧力発生空間部35の外周側面35aとなる凹みを形成しておく。そして、変形自在部41を固定軸15の凹みに篏合し、摩擦圧接又は電子ビーム溶接により接合する。更に、図3に示すように、固定軸15にはその一端側部15a(図3参照)側から穿孔により圧力伝搬通路37を形成する。そして、真空外囲器内3に陰極6及び回転陽極構体5を組み立て後、真空外囲器3内を真空引きして排気すると共にベーキングした後、圧力調整部39から圧力発生空間部35に圧力を印加する。
この第2実施形態では、回転陽極X線管1の駆動により、ターゲット13が高温になり、回転側ラジアル軸受面23に熱応力が作用すると、図4に二点鎖線で示すように、熱応力変形32が生じる。
次に、図5を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施の形態では、第2実施の形態における回転数計測部49、消費電力計測部55がないと共に制御部48の構成が異なっている。
また、第3実施形態では、固定軸15に温度検出器57を設けており、制御部48では、温度検出部61を設けている。
温度検出器57は、軸受隙間25の液体金属LMの温度を検出するものであり、温度検出器57としては、熱電対やサーミスタ等が用いられる。
その他の構成は、第2実施形態と同様である。
この第3実施形態では、このような軸受隙間25の熱膨張による変化を温度検出器57で検出する。
そして、圧力演算部53では、予めシミュレーションにより算出した温度と軸受隙間25の熱膨張量との関係から、熱膨張量に応じて必要な圧力で圧力調整部39の吐出圧力を調整する。このように、固定軸15の内部に設けた圧力発生空間部35に圧力を任意に調整する事で固定側ラジアル軸受面21の直径を膨大、収縮させ、安定して回転する軸受隙間に制御する。
次に、図6を参照して、第4実施形態について説明する。第4実施の形態では、第2実施の形態における回転数計測部49、消費電力計測部55がないと共に制御部48の構成が異なっている。
また、第4実施形態では、固定軸15に乱流遷移計測器59が設けてあり、制御部48では、振動加速度の増加検出部63を設けている。
乱流遷移計測器59は、軸受隙間25の液体金属LMの層流から乱流への遷移を検出するものであり、乱流強度計や熱線流速計が用いられる。
その他の構成は、第2実施形態と同様である。
この第4実施形態では、このような軸受隙間25の熱膨張による変化を乱流遷移計測器59により計測し、特に、軸受隙間25が増大した場合に発生する動圧滑り軸受の潤滑材の乱流遷移を計測することにより、振動加速度の増加検出部63により軸受隙間増大量を、事前に測定したデータとの比較により、または予めシミュレーションにより算出した乱流遷移の値と軸受隙間25の熱膨張量との関係から、演算する。
そして、圧力演算部53では、振動加速度の増加検出部63により軸受隙間増大量から、予めシミュレーションにより算出した隙間増大量に応じて必要な圧力で圧力調整部39の吐出圧力を調整する。このように、固定軸15の内部に設けた圧力発生空間部35に圧力を任意に調整する事で固定側ラジアル軸受面21の直径を膨大、収縮させ、即ち変形自在部41を突出させ又は収縮させて、軸受隙間25を維持することで、安定して回転する軸受隙間に制御する。
図7を参照して、第5実施形態について説明する。
この第5実施形態では、図4に示す第2実施形態において、回転側ラジアル軸受面23に、図2に示す第1実施形態と同様に、回転側直径膨大部29を設けたことが上述した実施形態と異なっている。
その他の構成は第2実施形態と同様である。
この第5実施形態では、更に、圧力発生空間部35の圧力調整を第3~第4実施形態と同様に調整しても良い。
例えば、第2~第5実施形態において、第1実施形態と同様に、固定軸15の固定側ラジアル軸受面21に、ヘリングボーンパターン27を設けて良い。
Claims (11)
- 真空外囲器と、
前記真空外囲器内に収納された陰極及び回転陽極構体と、を備え、
前記回転陽極構体は、前記真空外囲器に固定された固定軸と、前記固定軸の外周側に設けた回転軸と、前記回転軸と一体に回転すると共に前記陰極から照射された電子ビームを受けてX線を発生するターゲットと、すべり軸受と、を有し、
前記固定軸は、内部に導入された冷却媒体を介して放熱しており、
前記すべり軸受は、前記固定軸の外周面に設けた固定側ラジアル軸受面と前記回転軸の内周面に設けた回転側ラジアル軸受面と、前記固定側ラジアル軸受面と前記回転側ラジアル軸受面との間の軸受隙間に充填した液体金属とで構成してあり、
前記すべり軸受において、前記ターゲットに対応する領域には、前記回転側ラジアル軸受面の直径を大きくした回転側直径膨大部を有し、前記回転側直径膨大部は管軸線方向に間隔をあけて設けている回転陽極X線管。 - 前記固定側ラジアル軸受は、ヘリングボーンパターンを有し、前記回転側直径膨大部の少なくとも一部は、前記ヘリングボーンパターンに対向している請求項1に記載の回転陽極X線管。
- 前記回転側直径膨大部は、0.01mm~0.3mmの範囲で膨大している請求項1又は2に記載の回転陽極X線管。
- 真空外囲器と、
前記真空外囲器内に収納された陰極及び回転陽極構体と、を備え、
前記回転陽極構体は、前記真空外囲器に固定された固定軸と、前記固定軸の外周側に設けた回転軸と、前記回転軸と一体に回転すると共に前記陰極から照射された電子ビームを受けてX線を発生するターゲットと、すべり軸受と、を有し、
前記固定軸は、内部に導入された冷却媒体を介して放熱しており、
前記すべり軸受は、前記固定軸の外周面に設けた固定側ラジアル軸受面と前記回転軸の内周面に設けた回転側ラジアル軸受面と、前記固定側ラジアル軸受面と前記回転側ラジアル軸受面との間の軸受隙間に充填した液体金属とで構成してあり、
前記固定軸には、前記ターゲットに対応する領域を含む部分に、前記固定側ラジアル軸受面を印加する圧力により膨出する圧力発生空間部を有し、前記圧力発生空間部には液体が充填してあると共に圧力伝搬通路を介して前記真空外囲器外に設けた圧力調整部で印加圧力を調整している回転陽極X線管。 - 前記圧力発生空間部は、前記固定側ラジアル軸受面から0.5mm~5mmの深さの範囲に形成してある請求項4に記載の回転陽極X線管。
- 前記回転軸の回転数と、前記回転軸を回転する消費電力とから、前記回転側ラジアル軸受面に最大熱応力が発生する条件を予め計測してあり、前記回転数と前記消費電力の値が最大熱応力発生条件に合致したときに前記圧力調整部から前記圧力発生空間部に印加する圧力を増加する請求項4又は5に記載の回転陽極X線管。
- 前記固定側ラジアル軸受面に設けて、軸受隙間に充填した液体金属の温度を検出する温度計を備え、前記温度計で検出した温度と軸受隙間の増減量との関係をシミュレーションにより推定したデータに基づいて、前記圧力調整部で印加する圧力を調整する請求項4又は5に記載の回転陽極X線管。
- 前記滑り軸受の前記液体金属の乱流遷移を検出する乱流遷移検出器と、前記乱流遷移検出器で検出した乱流遷移から前記滑り軸受の振動加速度の増加を検出する振動加速度増加検出部を備え、前記振動加速度増加検出部で検出した振動加速度増加検出値に基づいて前記圧力調整部で印加する圧力を調整する請求項4又は5に記載の回転陽極X線管。
- 前記圧力発生空間部に充填する液体は、400℃で熱分解せず、作動中の印加圧力範囲では沸騰しない液体である請求項4~8のいずれか一項に記載の回転陽極X線管装置。
- 請求項4~9のいずれか一項に記載の回転陽極X線管において、
前記すべり軸受において、前記ターゲットに対応する領域には、前記回転側ラジアル軸受面の直径を大きくした回転側直径膨大部を有し、前記回転側直径膨大部は管軸線方向に間隔をあけて設けてあり、
前記固定軸は、外周面にヘリングボーンパターンを有し、前記回転側直径膨大部の少なくとも一部は、前記ヘリングボーンパターンに対向している回転陽極X線管。 - 請求項4~9のいずれか一項に記載の回転陽極X線管の製造方法であって、
固定軸は鉄を主成分とする素材であり、
前記圧力発生空間部は、内周面に凹みを形成してあり外周面はモリブデンを主成分とする円筒形状の外筒を、前記固定軸に摩擦圧接又は電子ビーム溶接により接合して形成し、
前記真空外囲器内に前記陰極及び前記回転陽極構体を組み立て後、前記真空外囲器内を真空引きして排気すると共にベーキングした後、前記圧力調整部から前記圧力発生空間部に圧力を印加する回転陽極X線管の製造方法。
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