JP2022056152A - ドライブレコーダシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】他のシステムに使用されるカメラを共用して構築されるドライブレコーダシステムにおいて、車両の駐車時にドライブレコーダシステムを適切に作動させる。【解決手段】ドライブレコーダシステム14は、車両10に搭載された運転支援システム12で使用されるカメラ22を用いて、車両10の周辺を撮影し、撮影された画像を記録する。このカメラ22は、車両10の走行時、運転支援システム12が起動される第1電源モードから電力の供給を受けて作動する。一方、カメラ22は、車両10の駐車時、運転支援システム12が起動不能となる第2電源モードから電力の供給を受けて作動する。ここで、第2電源モード時にカメラ22が作動している場合には、異常監視部36による運転支援システム12に対する監視を制限するように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブレコーダシステムに関する。
車両のドライブレコーダシステムを構築するに場合に、他のシステムで使用されているカメラを用いる場合がある。例えば、ドライバーへの運転支援を行う運転支援システムに使用されるカメラを用いてドライブレコーダシステムを構築する場合である。運転システムに使用されるカメラは、撮影した画像から各種情報を取得し、走行車線からの脱線防止や、先行車両との衝突を回避するように運転を支援する。このような運転システムに使用されるカメラは、車両の周辺を撮影可能な位置に設けられているため、車両の走行中や車両を駐車している間に起きた異常を記録するドライブレコーダシステムにも使用することが望ましい。
一方、運転支援システムなどは、車両の走行時に起動することを前提としているため、運転支援システム用の車載カメラは、車両の走行時にオン状態となる電源モードから電力の供給を受けて作動されるものが多く、車両の駐車時に作動しない場合がある。従って、ドライブレコーダシステムで車両の駐車時の状況も記録するためには、車両の駐車時にオン状態となる電源モードに切り替える必要がある。
ここで、特許文献1に記載されたドライブレコーダシステムでは、電源切り替えリレーを用いて車両の走行時にオン状態になる電源系統と車両の駐車時にオン状態になる電源系統の両方から電源を取ることで、駐車時もドライブレコーダによる記録を可能にしている。具体的には、車両の走行時は、アクセサリ系統から電源を取ってドライブレコーダを起動する。一方、車両の駐車時は、アクセサリ系統の電源から常時電源に切り替えてドライブレコーダを起動させている。
特開2011-000219号公報
しかしながら、車両の走行時に起動するシステムには、システムの安全性を確保する観点から、システムに異常が発生しているか否かを監視する異常監視機能を有する場合がある。この異常監視機能は、例えばカメラの作動時に受信される各種信号の有無や内容を検知してシステムに異常が発生しているか否かを判断する。
したがって、車両の駐車時に走行時と異なる電源モードでカメラが作動した場合、走行時に起動するシステムが停止しているため、本来、車両の走行時に機能する異常監視機能により停止中のシステムに異常が発生したと誤って判断し、ドライブレコーダシステムの作動に影響を与える虞がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両に搭載された他のシステムに使用されるカメラを共用して構築されるドライブレコーダシステムにおいて、車両の駐車時にドライブレコーダシステムを適切に作動させることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係るドライブレコーダシステムは、車両に搭載された他のシステムで使用されるカメラを共用して構築されるドライブレコーダシステムであって、前記カメラで前記車両の周辺を撮影する撮影部と、前記カメラで撮影された画像を記録する画像記録部と、前記他のシステムが起動される車両の走行時に前記カメラを作動させる第1電源モードと、前記他のシステムが起動不能となる車両の駐車時に前記カメラを作動させる第2電源モードと、の間で前記カメラの電源モードを切替可能な電源モード切替部と、前記カメラの作動時に、前記他のシステムに異常が発生したか否かを監視する異常監視部と、前記異常監視部で異常の発生が監視された場合に、前記他のシステムを停止させる異常システム停止部と、前記第2電源モード時において前記カメラが作動した場合に、前記他のシステムに対する前記異常監視部の監視を制限する監視制限部と、を有する。
請求項1に記載の本発明に係るドライブレコーダシステムは、車両に搭載された他のシステムで使用されるカメラを共用して構築されている。具体的には、他のシステムで使用されるカメラを用いて、車両の周辺を撮影し、撮影された画像を記録することで、ドライブレコーダシステムを構築している。このカメラは、車両の走行時、他のシステムが起動される第1電源モードから電力の供給を受けて作動する。一方、車両の駐車時は、他のシステムが起動不能となる第2電源モードから電力の供給を受けて作動する。これにより、車両の走行時だけではなく駐車時にも、カメラが作動し、車両の周辺を撮影し、記録することが可能とされる。
ここで、通常、カメラの作動時に他のシステムで異常の発生が監視された場合に、他のシステムが停止するように構成されているが、第2電源モード時にカメラが作動している場合には、他のシステムに対する監視を制限するように構成されている。これにより、車両の駐車時にカメラを作動させた場合でも、走行時に起動する他のシステムの異常監視機能の影響を回避して、ドライブレコーダシステムを適切に作動させることができる。
以上説明したように、請求項1に係るドライブレコーダシステムによれば、走行時に起動する他のシステムに使用されるカメラを用いて構築されるドライブレコーダシステムにおいて、車両の駐車時にドライブレコーダシステムを適切に作動させることができる。
本実施形態に係るドライブレコーダシステムを備える車両と車両の電源系統を説明するための概略図である。 (A)は、他のシステムとしての運転支援システムのハードウェア構成を示すブロック図であり、(B)は、同運転支援システムの機能構成を示すブロック図である。 (A)は、ドライブレコーダシステムのハードウェア構成を示すブロック図であり、(B)は、ドライブレコーダシステムの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る記録処理のフローチャートの一例である。
以下、図1~図4を参照して本実施形態に係るドライブレコーダシステム14について説明する。図1には、ドライブレコーダシステム14が搭載された車両10の概略図が示されている。なお、図1に示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。この図に示されるように、車両10は、運転者の運転操作を支援する運転支援システム12と、車両10の周辺の状況を撮影し、記録するドライブレコーダシステム14を備えている。これらのシステムは、車両10の各種電源系統から供給される電力で起動する。
運転支援システム12は、車両10のイグニッション電源(以下、「IG電源」と称する。)16がON状態(通電状態)になることで起動する。また、IG電源16はOFF状態となることで停止する。IG電源16は、乗員による図示しないイグニッションスイッチへの操作によりエンジンが始動されるとON状態になる。また、イグニッションスイッチへの操作によりしてエンジンが停止すると、OFF状態になる。従って、車両10の走行時は、IG電源16がON状態にされ、車両10の駐車時など、エンジンが停止している状態では、IG電源16がOFF状態となる。
ドライブレコーダシステム14は、常時電源(以下、「+B電源」と称する。)18、IG電源16、アクセサリ電源(以下、「ACC電源」と称する。)の何れか一つが通電状態の場合に起動する。+B電源18は、車両10に搭載された図示しないバッテリの正端子と電気的に接続され、バッテリを電源とする電源系統である。+B電源18は、エンジンの始動又は停止に関わらず、常時ON状態(通電状態)になっている。ACC電源20も、通電時にバッテリからの電力の供給を可能にする電源系統であるが、乗員によるイグニッションスイッチへの操作によりON状態とOFF状態に切り替えられる。従って、車両10のエンジンが始動した状態では+B電源18、IG電源16、及びACC電源20の全てがON状態になる。また、エンジンを停止させると、少なくとも+B電源18がON状態のまま維持されるため、ドライブレコーダシステム14は、車両10の走行時に加え、エンジンが停止している駐車時にも起動されている。
(運転支援システム)
運転支援システム12は、車両の周辺を撮影するカメラ22を含んで構成されている。カメラ22は、車両10における車室内の前部に設けられており、一例として、車室の天井を構成するルーフ(符号省略)の前端部に設けられている。このカメラ22は、車両前方側に向けられて配置されており、車両10の周辺を撮影可能とされている。なお、カメラ22の撮影範囲は一例に過ぎない。車両前方と車室内の両方を撮影可能に構成してもよい。
(運転支援システムのハードウェア構成)
図2(A)は、運転支援システム12のハードウェア構成を示すブロック図である。この図に示されるように、運転支援システム12は、制御部としてのカメラECU(Electrical Control Unit)30を有している。カメラECU30は、CPU(Central Processing Unit:プロセッサ)30A、ROM(Read Only Memory)30B、RAM(Random Access Memory)30C、ストレージ30D、通信インタフェース30E及び入出力インタフェース30Fを含んで構成されている。各構成は、内部バス30Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU30Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU30Aは、ROM30B又はストレージ30Dからプログラムを読み出し、RAM30Cを作業領域としてプログラムを実行する。CPU30Aは、ROM30B又はストレージ30Dに記録されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。
ROM30Bは、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM30Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ30Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施形態では、ROM30B又はストレージ30Dには、後述する各種処理を行うためのプログラム、及び各種データなどが格納されている。
通信インタフェース30Eは、カメラECU30が車両10に搭載された他のECUと通信するためのインタフェースであり、外部バス28に対して接続されている。外部バス28では、CAN(Controller Area Network)プロトコルによる通信が行われており、各ECUの間で送受信されるデータは、CANプロトコルに基づく通信フレームとして送受信される。なお、外部バス28の通信方式はCANに限らず、CAN-FD(CAN With Flexible Data Rate)、イーサネット(登録商標)等を適用してもよい。
入出力インタフェース30Fには、車両10の周辺を撮影するカメラ22、電源リレー24、アクチュエータ26が接続されている。電源リレー24は、後述するドライブレコーダECU40からの指令により、IG電源16及び+B電源18の何れか一方の電源系統をカメラ22と通電させて、カメラ22に電力を供給する。アクチュエータ26は、ステアリングアクチュエータ、アクセルアクチュエータ及びブレーキアクチュエータを含んで構成されており、ステアリングアクチュエータは、車両10の操舵を行うものである。アクセルアクチュエータは、車両10の加速を行うものである。また、ブレーキアクチュエータは、ブレーキを制御することで、車両10の減速を行うものである。入出力インタフェース30Fには、その他にも車両10の前方の先行車両との距離を測定するための図示しないセンサ類、及び車室内に設けられた表示装置や報知装置などが接続されている。
(運転支援システムの機能構成)
図2(B)は、運転支援システム12の機能構成を示すブロック図である。運転支援システム12が実現する各機能は、上記のハードウェア資源を用いて実現される。
図2(B)に示されるように、運転支援システム12は、機能構成として、周辺情報取得部32、運転支援部34、異常監視部36及び異常システム停止部38を含んで構成されている。なお、各機能構成は、CPU30AがROM30B又はストレージ30Dに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
周辺情報取得部32は、カメラ22で撮影された画像及び各種センサ類からの検出値に基づいて、車両10の周辺の情報を取得する機能を有する。「周辺情報」には、一例として、車両10の走行路の幅、形状、車両10の付近を走行する他車両、障害物等に関する情報が含まれる。本実施形態では、カメラ22で撮影された画像に基づいて、車両10の前方を走行する先行車両の有無と、先行車両と自車両との距離を取得する。
運転支援部34は、車両の周辺情報を考慮しつつ、ドライバーの運転操作を支援する機能を有する。例えば、車両10と先行車両との距離が近接した場合に、ブレーキアクチュエータを制御することで、減速する。また、車両10と先行車両との距離が近接した場合に、車室内に設けられた表示装置又は報知装置を用いて警告を表示又は報知する。
異常監視部36は、カメラ22の作動時に、運転支援システム12に異常が発生しているか否かを監視する機能を有する。具体的には、カメラECU30に接続された外部バス28を介して、アクチュエータ26やセンサ類を制御する各種ECUからの信号を受信して、運転支援に必要な各種信号の通信状態が正常であるか否かについて判断する。更に、異常監視部36は、例えばエンジンECUからのIG電源16のON状態又はOFF状態を示すデータや、カメラ22の通電状態を示す信号を受信する。
例えば、エンジンが始動され、IG電源がONの状態になると運転支援システム12が起動するが、この時、エンジン、各種アクチュエータ及びこれらを制御する制御ECU等の電装品にも電力が供給され、作動状態となる。そして、異常監視部36は、アクチュエータ26やセンサ類を制御する各種ECUからの信号がCAN通信によって外部バス28から正常に受信されている場合、運転支援システム12に異常が発生していないと判断する。一方、運転支援システム12の起動中に、車両のシステムの一部に不具合が生じた等の理由でシステム起動時に受信されるべき信号が受信されなかったり、一部の電装品とのCAN通信が途絶えたりした場合、異常監視部36は、運転支援システム12に異常が発生していると判断する。
異常システム停止部38は、異常監視部36で運転支援システム12に異常が発生したと判断された場合に、運転支援システム12を停止させる機能を有する。これにより、誤った走行制御が実行されることを回避して、車両の安全性を確保する。また、異常システム停止部38は、車室内に設けられた表示装置や報知装置を用いて、乗員に対して運転支援システムの異常を表示又は報知する。更に、カメラ22による撮影を停止する。
(ドライブレコーダシステム)
ドライブレコーダシステム14は、車両の周辺を撮影するカメラ22と、カメラ22を制御する制御部としてのドライブレコーダECU40を含んで構成されている。カメラ22は、上述した通り、運転支援システム12を構成するカメラ22と同一とされている。すなわち、ドライブレコーダシステム14は、車両に搭載された他のシステムとしての運転支援システム12に使用されるカメラ22を共用して構築されている。
(ドライブレコーダシステムのハードウェア構成)
図3(A)には、ドライブレコーダシステム14のハードウェア構成を示すブロック図である。この図に示されるように、ドライブレコーダシステム14の制御部としてのドライブレコーダECU40は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、通信インタフェース40E及び入出力インタフェース40Fを含んで構成されている。各構成は、内部バス40Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40Dは、運転支援システム12を構成するCPU30A、ROM30B、RAM30C、ストレージ30Dと同様の構成であるため、詳細な説明を割愛する。
通信インタフェース40Eは、ドライブレコーダECU40が図示しないサーバ及び他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、LTE、FDDI、Wi-Fi(登録商標)などの規格が用いられる。本実施形態では、通信インタフェース40Eを介してカメラECU30との間でデータの送受信が可能となっている。
入出力インタフェース40Fには、車両10の周辺を撮影するカメラ22、電源リレー24、衝突検知センサ52が接続されている。電源リレー24は、カメラ22を+B電源18及びIG電源16の何れか一方の電源系統と通電させる。また、衝突検知センサ52は、一例として加速度センサで構成されており、車両10の加速度を検知している。
(ドライブレコーダシステムの機能構成)
図3(B)は、ドライブレコーダシステム14の機能構成を示すブロック図である。ドライブレコーダシステム14が実現する各機能は、上記のハードウェア資源を用いて実現される。
図3(B)に示されるように、ドライブレコーダシステム14は、機能構成として、撮影部42、画像記録部44、電源モード取得部46、電源モード切替部48及び監視制限部50を含んで構成されている。なお、各機能構成は、CPU40AがROM40B又はストレージ40Dに記憶されたプログラムを読み出し、実行することにより実現される。
撮影部42は、カメラ22が通電している場合に、カメラ22を用いて車両10の周辺を撮影する機能を有する。
画像記録部44は、車両10の走行時及び車両10の駐車時に、カメラ22で撮影された画像をメモリとしてのROM40B又はストレージ40Dに記録する機能を有する。具体的には、画像記録部44は、ドライブレコーダECU40に、車両10のIG電源16から電力が供給されている場合、すなわち、IG電源16がON状態である場合に車両10が走行状態時であると判断して、カメラ22で撮影された画像を常時録画する。一方、画像記録部44は、ドライブレコーダECU40に、車両10の+B電源18から電力が供給されている場合、すなわち、+B電源18がON状態である場合に、所定の条件のもと、カメラ22で撮影された画像を録画する。本実施形態では、一例として、画像記録部44は、衝突検知センサ52で所定の閾値以上の加速度が検知されたした場合に、車両10が物体に衝突したと判断し、撮影された画像を記憶する。
電源モード取得部46は、ドライブレコーダECU40へ電力を供給する電源モードを取得する。具体的には、IG電源16からドライブレコーダECU40に電力が供給されている場合、ドライブレコーダECU40の電源モードが第1電源モードであることを取得する。また、+B電源18からドライブレコーダECU40に電力が供給されている場合、ドライブレコーダECU40が第2電源モードであることを取得する。
第1電源モードは、IG電源16がON状態であることから、車両の走行時に対応している。この第1電源モード時には、運転支援システム12とドライブレコーダシステム14の両方が起動している。
第2電源モードは、+B電源18がON状態であることから、車両の駐車時など、エンジンの停止状態に対応している。この第2電源モード時には、IG電源16がOFF状態となるため、運転支援システム12が停止し、ドライブレコーダシステム14のみが起動している。
電源モード切替部48は、カメラ22に電力を供給する電源モードを第1電源モードと第2電源モードとの間で切替可能に構成する機能を有している。これにより、車両の走行時や車両の駐車時に、必要に応じてカメラを作動させることができる。
具体的には、ドライブレコーダECU40の電源モードが第1電源モードであることが取得された場合、電源モード切替部48は、電源リレー24をIG電源16に切り替えてカメラ22の電源モードを第1電源モードにする。これにより、カメラ22は、走行時にON状態となるIG電源16から電力の供給を受けて作動する。一方、ドライブレコーダECU40の電源モードが第2電源モードであることが取得された場合、電源モード切替部48は、電源リレー24を+B電源18に切り替えてカメラ22の電源モードを第2電源モードにする。これにより、カメラ22は、車両の駐車時にON状態が維持される+B電源18から電力の供給を受けて作動する。
監視制限部50は、カメラ22が第2電源モードで作動している場合に、運転支援システム12に対する上述した異常監視部36による監視を部分的に制限する機能を有する。これにより、車両10の駐車時における異常監視部36の誤診断を回避する。
すなわち、本実施形態では、電源モード切替部48の機能により、走行時に加え、車両10のエンジンが停止する駐車時にもカメラ22を作動させることができる。しかし、車両10の駐車時にカメラ22が第2電源モードで作動した状態とは、+B電源18から電源を取って作動する一部の電装品のみが通電状態となる。従って、車両の走行に関わるエンジンやアクチュエータ26及びこれらを制御する電装品が作動しておらず、異常監視部36では、運転支援システム12の起動時に受信されるべき信号が受信されないことから、運転支援システム12に異常が発生していると判断する虞がある。異常監視部36で異常の発生が判断されると、異常システム停止部38の機能によりカメラ22が停止されるため、ドライブレコーダシステム14による記録が中断される虞がある。
そこで、監視制限部50は、第2電源モード時にカメラ22が作動した場合に、運転支援システム12に対する異常監視部36の監視(機能)を部分的に制限することで、カメラ22が運転支援システム12の制御によって停止されることを回避するように構成されている。
(作用並びに効果)
次に、図4のフローチャートを用いて、ドライブレコーダシステム14でカメラ22を作動させ、カメラ22で撮影した画像を記録する記録処理の一例について説明すると共に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図4に示されるよう、CPU40Aは、ステップS101でドライブレコーダECU40の電力供給状態を取得する。具体的には、電源モード取得部46の機能により、ドライブレコーダECU40の電源モードを取得する。
CPU40Aは、ステップS102で、ドライブレコーダECU40の電源モードが、第2電源モードであるか否かについて判断する。電源モードが、第2電源モードである場合、ドライブレコーダECU40には+B電源18から電力が供給されていることになる。なお、このタイミングでは、電源リレー24はOFF状態のIG電源16に切り替えられているため、カメラ22に電力が供給されない。駐車時は、通常、カメラ22の電源をIG電源16に切り替えて電力を断つことでバッテリの電力消費を抑えている。
CPU40Aは、ステップS102でドライブレコーダECU40の電源モードが、第2電源モードであると判断すると、ステップS103の処理に移行する。また、CPU40Aは、ステップS102でドライブレコーダECU40の電源モードが、第2電源モードではないと判断すると、ステップS112に移行ずる。
CPU40Aは、ステップS103において、車両10で衝撃が検知されたか否かについて判断する。具体的には、衝突検知センサ52で所定の閾値以上の加速度が検知された場合、車両10で衝撃が検知されたと判断する。車両10で衝撃が検知された場合、駐車時に車両10に物体が衝突したとことが推測される。CPU40Aは、ステップS103において車両10で衝撃が検知されたと判断すると、ステップS104の処理に移行する。また、CPU40Aは、ステップS103において車両10で衝撃が検知されなかったと判断すると、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
CPU40Aは、ステップS104において、電源リレー24を+B電源18に切り替える。これにより、ON状態の+B電源18からカメラ22に電力が供給されるため、カメラ22が作動する。
CPU40Aは、ステップS105において、カメラECU30に外部バス28を介してIG電源16がOFF状態であることを示す信号が受信されたか否かを判断する。カメラECU30に外部バス28を介してIG電源16のOFF状態を示す信号が受信されている場合は、車両のエンジンが停止状態にあることに対応している。従って、車両10を駐車中であることが推測される。CPU40Aは、ステップS105においてカメラECU30がIG電源16のOFF状態を示す信号を受信していると判断した場合、ステップS106の処理に移行する。また、CPU40Aは、ステップS105においてカメラECU30がIG電源16のOFF状態を示す信号を受信していないと判断した場合、ステップS110の処理に移行する。
CPU40Aは、ステップS106において、異常監視部36の機能を制限する。これにより、異常監視部36の機能により、実際は停止している運転支援システム12の異常を誤って検知することが回避され、カメラ22の作動状態が維持される。
CPU40Aは、ステップS107において、画像記録部44の機能により、カメラ22で撮影された画像を記録する。これにより、車両10の駐車時に発生した衝突事故の様子を記録することができる。また、CPU40Aは、記録の開始と共に、タイマーを作動させる。
CPU40Aは、ステップS108において、画像の記録を開始してから所定時間(一例として、60秒)が経過したか否かを判断する。CPU40Aは、ステップS108で所定時間が経過したと判断すると、ステップS109の処理に移行して電源リレー24をOFF状態のIG電源16に切り替える。これにより、記録の開始から所定時間の経過後にカメラ22への電力供給を絶ち、処理を終了する。また、CPU40Aは、ステップS108で所定時間が経過していないと判断すると、ステップS107に戻って処理を繰り返す。
一方、CPU40Aが、ステップS105においてカメラECU30がIG電源16のOFF状態を示す信号を受信していないと判断し、ステップS110の処理に移行した場合、CPU40Aは、異常監視部36の機能を有効にする。すなわち、ドライブレコーダECU40が+B電源18から電力を供給されているにも関わらず、外部バス28を介したCAN通信により、IG電源16のOFF状態が受信されない場合は、電源系統の出力異常や、CAN通信の途絶又は不安定が想定されるため、異常監視部36の機能を有効にする。これにより、異常監視部36の機能により運転支援システム12の異常が検知される。その後、CPU40Aは、ステップS111において、カメラ22による撮影を停止してドライブレコーダシステム14を停止させて処理を終了する。
以上ステップS111までが、ドライブレコーダECU40が、+B電源18から電力の供給を受けている場合の記録処理の流れである。このように、ドライブレコーダECU40が、+B電源18から電力の供給を受けており、第2電源モードでカメラ22が作動されている。この状態では、カメラECU30でIG電源16のOFF状態を示す信号が受信される場合にのみ異常監視部36の機能を制限することにより、確実に車両10が駐車中であることが確認される場合に、カメラ22の画像を記録するように構成されている。換言すると、第2電源モード時にカメラが作動された場合、異常監視部36による運転支援システム12の監視が部分的に制限される。
次に、ステップS112以降に示される、ドライブレコーダECU40が、+B電源18から電力の供給を受けていない場合の記録処理の流れを説明する。
CPU40Aは、ステップS111でドライブレコーダECU40が、+B電源18から電力の供給を受けていないと判断してステップS112に移行した場合、電源リレー24がIG電源16側に切り替え、又は維持する。すなわち、CPU40Aは、IG電源16がON状態であると判断する。カメラ22は、ON状態のIG電源16から電力の供給を受けて作動する。
CPU40Aは、ステップS113において、カメラECU30に外部バス28を介してIG電源16のON状態を示す信号が受信されているか否かについて判断する。
CPU40Aは、ステップS113において、カメラECU30でIG電源16のON状態を示す信号が受信されていると判断すると、ステップS114に移行して、異常監視部36の機能を有効にする(維持する)。すなわち、CPU40Aは、車両10が走行中であると判断し、通常の運転支援システム12で実行される運転支援システム有効にする。その後、CPU40Aは、ステップS115において、カメラ22で撮影された画像の記録を開始し、処理を終了する。
また、CPU40Aは、カメラECU30でIG電源16のON状態を示す信号が受信されていないと判断すると、ステップS116に移行して、異常監視部36の機能を有効にする。すなわち、ドライブレコーダECU40がIG電源16から電力を供給されているにも関わらず、外部バス28を介したCAN通信により、IG電源16のON状態を示す信号が受信されない状態が想定される。この場合は、電源系統の出力異常や、CAN通信の途絶又は不安定の可能性がある。若しくは、ドライブレコーダECU40に電力が供給されておらず、カメラ22が停止している状態が想定される。何れの状況も、異常監視部36の機能を有効にする。これにより、異常監視部36の機能により運転支援システム12の異常が検知される。その後、CPU40Aは、ステップS117において、ドライブレコーダシステム14を停止させて処理を終了する。
以上説明した通り、本実施形態に係るドライブレコーダシステム14は、車両10に搭載された運転支援システム12で使用されるカメラ22を共用して構築されている。具体的には、運転支援システム12で使用されるカメラ22を共用して車両10の周辺を撮影し、撮影された画像を記録することで、ドライブレコーダシステム14を構築している。このカメラ22は、車両10の走行時には、運転支援システム12が起動される第1電源モードで作動される。具体的には、IG電源16から電力の供給を受けてカメラ22が作動する。一方、車両10の駐車時は、運転支援システム12が起動不能となる第2電源モードでカメラ22が作動する。これにより、車両10の走行時だけではなく駐車時にもカメラ22が作動し、車両10の周辺を撮影し、記録することが可能とされている。
また、通常、カメラ22の作動時に運転支援システム12で異常の発生が監視された場合、運転支援システム12が停止するように構成されている。しかし、第2電源モード時にカメラ22が作動している場合には、運転支援システム12に対する異常状態の監視を制限するように構成されている。つまり、車両10が駐車中であることが想定される第2電源モードでは、運転支援システム12の異常監視部36の機能を部分的に制限する。これにより、車両10の駐車時にカメラ22が作動する場合でも、走行時に起動する運転支援システム12の異常監視部36による誤診断を回避して、ドライブレコーダシステム14を適切に作動させることができる。
[補足説明]
なお、上記実施形態では、本発明に係る他のシステムが運転支援システム12である場合について説明したが、本発明はこれに限らない。車載カメラで撮影された画像に基づいて処理が実行されるシステムであればよい。例えば、車両10を目的地まで自動で走行させる自動運転システムでもよい。
また、本実施形態では、衝突検知センサ52が、入出力インタフェース40Fを介してドライブレコーダECU40の外部に設けられる構成としたが、本発明はこれに限らない。衝突検知センサ52をドライブレコーダECU40の内部バス40Gに直接接続し、ドライブレコーダECU40の内部に設ける構成としてもよい。
なお、上記実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した記録処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、記録処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、記録処理のプログラムがROMまたはストレージに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
10 車両
12 運転支援システム(他のシステム)
14 ドライブレコーダシステム
22 カメラ

Claims (1)

  1. 車両に搭載された他のシステムで使用されるカメラを共用して構築されるドライブレコーダシステムであって、
    前記カメラで前記車両の周辺を撮影する撮影部と、
    前記カメラで撮影された画像を記録する画像記録部と、
    前記他のシステムが起動される車両の走行時に前記カメラを作動させる第1電源モードと、前記他のシステムが起動不能となる車両の駐車時に前記カメラを作動させる第2電源モードと、の間で前記カメラの電源モードを切替可能な電源モード切替部と、
    前記カメラの作動時に、前記他のシステムに異常が発生したか否かを監視する異常監視部と、
    前記異常監視部で異常の発生が監視された場合に、前記他のシステムを停止させる異常システム停止部と、
    前記第2電源モード時において前記カメラが作動した場合に、前記他のシステムに対する前記異常監視部の監視を制限する監視制限部と、
    を有するドライブレコーダシステム。
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