JP2022056056A - 座席運用システム、座席運用方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、妊娠中の体調は、時期によっても、人によってもさまざまである。体調不良が全く無い妊婦も居れば、そうでない人もいる。例えば立ちくらみで立っていることが困難な妊婦など、医師によって「妊娠悪阻」と診断されている妊婦は、たとえ見た目では妊婦であると判断できない妊婦であっても、健常者や体調不良の無い妊婦よりも優先されるべきであると考えられる。「優先席」の標識には、全ての妊婦が一律に優先されるべきであると解釈できるように記述されているが、必ずしもすべての妊婦が同程度に優先されるべきではない。実際には、妊婦の状態はさまざまであり、座席の必要度を見た目で判断することは困難である。
まず、本開示の第1の実施形態について説明する。本実施形態は、本開示の基本的な実施形態である。
図1は、本実施形態に係る座席運用システムの構成の例を表すブロック図である。図1に示す例は、座席運用システム10は、本開示の一態様に係る座席運用システム10は、認証部11と、確保部12と、を備える。認証部11は、対象者の個人認証を行う。確保部12は、前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する。
次に、本実施形態の座席運用システム10の動作について、図面を使用して詳細に説明する。
本実施形態には、座席を必要としている人が座席を確保する可能性を向上できるという効果がある。その理由は、確保部12が、認証部11による個人認証が成功した対象者に割り当てられている個人優先度に基づく優先度と、座席の座席優先度とに基づいて、その対象者のためにその座席を確保するからである。対象者の個人認証に成功した場合に、その対象者に割り当てられている個人優先度に基づいて座席の確保が行われるので、座席を必要としない人のために不正に座席が確保されるのを防ぐことができる。そのため、座席を必要とする人の代わりに座席を必要としない人が座席を占有することを防ぐことができる。したがって、座席を必要としている人が座席を確保する可能性を向上できる。
次に、本開示の第2の実施形態について、図面を使用して詳細に説明する。
図3は、本実施形態に係る座席運用システムの構成を模式的に表す図である。図3に示す例では、座席運用システム1は、座席運用装置100と、車両搭載装置200と、利用者端末装置300と、個人情報登録装置400とを含む。座席運用装置100は、車両搭載装置200、利用者端末装置300、及び、個人情報登録装置400の各々と、通信可能に接続される。図3に示す例では、座席運用装置100は、利用者端末装置300、及び、個人情報登録装置400の各々と、通信ネットワーク500を介して接続されている。通信ネットワーク500は、例えば、インタネットである。座席運用装置100は、車両搭載装置200と、通信ネットワーク500とは異なる通信ネットワークを介して接続されている。座席運用装置100は、車両搭載装置200と、例えばイントラネットとして実装されている通信ネットワーク、又は、他の通信経路を介して接続されていてもよい。
個人情報登録装置400は、利用者の個人優先度を含む個人情報を登録する装置である。個人情報登録装置400では、例えばオペレータが、利用者の個人優先度を登録する。個人情報登録装置400は、利用者の個人情報を座席運用装置100に送信する。
次に、本実施形態の座席運用システム1及び座席運用システム1の各装置について、詳細に説明する。まず、座席運用システム1が含む各装置の構成の概要について説明し、その後、各装置の各構成要素について詳細に説明する。
図4は、本実施形態の座席運用装置100の構成の例を表すブロック図である。図4に示す例では、座席運用装置100は、認証部101と、確保部102と、推定部103と、更新部104と、位置検出部111と、着席者検出部112と、着席確認部113と、第1通知部121と、第2通知部122と、第3通知部123と、確認部124とを含む。座席運用装置100は、さらに、認証用センサ部131と、ID情報センサ部132と、個人情報取得部141と、個人情報記憶部142と、座席情報取得部151と、座席情報記憶部152と、通信部161とを含む。
図5は、本実施形態の車両搭載装置200の構成の例を表すブロック図である。図5に示す例では車両搭載装置200は、制御部201と、座席情報記憶部202と、認証用センサ部211と、位置確認センサ部212と、着席者センサ部221と、着席確認センサ部222と、表示部223と、通知実行部224とを含む。認証用センサ部211及び位置確認センサ部212は、例えば、車両の出入り口付近に取り付けられる。認証用センサ部211及び位置確認センサ部212が取り付けられている部分を、出入口ユニット210と表記する。着席者センサ部221と、着席確認センサ部222と、表示部223と、通知実行部224とは、座席に取り付けられる。着席者センサ部221と、着席確認センサ部222と、表示部223と、通知実行部224とが取り付けられている部分を、座席端末ユニット220と表記する。
図6は、本実施形態の利用者端末装置300の構成の例を表すブロック図である。図6に示す例では、利用者端末装置300は、表示部301と、入力部302と、制御部303と、表示制御部304と、表示情報生成部305と、通信部306とを含む。利用者端末装置300は、例えば、専用のアプリケーションを実行するスマートフォンなどの情報端末装置によって実現できる。
図7は、本実施形態の個人情報登録装置400の構成の例を表すブロック図である。図7に示す例では、個人情報登録装置400は、入力部401と、個人情報処理部402と、個人情報記憶部403と、通信部404とを含む。
最初に、座席を利用する前、例えば、利用者が座席運用システム1を利用するための手続きを行う際に動作する、座席運用システム1の構成要素について説明する。
まず、図7に示す、個人情報登録装置400の構成要素について詳細に説明する。
入力部401は、例えば個人情報登録装置400のオペレータ等が、利用者の登録者IDと、医師等が決定した個人優先度とを入力する装置である。登録者IDは、例えば個人情報登録装置400において一意に設定された、利用者を識別する情報である。後述の個人情報処理部402が、利用者IDを生成してもよい。利用者IDとして、例えば、登録者の氏名、年齢、住所等の組み合わせのような、個人情報登録装置400において利用者を識別できる情報が使用されてもよい。個人情報登録装置400のオペレータ等は、利用者の登録者IDと、利用者の優先度とを、入力部401によって入力する。利用者が同伴する可能性がある同伴者が存在する場合、個人情報登録装置400のオペレータ等は、同伴者の登録者IDと、同伴者の個人優先度とを、入力部401によって入力する。同伴者は、例えば、乳児、幼児、介護が必要な人などの、保護者や介護者が必要な人である。なお、利用者の監視下において単独で行動できる幼児等は、同伴者ではなく利用者として登録してもよい。そして、利用者のサポート無しでは行動することが難しい人のみを、同伴者として登録してもよい。同伴者の個人優先度は、同様に医師等によって決定される。個人優先度に対して、その個人優先度が有効な期間である有効期間が設定されてもよい。有効期間は、個人優先度が変化しないと医師等が判断した期間であってよい。例えば乳児や幼児の優先度は、年齢に基づいて定められていてもよい。オペレータ等は、さらに、利用者の個人優先度以外の個人情報を入力する。利用者の個人優先度以外の個人情報は、例えば、年齢を特定できる情報(例えば、生年月日)、及び、その他の個人情報である。オペレータ等は、さらに、入力部401によって入力してもよい。利用者の同伴者が存在する場合、オペレータ等は、さらに、同伴者の年齢の個人情報を、入力部401によって入力する。利用者が複数の同伴者を同伴する可能性がある場合、オペレータなどは、複数の同伴者の、優先度を含む個人情報を入力する。なお、個人情報登録装置400に登録される個人情報は、後述の座席運用装置100の個人情報とは別に登録される。個人情報登録装置400に登録される個人情報は、後述の座席運用装置100の個人情報と、個人優先度を除いて同一でなくてよい。
個人情報処理部402は、入力部401を介してオペレータ等によって入力された個人情報を、所定のフォーマットで、個人情報記憶部403に格納する。個人情報処理部402は、例えば座席運用装置100から利用者の個人情報の要求を後述の通信部404を介して受け取ると、利用者の個人情報を個人情報記憶部403から読み出す。個人情報処理部402は、読み出した利用者の個人情報を、通信部404を介して座席運用装置100に送信する。
個人情報記憶部403は、個人情報処理部402によって格納された、利用者の個人情報を記憶する。
通信部404は、個人情報登録装置400が、例えば座席運用装置100等の他の装置と通信するための通信インタフェースである。例えば、個人情報処理部402は、通信部404を介して座席運用装置100から利用者の登録者IDと個人情報の要求とを受け取り、通信部404を介して座席運用装置100に登録者IDによって特定される利用者の個人情報を送信する。なお、通信部404が座席運用装置100に送信する個人情報は、利用者の個人優先度を含む。通信部404が座席運用装置100に送信する個人情報は、利用者の個人優先度であってもよい。
次に、図4に示す、座席運用装置100の構成要素について詳細に説明する。
個人情報取得部141は、個人情報登録装置400から、個人優先度を含む個人情報を取得する。以下、個人情報取得部141についてさらに詳細に説明する。
個人情報記憶部142は、個人情報取得部141によって格納された、上述の、利用者の個人情報を記憶する。
認証用センサ部131は、生体情報を取得する。利用者は、座席運用装置100の利用開始時に、認証用センサ部131を用いて、利用者の生体情報を座席運用装置100に登録する。利用者に同伴する可能性がある同伴者がいる場合、利用者は、座席運用装置100の利用開始時に、認証用センサ部131を用いて、同伴者の生体情報を座席運用装置100に登録する。複数の同伴者がいる場合、利用者は、複数の同伴者の各々の生体情報を登録する。言い換えると、利用者は、座席運用装置100の利用開始時に、認証用センサ部131に利用者の生体情報を読み取らせる。同伴する可能性がある同伴者がいる場合、利用者は、座席運用装置100の利用開始時に、認証用センサ部131に、同伴者の生体情報を読み取らせる。複数の同伴者がいる場合、利用者は、認証用センサ部131に、複数の同伴者の各々の生体情報を読み取らせる。
次に、利用者が座席を利用する際に動作する、座席運用システム1の構成要素について詳細に説明する。
図6に示す、利用者端末装置300の構成要素について説明する。上述のように、本実施形態の利用者端末装置300は、例えば、専用のアプリケーションを実行するスマートフォンによって実現される。
入力部302は、ユーザが入力を行う装置である。利用者端末装置300がスマートフォンである場合、入力部302は、例えばタッチパネルである。利用者は、入力部302を使用して、利用者IDを入力する。利用者は、入力部302を使用して、例えばパスフレーズなどに基づく認証情報を入力する。
制御部303は、利用者IDと認証情報を表す情報とを、例えば通信部306を介して、座席運用装置100に送信する。座席運用装置100の認証部101は、例えば通信部161を介して、利用者IDと認証情報を表す情報とを受け取る。認証部101は、受け取った利用者IDと認証情報を表す情報と、個人情報記憶部142に格納されている個人情報とに基づいて、認証を行う。この認証は、パスフレーズ等の同一であるか否かに基づく一般的な認証である。認証部101は、認証に成功したか否かを表す情報を、通信部161と通信部306とを介して、制御部303に送信する。認証に成功した場合、制御部303は、表示情報生成部305に、利用者IDを表す図形を生成させる。
表示情報生成部305は、制御部303による制御のもと、所定の方法に従って、利用者の利用者IDを表す図形を生成する。利用者IDを表す図形(以下、認証図形)は、例えば、QRコード(登録商標、Quick Response)である。例えば、利用者が、上述の専用のアプリケーションを実行する利用者端末装置300において、認証図形を表示する動作を行うと、制御部303は、表示制御部304に、認証図形を生成させる。認証図形は、QRコード以外の、利用者IDを一意に表すことができ利用者IDを特定できる図形であってもよい。表示情報生成部305は、生成した認証図形を表す情報を、表示制御部304に送信する。
表示制御部304は、生成した認証図形を表す情報を受け取り、受け取った情報に基づいて、表示図形を表示部301に表示する。
表示部301は、例えば、ディスプレイである。利用者端末装置300がスマートフォンである場合、表示部301は、例えばタッチパネルである。認証図形は、表示制御部304によって、表示部301に表示される。利用者は、表示部301に表示された認証図形を、位置確認センサ部212に読み取らせる。
次に、図5に示す、車両搭載装置200の構成要素について詳細に説明する。出入口ユニット210(すなわち、出入口ユニット210に含まれる認証用センサ部211及び位置確認センサ部212)は、例えば車両の出入口に取り付けられる。車両に複数の出入り口が存在する場合、出入口ユニット210は、複数の出入口の各々に取り付けられる。座席端末ユニット220(すなわち、座席端末ユニット220に含まれる、着席者センサ部221、着席確認センサ部222、表示部223及び通知実行部224)は、座席運用装置100の管理下にある座席の各々に取り付けられる。
位置確認センサ部212は、上述の認証図形を読み取ることができるセンサである。利用者は、例えば乗車時に、利用者端末装置300の表示部301に表示された認証図形を、位置確認センサ部212に読み取らせる。位置確認センサ部212は、読み取った認証図形を表すデータを、制御部201に送出する。
認証用センサ部211は、生体情報を表すデータを読み取るセンサである。例えば、生体情報が読み取られる生体が指紋である場合、生体情報は、指紋画像である。利用者は、例えば乗車時に、認証図形を位置確認センサ部212に読み取らせた後、認証用センサ部211に生体情報(指紋画像)を認証用センサ部211に読み取らせる。認証用センサ部211は、読み取った生体情報を、制御部201に送出する。利用者に同伴者がいない場合、認証用センサ部211は、利用者の生体情報を、制御部201に送出する。利用者に同伴者がいる場合、利用者は、全ての同伴者の生体情報も認証用センサ部211に読み取らせる。認証用センサ部211は、利用者の生体情報と、利用者の同伴者の生体情報とを、制御部201に送出する。
制御部201は、認証図形を表すデータを、位置確認センサ部212から受け取る。制御部201は、車両内における位置確認センサ部212(例えば、位置確認センサ部212を含む出入口ユニット210)の位置をあらかじめ保持している。制御部201は、受け取った認証図形から、利用者IDを特定する。制御部201は、認証図形を送出した位置確認センサ部212の位置を、利用者の位置とする。制御部201は、更に、認証用センサ部211から、生体情報(例えば指紋データ)を受け取る。制御部201は、受け取った指紋データから特徴を抽出し、抽出した特徴を表す特徴を表す特徴データを生成する。
座席情報記憶部202は、その座席情報記憶部202を含む車両搭載装置200が搭載されている車両の座席の各々の、着席者の有無を表す情報と、座席優先度を表す情報とを記憶する。
通信部203は、車両搭載装置200と座席運用装置100との間の通信を中継する通信インタフェースである。
着席者センサ部221は、座席に着席者が存在するか否かを検出する人感センサである。着席者センサ部221は、検出した、座席に着席者が存在するか否かを表す情報を、制御部201に送出する。着席者センサ部221は、例えば、座席の座面に設置された重量センサである。その場合、所定重量以上の重量が検出された場合、着席者センサ部221は、その着席者センサ部221が設置されている座席に着席者を検出する。所定重量以上の重量が検出されない場合、着席者センサ部221は、その着席者センサ部221が設置されている座席に着席者を検出しない。着席者センサ部221は、座席に着席者が存在するか否かを検出できる、他の既存のセンサのいずれかであってもよい。
着席確認センサ部222は、上述の認証図形を読み取るセンサである。利用者は、座席に座る際、利用者端末装置300に表示された認証図形を、その座席に取り付けられている着席確認センサ部222に読み取らせる。着席確認センサ部222は、位置確認センサ部212と同様の機能を備えるセンサであってよい。着席確認センサ部222は、読み取った認証図形を表すデータを、制御部201に送出する。
表示部223は、例えば制御部201による制御によって、利用者に割り当てられた座席を示す。表示部223は、例えば、座席に取り付けられたLEDなどの発光装置によって実現できる。例えば、表示部223が光っている座席が、利用者に割り当てられた座席である。
通知実行部224は、例えば制御部201による制御によって、座席の着席者に、座席を譲渡するよう促す譲渡通知を行う。通知実行部224は、例えば、光、音、及び、振動などの少なくともいずれか1つ以上によって、着席者に譲渡通知を行う。通知実行部224が、例えば、光、音、及び、振動などの少なくともいずれか1つ以上を発生させている状態が、通知実行部224が譲渡通知を行っている状態である。通知実行部224は、LEDなどの発光装置、譲渡を促す音声を発生させるスピーカなどの音声発生装置、及び、座面の下に取り付けられ振動を発生させるバイブレータなどの少なくとも1つ以上によって実現される。通知実行部224は、例えばディスプレイによって実現されうる。この場合、通知実行部224は、座席を譲渡することを表す表示を行うことによって、譲渡通知を行ってもよい。表示部223を実現するLEDなどの発光装置が通知実行部224として動作してもよい。
次に、図4に示す、座席運用装置100の他の構成要素について詳細に説明する。
ID情報センサ部132は、認証図形を読み取るセンサである。ID情報センサ部132は、車両搭載装置200の、位置確認センサ部212及び着席確認センサ部222と同様の機能を備える。利用者は、車両を利用する前に、ID情報センサ部132に、上述の認証図形を読み取らせる。ID情報センサ部132は、例えば、改札の内側など、駅の構内に設置されている。ID情報センサ部132が取り付けられる場所は、限定されない。利用者は、例えば、駅の改札から入場した後、認証図形をID情報センサ部132に読み取らせる。ID情報センサ部132は、読み取った認証図形を、例えば推定部103に送出する。
認証部101は、通信部161を介して、利用者端末装置300から、利用者の利用者IDと、パスフレーズなどに基づく認証情報を表す情報とを受け取る。認証部101は、受け取った利用者IDに関連付けられている認証情報を個人情報記憶部142から読み出す。認証部101は、受け取った認証情報と読み出した認証情報とを比較することによって、受け取った認証情報と読み出した認証情報とが、同一のパスフレーズ等に基づく認証情報であるか否かを判定することによって、認証を行う。認証部101は、受け取った認証情報と読み出した認証情報とを比較することによって、受け取った認証情報と読み出した認証情報とが、同一のパスフレーズ等に基づく認証情報である場合、認証が成功したと判定する。なお、認証部101は、通信部161を介して、利用者端末装置300から、利用者IDと認証情報を表す情報とではなく、端末IDを受け取るように構成されていてもよい。この場合、認証部101は、受け取った端末IDと同一の端末IDが、個人情報記憶部141に格納されていれば、その端末IDに関連付けられている利用者IDによって特定される利用者の認証が成功したと判定する。この場合、端末IDが認証情報に該当する。これらの認証を、認証情報に基づく認証と表記する。認証部101は、認証情報に基づく認証の結果を、利用者端末装置300に送出する。
座席情報取得部151は、各々の座席に着席者がいるか否かを表す情報と、各々の座席の座席優先度の情報とを、車両搭載装置200から取得する。座席情報取得部151は、各々の座席に着席者がいるか否かを表す情報と、各々の座席の座席優先度の情報とを、座席情報記憶部152に格納する。なお、着席者がいない座席の座席優先度は、着席者がいないことを表す優先度に設定されていてよい。その場合、座席優先度が、着席者の有無を表す。
座席情報記憶部152は、各々の座席に着席者がいるか否かを表す情報と、各々の座席の座席優先度の情報とを記憶する。空席の座席の座席優先度が、着席者がいないことを表す優先度に設定される場合、座席情報記憶部152は、座席の各々の座席優先度を記憶する。座席情報記憶部152は、複数の列車の複数の車両について、座席の各々における座席優先度を記憶する。
推定部103は、利用者の適用優先度と、座席の各々の座席優先度とに基づいて、利用者が座席を確保しやすい出入口を推定する。具体的には、推定部103は、例えば利用者端末装置300を使用して利用者によって指定された列車の出入口の各々の、利用者が座席を確保しやすい度合を表す確保容易性を推定する。推定部103は、推定された確保容易性に基づいて、出入口を推定する。利用者が座席を確保しやすい出入口は、例えば、入り口から所定の範囲内に、利用者のグループが利用できる連増する座席の組み合わせの数の多さに基づいて選択された出入口である。確保容易性は、例えば、入り口から所定の範囲内に、利用者のグループが利用できる連増する座席の組み合わせの数である。
第1通知部121は、推定部103から、利用者が座席を確保しやすい出入口の情報を受け取る。第1通知部121は、利用者が座席を確保しやすい出入口の情報を、利用者の利用者端末装置300に送信する。例えば、利用者端末装置300の制御部303が、利用者が座席を確保しやすい出入口の情報を受け取り、表示情報生成部305によって、利用者が座席を確保しやすい出入口の情報を表す表示を生成する。制御部303は、生成された利用者が座席を確保しやすい出入口の情報を表す表示を、表示制御部304によって表示部301に表示させる。
確保部102は、認証部101から、利用者の生体認証の結果を表す情報を受け取る。利用者の生体認証に成功した場合(すなわち、利用者の生体認証の結果を表す情報が生体認証に成功したことを表す場合)、確保部102は、利用者の適用優先度を、個人情報記憶部142に格納されている、利用者の個人優先度に設定する。利用者の生体認証に失敗した場合(すなわち、生体認証の結果を表す情報が生体認証に失敗したことを表す場合)、確保部102は、利用者の適用優先度を、一般の利用者の優先度としてあらかじめ定められている優先度に設定する。
確認部124は、確保部102から、利用者が利用できる座席を表す情報を受け取った場合、車両内における利用者の位置と座席の位置とを表す情報と、その座席を利用するか否かの問い合わせを表す情報とを、利用者端末装置300に送信する。
第3通知部123は、利用者のために確保した座席を表す情報を受け取る。第3通知部123は、利用者のために確保した座席を表す情報を、利用者に通知する。具体的には、第3通知部123は、利用者のために確保した座席を表す情報を、車両搭載装置200に送信する。車両搭載装置200の制御部201が、利用者のために確保した座席を表す情報を受け取り、その座席に設置されている表示部223を、利用者のために確保した座席を示すように制御する。
着席者検出部112は、確保部102から、抽出された座席を表す情報(例えば、抽出された座席の位置を表す情報)を受け取る。着席者検出部112は、抽出された座席に着席者がいるか否かを検出する。複数の座席が抽出されている場合、着席者検出部112は、抽出された座席の各々に着席者がいるか否かを検出する。
第2通知部122は、着席者検出部112から座席を特定する情報を受け取る。着席者検出部112から座席を特定する情報を受け取った場合、第2通知部122は、その座席を特定する情報によって特定される座席の着席者に、その座席を譲渡するよう促す譲渡通知を行う。着席者検出部112によって、利用者のために確保した座席に着席者が検出されなくなった場合、第2通知部122は、譲渡通知を終了する。
着席確認部113は、利用者の着席を確認する。言い換えると、着席確認部113は、利用者の着席を検出する。例えば、着席確認部113は、利用者のために確保された座席に利用者が着席したことを確認する。着席確認部113は、利用者のために確保された座席ではない座席に利用者が着席したことを確認してもよい。より詳細には、着席確認部113は、利用者のために確保した座席への着席者が確認された場合、その着席者がその利用者であるか否かを確認する(言い換えると、判定する)。着席確認部113は、その着席者がその利用者であるか否かを、利用者のために確保された座席に設置されている着席確認センサ部222による、利用者の利用者IDを表す認証図形の読み取りの有無に基づいて判定する。具体的には、利用者のために確保された座席に設置されている着席確認センサ部222が、利用者の利用者IDを表す認証図形の読み取った場合、着席確認部113は、利用者のために確保された座席の着席者が、その利用者であると判定する。利用者のために確保された座席に設置されている着席確認センサ部222が、利用者の利用者IDを表す認証図形の読み取らないまま所定条件が満たされた場合、着席確認部113は、利用者のために確保された座席の着席者が、その利用者ではないと判定する。所定条件は、例えば、利用者のために確保された座席への着席者が検出されてから、認証図形が読み取られないまま所定時間が経過することである。所定条件は、例えば、利用者のために確保された座席への着席者が検出されてから、認証図形が読み取られないまま、次の駅に到着することである。
更新部104は、利用者の利用者IDを表す情報と、利用者のために確保された座席を示す情報とを、着席確認部113から受け取る。更新部104は、利用者のために確保された座席の座席優先度を、利用者IDが表す利用者の適用優先度によって更新する。
次に、本実施形態の座席運用システム1の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態には、第1の実施形態と同じ効果がある。その理由は、第1の実施形態の効果が生じる理由と同じである。
以下では、第2の実施形態の変形例について説明する。以下のいずれかの2つ以上の変形例を第2の実施形態に適用することも可能である。
第2の実施形態では、乗車時に、同伴者の個人認証(例えば生体認証)が行われる。しかし、同伴者が乳幼児である場合、乗車時に指紋認証などの生体認証を行うことは必ずしも容易ではない。
上述のように、生体認証は指紋認証には限られない。生体認証は、例えば、静脈認証、顔認証、虹彩認証、顔認証、又は、掌紋認証等であってもよい。生体認証が静脈認証である場合、認証用センサ部131及び認証用センサ部211は、静脈センサである。生体認証が顔認証である場合、認証用センサ部131及び認証用センサ部211は、撮像装置である。この場合の撮像装置は、可視光のカメラであってもよく、赤外線カメラであってもよい。生体認証が虹彩認証である場合も、認証用センサ部131及び認証用センサ部211は、撮像装置である。この場合の撮像装置は、例えば、赤外線カメラである。生体認証が掌紋認証である場合、認証用センサ部131及び認証用センサ部211は、掌紋センサである。生体認証は音声認証であってもよい。その場合の認証用センサ部131及び認証用センサ部211は、指向性の高いマイク(例えば、マイクロホンアレイ)等であってもよい。
第2の実施形態では、利用者の利用者IDは、ID情報センサ部132や認証用センサ部211によって読み取られたQRコードなどの認証図形から、特定される。
座席運用装置100及び車両搭載装置200の構成は、図4及び図5に示す構成に限られない。例えば、図4に示す座席運用装置100の少なくとも一部の構成要素(ただし、認証用センサ部131及びID情報センサ部132を除く)を、車両搭載装置200が含んでいてもよい。図5に示す車両搭載装置200の少なくとも一部の構成要素(ただし、通信部203、出入口ユニット210及び座席端末ユニット220を除く)を、座席運用装置100が含んでいてもよい。
第2の実施形態の説明では、利用者は、主に、駅に停車する列車の利用者である。しかし、上述のように、第2の実施形態は、列車以外の、座席が指定席のみではない公共交通機関に適用することもできる。駅に停車する車両による交通機関である場合、第2の実施形態の説明をそのような交通機関にそのまま適用できる。例えば、第2の実施形態をバスに適用する場合、第2の実施形態の説明における「駅」は、「停留所」と読み替えればよい。バスの路線に停留所の場所でも自由に乗降できるフリー乗降区間が存在する場合や、停車する場所の名称が異なる交通機関の場合、第2の実施形態の説明における「駅」は、「乗客の乗降のための停車位置」と読み替えることができる。
また、第2の実施形態を、交通機関ではなく、指定席以外の座席が存在し客の入れ替わりがある施設に適用することもできる。この場合、車両搭載装置200の各要素は、座席運用装置100に含まれていてよい。この場合、第2の実施形態の説明における駅への到着及び駅からの発車は、適宜(例えば所定の時間間隔で)設定されたタイミングと読み替えることができる。また、第2の実施形態の説明における乗車を、施設への入場と読み替えることができる。なお、出入口ユニット210は、施設の出入口付近だけでなく、適宜配置されていてよい。
図12に示す、第2の実施形態の座席確保処理は、利用者は1組であることを前提としている。しかし、同じタイミングで複数の組の利用者が利用する可能性もある。その場合、座席運用システム1は、複数の利用者の各々の適用優先度に基づいて、複数の利用者の組に座席を確保することができる。以下では、そのような場合の座席確保処理について説明する。
図12に示す座席確保動作では、利用者の組(例えば、同伴者のいない利用者、又は、利用者とその利用者が同伴する同伴者とのグループ)の全ての人のための座席が抽出された場合に、利用者のための座席を確保する。しかし、同伴者のグループの全員の座席が確保されていなくても着席できる人から着席することが望まれ、かつ、グループに確保される座席が必ずしも連続してなくてもよい場合がありうる。以下では、そのような場合に対応できる座席確保処理について説明する。
第2の実施形態は、座席の譲渡を通知する(言い換えると、座席の譲渡の要求を行う)譲渡通知を受けた着席者は、必ず座席を譲渡することが前提である。しかし、着席者が眠り込んでいる場合など、譲渡通知が通知された着席者が、必ず譲渡通知に気づくとは限らない。譲渡通知が通知された着席者が、必ず座席を譲渡するとは限らない。しかし、譲渡通知が通知された着席者が、すぐに座席を譲渡しない場合であっても、すぐに座席を利用したい場合もある。本変形例は、譲渡通知が通知された着席者が、すぐに座席を譲渡しない場合に対応できる変形例である。
次に、第9の変形例として、座席運用システム1が、利用者が座席を確保しやすい出入口に関する情報(以下では、出入口情報と表記)を通知する、出入口推奨処理について説明する。出入口推奨処理は、利用者が乗車する出入口を選択する際に、出入口の選択の参考にするための情報を提供する。
第9の変形例では、図22のステップS1002において、生体認証が行われる。しかし、生体認証が成功した場合の出入口情報をすぐに得たい場合が考えられる。
次に、第11の変形例について説明する。第2の実施形態では、利用者の利用者IDに利用者IDがあらかじめ関連付けられている、利用者が同伴する可能性がある同伴者を、利用者が同伴している場合に、利用者の個人優先度とその同伴者の個人優先度とに基づいて、利用者の適用優先度が決定される。本変形例では、認証部101は、例えば、利用者が認証用センサ部211に生体情報を読み取らせてから、所定の読み取り終了条件が満たされるまでの間に、認証用センサ部211が読み取った生体情報を、利用者の同伴者の生体情報と判定する。
第2の実施形態では、個人情報登録装置400の個人情報記憶部403に格納される、利用者が同伴する可能性がある同伴者の登録者IDは、利用者の登録者IDに関連付けられている。第12の変形例では、同伴者の登録者IDは、利用者の登録者IDに関連付けられず、独立した利用者の登録者IDとして格納される。そして、座席運用装置100の利用開始時に、個人情報取得部141は、利用者の個人優先度とは独立に、同伴者の個人優先度を、個人情報登録装置400から受け取る。
第13の変形例では、利用者IDは、例えば、乗車券の情報と関連付けられていてもよい。乗車券の情報は、例えば、IC(Integrated Circuit)カードの識別情報、QRコードによる乗車券の識別情報などである。生体情報を乗車券として使用する場合、乗車券の情報は、乗車券として使用される生体情報である。そして、乗車券の情報は、その乗車券を使用して駅に入場した時刻の情報と関連付けられている。
第14の変形例では、利用者端末装置300が、認証用センサ部を備える。本変形例の座席運用システム1では、利用者端末装置300の認証用センサ部が、認証用センサ部131と同様に機能する。利用者が駅の改札内に入場した後、利用者及び同伴者のいずれかは、認証用センサ部131の代わりに、利用者端末装置300が備える認証用センサ部に、生体情報を読み取らせてよい。この場合、利用者端末装置300の制御部303が、読み取られた生体情報から特徴量データを抽出する。制御部303は、抽出した特徴量データを、認証部101に送信する。認証部101は、利用者端末装置300から送信された特徴量データと、登録されている生体情報の特徴量データとの間で、照合を行ってもよい。本変形例は、利用者端末装置300の認証用センサ部が、認証用センサ部131と同様に機能する点を除いて、第13の変形例と同じである。
第15の変形例では、認証用図形は、利用者IDではなく、座席運用システム1において一意に割り当てられている情報(以下ID情報と表記)を表す。利用者端末装置300の、例えば表示情報生成部305が、あらかじめ、割り当てられたID情報を保持していてよい。そして、表示情報生成部305は、ID情報から生成した認証図形を表示する。ユーザは、そのような認証図形を、位置確認センサ部212に読み取らせる。
座席運用システム10、座席運用装置100、車両搭載装置200、利用者端末装置300、及び、個人情報登録装置の各々は、記憶媒体から読み出されたプログラムがロードされたメモリと、そのプログラムを実行するプロセッサとを含むコンピュータによって実現することができる。コンピュータは、互いに通信可能に接続された複数のコンピュータであってもよい。座席運用システム10、座席運用装置100、車両搭載装置200、利用者端末装置300、及び、個人情報登録装置の各々は、専用のハードウェアによって実現することもできる。専用のハードウェアは、1つの回路、又は、互いに通信可能に接続された複数の回路であってもよい。座席運用システム10、座席運用装置100、車両搭載装置200、利用者端末装置300、及び、個人情報登録装置の各々は、前述のコンピュータと専用のハードウェアとの組み合わせによって実現することもできる。
対象者の個人認証を行う認証手段と、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する確保手段と、
を備える座席運用システム。
前記認証手段は、前記対象者の同伴者の個人認証を行い、
前記確保手段は、前記対象者の個人認証と前記同伴者の個人認証とに成功した場合、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度及び前記同伴者の各々に割り当てられている個人優先度と、前記座席優先度とに基づいて、前記対象者及び前記同伴者のために前記座席を確保する
付記1に記載の座席運用システム。
前記対象者の位置を検出する検出手段をさらに備え、
前記確保手段は、検出された前記位置に基づいて、前記座席を確保する
付記1又は2に記載の座席運用システム。
複数の座席と当該複数の座席に到達する複数の出入り口との位置関係と、前記複数の座席の各々に割り当てられている座席優先度と、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度とに基づいて、前記複数の出入り口の、前記対象者による前記座席の確保の可能性を推定する推定手段と、
前記対象者に、前記可能性に基づく情報を通知する第1通知手段と、
をさらに備える付記1乃至3のいずれか1項に記載の座席運用システム。
新たに確保された前記座席に着席者が存在する場合、当該座席の前記着席者に対して当該座席を譲渡するよう促す通知を行う第2通知手段
をさらに備える付記1乃至4のいずれか1項に記載の座席運用システム。
前記対象者が、当該対象者のために確保された前記座席への着席を確認する確認手段と、
前記座席への前記対象者の前記着席が確認された場合、当該座席の座席優先度を、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度に基づいて更新する更新手段と、
をさらに備える付記1乃至5のいずれか1項に記載の座席運用システム。
前記確保手段は、複数の対象者の個人認証が成功した場合、当該複数の対象者の各々に割り当てられている前記個人優先度と、前記座席の前記座席優先度との比較の結果に基づいて、当該座席が割り当てる前記対象者を前記複数の対象者から選択する
付記1乃至6のいずれか1項に記載の座席運用システム。
確保された前記座席を表す表示を行う表示手段
をさらに備える付記1乃至7のいずれか1項に記載の座席運用システム。
前記対象者に、確保された前記座席の情報を通知する第3通知手段
をさらに備える付記1乃至8のいずれか1項に記載の座席運用システム。
前記個人優先度は、前記対象者の障害、病気、運動能力、妊娠の状態の少なくともいずれかに基づいて決定される
付記1乃至9のいずれか1項に記載の座席運用システム。
前記認証手段は、前記個人認証を、生体認証によって行う
付記1乃至10のいずれか1項に記載の座席運用システム。
対象者の個人認証を行い、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する、
座席運用方法。
前記対象者の同伴者の個人認証を行い、
前記対象者の個人認証と前記同伴者の個人認証とに成功した場合、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度及び前記同伴者の各々に割り当てられている個人優先度と、前記座席優先度とに基づいて、前記対象者及び前記同伴者のために前記座席を確保する
付記12に記載の座席運用方法。
前記対象者の位置を検出し、
検出された前記位置に基づいて、前記座席を確保する
付記12又は13に記載の座席運用方法。
複数の座席と当該複数の座席に到達する複数の出入り口との位置関係と、前記複数の座席の各々に割り当てられている座席優先度と、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度とに基づいて、前記複数の出入り口の、前記対象者による前記座席の確保の可能性を推定し、
前記対象者に、前記可能性に基づく情報を通知する、
付記12乃至14のいずれか1項に記載の座席運用方法。
新たに確保された前記座席に着席者が存在する場合、当該座席の前記着席者に対して当該座席を譲渡するよう促す通知を行う
付記12乃至15のいずれか1項に記載の座席運用方法。
前記対象者が、当該対象者のために確保された前記座席への着席を確認し、
前記座席への前記対象者の前記着席が確認された場合、当該座席の座席優先度を、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度に基づいて更新する、
付記12乃至16のいずれか1項に記載の座席運用方法。
複数の対象者の個人認証が成功した場合、当該複数の対象者の各々に割り当てられている前記個人優先度と、前記座席の前記座席優先度との比較の結果に基づいて、当該座席が割り当てる前記対象者を前記複数の対象者から選択する
付記12乃至17のいずれか1項に記載の座席運用方法。
確保された前記座席を表す表示を行う
付記12乃至18のいずれか1項に記載の座席運用方法。
前記対象者に、確保された前記座席の情報を通知する
付記12乃至19のいずれか1項に記載の座席運用方法。
前記個人優先度は、前記対象者の障害、病気、運動能力、妊娠の状態の少なくともいずれかに基づいて決定される
付記12乃至20のいずれか1項に記載の座席運用方法。
前記個人認証を、生体認証によって行う
付記12乃至21のいずれか1項に記載の座席運用方法。
対象者の個人認証を行う認証処理と、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する確保処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
前記認証処理は、前記対象者の同伴者の個人認証を行い、
前記確保処理は、前記対象者の個人認証と前記同伴者の個人認証とに成功した場合、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度及び前記同伴者の各々に割り当てられている個人優先度と、前記座席優先度とに基づいて、前記対象者及び前記同伴者のために前記座席を確保する
付記23に記載のプログラム。
前記対象者の位置を検出する検出処理をさらにコンピュータに実行させ、
前記確保処理は、検出された前記位置に基づいて、前記座席を確保する
付記23又は24に記載のプログラム。
複数の座席と当該複数の座席に到達する複数の出入り口との位置関係と、前記複数の座席の各々に割り当てられている座席優先度と、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度とに基づいて、前記複数の出入り口の、前記対象者による前記座席の確保の可能性を推定する推定処理と、
前記対象者に、前記可能性に基づく情報を通知する第1通知処理と、
をさらにコンピュータに実行させる付記23乃至25のいずれか1項に記載のプログラム。
新たに確保された前記座席に着席者が存在する場合、当該座席の前記着席者に対して当該座席を譲渡するよう促す通知を行う第2通知処理
をさらにコンピュータに実行させる付記23乃至26のいずれか1項に記載のプログラム。
前記対象者が、当該対象者のために確保された前記座席への着席を確認する確認処理と、
前記座席への前記対象者の前記着席が確認された場合、当該座席の座席優先度を、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度に基づいて更新する更新処理と、
をさらにコンピュータに実行させる付記23乃至27のいずれか1項に記載のプログラム。
前記確保処理は、複数の対象者の個人認証が成功した場合、当該複数の対象者の各々に割り当てられている前記個人優先度と、前記座席の前記座席優先度との比較の結果に基づいて、当該座席が割り当てる前記対象者を前記複数の対象者から選択する
付記23乃至28のいずれか1項に記載のプログラム。
確保された前記座席を表す表示を行う表示処理
をさらにコンピュータに実行させる付記23乃至29のいずれか1項に記載のプログラム。
前記対象者に、確保された前記座席の情報を通知する第3通知処理
をさらにコンピュータに実行させる付記23乃至30のいずれか1項に記載のプログラム。
前記個人優先度は、前記対象者の障害、病気、運動能力、妊娠の状態の少なくともいずれかに基づいて決定される
付記23乃至31のいずれか1項に記載のプログラム。
前記認証処理は、前記個人認証を、生体認証によって行う
付記23乃至32のいずれか1項に記載のプログラム。
2 引用文献
10 座席運用システム
11 認証部
12 確保部
100 座席運用装置
101 認証部
102 確保部
103 推定部
104 更新部
111 位置検出部
112 着席者検出部
113 着席確認部
121 第1通知部
122 第2通知部
123 第3通知部
124 確認部
131 認証用センサ部
132 ID情報センサ部
141 個人情報取得部
142 個人情報記憶部
151 座席情報取得部
152 座席情報記憶部
161 通信部
200 車両搭載装置
201 制御部
202 座席情報記憶部
203 通信部
210 出入口ユニット
211 認証用センサ部
212 位置確認センサ部
220 座席端末ユニット
221 着席者センサ部
222 着席確認センサ部
223 表示部
224 通知実行部
300 利用者端末装置
301 表示部
302 入力部
303 制御部
304 表示制御部
305 表示情報生成部
306 通信部
400 個人情報登録装置
401 入力部
402 個人情報処理部
403 個人情報記憶部
404 通信部
500 通信ネットワーク
10000 コンピュータ
10001 プロセッサ
10002 メモリ
10003 記憶装置
10004 I/Oインタフェース
10005 記憶媒体
Claims (10)
- 対象者の個人認証を行う認証手段と、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する確保手段と、
を備える座席運用システム。 - 前記認証手段は、前記対象者の同伴者の個人認証を行い、
前記確保手段は、前記対象者の個人認証と前記同伴者の個人認証とに成功した場合、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度及び前記同伴者の各々に割り当てられている個人優先度と、前記座席優先度とに基づいて、前記対象者及び前記同伴者のために前記座席を確保する
請求項1に記載の座席運用システム。 - 前記対象者の位置を検出する検出手段をさらに備え、
前記確保手段は、検出された前記位置に基づいて、前記座席を確保する
請求項1又は2に記載の座席運用システム。 - 複数の座席と当該複数の座席に到達する複数の出入り口との位置関係と、前記複数の座席の各々に割り当てられている座席優先度と、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度とに基づいて、前記複数の出入り口の、前記対象者による前記座席の確保の可能性を推定する推定手段と、
前記対象者に、前記可能性に基づく情報を通知する第1通知手段と、
をさらに備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の座席運用システム。 - 新たに確保された前記座席に着席者が存在する場合、当該座席の前記着席者に対して当該座席を譲渡するよう促す通知を行う第2通知手段
をさらに備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の座席運用システム。 - 前記対象者が、当該対象者のために確保された前記座席への着席を確認する確認手段と、
前記座席への前記対象者の前記着席が確認された場合、当該座席の座席優先度を、前記対象者に割り当てられている前記個人優先度に基づいて更新する更新手段と、
をさらに備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の座席運用システム。 - 前記確保手段は、複数の対象者の個人認証が成功した場合、当該複数の対象者の各々に割り当てられている前記個人優先度と、前記座席の前記座席優先度との比較の結果に基づいて、当該座席が割り当てる前記対象者を前記複数の対象者から選択する
請求項1乃至6のいずれか1項に記載の座席運用システム。 - 確保された前記座席を表す表示を行う表示手段
をさらに備える請求項1乃至7のいずれか1項に記載の座席運用システム。 - 対象者の個人認証を行い、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する、
座席運用方法。 - 対象者の個人認証を行う認証処理と、
前記個人認証に成功した場合、前記対象者に割り当てられている個人優先度と、座席に割り当てられている座席優先度とに基づいて、前記対象者のために前記座席を確保する確保処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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