JP2022055958A - 建設機械の走行装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フローティングシールの周囲で土砂が凍結した状態でも、Oリングが押圧されることによる油漏れを防止できるようにする。【解決手段】 固定側ハウジング13の軸方向端面13Eには、内径側がフローティングシール27の固定側シールリング28に向けて延びた円環状の固定側分割板34が設けられている。また、回転側ハウジング15の軸方向端面15Eには、固定側分割板34と対面すると共に、内径側が回転側シールリング29に向けて延びた円環状の回転側分割板36が設けられている。【選択図】 図3
Description
本開示は、油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ、ダンプトラック等の建設機械に用いられる走行装置に関する。
一般に、油圧ショベル等のクローラ式の建設機械の下部走行体は、左サイドフレームおよび右サイドフレームを有するトラックフレームと、各サイドフレームの第1端に設けられる走行装置と、走行装置に設けられた駆動輪と、各サイドフレームの第2端に設けられる遊動輪と、駆動輪(スプロケット)と遊動輪とに巻回される履帯とを含んで構成されている。
油圧ショベルの走行装置は、通常、回転源となる油圧モータと、油圧モータの回転を減速して出力する減速装置とからなる。この減速装置は、サイドフレームに固定され内部に油圧モータが収容された筒状の固定側ハウジングと、固定側ハウジングに対して同軸に回転可能に設けられ、下部走行体を走行させるために油圧モータによって駆動される筒状の回転側ハウジングと、固定側ハウジングの軸方向端面と回転側ハウジングの軸方向端面との間に形成された隙間をシールするために固定側ハウジングと回転側ハウジングとの間に設けられたフローティングシールと、を備えている。
また、フローティングシールは、各軸方向端面間の隙間よりも径方向内側に配置され、互いに摺接する摺接面をもった固定側シールリングおよび回転側シールリングと、固定側シールリングと固定側ハウジングの内周面との間に設けられた固定側Oリングと、回転側シールリングと回転側ハウジングの内周面との間に設けられた回転側Oリングとにより構成されている。
このように構成されたフローティングシールは、それぞれのシールリングをOリングにより保持し、各ハウジングに一定の隙間を与えることによりOリングを弾性変形させつつ、Oリングをシールリングに押付けている。これにより、フローティングシールは、シールリングを浮かせた状態で各シールリング間を液密にシールする。
油圧ショベルは、泥濘地等の不整地を走行するため、固定側ハウジングと回転側ハウジングとの隙間に土砂等が入り込む。隙間に入り込んだ土砂等は、外部に排出されることなくフローティングシールの周囲に堆積することがある。フローティングシールの周囲に堆積した土砂等は、フローティングシールのOリングを押圧する。これにより、Oリングが所定の位置からずれて各シールリングを押付けるための面圧が不均一になることがあり、シール性の低下によって油漏れが発生する虞がある。
そこで、フローティングシールの周囲に土砂等が堆積するのを防止するために、各ハウジング間の隙間にスクレーパを設け、このスクレーパによって入り込んだ土砂を掻き出す構成としたものがある(特許文献1)。また、ハウジングに突起を設け、フローティングシールの周囲に堆積した土砂を突起によって破砕してOリングへの負荷を軽減する構成としたものがある(特許文献2)。
ところで、各特許文献のような手段を講じた場合でも、フローティングシールの周囲に堆積した土砂を全て排出するのは難しく、フローティングシールの周囲に土砂が残存してしまう。外気温度が低くなる作業現場(寒冷地)では、残存した土砂を含む泥水が凍結することがある。このように、フローティングシールの周囲で泥水が凍結した状態では、走行装置を駆動すると、凍結した泥水がランダムに破砕されて大きな塊、即ち、氷塊になって互いに押し合うため、氷塊に接したOリングが押圧されることになる。これにより、フローティングシールは、氷塊に押圧されたOリングが所定位置からずれることがあり、この場合には、油漏れが発生するという問題がある。
本発明の一実施形態の目的は、フローティングシールの周囲で土砂が凍結した状態でも、Oリングが押圧されることによる油漏れを防止できるようにした建設機械の走行装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、建設機械の車体に固定され内部に回転源が収容された筒状の固定側ハウジングと、前記固定側ハウジングに対して同軸に回転可能に設けられ前記車体を走行させるために前記回転源によって駆動される筒状の回転側ハウジングと、前記固定側ハウジングの軸方向端面と前記回転側ハウジングの軸方向端面との間に形成された隙間をシールするために前記固定側ハウジングと前記回転側ハウジングとの間に設けられたフローティングシールと、を備え、前記フローティングシールは、前記隙間よりも径方向内側に配置され互いに摺接する摺接面をもった固定側シールリングおよび回転側シールリングと、前記固定側シールリングと前記固定側ハウジングの内周面との間に設けられた固定側Oリングと、前記回転側シールリングと前記回転側ハウジングの内周面との間に設けられた回転側Oリングとにより構成してなる建設機械の走行装置において、前記固定側ハウジングの前記軸方向端面には、内径側が前記固定側シールリングに向けて延びた円環状の固定側分割板が設けられ、前記回転側ハウジングの前記軸方向端面には、前記固定側分割板と対面すると共に、内径側が前記回転側シールリングに向けて延びた円環状の回転側分割板が設けられている。
本発明の一実施形態によれば、フローティングシールの周囲で土砂が凍結した状態でも、Oリングが押圧されることによる油漏れを防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る建設機械の走行装置として、油圧ショベルの走行装置を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1ないし図3は本発明の第1の実施形態を示している。図1において、油圧ショベル1の車体は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋回体4とにより構成されている。上部旋回体4の前部側には、フロント装置5が回動可能に設けられている。油圧ショベル1は、上部旋回体4を旋回させつつフロント装置5を回動させることによって土砂等の掘削作業を行う。
下部走行体2は、前後方向に延びる左サイドフレーム6Aおよび右サイドフレーム(図示せず)を備えたトラックフレーム6と、各サイドフレーム6Aの長手方向の第1端に設けられた後述の走行装置9と、各サイドフレーム6Aの長手方向の第2端に設けられた遊動輪7と、遊動輪7と走行装置9に設けられた後述の駆動輪19とに巻回された履帯8とを含んで構成されている。
図2に示すように、走行装置9は、各サイドフレーム6Aの長手方向の第1端に固定された走行装置ブラケット10と、走行装置ブラケット10に後述の固定側ハウジング13を介して取付けられた油圧モータ11と、油圧モータ11の回転を減速する後述の減速装置12とを含んで構成されている。走行装置9は、油圧モータ11の回転を減速装置12によって減速することにより駆動輪19を大きなトルクをもって回転させ、駆動輪19と遊動輪7とに巻回された履帯8を周回させる。
減速装置12は、油圧モータ11の回転を減速して駆動輪19に伝達する。この減速装置12は、後述の固定側ハウジング13、回転側ハウジング15、遊星歯車減速機構23,24,25を含んで構成されている。
固定側ハウジング13は、油圧モータ11が取付けられた状態で走行装置ブラケット10に固定して設けられている。固定側ハウジング13は、回転側ハウジング15の軸線O-O(回転中心線)に沿って延びる段付の円筒体として形成されている。
固定側ハウジング13は、大径なフランジ部13Aを有し、このフランジ部13Aは、複数本のボルト14(2本のみ図示)を用いて走行装置ブラケット10に固定されている。走行装置ブラケット10から突出した固定側ハウジング13の先端側には、回転側ハウジング15を支持するハウジング支持部13Bと、後述する遊星歯車減速機構25のキャリア25Cが結合される雄スプライン部13Cとが設けられている。フランジ部13Aとハウジング支持部13Bとの間には、回転側ハウジング15に向けて突出して円筒突出部13Dが設けられている。この円筒突出部13Dは、ハウジング支持部13Bよりも大径な段付き円筒体として形成されている。
図3に示すように、円筒突出部13Dの回転側ハウジング15側の先端面は、軸方向端面13Eとなっている。また、軸方向端面13Eよりも外周側は、軸方向端面13Eからフランジ部13A側に引っ込んだ段差からなる段部13Fとなっている。軸方向端面13Eは、回転側ハウジング15の軸方向端面15Eと対面している。また、軸方向端面13Eには、後述の固定側分割板34を取付けるためのねじ部材35が螺着されるねじ穴13Gが形成されている。さらに、段部13Fには、回転側ハウジング15のシール筒部15Fが隙間をもって配置されている。
円筒突出部13Dの内周側には、後述の固定側シールリング28と径方向で対面して固定側ハウジング13の内周面13Hが形成されている。内周面13Hは、回転側ハウジング15側に向けて内径寸法が大きくなる傾斜面として形成されている。内周面13Hのうち、回転側ハウジング15側の端部は、径方向の内側に向けて縮径した縮径部13H1となっている。内周面13Hには、固定側Oリング30が押付けられている。
図2に示すように、回転側ハウジング15は、固定側ハウジング13と軸方向(軸線O-Oの方向)で対向する位置に、固定側ハウジング13に対して同軸に回転可能に設けられている。回転側ハウジング15は、下部走行体2を走行させるために油圧モータ11によって駆動される。回転側ハウジング15は、全体として有蓋円筒体として形成され、その内部に遊星歯車減速機構23,24,25を収容している。回転側ハウジング15は、後述の軸受17を介して固定側ハウジング13のハウジング支持部13Bに支持され、外周側にフランジ部15A1を有する段付き円筒状の支持筒体15Aと、支持筒体15Aに複数本のボルト16を用いて固定され内周側に内歯15B1と内歯15B2が形成された円筒状のリングギヤ15Bと、リングギヤ15Bを施蓋する円板状の蓋体15Cとを含んで構成されている。
回転側ハウジング15の固定側ハウジング13側には、支持筒体15Aのフランジ部15A1の内径側に位置して、固定側ハウジング13に向けて突出する段付き円筒状の円筒突出部15Dが設けられている。円筒突出部15Dは、回転側ハウジング15を固定側ハウジング13に取付けた状態で、固定側ハウジング13の円筒突出部13Dと僅かな隙間をもって対面するように形成されている。
図3に示すように、円筒突出部15Dの固定側ハウジング13側の先端面は、軸方向端面15Eとなっている。また、軸方向端面15Eよりも外周側は、軸方向端面15Eよりも固定側ハウジング13側に突出したシール筒部15Fとなっている。軸方向端面15Eは、固定側ハウジング13の軸方向端面13Eと対面している。軸方向端面15Eと軸方向端面13Eとの間には、後述する固定側分割板34、回転側分割板36が配置される後述の隙間20を有している。
また、軸方向端面15Eには、回転側分割板36を取付けるためのねじ部材35が螺着されるねじ穴15Gが形成されている。さらに、シール筒部15Fは、固定側ハウジング13の段部13Fに対して径方向で重なるように隙間をもって配置されている。これにより、シール筒部15Fは、段部13Fとの間に土砂等が入り難くする後述のラビリンス21を形成している。
円筒突出部15Dの内周側には、後述の回転側シールリング29と径方向で対面して回転側ハウジング15の内周面15Hが形成されている。内周面15Hは、固定側ハウジング13の内周面13Hと対称形状をなすように、固定側ハウジング13側に向けて内径寸法が大きくなる傾斜面として形成されている。内周面15Hのうち、固定側ハウジング13側の端部は、径方向の内側に向けて縮径した縮径部15H1となっている。内周面15Hには、回転側Oリング32が押付けられている。
回転側ハウジング15の支持筒体15Aは、固定側ハウジング13のハウジング支持部13Bに軸受17を介して回転可能に取付けられている。支持筒体15Aのフランジ部15A1には、複数本のボルト18を用いてスプロケットからなる駆動輪19が取付けられている。
隙間20は、固定側ハウジング13の軸方向端面13Eと回転側ハウジング15の軸方向端面15Eとの間に、全周に亘って環状に形成されている。また、隙間20よりも径方向の外側には、ラビリンス21が形成されている。ラビリンス21は、隙間20に連通する断面でクランク状の迷路を形成し、土砂等が隙間20内に侵入するのを抑制する。
図2に示すように、回転軸22は、回転側ハウジング15内に設けられ、油圧モータ11によって回転される。回転側ハウジング15の軸線O-Oは、回転軸22の軸中心と一致している。回転軸22の基端側は、油圧モータ11の出力軸に連結され、回転軸22の先端側は、リングギヤ15B内を軸方向に伸長している。蓋体15Cの近傍に位置する回転軸22の先端部には、後述の太陽歯車23Aが一体形成されている。
3段の遊星歯車減速機構23,24,25は、回転側ハウジング15内に設けられている。これら3段の遊星歯車減速機構23,24,25は、油圧モータ11の回転を3段減速し、回転側ハウジング15のフランジ部15A1に取付けられた駆動輪19の回転トルクを増大する。
1段目の遊星歯車減速機構23は、回転軸22の先端部に一体形成された太陽歯車23Aと、太陽歯車23Aとリングギヤ15Bの内歯15B1とに噛合し、太陽歯車23Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車23B(1個のみ図示)と、各遊星歯車23Bを回転可能に支持するキャリア23Cとを含んで構成されている。1段目の遊星歯車減速機構23は、太陽歯車23Aの回転を減速し、キャリア23Cを介して各遊星歯車23Bの公転を2段目の太陽歯車24Aに伝達する。
2段目の遊星歯車減速機構24は、回転軸22を取囲むように1段目のキャリア23Cにスプライン結合された円筒状の太陽歯車24Aと、太陽歯車24Aとリングギヤ15Bの内歯15B1とに噛合し、太陽歯車24Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車24B(1個のみ図示)と、各遊星歯車24Bを回転可能に支持するキャリア24Cとを含んで構成されている。2段目の遊星歯車減速機構24は、太陽歯車24Aの回転を減速し、キャリア24Cを介して各遊星歯車24Bの公転を3段目の太陽歯車25Aに伝達する。
3段目の遊星歯車減速機構25は、回転軸22を取囲むように2段目のキャリア24Cにスプライン結合された円筒状の太陽歯車25Aと、太陽歯車25Aとリングギヤ15Bの内歯15B2とに噛合し、太陽歯車25Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車25B(1個のみ図示)と、各遊星歯車25Bを回転可能に支持するキャリア25Cとを含んで構成されている。
3段目のキャリア25Cは、固定側ハウジング13の雄スプライン部13Cにスプライン結合されている。従って、キャリア25Cに支持された各遊星歯車25Bの公転は、リングギヤ15Bの内歯15B2を介して回転側ハウジング15に伝達される。これにより、回転側ハウジング15は、遊星歯車減速機構23,24,25によって3段減速された状態で、固定側ハウジング13に対して回転する構成となっている。各遊星歯車減速機構23,24,25、軸受17等は、回転側ハウジング15内に充填された潤滑油26によって潤滑される構成となっている。
次に、本実施形態に用いられるフローティングシール27の構成および機能について説明する。
フローティングシール27は、固定側ハウジング13と回転側ハウジング15との間に設けられている。フローティングシール27は、固定側ハウジング13と回転側ハウジング15との間に形成された隙間20をシールする。これにより、フローティングシール27は、各遊星歯車減速機構23,24,25、軸受17等を潤滑する潤滑油26を、回転側ハウジング15内に封止する。フローティングシール27は、後述の固定側シールリング28、回転側シールリング29、固定側Oリング30、回転側Oリング32を含んで構成されている。
図3に示すように、固定側シールリング28は、固定側ハウジング13の円筒突出部13Dの内周側に内周面13Hと間隔をもって配置されている。固定側シールリング28は、回転側シールリング29と対をなすもので、例えば耐摩耗性、耐食性に優れた鉄系金属材料を用いて円筒状に形成されている。固定側シールリング28は、固定側Oリング30を挟んで固定側ハウジング13の内周面13Hと対面する外周面28Aと、回転側ハウジング15側に形成された摺接面28Bとを含んで構成されている。
外周面28Aは、固定側ハウジング13の内周面13Hに沿うように、回転側ハウジング15側に向けて外径寸法が大きくなる傾斜面として形成されている。外周面28Aには、固定側Oリング30が押付けられている。外周面28Aのうち、回転側ハウジング15側の端部は、径方向の外側に向けて拡径した拡径部28A1となっている。この拡径部28A1は、固定側ハウジング13を構成する内周面13Hの縮径部13H1と径方向で対面している。
また、摺接面28Bは、円環状の平坦面からなり、隙間20よりも径方向内側に配置されている。摺接面28Bは、回転側シールリング29の摺接面29Bと摺接することにより、摺接面29Bとの間で潤滑油26を封止するシール面を構成している。
回転側シールリング29は、回転側ハウジング15の円筒突出部15Dの内周側に内周面15Hと間隔をもって配置されている。回転側シールリング29は、固定側シールリング28と対をなすもので、固定側シールリング28と同じ鉄系金属材料を用いて円筒状に形成されている。また、回転側シールリング29は、固定側シールリング28と同形状の部材を軸方向で反転して配置されている。
即ち、回転側シールリング29は、固定側シールリング28と同様に、外周面29Aと摺接面29Bとを含んで構成されている。さらに、外周面29Aは、回転側ハウジング15を構成する内周面15Hの縮径部15H1と径方向で対面する拡径部29A1を有している。
固定側Oリング30は、固定側ハウジング13の内周面13Hと固定側シールリング28の外周面28Aとの間に設けられている。固定側Oリング30は、回転側Oリング32と対をなすもので、例えばニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等の耐油性を有するゴム材料を用いて、円形の断面形状を有する環状体として形成されている。固定側Oリング30は、固定側ハウジング13の内周面13Hと固定側シールリング28との間をシールすると共に、固定側シールリング28を回転側シールリング29に向けて軸方向に押圧する。
固定側空隙31は、後述の固定側分割板34と固定側Oリング30との間、具体的には、固定側ハウジング13の内周面13Hと固定側シールリング28の外周面28Aと固定側Oリング30とに囲まれた空間である。
回転側Oリング32は、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側シールリング29の外周面29Aとの間に設けられている。回転側Oリング32は、固定側Oリング30と同じゴム材料からなる環状体として形成されている。回転側Oリング32は、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側シールリング29との間をシールすると共に、回転側シールリング29を固定側シールリング28に向けて軸方向に押圧する。
回転側空隙33は、後述の回転側分割板36と回転側Oリング32との間、具体的には、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側シールリング29の外周面29Aと回転側Oリング32とに囲まれた空間である。
ここで、固定側Oリング30は、図3に示す所定位置に配置された状態では、固定側シールリング28を回転側シールリング29に対し、全周に亘って均等な力で押付けることができる。同様に、回転側Oリング32は、図3に示す所定位置に配置された状態では、回転側シールリング29を固定側シールリング28に対し、全周に亘って均等な力で押付けることができる。従って、固定側シールリング28の摺接面28Bと回転側シールリング29の摺接面29Bとを潤滑油26の油膜を介して密着させることができる。これにより、フローティングシール27は、固定側ハウジング13に対して回転側ハウジング15が回転するのを許しつつ、潤滑油26の漏洩を抑制することができる。
次に、本実施形態の特徴部分となる固定側分割板34と回転側分割板36の構成および機能について説明する。
固定側分割板34は、固定側ハウジング13の軸方向端面13Eに設けられている。固定側分割板34は、外径側(外周側)が軸方向端面13Eに対面し、内径側(内周側)が固定側シールリング28に向けて延びた円環状の平板として形成されている。固定側分割板34は、軸方向端面13Eに当接する当接面34Aと、当接面34Aの反対側の分割面34Bと、固定側シールリング28の近傍に位置する内径縁34Cとを有している。また、固定側分割板34の外周側には、固定側ハウジング13の各ねじ穴13Gに対応する位置に複数個のねじ孔(皿孔)34Dが形成されている。
固定側分割板34は、当接面34Aの外径側を固定側ハウジング13の軸方向端面13Eに押し当て、ねじ孔34Dに挿通した皿ねじからなるねじ部材35を固定側ハウジング13のねじ穴13Gに螺着する。これにより、固定側分割板34は、円筒突出部13Dの先端に一体的に取付けられている。この状態では、固定側分割板34の分割面34Bは、回転側分割板36の分割面36Bとの間に後述の分割隙間37を有している。
ここで、固定側分割板34が円筒突出部13Dに取付けられた状態で、固定側ハウジング13の内周面13Hの縮径部13H1と固定側分割板34の内径縁34Cとの間の距離D1は、内周面13Hの縮径部13H1と固定側シールリング28の外周面28Aの拡径部28A1との間の距離D2の1/2以上に設定されている(D1>D2/2)。
一方、固定側分割板34の内径縁34Cの内径寸法は、固定側Oリング30を変形させて固定側シールリング28が径方向に変位した場合でも、内径縁34Cに固定側シールリング28の外周面29Aが接触しない値に設定されている。具体的には、固定側分割板34の内径寸法は、固定側シールリング28の外周面28Aの拡径部28A1の外径寸法よりも、1mm~10mm大きい寸法、好ましくは、1mm~4mm大きい寸法に設定されている。
これにより、固定側分割板34は、固定側空隙31を回転側空隙33に対して閉塞(遮断)することができる。換言すると、固定側分割板34は、固定側空隙31と回転側空隙33とが連通する部分を、固定側分割板34の内径縁34Cと固定側シールリング28の外周面28Aの拡径部28A1との間の僅かな部分だけにすることができる。
回転側分割板36は、固定側分割板34と軸方向で対面するように、回転側ハウジング15の軸方向端面15Eに設けられている。回転側分割板36は、固定側分割板34を軸方向で反転させただけで固定側分割板34と同様に形成されている。回転側分割板36は、当接面36A、分割面36B、内径縁36Cおよびねじ孔36Dを有している。
回転側分割板36は、当接面36Aの外径側を回転側ハウジング15の軸方向端面15Eに押し当て、ねじ孔36Dに挿通したねじ部材35を回転側ハウジング15のねじ穴15Gに螺着する。これにより、回転側分割板36は、円筒突出部15Dの先端に一体的に取付けられている。この状態では、回転側分割板36の分割面36Bは、固定側分割板34の分割面34Bとの間に後述の分割隙間37を有している。
ここで、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側分割板36の内径縁36Cとの間の距離と、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側シールリング29の外周面29Aとの間の距離との関係は、固定側分割板34側と同様であるので、その説明を省略する。
これにより、回転側分割板36は、固定側分割板34と同様に、回転側空隙33と固定側空隙31とが連通する部分を、回転側分割板36の内径縁36Cと回転側シールリング29の外周面29Aの拡径部29A1との間の僅かな部分だけにすることができる。
分割隙間37は、固定側分割板34の分割面34Bと回転側分割板36の分割面36Bとの間に形成されている。分割隙間37は、例えば、固定側分割板34、回転側分割板36の板厚寸法よりも小さな隙間寸法をもって形成されている。これにより、分割隙間37では、土砂を含む泥水が入り込んで凍結した場合でも、薄く凍結するだけであるから、固定側分割板34の分割面34Bと回転側分割板36の分割面36Bとの相対回転によって細かく粉砕することができる。
第1の実施形態による油圧ショベル1の走行装置9は、上述の如き構成を有するもので、次に、油圧ショベル1の動作について説明する。
油圧ショベル1の下部走行体2を走行させるために、油圧モータ11を回転すると、この油圧モータ11の回転が減速装置12の遊星歯車減速機構23,24,25によって3段減速され、回転側ハウジング15に伝達される。これにより、回転側ハウジング15が大きなトルクをもって回転し、この回転側ハウジング15に固定した駆動輪19と遊動輪7とに巻回された履帯8が周回して油圧ショベル1が走行する。
ここで、フローティングシール27の回転側シールリング29は、回転側ハウジング15と一体に回転し、その摺接面29Bを固定側シールリング28の摺接面28Bに摺接させることにより、回転側ハウジング15と固定側ハウジング13との隙間20を液密にシールする。これにより、回転側ハウジング15内に潤滑油26を保持し、この潤滑油26によって軸受17、遊星歯車減速機構23,24,25等を潤滑することができ、回転側ハウジング15を円滑に回転させることができる。
この油圧ショベル1の走行時には、固定側ハウジング13と回転側ハウジング15との間に形成したラビリンス21が、各ハウジング13,15内に土砂等が入り込むのを抑制している。ところが、土砂を含んだ泥水は、ラビリンス21、隙間20を通過して固定側ハウジング13と回転側ハウジング15の内部、即ち、固定側空隙31、回転側空隙33に入り込んでしまう。
この状態で、外気温度が氷点下まで低くなると、固定側空隙31、回転側空隙33に入り込んだ泥水がフローティングシール27の周囲で凍結して氷塊となる。このように、フローティングシール27の周囲の泥水が凍結した状態で、固定側ハウジング13に対して回転側ハウジング15を回転させると、凍結した泥水からなる氷塊がランダムに破砕されて大きな凹凸や大きな塊になる。この大きな凹凸や大きな塊は、互いに押し合って離れようとするから、接している各Oリング30,32を押圧してしまう虞がある。
然るに、本実施形態によれば、固定側ハウジング13の軸方向端面13Eには、内径側がフローティングシール27の固定側シールリング28に向けて延びた円環状の固定側分割板34が設けられている。また、回転側ハウジング15の軸方向端面15Eには、固定側分割板34と対面すると共に、内径側が回転側シールリング29に向けて延びた円環状の回転側分割板36が設けられている。
この上で、固定側ハウジング13の内周面13Hと固定側分割板34の内径縁34Cとの間の距離D1は、固定側ハウジング13の内周面13Hと固定側シールリング28の外周面28Aとの間の距離D2の1/2以上に設定されている。同様に、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側分割板36の内径縁36Cとの間の距離D1は、回転側ハウジング15の内周面15Hと回転側シールリング29の外周面29Aとの間の距離D2の1/2以上に設定されている。
従って、固定側分割板34は、固定側空隙31と回転側空隙33とが連通する部分を、固定側分割板34の内径縁34Cと固定側シールリング28の外周面28Aの拡径部28A1との間の僅かな部分だけにすることができる。また、回転側分割板36は、回転側空隙33と固定側空隙31とが連通する部分を、回転側分割板36の内径縁36Cと回転側シールリング29の外周面29Aの拡径部29A1との間の僅かな部分だけにすることができる。
これにより、フローティングシール27の周囲で泥水が凍結したとしても、泥水からなる氷塊を分割する(切り離す)範囲は、固定側分割板34の内径縁34Cと固定側シールリング28の外周面28Aの拡径部28A1との間の僅かな部分と、回転側分割板36の内径縁36Cと回転側シールリング29の外周面29Aの拡径部29A1との間の僅かな部分だけにすることができる。
即ち、固定側ハウジング13に対して回転側ハウジング15が回転したときには、固定側分割板34と固定側シールリング28との間および回転側分割板36と回転側シールリング29との間に形成された径方向で薄肉な筒状の氷塊を分断するだけである。これにより、大きな氷塊が発生することなく、また、大きな凹凸のない、きれいな面として分断することができる。
この結果、フローティングシール27の周囲で泥水が凍結したとしても、固定側分割板34と回転側分割板36の相対回転によって泥水からなる氷塊をきれいに分割することができる。これにより、氷塊によって各Oリング30,32が押圧されて所定位置からずれる事態を未然に防ぐことができ、フローティングシール27の油漏れを防止して、信頼性を向上することができる。
また、固定側分割板34と回転側分割板36とは、分割隙間37をもって配置されている。この分割隙間37は、例えば、固定側分割板34、回転側分割板36の板厚寸法よりも小さな隙間寸法をもって形成されている。これにより、分割隙間37では、泥水が薄く凍結するだけであるから、固定側分割板34の分割面34Bと回転側分割板36の分割面36Bとの相対回転によって氷塊を細かく粉砕することができる。この点でも、氷塊による各Oリング30,32の位置ずれを防止することができる。
次に、図4は本発明の第2の実施形態を示している。第2の実施形態の特徴は、固定側分割板の内径側には、固定側分割板と固定側Oリングとの間の空隙を埋める突起部が設けられ、回転側分割板の内径側には、回転側分割板と回転側Oリングとの間の空隙を埋める突起部が設けられていることにある。なお、第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図4において、第2の実施形態による固定側分割板41は、第1の実施形態による固定側分割板34と同様に、固定側ハウジング13の軸方向端面13Eに設けられている。また、第2の実施形態による固定側分割板41は、当接面41A、分割面41B、内径縁41Cおよび複数個のねじ孔41Dを有している。しかし、第2の実施形態による固定側分割板41は、突起部41Eが設けられている点で、第1の実施形態による固定側分割板34と相違している。
突起部41Eは、固定側分割板41の内径側に位置して、固定側分割板41と固定側Oリング30との間の固定側空隙31を埋めている。突起部41Eは、当接面41Aの内径側から固定側Oリング30(固定側空隙31)側に突出した断面四角形状の環状突起として形成されている。
第2の実施形態による回転側分割板42は、第1の実施形態による回転側分割板36と同様に、固定側分割板41と軸方向で対面するように、回転側ハウジング15の軸方向端面15Eに設けられている。また、第2の実施形態による回転側分割板42は、当接面42A、分割面42B、内径縁42Cおよび複数個のねじ孔42Dを有している。しかし、第2の実施形態による回転側分割板42は、突起部42Eが設けられている点で、第1の実施形態による回転側分割板36と相違している。
突起部42Eは、回転側分割板42の内径側に位置して、回転側分割板42と回転側Oリング32との間の回転側空隙33を埋めている。突起部42Eは、当接面42Aの内径側から回転側Oリング32(回転側空隙33)側に突出した断面四角形状の環状突起として形成されている。
かくして、このように構成された第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施形態によれば、固定側空隙31および回転側空隙33に入り込む土砂を含む泥水の量を削減できるから、泥水からなる氷塊を小さく粉砕することができ、各Oリング30,32に作用する押圧力を軽減することができる。
なお、各実施形態では、油圧ショベル1の走行装置9に適用した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、ホイールローダ、クレーン等の走行装置、下部走行体の遊動輪、案内ローラ等の回転機構に広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
9 走行装置
11 油圧モータ(回転源)
12 減速装置
13 固定側ハウジング
13E,15E 軸方向端面
13H,15H 内周面
15 回転側ハウジング
20 隙間
27 フローティングシール
28 固定側シールリング
28A,29A 外周面
28B,29B 摺接面
29 回転側シールリング
30 固定側Oリング
31 固定側空隙
32 回転側Oリング
33 回転側空隙
34,41 固定側分割板
34C,36C,41C,42C 内径縁
36,42 回転側分割板
37 分割隙間
41E,42E 突起部
O-O 軸線
D1 固定側ハウジングの内周面と固定側分割板の内径縁との間の距離
D2 固定側ハウジングの内周面と固定側シールリングの外周面との間の距離
2 下部走行体(車体)
4 上部旋回体(車体)
9 走行装置
11 油圧モータ(回転源)
12 減速装置
13 固定側ハウジング
13E,15E 軸方向端面
13H,15H 内周面
15 回転側ハウジング
20 隙間
27 フローティングシール
28 固定側シールリング
28A,29A 外周面
28B,29B 摺接面
29 回転側シールリング
30 固定側Oリング
31 固定側空隙
32 回転側Oリング
33 回転側空隙
34,41 固定側分割板
34C,36C,41C,42C 内径縁
36,42 回転側分割板
37 分割隙間
41E,42E 突起部
O-O 軸線
D1 固定側ハウジングの内周面と固定側分割板の内径縁との間の距離
D2 固定側ハウジングの内周面と固定側シールリングの外周面との間の距離
Claims (4)
- 建設機械の車体に固定され内部に回転源が収容された筒状の固定側ハウジングと、
前記固定側ハウジングに対して同軸に回転可能に設けられ前記車体を走行させるために前記回転源によって駆動される筒状の回転側ハウジングと、
前記固定側ハウジングの軸方向端面と前記回転側ハウジングの軸方向端面との間に形成された隙間をシールするために前記固定側ハウジングと前記回転側ハウジングとの間に設けられたフローティングシールと、を備え、
前記フローティングシールは、前記隙間よりも径方向内側に配置され互いに摺接する摺接面をもった固定側シールリングおよび回転側シールリングと、前記固定側シールリングと前記固定側ハウジングの内周面との間に設けられた固定側Oリングと、前記回転側シールリングと前記回転側ハウジングの内周面との間に設けられた回転側Oリングとにより構成してなる建設機械の走行装置において、
前記固定側ハウジングの前記軸方向端面には、内径側が前記固定側シールリングに向けて延びた円環状の固定側分割板が設けられ、
前記回転側ハウジングの前記軸方向端面には、前記固定側分割板と対面すると共に、内径側が前記回転側シールリングに向けて延びた円環状の回転側分割板が設けられていることを特徴とする建設機械の走行装置。 - 請求項1に記載の建設機械の走行装置において、
前記固定側ハウジングの内周面と前記固定側分割板の内径縁との間の距離は、前記固定側ハウジングの内周面と前記固定側シールリングの外周面との間の距離の1/2以上に設定され、
前記回転側ハウジングの内周面と前記回転側分割板の内径縁との間の距離は、前記回転側ハウジングの内周面と前記回転側シールリングの外周面との間の距離の1/2以上に設定されていることを特徴とする建設機械の走行装置。 - 請求項1に記載の建設機械の走行装置において、
前記固定側分割板と前記回転側分割板とは、分割隙間をもって配置されていることを特徴とする建設機械の走行装置。 - 請求項1に記載の建設機械の走行装置において、
前記固定側分割板の前記内径側には、前記固定側分割板と前記固定側Oリングとの間の空隙を埋める突起部が設けられ、
前記回転側分割板の前記内径側には、前記回転側分割板と前記回転側Oリングとの間の空隙を埋める突起部が設けられていることを特徴とする建設機械の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163694A JP2022055958A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 建設機械の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020163694A JP2022055958A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 建設機械の走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022055958A true JP2022055958A (ja) | 2022-04-08 |
Family
ID=80998389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020163694A Pending JP2022055958A (ja) | 2020-09-29 | 2020-09-29 | 建設機械の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022055958A (ja) |
-
2020
- 2020-09-29 JP JP2020163694A patent/JP2022055958A/ja active Pending
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