JPH0783332A - フローティングシール装置 - Google Patents

フローティングシール装置

Info

Publication number
JPH0783332A
JPH0783332A JP24851693A JP24851693A JPH0783332A JP H0783332 A JPH0783332 A JP H0783332A JP 24851693 A JP24851693 A JP 24851693A JP 24851693 A JP24851693 A JP 24851693A JP H0783332 A JPH0783332 A JP H0783332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
faces
cylindrical
taper
rings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24851693A
Other languages
English (en)
Inventor
Isato Masuda
勇人 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP24851693A priority Critical patent/JPH0783332A/ja
Publication of JPH0783332A publication Critical patent/JPH0783332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 土砂や泥水がシール溝に侵入するのを容易に
防止できるフローティグシール装置を提供する。 【構成】 スピンドル9とドラム12との相対向する端
面側部には、外側内周面を円筒面9a、12aに形成
し、内側内周面を前記端面側から外周側に傾斜するテー
パ面9b、12bに形成したシール溝9c、12cが設
けられている。シール溝9c、12c内には、円筒面9
a、12aにすき間ばめさせる外周円筒面34aと、前
記テーパ面9b、12bと同様に傾斜するテーパ面34
bとを形成したリング34A、34Bが対称におさめら
れている。前記テーパ面9b、12bとテーパ面34b
との間にはOリング33が押圧状態に介在させられてい
る。円筒面9a、12aの周壁には、それぞれOリング
35が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に建設機械の走行
減速機や走行体の上ローラ、下ローラ等に取り付けるフ
ローティングシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は油圧ショベルの一例を示し、走行
体を構成するサイドフレーム1の後部には駆動輪が、前
部には従動輪が取り付けられており、両輪には無端状の
クローラ2が掛け回されている。駆動輪はサイドフレー
ム1に設置した走行減速機3を介して駆動される。クロ
ーラ2は下ローラ4、上ローラ5で受けられている。走
行体上には旋回体6が旋回自在に装架されており、その
前部には作業機(フロントアタッチメント)7が取り付
けられているとともに運転室8が設置されている。
【0003】つぎに、走行減速機3を図3および図4を
参照して説明する。サイドフレーム1にはスピンドル9
が締結されており、これには油圧モータ10が取り付け
られている。スピンドル9の外周部には、円錐コロ軸受
11A、11Bを介してドラム12が回転自在に支持さ
れている。ドラム12の外周フランジ部には、駆動輪で
あるスプロケットホイル13がボトル14により取り付
けられている。ドラム12にはリングギヤ15がボルト
16により取り付けられ、リングギヤ15にはカバー1
7がボルト18により取り付けられている。油圧モータ
10の出力軸に直結したプロペラシャフトのサンギヤ1
9とリングギヤ15との間には、第一キャリア20、第
一ピン21、第一プラネタリギヤ22、第二サンギヤ2
3、第二キャリア24、第二ピン25、第二プラネタリ
ギヤ26、第三サンギヤ27、第三キャリア28、第三
ピン29、第三プラネタリギヤ30が配置されている。
第三キャリヤ28はスプラインによりスピンドル9に結
合されている。
【0004】油圧モータ10が駆動されると、前述した
遊星歯車群が連動し、回転力が増大する。最終段減速部
である第三キャリヤ28はスピンドル9との結合により
回転不可能なので、第三プラネタリギヤ30の自転力が
リングギヤ15を回転させる。これにより、ドラム12
とスプロケットホイル13とが一体に回転し、クローラ
2が移動させられ、油圧ショベルの走行が行なわれる。
【0005】スピンドル9とドラム12との回転摺動部
には、外部からの土砂、泥水の侵入を防ぐためラビリン
ス部31が形成されており、その内側にはフローティン
グシール装置Sが設けられている。フローティングシー
ル装置Sを構成するリング32A、32Bの外周には傾
斜したOリング溝が形成されており、スピンドル9とド
ラム12との相対向する端面側部の内周には、傾斜した
Oリング溝が形成されている。Oリング33は相対向す
るOリング溝間に取り付けられている。すなわち、ドラ
ム12とスピンドル9との組み込みにより、Oリング3
3が押圧され、その反発力によりリング32A、32B
の対向端面部が互いに押し付けられ、封止作用が行なわ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したラビリンス部
31のすき間は、走行減速機の構成部品の集積公差が含
まれるので、土砂の粒径に対し大きめである。また、フ
ローティングシール装置Sにおいて、外部からの土砂が
Oリング33を押し下げ、リング32A、32BからO
リング33が脱落することがあり、Oリング33が部分
的、もしくは全体的に押し下げられることにより、Oリ
ング33とリング32A、32Bとの接触位置がずれ、
接触面の面圧低下、面圧不均一による油漏れが生じる。
さらに、土砂によるOリング33の劣化、損傷を招き、
寒い地域では、Oリング33に付着した水分が氷結し、
始動時にOリング33がむしられることがある。
【0007】この発明は、このような問題点にかんがみ
てなされたもので、Oリングに対する土砂や泥水の接触
を容易に防止することができるフローティングシール装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のフローティン
グシール装置は、相対向する二つの部材の端面側部に、
外側内周面を円筒面に形成し、内側内周面を前記端面側
から外周側に傾斜するテーパ面に形成したシール溝を設
け、そのシール溝内に、部材の前記円筒面にすき間ばめ
させる外周円筒面と、内周側に前記部材のテーパ面と同
様に傾斜するテーパ面とを形成したリングを対称におさ
め、部材のテーパ面とリングのテーパ面との間にOリン
グを圧着状態に介在させ、部材の円筒面の周壁にOリン
グを取り付けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】Oリングおよびリングをおさめたシール溝に、
土砂や泥水が侵入するのを容易に防止できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1により説明
する。スピンドル9とドラム12との相対向する端面側
部には、外側内周面を円筒面9a、12aに形成し、内
側内周面を前記端面側から外周側に傾斜するテーパ面9
b、12bに形成したシール溝9c、12cが設けられ
ている。シール溝9c、12c内には,円筒面9a、1
2aにすき間ばめさせる外周円筒面34aと、内周側に
スピンドル9、ドラム12のテーパ面9b、12bと同
様に傾斜するテーパ面34bとを形成したリング34
A、34Bが対称におさめられている。スピンドル9の
テーパ面9b、ドラム12のテーパ面12bと、リング
34A、34Bのテーパ面34bとの間にはOリング3
3が押圧状態に介在させられている。スピンドル9、ド
ラム12の円筒面9a、12aの周壁には、それぞれO
リング35が取り付けられている。
【0011】スピンドル9に対してドラム12が組み込
まれる時には、スピンドル9、ドラム12のテーパ面9
b、12bとリング34A、34Bのテーパ面34bと
の間にあるOリング33は押圧される。そのOリング3
3の反発力により、リング34A、34Bの相対向する
端面34cは互いに押し付けられ、シール機構が形成さ
れる。また、Oリング33の反発力を損失せず、リング
34A、34Bの接触面に伝達するため、リング34
A、34Bと円筒面9a、12aとのはめ合いは前記の
ようにすき間ばめとし、Oリング33が縮む分だけのリ
ング34A、34Bの移動時の摩耗を低減する。Oリン
グ35により、外部から土砂や泥水がシール溝9c、1
2cへ侵入するのを防止する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、フロー
ティングシール装置のシール溝へ土砂や泥水が侵入する
ことを容易に防止することができる。したがって、土砂
がOリングを押し下げることによるOリングの脱落や、
Oリングが部分的、もしくは全体的に押し下げられるこ
とによる接触面の面圧の低下および面圧の不均一による
油漏れをなくすことができる。さらに、シール溝に溜る
水分の氷結により、始動時にOリング表面がむしられる
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面正面図、
【図2】油圧ショベルの一例を示す側面図、
【図3】従来の油圧ショベルの走行減速機を示す断面正
面図、
【図4】図3におけるフローティングシール装置部を示
す拡大断面正面図である。
【符号の説明】
9 スピンドル 9a 円筒面 9b テーパ面 9c シール溝 11B 円錐コロ軸受 12 ドラム 12a 円筒面 12b テーパ面 12c シール溝 33 Oリング 34A リング 34B リング 34a 外周円筒面 34b テーパ面 34c 端面 35 Oリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する二つの部材の端面側部に、外
    側内周面を円筒面に形成し、内側内周面を前記端面側か
    ら外周側に傾斜するテーパ面に形成したシール溝を設
    け、そのシール溝内に、部材の前記円筒面にすき間ばめ
    させる外周円筒面と、内周側に前記部材のテーパ面と同
    様に傾斜するテーパ面とを形成したリングを対称におさ
    め、部材のテーパ面とリングのテーパ面との間にOリン
    グを圧着状態に介在させ、部材の円筒面の周壁にOリン
    グを取り付けたことを特徴とするフローティングシール
    装置。
JP24851693A 1993-09-10 1993-09-10 フローティングシール装置 Pending JPH0783332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24851693A JPH0783332A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 フローティングシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24851693A JPH0783332A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 フローティングシール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0783332A true JPH0783332A (ja) 1995-03-28

Family

ID=17179354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24851693A Pending JPH0783332A (ja) 1993-09-10 1993-09-10 フローティングシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783332A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226362A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Ntn Corp 建設機械用走行減速機のスプロケット支持構造
KR100767939B1 (ko) * 2000-12-13 2007-10-17 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 장궤형 작업기계의 주행구동장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100767939B1 (ko) * 2000-12-13 2007-10-17 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 장궤형 작업기계의 주행구동장치
JP2006226362A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Ntn Corp 建設機械用走行減速機のスプロケット支持構造
DE102006006591B4 (de) * 2005-02-16 2017-01-05 Ntn Corp. Zahnrad-Tragestruktur für einen Fahrtantrieb für eine Baumaschine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8020874B2 (en) Rotating wheel mechanism of construction machine and drive wheel mechanism of construction machine
JP3017800B2 (ja) 終減速装置アセンブリ
WO2018147138A1 (ja) 建設機械の走行装置
JP3185011B2 (ja) 上部旋回体を備えた運搬車両
JP2009068506A (ja) 減速装置
JP6385904B2 (ja) 装軌式車両
US5871413A (en) Driven axle assembly for steering by driving vehicles
JPH0783332A (ja) フローティングシール装置
JP3160513B2 (ja) 履帯駆動用遊星歯車減速装置
JP5903304B2 (ja) 無限軌道駆動装置のシール構造
US6318200B1 (en) Triple reduction final drive assembly
WO2018221056A1 (ja) メカニカルシール装置
JP2007002981A (ja) 減速装置
JPH0754696Y2 (ja) シール装置
JPH0720201Y2 (ja) 建設機械等の旋回ブレーキ装置
JP2852848B2 (ja) 旋回装置
JP2001171567A (ja) 装軌式車両の走行モータ装置
JP2001248735A (ja) フローティングシール及び該フローティングシールを備えた減速装置
JP2000129723A (ja) 減速装置
JP3696713B2 (ja) 減速装置
JP2018200078A (ja) メカニカルシール装置
JP2002115747A (ja) 遊星歯車減速装置
JPH06330537A (ja) 旋回減速機
JPH11280386A (ja) 掘削機
JPH07190175A (ja) 遊星歯車減速装置