JPH06330537A - 旋回減速機 - Google Patents
旋回減速機Info
- Publication number
- JPH06330537A JPH06330537A JP14256493A JP14256493A JPH06330537A JP H06330537 A JPH06330537 A JP H06330537A JP 14256493 A JP14256493 A JP 14256493A JP 14256493 A JP14256493 A JP 14256493A JP H06330537 A JPH06330537 A JP H06330537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive particles
- plug
- housing
- bearing
- oil seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多量の摩耗粉の付着を可能にし、磁石の取り
出しを簡便に行うことができる油圧ショベル等における
旋回減速機を提供する。 【構成】 遊星歯車減速機構より下方のハウジング8周
壁部にねじ穴27を設け、そのねじ穴27に、ハウジン
グ8内部に臨ませる刷毛状の金属性ワイヤ31を取り付
けた棒磁石30を設けたプラグ28を組み付ける。
出しを簡便に行うことができる油圧ショベル等における
旋回減速機を提供する。 【構成】 遊星歯車減速機構より下方のハウジング8周
壁部にねじ穴27を設け、そのねじ穴27に、ハウジン
グ8内部に臨ませる刷毛状の金属性ワイヤ31を取り付
けた棒磁石30を設けたプラグ28を組み付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧ショベル、クレ
ーン等に設置する旋回減速機に関する。
ーン等に設置する旋回減速機に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は油圧ショベルの一例を示す。無限
軌道式の走行体1上には旋回体2が旋回輪3を介して旋
回自在に装架されている。旋回体2には運転室4が設置
されているとともに、作業機5が取り付けられている。
旋回体2の旋回は油圧モータ6により行われる。
軌道式の走行体1上には旋回体2が旋回輪3を介して旋
回自在に装架されている。旋回体2には運転室4が設置
されているとともに、作業機5が取り付けられている。
旋回体2の旋回は油圧モータ6により行われる。
【0003】つぎに、従来の旋回減速機を図3及び図4
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0004】旋回輪3は内歯歯車を設けた内輪3A、外
輪3B、内輪3Aと外輪3Bとの間に介在させた多数の
ボール3Cから成り、内輪3Aはボルト6により走行体
1に締結され、外輪3Bはボルト7により旋回体2に締
結されている。
輪3B、内輪3Aと外輪3Bとの間に介在させた多数の
ボール3Cから成り、内輪3Aはボルト6により走行体
1に締結され、外輪3Bはボルト7により旋回体2に締
結されている。
【0005】ハウジング8の下側のフランジはボルト9
により旋回体2に締結されており、ハウジング8の上側
のフランジとリングギア10と油圧モータ11のフラン
ジとは、ボルト12により互いに締結されている。油圧
モータ11の出力軸11aにはスプラインによりサンギ
ヤ16が結合されている。
により旋回体2に締結されており、ハウジング8の上側
のフランジとリングギア10と油圧モータ11のフラン
ジとは、ボルト12により互いに締結されている。油圧
モータ11の出力軸11aにはスプラインによりサンギ
ヤ16が結合されている。
【0006】ハウジング8内には縦軸13を支持する上
下の軸受14、15が取り付けられており、縦軸13の
下端部には、内輪3Aの内歯歯車にかみ合う歯車17が
設けられている。縦軸13の上端部には、キャリヤ18
がスプライン結合により取り付けられており、そのキャ
リヤ18には、サンギヤ16とリングギヤ10とにかみ
合う遊星歯車19がピン20を介して支持されている。
下の軸受14、15が取り付けられており、縦軸13の
下端部には、内輪3Aの内歯歯車にかみ合う歯車17が
設けられている。縦軸13の上端部には、キャリヤ18
がスプライン結合により取り付けられており、そのキャ
リヤ18には、サンギヤ16とリングギヤ10とにかみ
合う遊星歯車19がピン20を介して支持されている。
【0007】軸受15と歯車17との間の縦軸13の部
分にはスリーブ21が取り付けられており、ハウジング
8の下端面にはボルト22によりカバー23が取り付け
られており、スリーブ21とカバー23との間にはオイ
ルシール24が設けられている。スリーブ21には凹部
21aが形成されており、その凹部21a内にはボルト
25により磁石26が取り付けられている。
分にはスリーブ21が取り付けられており、ハウジング
8の下端面にはボルト22によりカバー23が取り付け
られており、スリーブ21とカバー23との間にはオイ
ルシール24が設けられている。スリーブ21には凹部
21aが形成されており、その凹部21a内にはボルト
25により磁石26が取り付けられている。
【0008】上述した構成の旋回減速機はつぎのように
作動する。油圧モータ11に圧油が供給されると、出力
軸11aが回転し、それと一体にサンギヤ16が回転す
る。サンギヤ16の回転は、遊星歯車19、リングギヤ
10を介して減速されてキャリヤ18に伝えられる。縦
軸13はスプラインによりキャリヤ18に結合されてい
るので、キャリヤ18と一体的に回転し、歯車17に回
転力が伝えられる。これにより歯車17が内輪3Aを介
して自転するとともに公転し、旋回体2が走行体1に対
して旋回する。
作動する。油圧モータ11に圧油が供給されると、出力
軸11aが回転し、それと一体にサンギヤ16が回転す
る。サンギヤ16の回転は、遊星歯車19、リングギヤ
10を介して減速されてキャリヤ18に伝えられる。縦
軸13はスプラインによりキャリヤ18に結合されてい
るので、キャリヤ18と一体的に回転し、歯車17に回
転力が伝えられる。これにより歯車17が内輪3Aを介
して自転するとともに公転し、旋回体2が走行体1に対
して旋回する。
【0009】旋回動作中に、出力軸11aとサンギヤ1
6とのスプライン結合部、サンギヤ16、遊星歯車1
9、リングギヤ10から成る遊星歯車機構部、キャリヤ
18と縦軸13とのスプライン結合部から生じる摩耗粉
は、軸受14の隙間から軸受15の隙間を通過し、スリ
ーブ21の凹部21a内の磁石26に付着する。
6とのスプライン結合部、サンギヤ16、遊星歯車1
9、リングギヤ10から成る遊星歯車機構部、キャリヤ
18と縦軸13とのスプライン結合部から生じる摩耗粉
は、軸受14の隙間から軸受15の隙間を通過し、スリ
ーブ21の凹部21a内の磁石26に付着する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁石26は設
置できる空所が小さく、磁力の小さいものになりがちで
あり、構造上、スリーブ21および磁石26は分解、着
脱が困難であり、摩耗粉を排出しにくい。摩耗粉の量が
多くなったり、磁石26の磁力が弱まったりすると、摩
耗粉は浮遊し始める。その摩耗粉は軸受15に入り込
み、その寿命を著しく短くする。さらに、その摩耗粉
は、スリーブ21とカバー23との隙間Gを通過してオ
イルシール24に堆積し、最終的にはオイルシール24
を損傷させ、潤滑油の流出の原因となる。
置できる空所が小さく、磁力の小さいものになりがちで
あり、構造上、スリーブ21および磁石26は分解、着
脱が困難であり、摩耗粉を排出しにくい。摩耗粉の量が
多くなったり、磁石26の磁力が弱まったりすると、摩
耗粉は浮遊し始める。その摩耗粉は軸受15に入り込
み、その寿命を著しく短くする。さらに、その摩耗粉
は、スリーブ21とカバー23との隙間Gを通過してオ
イルシール24に堆積し、最終的にはオイルシール24
を損傷させ、潤滑油の流出の原因となる。
【0011】この発明は、前記にかんがみてなされたも
ので、多量の摩耗粉の付着を可能にし、磁石の取り出し
を簡便に行うことができる旋回減速機を提供することを
目的とする。
ので、多量の摩耗粉の付着を可能にし、磁石の取り出し
を簡便に行うことができる旋回減速機を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の旋回減速機は、遊星歯車減速機構より下
方のハウジング周壁部に取り付け穴を設け、その取り付
け穴に、ハウジング内部に臨ませる刷毛状の金属性ワイ
ヤを取り付けた棒磁石を設けたプラグを組み付けたこと
を特徴とする。
め、この発明の旋回減速機は、遊星歯車減速機構より下
方のハウジング周壁部に取り付け穴を設け、その取り付
け穴に、ハウジング内部に臨ませる刷毛状の金属性ワイ
ヤを取り付けた棒磁石を設けたプラグを組み付けたこと
を特徴とする。
【0013】
【作用】摩耗粉は表面積の大きい刷毛状の金属性ワイヤ
に付着する。付着した摩耗粉の排除は、プラグを取り付
け穴から抜き出すことにより行う。
に付着する。付着した摩耗粉の排除は、プラグを取り付
け穴から抜き出すことにより行う。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1により説明
する。その図において、図3および図4と同じ部材には
同じ符号を付けてある。
する。その図において、図3および図4と同じ部材には
同じ符号を付けてある。
【0015】軸受14と軸受15との間におけるハウジ
ング8の周壁部には取り付けねじ穴27が設けられてお
り、そのねじ穴27にはプラグ28がねじ込まれてい
る。プラグ28の環状凹部にはOリングが取り付けられ
ている。プラグ28の先端部には棒磁石30が差し込ま
れており、棒磁石30の周りには、ハウジング8の内部
に臨ませた刷毛状の金属性ワイヤ31ガ取り付けられて
いる。プラグ28、棒磁石30、金属性ワイヤ31によ
りフィルタ装置が構成される。フィルタ装置は、ハウジ
ン8の周壁に複数個設置することができ、軸受14より
も上側の位置に設けることもできる。
ング8の周壁部には取り付けねじ穴27が設けられてお
り、そのねじ穴27にはプラグ28がねじ込まれてい
る。プラグ28の環状凹部にはOリングが取り付けられ
ている。プラグ28の先端部には棒磁石30が差し込ま
れており、棒磁石30の周りには、ハウジング8の内部
に臨ませた刷毛状の金属性ワイヤ31ガ取り付けられて
いる。プラグ28、棒磁石30、金属性ワイヤ31によ
りフィルタ装置が構成される。フィルタ装置は、ハウジ
ン8の周壁に複数個設置することができ、軸受14より
も上側の位置に設けることもできる。
【0016】摩耗粉は軸受14の隙間を通過し、磁化さ
れた金属性ワイヤ31群に付着する。これにより、軸受
15を通過し、またはオイルシール24に到達する摩耗
粉が減少する。金属性ワイヤ31群に摩耗粉が堆積した
ら、プラグ28を抜き出して堆積した摩耗粉を排除す
る。
れた金属性ワイヤ31群に付着する。これにより、軸受
15を通過し、またはオイルシール24に到達する摩耗
粉が減少する。金属性ワイヤ31群に摩耗粉が堆積した
ら、プラグ28を抜き出して堆積した摩耗粉を排除す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、縦軸を
支持する軸受とオイルシールへの摩耗粉の侵入を減少し
て保護することができる。また、金属性ワイヤを刷毛状
にしたことにより摩耗粉が付着する表面積を拡大し、多
量の摩耗粉を排除することができる。フィルタ装置を構
成する棒磁石および金属性ワイヤがプラグと一体に構成
されているので、ハウジングに対する着脱が容易であ
り、ハウジングの外周壁に複数個設置することができ
る。
支持する軸受とオイルシールへの摩耗粉の侵入を減少し
て保護することができる。また、金属性ワイヤを刷毛状
にしたことにより摩耗粉が付着する表面積を拡大し、多
量の摩耗粉を排除することができる。フィルタ装置を構
成する棒磁石および金属性ワイヤがプラグと一体に構成
されているので、ハウジングに対する着脱が容易であ
り、ハウジングの外周壁に複数個設置することができ
る。
【図1】この発明の一実施例を示す断面側面図、
【図2】油圧ショベルの一例を示す側面図、
【図3】従来の旋回減速機を示す断面側面図、
【図4】図3のスリーブ、カバー、オイルシールおよび
その近傍部を示す拡大断面側面図である。
その近傍部を示す拡大断面側面図である。
2 旋回体 3 旋回輪 8 ハウジング 10 リングギヤ 11 油圧モータ 11a 出力軸 13 縦軸 14 軸受 15 軸受 16 サンギヤ 17 歯車 18 キャリヤ 19 遊星歯車 20 ピン 21 スリーブ 23 カバー 24 オイルシール 27 取り付けねじ穴 28 プラグ 29 Oリング 30 棒磁石 31 金属性ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 旋回モータと、旋回モータの回転に連動
する遊星歯車減速機構と、遊星歯車減速機構の出力回転
を旋回体に伝える縦軸を内部に支持させたハウジングと
をそなえた旋回減速機において、遊星歯車減速機構より
下方のハウジング周壁部に取り付け穴を設け、その取り
付け穴に、ハウジング内部に臨ませる刷毛状の金属性ワ
イヤを取り付けた棒磁石を設けたプラグを組み付けたこ
とを特徴とする旋回減速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256493A JPH06330537A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 旋回減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14256493A JPH06330537A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 旋回減速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06330537A true JPH06330537A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15318268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14256493A Pending JPH06330537A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 旋回減速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06330537A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007325A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Hamilton Sundstrand Corp | 回転機械、スプライン噛合部の潤滑システムおよびその潤滑方法 |
JP2017015129A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 駆動装置及び該駆動装置を備えた画像形成装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP14256493A patent/JPH06330537A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007325A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Hamilton Sundstrand Corp | 回転機械、スプライン噛合部の潤滑システムおよびその潤滑方法 |
JP2017015129A (ja) * | 2015-06-29 | 2017-01-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 駆動装置及び該駆動装置を備えた画像形成装置 |
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