JP2022055026A - 内燃機関システム、内燃機関システムの窒素酸化物監視装置および内燃機関システムの窒素酸化物監視方法 - Google Patents

内燃機関システム、内燃機関システムの窒素酸化物監視装置および内燃機関システムの窒素酸化物監視方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022055026000001
【課題】キャリブレーション値の管理工程を低減することが可能な内燃機関システム、内燃機関システムの窒素酸化物監視装置および内燃機関システムの窒素酸化物監視方法を提供する。
【解決手段】内燃機関システムは、内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒と、窒素酸化物を検出する窒素酸化物検出部と、窒素酸化物検出部の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部と、算出された収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、内燃機関システム、内燃機関システムの窒素酸化物監視装置および内燃機関システムの窒素酸化物監視方法に関する。
例えば、内燃機関の排気に含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化する装置として、内燃機関の排気管に配置されるSCR(Selective Catalytic Reduction)触媒と、SCR触媒の排気上流に、尿素水を供給する尿素水供給部とを備え、尿素水の加水分解により生成されたアンモニアを用いて、SCR触媒でNOxを選択還元反応させて無害成分へ浄化する排気浄化装置が知られている。
また、このような排気浄化装置を備えた内燃機関システムでは、排気中の窒素酸化物量を検出する窒素酸化物検出部(NOxセンサ)と、窒素酸化物検出部の出力値に基づいて尿素水の噴射量を算出し、算出された尿素水の噴射量が供給されるように尿素水供給部を制御する制御部とが備えられる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2014-105645号公報
ところで、同一の窒素酸化物検出部(NOxセンサ)であっても、車型により窒素酸化物検出部の取付位置が異なる場合、窒素酸化物検出部の出力値に偏りが発生する場合がある。そこで、例えば、窒素酸化物検出部の出力値を補正するためのキャリブレーション値を、車型(NOxセンサの取付位置)ごとに使い分ける必要がある。
しかし、車型ごとにキャリブレーション値を使い分けた場合、キャリブレーション値の管理工程が増えるという問題がある。
本開示の目的は、キャリブレーション値の管理工程を低減することが可能な内燃機関システム、内燃機関システムの窒素酸化物監視装置および内燃機関システムの窒素酸化物監視方法を提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における内燃機関システムは、
内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒と、
前記窒素酸化物を検出する窒素酸化物検出部と、
前記窒素酸化物検出部の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部と、
算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部と、
を備える。
本開示における内燃機関システムの窒素酸化物監視装置は、
内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒を備える内燃機関システムの窒素酸化物監視装置であって、
前記窒素酸化物を検出する窒素酸化物検出部と、
前記窒素酸化物検出部の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部と、
算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部と、
を備える、
本開示における内燃機関システムの窒素酸化物監視方法は、
内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒を備える内燃機関システムの窒素酸化物監視方法であって、
前記窒素酸化物を検出値を取得し、
前記窒素酸化物検出部の検出値の収束速度を算出し、
算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する。
本開示によれば、キャリブレーション値の管理工程を低減することができる。
図1は、本開示の実施の形態における内燃機関システムが搭載される車両を概略的に示す図である。 図2は、ECUによる制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態は、自動車に搭載されたディーゼルエンジン(内燃機関)に本発明を適用した場合について説明する。
まず、本実施の形態に係るディーゼルエンジン(以下、単にエンジンという)の概略構造について説明する。図1は、実施の形態に係るエンジンの排気系の一例を示す概略構成図である。なお、図1には、X軸が描かれている。以下の説明では、図1における左右方向をX方向又は排気方向といい、右方向を「+X方向」、「排気下流方向」又は「排気下流側」、左方向を「-X方向」、「排気上流方向」又は「排気上流側」という。
本実施の形態に係る内燃機関システム100は、図1に示すように、排気浄化装置1および排気管10を備えている。排気管10は、エンジン2の排気マニホールド3に連結されている。排気管10にはエンジン2からの排気が流入する。排気浄化装置1は排気管10内に設けられている。排気浄化装置1は、酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst:DOC)11およびSCR触媒12を備えている。
図1は、排気管10を簡略して示している。排気管10は、排気方向(X方向)において一定の径を有する直管部10aと、徐々に拡径する拡径コーン部10b,10cと、徐々に縮径する縮径コーン部10d,10eとを有する。
DOC11は、拡径コーン部10bと縮径コーン部10dとの間に配置されている。DOC11は、燃料が供給された場合、これを酸化して排気を昇温させる。DOC11は、排気中の炭化水素(HC)および一酸化炭素(CO)を酸化することに加え、一酸化窒素(NO)を酸化させNOにする。
SCR触媒12は、拡径コーン部10cと縮径コーン部10eとの間に配置されている。SCR触媒12は、DOC11よりも排気下流側(+X方向)に配置され、還元剤により、排気中の窒素酸化物(NOx)を窒素(N2)と水(HO)に還元して、NOxを低減する。
本実施形態に係る内燃機関システム100は、図1に示すように、タンク20および還元剤供給部30を備えている。
タンク20は、還元剤としての尿素水を貯留する。
還元剤供給部30は、図1に示すように、移送路31、ポンプ33、ノズル34を有している。
移送路31は、尿素水が流通可能な流路である。移送路31の上流側端は、タンク20に接続されている。
移送路31には、上流側から順に、ポンプ33およびノズル34が配置されている。
ポンプ33は、タンク20からの尿素水をノズル34に供給する。ノズル34を尿素インジェクタという場合がある。
ノズル34は、排気管10におけるSCR触媒12よりも排気上流側(-X方向)の位置SPに配置される。ノズル34は、排気管10内に尿素水を噴射する。
本実施の形態に係る内燃機関システム100は、図1に示すように、上流側NOxセンサ51および下流側NOxセンサ52を備えている。上流側NOxセンサ51は、SCR触媒12よりも上流側に配置され、SCR触媒12に流入するNOx量(Nox濃度)を検出する。上流側NOxセンサ51の出力値は、ECU40に出力される。本実施の形態においては、尿素インジェクタ34よりも排気上流側に配置される。
下流側NOxセンサ52は、SCR触媒12よりも下流側に配置され、SCR触媒12から流出するNOx量(Nox濃度)を検出する。本実施の形態においては、下流側NOxセンサ52は縮径コーン部10eに配置される。なお、例えば車型等によっては、下流側NOxセンサ52は縮径コーン部10eよりも排気下流側の直管部10aに配置される場合がある。
一般的に、NOxセンサの取付位置は、内燃機関システム100が搭載される車両の違いに応じて異なる。例えば、縮径コーン部に配置されるNOxセンサの応答性や出力値は、直管部に配置されるNOxセンサの応答性や出力値と比較して低くなる。そのため、NOxセンサの出力値のキャリブレーション値を、NOxセンサの取付位置ごとに使い分ける必要がある。
以下の実施の形態では、上流側NOxセンサ51の取付位置が直管部10aと粒子捕集フィルター(Diesel particulate filter:DPF)の出口コーン部(不図示)とのいずれかであるかを特定し、キャリブレーション値を選定する方法と、下流側NOxセンサ52の取付位置が直管部10aと縮径コーン部10eとのいずれかであるかを特定し、キャリブレーションする方法とについて説明する。なお、これらの方法は、同じであるため、下流側NOxセンサ52の取付位置を特定し、キャリブレーション値を選定する方法を代表して、説明し、上流側NOxセンサ51の取付位置を特定し、キャリブレーション値を選定する方法についての説明を省略する。
本実施の形態に係る内燃機関システム100は、制御装置40を備えている。制御装置40は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるマイクロコンピュータと入出力装置とを備えるECU(Electronic control Unit)である。ECU40の入力回路には、上流側NOxセンサ51および下流側NOxセンサ52のそれぞれが接続されている。制御装置40は、ECU40は、取得部41、収束速度算出部42、判定部43および選定部44の各機能を有する。
ECU40の記憶部45には、下流側NOxセンサ52の取付位置である直管部10aに対応付けられてキャリブレーション値C1が記憶されている。また、記憶部45には、下流側NOxセンサ52の取付位置である縮径コーン部10eに対応付けられてキャリブレーション値C2が記憶されている。ここで、キャリブレーション値C1,C2とは、例えば、下流側NOxセンサ52の出力値と補正値との関係を表すパラメータである。
取得部41は、上流側NOxセンサ51の出力値を取得する。また、取得部41は、下流側NOxセンサ52の出力値を取得する。また、取得部は、速度センサ(不図示)から車速を取得する。
収束速度算出部42は、下流側NOxセンサ52の単位時間毎の出力値に基づいて、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度を算出する。
判定部43は、収束速度が所定値よりも遅いか否かを判定する。所定値は、下流側NOxセンサ52の取付位置を判定する際の境界値であって、実験やシミュレーションにより求めることが可能である。
車両が減速している場合(エンジン2へ燃料の供給が停止される場合)、排気中のNOx濃度は0に向かって下がっていくため、下流側NOxセンサ52の出力値は低下する。選定部44は、車両が減速している場合であって、収束速度が所定値よりも遅い場合、縮径コーン部10eに対応するキャリブレーション値C2を選定する。車両が減速している場合とした理由は、車両が減速している場合に出力値が比較的速く収束することから、下流側NOxセンサ52取付位置が直管部10aである場合と縮径コーン部10eである場合とで、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度の相違が顕著に表れるためである。そのため、キャリブレーション値を正確に選定することが可能となる。また、収束速度が所定値よりも遅いとした理由は、縮径コーン部10eにおける排気のあたりが直管部10aにおける排気のあたりよりも弱く、収束速度が遅くなるためである。なお、直管部10aに対応するキャリブレーション値C1が初期値である場合において、収束速度が所定値よりも遅くない場合、キャリブレーション値C1は維持される。
以上のように、本開示の実施の形態においては、下流側NOxセンサ52の取付位置が縮径コーン部10eである場合、選定部44が、下流側NOxセンサ52の収束速度に基づいて、縮径コーン部10eに対応付けられたキャリブレーション値に選定する。これにより、キャリブレーション値を下流側NOxセンサ52の取付位置ごとに使い分ける必要がなく、キャリブレーション値の管理工程を低減することが可能となる。
次に、ECU40による制御の一例について図2を参照して説明する。図2は、ECU40による制御の一例を示すフローチャートである。本フローは、例えば、車両の出荷時に実行される。ECU40は、取得部41、収束速度算出部42、判定部43および選定部44の各機能を実行するものとする。
ステップS100において、ECU40は、下流側NOxセンサ52の出力値を取得する。
ステップS110において、ECU40は、取得した下流側NOxセンサ52の出力値に基づいて、出力値の収束速度を算出する。
次に、ステップS120において、ECU40は、取得した車速から、車両が減速しているか否かについて判定する。車両が減速している場合(ステップS120:YES)、処理はステップS130に移行する。車両が減速していない場合(ステップS120:NO)、図2に示すフローは終了する。
ステップS130において、ECU40は、算出した収束速度が所定値よりも遅いか否かについて判定する。収束速度が所定値よりも遅い場合(ステップS130:YES)、処理はステップS140に移行する。収束速度が所定値よりも遅くない場合(ステップS130:NO)、図2に示すフローは終了する。
ステップS140において、ECU40は、キャリブレーション値C2を選定する。その後、図2に示すフローは終了する。
本開示の実施の形態における内燃機関システム100は、エンジン2の排気が流れる排気管10内に配置され、排気中の窒素酸化物(NOx)を、尿素水を用いて浄化するSCR触媒12と、NOxを検出する下流側NOxセンサ52と、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部42と、算出された収束速度が所定値よりも遅い場合、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部44と、を備える。
上記構成により、キャリブレーション値の選定が自動的に行われる。これにより、キャリブレーション値を車型(NOxセンサの取付位置)ごとに使い分ける必要がないため、キャリブレーション値の管理工程を低減することが可能となる。
また、本実施の形態における内燃機関システム100では、選定部44は、車両が減速している場合、キャリブレーション値を選定する。車両減速時に出力値が比較的速く収束することから、下流側NOxセンサ52の取付位置が直管部10aである場合と拡径コーン部10cである場合とで、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度の相違が顕著に表れる。これにより、キャリブレーション値を正確に選定することが可能となる。
また、本実施の形態における内燃機関システム100では、下流側NOxセンサ52の取付位置が、直管部10aと縮径コーン部10eとのいずれかである車両において、選定部44は、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度が所定値よりも遅い場合、取付位置が縮径コーン部10eである下流側NOxセンサ52の出力値を補正するキャリブレーション値C2を選定する。縮径コーン部10eにおける排気のあたりが直管部10aにおける排気のあたりよりも弱く、収束速度が所定値よりも遅くなるため、また、その所定値は実験やシミュレーションにより求めることができるため、キャリブレーション値をさらに正確に選定することが可能となる。
<変形例>
次に、本実施の形態の変形例に係る内燃機関システム100について説明する。変形例においては、上記実施の形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成についてはその説明を省略する。上記実施の形態に係る内燃機関システム100では、選定部44は、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度に基づいて、キャリブレーション値を選定する。
SCR触媒12が十分に昇温しNH吸蔵している状況においてはSCR触媒12の浄化率は100%となる。これにより、下流側NOxセンサ52の出力値は0[ppm]を示す。そのため、そもそも下流側NOxセンサ52の応答性が見られず、下流側NOxセンサ52の取付位置が例えば、直管部10aである下流側NOxセンサ52の出力値と縮径コーン部10eである下流側NOxセンサ52の出力値との間で、相違が現れない。この課題を解決するために、例えば、SCR触媒12よりも排気上流側に、粒子状物質(Particulate Matter:PM)を補集し、除去する粒子捕集フィルター(Diesel particulate filter:DPF)が配置される場合、補集したPMを燃焼するDPF再生時はSCR触媒12の浄化率が大きく低下(例えば0-50%)するため、下流側NOxセンサ52の取り付け位置による出力値の収束速度の相違を検出することができる。なお、SCR触媒12の浄化率が所定値よりも低くなる例としては、DPF再生時の他に、工場出荷時のSCR触媒12がNHを吸蔵する前などが挙げられる。
変形例に係る内燃機関システム100では、上流側NOxセンサ51の出力値および下流側NOxセンサ52の出力値に基づいて、SCR触媒12の浄化率を検出する。ECU40は、検出したSCR触媒12の浄化率が所定範囲である場合であって、収束速度が所定値よりも遅い場合、キャリブレーション値C2を選定する。ここでは、所定範囲とは、例えば、下流側NOxセンサ52の取付位置が異なる場合、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度の相違が顕著に表れる0%から50%の範囲をいう。
変形例では、SCR触媒12の浄化率が所定範囲である場合、下流側NOxセンサ52の取付位置を正確に判定することができるため、キャリブレーション値を正確に選定することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、下流側NOxセンサ52が取り付けられ得る取付位置が直管部10a、縮径コーン部10eの2箇所である場合、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度に基づいて、キャリブレーション値を選定したが、本開示はこれに限らず、下流側NOxセンサ52が取り付けられ得る取付位置が3箇所以上である場合、下流側NOxセンサ52の出力値の収束速度に基づいて、キャリブレーション値を選定してもよい。例えば、下流側NOxセンサ52の取付位置が3箇所(A、B、C)である場合、第1所定値および第2所定値を設け(第1所定値<第2所定値)、収束速度が第1所定値よりも遅い場合、下流側NOxセンサ52が取付位置Aに配置されるものとして、キャリブレーション値を選定し、収束速度が第1所定値よりも速く第2所定値よりも遅い場合、下流側NOxセンサ52が取付位置Bに配置されるものとして、キャリブレーション値を選定し、収束速度が第2所定値よりも速い場合、下流側NOxセンサ52が取付位置Cに配置されるものとして、キャリブレーション値を選定してもよい。
また、上記実施の形態では、下流側NOxセンサ52に係るキャリブレーション値を選定したが、本開示はこれに限らず、例えば、上流側NOxセンサ51の取付位置が異なる場合、上流側NOxセンサ51の出力値の収束速度に基づいて、キャリブレーション値を選定してもよい。
また、上記実施の形態では、ECU40は、車両が減速している場合、キャリブレーション値を選定したが、本開示はこれに限らず、燃料が燃料供給部から供給されない状態である場合、キャリブレーション値を選定してもよい。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、キャリブレーション値の管理工程を低減することが要求される内燃機関システムを備えた車両に好適に利用される。
1 排気浄化装置
2 エンジン
3 排気マニホールド
10 排気管
10a 直管部
10b,10c 拡径コーン部
10d,10e 縮径コーン部
11 DOC
12 SCR触媒
20 タンク
30 還元剤供給部
31 移送路
33 ポンプ
34 ノズル
40 ECU
41 取得部
42 収束速度算出部
43 判定部
44 選定部
45 記憶部
51 上流側NOxセンサ
52 下流側NOxセンサ
100 内燃機関システム

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒と、
    前記窒素酸化物を検出する窒素酸化物検出部と、
    前記窒素酸化物検出部の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部と、
    算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部と、
    を備える、
    内燃機関システム。
  2. 前記選定部は、車両が減速している場合、前記キャリブレーション値を選定する、
    請求項1に記載の内燃機関システム。
  3. 前記窒素酸化物検出部の取付位置が、前記排気管の内径が排気方向で一定な直管部と排気方向で広がるコーン部とのいずれかである車両において、
    前記選定部は、前記収束速度が所定値よりも遅い場合、前記取付位置が前記コーン部である前記窒素酸化物検出部の出力値を補正する前記キャリブレーション値を選定する、
    請求項1または2に記載の内燃機関システム。
  4. 前記選定部は、前記SCR触媒の浄化率が所定範囲である場合、前記キャリブレーション値を選定する、
    請求項3に記載の内燃機関システム。
  5. 前記キャリブレーション値は、前記出力値を補正するためのパラメータである、
    請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関システム。
  6. 内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒を備える内燃機関システムの窒素酸化物監視装置であって、
    前記窒素酸化物を検出する窒素酸化物検出部と、
    前記窒素酸化物検出部の出力値の収束速度を算出する収束速度算出部と、
    算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する選定部と、
    を備える、
    内燃機関システムの窒素酸化物監視装置。
  7. 内燃機関の排気が流れる排気管内に配置され、前記排気中の窒素酸化物を、還元剤を用いて浄化するSCR触媒を備える内燃機関システムの窒素酸化物監視方法であって、
    前記窒素酸化物の検出値を取得し、
    前記窒素酸化物の検出値の収束速度を算出し、
    算出された前記収束速度に基づいて、予め定められた複数のキャリブレーション値の中から一つのキャリブレーション値を選定する、
    内燃機関システムの窒素酸化物監視方法。
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