JP2022055004A - 金属樹脂接合体およびその製造方法 - Google Patents

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裕貴 井上
Hirotaka Inoue
徳雄 川中
Tokuo Kawanaka
裕 松見
Yutaka Matsumi
純也 福本
Junya Fukumoto
英二 奥村
Eiji Okumura
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Abstract

【課題】樹脂部材の強度を確保しつつ、金属部材と樹脂部材との接合強度をより高めることができる金属樹脂接合体を提供する。【解決手段】金属部材100と、前記金属部材100に接合された樹脂部材200と、を有する、金属樹脂接合体10。前記樹脂部材200は、前記金属部材100に接する位置に配置された接合層210と、積層方向において前記接合層210よりも前記金属部材100から離れた位置に配置された主材層220と、を有し、前記接合層210は、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量が、前記主材層220よりも多い。【選択図】図1

Description

本開示は、金属樹脂接合体およびその製造方法に関する。
軽量であるという樹脂の特性を活かして、金属製の部材を樹脂製の部材に置き換える方法が検討されている。さらに、剛性に優れるという金属部材の特性も活かすため、金属部材と樹脂部材とを複合化して用いることも望まれている。このとき接合される樹脂部材は、強化繊維を配合して強度を高めた、繊維強化樹脂が使用されることも多い。
上記強化繊維としては、ガラス繊維および炭素繊維が使用されることが多いが、他の強化繊維を使用する可能性も検討されている。たとえば特許文献1には、強化繊維としてセルロースナノファイバーを使用できることが記載されている。
また、特許文献2には、樹脂部材中での炭素繊維などの長繊維の分布を調整して、意匠性を高める方法が記載されている。
特開2017-213867号公報 特開2011-173344号公報
金属と樹脂とは互いに性質が異なる材料であるため、基本的には接合しにくい。そのため、これらの接合体には、接合強度を十分に高めにくいという課題がある。また、これらの接合体の接合強度を高める際には、樹脂部材の強度が低下しやすいという課題もある。
本開示の目的は、樹脂部材の強度を確保しつつ、金属部材と樹脂部材との接合強度をより高めることができる金属樹脂接合体、および当該金属樹脂接合体を製造する方法を提供することにある。
一態様に係る金属樹脂接合体は、金属部材と、前記金属部材に接合された樹脂部材と、を有する、金属樹脂接合体である。金属樹脂接合体において、前記樹脂部材は、前記金属部材に接する位置に配置された接合層と、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置に配置された主材層と、を有し、前記接合層は、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量が、前記主材層よりも多い。
また、一態様に係る金属樹脂接合体の製造方法は、金属部材を用意する工程と、前記金属部材の表面に、複数層の樹脂層を有する樹脂部材を接合させる工程と、を有する。前記樹脂部材の接合において、前記金属部材に接する位置に配置された接合層と、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置に配置された主材層と、を形成し、前記接合層における、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量を、前記主材層における、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量よりも多くする。
本開示によれば、樹脂部材の強度を確保しつつ、金属部材と樹脂部材との接合強度をより高めることができる金属樹脂接合体、および当該金属樹脂接合体を製造する方法が提供される。
図1は、第一の実施形態に関する金属樹脂接合体の模式的な断面図である。 図2は、樹脂部材が強化繊維としてガラス繊維を含む従来の金属樹脂接合体における、金属部材と樹脂部材との接合界面の様子を示す模式的な拡大断面図である。 図3は、本開示の第1の実施形態の金属樹脂接合体における、金属部材と樹脂部材との接合界面の様子を示す模式的な拡大断面図である。 図4A~図4Dは、本開示の第2の実施形態における第一の製造方法の各工程を示す模式図である。 図5A~図5Cは、本開示の第2の実施形態における第二の製造方法の各工程を示す模式図である。 図5A~図6Dは、本開示の第2の実施形態における第三の製造方法の各工程を示す模式図である。
以下、本開示の複数の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこれらの実施形態により限定されるものではない。
[第一の実施形態]
本開示の第一の実施形態は、金属部材と、上記金属部材の表面に接合した樹脂部材と、を含む金属樹脂接合体に関する。
図1は、第一の実施形態に関する金属樹脂接合体の模式的な断面図である。
金属樹脂接合体10は、金属部材100と、金属部材100の表面に積層された樹脂部材200と、を有する。樹脂部材200は、複数層の樹脂層を有し、本実施形態においては、樹脂層として、接合層210、主材層220、および表面層230の3層の樹脂層を有する。
金属部材100は、樹脂部材が接合される金属部材であればよく、金属樹脂接合体10の用途に応じた形状および金属の種類を有すればよい。たとえば、金属部材100は、平板状や円盤状などの板状、円柱状や角柱状などの柱状、円錐状や角錐状などの錐体状、円筒状や角筒状などの筒状、直方体状などのバルク状、およびこれらのうち複数の形状を組み合わせた形状などを有することができる。また、金属部材は、鉄、鋼、マグネシウム、アルミニウム、チタンなどの金属を主な材料とすることができる。
金属部材100の、樹脂部材200と接する表面102(樹脂部材との境界面)は、粗面化処理されてナノサイズの凹凸が形成されている。上記凹凸は、ナノサイズの凹凸が形成され得る限りにおいて、レーザー加工、ショットピーニングおよびショットブラストなどの機械的加工、ならびにケミカルエッチングなどの公知の方法で形成すればよい。これらのうち、ナノサイズの加工が容易であること、および複雑な形状の凹凸を形成できることから、ケミカルエッチングが好ましい。
なお、これらのうちいずれの方法で粗面化処理がなされたかは、金属部材100の表面形状から判断することができる。たとえば、レーザー加工により粗面化処理がなされたときは、金属部材100の表面102には規則的な凹凸が形成される。また、機械的加工により粗面化処理がなされたときは、金属部材100の表面102には不規則な半円形の窪みが多数形成される。また、ケミカルエッチングにより粗面化処理がなされたときは、金属部材100の表面102には多数の不規則形状の窪みや庇部などを有する不規則かつ複雑な形状に粗面化される。
また、金属部材100の樹脂部材200と接する表面110には、めっき層、リン酸塩処理層、有機被膜および無機被膜などの表面層が形成されていてもよい。また、たとえばリン酸塩処理層により上記ナノサイズの凹凸が形成されるならば、上記粗面化処理はなされなくてもよい。
接合層210は、樹脂部材200のうち、金属部材100と接する位置に配置された層である。
接合層210は、その主成分となる母材樹脂と、母材樹脂中に配合された強化繊維を有する。
上記母材樹脂は、ポリエチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂および液晶ポリマーなどを含むポリエステル樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリサルフォン樹脂、およびポリカーボネート樹脂などを含む熱可塑性樹脂であってもよいし、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、熱硬化型ウレタン樹脂、熱硬化型ポリエステル樹脂およびメラミン樹脂などを含む熱硬化性樹脂であってもよい。これらの樹脂は、金属樹脂接合体10の用途などに応じて選択すればよい。
上記強化繊維は、セルロースナノファイバーを含む。
本実施形態では、金属部材100と接する樹脂層が含むセルロースナノファイバーが、上記金属部材100の表面102に形成されたナノサイズの凹凸の内部に入り込む。これにより、セルロースナノファイバーが金属部材100と樹脂部材200との接合強度をより高める。
図2は、樹脂部材が強化繊維としてガラス繊維を含む従来の金属樹脂接合体10aにおける、金属部材100aと樹脂部材200aとの接合界面の様子を示す模式的な拡大断面図である。
金属部材100aの、樹脂部材200aと接する表面102aは、ケミカルエッチングにより粗面化処理されてナノサイズの凹凸が形成されている。これにより、金属部材100aと樹脂部材200aとは、上記凹凸によるアンカー効果によって、所定の接合強度で接合されている。
一方で、樹脂部材200aに含まれるガラス繊維204aは、通常は繊維径が数μmから30μm程度であり、上記ナノサイズの凹凸により形成された凹部の内部は入り込まない。
図3は、本実施形態の金属樹脂接合体10における、金属部材100と樹脂部材200(接合層210)との接合界面の様子を示す模式的な拡大断面図である。図3は、図2における領域Aに相当する部分の拡大図であり、図2よりも拡大の倍率をあげている。
金属部材100の、接合層210と接する表面102は、ケミカルエッチングにより粗面化処理されてナノサイズの凹凸が形成されている。これにより、金属部材100と接合層210とは、上記凹凸によるアンカー効果によって、所定の接合強度で接合されている。
さらに、本実施形態では、平均繊維径が1μm未満であるセルロースナノファイバー204が、上記ナノサイズの凹凸により形成された凹部の内部に入り込む。この入り込んだセルロースナノファイバー204が、金属部材100に対する樹脂部材200の接合強度を高める。
上記入り込みをより生じやすくする観点から、セルロースナノファイバーの平均繊維径は、0.5nm以上500nm以下であることが好ましく、1.0nm以上300nm以下であることがより好ましく、2.0nm以上100nm以下であることがさらに好ましく、3.0nm以上50nm以下であることが特に好ましい。
上記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、金属樹脂接合体10の切断面を、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)およびX線などを用いるコンピュータ断層撮影(CT)装置などで撮像した拡大画像中のうち、繊維径が1μm未満である繊維についての、画像から測定される繊維径の平均値とすることができる。
また、上記入り込みをより生じやすくする観点から、上記金属部材100の表面102は、JIS B 0601(2013年)により規定される最大高さ粗さ(Rz)が0.2μm以上20μm以下であることが好ましく、0.2μm以上10μm以下であることがより好ましく、0.2μm以上5μm以下であることがさらに好ましい。特に、ケミカルエッチングにより粗面化処理を行ったときは、図2および図3に例示するような複雑な凹凸形状が金属部材100の表面102に形成される。そのため、Rzが上記範囲であれば、セルロースナノファイバーが入り込めるようなナノサイズの凹凸が形成されているといえる。
また、上記入り込みをより生じやすくする観点から、上記金属部材100の表面102は、JIS B 0601(2013年)により規定される輪郭曲線要素の平均長さ(RSm)が0.8μm以上50μm以下であることが好ましく、0.8μm以上30μm以下であることがより好ましく、0.8μm以上20μm以下であることがさらに好ましい。上記Rzと同様に、RSmが上記範囲であれば、セルロースナノファイバーが入り込めるようなナノサイズの凹凸が形成されているといえる。
また、より十分な量のセルロースナノファイバーを上記凹凸により形成された凹部の内部に入り込ませて、接合強度をより高める観点からは、接合層210は、セルロースナノファイバーの繊維体積含有率(Vf)が5%以上60%以下であることが好ましく、10%以上50%以下であることがより好ましく、20%以上40%以下であることがさらに好ましい。なお、後述するように、接合層210は、セルロースナノファイバーの量(体積基準)が、他の層(主材層220および表面層230)よりも多い。
上記セルロースナノファイバーの繊維体積含有率(Vf)は、金属樹脂接合体10の切断面をSEM、TEMおよびCTなどで撮像した拡大画像中に含まれる接合層210に相当する領域についての、セルロースナノファイバーに相当する繊維(繊維径が1μm以下の繊維)が占める面積の割合から推定した値とすることができる。
接合層210は、セルロースナノファイバー以外の他の強化繊維(以下、単に「他の強化繊維」ともいう。)を含んでいてもよい。上記他の強化繊維の例には、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、アラミド繊維などが含まれる。
また、接合層210は、その他の添加剤を含んでいてもよい。上記添加剤の例には、離型剤、潤滑剤、可塑剤、難燃剤、染料および顔料などを含む着色剤、帯電防止剤、酸化防止剤、熱安定剤、耐候安定剤、腐食防止剤、難燃剤、レベリング剤などが含まれる。また、後述するように製造時の接合層210の材料の固化を遅延させて、セルロースナノファイバーを上記凹凸により形成された凹部の内部に入り込みやすくするため、接合層210は、固化遅延剤を含んでいてもよい。
接合層210の厚みは、10μm以上5000μm以下であることが好ましく、100μm以上1000μm以下であることがより好ましい。上記厚みが100μm以上であると、十分な量のセルロースナノファイバーを上記凹凸により形成された凹部の内部に入り込ませて、接合強度をより高めることができる。上記厚みが1000μm以下であると、主材層220の厚みを相対的に多くして、樹脂部材の強度をより高めることができる。
主材層220は、樹脂部材200のうち、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置、かつ接合層210と接する位置に配置された層である。
主材層220は、接するその主成分となる母材樹脂と、母材樹脂中に配合された強化繊維を有する。
主材層220は、上記母材樹脂として、接合層210の母材樹脂と同種の樹脂を含んでいてもよいし、異なる種類の樹脂を含んでいてもよい。接合層210と主材層220との間の接合強度をより高める観点からは、主材層220は、上記母材樹脂として、接合層210の母材樹脂と同種の樹脂を含むことが好ましい。また、主材層220は、接合層210と同様の添加剤を含んでいてもよい。なお、主材層220は固化の遅延によるセルロースナノファイバーの入り込みに寄与しないので、接合層210が固化遅延剤を含んでいるとき、主材層220は固化遅延剤の含有量(質量基準)が接合層210よりも少なくてもよい。
主材層220は、上記強化繊維の種類および量が、接合層210と異なる。
具体的には、主材層220は、セルロースナノファイバーの量(体積基準)が、接合層210よりも少ない。そして、セルロースナノファイバーよりも平均繊維径が大きい他の強化繊維の量(体積基準)が、接合層210よりも多い。具体的には、主材層220は、セルロースナノファイバーの繊維体積含有率(Vf)が、接合層210よりも少ない。そして、主材層220は、他の強化繊維の繊維体積含有率(Vf)が、接合層210よりも多い。
上記セルロースナノファイバーの繊維体積含有率(Vf)および他の強化繊維の繊維体積含有率(Vf)は、それぞれ、金属樹脂接合体10の切断面をSEMで撮像した拡大画像中に含まれる接合層210に相当する領域についての、セルロースナノファイバーに相当する繊維(繊維径が1μm以下の繊維)および他の強化繊維(繊維径が1μmより大きい繊維)が占める面積の割合から推定した値とすることができる。
主材層220は、基本的には金属部材100の表面102には接しないため、上記凹凸により形成された凹部の内部に入り込みやすいセルロースナノファイバーの量を多くする必要はない。そのため、主材層220では、セルロースナノファイバーのかわりに、平均繊維径がより大きい他の強化繊維の量を多くすることが好ましい。樹脂部材200の強度(たとえば弾性率)をより高めたり、樹脂部材200の線膨張を抑制したりすることができる。
たとえば、主材層220は、セルロースナノファイバーの量が、接合層210におけるナノファイバーの量に対して、0体積%以上70体積%以下であることが好ましく、0体積%以上50体積%以下であることがより好ましく、0体積%以上30体積%以下であることがさらに好ましい。0体積%以上10体積%以下であることがさらに好ましい。
また、主材層220は、樹脂部材の強度をより高める観点から、他の樹脂の繊維体積含有率(Vf)が10体積%以上60体積%以下であることが好ましく、15体積%以上50体積%以下であることがより好ましく、20体積%以上40体積%以下であることがさらに好ましい。上記他の樹脂の繊維体積含有率(Vf)が20%以上であると、樹脂部材200の強度をより高めることができる。
上記他の強化繊維の繊維体積含有率(Vf)は、金属樹脂接合体10の切断面をSEMで撮像した拡大画像中のうち、セルロースナノファイバーに相当する繊維(繊維径が1μm以下の繊維)が占める面積の割合から推定した値とすることができる。
また、主材層220は、上記他の強化繊維の平均繊維径が、1μm以上50μm以下であることが好ましく、1μm以上20μm以下であることがより好ましく、2μm以上10μm未満であることがさらに好ましい。
表面層230は、樹脂部材200のうち、主材層220と接する位置に配置された層である。表面層230の、積層方向における主材層220とは反対側の面は、樹脂部材200の外表面となる。
表面層230は、接するその主成分となる母材樹脂と、母材樹脂中に配合された強化繊維を有する。
表面層230は、上記母材樹脂として、接合層210および主材層220の母材樹脂と同種の樹脂を含んでいてもよいし、異なる種類の樹脂を含んでいてもよい。主材層220と表面層230との間の接合強度をより高める観点からは、表面層230は、上記母材樹脂として、主材層220の母材樹脂と同種の樹脂を含むことが好ましい。また、表面層230は、接合層210および主材層220と同様の添加剤を含んでいてもよい。
表面層230は、上記強化繊維の種類および量が、接合層210と異なる。
具体的には、表面層230は、主材層220と同様に、セルロースナノファイバーの量が、接合層210よりも少ない。そして、セルロースナノファイバーよりも平均繊維径が大きい他の強化繊維の量が、接合層210よりも多い。具体的には、表面層230は、セルロースナノファイバーの繊維体積含有率(Vf)が、接合層210よりも少ない。そして、表面層230は、他の強化繊維の繊維体積含有率(Vf)が、接合層210よりも多い。
表面層230は、主材層220と同様に、他の強化繊維の量を多くして、樹脂部材200の強度(たとえば弾性率)をより高める。
たとえば、表面層230は、セルロースナノファイバーの量が、接合層210におけるナノファイバーの量に対して、0体積%以上70体積%以下であることが好ましく、0体積%以上50体積%以下であることがより好ましく、0体積%以上30体積%以下であることがさらに好ましい。0体積%以上10体積%以下であることがさらに好ましい。
また、表面層230は、樹脂部材の強度をより高める観点から、他の樹脂の繊維体積含有率(Vf)が20体積%以上80体積%以下であることが好ましく、30体積%以上70体積%以下であることがより好ましく、35体積%以上65体積%以下であることがさらに好ましい。上記他の樹脂の繊維体積含有率(Vf)が20%以上であると、樹脂部材200の強度をより高めることができる。
なお、表面層230は、主材層220よりも、他の強化繊維の平均繊維径が大きいことが好ましい。これにより、表面層230は、樹脂部材200の表面における強度をより高め、樹脂部材200の外力による変形や摩耗などを抑制することができる。
具体的には、表面層230は、上記他の強化繊維の平均繊維径が、5μm以上100μm以下であることが好ましく、7μm以上50μm以下であることがより好ましく、10μm以上30μm以下であることがさらに好ましい。
[第二の実施形態]
本開示の第二の実施形態は、第一の実施形態に例示した金属樹脂接合体の製造方法に関する。
金属樹脂接合体は、たとえば、金属部材を用意する工程と、上記金属部材の表面に、複数層の樹脂層を有する樹脂部材を接合させる工程と、を有する方法により製造することができる。上記樹脂部材の接合において、セルロースナノファイバーがより多く、かつ金属部材に接する位置に配置された接合層と、セルロースナノファイバーがより少なく、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置に配置された主材層とを形成すればよい。
(第一の製造方法)
図4A~図4Dは、本実施形態における第一の製造方法の各工程を示す模式図である。
金属樹脂接合体10は、複数の射出機410a、射出機410bおよび射出機410cを有する射出成型用金型400を用いて製造することができる。なお、図示していないものの、射出成型用金型400は、コア420およびキャビティ450を加熱するための加熱管および冷却するため冷却管、ならびにコア420を移動させるための駆動装置などを有していてもよい。
まず、図4Aに示すように、射出成型用金型400のコア420に、金属部材100を配置する(金属部材を用意する工程)。金属部材100は、粗面化処理された表面102が、後で導入される樹脂材料に接触するよう、表面102をコア420に接触させずに配置される。
このとき、次の工程において導入される樹脂材料460aに含まれるセルロースナノファイバーを、上記粗面化処理により生じたナノサイズの凹凸により形成された凹部の内部に入り込みやすくするため、金属部材100を予熱してもよい。このときの予熱温度は、たとえば樹脂材料460aの母材樹脂の融点より0℃以上20℃以下高い温度とすることができ、5℃以上10℃以下高い温度とすることが好ましい。
次に、図4Bに示すように、コア440をキャビティ450から離れる方向に移動させて、射出機410aから樹脂材料460aを金型内部に射出する(樹脂部材を接合させる工程)。樹脂材料460aは、接合層210の材料となる樹脂であり、接合層210の母材樹脂と、セルロースナノファイバーと、を含む溶融した樹脂組成物である。
射出された樹脂材料460aは、金型内部を流動し、充填する。このとき、樹脂材料460aに含まれるセルロースナノファイバーが、上記ナノサイズの凹凸により形成された凹部の内部に入り込む。
上記セルロースナノファイバーの入り込みをより生じやすくする観点から、樹脂材料460aは、流動性をより高められていてもよい。たとえば、上述した金属部材100の予熱や、固化遅延剤の配合や、母材樹脂よりも結晶化温度がより低い樹脂の配合などにより、樹脂材料460aの固化を遅延させて(流動性をより長く維持させて)もよいし、流動性がより高い(メルトフローレートがより高い)樹脂や、溶融状態で金属部材100の表面102を流動しやすい樹脂を用いてもよい。
次に、図4Cに示すように、コア440をキャビティ450から離れる方向にさらに移動させて、射出機410bから樹脂材料460bを金型内部に射出する(樹脂部材を接合させる工程)。樹脂材料460bは、主材層220の材料となる樹脂であり、主材層220の母材樹脂と、他の強化繊維と、を含む溶融した樹脂組成物である。
射出された樹脂材料460bは、金型内部を流動し、充填する。また、このとき、樹脂材料460bは、その一部または全部が樹脂材料460aと混ざり合い、樹脂材料460aと樹脂材料460bとが混じり合った領域を形成する。これにより、樹脂材料460aと樹脂材料460bとの間(接合層210と主材層220との間)に明瞭な境界が形成されず、それぞれの母材樹脂および強化繊維の濃度が接合層210から主材層220へと徐変する樹脂部材200を形成することができる。これにより、樹脂部材200の接合層210と主材層220とを層間剥離しにくくして、樹脂部材200の強度(剥離強度)をより高めることができる。
次に、図4Dに示すように、コア440をキャビティ450から離れる方向にさらに移動させて、射出機410cから樹脂材料460cを金型内部に射出する(樹脂部材を接合させる工程)。樹脂材料460cは、表面層230の材料となる樹脂であり、表面層230の母材樹脂と、他の強化繊維と、を含む溶融した樹脂組成物である。
射出された樹脂材料460cは、金型内部を流動し、充填する。また、このとき、樹脂材料460cは、その一部または全部が樹脂材料460bと混ざり合い、樹脂材料460bと樹脂材料460cとが混じり合った領域を形成する。これにより、樹脂材料460bと樹脂材料460cとの間(主材層220と表面層230との間)に明瞭な境界が形成されず、それぞれの母材樹脂および強化繊維の濃度が主材層220から表面層230へと徐変する樹脂部材200を形成することができる。これにより、樹脂部材200の主材層220と表面層230とを層間剥離しにくくして、樹脂部材200の強度(剥離強度)をより高めることができる。
その後、樹脂材料460a、樹脂材料460bおよび樹脂材料460cを冷却してこれらの樹脂材料を固化させることにより、金属部材100と樹脂部材200とが接合した金属樹脂接合体10を得ることができる。この樹脂部材200は、樹脂材料460aに由来する接合層210、樹脂材料460bに由来する主材層220、および樹脂材料460cに由来する表面層230を有する。
(第二の製造方法)
図5A~図5Cは、本実施形態における第二の製造方法の各工程を示す模式図である。
金属樹脂接合体10は、下台座510aおよび上台座510bを有するプレス成型用金型500を用いて製造することができる。なお、図示していないものの、プレス成型用金型500は、下台座510aおよび上台座510bを加熱するための加熱管および冷却するため冷却管、ならびに下台座510aを上台座510bに向けて移動させる駆動装置などを有していてもよい。
まず、図5Aに示すように、プレス成型用金型500の下台座510aに、金属部材100を配置する(金属部材を用意する工程)。金属部材100は、粗面化処理された表面102が後から配置される樹脂材料に接触するよう、表面102を下台座510aに接触させずに配置される。
次に、図5Bに示すように、プレス成型用金型500の下台座510aに、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cを配置する。樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cはいずれも、シート状に成型された樹脂組成物である。樹脂材料560aは、接合層210の材料となる樹脂であり、接合層210の母材樹脂と、セルロースナノファイバーと、を含む溶融した樹脂組成物である。樹脂材料560bは、主材層220の材料となる樹脂であり、主材層220の母材樹脂と、他の強化繊維と、を含む溶融した樹脂組成物である。樹脂材料560cは、表面層230の材料となる樹脂であり、表面層230の母材樹脂と、他の強化繊維と、を含む溶融した樹脂組成物である。
このとき、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cは、それぞれ単独に用意されて、順次重ね置かれてもよいし、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cが接合されている積層体を共押出などにより予め用意して、当該積層体を配置してもよい。あるいは、金属部材100に近い位置から、樹脂材料560aのペレット、樹脂材料560bのペレット、および樹脂材料560cのペレット、を順に敷き詰めていってもよい。
次に、図5Cに示すように、下台座510aを上台座510bに向けて移動させ、金属部材100、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cを積層方向に加圧する。同時に、下台座510aを加熱して、熱プレスを行う(樹脂部材を接合させる工程)。
これにより、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cのそれぞれの母材樹脂が溶融し、流動性を生じる。そして、樹脂材料560aに含まれるセルロースナノファイバーが、粗面化処理により金属部材100の表面102aに生じたナノサイズの凹凸により形成された凹部の内部に入り込む。
その後、加圧および加熱を解除し、樹脂材料560a、樹脂材料560bおよび樹脂材料560cを冷却してこれらの樹脂材料を固化させることにより、金属部材100と樹脂部材200とが接合した金属樹脂接合体10を得ることができる。この樹脂部材200は、樹脂材料560aに由来する接合層210、樹脂材料560bに由来する主材層220、および樹脂材料560cに由来する表面層230を有する。
(第三の製造方法)
図6A~図6Dは、接合層210、主材層220および表面層230の母材樹脂が熱硬化性樹脂であるときの、金属樹脂接合体10の製造方法の一例における各工程を示す模式図である。
金属樹脂接合体10は、圧入ポット610および金型620を有する成型用金型600を用いて製造することができる。なお、図示していないものの、成型用金型600は、金型620の内部を加熱するための加熱管および冷却するため冷却管などを有していてもよい。
まず、図6Aに示すように、成型用金型600の金型620の内部に、金属部材100を配置する(金属部材を用意する工程)。金属部材100は、粗面化処理された表面102が、後で導入される樹脂材料に接触するよう、表面102をコア420に接触させずに配置される。
次に、図6Bに示すように、金属部材100の表面102に、セルロースナノファイバー650a、他の強化繊維650b、および他の強化繊維650cが、この順に積層された素形材を配置する。なお、他の強化繊維650bは、セルロースナノファイバー650aよりも平均繊維径が大きい強化繊維であり、他の強化繊維650cは、他の強化繊維650bよりも平均繊維径が大きい強化繊維である。上記素形材は、セルロースナノファイバー650a、他の強化繊維650b、および他の強化繊維650cが、この順に積層されるように抄造してなる素形材であってもよいし、これらの積層構造が崩れないように、賦形剤などにより賦形された素形材としていてもよい。あるいは、セルロースナノファイバー650a、他の強化繊維650b、および他の強化繊維650cを、単にこの順に積層されるように敷き詰めてもよい。
次に、図6Cに示すように、圧入ポット610の内部に母材樹脂の原料となる樹脂660を流し込み、圧力をかけて金型620の内部に圧入する。金型620の内部に圧入された樹脂660は、他の強化繊維650c、他の強化繊維650b、およびセルロースナノファイバー650aの繊維の隙間に浸入していき、さらに熱および圧力により硬化する(樹脂部材を接合させる工程)。
図6Dに示すように、樹脂660の硬化により、金属部材100の表面102に、母材樹脂中に配合されたセルロースナノファイバー650aを有する接合層210、母材樹脂中に配合された他の強化繊維650bを有する主材層220、および母材樹脂中に配合された他の強化繊維650cを有する表面層230を有する樹脂部材200が接合した、金属樹脂接合体10を得ることができる。
[その他の実施形態]
なお、上述の各実施形態では、樹脂部材200が接合層210、主材層220および表面層230の3層を有する構成を説明したが、樹脂部材200は接合層210および主材層220の2層を有する構成であってもよいし、主材層220が、母材樹脂の種類、強化繊維の種類もしくは量、または添加剤の種類または量が異なる複数の層を有していてもよい。
また、表面層230は、積層方向における金属部材100とは反対側の表面に、保護層などの他の機能を付与するための層を有していてもよい。
また、接合層210、主材層220および表面層230は、これらの層の間に他の層を有してもよい。
また、接合層210、主材層220および表面層230は、これらの層の間に明瞭な界面が形成されていなくてもよい。樹脂部材200の切断面において、金属部材100に最も近い領域に他の領域よりも繊維径が小さい強化繊維が多く含まれていれば、当該領域は接合層210であり、当該他の領域は主材層220であると判断してよい。また、樹脂部材200の切断面において、金属部材100から最も遠い領域に他の領域よりも繊維径が大きい強化繊維が多く含まれていれば、当該領域は表面層230であり、当該他の領域は主材層220であると判断してよい。
また、上述の各実施形態では、接合層210がセルロースナノファイバーを多く含む態様を説明したが、セルロースナノファイバーに限定されることはなく、カーボンナノファイバー(CNF)やカーボンナノチューブ(CNT)などの、セルロースナノファイバー以外の繊維径が1μm未満の強化繊維を、セルロースナノファイバーの代わりに、あるいはセルロースナノファイバーと併用して、用いてもよい。
また、金属樹脂接合体10の製造方法は上記第2の実施形態で例示した方法には限定されず、たとえば押出成形やブロー成型などと組み合わせてもよい。あるいは、付加造形方法などにより各層を積層させていく方法で製造してもよい。
また、金属樹脂接合体10の用途は限定されず、各種用途に使用することができる。たとえば、金属樹脂接合体10は、車両、船舶および航空機などの各種部材や、スマートフォンなどの電気機器などに好適に使用することができる。
本開示によれば、金属樹脂接合体の接合強度を高めることができ、このときに樹脂部材の強度の低下を抑制することもできる。そのため、本開示には、各種分野における金属部材の金属樹脂接合体材への置き換えを促進し、これらのさらなる軽量化への貢献が期待される。
10、10a 金属樹脂接合体
100、100a 金属部材
102、102a 表面
200、200a 樹脂部材
204 セルロースナノファイバー
204a ガラス繊維
210 接合層
220 主材層
230 表面層
400 射出成型用金型
410a、410b、410c 射出機
420 コア
450 キャビティ
460a、460b、460c 樹脂材料
500 プレス成型用金型
510a 下台座
510b 上台座
560a、560b、560c 樹脂材料
610 圧入ポット
620 金型
650a セルロースナノファイバー
650b、650c 他の強化繊維
660 樹脂

Claims (7)

  1. 金属部材と、前記金属部材に接合された樹脂部材と、を有し、
    前記樹脂部材は、前記金属部材に接する位置に配置された接合層と、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置に配置された主材層と、を有し、
    前記接合層は、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量が、前記主材層よりも多い、
    金属樹脂接合体。
  2. 前記主材層は、前記接合層よりも、繊維径が1μmより大きい強化繊維の含有量が多い、請求項1に記載の金属樹脂接合体。
  3. 前記樹脂部材は、前記接合層、前記主材層、および前記樹脂部材の積層方向における前記金属部材とは反対側の表面を構成する表面層を有し、
    前記表面層は、前記主材層よりも、繊維径が1μmより大きい強化繊維の平均繊維径が大きい、
    請求項1または2に記載の金属樹脂接合体。
  4. 前記金属部材は、前記樹脂部材との境界面がナノサイズに粗面化処理されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の金属樹脂接合体。
  5. 前記繊維径が1μm以下である強化繊維は、前記粗面化処理された金属部材の表面に形成された凹部の内部に入り込んでいる、請求項4に記載の金属樹脂接合体。
  6. 前記繊維径が1μm以下である強化繊維は、セルロースナノファイバーである、請求項1~5のいずれか1項に記載の金属樹脂接合体。
  7. 金属部材を用意する工程と、
    前記金属部材の表面に、複数層の樹脂層を有する樹脂部材を接合させる工程と、を有し、
    前記樹脂部材の接合において、前記金属部材に接する位置に配置された接合層と、積層方向において前記接合層よりも前記金属部材から離れた位置に配置された主材層と、を形成し、
    前記接合層における、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量を、前記主材層における、繊維径が1μm以下である強化繊維の体積基準での含有量よりも多くする、
    金属樹脂接合体の製造方法。
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