JP2022047937A - 無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することを可能にする。【解決手段】自車の車速を取得する車速取得部412と、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得部414と、通信状況取得部414で取得した通信状況情報をもとに、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測する予測部415とを備え、予測部415は、車速取得部412で取得した車速が、設定される閾値範囲におさまる場合は、通信環境の予測を行う一方、車速取得部412で取得した車速が、閾値範囲におさまらない場合には、通信環境の予測を行わない。【選択図】図2

Description

本開示は、無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法に関するものである。
無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して無線ネットワークに接続し、情報の送受信を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、自車の無線通信装置が、自車の前方地点に到達前に、通信状況情報を用いて干渉チャネルを予測し、事前に干渉を回避しようとする技術が開示されている。
特開2013-197831号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術には、無駄な演算負荷が増大してしまう問題点があった。詳しくは、以下の通りである。
特許文献1では、自車の前方地点に到達前に干渉チャネルの予測を行わないことが想定されていない。よって、特許文献1に開示の技術では、自車の前方地点の干渉チャネルの予測を行うことが無駄な状況であっても、干渉チャネルの予測を行ってしまう無駄が生じる。無駄な干渉チャネルの予測を行うことは、無線通信装置の無駄な演算負荷を増大させることになる。
この開示のひとつの目的は、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することを可能にする無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本開示の無線通信制御装置は、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御装置であって、車両の車速を取得する車速取得部(412)と、アクセスポイントの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得部(414)と、通信状況取得部で取得した通信状況情報をもとに、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測する予測部(415)とを備え、予測部は、車速取得部で取得した車速が、設定される閾値範囲におさまる場合は、通信環境の予測を行う一方、車速取得部で取得した車速が、閾値範囲におさまらない場合には、通信環境の予測を行わない。
また、上記目的を達成するために、本開示の無線通信制御方法は、少なくとも1つのプロセッサにより実行される、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御方法であって、車両の車速を取得する車速取得工程と、アクセスポイントの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得工程と、通信状況取得工程で取得する通信状況情報をもとに、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測する予測工程とを含み、予測工程では、車速取得工程で取得した車速が、設定される閾値範囲におさまる場合は、通信環境の予測を行う一方、車速取得工程で取得した車速が、閾値範囲におさまらない場合には、通信環境の予測を行わない。
以上の構成によれば、車両の車速が閾値範囲におさまる場合には、アクセスポイントの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報をもとに、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測するので、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることが可能になる。
一方、車両の車速が閾値範囲におさまらない場合には、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測しないので、車両の車速が閾値範囲におさまらない場合に、通信環境の予測による演算負荷を低減することが可能になる。車速が速くなりすぎると、アクセスポイントの通信範囲を通過する際に、送受信したい情報を送受信しきることが難しくなる。よって、車速が速すぎる場合に通信範囲内での通信環境を予測することは無駄になると考えられる。また、車速が十分に遅くなると、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が生じると考えられる。よって、車速が十分に遅い場合に通信範囲内での通信環境を予測することは無駄になると考えられる。これに対して、車両の車速が閾値範囲におさまらない場合に、アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測しないので、少なくとも上述のいずれかの無駄が生じるのを抑え、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。その結果、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
また、上記目的を達成するために、本開示の無線通信装置は、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置であって、アクセスポイントと無線通信を行う通信部(430)と、前述の無線通信制御装置(410,410a)とを含む。
これによれば、前述の無線通信制御装置を含むので、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
車両用通信システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 車両側ユニット4及び無線通信装置40の概略的な構成の一例を示す図である。 閾値範囲の一例について説明するための図である。 制御部410での許可判定関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 車両側ユニット4a及び無線通信装置40aの概略的な構成の一例を示す図である。 必要情報量と閾値範囲を定める閾値との対応関係の一例を説明するための図である。 閾値範囲の一例について説明するための図である。 閾値範囲の一例について説明するための図である。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<車両用通信システム1の概略構成>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。まず、図1を用いて、車両用通信システム1の説明を行う。図1に示すように、車両用通信システム1は、サーバ2と、車両OVで用いられる無線通信装置3と、車両HVで用いられる車両側ユニット4とを含んでいる。車両HVは自車であるものとする。車両OVは自車以外の他車であるものとする。車両OVは複数台であってもよい。また、車両用通信システム1に無線通信装置3を含まない構成としてもよい。図1のWBSは、Wi-Fi(登録商標)の基地局を示している。つまり、基地局WBSが、Wi-Fiのアクセスポイントにあたる。Wi-FiのアクセスポイントはWi-Fiスポットと言い換えることもできる。図1のWRCが、基地局WBSの通信範囲を示している。図1のCBSは、セルラー通信の基地局を示している。
サーバ2は、車両側ユニット4から送信されるデータを受信する。また、サーバ2は、車両側ユニット4へデータを送信する。サーバ2は、1つのサーバからなるものであってもよいし、複数のサーバからなるものであってもよい。例えば、車両側ユニット4からデータを受信するサーバ2と、車両側ユニット4へデータを送信するサーバ2とが異なるサーバであってもよい。サーバ2は、例えばクラウド上のサーバであってもよいし、ブロックチェーン等の分散型ネットワークであってもよい。
無線通信装置3は、少なくともWi-Fiネットワークと接続して通信を行うことが可能なものとする。つまり、無線通信装置3は、基地局WBSの通信範囲WRCにおいて、基地局WBSとWi-Fiにあたる無線LANの通信規格に沿った無線通信を行うことで、Wi-Fiネットワークと接続する。無線通信装置3は、通信範囲WRCにおいて、その通信範囲WRCで使用されている電波状況等を示す通信状況に関する情報を、例えばチャネルスキャン等を用いて取得する。また、無線通信装置3は、取得した通信状況に関する情報を、例えば車車間通信によって送信可能であるものとする。
車両側ユニット4は、サーバ2との間でデータの通信を行う。車両側ユニット4は、例えば自車HVの走行によって得られるデータをサーバ2に送信する。サーバ2に送信するデータの一例としては、自車の周辺監視カメラで撮像した撮像画像のデータ等が挙げられる。このような撮像画像のデータは、地図生成,機械学習等に利用する用途がある。また、車両側ユニット4は、自車HVで必要なデータをサーバ2から受信する。サーバ2から受信するデータの一例としては、自車HVのECUのファームウェアの更新データ等が挙げられる。車両側ユニット4の詳細については以下で述べる。
<車両側ユニット4の概略構成>
続いて、図2を用いて車両側ユニット4の概略的な構成について説明する。図2に示すように、車両側ユニット4は、無線通信装置40及び車速センサ41を含む。以下では、車両側ユニット4を搭載する車両を自車と呼ぶ。無線通信装置40及び車速センサ41は、例えば車内LANで各々接続されているものとすればよい。
車速センサ41は、自車HVの車速を検出するセンサである。車速センサ41は、検出した車速を車内LANへ出力する。なお、車速センサ41で検出した車速は、自車HVに搭載されるECUを介して車内LANへ出力される構成であってもよい。
無線通信装置40は、無線通信を介して情報の送受信を行う。無線通信装置40は、公衆通信網及び基地局等を介して、サーバ2と通信を行う。また、無線通信装置40は、車車間通信によって他車OVの無線通信装置3と通信を行ったり、路車間通信によって路側機と通信を行ったりする。無線通信装置40の詳細については、以下で述べる。
<無線通信装置40の概略構成>
続いて、図2を用いて無線通信装置40の概略的な構成について説明する。図2に示すように、無線通信装置40は、制御部410、Wi-Fi通信部(以下、WF通信部)430、セルラー通信部(以下、CL通信部)440、及びV2X通信部450を含む。
WF通信部430は、Wi-Fiの基地局WBS及びインターネットを介して、サーバ2と通信を行う。つまり、WF通信部430は、Wi-Fiネットワークと接続して通信を行う。この通信を、以下ではWi-Fi通信と呼ぶ。Wi-Fi通信は、基地局WBSの通信範囲WRC内で可能となる。
CL通信部440は、セルラー通信の基地局CBS及びインターネットを介して、サーバ2と通信を行う。つまり、CL通信部440は、セルラーネットワークと接続して通信を行う。この通信をセルラー通信と呼ぶ。セルラー通信としては、LTE(Long Term Evolution),5G等のセルラー回線を用いたものが挙げられる。
V2X通信部450は、車車間通信によって他車OVの無線通信装置3と通信を行ったり、路車間通信によって路側機と通信を行ったりする。これらの通信を、以下ではV2X通信と呼ぶ。車車間通信としては、5.8GHz帯を用いた車車間通信であってもよいし、700MHz帯を用いた車車間通信であってもよい。5.8GHz帯を用いた車車間通信の通信距離は、数10m程度である。700MHz帯を用いた車車間通信の通信距離は、数100m程度である。
制御部410は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで、データの送受信の制御に関する各種の処理を実行する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ等によって実現される。制御部410の詳細については、以下で述べる。
<制御部410の概略構成>
続いて、図2を用いて制御部410の概略的な構成について説明する。図2に示すように、制御部410は、管理部411、車速取得部412、実施判定部413、通信状況取得部414、予測部415、及びチャネル調整部416を機能ブロックとして備えている。なお、制御部410が実行する機能の一部又は全部を、1つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部410が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。この制御部410が無線通信制御装置にあたる。コンピュータによって制御部410の各機能ブロックの処理が実行されることが、無線通信制御方法が実行されることに相当する。
管理部411は、無線通信装置40で送受信するデータの管理を行う。例えば、管理部411は、無線通信装置40で送信する予定のデータを揮発性メモリに保持する。また、管理部411は、無線通信装置40での受信が要求されている情報を揮発性メモリに保持する。無線通信装置40での受信が要求されている情報は、例えば自車HVのECUのファームウェアの更新データの容量等の情報とすればよい。
車速取得部412は、自車HVの車速を取得する。車速取得部412は、車速センサ41で検出される自車HVの車速を取得すればよい。この車速取得部412での処理が車速取得工程に相当する。
実施判定部413は、通信状況取得部414及び予測部415を動作させるか否かを判定し、動作の許可と禁止とを切り替える。実施判定部413は、無線通信装置40で送受信が必要な情報がない場合には、通信状況取得部414及び予測部415を動作させないことが好ましい。無線通信装置40で送受信が必要な情報は、送受信したい情報と言い換えることができる。実施判定部413は、管理部411で送受信が必要な情報を保持していない場合に、送受信したい情報がないものとすればよい。実施判定部413は、管理部411に送受信が必要な情報の有無を問い合わせ、管理部411で送受信が必要な情報を保持している場合に、送受信したい情報があるものとすればよい。
実施判定部413は、車速取得部412で取得する自車HVの車速に応じて、通信状況取得部414及び予測部415の動作を許可するか禁止するかを切り替える。実施判定部413は、自車HVの車速が閾値範囲におさまるか否かに応じて、通信状況取得部414及び予測部415の動作を許可するか禁止するかを切り替える。
閾値範囲は、上限値と下限値との2つの閾値にはさまれる範囲とすればよい。ここで、図3を用いて、閾値範囲の一例について説明を行う。図3のXが下限値を表している。図3のYが上限値を表している。閾値範囲は、下限値X以上、且つ上限値Y以下の範囲(図3のTR参照)である。なお、車速0以上、且つ、下限値X未満の車速は、閾値範囲外となる。また、上限値Yよりも大きい車速も閾値範囲外となる。
下限値Xは、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が生じると推定される低速の値と区分するための下限値とすればよい。言い換えると、この下限値Xは、干渉の少ない周波数チャネルを予測してチャネルを変更せずに、干渉が解消するのを待って送受信したとしても情報を送受信できるだけの余裕が生じる可能性が高いと推定される低速の値と区分するための下限値とすればよい。本実施形態では、通信環境を予測する対象となる無線ネットワーク(以下、対象ネットワーク)は、Wi-Fiネットワークであるものとして以降に説明を続ける。また、上限値Yは、Wi-Fiネットワークのアクセスポイント(以下、Wi-Fiスポット)の通信範囲を通過する際に、送受信したい情報を送受信しきる余裕がないと推定される高速の値と区分するための上限値とすればよい。本実施形態では、下限値Xと上限値Yとは、固定値として設定されているものとする。
実施判定部413は、自車HVの車速が閾値範囲におさまる場合には、通信状況取得部414及び予測部415の動作を許可する。つまり、自車HVの車速が、下限値X以上、且つ、上限値Y以下の場合に、通信状況取得部414及び予測部415の動作を許可する。一方、実施判定部413は、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合には、通信状況取得部414及び予測部415の動作を禁止する。つまり、自車HVの車速が、下限値X未満、若しくは、上限値Yよりも大きい場合に、通信状況取得部414及び予測部415の動作を禁止する。
通信状況取得部414は、実施判定部413で動作が許可されている場合に、無線通信を介して、Wi-Fiスポットの通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する。一方、通信状況取得部414は、実施判定部413で動作が禁止されている場合には、通信状況情報の取得を行わない。この通信状況取得部414での処理が通信状況取得工程に相当する。
通信状況取得部414は、通過対象とするWi-Fiスポットについての通信状況情報を取得する構成とすればよい。通過対象とするWi-Fiスポットは、例えば自車HVの車両位置と、Wi-Fiスポットの位置とから特定すればよい。自車HVの車両位置は、自車HVに搭載されたロケータで測位した位置を用いればよい。Wi-Fiスポットの位置は、自車に搭載された地図データベースに格納される地図データから特定してもよいし、サーバ2から取得してもよい。サーバ2からWi-Fiスポットの位置を取得する場合、WF通信部430、CL通信部440、及びV2X通信部450のいずれかを介して取得すればよい。通信状況取得部414は、例えば実施判定部413で動作が許可されている場合であって、且つ、通過対象とするWi-Fiスポットの通信範囲に近接した場合に、通信状況情報を取得する構成とすればよい。これによれば、Wi-Fiスポットの通信範囲に到達する前に、干渉をより少なくする周波数チャネルを予測して干渉を避けることが可能になる。
通信状況取得部414で取得する通信状況情報は、例えば通過対象とするWi-Fiスポットの通信範囲(以下、対象通信範囲)内で通信されている端末数,使用中チャネル、各チャネルの電界強度等とすればよい。通信状況情報は、対象通信範囲での通信状況を特定可能な情報であればよい。通信状況取得部414は、通信状況情報を、WF通信部430、CL通信部440、及びV2X通信部450のいずれを介して取得してもよい。
通信状況取得部414は、WF通信部430を介して通信状況情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。通信状況取得部414は、対象通信範囲内に進入した後にその対象通信範囲に対応するWi-Fiスポットと無線通信を行い、WF通信部430を介して通信状況情報を取得すればよい。
通信状況取得部414は、CL通信部440を介して通信状況情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。通信状況取得部414は、例えば対象通信範囲に対応するWi-Fiスポットの例えば位置情報を、CL通信部440からサーバ2へ送ることで、対象通信範囲についての通信状況情報のダウンロードを行わせればよい。なお、この構成を採用する場合、サーバ2は、Wi-Fiネットワークの各Wi-Fiスポットについての通信状況情報を逐次収集して保持しているものとする。
通信状況取得部414は、V2X通信部450を介して通信状況情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。通信状況取得部414は、対象通信範囲についての通信状況情報を、V2X通信部450での車車間通信によって受信させる。そして、通信状況取得部414は、V2X通信部450で受信した通信状況情報を取得すればよい。V2X通信部450を介して通信状況情報を取得する場合には、比較的近距離で通信可能な5.8GHz帯を用いた車車間通信によって通信状況情報を取得することで、対象通信範囲に対応するWi-FiスポットとWi-Fi通信を行っている他車OVの無線通信装置3から、対象通信範囲についての通信状況情報を取得すればよい。
予測部415は、通信状況取得部414で取得した対象通信範囲についての通信状況情報を用いて、対象通信範囲における通信環境を予測する。予測部415は、実施判定部413で動作が許可されている場合に、通信環境を予測する。予測部415は、通信状況取得部414で通信状況情報を取得した場合に通信環境を予測することで、実施判定部413で動作が許可されている場合に通信環境を予測する構成としてもよい。一方、予測部415は、実施判定部413で動作が禁止されている場合には、通信環境の予測を行わない。予測部415は、通信状況取得部414で通信状況情報を取得しない場合に通信環境を予測しないことで、実施判定部413で動作が禁止されている場合に通信環境の予測を行わない構成としてもよい。この予測部415での処理が予測工程に相当する。
予測部415は、例えば通信環境として、対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する構成とすればよい。一例として、使用中でないチャネルを、干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測すればよい。また、使用中でないチャネルが存在しない場合には、電界強度の最も低いチャネルを、干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測すればよい。
チャネル調整部416は、予測部415で干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測したチャネルを用いてWi-Fi通信を行うようにWF通信部430に指示を行う。これにより、対象通信範囲で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することが可能になる。
<許可判定関連処理>
続いて、図4のフローチャートを用いて、制御部410での通信環境の予測を許可するか禁止するかの判定に関連する処理(以下、許可判定関連処理)の流れの一例について説明を行う。図4のフローチャートは、自車HVの内燃機関又はモータジェネレータを始動させるためのスイッチ(以下、パワースイッチ)がオンになった場合に開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、実施判定部413が、管理部411に送受信が必要な情報の有無を問い合わせる。そして、送受信したい情報がある場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、送受信したい情報がない場合(S1でNO)には、ステップS5に移る。ステップS2では、車速取得部412が、自車HVの車速を取得する。
ステップS3では、実施判定部413が、S2で取得した車速が、閾値範囲におさまるか否かを判定する。そして、車速が閾値範囲におさまる場合(S3でYES)には、ステップS4に移る。一方、車速が閾値範囲におさまらない場合(S3でNO)には、ステップS5に移る。
ステップS4では、実施判定部413が、通信状況取得部414及び予測部415の動作を許可し、ステップS6に移る。つまり、通信環境の予測を許可し、S6に移る。一方、ステップS5では、実施判定部413が、通信状況取得部414及び予測部415の動作を禁止し、ステップS6に移る。つまり、通信環境の予測を禁止し、S6に移る。
ステップS6では、許可判定関連処理の終了タイミングであった場合(S6でYES)には、許可判定関連処理を終了する。一方、許可判定関連処理の終了タイミングでなかった場合(S6でNO)には、S1に戻って処理を繰り返す。許可判定関連処理の終了タイミングの一例としては、パワースイッチがオフになったこと等が挙げられる。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、自車HVの車速が閾値範囲におさまる場合には、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報をもとに、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測するので、Wi-Fiスポットの通信範囲内での干渉をより少なくすることが可能になる。
一方、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合には、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測部415で予測しないので、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合に、通信環境の予測による演算負荷を低減することが可能になる。車速が速くなりすぎると、Wi-Fiスポットの通信範囲を通過する際に、送受信したい情報を送受信しきることが難しくなる。よって、車速が速すぎる場合に通信範囲内での通信環境を予測することは無駄になると考えられる。また、車速が十分に遅くなると、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が生じると考えられる。よって、車速が十分に遅い場合に通信範囲内での通信環境を予測することは無駄になると考えられる。これに対して、実施形態1の構成によれば、自車HVの車速が、下限値X以上、且つ、上限値Y以下の閾値範囲におさまらない場合に、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測部415で予測しないことになる。よって、上述のいずれの無駄が生じるのも抑え、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。その結果、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
また、実施形態1の構成によれば、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合には、通信状況取得部414での通信状況情報の取得も行わないので、無駄な情報の取得にかかる演算負荷及び通信負荷を低減することも可能になる。
他にも、実施形態1の構成では、閾値範囲が固定であるので、閾値範囲を逐次設定するための演算負荷を抑制することが可能になる。よって、無線通信装置40で用いるプロセッサといった演算装置のスペックが比較的低い場合にも適用しやすくなる。
(実施形態2)
実施形態1では、閾値範囲が固定である場合の構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、送受信したい情報の情報量に応じて閾値範囲が設定される構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下では、実施形態2の一例について図を用いて説明する。
実施形態2の車両用通信システム1は、車両側ユニット4の代わりに車両側ユニット4aを含む点を除けば、実施形態1の車両用通信システム1と同様である。
<車両側ユニット4aの概略構成>
まず、図5を用いて車両側ユニット4aの概略的な構成について説明する。図5に示すように、車両側ユニット4aは、無線通信装置40a及び車速センサ41を含む。車両側ユニット4aは、無線通信装置40の代わりに無線通信装置40aを含む点を除けば、実施形態1の車両側ユニット4と同様である。
<無線通信装置40aの概略構成>
続いて、図5を用いて無線通信装置40aの概略的な構成について説明する。図5に示すように、無線通信装置40aは、制御部410a、WF通信部430、CL通信部440、及びV2X通信部450を含む。無線通信装置40aは、制御部410の代わりに制御部410aを含む点を除けば、実施形態1の無線通信装置40と同様である。
<制御部410aの概略構成>
続いて、図5を用いて制御部410aの概略的な構成について説明する。図5に示すように、制御部410aは、管理部411、車速取得部412、実施判定部413a、通信状況取得部414、予測部415、及びチャネル調整部416を機能ブロックとして備えている。制御部410aは、実施判定部413の代わりに実施判定部413aを備える点を除けば、実施形態1の制御部410と同様である。この制御部410aも無線通信制御装置にあたる。コンピュータによって制御部410aの各機能ブロックの処理が実行されることも、無線通信制御方法が実行されることに相当する。
実施判定部413aは、無線通信装置40で送受信が必要な情報の情報量に応じて閾値範囲を設定する点を除けば、実施形態1の実施判定部413と同様である。実施判定部413aは、無線通信装置40で送受信が必要な情報の情報量(以下、必要情報量)については、管理部411に問い合わせて取得する構成とすればよい。
実施判定部413aは、無線通信装置40で送受信が必要な情報がある場合に、必要情報量が多くなるのに応じて、閾値範囲を定める閾値の値を下げて設定すればよい。つまり、必要情報量が多くなるのに応じて、前述した下限値Xと上限値Yとを低く設定すればよい。必要情報量が多くなるのに応じて下限値Xを低く設定するのは、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が、必要情報量が多くなるほど、低い車速でも生じにくくなるためである。必要情報量が多くなるのに応じて上限値Yを低く設定するのは、必要情報量が多くなるほど、より低い車速であってもWi-Fiスポットの通信範囲を通過する際に、送受信したい情報を送受信しきることが難しくなるためである。
一方、実施判定部413aは、無線通信装置40で送受信が必要な情報がある場合に、必要情報量が少なくなるのに応じて、閾値範囲を定める閾値の値を上げて設定すればよい。つまり、必要情報量が少なくなるのに応じて、前述した下限値Xと上限値Yとを高く設定すればよい。必要情報量が少なくなるのに応じて下限値Xを高く設定するのは、Wi-Fiスポットの通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が、必要情報量が少なくなるほど、高い車速でも生じやすくなるためである。必要情報量が少なくなるのに応じて上限値Yを高く設定するのは、必要情報量が少なくなるほど、より高い車速であってもWi-Fiスポットの通信範囲を通過する際に、送受信したい情報を送受信しきることが容易になるためである。
必要情報量と閾値範囲を定める閾値との対応関係は、例えば図6に示すように、必要情報量が多くなるのに応じて閾値が低くなる非線形の関係とすればよい。この対応関係は、例えばマップとして制御部410aの不揮発性メモリに予め格納しておくことで、実施判定部413aが利用可能な構成とすればよい。下限値Xと上限値Yとのそれぞれについて異なるマップを用いる構成とすればよい。なお、必要情報量と閾値範囲を定める閾値との対応関係は、線形の関係としてもよい。
<実施形態2のまとめ>
実施形態2の構成であっても、閾値範囲が固定か可変かの違いを除けば実施形態1と同様であるので、実施形態1と同様に、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
また、実施形態2の構成によれば、閾値範囲を必要情報量の多寡に応じて設定するので、対象通信範囲内での通信環境を予測することが無駄になる可能性の高い閾値範囲をより精度良く設定することが可能になる。これにより、無駄な演算負荷を低減することがさらに可能になる。
(実施形態3)
前述の実施形態では、閾値範囲を定める閾値が下限値と上限値との2つである場合を例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らない。例えば、閾値範囲を定める閾値が下限値と上限値とのうちの下限値のみである構成(以下、実施形態3)としてもよい。
実施形態3の構成の場合、図7に示すように、下限値X以上の範囲が閾値範囲TRとなる。この場合、自車HVの車速が下限値X以上であることが、自車HVの車速が閾値範囲におさまることになる。なお、この下限値Xを0と設定する構成としてもよい。この場合、実施判定部413,413aは、自車HVが停車中の場合には通信環境の予測を許可しない一方、自車HVが走行中の場合に通信環境の予測を許可する構成となる。
実施形態3の構成であっても、車速が十分に遅い場合に通信範囲内での通信環境を予測する無駄が生じるのを抑え、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。その結果、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
(実施形態4)
実施形態3では、閾値範囲を定める閾値が下限値と上限値とのうちの下限値のみである場合を例に挙げて説明を行ったが、必ずしもこれに限らない。例えば、閾値範囲を定める閾値が下限値と上限値とのうちの上限値のみである構成(以下、実施形態4)としてもよい。
実施形態4の構成の場合、図8に示すように、上限値Y以下の範囲が閾値範囲TRとなる。この場合、車速は0以下が存在しないため、自車HVの車速が0以上、且つ、上限値Y以下であることが、自車HVの車速が閾値範囲におさまることになる。
実施形態4の構成であっても、車速が速すぎる場合に通信範囲内での通信環境を予測する無駄が生じるのを抑え、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。その結果、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
(実施形態5)
前述の実施形態では、実施判定部413,413aが、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合に、通信状況取得部414及び予測部415の動作を禁止する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、実施判定部413,413aが、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合に、通信状況取得部414の動作を禁止せず、予測部415の動作を禁止する構成(以下、実施形態5)としてもよい。
実施形態5の構成であっても、自車HVの車速が閾値範囲におさまらない場合に、予測部415の動作を禁止するので、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲内での干渉をより少なくすることを可能にしつつ、無駄な演算負荷を低減することが可能になる。
(実施形態6)
前述の実施形態では、対象ネットワークをWi-Fiネットワークとした場合の構成について説明したが、必ずしもこれに限らない。対象ネットワークは、アクセスポイントの通信範囲内でのアクセスポイントとの無線通信によって接続が可能な無線ネットワークであれば、他の無線ネットワークであってもよい。例えば、5Gの無線ネットワーク等を対象ネットワークとする構成であってもよい。
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと1つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された1つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 車両用通信システム、4,4a 車両側ユニット、40,40a 無線通信装置、410,410a 制御部(無線通信制御装置)、412 車速取得部、413,413a 実施判定部、414 通信状況取得部、415 予測部、430 WF通信部(通信部)

Claims (9)

  1. 車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御装置であって、
    前記車両の車速を取得する車速取得部(412)と、
    前記アクセスポイントの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得部(414)と、
    前記通信状況取得部で取得した前記通信状況情報をもとに、前記アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測する予測部(415)とを備え、
    前記予測部は、前記車速取得部で取得した前記車速が、設定される閾値範囲におさまる場合は、前記通信環境の予測を行う一方、前記車速取得部で取得した前記車速が、前記閾値範囲におさまらない場合には、前記通信環境の予測を行わない無線通信制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記通信状況取得部は、前記車速取得部で取得する前記車速が、前記閾値範囲におさまらない場合には、前記通信状況情報の取得を行わない無線通信制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記閾値範囲を定める閾値は、上限値と下限値との2つの閾値であり、前記閾値範囲は、前記上限値以下、且つ、前記下限値以上の範囲である無線通信制御装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記閾値範囲を定める閾値は、上限値と下限値とのうちのいずれか1つの閾値であり、前記閾値範囲は、前記閾値が前記上限値の場合は、前記上限値以下の範囲であって、前記閾値が前記下限値の場合は、前記下限値以上の範囲である無線通信制御装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項において、
    前記閾値範囲は、前記無線通信装置で送受信が必要な情報がある場合に、前記無線通信装置で送受信が必要な情報の情報量が多くなるのに応じて、前記閾値範囲を定める閾値の値を下げて設定される無線通信制御装置。
  6. 請求項1~4のいずれか1項において、
    前記閾値範囲は固定である無線通信制御装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項において、
    前記予測部は、前記無線通信装置で送受信が必要な情報がない場合にも、前記通信環境の予測を行わない無線通信制御装置。
  8. 車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置であって、
    前記アクセスポイントと無線通信を行う通信部(430)と、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の無線通信制御装置(410,410a)とを含む無線通信装置。
  9. 少なくとも1つのプロセッサにより実行される、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御方法であって、
    前記車両の車速を取得する車速取得工程と、
    前記アクセスポイントの通信範囲内での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得工程と、
    前記通信状況取得工程で取得する前記通信状況情報をもとに、前記アクセスポイントの通信範囲内での通信環境を予測する予測工程とを含み、
    前記予測工程では、前記車速取得工程で取得した前記車速が、設定される閾値範囲におさまる場合は、前記通信環境の予測を行う一方、前記車速取得工程で取得した前記車速が、前記閾値範囲におさまらない場合には、前記通信環境の予測を行わない無線通信制御方法。
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