JP7371593B2 - 無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法 - Google Patents

無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法に関するものである。
無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して無線ネットワークに接続し、情報の送受信を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、予測対象とする前方地点に到達前に、通信状況情報を用いて干渉チャネルを予測し、事前に干渉を回避しようとする技術が開示されている。また、特許文献1には、自車の無線通信装置が、他車の無線通信装置でのチャネルスキャン等で得られた通信状況情報を、車車間通信で直接取得したり、サーバ等を介して間接的に取得したりする技術が開示されている。
特開2013-197831号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術には、干渉がより少なくなる周波数チャネルの予測精度が低下してしまう問題点があった。詳しくは、以下の通りである。
特許文献1では、通信状況情報を取得するタイミングを制限することが想定されていない。よって、自車の無線通信装置が、サーバ等を介して通信状況情報を取得する場合、予測対象とする前方地点(以下、対象地点)から遥か遠方でも通信状況情報を取得可能となってしまう。対象地点から遥か遠方で取得した通信状況情報は、対象地点での通信状況が逐次変動しているため、自車が対象地点に到達する時点の通信状況情報とは乖離が大きくなってしまう可能性が高い。この場合、通信状況情報を用いて予測する干渉チャネルの予測精度も低くなってしまう可能性が高い。
また、自車の無線通信装置が、車車間通信で通信状況情報を取得する場合、対象地点に位置する他車の無線通信装置と車車間通信可能な距離となった場合に、通信状況情報を取得することになる。車車間通信可能な距離は数百mにもおよぶため、車車間通信で取得した通信状況情報であっても、自車が対象地点に到達する時点の通信状況情報とは乖離が大きくなってしまい、干渉チャネルの予測精度も低くなってしまう可能性が高い。
この開示のひとつの目的は、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲に到達する前に、そのアクセスポイントの通信範囲内での干渉がより少なくなる周波数チャネルをより精度良く予測することを可能にする無線通信制御装置、無線通信装置、及び無線通信制御方法を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本開示の無線通信制御装置は、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御装置であって、車両の経路上に存在する所定の無線ネットワークである対象ネットワークのアクセスポイントを特定可能な特定用情報を取得する特定用情報取得部(413)と、特定用情報取得部で取得した特定用情報を用いて、車両の経路上に存在する対象ネットワークのアクセスポイントである経路上アクセスポイントを特定するポイント特定部(414,414a)と、ポイント特定部で特定した経路上アクセスポイントの通信範囲に車両が近接するタイミングで、対象ネットワークのアクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を介して、車両が近接するその通信範囲である対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得部(416)と、通信状況取得部で取得した通信状況情報を用いて、対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する予測部(417)とを備える。
また、上記目的を達成するために、本開示の無線通信制御方法は、両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御方法であって、無線通信装置を制御する無線通信制御装置に備えられる少なくとも1つのプロセッサにより実行されるものであり、車両の経路上に存在する所定の無線ネットワークである対象ネットワークのアクセスポイントを特定可能な特定用情報を取得する特定用情報取得工程と、特定用情報取得工程で取得した特定用情報を用いて、車両の経路上に存在する対象ネットワークのアクセスポイントである経路上アクセスポイントを特定するポイント特定工程と、ポイント特定工程で特定した経路上アクセスポイントの通信範囲に車両が近接するタイミングで、対象ネットワークのアクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を介して、車両が近接するその通信範囲である対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得工程と、通信状況取得工程で取得した通信状況情報を用いて、対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する予測工程とを含む。
以上の構成によれば、特定した対象ネットワークの経路上アクセスポイントの通信範囲に車両が近接するタイミングで取得した通信状況情報を用いて、車両が近接するその通信範囲である対象通信範囲での無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することになる。よって、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲に到達する前に、その通信範囲での干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することが可能になる。また、通信状況情報を、対象通信範囲に車両が近接するタイミングで取得するので、通信状況情報を取得してからその対象通信範囲に車両が進入するまでの時間を短く抑えることが可能になる。よって、取得した通信状況情報と、その対象通信範囲に進入した時点の通信状況情報との乖離を小さく抑えることが可能になる。従って、対象通信範囲での無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルの予測精度の低下を抑えることが可能になる。その結果、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲に到達する前に、そのアクセスポイントの通信範囲内での干渉がより少なくなる周波数チャネルをより精度良く予測することが可能になる。
また、上記目的を達成するために、本開示の無線通信装置は、車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置であって、アクセスポイントと無線通信を行う第1通信部(430)と、アクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を行う第2通信部(440,450)と、前述の無線通信制御装置(410,410a)とを含む。
これによれば、前述の無線通信制御装置を含むので、無線ネットワークのアクセスポイントの通信範囲に到達する前に、そのアクセスポイントの通信範囲内での干渉がより少なくなる周波数チャネルをより精度良く予測することが可能になる。
車両用通信システム1の概略的な構成の一例を示す図である。 車両側ユニット4及び無線通信装置40の概略的な構成の一例を示す図である。 制御部410での予測関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予測関連処理のうちの位置情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。 予測関連処理のうちの通信環境推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 車両側ユニット4a及び無線通信装置40aの概略的な構成の一例を示す図である。 制御部410aでの予測関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態2における位置情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図面を参照しながら、開示のための複数の実施形態を説明する。なお、説明の便宜上、複数の実施形態の間において、それまでの説明に用いた図に示した部分と同一の機能を有する部分については、同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。同一の符号を付した部分については、他の実施形態における説明を参照することができる。
(実施形態1)
<車両用通信システム1の概略構成>
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。まず、図1を用いて、車両用通信システム1の説明を行う。図1に示すように、車両用通信システム1は、サーバ2と、車両OVで用いられる無線通信装置3と、車両HVで用いられる車両側ユニット4とを含んでいる。車両HVは自車であるものとする。車両OVは自車以外の他車であるものとする。車両OVは複数台であってもよい。また、車両用通信システム1に無線通信装置3を含まない構成としてもよい。図1のWBSは、Wi-Fi(登録商標)の基地局を示している。つまり、基地局WBSが、Wi-Fiのアクセスポイントにあたる。Wi-FiのアクセスポイントはWi-Fiスポットと言い換えることもできる。図1のWRCが、基地局WBSの通信範囲を示している。図1のCBSは、セルラー通信の基地局を示している。
サーバ2は、車両側ユニット4から送信されるデータを受信する。また、サーバ2は、車両側ユニット4へデータを送信する。サーバ2は、1つのサーバからなるものであってもよいし、複数のサーバからなるものであってもよい。例えば、車両側ユニット4からデータを受信するサーバ2と、車両側ユニット4へデータを送信するサーバ2とが異なるサーバであってもよい。サーバ2は、例えばクラウド上のサーバであってもよいし、ブロックチェーン等の分散型ネットワークであってもよい。
無線通信装置3は、少なくともWi-Fiネットワークと接続して通信を行うことが可能なものとする。つまり、無線通信装置3は、基地局WBSの通信範囲WRCにおいて、基地局WBSとWi-Fiにあたる無線LANの通信規格に沿った無線通信を行うことで、Wi-Fiネットワークと接続する。無線通信装置3は、通信範囲WRCにおいて、その通信範囲WRCで使用されている電波状況等を示す通信状況に関する情報を、例えばチャネルスキャン等を用いて取得する。また、無線通信装置3は、取得した通信状況に関する情報を、例えば車車間通信によって送信可能であるものとする。
車両側ユニット4は、サーバ2との間でデータの通信を行う。車両側ユニット4は、例えば自車HVの走行によって得られるデータをサーバ2に送信する。サーバ2に送信するデータの一例としては、自車の周辺監視カメラで撮像した撮像画像のデータ等が挙げられる。このような撮像画像のデータは、地図生成,機械学習等に利用する用途がある。また、車両側ユニット4は、自車HVで必要なデータをサーバ2から受信する。サーバ2から受信するデータの一例としては、自車HVのECUのファームウェアの更新データ等が挙げられる。車両側ユニット4の詳細については以下で述べる。
<車両側ユニット4の概略構成>
続いて、図2を用いて車両側ユニット4の概略的な構成について説明する。図2に示すように、車両側ユニット4は、無線通信装置40、ロケータ41、ナビゲーション装置(以下、NANI)42、自動運転ECU(以下、ADECU)43、及び車両センサ44を含む。以下では、車両側ユニット4を搭載する車両を自車と呼ぶ。無線通信装置40、ロケータ41、NANI42、ADECU43、及び車両センサ44は、例えば車内LANで各々接続されているものとすればよい。
ロケータ41は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、及び慣性センサを備えている。GNSS受信機は、複数の測位衛星からの測位信号を受信する。慣性センサは、例えばジャイロセンサ及び加速度センサを備える。ロケータ41は、GNSS受信機で受信する測位信号と、慣性センサの計測結果とを組み合わせることにより、自車HVの車両位置を逐次測位する。なお、車両位置の測位には、自車HVに搭載された車速センサから逐次出力される検出結果から求めた走行距離等を用いる構成としてもよい。
NAVI42は、設定された目的地まで自車のユーザを誘導する経路案内を行う。自車HVの目的地としては、例えば操作入力部を介してユーザから受け付けた操作入力に従った目的地を設定する構成とすればよい。出発地については、例えば自車の現在位置を出発地として設定する構成とすればよい。NAVI42は、出発地から目的地へ向うための推奨経路を探索し、探索した推奨経路を用いて経路案内を行う。
ADECU43は、自車HVの周辺監視センサでのセンシング結果を用いて、自車の走行環境を認識する。一例として、実際の走行環境を三次元で再現した仮想空間を生成する。また、ADECU43は、認識した走行環境に基づき、自車の走行計画を決定する。一例としては、中長期の走行計画として、自車HVを目的地へ向かわせるための推奨経路を決定する。また、短期の走行計画として、車線追従及び車線変更のための操舵、速度調整のための加減速、並びに衝突回避のための急制動等の実行が決定される。ADECU43は、決定した走行計画に従って車両の走行制御を行うことで、ドライバによる運転操作の代行を行う自動運転機能を実行する。ADECU43は、車両の制御を行うECUとの連携によって走行制御を行う構成とすればよい。
車両センサ44は、自車HVの各種状態を検出するためのセンサ群である。車両センサ44としては、自車HVの車速を検出する車速センサ等がある。車両センサ44は、検出したセンシング情報を車内LANへ出力する。なお、車両センサ44で検出したセンシング情報は、自車HVに搭載されるECUを介して車内LANへ出力される構成であってもよい。
無線通信装置40は、無線通信を介して情報の送受信を行う。無線通信装置40は、公衆通信網及び基地局等を介して、サーバ2と通信を行う。また、無線通信装置40は、車車間通信によって他車OVの無線通信装置3と通信を行ったり、路車間通信によって路側機と通信を行ったりする。無線通信装置40の詳細については、以下で述べる。
<無線通信装置40の概略構成>
続いて、図2を用いて無線通信装置40の概略的な構成について説明する。図2に示すように、無線通信装置40は、制御部410、Wi-Fi通信部(以下、WF通信部)430、セルラー通信部(以下、CL通信部)440、及びV2X通信部450を含む。
WF通信部430は、Wi-Fiの基地局WBS及びインターネットを介して、サーバ2と通信を行う。つまり、WF通信部430は、Wi-Fiネットワークと接続して通信を行う。この通信を、以下ではWi-Fi通信と呼ぶ。なお、WF通信部430が第1通信部に相当する。Wi-Fi通信は、基地局WBSの通信範囲WRC内で可能となる。
CL通信部440は、セルラー通信の基地局CBS及びインターネットを介して、サーバ2と通信を行う。つまり、CL通信部440は、セルラーネットワークと接続して通信を行う。この通信をセルラー通信と呼ぶ。なお、CL通信部440が第2通信部に相当する。セルラー通信としては、LTE(Long Term Evolution),5G等のセルラー回線を用いたものが挙げられる。
V2X通信部450は、車車間通信によって他車OVの無線通信装置3と通信を行ったり、路車間通信によって路側機と通信を行ったりする。これらの通信を、以下ではV2X通信と呼ぶ。車車間通信としては、5.8GHz帯を用いた車車間通信であってもよいし、700MHz帯を用いた車車間通信であってもよい。5.8GHz帯を用いた車車間通信の通信距離は、数10m程度である。700MHz帯を用いた車車間通信の通信距離は、数100m程度である。
制御部410は、例えばプロセッサ、メモリ、I/O、これらを接続するバスを備え、メモリに記憶された制御プログラムを実行することで、データの送受信の制御に関する各種の処理を実行する。ここで言うところのメモリは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。また、非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリ等によって実現される。制御部410の詳細については、以下で述べる。
<制御部410の概略構成>
続いて、図2を用いて制御部410の概略的な構成について説明する。図2に示すように、制御部410は、管理部411、第1指示部412、特定用情報取得部413、ポイント特定部414、第2指示部415、通信状況取得部416、予測部417、及びチャネル調整部418を機能ブロックとして備えている。なお、制御部410が実行する機能の一部又は全部を、1つ或いは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部410が備える機能ブロックの一部又は全部は、プロセッサによるソフトウェアの実行とハードウェア部材の組み合わせによって実現されてもよい。この制御部410が無線通信制御装置にあたる。コンピュータによって制御部410の各機能ブロックの処理が実行されることが、無線通信制御方法が実行されることに相当する。
管理部411は、無線通信装置40で送受信するデータの管理を行う。例えば、管理部411は、無線通信装置40で送信する予定のデータを揮発性メモリに保持する。また、管理部411は、無線通信装置40での受信が要求されている情報を揮発性メモリに保持する。無線通信装置40での受信が要求されている情報は、例えば自車HVのECUのファームウェアの更新データの容量等の情報とすればよい。
第1指示部412は、特定用情報取得部413を動作させるタイミングを制御する。第1指示部412は、無線通信装置40で送受信が必要な情報がない場合には、特定用情報取得部413を動作させないことが好ましい。無線通信装置40で送受信が必要な情報は、送受信したい情報と言い換えることができる。第1指示部412は、管理部411で送受信が必要な情報を保持していない場合に、送受信したい情報がないものとすればよい。一方、第1指示部412は、送受信したい情報がある場合には、特定用情報取得部413を動作させることが好ましい。第1指示部412は、管理部411に送受信が必要な情報の有無を問い合わせ、管理部411で送受信が必要な情報を保持している場合に、送受信したい情報があるものとすればよい。
以下では、第1指示部412が、送受信したい情報がある場合に特定用情報取得部413を動作させる指示を行う場合を例に挙げて説明を行う。なお、第1指示部412は、定期的に特定用情報取得部413を動作させる指示を行う構成としてもよい。
特定用情報取得部413は、第1指示部412の指示がある場合に、自車HVの経路上に存在する所定の無線ネットワーク(以下、対象ネットワーク)のアクセスポイントを特定可能な特定用情報を取得する。つまり、特定用情報取得部413は、送受信したい情報がある場合に、特定用情報を取得する。特定用情報取得部413は、送受信したい情報がない場合には、特定用情報を取得しない構成とすればよい。これによれば、送受信したい情報がないにもかかわらず、送受信を行うための特定用情報を取得する無駄を、抑えることが可能になる。この特定用情報取得部413での処理が特定用情報取得工程に相当する。本実施形態では、対象ネットワークがWi-Fiネットワークである場合を例に挙げて以降の説明を行う。
特定用情報取得部413で取得する特定用情報は、例えばアクセスポイントの位置情報,出力電力,平均通信速度等とすればよい。特定用情報は、自車HVの経路上に存在する対象ネットワークのアクセスポイントを特定可能な情報であればよい。特定用情報取得部413は、特定用情報を、WF通信部430、CL通信部440、及びV2X通信部450のいずれを介して取得してもよい。
特定用情報取得部413は、WF通信部430を介して特定用情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。特定用情報取得部413は、Wi-Fiネットワークのアクセスポイント(以下、Wi-Fiスポット)の通信範囲内において、Wi-Fiスポットについての特定用情報を、WF通信部430によってサーバ2からダウンロードさせる。そして、特定用情報取得部413は、WF通信部430でダウンロードした特定用情報を取得すればよい。特定用情報取得部413は、通信負荷を抑えるために、例えばWF通信部430でのダウンロードを、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットについての特定用情報に絞って行わせればよい。この場合、特定用情報取得部413は、ロケータ41で測位した自車HVの車両位置をWF通信部430からサーバ2へ送ることで、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットについての特定用情報に絞ってダウンロードを行わせればよい。
特定用情報取得部413は、CL通信部440を介して特定用情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。特定用情報取得部413は、Wi-Fiスポットについての特定用情報を、CL通信部440でのセルラー通信によってサーバ2からダウンロードさせる。そして、特定用情報取得部413は、CL通信部440でダウンロードした特定用情報を取得すればよい。特定用情報取得部413は、通信負荷を抑えるために、例えばCL通信部440でのダウンロードを、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットについての特定用情報に絞って行わせればよい。この場合、特定用情報取得部413は、ロケータ41で測位した自車HVの車両位置をCL通信部440からサーバ2へ送ることで、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットについての特定用情報に絞ってダウンロードを行わせればよい。
特定用情報取得部413は、V2X通信部450を介して特定用情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。特定用情報取得部413は、Wi-Fiスポットについての特定用情報を、V2X通信部450での車車間通信若しくは路車間通信によって受信させる。そして、特定用情報取得部413は、V2X通信部450で受信した特定用情報を取得すればよい。V2X通信部450を介して特定用情報を取得する場合には、比較的遠距離で通信可能な700MHz帯を用いた車車間通信によって、Wi-FiスポットとWi-Fi通信を行っている他車OVの無線通信装置3から特定用情報を取得すればよい。
ポイント特定部414は、特定用情報取得部413で取得した特定用情報を用いて、自車HVの経路上に存在するWi-Fiスポットを特定する。自車HVの経路上に存在するWi-Fiスポットといった経路上アクセスポイントを以降では経路上APと呼ぶ。このポイント特定部414での処理がポイント特定工程に相当する。ポイント特定部414での処理は、特定用情報取得部413で特定用情報を取得した場合に開始される構成とすればよい。つまり、ポイント特定部414での経路上APの特定の処理は、特定用情報取得部413で特定用情報を取得するまで開始されない構成とすればよい。
自車HVの経路としては、自車HVがADECU43の決定した推奨経路を自動運転によって走行中には、この推奨経路を用いればよい。また、自車HVがNAVI42で経路案内を受けている場合には、経路案内に用いられる推奨経路を自車HVの経路として用いればよい。また、これらのいずれにも該当しない場合には、自車HVの走行履歴から、自車HVの走行頻度の高い経路を自車HVの経路と推定して用いてもよい。
また、ポイント特定部414は、送受信したい情報が、Wi-Fiスポットの通過時において送受信可能な情報量(以下、送受信可能量)を超えるか否かを推定してもよい。ポイント特定部414は、送受信可能量については、例えば以下のようにして推定すればよい。まず、車両センサ44のうちの車速センサで検出した自車HVの車速と、Wi-Fiスポットのうちの自車が通過すると推定される領域とから、Wi-Fiスポットにおける自車HVの滞在時間を推定する。そして、特定用情報取得部413で取得した特定用情報のうちの、経路上APの平均通信速度と、推定したこの滞在時間とから、送受信可能量を推定すればよい。また、送受信したい情報については、管理部411に問い合わせればよい。
なお、特定用情報に経路上APの平均通信速度が含まれない場合には、特定用情報に含まれる、経路上APの平均通信速度を推算可能な情報から平均通信速度を推算して用いればよい。例えば、電界強度等の情報から平均通信速度を推算して用いればよい。
また、送受信したい情報とは、フラグメンテーションが可能な情報であれば、フラグメンテーションによって分割された断片単位であってもよい。ポイント特定部414は、送受信したい情報がフラグメンテーション可能か否かの情報を、管理部411に問い合わせすることで得られるものとすればよい。例えば、ポイント特定部414は、フラグメンテーションによる分割なしでは送受信可能量を超えてしまう情報に限って、フラグメンテーションによって分割された断片単位で、送受信可能量におさまるか否かを推定する構成とすればよい。
第2指示部415は、通信状況取得部416を動作させるタイミングを制御する。第2指示部415は、ポイント特定部414で特定した経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングを判断する。そして、第2指示部415は、経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングで、通信状況取得部416を動作させる指示を行えばよい。第2指示部415は、経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングでない場合、通信状況取得部416を動作させる指示を行わない。
第2指示部415は、経路上APと自車HVとの距離が、その経路上APの通信範囲よりも長い閾値距離以下となったタイミングを、その経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングと判断すればよい。経路上APの位置については、特定用情報取得部413で取得した特定用情報のうちの、経路上APの位置情報が示す位置を用いればよい。自車HVの位置については、ロケータ41で測位した自車HVの車両位置を用いればよい。経路上APの位置と自車HVの位置とは、例えば緯度経度の座標で表されるものとすればよい。経路上APの通信範囲については、特定用情報取得部413で取得した特定用情報のうちの、経路上APの出力電力から推定すればよい。閾値距離は、近接するタイミングが判断される経路上APの通信範囲(以下、対象通信範囲)に自車HVが進入する直前と言える程度の距離とすればよい。閾値距離は、対象通信範囲に自車HVが進入するまでにその対象通信範囲についての後述の通信状況情報を取得して後述の予測部417での予測を完了する余裕があると推定される程度の距離とすればよい。
第2指示部415は、経路上APの通信範囲内に自車HVが到達するまでの残り時間と推定される時間が閾値時間以下となったタイミングを、その経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングと判断すればよい。経路上APの通信範囲内に自車HVが到達するまでの残り時間は、経路上APと自車HVとの距離と、経路上APの通信範囲と、自車HVの車速とから推定すればよい。経路上APと自車HVとの距離は、前述した経路上APの位置と自車HVの位置との距離とすればよい。この距離は直線距離であってもよいし、経路上の距離であってもよい。自車HVの車速は、車両センサ44のうちの車速センサの検出結果を用いればよい。閾値時間は、対象通信範囲に自車HVが進入する直前と言える程度の時間とすればよい。閾値時間は、対象通信範囲に自車HVが進入するまでにその対象通信範囲についての後述の通信状況情報を取得して後述の予測部417での予測を完了する余裕があると推定される程度の時間とすればよい。
また、第2指示部415は、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングであっても、送受信したい情報がない場合には、通信状況取得部416を動作させないことが好ましい。これによれば、送受信したい情報がないにもかかわらず、送受信を行うための通信状況情報を取得する無駄を、抑えることが可能になる。
他にも、第2指示部415は、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングであっても、送受信したい情報がその対象通信範囲の自車HVの通過時において送受信可能な情報量(以下、送受信可能量)を超えると推定される場合には、通信状況取得部416を動作させないことが好ましい。送受信したい情報が送受信可能量を超えるか否かの推定は、後述する通信状況情報を用いずに行うものとする。送受信したい情報が送受信可能量を超えるか否かの推定は、ポイント特定部414で行った結果を用いる構成とすればよい。これによれば、送受信したい情報が送受信できないにもかかわらず、送受信を行うための通信状況情報を取得する無駄を、抑えることが可能になる。
通信状況取得部416は、第2指示部415の指示がある場合に、Wi-Fiスポットとの無線通信以外の無線通信を介して、対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する。この通信状況取得部416での処理が通信状況取得工程に相当する。通信状況取得部416で取得する通信状況情報は、例えば対象通信範囲内で通信されている端末数,使用中チャネル、各チャネルの電界強度等とすればよい。通信状況情報は、対象通信範囲での通信状況を特定可能な情報であればよい。通信状況取得部416は、通信状況情報を、CL通信部440及びV2X通信部450のいずれを介して取得してもよい。
通信状況取得部416は、CL通信部440を介して通信状況情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。通信状況取得部416は、対象通信範囲に対応するWi-Fiスポットの例えば位置情報を、CL通信部440からサーバ2へ送ることで、対象通信範囲についての通信状況情報のダウンロードを行わせればよい。特定用情報取得部413で取得する特定用情報に経路上APを識別する識別情報も含む場合には、位置情報の代わりにこの識別情報を用いる構成としてもよい。なお、サーバ2は、Wi-Fiネットワークの各Wi-Fiスポットについての通信状況情報を逐次収集して保持しているものとする。
通信状況取得部416は、V2X通信部450を介して通信状況情報を取得する場合には、以下のようにすればよい。通信状況取得部416は、対象通信範囲についての通信状況情報を、V2X通信部450での車車間通信によって受信させる。そして、通信状況取得部416は、V2X通信部450で受信した通信状況情報を取得すればよい。V2X通信部450を介して通信状況情報を取得する場合には、比較的近距離で通信可能な5.8GHz帯を用いた車車間通信によって通信状況情報を取得することで、対象通信範囲に対応するWi-FiスポットとWi-Fi通信を行っている他車OVの無線通信装置3から、対象通信範囲についての通信状況情報を取得すればよい。
予測部417は、通信状況取得部416で取得した対象通信範囲についての通信状況情報を用いて、対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する。この予測部417での処理が予測工程に相当する。一例として、使用中でないチャネルを、干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測すればよい。また、使用中でないチャネルが存在しない場合には、電界強度の最も低いチャネルを、干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測すればよい。
チャネル調整部418は、予測部417で干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測したチャネルを用いてWi-Fi通信を行うようにWF通信部430に指示を行う。これにより、対象通信範囲に到達する前に、その対象通信範囲で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することが可能になる。
<データ取得関連処理>
続いて、図3~図5のフローチャートを用いて、制御部410での対象通信範囲で干渉がより少なくなる周波数チャネルの予測に関連する処理(以下、予測関連処理)の流れの一例について説明を行う。図3のフローチャートは、自車HVの内燃機関又はモータジェネレータを始動させるためのスイッチ(以下、パワースイッチ)がオンになった場合に開始する構成とすればよい。
まず、ステップS1では、第1指示部412が、管理部411に送受信が必要な情報の有無を問い合わせる。そして、送受信したい情報がある場合(S1でYES)には、ステップS2に移る。一方、送受信したい情報がない場合(S1でNO)には、ステップS7に移る。
ステップS2では、位置情報処理を行って、ステップS3に移る。ここで、図4のフローチャートを用いて、位置情報処理の流れの一例について説明を行う。
ステップS21では、特定用情報取得部413が、前述したようにして特定用情報を取得する。ステップS22では、自車HVがNAVI42による経路案内中、又は自動運転(つまり、AD)中の場合(S22でYES)には、ステップ23に移る。一方、自車HVがNAVI42による経路案内中、及びAD中のいずれでもない場合(S22でNO)には、ステップS24に移る。
ステップS23では、ポイント特定部414が、自車HVの車両位置及び経路を取得し、ステップS25に移る。車両位置については、ロケータ41で測位した直近の車両位置を取得する。推奨経路については、自車HVがNAVI42による経路案内中の場合は、この経路案内に用いられる推奨経路を取得する。一方、自車HVがAD中の場合は、このADに用いられる推奨経路を取得する。
ステップS24では、ポイント特定部414が、自車HVの車両位置を特定するとともに、予測経路を生成し、ステップS25に移る。車両位置については、ロケータ41で測位した直近の車両位置を取得する。予測経路については、例えば自車の走行履歴をもとに走行頻度の高い経路を予測経路として生成すればよい。
以降では、推奨経路及び予測経路を自車HVの経路と呼ぶ。なお、S21の処理は、S22~S24の処理と並行して行われる構成としてもよいし、S22~S24の処理の後に行われる構成としてもよい。
ステップS25では、ポイント特定部414が、S21で取得した特定用情報と、S23若しくはS24で得た自車HVの車両位置及び経路とをもとに、自車HVの経路上の、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットを選択する。ここで言うところの一定距離とは、任意に設定可能な距離であって、例えば複数のWi-Fiスポットが選択される程度の距離とすればよい。
ステップS26では、ポイント特定部414が、S25で選択したWi-Fiスポットの通信範囲を、S21で取得した特定用情報のうちの出力電力をもとに推定する。そして、ポイント特定部414が、自車HVの経路においてWi-Fiスポットの通信範囲に重なる領域(以下、通過領域)をWi-Fiスポット別に算出する。
ステップS27では、ポイント特定部414が、S26で算出した通過領域を自車HVが通過する際に送受信可能な情報量(つまり、前述の送受信可能量)を、Wi-Fiスポット別に算出する。一例としては、以下のようにすればよい。まず、ポイント特定部414は、車両センサ44のうちの車速センサで検出した自車HVの車速と、S26で算出した通過領域とから、通過領域における自車HVの滞在時間を推定する。そして、特定用情報取得部413で取得した特定用情報のうちの、経路上APの平均通信速度と、算出した滞在時間とから、通過領域の通過時において送受信可能な情報量を推定すればよい。送受信可能な情報量は、通過領域別に算出すればよい。つまり、Wi-Fiスポット別に算出すればよい。
ステップS28では、ポイント特定部414が、送受信したい情報が送受信可能量におさまるか否かを推定する。フラグメンテーションが可能でない情報については、通過領域を通過する際に送受信したい情報を送受信しきることが可能と推定されるWi-Fiスポットが存在する場合に、送受信したい情報が送受信可能量におさまると推定すればよい。フラグメンテーションが可能な情報については、送受信したい情報を断片化した各断片のそれぞれについて、通過領域を通過する際に送受信したい情報を送受信しきることが可能と推定されるWi-Fiスポットが複数にわたって存在する場合に、送受信したい情報が送受信可能量におさまると推定すればよい。S28では、送受信したい情報が送受信可能量におさまると推定した場合(S28でYES)には、ステップS29に移る。一方、送受信したい情報が送受信可能量におさまらないと推定した場合(S28でNO)には、ステップS31に移る。
ステップS29では、ポイント特定部414が、送受信したい情報が送受信可能量におさまるとS28で推定したWi-Fiスポットを、経路上APとして特定する。ステップS30では、ポイント特定部414が、通信可能時出力を行って、ステップS3に移る。通信可能時出力では、例えば送受信したい情報を送受信可能であること,特定した経路上AP等を、第2指示部415に出力する。
ステップS31では、ポイント特定部414が、通信不可時出力を行って、ステップS3に移る。通信不可時出力では、例えば送受信したい情報を送受信不可能であることを、第2指示部415に出力する。
図3に戻って、送受信したい情報を送受信可能である出力を第2指示部415が受けた場合(S3でYES)には、ステップS4に移る。一方、送受信したい情報を送受信不可能である出力を第2指示部415が受けた場合(S3でNO)には、ステップS7に移る。
ステップS4では、第2指示部415が、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングを判断する。対象通信範囲は、S2で特定した経路上APの通信範囲とする。ステップS5では、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングであった場合(S5でYES)には、ステップS6に移る。一方、S2で特定した経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングでなかった場合(S5でNO)には、S4に戻って処理を繰り返す。
ステップS6では、通信環境推定処理を行って、ステップS7に移る。ここで、図6のフローチャートを用いて、通信環境推定処理の流れの一例について説明を行う。
ステップS61では、通信状況取得部416が、Wi-Fiスポットとの無線通信以外の無線通信を介して、対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する。ステップS62では、予測部417が、S61で取得した対象通信範囲についての通信状況情報を用いて、対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する。
ステップS63では、チャネル調整部418が、S62で干渉がより少なくなる周波数チャネルと予測したチャネルを用いてWi-Fi通信を行うようにWF通信部430に指示を行って、ステップS7に移る。
図3に戻って、ステップS7では、データ取得関連処理の再処理タイミングであった場合(S7でYES)には、S1に戻って処理を繰り返す。一方、再処理タイミングでなかった場合(S7でNO)には、ステップS8に移る。データ取得関連処理の再処理タイミングの一例としては、経路が再設定されたこと、前回のS1の処理から一定の距離を走行したこと等が挙げられる。
ステップS8では、データ取得関連処理の終了タイミングであった場合(S8でYES)には、データ取得関連処理を終了する。一方、データ取得関連処理の終了タイミングでなかった場合(S8でNO)には、S7に戻って処理を繰り返す。データ送信関連処理の終了タイミングの一例としては、パワースイッチがオフになったこと等が挙げられる。
<実施形態1のまとめ>
実施形態1の構成によれば、自車HVの経路上のWi-Fiスポットの通信範囲に自車HVが近接するタイミングで取得した通信状況情報を用いて、自車HVが近接するその通信範囲である対象通信範囲での無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することになる。よって、自車HVの経路上のWi-Fiスポットの通信範囲に到達する前に、その通信範囲での干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することが可能になる。また、通信状況情報を、対象通信範囲に車両が近接するタイミングで取得するので、通信状況情報を取得してからその対象通信範囲に車両が進入するまでの時間を短く抑えることが可能になる。よって、取得した通信状況情報と、その対象通信範囲に進入した時点の通信状況情報との乖離を小さく抑えることが可能になる。従って、対象通信範囲での無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルの予測精度の低下を抑えることが可能になる。その結果、Wi-Fiスポットの通信範囲に到達する前に、そのWi-Fiスポットの通信範囲内での干渉がより少なくなる周波数チャネルをより精度良く予測することが可能になる。
(実施形態2)
実施形態1では、送受信したい情報が自車HVの経路上のWi-Fiスポットの送受信可能量を超えると推定される場合に、通信状況取得部416を動作させない構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、自車HVの車速に応じて、通信状況取得部416を動作させない構成(以下、実施形態2)としてもよい。以下では、実施形態2の一例について図を用いて説明する。
実施形態2の車両用通信システム1は、車両側ユニット4の代わりに車両側ユニット4aを含む点を除けば、実施形態1の車両用通信システム1と同様である。
<車両側ユニット4aの概略構成>
まず、図6を用いて車両側ユニット4aの概略的な構成について説明する。図6に示すように、車両側ユニット4aは、無線通信装置40a、ロケータ41、NANI42、ADECU43、及び車両センサ44を含む。車両側ユニット4aは、無線通信装置40の代わりに無線通信装置40aを含む点を除けば、実施形態1の車両側ユニット4と同様である。

<無線通信装置40aの概略構成>
続いて、図6を用いて無線通信装置40aの概略的な構成について説明する。図6に示すように、無線通信装置40aは、制御部410a、WF通信部430、CL通信部440、及びV2X通信部450を含む。無線通信装置40aは、制御部410の代わりに制御部410aを含む点を除けば、実施形態1の無線通信装置40と同様である。
<制御部410aの概略構成>
続いて、図6を用いて制御部410aの概略的な構成について説明する。図6に示すように、制御部410aは、管理部411、第1指示部412、特定用情報取得部413、ポイント特定部414a、第2指示部415a、通信状況取得部416、予測部417、及びチャネル調整部418を機能ブロックとして備えている。制御部410aは、ポイント特定部414及び第2指示部415の代わりにポイント特定部414a及び第2指示部415aを備える点を除けば、実施形態1の制御部410と同様である。この制御部410aも無線通信制御装置にあたる。コンピュータによって制御部410aの各機能ブロックの処理が実行されることも、無線通信制御方法が実行されることに相当する。
ポイント特定部414aは、送受信したい情報が、Wi-Fiスポットの通過時において送受信可能な情報量を超えるか否かを推定しない点を除けば、実施形態1のポイント特定部414と同様である。
第2指示部415aは、送受信したい情報が対象通信範囲の通過時に送受信可能な情報量を超えると推定される場合に通信状況取得部416を動作させない代わりに、自車HVの車速が所定の閾値範囲におさまらない場合に通信状況取得部416を動作させない点を除けば、実施形態1の第2指示部415と同様である。ここでは、実施形態1の第2指示部415とでの、実施形態1の第2指示部415と異なる処理について説明を行う。
第2指示部415aは、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングであっても、自車HVの車速が所定の閾値範囲におさまらない場合には、通信状況取得部416を動作させない。これは、自車HVの車速が速すぎる場合には、送受信したい情報を対象通信範囲で送受信する余裕がないと推定され、送受信を行うための通信状況情報を取得するのは無駄なためである。また、自車HVの車速が遅すぎる場合には、通信状況にかかわらず、送受信したい情報を対象通信範囲で送受信する余裕があると推定され、送受信を行うための通信状況情報を取得する必要がないためである。このように、以上の構成によれば、送受信を行うための通信状況情報を取得する必要のない場合に通信状況情報を取得する無駄を、抑えることが可能になる。第2指示部415aは、自車HVの車速については、車両センサ44のうちの車速センサで検出した値を取得すればよい。
所定の閾値範囲は、例えば任意に設定可能な値とすればよい。所定の閾値範囲の上限値は、送受信したい情報を対象通信範囲で送受信する余裕がないと推定されるだけ高い車速の値とすればよい。所定の閾値範囲の下限値は、対象通信範囲内での通信環境を予測しなくてもこの通信範囲を通過する際に情報を送受信できる余裕が生じると推定される低速の値と区分するための下限値とすればよい。言い換えると、この下限値は、干渉の少ない周波数チャネルを予測してチャネルを変更せずに、干渉が解消するのを待って送受信したとしても情報を送受信できるだけの余裕が生じる可能性が高いと推定される低速の値と区分するための下限値とすればよい。
所定の閾値範囲の上限値と下限値とは、固定値であってもよい。また、所定の閾値範囲の上限値と下限値とは、送受信したい情報の情報量に応じて設定される可変値としてもよい。送受信したい情報の情報量に応じた所定の閾値範囲の上限値と下限値との設定は、予め制御部410aのメモリに格納された、送受信したい情報の情報量と閾値範囲の上限値及び下限値との関係を表す数式,マップ等を用いて行う構成とすればよい。なお、所定の閾値範囲は、上限値と下限値とを持つ構成に限らない。例えば、上限値のみを持つ閾値範囲としてもよいし、下限値のみを持つ閾値範囲としてもよい。
<データ取得関連処理>
続いて、図7~図8のフローチャートを用いて、制御部410aでの予測関連処理の流れの一例について説明を行う。図7のフローチャートは、図3のフローチャートと同様に、パワースイッチがオンになった場合に開始する構成とすればよい。
ステップS101では、S1と同様の処理を行う。そして、送受信したい情報がある場合(S101でYES)には、ステップS102に移る。一方、送受信したい情報がない場合(S101でNO)には、ステップS108に移る。
ステップS2では、位置情報処理を行って、ステップS3に移る。ここで、図8のフローチャートを用いて、実施形態2における位置情報処理の流れの一例について説明を行う。
ステップS121~ステップS124までの処理は、S21~S24までの処理と同様である。ステップS125では、ポイント特定部414aが、S25と同様にして、S121で取得した特定用情報と、S123若しくはS124で得た自車HVの車両位置及び経路とをもとに、自車HVの経路上の、自車HVから一定距離内のWi-Fiスポットを選択する。そして、選択したWi-Fiスポットを経路上APと特定する。ステップS126では、ポイント特定部414aが、出力処理を行って、ステップS103に移る。出力処理では、特定した経路上AP等を、第2指示部415aに出力する。
図7に戻って、ステップS103では、第2指示部415aが、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングを判断する。対象通信範囲は、S102で特定した経路上APの通信範囲とする。ステップS104では、対象通信範囲に自車HVが近接するタイミングであった場合(S104でYES)には、ステップS105に移る。一方、S2で特定した経路上APの通信範囲に自車HVが近接するタイミングでなかった場合(S104でNO)には、S103に戻って処理を繰り返す。
ステップS105では、第2指示部415aが、自車HVの車速を取得する。ステップS106では、第2指示部415aが、S105で取得した車速が所定の閾値範囲におさまるか否かを判定する。そして、車速が所定の閾値範囲のおさまる場合(S106でYES)には、ステップS107に移る。一方、車速が所定の閾値範囲におさまらない場合(S106でNO)には、ステップS108に移る。
ステップS107では、S6と同様にして通信環境推定処理を行って、ステップS108に移る。S108では、S7と同様にして、データ取得関連処理の再処理タイミングであった場合(S108でYES)には、S101に戻って処理を繰り返す。一方、再処理タイミングでなかった場合(S108でNO)には、ステップS109に移る。
ステップS109では、S8と同様にして、データ取得関連処理の終了タイミングであった場合(S109でYES)には、データ取得関連処理を終了する。一方、データ取得関連処理の終了タイミングでなかった場合(S109でNO)には、S108に戻って処理を繰り返す。
実施形態2の構成によっても、自車HVの経路上のWi-Fiスポットの通信範囲に到達する前に、その通信範囲での干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測することが可能になる。よって、Wi-Fiスポットの通信範囲に到達する前に、そのWi-Fiスポットの通信範囲内での干渉がより少なくなる周波数チャネルをより精度良く予測することが可能になる。
(実施形態3)
前述の実施形態では、対象ネットワークをWi-Fiネットワークとした場合の構成について説明したが、必ずしもこれに限らない。対象ネットワークは、アクセスポイントの通信範囲内でのアクセスポイントとの無線通信によって接続が可能な無線ネットワークであれば、他の無線ネットワークであってもよい。例えば、5Gの無線ネットワーク等を対象ネットワークとする構成であってもよい。
なお、本開示は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウェア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと1つ以上のハードウェア論理回路との組み合わせにより構成された1つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
1 車両用通信システム、4,4a 車両側ユニット、40,40a 無線通信装置、410,410a 制御部(無線通信制御装置)、413 特定用情報取得部、414,414a ポイント特定部、416 通信状況取得部、417 予測部、430 WF通信部(第1通信部)、440 CL通信部(第2通信部)、450 V2X通信部(第2通信部)

Claims (9)

  1. 車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御装置であって、
    前記車両の経路上に存在する所定の無線ネットワークである対象ネットワークの前記アクセスポイントを特定可能な特定用情報を取得する特定用情報取得部(413)と、
    前記特定用情報取得部で取得した前記特定用情報を用いて、前記車両の経路上に存在する前記対象ネットワークの前記アクセスポイントである経路上アクセスポイントを特定するポイント特定部(414,414a)と、
    前記ポイント特定部で特定した前記経路上アクセスポイントの通信範囲に前記車両が近接するタイミングで、前記対象ネットワークの前記アクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を介して、前記車両が近接するその通信範囲である対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得部(416)と、
    前記通信状況取得部で取得した前記通信状況情報を用いて、前記対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する予測部(417)とを備える無線通信制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記特定用情報取得部は、前記無線通信装置で送受信が必要な情報がない場合には、前記特定用情報を取得しない一方、前記無線通信装置で送受信が必要な情報がある場合には、前記特定用情報を取得する無線通信制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記通信状況取得部は、前記無線通信装置で送受信が必要な情報がない場合には、前記通信状況情報を取得しない一方、前記無線通信装置で送受信が必要な情報があることをもとに、前記通信状況情報を取得する無線通信制御装置。
  4. 請求項3において、
    前記通信状況取得部は、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングであっても、前記通信状況情報を用いずに、前記無線通信装置で送受信が必要な情報が前記車両のその対象通信範囲の通過時において送受信可能な情報量を超えると推定される場合には、その対象通信範囲での前記通信状況情報を取得しない一方、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングであって、且つ、前記通信状況情報を用いずに、前記無線通信装置で送受信が必要な情報が前記車両のその対象通信範囲の通過時において送受信可能な情報量におさまると推定される場合には、その対象通信範囲での前記通信状況情報を取得する無線通信制御装置。
  5. 請求項3において、
    前記通信状況取得部は、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングであっても、前記車両の車速が所定の閾値範囲におさまらない場合には、その対象通信範囲での前記通信状況情報を取得しない一方、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングであって、且つ、前記車両の車速が前記閾値範囲におさまる場合には、その対象通信範囲での前記通信状況情報を取得する無線通信制御装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項において、
    前記通信状況取得部は、前記ポイント特定部で特定した前記経路上アクセスポイントと前記車両との距離が、その経路上アクセスポイントの通信範囲よりも長い閾値距離以下となったタイミングを、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングとして、前記対象通信範囲での前記通信状況情報を取得する無線通信制御装置。
  7. 請求項1~5のいずれか1項において、
    前記通信状況取得部は、前記ポイント特定部で特定した前記経路上アクセスポイントの通信範囲内に前記車両が到達するまでの残り時間と推定される時間が閾値時間以下となったタイミングを、前記対象通信範囲に前記車両が近接するタイミングとして、前記対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する無線通信制御装置。
  8. 車両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置であって、
    前記アクセスポイントと無線通信を行う第1通信部(430)と、
    前記アクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を行う第2通信部(440,450)と、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の無線通信制御装置(410,410a)とを含む無線通信装置。
  9. 両に搭載されて無線ネットワークのアクセスポイントとの無線通信を介して情報の送受信を行う無線通信装置(40,40a)を制御する無線通信制御方法であって、前記無線通信装置を制御する無線通信制御装置に備えられる少なくとも1つのプロセッサにより実行されるものであり、
    前記車両の経路上に存在する所定の無線ネットワークである対象ネットワークの前記アクセスポイントを特定可能な特定用情報を取得する特定用情報取得工程と、
    前記特定用情報取得工程で取得した前記特定用情報を用いて、前記車両の経路上に存在する前記対象ネットワークの前記アクセスポイントである経路上アクセスポイントを特定するポイント特定工程と、
    前記ポイント特定工程で特定した前記経路上アクセスポイントの通信範囲に前記車両が近接するタイミングで、前記対象ネットワークの前記アクセスポイントとの無線通信以外の無線通信を介して、前記車両が近接するその通信範囲である対象通信範囲での通信状況に関する通信状況情報を取得する通信状況取得工程と、
    前記通信状況取得工程で取得した前記通信状況情報を用いて、前記対象通信範囲における無線通信で干渉がより少なくなる周波数チャネルを予測する予測工程とを含む無線通信制御方法。
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