JP2022043757A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング同士の良好な嵌合作業性を確保しつつ、嵌合時における良好なクリック感をレバーに生じさせることが可能なレバー式コネクタを提供する。【解決手段】レバー式コネクタ1は、第2コネクタハウジング20に回動可能に支持され、且つ、第1操作位置と第2操作位置との間の回動によって第2コネクタハウジング20と第1コネクタハウジング10との間に嵌合力及び離脱力を付与するレバー30と、レバー30を第2操作位置で回動を規制してロックするロック部50と、を備える。支持軸23の外周面には、軸方向に延びて周方向に並んだ一対の切欠き凹部53により形成されて径方向外方へ突出した突条55が設けられ、軸受孔34の内周面には、突条55が没入可能な凹部65が設けられ、第1操作位置から第2操作位置へ回動されるレバー30がロック部50によって第2コネクタハウジング20にロックされる直前で、突条55が凹部65に没入される。【選択図】図9

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
互いに嵌合される一対のコネクタハウジングを有するコネクタとして、一方のコネクタハウジングに回動可能なレバーが設けられ、このレバーの回動によってコネクタハウジング同士に嵌合力及び離脱力を付与するものがある(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2012-243559号公報 特開2005-142107号公報
ところで、レバーを回動させてコネクタハウジング同士を嵌合させる際に、完全嵌合を作業者へ感覚的に知らせために、いわゆるクリック感をレバーに生じさせることが望まれる。このクリック感は、完全嵌合時にレバーをロックさせる際に生じさせるものであるので、強いクリック感を得るためには、レバーのロックによる係止力を高めることが望まれる。
しかし、この場合、レバーの回動に要する操作力には、コネクタハウジング同士の嵌合に必要な操作力にレバーをロックさせるための大きな係止力が加算される。このため、レバーを回動操作してコネクタハウジング同士を嵌合させる嵌合作業性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジング同士の良好な嵌合作業性を確保しつつ、嵌合時における良好なクリック感をレバーに生じさせることが可能なレバー式コネクタを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 第1コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングに嵌合及び離脱される第2コネクタハウジングと、
前記第2コネクタハウジングに形成された支持軸が挿通される軸受孔を有し、前記軸受孔に前記支持軸が挿通されて前記第2コネクタハウジングに回動可能に支持され、且つ、第1操作位置と第2操作位置との間の回動によって前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に嵌合力及び離脱力を付与するレバーと、
前記レバーを前記第2操作位置で回動を規制してロックするロック部と、
を備え、
前記支持軸の外周面には、軸方向に延びて周方向に並んだ一対の切欠き凹部により形成されて径方向外方へ突出した突条が設けられ、
前記軸受孔の内周面には、前記突条が没入可能な凹部が設けられ、
前記第1操作位置から前記第2操作位置へ回動される前記レバーが前記ロック部によって前記第2コネクタハウジングにロックされる直前で、前記突条が前記凹部に没入される、ことを特徴とするレバー式コネクタ。
上記(1)の構成のレバー式コネクタによれば、第1操作位置から第2操作位置へ回動されるレバーがロック部によって第2コネクタハウジングにロックされる直前で、レバーの凹部に支持軸の突条が没入される。すると、第2操作位置へ回動されたレバーは、突条が凹部に入り込むことによって第2コネクタハウジングと第1コネクタハウジングとの間に嵌合力を付与することなく第2操作位置へ変位する。そこで、レバーの操作力は、ロック部によってレバーをロックするための操作力だけに抑えられる。
これにより、良好な嵌合作業性を確保しつつ、ロック部によるレバーの係止力を無理なく高めることができる。したがって、嵌合時における良好なクリック感をレバーに生じさせることができ、また、レバーのロック外れの発生を抑えて接続信頼性を高めることができる。
(2) 前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合完了後に、前記突条が前記凹部に没入される、ことを特徴とする上記(1)に記載のレバー式コネクタ。
上記(2)の構成のレバー式コネクタによれば、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとの嵌合完了後は、レバーの操作力を、レバーをロック部によってロックするためだけに作用させることができる。これにより、第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとを良好に嵌合させつつ、レバーを容易にロックして第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとの嵌合状態を維持させることができる。
(3) 前記支持軸の外周面には、軸方向に延びた切欠き溝を有する、ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載のレバー式コネクタ。
上記(3)の構成のレバー式コネクタによれば、支持軸の外周面に形成された切欠き溝と切欠き凹部とで形成された複数の摺接リブが、軸受孔の内周面と摺接する。これにより、レバーを安定して回動可能に支持させることができ、しかも、レバーの回動時における軸受孔の内周面との摩擦抵抗を低減させ、レバーの操作性を向上させることができる。また、支持軸に切欠き凹部だけを成形する場合と比べて、成形時の引けによる支持軸の変形を抑えることができる。
本発明によれば、ハウジング同士の良好な嵌合作業性を確保しつつ、嵌合時における良好なクリック感をレバーに生じさせることが可能なレバー式コネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るレバー式コネクタの斜視図である。 第1操作位置にレバーが配置されたレバー式コネクタの側面図である。 第2操作位置にレバーが配置されたレバー式コネクタの側面図である。 レバーの一方のアーム部における断面図である。 レバーを外した状態の第2コネクタハウジングの斜視図である。 レバーにおけるアーム部の斜視図である。 レバーの回転角度と操作力との関係を示すグラフである。 レバーの動きを説明するレバーの一方のアーム部における断面図である。 レバーの動きを説明するレバーの一方のアーム部における断面図である。 レバーの動きを説明するレバーの一方のアーム部における断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るレバー式コネクタ1の斜視図である。図2は、第1操作位置にレバー30が配置されたレバー式コネクタ1の側面図である。図3は、第2操作位置にレバー30が配置されたレバー式コネクタ1の側面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態に係るレバー式コネクタ1は、第1コネクタハウジング10と、第2コネクタハウジング20とを備えている。第2コネクタハウジング20は、第1コネクタハウジング10に対して嵌合及び離脱される。第2コネクタハウジング20は、レバー30を備えている。レバー30は、第2コネクタハウジング20に対して回動可能に設けられており、このレバー30を回動させることで、第2コネクタハウジング20と第1コネクタハウジング10との間に嵌合力及び離脱力を付与する。
このレバー式コネクタ1は、例えば、電気自動車やハイブリッド車などの車両において、電気系統のメンテナンス等での作業安全性を確保するため、電源部と負荷間の通電を遮断する、いわゆるサービスプラグとして用いられる。具体的には、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20が嵌合されることで、電源部と負荷間が通電可能とされ、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20が離脱されることで、電源部と負荷間の通電が遮断される。
第1コネクタハウジング10は、電気絶縁性を有する合成樹脂から成形されている。第1コネクタハウジング10は、外周へ張り出すフランジ部10aを有しており、このフランジ部10aをケースに固定することで電源装置等に取り付けられる。
第1コネクタハウジング10は、上面が開放された収容筒部12を有している。収容筒部12は、平面視略長方形状に形成されている。収容筒部12には、その両側面に、一対のカムピン11が突設されている。この第1コネクタハウジング10の収容筒部12の内部には、導電性金属材料から形成された一対のメス端子13が設けられている。メス端子13には、電源装置等からの電源線(図示略)が接続される。
第2コネクタハウジング20は、電気絶縁性を有する合成樹脂から成形されたもので、外周筒部21を有している。外周筒部21には、その両側面に、一対の支持軸23が突設されている。また、外周筒部21の両側面における一端寄りには、一対のメインロック爪28が形成されている。さらに、外周筒部21の一端には、サブロック爪29が形成されている。
外周筒部21は、下方が開放された有底筒状に形成されており、第1コネクタハウジング10の収容筒部12の外形状よりも僅かに大きな内形状に形成されている。外周筒部21には、その内周側における根元部分に、パッキン(図示略)が設けられている。第2コネクタハウジング20は、外周筒部21に第1コネクタハウジング10の収容筒部12が嵌合されるように、収容筒部12の上方から被せられる。そして、この外周筒部21に収容筒部12が嵌め込まれることで、収容筒部12がパッキンに密着し、収容筒部12と外周筒部21との間が止水される。
第2コネクタハウジング20には、その内部に、導電性金属材料から形成されたオス端子(図示略)が設けられている。オス端子は、第1コネクタハウジング10のメス端子13に接続可能とされている。このオス端子がメス端子13に接続されると、メス端子13に接続された電源線同士がオス端子を介して電気的に接続される。
レバー30は、合成樹脂から成形されたもので、一対のアーム部31と、連結部32とを有している。アーム部31は、一端側が連結部32によって連結されて回動端とされており、他端側に回動中心となる軸受孔34を有している。アーム部31の軸受孔34には、第2コネクタハウジング20の一対の支持軸23が挿入されており、これにより、レバー30は、第2コネクタハウジング20に対して回動可能に支持されている。
レバー30の一対のアーム部31には、カム溝35がそれぞれ形成されている。カム溝35には、第1コネクタハウジング10のカムピン11が挿入される。カム溝35は、カムピン11が挿抜可能な挿入部35aと、この挿入部35aに連通する曲線部35bとを有している。曲線部35bは、挿入部35aから軸受孔34の近傍へ向かって緩やかな曲線を描くように形成されている。
レバー30は、カム溝35内をカムピン11が移動しつつ第1操作位置(図2に示す位置)と第2操作位置(図3に示す位置)との間を回転する。第1操作位置では、挿入部35aにカムピン11が挿入されて配置される。第2操作位置では、曲線部35bの最奥位置にカムピン11が配置される。
そして、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間には、レバー30が第1操作位置から第2操作位置へ回動されることで嵌合方向に向かう嵌合力が付与され、レバー30が第2操作位置から第1操作位置へ回動されることで離脱方向に向かう離脱力が付与される。
レバー30におけるアーム部31の内側には、連結部32の近傍部分に、メインロック段部36が形成されている。これらのメインロック段部36は、第2コネクタハウジング20の外周筒部21に形成されたメインロック爪28に係止される。そして、このメインロック爪28とメインロック段部36とからロック部50が構成されている。このロック部50は、レバー30が第2操作位置に配置された状態でメインロック段部36がメインロック爪28に係止されて第2コネクタハウジング20に対してレバー30をロックし、レバー30の回動を規制する。これにより、レバー式コネクタ1は、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20が嵌合された状態でロックされる。
レバー30の連結部32には、サブロック板部39が設けられている。このサブロック板部39には、サブロック孔39aが形成されている。このサブロック板部39のサブロック孔39aは、レバー30が第2操作位置から第1操作位置へ回動される際に、第2コネクタハウジング20の外周筒部21に設けられたサブロック爪29に係止される。これにより、レバー30を第2操作位置から第1操作位置へ回動させる際に、レバー30の回動を一旦規制する。したがって、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とがいきなり離脱されることによるメス端子13とオス端子との間でのスパークの発生が抑えられる。なお、レバー30は、サブロック孔39aがサブロック爪29に係止された状態において、サブロック板部39に設けられた操作部(図示略)を指で押圧することにより、サブロック孔39aがサブロック爪29から外れて第1操作位置への回動が可能とされる。
図4は、レバー30の一方のアーム部31における断面図である。図5は、レバー30を外した状態の第2コネクタハウジング20の斜視図である。図6は、レバー30におけるアーム部31の斜視図である。
図4及び図5に示すように、第2コネクタハウジング20に形成された支持軸23は、その端部に、側方へ張り出す係止片52を有している。また、この支持軸23の外周面には、軸方向に延びて周方向に並んだ一対の切欠き凹部53により形成された1つの突条55と、軸方向に延びて周方向に並んだ2本の切欠き溝54と一対の切欠き凹部53とにより形成された3つの摺接リブ56とを有している。これら1つの突条55及び3つの摺接リブ56は、支持軸23の横断面視において、軸心から径方向外方へ突出している。摺接リブ56は、突条55に対して軸心を挟んだ反対側に設けられており、互いに周方向へ間隔をあけて配置されている。
図4及び図6に示すように、レバー30のアーム部31に形成された軸受孔34には、その内周面の一部に、挿通凹部62が形成されている。この挿通凹部62には、支持軸23の係止片52が挿通可能とされている。さらに、軸受孔34の内周面には、支持軸23の突条55が没入可能な凹部65が形成されている。これらの挿通凹部62及び凹部65は、軸受孔34の内周面における離れた周方向位置に形成されている。
レバー30は、支持軸23の係止片52を軸受孔34の挿通凹部62へ通すことにより、第2コネクタハウジング20に装着される。そして、第2コネクタハウジング20に装着されたレバー30を回動させると、軸受孔34の開口縁部が係止片52に係止される。これにより、軸受孔34から支持軸23が抜け止めされ、第2コネクタハウジング20にレバー30が装着された状態に維持される。
上記構成のレバー式コネクタ1において、第1コネクタハウジング10に第2コネクタハウジング20を嵌合させるには、まず、第1コネクタハウジング10に対して、レバー30を第1操作位置に配置させた第2コネクタハウジング20を近接させる。そして、第2コネクタハウジング20の外周筒部21内に第1コネクタハウジング10の収容筒部12を嵌め込む(図2参照)。
第1コネクタハウジング10の収容筒部12が第2コネクタハウジング20の外周筒部21内に嵌め込まれると、レバー30のカム溝35内に挿入部35aからカムピン11が挿入される。
この状態において、第1操作位置のレバー30を第2操作位置へ向かって回動させる。すると、カムピン11が曲線部35bに沿って移動し、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に嵌合力が付与され、第2コネクタハウジング20が第1コネクタハウジング10に引き込まれて嵌合される(図4参照)。
そして、第1コネクタハウジング10の収容筒部12の上端が、第2コネクタハウジング20の外周筒部21に設けられたパッキンに密着し、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間が止水される。この嵌合状態において、オス端子がメス端子13に接続され、メス端子13に接続された電源線同士がオス端子を介して電気的に接続される。
この嵌合状態において、ロック部50では、レバー30のメインロック段部36が第2コネクタハウジング20の外周筒部21に形成されたメインロック爪28に係止される。これにより、レバー30が第2操作位置に配置された状態でロックされ、レバー30の回動が規制される。このように、ロック部50がレバー30をロックして回動を規制することで、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とが嵌合した状態に維持される。
また、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20を離脱させるには、第2操作位置に配置されたレバー30を把持して引き上げる。すると、レバー30のメインロック段部36が撓み変形したメインロック爪28から外れ、ロック部50によるレバー30のロックが解除され、レバー30が回動可能となる。
回動可能となったレバー30を第1操作位置へ向かって回動させる。すると、レバー30の回動に伴って、カムピン11が曲線部35bに沿って移動し、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間に離脱力が付与される。
レバー30は、第1操作位置へ回動される際に、サブロック爪29がサブロック孔39aを係止し、レバー30の回動が一旦規制される。これにより、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とがいきなり離脱されることによるメス端子13とオス端子との間でのスパークの発生が抑えられる。
その後、サブロック板部39の操作部を指で押圧してサブロック孔39aをサブロック爪29から外し、レバー30を第1操作位置へ回動させ、第1コネクタハウジング10から第2コネクタハウジング20を引き離す。すると、第2コネクタハウジング20の外周筒部21から第1コネクタハウジング10の収容筒部12が抜き出され、メス端子13からオス端子が引き抜かれ、電源線同士の電気的接続状態が解除される。
次に、第1コネクタハウジング10に対して第2コネクタハウジング20を嵌合させる際のレバー30の回動に要する操作力について説明する。
図7は、レバー30の回転角度と操作力との関係を示すグラフである。図9~図10は、レバー30の動きを説明するレバー30の一方のアーム部31における断面図である。
図7に示すように、第1操作位置のレバー30を第2操作位置へ回動させると、第1コネクタハウジング10の収容筒部12への第2コネクタハウジング20の外周筒部21の嵌合が開始されてオス端子がメス端子13に圧入されることにより、レバー30の回動に要する操作力Fが上昇する(図7における角度0~Ra)。
さらにレバー30を回動させると、メス端子13に圧入されたオス端子が摺動することにより、レバー30の回動に要する操作力Fが一定となる(図7における角度Ra~Rb)。
そして、さらにレバー30を回動させると、サブロック板部39が弾性変形してサブロック爪29を乗り越えることによりレバー30の回動に要する操作力Fが一旦上昇する(図7における角度Rb~Rc)。
サブロック板部39がサブロック爪29を乗り越えることにより、操作力Fが下降すると(図7における角度Rc)、収容筒部12の上端がパッキンに密着する。したがって、レバー30の回動に要する操作力Fは、収容筒部12がパッキンに密着することによる摩擦力の分だけ僅かに大きくなる。
このようにレバー30が回動される際に(図7における角度Ra~Rc)、図8に示すように、支持軸23の突条55及び摺接リブ56が軸受孔34の内周面に摺接する。これにより、レバー30は、支持軸23の軸心を中心として安定して回動される。
さらに、レバー30が回動されると、図9に示すように、レバー30の軸受孔34に形成された凹部65が支持軸23の突条55の位置に達する(図7における角度Rd)。この時点で、レバー式コネクタ1は、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との嵌合が完了した状態となり、レバー30がロック部50によって第2コネクタハウジング20にロックされる直前となる。
すると、図10に示すように、凹部65に突条55が入り込み、レバー30が凹部65の深さ寸法分だけ第2コネクタハウジング20に対してレバー30の第2操作位置である下方へ相対的に変位する。この際、レバー30の回動力が第2コネクタハウジング20へ伝達されず、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との間へ嵌合力が付与されなくなる。すると、レバー30の回動に要する操作力Fが一旦なくなる(図7における角度Re)。
この状態において、第2コネクタハウジング20のメインロック爪28がレバー30のメインロック段部36の縁部を乗り越え、このメインロック段部36を係止したメインロック爪28によりレバー30がロックされる。したがって、レバー30の回動に要する操作力Fは、メインロック爪28がメインロック段部36の縁部を乗り越える際に一旦上昇し、その後、メインロック段部36がメインロック爪28を係止することにより下降する(図7における角度Re~Rf)。
なお、レバー30を第2操作位置から第1操作位置へ向かって回動させる際には、ロック部50によるレバー30のロックが解除され、その後、凹部65に没入された突条55が凹部65から抜け出される。これにより、レバー30は、第1操作位置へ向かって円滑に回動されることとなる。
ここで、支持軸23の突条55及びレバー30の凹部65がない場合では、サブロック板部39がサブロック爪29を乗り越えた後に(図7における角度Rc)、メインロック爪28がメインロック段部36を係止し、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との嵌合が完了する(図7における角度Rf)。このため、レバー30には、ロックに要する力が加算された大きな操作力Fが必要となる(図7における破線参照)。したがって、この場合、良好な操作が可能な操作力Fとして設定した許容操作力Fmaxを越えないように、レバー30のロック力を抑える必要がある。すると、レバー30のロック時の良好なクリック感が得られなくなるおそれがある。また、ロック力を抑えることによってレバー30のロック外れが生じるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るレバー式コネクタ1によれば、第1操作位置から第2操作位置へ回動されるレバー30がロック部50によって第2コネクタハウジング20にロックされる直前で、突条55が凹部65に没入される。すると、第2操作位置へ回動されたレバー30は、突条55が凹部65に入り込むことによって第2コネクタハウジング20と第1コネクタハウジング10との間に嵌合力を付与することなく第2操作位置へ変位する。そこで、レバー30の操作力は、ロック部50によってレバー30をロックするための操作力だけに抑えられる。
これにより、良好な嵌合作業性を確保しつつ、ロック部50によるレバー30の係止力を無理なく高めることができる。したがって、嵌合時における良好なクリック感をレバー30に生じさせることができ、また、レバー30のロック外れの発生を抑えて接続信頼性を高めることができる。
しかも、本実施形態のレバー式コネクタ1によれば、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との嵌合完了後に突条55が凹部65に没入される。したがって、嵌合完了後は、レバー30の操作力を、レバー30をロック部50によってロックするためにだけに作用させることができる。これにより、第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20とを良好に嵌合させつつ、レバー30を容易にロックして第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング20との嵌合状態を維持させることができる。
また、本実施形態のレバー式コネクタ1によれば、支持軸23の外周面に形成された切欠き溝54と切欠き凹部53とで形成された複数の摺接リブ56が、軸受孔34の内周面と摺接する。これにより、レバー30を安定して回動可能に支持させることができ、しかも、レバー30の回動時における軸受孔34の内周面との摩擦抵抗を低減させ、レバー30の操作性を向上させることができる。また、支持軸23に切欠き凹部53だけを成形する場合と比べて、成形時の引けによる支持軸23の変形を抑えることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るレバー式コネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1コネクタハウジング(10)と、
前記第1コネクタハウジング(10)に嵌合及び離脱される第2コネクタハウジング(20)と、
前記第2コネクタハウジング(20)に形成された支持軸(23)が挿通される軸受孔(34)を有し、前記軸受孔(34)に前記支持軸(23)が挿通されて前記第2コネクタハウジング(20)に回動可能に支持され、且つ、第1操作位置と第2操作位置との間の回動によって前記第2コネクタハウジング(20)と前記第1コネクタハウジング(10)との間に嵌合力及び離脱力を付与するレバー(30)と、
前記レバー(30)を前記第2操作位置で回動を規制してロックするロック部(50)と、
を備え、
前記支持軸(23)の外周面には、軸方向に延びて周方向に並んだ一対の切欠き凹部(53)により形成されて径方向外方へ突出した突条(55)が設けられ、
前記軸受孔(34)の内周面には、前記突条(55)が没入可能な凹部(65)が設けられ、
前記第1操作位置から前記第2操作位置へ回動される前記レバー(30)が前記ロック部(50)によって前記第2コネクタハウジング(20)にロックされる直前で、前記突条(55)が前記凹部(65)に没入される、
ことを特徴とするレバー式コネクタ。
[2] 前記第1コネクタハウジング(10)と前記第2コネクタハウジング(20)との嵌合完了後に、前記突条(55)が前記凹部(65)に没入される、
ことを特徴とする上記[1]に記載のレバー式コネクタ。
[3] 前記支持軸(23)の外周面には、軸方向に延びた切欠き溝(54)を有する、
ことを特徴とする上記[1]または[2]に記載のレバー式コネクタ。
1…レバー式コネクタ
10…第1コネクタハウジング
20…第2コネクタハウジング
23…支持軸
30…レバー
34…軸受孔
50…ロック部
53…切欠き凹部
54…切欠き溝
55…突条
56…摺接リブ
65…凹部

Claims (3)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに嵌合及び離脱される第2コネクタハウジングと、
    前記第2コネクタハウジングに形成された支持軸が挿通される軸受孔を有し、前記軸受孔に前記支持軸が挿通されて前記第2コネクタハウジングに回動可能に支持され、且つ、第1操作位置と第2操作位置との間の回動によって前記第2コネクタハウジングと前記第1コネクタハウジングとの間に嵌合力及び離脱力を付与するレバーと、
    前記レバーを前記第2操作位置で回動を規制してロックするロック部と、
    を備え、
    前記支持軸の外周面には、軸方向に延びて周方向に並んだ一対の切欠き溝により形成されて径方向外方へ突出した突条が設けられ、
    前記軸受孔の内周面には、前記突条が没入可能な凹部が設けられ、
    前記第1操作位置から前記第2操作位置へ回動される前記レバーが前記ロック部によって前記第2コネクタハウジングにロックされる直前で、前記突条が前記凹部に没入される、
    ことを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合完了後に、前記突条が前記凹部に没入される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記支持軸の外周面には、軸方向に延びた切欠き溝を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
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