JP2022040848A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷不良の発生を抑制する手段を提供する。【解決手段】現像剤を収容する現像剤収容部と前記現像剤を用いて現像剤像を形成する現像部とを含む画像形成部と、前記現像剤収容部の現像剤を撹拌する撹拌搬送部材と、前記現像剤像の主走査方向において複数の領域に分けられた各領域の画素数を計測する計測部と、前記画素数に基づいて前記各領域の現像剤消費比率を算出し、前記算出した現像剤消費比率に応じて前記撹拌搬送部材の回転を調整する制御部と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、現像剤を使用して画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、現像剤としてのトナーを収容する現像容器内に回転可能に支持され、現像容器内のトナーを撹拌搬送する撹拌搬送部材を有し、トナー補給装置により現像容器内にトナーが補給された場合に、撹拌搬送部材を画像形成時と同方向に回転させる正回転動作と、正回転動作に続いて撹拌搬送部材を画像形成時と逆方向に回転させる逆回転動作とを含むエージング動作を行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-223816号公報
しかしながら、従来の技術においては、トナー補給装置によりトナーが現像容器内に補給された時のみ、撹拌搬送部材の正回転および正回転後の逆回転を行うようにしているため、用紙搬送領域外で、印刷に使用されないトナーが現像容器内に蓄積および滞留し、経時的にダメージを受け劣化したトナー(以下、ダメージトナー)が要因となり、汚れ等の印刷不良を引き起こしてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、印刷不良の発生を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤を収容する現像剤収容部と前記現像剤を用いて現像剤像を形成する現像部とを含む画像形成部と、前記現像剤収容部の現像剤を撹拌する撹拌搬送部材と、前記現像剤像の主走査方向において複数の領域に分けられた各領域の画素数を計測する計測部と、前記画素数に基づいて前記各領域の現像剤消費比率を算出し、前記算出した現像剤消費比率に応じて前記撹拌搬送部材の回転を調整する制御部と、を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、印刷不良の発生を抑制することができるという効果が得られる。
実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図 実施例における画像形成装置の制御構成を示すブロック図 実施例におけるトナー収容部の説明図 実施例における慣らし動作処理の流れを示すフローチャート 実施例における慣らし動作のタイミングチャート 実施例におけるトナー消費比率と回転動作時間との関係の説明図
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置100は、現像剤としてのトナー2を使用して記録媒体Pに画像を形成するものであり、例えば電子写真方式を用いたカラープリンタである。
本実施例では、画像形成装置100をカラープリンタとして説明するが、モノクロプリンタであっても良い。
画像形成装置100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各4色のトナー2毎に画像形成部ID-C、ID-M、ID-Y、ID-Kを有している。なお、トナー2は、結着樹脂としてポリエステル、着色剤として銅フタロシアニン顔料(C.I.Pigment BLue15)等を用いた非磁性一成分の負帯電性トナーである。トナー2の比表面積は2.7m2/g、トナー2の球形度は0.95、体積平均粒子径は6.1μmとし、流動化剤及び帯電性をコントロールする目的でシリカ、酸化チタンなどの添加剤を外添している。
各画像形成部は基本的に同一の構成であるので代表して画像形成部ID-Cの構成を以下に説明する。
画像形成部ID-Cは、トナーを用いて現像剤像としてのトナー像を形成するものであり、現像装置1と、露光装置9と、転写装置13とを有している。
現像装置1は、感光体3と、帯電部材としての帯電ローラ4と、現像部5と、トナー収容部6と、撹拌搬送部材38と、クリーニングブレード7と、除電装置8とを有している。
像担持体としての感光体3は、静電潜像およびトナー像を担持するものであり、現像装置1に図中矢印が示す回転方向に回転可能に支持されている。
また、感光体3は、アルミニウム等の金属パイプの導電性支持体の表面に光導電層を被覆した構成となっている。
帯電部材としての帯電ローラ4は、感光体3に当接し、感光体3の表面を均一に帯電させるものである。
また、帯電ローラ4は、金属シャフトの外周にエピクロロヒドリンゴム等の半導電性ゴム層を被覆した構成となっている。
現像部5は、感光体3上に形成された静電潜像にトナー2を現像するものであり、現像ローラ10と、供給ローラ11と、現像ブレード12とを有している。
現像剤担持体としての現像ローラ10は、感光体3と接触するよう配設され、感光体3の表面に形成された静電潜像にトナー2を搬送して静電潜像をトナー像として現像するものである。
また、現像ローラ10は、金属製のシャフトの外周に厚さ6mm、ゴム硬度 58°(アスカーC)の半導電性のシリコーンゴムの弾性体を被覆した構成となっている。
現像剤供給部材としての供給ローラ11は、トナー2を現像ローラ10上に供給するものである。
また、供給ローラ11は、現像ローラ10と接触しており、金属製のシャフトの外周に厚さ5mm、硬度55°(アスカーF)のシリコーンスポンジ発泡体を被覆した構成となっている。シリコーンスポンジ発泡体の表面には、凹部から成る複数のセルが形成されている。
トナー規制部材としての現像ブレード12は、現像ローラ10上に供給されたトナー2を薄層化するものである。
また、現像ブレード12は、現像ローラ10と当接しており、厚さ0.08mmのばね性を持ったステンレス鋼板を用いた。また、現像ブレード12が現像ローラ10と当接している部分は曲率を持った曲面形状を有している。
現像剤収容部としてのトナー収容部6は、その内部に非磁性一成分トナー2を収容するものである。
撹拌搬送部材38は、トナー収容部6のトナー2を撹拌して搬送するものである。
撹拌搬送部材38について図1および図3に基づいて説明する。なお、図3は実施例におけるトナー収容部の説明図である。
撹拌搬送部材38は、トナー収容部6に設けられたトナー補給口51の供給ローラ11側(下側)に設置されたものであり、その回転軸が撹拌搬送スパイラル軸受50により支持されている。
図3において、撹拌搬送部材38は、図中矢印Bで示すように、媒体搬送方向に直交する方向、すなわち現像部5で現像されるトナー像の主走査方向(以下、主走査方向という。)に延伸している。
本実施例では、撹拌搬送部材38は、撹拌搬送スパイラル軸受50を境にして主走査方向(左右)に独立した駆動を撹拌搬送モータ37により受けて、正回転および逆回転を行う。
なお、本実施例では、撹拌搬送部材38は、左右で同じ回転方向の駆動を受けてトナー2を撹拌して搬送するものとする。
このように、撹拌搬送部材38は、回転動作によりトナー容器52から補給されたトナー2やトナー収容部6に収容されているトナー2を撹拌して搬送する。
クリーニングブレード7は、ウレタンゴム等から構成されており、感光体3上のトナー2に付着した外添剤や転写されなかった弱帯電トナーを掻き落すものである。
除電装置8は、感光体3の表面電位のばらつきを除去するものである。
また、除電装置8は、除電板と、除電板に沿って一直線状に、略等間隔に複数配置されたLED素子から構成されている。
露光装置9は、発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)を備え、画像信号に基づく静電潜像を感光体3上に形成するものである。
また、露光装置9は、例えばLED等の発光素子とレンズアレイとを備えたLEDヘッド5aである。露光装置9は入力された画像データに基づき、感光体3の表面に印刷ドット単位の光を照射し、光照射部分の電位を光減衰させて静電潜像を形成させる。
転写装置13は、記録媒体Pを搬送する転写ベルト15と、記録媒体Pに感光体3上のトナー2を転写する転写ローラ16と、転写ベルト15を回転駆動するための動力を伝える駆動ローラ17および従動ローラ18と、転写ベルト15上に付着したトナー2を除去するための転写クリーニングブレード19とを有している。
このように、画像形成部ID-Cは、トナーを収容するトナー収容部6とトナーを用いてトナー像を形成する現像部5とを含む。
また、画像形成装置100は、転写ベルト15の媒体搬送方向下流側に配置された記録媒体P上のトナー2を記録媒体Pに定着する定着装置20と、記録媒体Pを格納する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から記録媒体Pを選択的に取り出すホッピングローラ22と、記録媒体Pを搬送する搬送ローラ23と、記録媒体Pを排出する排出ローラ24とを有している。
図2は実施例における画像形成装置の制御構成を示す機能ブロック図である。
図2において、画像形成装置100は、プリンタ制御部25と、インターフェイス部27と、媒体設定部28と、印刷枚数計測部29と、ドットカウント計測部30と、カウント保持部31と、駆動部34と、露光制御部35と、高圧制御部36とを有している。
制御部としてのプリンタ制御部25は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段およびメモリ等の記憶手段を備え、記憶手段に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて画像形成装置100全体の動作を制御するものである。
また、プリンタ制御部25は、後述する各ブロック領域のトナー消費比率を算出し、算出したトナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転を調整するものである。
インターフェイス部27は、通信回線を介して接続されたPC(Personal Computer)等の上位装置26との間で通信を行うものである。
受信部40は、上位装置26より送信された印刷指示をインターフェイス部27を介して受信するものである。
ここで、印刷指示には、画像データと、印刷設定の情報とが含まれている。
媒体設定部28は、画像形成装置100本体あるいはプリンタドライバで設定された媒体情報(用紙のサイズ情報、種類情報等)を受信するものである。
印刷枚数計測部29は、画像形成装置100で印刷された枚数を計測するものである。
計測部としてのドットカウント計測部30は、露光装置9により照射された光のドットカウント値を計測するものである。ドットカウントとは、画像データに基づいて、露光装置9で露光されて形成されたトナー像のドット数(画素数)である。
ドットカウント計測部30は、トナー収容部6を含む現像部5内を複数の領域に分けた場合の各領域のトナー像が形成された画素数を計測する。
図3において、ドットカウント計測部30は、図3中矢印Bで示す主走査方向において現像部5(トナー収容部6を含む)内を6つのブロック領域(領域)L3、L2、L1、R1、R2、R3に分けた場合の各領域のトナー像が形成された画素数を計測する。
また、主走査方向におけるブロック領域L3中央からR3中央までの長さ(図3中矢印C)は、現像部5に搬送される用紙の用紙幅に対応している。
本実施例では、用紙幅に対応するL3中央からR3中央までのブロック領域を用紙搬送領域という。
なお、用紙搬送領域は、上述したものに限定されず、用紙幅に応じて適宜変更される。
なお、本実施例では、6つのブロック領域に分けた場合を説明するが、それに限定されず、6つ以上のブロック領域に分けてもよい。
このように、ドットカウント計測部30は、トナー像の主走査方向において複数の領域に分けられた各領域の画素数を計測する。
保持部としてのカウント保持部31は、印刷枚数計測部29によって計測した累積枚数を保持する印刷枚数保持部32と、ドットカウント計測部30によって計測した累積画素数を保持するドットカウント保持部33とを有している。
駆動部34は、印刷動作の指示を受けると、駆動モータ39を駆動させて図示せぬ手段により各ローラを回転させるものである。また、駆動部34は、撹拌搬送モータ37を駆動させて撹拌搬送部材38を回動させる。
露光制御部35は、画像情報に従って露光装置9のLEDヘッド5aの発光を制御するものである。
高圧制御部36は、帯電ローラ4、現像ローラ10、供給ローラ11、現像ブレード12、転写ローラ16、除電装置8に印加する電圧を制御するものである。
次に、各ブロック領域のトナー消費比率の算出方法について説明する。
トナー消費比率は、各ブロック領域における印字率(印刷Duty)である。
本実施例では、プリンタ制御部25は、全ブロック領域においてトナー像が形成された画素数(総画素数)APと、各ブロック領域においてトナー像が形成された画素数NPとを用いて、下式(1)によりトナー消費比率TCを算出する。
TC=NP/AP×100 (1)
すなわち、トナー消費比率は、全ブロック領域においてトナー像が形成された画素数に対する各ブロック領域においてトナー像が形成された画素数の割合を示す。
このように、プリンタ制御部25は、画素数に基づいて各ブロック領域のトナー消費比率を算出する。
次に、プリンタ制御部25は、算出されたトナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転動作方向、回転動作時間および回転動作比率(正回転・逆回転の回転時間の比率)を決定し、慣らし動作として撹拌搬送部材38を回転させる。
このように構成された本実施例のプリンタ1のプリンタ制御部25は、画素数に基づいて各ブロック領域のトナー消費率を算出し、算出したトナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転を調整する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、本実施例におけるプリンタ1の印刷動作について図1および図2を用いて説明する。
上位装置26より送信された画像データを、インターフェイス部27を介して受信部40で受信し、プリンタ制御部25に送信する。
プリンタ制御部25は、画像データから画像情報を作成し、駆動部34、露光制御部35、高圧制御部36へ印刷動作の開始を指示する。
プリンタ制御部25は、駆動部34の駆動モータ39の動作を開始させると同時に、定着装置20の発熱部材に通電をし、定着装置20の温度を上昇させ、所定の温度まで達した際に印刷動作を開始させる。
また、プリンタ制御部25は、印刷動作終了時は、駆動部34、露光制御部35および高圧制御部36に印刷動作の終了を指示し、現像装置1、定着装置20および転写装置13の動作を止める。このとき、画像形成装置100は印刷待機状態へと移行する。
次に、プリンタ制御部が行う慣らし動作処理を図4の実施例における慣らし動作処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1、図2、図3および図5を参照しながら説明する。なお、図5は実施例における慣らし動作のタイミングチャートである。
S1:画像形成装置100は、上位装置26から受信した印刷指示に基づいて上述した印刷動作を繰り返し行い、所定枚数の印刷を終了する(図5に示すT0からT1)。
このとき、ドットカウント計測部30は印刷動作によって形成されたトナー像の画素数を計測し、印刷枚数計測部29は印刷枚数を計測する。また、カウント保持部31は計測された累積画素数および累積枚数を保持する。
S2:画像形成装置100のプリンタ制御部25は、ドットカウント保持部33に保持された累積画素数から、各ブロック領域におけるトナー像の画素数と、全領域におけるトナー像の画素数(総画素数)とを取得し、総画素数を各ブロック領域におけるトナー像の画素数で除算することにより、各ブロック領域におけるトナー消費比率を算出する。
本実施例では、プリンタ制御部25は、外部から入力された印刷指示に基づいてトナー像が形成される間の各ブロック領域のトナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転を調整する。
以下、S2からS14までの処理は図5中T1からT3に対応する。
S3:プリンタ制御部25は、ブロック領域のうちいずれか1か所でもトナー消費比率が閾値としての40%以上であるか否かを判定し、ブロック領域の1か所でもトナー消費比率が40%以上の場合はS4へ移行し、いずれのブロック領域でもトナー消費比率が40%未満の場合はS19へ移行する。
このとき、プリンタ制御部25は、ブロック領域のうちいずれか1か所でもトナー消費比率が40%以上である場合、慣らし動作(撹拌搬送部材38の回転動作)およびトナー補給動作のフラグをたてる(図5中T2)。
なお、本実施例では、閾値を40%以上として説明するが、それに限定されない。
プリンタ制御部25は、S4からS13において、トナー消費比率を算出し、トナー消費比率が40%以上のブロック領域の組み合わせに応じて撹拌搬送部材38の回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S4:プリンタ制御部25は、ブロック領域R3およびL3のいずれかのトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS10へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S5:プリンタ制御部25は、ブロック領域R2とR3、およびブロック領域L2とL3のいずれかのトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS10へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S6:プリンタ制御部25は、すべてのブロック領域でトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS10へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S7:プリンタ制御部25は、ブロック領域R1とR2、およびブロック領域L1とL2のいずれかのトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS11へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S8:プリンタ制御部25は、ブロック領域のうちR1およびL1のいずれかのトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS12へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S9:プリンタ制御部25は、ブロック領域のうちR2およびL2のいずれかのトナー消費比率が40%以上の場合、ステップS13へ移行して回転動作方向および回転動作比率を決定する。
S10:プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を正回転と決定する。
プリンタ制御部25は、S4からS6において、トナー収容部6のブロック領域の端部R3またはL3(以下、端部の領域という。)が閾値以上である場合、印刷動作により端部の領域のトナー2が少なくなっていると判断し、端部の領域に向けてトナー2を搬送するために撹拌搬送部材38を正回転させる。
このように、プリンタ制御部25は、複数のブロック領域のうち、主走査方向において端部の領域のトナー消費比率が閾値以上である場合、撹拌搬送部材38を正回転させることにより、トナー収容部6に蓄積および滞留したダメージトナーを用紙搬送領域内から用紙搬送領域外へと撹拌搬送し、印刷不良の発生を抑制することができる。
S11:プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を正回転および逆回転、それぞれの回転動作比率を正回転25%:逆回転75%と決定する。
ブロック領域の端部の領域にトナー2が蓄積、滞留している場合であって、ブロック領域の主走査方向中央の領域R1またはL1(以下、中央の領域という。)に向けてトナー2を搬送するため撹拌搬送部材38を逆回転させると、端部の領域のトナー2が中央の領域に搬送されすぎてしまい、端部の領域のトナー2が減少してトナー収容室9内のトナー2が均一にならない。
そこで、プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38を正回転および逆回転させることで
トナー2を慣らすように撹拌してトナー収容室9内のトナー2を均一にさせる。
本実施例では、プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を正回転および逆回転とし、回転動作比率を正回転25%:逆回転75%(正回転1:逆回転3)として決定する。
S12:プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を逆回転と決定する。
プリンタ制御部25は、S8において、端部の領域と、中央の領域と端部の領域に挟まれたブロック領域L2またはR2とにトナー2が蓄積、滞留していると判断し、中央の領域にトナー2を搬送するために撹拌搬送部材38の回転動作方向を逆回転と決定する。
このように、プリンタ制御部25は、複数のブロック領域のうち、主走査方向において端部となる領域を含まない1以上の領域でトナー消費比率が閾値以上である場合、撹拌搬送部材38を逆回転させることにより、トナー収容部6に蓄積および滞留したダメージトナー2を用紙搬送領域外から用紙搬送領域内へと撹拌搬送し、印刷不良の発生を抑制することができる。
S13:プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を正回転および逆回転、それぞれの回転動作比率を正回転50%:逆回転50%と決定する。
プリンタ制御部25は、中央の領域と端部の領域にトナー2が蓄積および滞留していると判断し、端部の領域と中央の領域とに挟まれたブロック領域L2またはR2に向けてトナー2を搬送する。
本実施例では、プリンタ制御部25は、撹拌搬送部材38の回転動作方向を正回転および逆回転とし、回転動作比率を正回転50%:逆回転50%(正回転1:逆回転1)として決定する。
このように、プリンタ制御部25は、S7およびS9において、主走査方向中央の領域と端部の領域に挟まれたブロック領域のトナー消費比率が閾値以上である場合、撹拌搬送部材38を正回転および逆回転させることにより、トナー収容部6に滞積および滞留したダメージトナー2を撹拌搬送して、印刷不良の発生を抑制することができる。
S14:プリンタ制御部25は、トナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転動作時間を決定する。
撹拌搬送部材38の動作時間について図6に基づいて説明する。なお、図6は実施例におけるトナー消費比率と回転動作時間との関係の説明図である。
図6において、ブロック領域のトナー消費比率が40%より大きいほど該当するブロック領域のトナー2が不足しているため、トナー2を撹拌搬送する時間を長くする必要がある。
そこで、本実施例では、トナー消費比率が閾値40%以上であるブロック領域におけるトナー消費比率の最大値によって撹拌搬送部材38の回転動作時間を決定し、決定した回転動作時間を撹拌搬送部材38の回転動作方向と回転動作比率に応じてさらに区分するようにしている。
例えば、トナ―消費比率が40%以上のブロック領域がR1(45%)およびR2(75%)の場合、図4中ステップS11に該当し、回転動作方向(正回転・逆回転)および回転動作比率(1:3)が決定される。
このとき、回転動作時間は、R1よりトナー消費比率が大きいR2に基づいて決定されるため、撹拌搬送部材38の正回転は3.75秒、逆回転は11.25秒となる。
S15:プリンタ制御部25は、所定枚数の印刷動作が行われた後(図5中T3からT4)、決定された回転動作方向、回転動作比率および回転動作時間に基づいて撹拌搬送部材38を回転させることで慣らし動作を開始する(図5中T4からT5)。
上述した慣らし動作によりダメージトナーを撹拌搬送して、トナー収容部6内のトナー2を均一にした結果、他のブロック領域のトナー2が減ってしまうおそれがある。
そこで、慣らし動作後にトナー補給動作を行う必要がある。
以下、S16からS17の処理は図5中T5からT6に対応する。
S16:プリンタ制御部25は、現像装置1を動作させずに、トナー収容部6の上部に備えられたトナー補給口51を介してトナー容器52からトナー2をトナー収容部6に補給する。
S17:プリンタ制御部25は、補給されたトナー2がトナー収容部6で詰まらないように、撹拌搬送部材38を正回転させて主走査方向(用紙搬送領域内から用紙搬送領域外)にトナー2を搬送する。
S18:プリンタ制御部25は、トナー補給動作を停止させると同時に、撹拌搬送部材38の回転を停止させる。
S19:プリンタ制御部25は、トナー収容部6の各ブロック領域にトナー2が均一に収容されていると判断し、撹拌搬送部材38を動作させずに、印刷待機状態へと移行する。
上述した慣らし動作およびトナー補給動作により、現像装置1のトナー収容部6のトナー2が均一、かつトナー2の不足のない状態となる。
このように本実施例では、プリンタ制御部25は、ドットカウント計測部30により計測された画素数に基づいて各ブロック領域のトナー消費比率を算出し、算出したトナー消費比率に応じて撹拌搬送部材38の回転を調整することにより、ダメージトナーの滞積および滞留を抑制してトナー収容部6内のトナー2を均一にさせることができ、印刷不良の発生を抑制することができる。
上述したように、各領域のトナー消費比率に応じて慣らし動作(撹拌搬送部材38の回転動作)を行うことにより、トナー収容部6内に経時的に増加するダメージトナーをブロック領域の端部から中央へ、すなわち用紙搬送領域外から用紙搬送領域内へと搬送して、トナー収容部6のダメージトナーを印刷動作により消費させることができる。
また、局所的に高いDutyを含む印刷パターンを連続印刷することでトナー収容部6内で局所的にトナー2が消費された場合であっても、各ブロック領域のトナー消費比率に応じた慣らし動作を行い、局所的にトナー2が消費されたブロック領域から隣接するブロック領域へとトナー2を撹拌搬送することでダメージトナーの滞積および滞留を抑制してトナー収容部6内のトナー2を均一にさせることができ、印刷不良の発生を抑制することができる。
また、局所的に高いDutyが複数個所ある印刷パターンを連続印刷する場合であっても、各ブロック領域のトナー消費比率に応じた慣らし動作を行うことで、ダメージトナーの滞積および滞留を抑制してトナー収容部6内のトナー2を均一にさせることができ、印刷不良の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本実施例では、印刷不良の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、局所的に高いDutyを含む印刷パターンを連続印刷する場合であっても、印刷不良の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、局所的に高いDutyが複数個所ある印刷パターンの連続印刷する場合であっても、印刷不良の発生を抑制することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限定されず、複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP)等としてもよい。
1 現像装置
2 トナー
3 感光体
4 帯電ローラ
5 現像部
6 トナー収容部
7 クリーニングブレード
8 除電装置
9 露光装置
10 現像ローラ
11 供給ローラ
12 現像ブレード
13 転写装置
15 転写ベルト
16 転写ローラ
17 駆動ローラ
18 従動ローラ
19 転写クリーニングブレード
20 定着装置
21 給紙トレイ
22 ホッピングローラ
23 搬送ローラ
24 排出ローラ
25 プリンタ制御部
26 上位装置
27 インターフェイス部
28 媒体設定部
29 印刷枚数計測部
30 ドットカウント計測部
31 カウント保持部
32 印刷枚数保持部
33 ドットカウント保持部
34 駆動部
35 露光制御部
36 高圧制御部
37 撹拌搬送モータ
38 撹拌搬送部材
39 駆動モータ
40 受信部
50 撹拌搬送スパイラル軸受
51 トナー補給口
52 トナー容器
P 記録媒体
ID(ID-C、ID-M、ID-Y、ID-K) 画像形成部

Claims (8)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と前記現像剤を用いて現像剤像を形成する現像部とを含む画像形成部と、
    前記現像剤収容部の現像剤を撹拌する撹拌搬送部材と、
    前記現像剤像の主走査方向において複数の領域に分けられた各領域の画素数を計測する計測部と、
    前記画素数に基づいて前記各領域の現像剤消費比率を算出し、前記算出した現像剤消費比率に応じて前記撹拌搬送部材の回転を調整する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記複数の領域のうち少なくとも1つの領域の前記現像剤消費比率が閾値以上である場合、前記各領域の現像剤消費比率に応じて前記撹拌搬送部材の回転を調整することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記複数の領域のうち、前記主走査方向において端部となる領域の現像剤消費比率が閾値以上である場合、前記撹拌搬送部材を正回転させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記複数の領域のうち、前記主走査方向において端部となる領域を含まない1以上の領域で現像剤消費比率が閾値以上である場合、前記撹拌搬送部材を逆回転させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記複数の領域のうち、前記主走査方向中央の領域と前記端部の領域に挟まれた領域の現像剤消費比率が閾値以上である場合、前記撹拌搬送部材を正回転および逆回転させることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記現像剤消費比率が閾値以上である領域における前記現像剤消費比率の最大値に応じて前記撹拌搬送部材の回転時間を決定することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、外部から入力された印刷指示に基づいて前記現像剤像が形成される間の前記各領域の現像剤消費比率に応じて前記撹拌搬送部材の回転を調整することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記現像剤比率は、全領域において現像剤像が形成された画素数に対する前記各領域において現像剤像が形成された画素数の割合であることを特徴とする画像形成装置。
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