JP2022035844A - 携帯機 - Google Patents

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    • GPHYSICS
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Abstract

【課題】比較的低コストで延出部材のガタを抑制すること。【解決手段】携帯機は、筐体と、筐体内に設置される回路基板と、筐体の外側へ第1の方向に延出して設けられ、第1の方向とは反対方向の第2の方向側に設けられた末端部を有し、末端部が筐体の保持部によって保持される延出部材とを備え、筐体は、末端部と対向して設けられる壁部を有し、壁部と末端部との間で挟持され、弾性力によって延出部材を第1の方向に付勢する弾接部を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、携帯機に関する。
例えば、下記特許文献1には、車両のドアの施錠機構、または、車両のエンジンスタート機構に挿入して回転操作を行うためのキープレートを備え、ボルトを用いて当該キープレートを下側ケース(筐体)に固定した電子キーの構成が開示されている。
特開2010-77618号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、製造誤差によって生じた、または、組立工程に必要とされる要件として意図的に設けられたクリアランスが、キープレートと筐体との間に必ず存在する。また、時間の経過によって、ボルトによる固定状態は必ず緩むので、キープレートと筐体との間にガタが生じる虞がある。また、上記特許文献1の技術では、筐体は合成樹脂素材から成るため、経年劣化によって筐体の寸法が変化した場合にも、キープレートと筐体との間にクリアランスが生じ、ガタが生じる虞がある。また、ガタが生じた場合、車両の走行時に発生する振動が電子キーに伝達されることによって、キープレートと筐体とが衝突して騒音が発生する虞がある。
一実施形態に係る携帯機は、筐体と、筐体内に設置される回路基板と、筐体の外側へ第1の方向に延出して設けられ、第1の方向とは反対方向の第2の方向側に設けられた末端部を有し、末端部が筐体の保持部によって保持される延出部材とを備え、筐体は、末端部と対向して設けられる壁部を有し、壁部と末端部との間で挟持され、弾性力によって延出部材を第1の方向に付勢する弾接部を有する。
一実施形態に係る携帯機によれば、比較的低コストで延出部材のガタを抑制することができる。
一実施形態に係る電子キーの外観斜視図 一実施形態に係る電子キーの平面図 一実施形態に係る電子キーの分解斜視図 一実施形態に係る下側ケースにおける保持部(キーブレードを保持していない状態)の周辺の構造を示す一部拡大斜視図 一実施形態に係る下側ケースにおける保持部(キーブレードを保持している状態)の周辺の構造を示す一部拡大斜視図 図2に示す電子キーのA-A断面斜視図 一実施形態に係る電子キーが備える弾接部の第1変形例を示すXY平面による断面図 一実施形態に係る電子キーが備える弾接部の第2変形例を示すXY平面による断面図 一実施形態に係る電子キーが備える弾接部の第3変形例を示すXY平面による断面図 一実施形態に係る電子キーが備える弾接部の第4変形例を示すXY平面による断面図
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
(電子キー10の概要)
図1は、一実施形態に係る電子キー10の外観斜視図である。図2は、一実施形態に係る電子キー10の平面図である。図3は、一実施形態に係る電子キー10の構成を示す分解斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、図中X軸方向(筐体12の長手方向)を前後方向とし、図中Y軸方向(筐体12の短手方向)を左右方向(「第3の方向」の一例)とし、図中Z軸方向(筐体12の厚さ方向)を上下方向(「第4の方向」の一例)とする。また、便宜上、図中X軸正方向を前方(「第1の方向」の一例)とし、図中X軸負方向を後方(「第2の方向」の一例)とし、図中Y軸正方向を左方とし、図中Y軸負方向を右方とし、図中Z軸正方向を上方とし、図中Z軸負方向を下方とする。
図1および図2に示す電子キー10は、「携帯機」の一例である。電子キー10は、ユーザによって携帯される携帯型キー装置であって、自動車等の車両に搭載される車載機(図示省略)とともに、電子キーシステムを構成する装置である。電子キー10は、ユーザ操作に応じて、車載機と無線通信を行うことにより、車両ドアのロック機構の施錠および解錠等の遠隔操作を行うことが可能である。
図1および図2に示すように、電子キー10は、筐体12と、キーブレード14とを備えている。筐体12は、ABS樹脂,PC樹脂等の樹脂素材から形成される、概ね薄型の直方体形状を有する容器状の部品である。筐体12は、上側ケース101と下側ケース102とが互いに組み合わされることによって形成され、すなわち、上側ケース101と下側ケース102とに分割可能に構成されている。
上側ケース101の上方側には、図3に示す開口部101Aが設けられており、図1に示すように、上側ケース101の下方に上側ケース101と接して設けられる弾性シート140から上方へ突設された台地形状を有するノブ141が露出して設けられている。ノブ141は、平面視において概ね長方形状を有し、ユーザによる押下操作が可能である。電子キー10は、ノブ141がユーザによって押下されると、車載機との無線通信により、車載機へ車両ドアのロック機構を施錠または解錠するための操作信号を送信する。
キーブレード14は、「延出部材」の一例である。キーブレード14は、下側ケース102の前側(X軸正側)の側面に形成された開口部102Cから、前方に直線状に延出する、金属製且つ細長い板状の部品である。キーブレード14は、その末端側(X軸負側)の部分が、下側ケース102の開口部102C内を後方に挿通されることにより、開口部102C内で保持される。キーブレード14は、その先端側(X軸正方向側)の部分が、車両に設けられた錠前(キーシリンダー)に挿し込まれることにより、当該キーシリンダーを機械的に回転可能にする鍵として形成された部材である。また、キーブレード14は、後方側の縁部に設けられた末端部14Bを有し、更に、末端部14Bの後方側の面として形成された対向面14Ba(図6参照)を有している。対向面14Baは、詳しくは後述する下側ケース102の前側壁部102Ba(請求項1に記載の壁部の一例)と対向して設けられている。また、対向面14Baは、左右方向、及び、上下方向に延在して設けられている。キーブレード14は、キーブレード14を上下方向(Z軸方向)に貫通して形成された貫通孔14Aを有している。貫通孔14Aは、末端部14Bの前方に末端部14Bと隣接して設けられている。貫通孔14Aは、詳しくは後述する下側ケース102の突起部102Eaと係合可能に設けられたスナップフィット構造の要素として設けられた形状である。キーブレード14は、その前方側の部分が、当該スナップフィット構造によって、筐体12の保持部102Dに対して固定的に保持されている。
(電子キー10の構成)
図3に示すように、電子キー10は、図中上方から順に、上側ケース101、弾性シート140、回路基板130、下側ケース102、およびキーブレード14を備える。
上側ケース101は、筐体12の上側の部分を構成する部材である。下側ケース102は、筐体12の下側の部分を構成する部材である。上側ケース101および下側ケース102は、互いに組み合わされることにより、図1に示す容器状の筐体12を形成する。
上側ケース101の上面には、開口部101Aが形成されている。開口部101Aには、上側ケース101の下方から上方に向けて、弾性シート140に形成されたノブ141が貫通配置される。これにより、ノブ141は、上側ケース101の表面から露出して、押下操作可能となる。また、図6に示すように、上側ケース101は、下方側の面に、詳しくは後述する弾性シート140の外周部142と平行に設けられた押圧面101D(「押圧部」の一例)を有している。押圧面101Dは、組立後、外周部142と接する位置に設けられ、外周部142を押圧する部位である。
図3に示すように、下側ケース102は、筒形状を有して設けられた周壁部102Bと、周壁部102Bの上方側の縁部(上縁部)から上方へ突設された環状押圧部102Bc(「押圧部」の一例)と、を有している。また、下側ケース102は、周壁部102Bによって構成され、上方に向けて開口した上部開口102Fを有している。また、下側ケース102は、下方側が閉塞して形成されていることによって、当該上部開口102Fの内側に形成された収容空間102Aを有する。収容空間102Aには、回路基板130へ電力を供給するための円盤状のボタン電池16と、回路基板130と、が配置される。上部開口102F及び環状押圧部102Bcは、弾性シート140が環状押圧部102Bc上に載置されることによって閉塞される形状、及び、寸法を有して設けられている。周壁部102B、及び、収容空間102Aの輪郭は、上方からの平面視において、概ね矩形状を有する。
回路基板130は、ボタン電池16から供給される電力によって動作する複数の電子部品が実装される平板状の部材であり、無線通信機能を有している。回路基板130は、下側ケース102の収容空間102A内に配置される。例えば、回路基板130には、ガラスエポキシ等の絶縁性素材からなるPWB(Printed Wiring Board)が用いられる。回路基板130の上方側の表面130Aには、スイッチ131aおよびスイッチ131bが実装されている。
例えば、回路基板130は、ノブ141を介してスイッチ131aが押下された場合、車両ドアのロック機構を開錠、または、施錠するための操作信号を生成し、通信回路(図示省略)を介して当該操作信号を車載機(図示省略)へ無線送信する。
弾性シート140は、弾性を有するシート状の部材である。弾性シート140は、回路基板130の表面130Aに重ねて配置されることにより、回路基板130の表面130Aを覆う。また、弾性シート140は、下側ケース102の環状押圧部102Bc上に載置される。また、弾性シート140は、詳しくは後述する被押圧部142Aが環状押圧部102Bcと接する位置に設けられていることによって、被押圧部142Aが下方に向けて圧迫されたとき、下側ケース102の収容空間102Aを封止する。これにより、弾性シート140は、回路基板130および収容空間102Aへの水の浸入を防止する。例えば、弾性シート140は、シリコンゴム等の合成樹脂素材によって形成される。
図3に示すように、弾性シート140は、上方からの平面視において、概ね矩形状を有している。また、弾性シート140は、下側ケース102の周壁部102Bよりも一回り大きいサイズを有している。これにより、弾性シート140は、周壁部102Bのなす下側ケース102の上部開口102Fを全域に亘って覆うことができる。また、弾性シート140は、環状押圧部102Bcと密着することによって上部開口102Fを閉塞するため、組立後、筐体12の外側から収容空間102Aへ水が浸入することを防止できる。
弾性シート140は、回路基板130のなす平面と略平行に設けられた外周部142と、外周部142の略中央に設けられ、外周部142から上方へ向けて突設された台地形状を有するノブ141と、を有する。ノブ141は、上側ケース101の表面から露出し、ユーザによって押下されることにより、弾性変形しつつ、回路基板130の表面130A、且つ、当該ノブ141の裏側に設けられている、スイッチ131aまたはスイッチ131bを押下することができる。
外周部142は、ノブ141を取り囲む、水平且つ板状の部分である。図6に示すように、外周部142は、上側ケース101の下方側に設けられた押圧面101Dと、下側ケース102の周壁部102Bの上縁部に設けられた環状押圧部102Bcと、の間で挟持される被押圧部142Aを有している。被押圧部142Aの厚さ寸法は、押圧面101Dと環状押圧部102Bcとの間の間隔よりも大きく設けられている。この構成によれば、押圧面101Dによって押圧されることによって、環状押圧部102Bcと被押圧部142Aとが密着し、電子キー10の外部から収容空間102Aへと通じる隙間は無くなる。そのため、収容空間102Aへの水の浸入を防止することができる。
(キーブレード14の保持構造)
図4は、一実施形態に係る下側ケース102における保持部102D(キーブレード14を保持していない状態)の周辺の構造を示す一部拡大斜視図である。図5は、一実施形態に係る下側ケース102における保持部102D(キーブレード14を保持している状態)の周辺の構造を示す一部拡大斜視図である。図6は、図2に示す電子キー10のA-A断面斜視図である。
図4~図6に示すように、下側ケース102における周壁部102Bの前側(X軸正側)、且つ、左右方向(Y軸方向)における中央部には、保持部102Dが設けられている。保持部102Dの前側壁部102Daには、平面視において横長の長方形状を有する開口部102Cが形成されている。保持部102Dは、開口部102Cを挿通した状態のキーブレード14の後ろ側(X軸負側)の部分を保持する。保持部102Dの上部、且つ、左右方向(Y軸方向)における中央部には、前側壁部102Daから後方(X軸負方向)に延在する腕部102Eが設けられている。腕部102Eは、上下方向に弾性変形可能である。腕部102Eの後側(X軸負側)の端部には、下方(Z軸負方向)に突出した突起部102Eaが形成されている。
突起部102Eaは、キーブレード14の後部に形成された貫通孔14Aに嵌め込まれることにより、キーブレード14の前後方向(X軸方向)への移動を規制する。突起部102Eaの前側には傾斜面102Ebが形成されている。傾斜面102Ebは、キーブレード14が開口部102C内に挿し込まれたときに、キーブレード14の末端部14Bが押し当てられることにより、腕部102Eを弾性変形させつつ、突起部102Eaを上方に押し上げる。これにより、キーブレード14の末端部は、突起部102Eaよりも後方へ移動することができる。そして、突起部102Eaは、当該突起部102Eaの直下にキーブレード14の貫通孔14Aが位置したとき、腕部102Eの弾性力によって下方へ移動し、貫通孔14Aに嵌め込まれる。本構成により、一実施形態に係る電子キー10は、キーブレード14の後部を開口部102C内に挿通させるだけで、キーブレード14を保持部102Dによって保持することができ、すなわち、キーブレード14の取り付けが容易である。
キーブレード14の末端部14Bと、下側ケース102における周壁部102Bの前側壁部102Baとの間には、弾性シート140の弾接部143が配置されている。末端部14Bの前側壁部102Ba側には対向面14Baが設けられており、対向面14Baと前側壁部102Baとは対向して設けられている。対向面14Baは、左右方向、及び、上下方向に延在して設けられている。弾接部143は、弾性シート140の外周部142の縁部144から下方に延在して設けられている部分である。弾接部143の前後方向(X軸方向)の厚さは、キーブレード14の末端部14Bと、前側壁部102Baとの間の隙間幅よりも大きくなっている。このため、弾接部143は、キーブレード14の末端部14Bと、前側壁部102Baとによって挟持され、その際に生じる弾性力によって、キーブレード14を前方(X軸正方向)へ付勢する。これにより、弾接部143は、キーブレード14の貫通孔14Aの内壁面を突起部102Eaに押し当てることができ、したがって、キーブレード14の前後方向(X軸方向)のガタを抑制することができる。
本実施形態では、弾接部143は、一例として、上方(Z軸正方向)からの平面視において、左右方向(Y軸方向、「第3の方向」の一例)に並んで形成された一対の突起部143Aを有する。各突起部143Aは、前方(X軸正方向)に突出し、且つ、上下方向(Z軸方向に)に延伸する、平面視において先端が尖った凸状を有する。各突起部143Aの上下方向の長さは、キーブレード14の厚さよりも大きくなっている。弾接部143は、一対の突起部143Aの各々により、キーブレード14の末端部14Bを左右均等に、前方(X軸正方向)に付勢することができる。これにより、弾接部143は、キーブレード14の貫通孔14Aを回転中心とする回転方向へのガタを抑制することができる。
また、図6に示すように、前側壁部102Baにおける弾接部143と対向する面には、前方(X軸正方向)に突出した凸部102Bbが設けられている。一方で、弾接部143における前側壁部102Baと対向する面には、凸部102Bbと同形状の凹部143Bが形成されており、これにより、弾接部143の下端部には、係合爪143Cが形成されている。係合爪143Cは、「係合部」の一例である。図6に示すように、弾接部143は、係合爪143Cが、前側壁部102Baの凸部102Bbに係合することにより、上方(Z軸正方向、「第4の方向」の一例)への移動が規制される。
以上説明したように、一実施形態に係る電子キー10は、筐体12と、筐体12内に設置される回路基板130と、回路基板130を覆う弾性シート140と、筐体12の外側へX軸正方向に延出して設けられ、筐体12の保持部102Dによって末端部14Bが保持されるキーブレード14とを備え、弾性シート140は、縁部144から下方に延設され、筐体12の前側壁部102Baとキーブレード14の末端部14Bとの間で挟持され、弾性力によってキーブレード14をX軸正方向に付勢する弾接部143を有する。
これにより、一実施形態に係る電子キー10は、キーブレード14をX軸正方向に押さえ付けることができ、よって、キーブレード14のガタを抑制することができる。特に、一実施形態に係る電子キー10は、弾接部143を弾性シート140に一体的に形成できるため、比較的低コストで、キーブレード14のガタを抑制することができる。また、一実施形態に係る電子キー10は、振動が加わった場合であっても、弾接部143によって、筐体12の前側壁部102Baとキーブレード14の末端部14Bとの当接を防止することができる。さらに、一実施形態に係る電子キー10は、振動が加わったときの衝撃力を弾接部143によって吸収できるため、筐体12、回路基板130等の破損を抑制することができる。
また、一実施形態に係る電子キー10において、保持部102Dは、開口部102Cを有し、キーブレード14の末端部14Bが、開口部102Cに対し、X軸負方向に挿通されることにより、キーブレード14の末端部14Bをスナップフィット構造によって保持する。
これにより、一実施形態に係る電子キー10は、キーブレード14の取り付けを容易に行うことができる。
また、一実施形態に係る電子キー10において、弾接部143は、X軸正方向に突出して設けられ、キーブレード14の末端部14Bと当接し、キーブレード14を第1の方向に付勢する突起部143Aを有する。
これにより、一実施形態に係る電子キー10は、キーブレード14の末端部14Bを、突起部143Aによって局所的に押圧することができる。また、一実施形態に係る電子キー10は、突起部143Aの形状変更によって、キーブレード14の末端部14Bに対する付勢力を容易に調整することができる。
また、一実施形態に係る電子キー10において、弾接部143は、前側壁部102Baと係合し、当該弾接部143のZ軸方向への移動を規制する係合爪143Cを有する。
これにより、一実施形態に係る電子キー10は、前側壁部102Baに対する弾接部143の位置ずれを生じ難くすることができる。
(弾接部143の変形例)
次に、図7~図10を参照して、弾接部143の変形例について説明する。図7は、一実施形態に係る電子キー10が備える弾接部143の第1変形例を示すXY平面による断面図である。図8は、一実施形態に係る電子キー10が備える弾接部143の第2変形例を示すXY平面による断面図である。図9は、一実施形態に係る電子キー10が備える弾接部143の第3変形例を示すXY平面による断面図である。
弾接部143が有する突起部143Aの数および形状は、図4および図5に例示した数および形状に限らない。すなわち、弾接部143は、2つの突起部143Aが左右方向(Y軸方向)に並べて設けられたものに限らない。例えば、弾接部143は、図7に例示するように、1つの突起部143Aを有してもよく、図9に例示するように、3つの突起部143Aが左右方向(Y軸方向)に並べて設けられたものであってもよい。
また、突起部143Aは、Z軸方向からの平面視において先端が尖った凸状を有するものに限らない。例えば、突起部143Aは、図8および図9に例示するように、Z軸方向からの平面視において先端が半円状に湾曲した凸状を有するものであってもよい。また、例えば、突起部143Aは、Y軸方向からの平面視において前方(X軸正方向)に突出した凸状を有するものであってもよい。
図10は、一実施形態に係る電子キー10が備える弾接部143の第4変形例を示すXY平面による断面図である。
図10に示す例では、上側ケース101は、天井面101Bから、腕部102Eの後端部と前側壁部102Baの凸部102Bbとの間に垂下して設けられた、垂直壁部101Cを有する。垂直壁部101Cの後面101Caは、一定の傾斜角度を有して下方を向いて傾斜した傾斜面となっている。
一方、前側壁部102Baの凸部102Bbは、垂直壁部101Cの後面101Caと対向する前面101Bcを有する。前面101Bcは、一定の傾斜角度(後面101Caの傾斜角度と同じ傾斜角度)を有して上方を向いて傾斜した傾斜面となっている。
図10に示すように、垂直壁部101Cの後面101Caと、凸部102Bbの前面101Bcとは、互いに並行、且つ、互いに一定の間隔を有して離間している。これにより、後面101Caと前面101Bcとの間には、後面101Caおよび前面101Bcに沿って傾斜した隙間Aが形成されている。弾接部143は、隙間A内で後面101Caと前面101Bcに沿って傾斜した、傾斜部143Dを有する。図10に示す例では、傾斜部143Dは、前面101Bcと密着しているが、後面101Caとは一定の離間距離を有して離間している。但し、傾斜部143Dは、後面101Caと密着していても良い。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、本発明の電子キー10への適用例を説明したが、これに限らない。すなわち、本発明は、少なくとも筐体によって延出部材(但し、キーブレードに限らない)の保持する構成を有するものであれば、如何なる携帯機にも適用可能である。
10 電子キー(携帯機)
12 筐体
14 キーブレード(延出部材)
14A 貫通孔
14B 末端部
14Ba 対向面
16 ボタン電池
101 上側ケース
101A 開口部
101B 天井面
101C 垂直壁部
101Ca 後面
101D 押圧面(押圧部)
102 下側ケース
102A 収容空間
102B 周壁部
102Ba 前側壁部(壁部)
102Bb 凸部
102Bc 環状押圧部
102C 開口部
102D 保持部
102Da 前側壁部
102E 腕部
102Ea 突起部
102Eb 傾斜面
102F 上部開口
130 回路基板
131a スイッチ
131b スイッチ
140 弾性シート
141 ノブ
142 外周部
142A 被押圧部
143 弾接部
143A 突起部
143B 凹部
143C 係合爪(係合部)
143D 傾斜部
144 縁部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設置される回路基板と、
    前記筐体の外側へ第1の方向に延出して設けられ、前記第1の方向とは反対方向の第2の方向側に設けられた末端部を有し、前記末端部が前記筐体の保持部によって保持される延出部材と
    を備え、
    前記筐体は、前記末端部と対向して設けられる壁部を有し、
    前記壁部と前記末端部との間で挟持され、弾性力によって前記延出部材を前記第1の方向に付勢する弾接部を有する
    ことを特徴とする携帯機。
  2. 前記筐体は、第1の方向側に形成された開口部を有し、
    前記保持部は、前記延出部材の前記末端部が、前記開口部に対し前記第2の方向に挿通されることにより、前記延出部材の前記末端部をスナップフィット構造によって保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯機。
  3. 前記末端部は、前記壁部側に設けられ前記壁部と対向配置される対向面を有し、
    前記弾接部は、前記対向面と当接し、前記延出部材を前記第1の方向に付勢する突起部を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯機。
  4. 前記突起部は、
    前記第1の方向と直交し、且つ、前記対向面の延在する方向である第3の方向からの平面視において前記第1の方向または前記第2の方向に向いた凸状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯機。
  5. 前記突起部は、
    前記第1の方向、前記第2の方向、および前記第1の方向と直交し、且つ、前記対向面の延在する方向である第3の方向の各々と直交する第4の方向からの平面視において前記第1の方向または前記第2の方向に向いた凸状を有する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の携帯機。
  6. 前記突起部は、前記第3の方向に並べて少なくとも2つ以上設けられる
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の携帯機。
  7. 前記回路基板を覆う弾性シートを備え、
    前記弾接部は、前記弾性シートの前記第1の方向側の縁部から延設されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の携帯機。
  8. 前記弾性シートは、板形状を有して前記回路基板と略平行に設けられた外周部を有し、
    前記筐体は、前記外周部のなす前記板形状の両方の面側から前記外周部を挟持する複数の押圧部を有し、
    前記外周部の一部には、前記押圧部によって押圧される被押圧部が設けられ、
    前記縁部は、前記被押圧部と連続して前記被押圧部の前記第1の方向側に設けられ、
    前記弾接部は、前記縁部から前記第1の方向、前記第2の方向、および第3の方向の各々と直交する第4の方向と略同一方向に延設される
    ことを特徴とする請求項7に記載の携帯機。
  9. 前記弾接部は、
    前記壁部と係合し、前記第4の方向への当該弾接部の移動を規制する係合部を有する。
    ことを特徴とする請求項8に記載の携帯機。
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