JP2022034696A - 表示装置システム - Google Patents

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和巳 原
Kazumi Hara
学 森田
Manabu Morita
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Abstract

【課題】ブラインド操作が容易な表示装置システムを提供すること。【解決手段】タッチパネルを備えたモニタ部10と、前記モニタ部10を所定方向Daに移動させる移動機構30と、前記移動機構30を駆動する駆動部40と、同時に複数箇所以上がタッチされた状態でのスライド操作であるマルチタッチスライド操作が前記タッチパネルに対して行われたことを検知する検知部60と、前記駆動部40による駆動を制御する駆動制御部62と、を備え、前記検知部60は、前記マルチタッチスライド操作のスライド方向を判定し、前記駆動制御部62は、前記スライド方向に基づき前記駆動部40の駆動を制御する表示装置システムを構成した。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置システムに関する。
モニタを移動する技術として、特許文献1が知られている。特許文献1の要約書の課題の欄には、「操作者の身長等によらず、画面の見やすい画像出力装置を提供する。」ことが記載されている。また同要約書の解決手段の欄には、「画像出力装置101は、本体202、モニタ201、メディア挿入口203等により構成される。モニタ201は、人体検知センサ212あるいは操作ボタン210より信号を受け取った駆動機構によりガイドレール209に沿って上下にスライドする。操作者は、自分の身長や操作性に合わせて操作ボタン210等を操作し、実線で示す位置に設置されたモニタ201-1を破線で示すモニタ201-2の位置に移動して適当な高さを設定する。」と記載されている。
また特許文献1の図2には、モニタ201を上にスライドさせるための第1の押しボタンと、下にスライドさせるための第2の押しボタンと、を操作ボタン210が備える構成が描かれている。
特開2006-272617号公報
特許文献1の構成において、ユーザは、第1の押しボタン、及び第2の押しボタンのそれぞれの位置を操作時に確認し、モニタ201を移動させる方向に対応したボタンを操作する必要がある。このため、ユーザにとっては、第1の押しボタン、及び第2の押しボタンを目視しないで操作する、いわゆるブラインド操作を行い難いものとなっている。
本発明は、ブラインド操作が容易な表示装置システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、タッチパネルを備えたモニタ部と、前記モニタ部を所定方向に移動させる移動機構と、前記移動機構を駆動する駆動部と、同時に複数箇所以上がタッチされた状態でのスライド操作であるマルチタッチスライド操作が前記タッチパネルに対して行われたことを検知する検知部と、前記駆動部による駆動を制御する駆動制御部と、を備え、前記検知部は、前記マルチタッチスライド操作のスライド方向を判定し、前記駆動制御部は、前記スライド方向に基づき前記駆動部の駆動を制御する。
本発明によれば、ブラインド操作が容易となる。
本発明の実施形態に係る車載表示装置システムの斜視図である。 車載表示装置システムの構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面視図である。 モニタ部が移動した状態の車載表示装置システムの斜視図である。 モニタ部が移動した状態の車載表示装置システムの構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面視図である。 制御ユニットの機能的構成を示す図である。 移動可能方向とモニタ部10の現在位置との関係を示す図である。 制御ユニットの動作を示すフローチャートである。 移動制御処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、本発明の一態様として車両に搭載される車載表示装置システム1を例示する。
図1及び図2は本実施形態に係る車載表示装置システム1の構成を示す図である。図1は車載表示装置システム1の斜視図、図2(A)は車載表示装置システム1の正面図、図2(B)は車載表示装置システム1の側面視図である。
車載表示装置システム1は、モニタ部10と、本体部20と、移動機構30(図2(B))と、駆動部40(図2(B))と、を備える。
モニタ部10は、各種の情報を表示する表示パネルと、当該表示パネルに重ねて設けられたタッチパネルとを含み、ユーザの操作をタッチパネルによって受付可能な表示装置である。
本体部20は、箱型のケース22を備え、当該ケース22は、車両のダッシュボードパネル等に収められる。
移動機構30は、モニタ部10を支持し、当該モニタ部10を所定方向Daの正方向、及び逆方向に移動する機構である。具体的には、移動機構30は、モニタ部10を支持する支持部材と、所定方向Daへの支持部材の移動を案内する案内部材(例えばレール)と、駆動部40の駆動力を受けて支持部材を移動させる従動機構と、を備える。
駆動部40は、移動機構30に駆動力を与えて駆動するアクチュエータを備え、当該アクチュエータが移動機構30を駆動することで、モニタ部10を所定方向Daに対して正方向又は逆方向のいずれかに移動させる。
モニタ部10は、図2(B)に示すように、ケース22の正面22Aを覆い隠す位置に配置されており、モニタ部10の移動方向である所定方向Daは、その正方向が上方向に設定されている。したがって、所定方向Daの正方向(上方向)にモニタ部10が移動することで、モニタ部10がケース22の正面22Aから退避し、ユーザが正面22Aにアクセス可能となる。また所定方向Daの正方向に退避したモニタ部10が所定方向Daの逆方向(下方向)に移動することで、モニタ部10が元の位置に復帰し、ケース22の正面22Aが覆い隠される。
なお、本実施形態では、所定方向Daを上下方向としたが、これに限らず、ケース22の正面22Aを露出可能な適宜の方向、又は、モニタ部10の移動目的に応じた適宜の方向に所定方向Daを設定可能である。この場合において、所定方向Daは、上下方向や左右方向などの1つの方向に限らず、2つ以上の方向であってもよい。
図3及び図4はモニタ部10が移動した状態の車載表示装置システム1を示す図である。図3は車載表示装置システム1の斜視図、図4(A)は車載表示装置システム1の正面図、図4(B)は車載表示装置システム1の側面視図である。
本実施形態の車載表示装置システム1は、記録媒体(図示例では光ディスクC)を再生する再生装置の機能を備えており、光ディスクCの挿入口24がケース22の正面22Aに開口し、ユーザは操作によってモニタ部10を上方向に移動させることで、挿入口24に光ディスクCを挿脱可能となる。
なお、ケース22の中には、再生装置が一般的に備える各種の部品(光ディスクローディング機構や、光ディスクCからデータを読み取る光ピックアップ装置、当該データを再生する信号処理回路など)が収められている。
かかる車載表示装置システム1は、図2(A)、及び図4(A)に示すように、ユーザがモニタ部10をマルチタッチした状態でスライド操作した場合、所定方向Daの正方向及び逆方向のうち、スライド操作のスライド方向に対応した方向にモニタ部10が移動するように構成されている。マルチタッチは、3本以上(図2(A)、図4(A)の例では5本)の指で同時にモニタ部10を触れること(すなわち、同時に3箇所以上のタッチ箇所が検知されること)である。スライド操作は、ユーザがタッチパネル表面におけるタッチ箇所を一方向に移動させる操作であり、スライド方向はタッチ箇所の移動方向である。
ユーザは、モニタ部10をマルチタッチした状態で、モニタ部10を移動させたい方向にスライド操作するだけで、当該モニタ部10を所望の方向に移動させることができるため、従前のように操作ボタンの位置を把握する必要がなくブラインドタッチで簡単にブラインド操作できる。
なお、以下では、マルチタッチ状態のスライド操作を「マルチタッチスライド操作」と言う。
車載表示装置システム1は、マルチタッチスライド操作に基づくモニタ部10の移動制御を実行する制御ユニット50を備え、かかる制御ユニット50が例えば本体部20などの適宜の場所(本実施形態では本体部20)に設けられている。
図5は、制御ユニット50の機能的構成を示す図である。
制御ユニット50は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリデバイスと、を備え、メモリデバイスに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することで、図5に示す検知部60と、駆動制御部62と、報知制御部66との各機能部を実現している。
検知部60は、モニタ部10のタッチパネルに対するマルチタッチスライド操作を検知する。
具体的には、モニタ部10のタッチパネルは、タッチ操作に応じた信号を出力するタッチセンサを備え、検知部60は、当該タッチセンサの出力信号に基づき、マルチタッチ(同時に3箇所以上がタッチされたタッチ操作)を検知する。検知部60は、マルチタッチを検知した場合、モニタ部10における各タッチ箇所の移動の有無をタッチセンサの出力信号に基づき判定し、各タッチ箇所が移動している場合、当該マルチタッチがスライド操作であると判定する。
駆動制御部62は、検知部60によって検知されたマルチタッチスライド操作に基づき駆動部40を制御しモニタ部10を所定方向Daの正方向又は逆方向に移動する。
詳述すると、駆動部40はモニタ部10の移動制御(例えばフィードバック制御)のために現在位置を検出するセンサを備えており、駆動制御部62は、駆動部40からモニタ部10の現在位置を取得する。
そして駆動制御部62は、検知部60によってマルチタッチスライド操作が検知された場合、モニタ部10の現在位置(マルチタッチスライド操作時点での位置)と当該マルチタッチスライド操作のスライド方向とに基づき駆動部40を制御する。
具体的には、本実施形態の車載表示装置システム1では、モニタ部10が移動可能な方向(以下、「移動可能方向」という)が当該モニタ部10の現在位置に応じて設定されている。駆動制御部62は、この移動可能方向とスライド方向とが一致する場合、駆動部40を制御して当該スライド方向にモニタ部10を移動し、移動可能方向とスライド方向とが異なる場合、モニタ部10の移動が停止した状態にする。
図6は、移動可能方向とモニタ部10の現在位置との関係を示す図である。
同図に示すように、モニタ部10の可動範囲Gの中に、上限近傍範囲Raと下限近傍範囲Rbと中間範囲Rcとが設定されている。上限近傍範囲Ra、及び下限近傍範囲Rbはそれぞれ、モニタ部10の上限位置Pa、及び下限位置Pbからマージン分の範囲である。また中間範囲Rcは上限近傍範囲Raと下限近傍範囲Rbとの間の範囲である。なお、上限近傍範囲Ra、及び下限近傍範囲Rbのそれぞれについてのマージンの大きさは同じでも異なってもどちらでも良い。またマージンの大きさは適宜である。
モニタ部10の現在位置が中間範囲Rcに属する場合、移動可能方向は上方向及び下方向(所定方向Daの正方向及び逆方向)の両方に設定されている。
一方、モニタ部10の現在位置が上限近傍範囲Raに属する場合、移動可能方向は下方向(所定方向Daの逆方向)のみに設定され、上限位置Paを超えてモニタ部10を更に上方向に移動させるようなマルチタッチスライド操作が無効になるように設定されている。またモニタ部10の現在位置が下限近傍範囲Rbに属する場合、移動可能方向は上方向(所定方向Daの正方向)のみに設定され、下限位置Pbを超えてモニタ部10を更に下方向に移動させるようなマルチタッチスライド操作が無効になるように設定されている。
図6に示す対応関係を規定したデータは、制御ユニット50が備えるメモリデバイスに設定データとして予め格納されており、駆動制御部62は、当該設定データに基づき、モニタ部10の現在位置に応じて移動可能方向を判定する。
図5に示す報知制御部66は、移動中のモニタ部10が上限近傍範囲Ra、及び下限近傍範囲Rbに達した場合に、図示せぬスピーカから音を発する制御や適宜の発振装置を振動させる制御を実行し、これら音や振動などによってユーザに報知するものである。
次いで本実施形態の動作について説明する。
図7は、マルチスライド操作に応じたモニタ部10の移動を実現するために制御ユニット50が実行するフローチャートである。
同図に示すように、先ず、駆動制御部62がモニタ部10の現在位置を駆動部40から取得し(ステップSa1)、モニタ部10の現在位置に基づき移動可能方向を判定する(ステップSa2)。
その後、検知部60は、操作ボタンEに対するマルチスライド操作をタッチセンサの出力信号に基づき検知すると(ステップSa3)、当該出力信号に基づき、スライド方向、及び所定方向速度成分を算出する(ステップSa4)。所定方向速度成分は、マルチタッチの各タッチ箇所の移動速度(スライド速度)における所定方向Daの速度成分に基づき算出される。例えば、所定方向速度成分は、各タッチ箇所の所定方向Daの速度成分の平均値、これら速度成分の最大値、又は最小値などによって算出することができる。
検知部60によるマルチタッチの検出について具体的には、検知部60は、モニタ部10のタッチパネルに対するタッチ操作を検知すると、モニタ部10におけるタッチ箇所(座標)を適宜の時間間隔で記憶する。検知部60は、同時のタッチ箇所が3箇所以上である場合、タッチ操作がマルチタッチであると判定し、これらのタッチ箇所がモニタ部10の表面上を移動しているか否か、すなわちマルチタッチスライド操作であるか否かを判定する。そして、タッチ操作がマルチタッチスライド操作である場合、検知部60は、適宜の時間間隔で記憶されたタッチ箇所のそれぞれの座標に基づき、スライド方向、及び、所定方向速度成分方向を算出する。
マルチタッチにおけるタッチ箇所の数を、少なくとも3箇所以上と定義することで、2本の指を使って行われる既存のタッチ操作(例えばピンチ操作など)がマルチタッチスライド操作として誤検知されることを防止できる。
次いで駆動制御部62は、スライド方向へモニタ部10を移動可能か否かをモニタ部10の現在位置に基づき判定する(ステップSa5)。具体的には、駆動制御部62は、スラライド方向と移動可能方向とが一致する場合に移動可能と判定し、スラライド方向と移動可能方向とが異なる場合に移動不可能と判定する。
判定結果が移動不可能である場合(ステップSa5:No)、スライド方向への移動が不能である旨を報知制御部66が報知した後(ステップSa6)、制御ユニット50が本処理を終了する。
判定結果が移動可能である場合には(ステップSa6:Yes)、駆動制御部62が駆動部40を制御してスライド方向へモニタ部10を移動させる移動制御処理を実行する(ステップSa7)。この移動制御処理については後述する。
移動制御処理は、検知部60がスライド操作の終了を検知しておらず(ステップSa8:No)、移動中のモニタ部10が上限近傍範囲Ra、及び下限近傍範囲Rbのいずれかにも到達していない間(ステップSa10:No)、繰り返し実行される。
そして、検知部60がスライド操作の終了を検知した場合(ステップSa8:Yes)、駆動制御部62は、駆動部40を制御してモニタ部10の移動を停止し(ステップSa9)、制御ユニット50は本処理を終了する。
また移動中のモニタ部10が上限近傍範囲Ra、及び下限近傍範囲Rbのいずれかに到達した場合(ステップSa10:Yes)、モニタ部10の移動によって移動可能方向が変わり、スライド方向へのそれ以上の移動が不能である旨を、音声や振動などの適宜の手段によって報知制御部66が報知する(ステップSa11)。この報知によって、ユーザは、スライド操作中に移動可能方向が切り替わったことを把握できる。
なお、ステップSa8において、検知部60は、例えばマルチタッチスライド操作する指(タッチペンなどでも良い)の本数が2本以下になった場合(すなわち、タッチ箇所が2点以下になった場合)や、モニタ部10から全部の指が離れた場合(すなわち、タッチ箇所が検出されなくなった場合)、指が停止した場合(すなわち、所定時間における上記所定方向速度成分がゼロになった場合)に、マルチタッチスライド操作が終了したと判定する。換言すれば、マルチタッチスライド操作後に一部の指が離れたとしても、3箇所以上のタッチ箇所を伴うスライド操作が検知されている限り、検知部60は、マルチタッチスライド操作は継続していると判定する。これにより、意図せず指が離れる度にモニタ部10の移動が中断する、といったことが防止される。
次いで、上述した移動制御処理について説明する。
図8は移動制御処理のフローチャートである。
本実施形態の移動制御処理では、マルチタッチスライド操作における上記所定方向速度成分に合わせた速度でモニタ部10を移動させるための処理が実行される。
具体的には、図8に示すように、駆動制御部62は、所定処理期間(例えばn秒)に亘り、モニタ部10におけるタッチ箇所の位置を検知部60から取得する(ステップSb1)。
次いで、駆動制御部62は、期間開始時タッチ箇所が期間終了時タッチ箇所に一致するまでモニタ部10を加速又は減速させながら移動する(ステップSb2)。期間開始時タッチ箇所は、所定処理期間の開始時点における複数点(3点以上)のタッチ箇所の位置に基づき算出される位置であり、期間終了時タッチ箇所は、所定処理期間の終了時点の複数点(3点以上)のタッチ箇所の位置に基づき算出される位置である。例えば、期間開始時タッチ箇所、及び期間終了時タッチ箇所は、複数点のタッチ箇所の位置の重心位置や、上限位置Pa又は下限位置Pbに最も近い又は最も遠いタッチ箇所の位置として求めることが可能である。
ステップSb2において、モニタ部10の移動速度がマルチタッチスライド操作の所定方向速度成分よりも相対的に小さい場合(すなわち、移動中のモニタ部10の表面上を期間終了時タッチ箇所がスライド方向の正方向に相対移動する場合)、駆動制御部62は、モニタ部10の移動を加速する。これとは逆に、モニタ部10の移動速度がマルチタッチスライド操作の所定方向速度成分よりも相対的に大きい場合(すなわち、移動中のモニタ部10の表面上を期間終了時タッチ箇所がスライド方向の逆方向に相対移動する場合)、駆動制御部62はモニタ部10の移動を減速する。
そして、期間終了時タッチ箇所と期間開始時タッチ箇所とが一致した場合(ステップSb3:Yes)、駆動制御部62は、駆動部40を制御し、そのときの移動速度(すなわち定速度)でスライド方向にモニタ部10の移動を継続する(ステップSb4)。
これにより、期間終了時タッチ箇所に追いつくようにモニタ部10が移動し、あたかもマルチタッチスライド操作時のタッチ箇所にモニタ部10が張り付いたような動きが実現される。したがって、ユーザがマルチタッチスライド操作を止めた位置で正確にモニタ部10を停止させることも可能となり、ユーザが意図した通りにモニタ部10を移動させることができる。
一方、期間終了時タッチ箇所と期間開始時タッチ箇所とが一致しない場合(ステップSb3:No)、減速によってモニタ部10の移動が停止したときには(ステップSb5:Yes)、駆動制御部62は、モニタ部10の停止時と、この停止時から一定時間経過した時点との間でタッチ箇所に変化がないか判定する(ステップSb6)。
タッチ箇所に変化がある場合(ステップSb6:Np)、マルチタッチスライド操作が継続していることを示すため、駆動制御部62はステップSb1に戻り、移動処理を継続する。一方、タッチ箇所に変化がない場合(ステップSb6:Yes)、マルチタッチスライド操作する指の移動(タッチ箇所の移動)が停止していることを示す。したがって、駆動制御部62は、図7のステップSa9に進み、駆動部40を制御してモニタ部10の移動を停止し、その後、制御ユニット50が本処理を終了する。
本実施形態によれば次の効果を奏する。
本実施形態の車載表示装置システム1は、タッチパネルを備えたモニタ部10と、モニタ部10を所定方向Daに移動させる移動機構30と、移動機構30を駆動する駆動部40と、同時に複数箇所以上がタッチされた状態でのスライド操作であるマルチタッチスライド操作がタッチパネルに対して行われたことを検知する検知部60と、駆動部40による駆動を制御する駆動制御部62と、を備える。また検知部60は、マルチタッチスライド操作のスライド方向を判定し、駆動制御部62は、前記スライド方向に基づき前記駆動部の駆動を制御する。
かかる車載表示装置システム1によれば、ユーザは、操作ボタンを操作せずともモニタ部10を移動させることができるため、操作ボタンの位置を把握する必要がなく、ブラインドタッチで簡単にブラインド操作できる。またユーザは、モニタ部10を移動させたい方向にマルチタッチスライド操作すればよいため、意図通りの方向に確実にモニタ部10を移動させることができる。
なお、マルチタッチスライド操作において、少なくとも同時に3箇所以上をタッチ操作する操作をマルチタッチと定義することで、2本の指を使って行われる既存のタッチ操作(例えばピンチ操作など)がマルチタッチスライド操作として誤検知されることを防止できる。
本実施形態の車載表示装置システム1は、駆動制御部62は、タッチされているタッチ箇所がモニタ部10の移動中に2点以下になった場合に、駆動部40の駆動を制御してモニタ部10の移動を停止する。
かかる車載表示装置システム1によれば、ユーザは、タッチ箇所が2点以下となるように一部又は全部の指をモニタ部10から離すだけで、モニタ部10の移動を停止させることができる。また、マルチタッチスライド操作後に一部の指が離れたとしても、3点以上がタッチされている限りは、モニタ部10の移動が継続されるため、意図せず指が離れる度にモニタ部10の移動が中断する、といったことがない。
本実施形態の車載表示装置システム1は、モニタ部10の現在位置に基づき、モニタ部10が移動可能な移動可能方向を判定し、報知制御部66は、モニタ部10の移動によって移動可能方向が変わった場合に報知する。
かかる車載表示装置システム1によれば、マルチタッチスライド操作によるモニタ部10の移動中に移動可能方向が切り替わった場合でも、ユーザは、その切り替わりを報知によって把握できる。
本実施形態の車載表示装置システム1は、検知部60は、マルチタッチスライド操作の所定方向速度成分を算出し、駆動制御部62は、この所定方向速度成分に応じた速度でモニタ部10をスライド方向に移動する。
かかる車載表示装置システム1によれば、モニタ部10の移動時の速度が所定方向速度成分に応じた速度に調整されるため、マルチタッチスライド操作のタッチ箇所に追従するようにモニタ部10を移動させることができる。また、ユーザがマルチタッチスライド操作を止めた位置でモニタ部10が停止するようにもなり、ユーザが意図した通りにモニタ部10を正確に移動させることができる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様の例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲において任意に変形、及び応用が可能である。
上述した実施形態において、マルチタッチにおけるタッチ箇所は3箇所以上に限らず、2箇所以上であってもよい。
上述した実施形態において、報知制御部66は、移動中のモニタ部10が上限近傍範囲Ra又は下限近傍範囲Rbに達したときに限らず、モニタ部10が移動している間も、当該移動を音や振動などの適宜の手段で報知してもよい。
上述した実施形態において、スライド操作におけるタッチ箇所の移動量、及びスライド速度が、いわゆるフリック操作時の移動量、及びスライド速度と同程度である場合、駆動制御部62は、上限位置Pa及び下限位置Pbのうちのスライド方向に対応した位置までモニタ部10を現在位置から移動してもよい。これにより、ユーザは、モニタ部10を上限位置Pa又は下限位置Pbまで簡単に移動させることができる。この場合において、駆動制御部62は、速度制御範囲における略最大の速度でモニタ部10を移動させることで、フリック操作に見合った移動態様を実現することもできる。
上述した実施形態において、モニタ部10を移動させる目的は、光ディスクCの挿脱のために限らず、車両の乗員が視認し易くするための位置調整や、モニタ部10での日光などの外光の反射を抑えるための位置調整といった目的であってもよい。
上述した実施形態において、図5に示す機能的構成図は、本願発明を理解容易にするために、制御ユニット50の構成要素を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、これらの構成要素は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、制御ユニット50は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアにより実行されてもよい。また、各構成要素の処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムで実現されてもよい。
本発明に係る表示装置システムは、車両に搭載される車載表示装置システム1に限らず、任意の表示装置システムに適用可能である。
上述した実施形態において、上方向や下方向などの方向、各種の数値、及び形状に係る記載は、特段の断りがない限り、その方向の周辺、その数値の周辺、及び近似の形状を除外するものではない。すなわち、これらの方向、数値、及び形状と同じ作用効果を奏する限りにおいて、実施形態における方向、数値、及び形状は、その方向の周辺、その数値の周辺、及び近似の形状(いわゆる、均等の範囲)を含む。
1 車載表示装置システム(表示装置システム)
10 モニタ部
20 本体部
30 移動機構
40 駆動部
50 制御ユニット
60 検知部
62 駆動制御部
66 報知制御部
Da 所定方向
G 可動範囲
Pa 上限位置
Pb 下限位置
Ra 上限近傍範囲
Rb 下限近傍範囲
Rc 中間範囲

Claims (4)

  1. タッチパネルを備えたモニタ部と、
    前記モニタ部を所定方向に移動させる移動機構と、
    前記移動機構を駆動する駆動部と、
    同時に複数箇所以上がタッチされた状態でのスライド操作であるマルチタッチスライド操作が前記タッチパネルに対して行われたことを検知する検知部と、
    前記駆動部による駆動を制御する駆動制御部と、を備え、
    前記検知部は、前記マルチタッチスライド操作のスライド方向を判定し、
    前記駆動制御部は、前記スライド方向に基づき前記駆動部の駆動を制御する
    ことを特徴とする表示装置システム。
  2. 前記駆動制御部は、
    前記タッチされているタッチ箇所が前記モニタ部の移動中に2点以下になった場合に、前記駆動部の駆動を制御して前記モニタ部の移動を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置システム。
  3. 報知を制御する報知制御部を備え、
    前記駆動制御部は、
    前記モニタ部の現在位置に基づき、前記モニタ部が移動可能な移動可能方向を判定し、
    前記報知制御部は、
    前記モニタ部の移動によって前記移動可能方向が変わった場合に報知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置システム。
  4. 前記検知部は、
    前記マルチタッチスライド操作のスライド速度における前記所定方向への速度成分である所定方向速度成分を算出し、
    前記駆動制御部は、
    前記所定方向速度成分に応じた速度で前記モニタ部を前記スライド方向に移動する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の表示装置システム。
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