JP2022033416A - 印刷システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、印刷システムおよびプログラムに関するものである。
例えば、特許文献1には、印刷データを最初に面付けして印刷出力したときに、その印刷データのRIPの結果のデータを保存しておき、印刷データの再印刷が指示された場合、再印刷の出力先の印刷装置の種類(印刷方式と用紙種別(カット紙又は連帳紙)の組合せ)に対応する付加マークを作成し、作成した付加マークを、保存していたその印刷データの各ページのRIP結果と合成することで、面付けデータを作成する印刷制御装置が開示されている。
ここで、印刷ジョブに付加される付加マークは、印刷装置メーカごとに定められており統一されていないことから、使用していた印刷装置とは異なる付加マークの印刷装置に移行したり増設したりする場合には、新たな付加マークに対応するために後処理装置の設定変更等が必要になり、作業員の負担が大きくなる。
本発明の目的は、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることにある。
本発明の目的は、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることにある。
請求項1に記載の発明は、受け取った印刷データに合成して付加する付加マークに関する付与規則を記憶する記憶部と、前記受け取った印刷データを基にするデータをラスタライズして第1データを作成する作成手段と、自装置に適用される前記付与規則とは異なる付与規則が適用された第2データを取得する取得手段と、前記作成手段による前記第1データと、前記取得手段による前記第2データとの差異に基づいて、前記異なる付与規則を特定する特定手段と、を備える印刷システムである。
請求項2に記載の発明は、前記第1データは、付加マークを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項3に記載の発明は、前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記記憶部により記憶される前記付与規則によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システムである。
請求項4に記載の発明は、前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記自装置に対する操作指定によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システムである。
請求項5に記載の発明は、前記取得手段により取得される前記第2データは、前記印刷データを基に前記異なる付与規則に従って作成されたラスタライズデータまたは当該ラスタライズデータで印刷された印刷対象物の読み取りデータである、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項6に記載の発明は、印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、前記取得手段の読み取りデータは、前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システムである。
請求項7に記載の発明は、印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、前記取得手段の読み取りデータは、画像が印刷された印刷対象物に前記第1データの画像を形成することなく搬送すると共に当該搬送される印刷対象物を前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システムである。
請求項8に記載の発明は、前記読み取り手段により読み取られる印刷対象物の画像が前記第1データと異なる場合に報知を行う報知手段をさらに備え、前記報知手段は、画像が印刷された印刷対象物が前記読み取り手段により読み取られる場合、前記報知を抑制する、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システムである。
請求項9に記載の発明は、前記作成手段は、前記記憶部に記憶される前記付与規則又は前記特定手段により特定された前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項10に記載の発明は、前記作成手段は、後処理装置に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システムである。
請求項11に記載の発明は、前記作成手段は、ユーザの選択に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システムである。
請求項12に記載の発明は、画像形成装置のプロセッサに、受け取った印刷データに合成して付加する付加マークに関する付与規則を記憶する記憶機能と、前記受け取った印刷データを基にするデータをラスタライズして第1データを作成する作成機能と、自装置に適用される前記付与規則とは異なる付与規則が適用された第2データを取得する取得機能と、前記作成機能による前記第1データと、前記取得機能による前記第2データとの差異に基づいて、前記異なる付与規則を特定する特定機能と、を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記第1データは、付加マークを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項3に記載の発明は、前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記記憶部により記憶される前記付与規則によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システムである。
請求項4に記載の発明は、前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記自装置に対する操作指定によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システムである。
請求項5に記載の発明は、前記取得手段により取得される前記第2データは、前記印刷データを基に前記異なる付与規則に従って作成されたラスタライズデータまたは当該ラスタライズデータで印刷された印刷対象物の読み取りデータである、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項6に記載の発明は、印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、前記取得手段の読み取りデータは、前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システムである。
請求項7に記載の発明は、印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、前記取得手段の読み取りデータは、画像が印刷された印刷対象物に前記第1データの画像を形成することなく搬送すると共に当該搬送される印刷対象物を前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システムである。
請求項8に記載の発明は、前記読み取り手段により読み取られる印刷対象物の画像が前記第1データと異なる場合に報知を行う報知手段をさらに備え、前記報知手段は、画像が印刷された印刷対象物が前記読み取り手段により読み取られる場合、前記報知を抑制する、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システムである。
請求項9に記載の発明は、前記作成手段は、前記記憶部に記憶される前記付与規則又は前記特定手段により特定された前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システムである。
請求項10に記載の発明は、前記作成手段は、後処理装置に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システムである。
請求項11に記載の発明は、前記作成手段は、ユーザの選択に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システムである。
請求項12に記載の発明は、画像形成装置のプロセッサに、受け取った印刷データに合成して付加する付加マークに関する付与規則を記憶する記憶機能と、前記受け取った印刷データを基にするデータをラスタライズして第1データを作成する作成機能と、自装置に適用される前記付与規則とは異なる付与規則が適用された第2データを取得する取得機能と、前記作成機能による前記第1データと、前記取得機能による前記第2データとの差異に基づいて、前記異なる付与規則を特定する特定機能と、を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項1によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることができる。
請求項2によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも付加マークの付与規則を特定することができる。
請求項3によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも、記憶部により記憶される付与規則と違う付与規則を特定することができる。
請求項4によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも、記憶部により記憶される付与規則とは違う付与規則で第1データを作成することができる。
請求項5によれば、第2データが印刷データを基にするデータである場合に比べて、特定手段の処理を簡略化することができる。
請求項6によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段の構成を簡略化することができる。
請求項7によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段及び特定手段の構成を簡略化することができる。
請求項8によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段による第2データの取得の際のユーザの負担を軽減することができる。
請求項9によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることができる。
請求項10によれば、自装置に対する操作指示により作成手段が第1データを作成する場合に比べて、ユーザの入力負担を軽減させることができる。
請求項11によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、ユーザの作業性を向上させることができる。
請求項12によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることができる。
請求項2によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも付加マークの付与規則を特定することができる。
請求項3によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも、記憶部により記憶される付与規則と違う付与規則を特定することができる。
請求項4によれば、第2データが付加マークを含まない場合にも、記憶部により記憶される付与規則とは違う付与規則で第1データを作成することができる。
請求項5によれば、第2データが印刷データを基にするデータである場合に比べて、特定手段の処理を簡略化することができる。
請求項6によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段の構成を簡略化することができる。
請求項7によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段及び特定手段の構成を簡略化することができる。
請求項8によれば、他装置の読み取り手段による読み取りデータを第2データとする場合に比べて、取得手段による第2データの取得の際のユーザの負担を軽減することができる。
請求項9によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることができる。
請求項10によれば、自装置に対する操作指示により作成手段が第1データを作成する場合に比べて、ユーザの入力負担を軽減させることができる。
請求項11によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、ユーザの作業性を向上させることができる。
請求項12によれば、後処理装置の設定変更等を行う場合に比べて、移行等に伴う作業員の負担軽減を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される印刷システムの全体構成例を示す図である。図示するように、この印刷システムは、端末装置10と、プリントサーバ20と、画像形成装置ないし印刷機30(以下、印刷機30という)とが、通信回線80を介して接続されることにより、構成されている。尚、図には、1つの端末装置10、プリントサーバ20及び2つの印刷機30を示しているが、これよりも多い端末装置10、プリントサーバ20、印刷機30を設けてもよい。
図1は、本実施の形態が適用される印刷システムの全体構成例を示す図である。図示するように、この印刷システムは、端末装置10と、プリントサーバ20と、画像形成装置ないし印刷機30(以下、印刷機30という)とが、通信回線80を介して接続されることにより、構成されている。尚、図には、1つの端末装置10、プリントサーバ20及び2つの印刷機30を示しているが、これよりも多い端末装置10、プリントサーバ20、印刷機30を設けてもよい。
端末装置10は、アプリケーションプログラムを実行し、このアプリケーションプログラムが作成したり取り込んだりした印刷対象のデータ(以下、「印刷データ」という)をプリントサーバ20に送信するコンピュータ装置である。ここで、端末装置10としては、例えば、PC(Personal Computer)を用いるとよい。
プリントサーバ20は、端末装置10から印刷データを受信し、この印刷データに基づく印刷機30での印刷を指示するためのデータ(以下、「印刷指示データ」という)を生成して、これを印刷機30に送信するコンピュータ装置である。印刷指示データとは、例えば、PDL(Page Description Language)で記述されたデータであり、印刷データを基にするデータの一例である。ここで、プリントサーバ20としては、プリントサーバ専用の機器を用いてもよいし、PC等の汎用のコンピュータを用いてもよい。本実施の形態では、印刷制御装置の一例として、プリントサーバ20を設けている。
印刷機30は、プリントサーバ20から印刷指示データを受信し、この印刷指示データに従って画像を紙等の媒体ないし用紙に形成する装置である。以下では、印刷機30を、画像を連帳紙に印刷する連帳機であるものとして説明するが、画像をカット紙に印刷する一般的なプリンタとしてもよい。
通信回線80は、端末装置10とプリントサーバ20との間、及び、プリントサーバ20と印刷機30との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
図2は、印刷システムが実現する機能を示す機能ブロック図である。
図2に示す印刷システムにおいて、プリントサーバ20は、表示操作部21と、データ処理部22と、マーク保存部23と、印刷機制御部24と、を含む。
図2に示す印刷システムにおいて、プリントサーバ20は、表示操作部21と、データ処理部22と、マーク保存部23と、印刷機制御部24と、を含む。
表示操作部21は、表示部と入力部を持つUI(User Interface)であり、表示部による表示に応答してオペレータが入力部に操作指示した情報を受け付ける。表示操作部21として、例えばタッチパネル等を採用しても良い。
表示操作部21は、後述するように、オペレータがマーク等を指定する際に操作される。
表示操作部21は、後述するように、オペレータがマーク等を指定する際に操作される。
データ処理部22は、印刷データに基づく印刷指示データの生成を実施するほか、蓄積有無の判断や確認を実施し、あるいは解析を実施する。また、データ処理部22は、付加マークの一例としてのマークをマーク保存部23に保存する。
マーク保存部23は、マークが複数含まれる付加マーク群の一例としてのマーク群を保存する。より詳細には、マーク保存部23は、マークの形状であるマーク形状を、当該マーク形状を付加する規則と関連付けて保存する。
マーク保存部23は、取得した印刷指示データに合成して付加するマークに関する規則を保存するものであり、記憶部の一例である。マークに関する規則は、付加マークに関する付与規則の一例である。
マーク保存部23は、取得した印刷指示データに合成して付加するマークに関する規則を保存するものであり、記憶部の一例である。マークに関する規則は、付加マークに関する付与規則の一例である。
なお、マーク保存部23には、データ処理部22により抽出された新たなマーク及び規則が追加され得る。すなわち、後述のマーク形状読み取りモードにより新たなマーク及び規則が特定された場合、自動的にマーク保存部23に保存される制御(自動保存)のほか、オペレータによる表示操作部21の操作に応じてマーク保存部23に保存される制御(任意保存)を採用することができる。また、表示操作部21(図2参照)により印刷指示データに合成して付加するマーク及び規則が操作指定された場合にも、自動保存や任意保存を採用することができる。
印刷機制御部24は、表示操作部21、データ処理部22及びマーク保存部23と印刷機30とのインターフェースを持つ。印刷機制御部24は、データ処理部22から受信したデータにマーク保存部23から読みだしたマークを付加して印字する機能を有する。また、印刷機制御部24は、印刷機30に対して印字データを送信し、印字の制御を行う。
図2に示す印刷機30は、印字された用紙を読み取る読取装置31と、印刷機制御部24の指示に応じて印字する印字部32と、用紙を搬送する搬送制御部33と、を含む。
図3は、印刷機30の構成例を示す図である。図示するように、印刷機30は、上述の読取装置31、印字部32及び搬送制御部33のほか、用紙収容部34と、用紙排出部35と、スタッカ36とを含む。尚、印刷機30は、厳密には、印字部32で用紙に印字される画像を形成する画像形成部等も含むが、これらは本実施の形態の説明に必要ないので、図示を省略している。
読取装置31は、印刷機30外に排出される用紙の画像を読み取る。これにより、用紙に転写された画像が正しいものであるかの確認が可能になる。なお、読み取った画像と印刷データとが一致しないときに用紙搬送を停止するという制御を採用できる。
印字部32は、プリントサーバ20から送られた印刷指示データに基づいて、図示しない画像形成部で形成された印刷剤の像の一例としてのトナー像を用紙に転写する。例えば、転写ロールにより形成された転写電界の作用によってトナー像を用紙に一括して静電転写する。
また、印字部32は、用紙に転写されたトナー像を定着させて画像を形成する。例えば、トナー像が転写された用紙を加圧ロールと加熱ロールとの間に通過させることで、熱及び圧力による定着処理によってトナー像を用紙上に定着させる。
なお、印字部32は、本実施の形態では電子写真方式による転写を行うものであるが、インクジェット方式による転写であっても良い。
また、印字部32は、用紙に転写されたトナー像を定着させて画像を形成する。例えば、トナー像が転写された用紙を加圧ロールと加熱ロールとの間に通過させることで、熱及び圧力による定着処理によってトナー像を用紙上に定着させる。
なお、印字部32は、本実施の形態では電子写真方式による転写を行うものであるが、インクジェット方式による転写であっても良い。
搬送制御部33は、印刷指示データを受信した場合、ラスター形式に変換したラスタデータで印刷し、これに伴って用紙搬送を行う。
また、搬送制御部33は、本実施の形態では、印刷指示データを受信した場合、ラスタライズを行うものの印字部32による印字が行われずに用紙搬送を行い読取装置31による読み取りを行う後述のマーク形状読み取りモードを備えている。マーク形状読み取りモードでは、ラスタデータをプリントサーバ20に送信する。
また、搬送制御部33は、本実施の形態では、印刷指示データを受信した場合、ラスタライズを行うものの印字部32による印字が行われずに用紙搬送を行い読取装置31による読み取りを行う後述のマーク形状読み取りモードを備えている。マーク形状読み取りモードでは、ラスタデータをプリントサーバ20に送信する。
用紙収容部34は、用紙を収容する。図では、1つの用紙収容部34しか示していないが、例えば用紙サイズごとに異なる複数の用紙収容部34を設けてもよい。用紙収容部34の用紙は、搬送方向Dの方向に搬送される。
用紙収容部34には未印刷の用紙が収容されるが、後述のマーク形状読み取りモードでは、読取装置31による読み取りが行われる印刷済みの用紙が収容される。
用紙収容部34には未印刷の用紙が収容されるが、後述のマーク形状読み取りモードでは、読取装置31による読み取りが行われる印刷済みの用紙が収容される。
用紙排出部35は、画像が形成されることによって印刷が完了した用紙を排出する。例えば、搬送ロールによって用紙を排出する。
スタッカ36は、用紙排出部35により排出された用紙を積載する。スタッカ36に積載された用紙は、不図示の後処理装置で後処理が行われる。後処理装置は、印刷機30と連動して後処理を行うものではなく、スタッカ36に積載された用紙を後処理装置まで運搬し後処理装置にセットして後処理が行われる。なお、後処理装置は、印刷機30から搬送されてきた用紙に後処理を施すように配置してもよい。
ここにいう後処理とは、設定に従って用紙を切断する処理や、用紙を折る処理、用紙に穴をあける孔あけ処理、用紙を綴じる綴じ処理等のほか、用紙をずらして排出することで分けやすくするオフセット排出処理等をいう。このような後処理を後処理装置に指示するために、印刷機30は、印刷指示データによる画像に後処理用のマークを付加して印刷する。
かかるマークは、後処理装置を操作するオペレータが積載用紙に対する作業を行う場合の目印になる。
すなわち、箱に入った用紙に印刷する場合、用紙は折りたたまれスタッカ36(図3参照)にスタックされる。用紙の折れ目を含む領域にマークすることで、折りたたまれた用紙を横から見たときにオペレータがそのマークを視認できる。また、後処理装置がセンサで読み取ることができる位置にマークする場合、例えばマークの位置や形状等に対応付けられた処理を後処理装置が実行できるようになる。
すなわち、箱に入った用紙に印刷する場合、用紙は折りたたまれスタッカ36(図3参照)にスタックされる。用紙の折れ目を含む領域にマークすることで、折りたたまれた用紙を横から見たときにオペレータがそのマークを視認できる。また、後処理装置がセンサで読み取ることができる位置にマークする場合、例えばマークの位置や形状等に対応付けられた処理を後処理装置が実行できるようになる。
図4は、マーク例を説明する図であり、(a)は、オフセットマークM1及びコピーマークM2の説明図であり、(b)はジョブマークM3の説明図である。なお、マーク例が印刷される用紙は、ユーザデータ印字領域AIと、長手方向に延びるミシン目AMによりユーザデータ印字領域AIから容易に分離可能なユーザデータ印字領域外AOと、を備える。
図4(a)に例示するオフセットマークM1は、部や印刷の先頭に印刷されるものであり、後処理装置の制御を切り替えるために用紙に印字される。すなわち、用紙に印字されたオフセットマークM1は、後処理装置に対して制御切り替えという機能を持つ。
図4(a)に例示するコピーマークM2は、頁ごとに印刷されるものであり、通常はユーザデータ印字領域外AOに印字される。コピーマークM2は、後処理装置がセンサで読み取るというよりも、オペレータの視認用であるが、センサ読み取りを行っても良い。
コピーマークM2の例として、ミシン目AMに沿って延びる2本のマーク形状を示しているが、これに限られず、1本としたり3以上の本数としたりしても良い。部ごとにマーク形状を変えることで部の切れ目を視認可能になる。例えば、1部目は1本、2部目は2本、3部目は1本というように、マーク形状として1本と2本を交互に付すことで、積み重ねられた用紙の部数を容易に確認することができる。
コピーマークM2の例として、ミシン目AMに沿って延びる2本のマーク形状を示しているが、これに限られず、1本としたり3以上の本数としたりしても良い。部ごとにマーク形状を変えることで部の切れ目を視認可能になる。例えば、1部目は1本、2部目は2本、3部目は1本というように、マーク形状として1本と2本を交互に付すことで、積み重ねられた用紙の部数を容易に確認することができる。
図4(b)に示すジョブマークM3は、例えばジョブ間の用紙位置に印字されるものであり、1番目のジョブであるジョブ1と2番目のジョブであるジョブ2との間にある用紙の切れ目を視認可能にするという機能を持つ。
ジョブマークM3の使い方について説明すると、印刷機30(図3参照)では、連帳紙において、ジョブの前後に何枚かの白紙を出力し、その白紙のユーザデータ印字領域AIにジョブマークM3が付加される。そして、オペレータは、印刷機30のスタッカ36(同図参照)にスタックされた用紙を、ジョブマークの位置を目印にして切断し、1つのジョブに応じる用紙毎に後処理装置に後処理させる。
ジョブマークM3の使い方について説明すると、印刷機30(図3参照)では、連帳紙において、ジョブの前後に何枚かの白紙を出力し、その白紙のユーザデータ印字領域AIにジョブマークM3が付加される。そして、オペレータは、印刷機30のスタッカ36(同図参照)にスタックされた用紙を、ジョブマークの位置を目印にして切断し、1つのジョブに応じる用紙毎に後処理装置に後処理させる。
図5は、マーク例が用紙に付される領域を説明する図である。
同図に示すように、用紙には、オフセットマークM1が付される領域であるオフセットマーク領域R1と、コピーマークM2が付される領域であるコピーマーク領域R2と、ジョブマークM3が付される領域であるジョブマーク領域R3と、が設定されている。
オフセットマーク領域R1は、用紙の幅方向両端でミシン目AMに沿って設定され、ユーザデータ印字領域AIとユーザデータ印字領域外AOの両方に位置する。
コピーマーク領域R2は、幅方向左右のユーザデータ印字領域外AOに設定されている。
ジョブマーク領域R3は、ユーザデータ印字領域AIの用紙幅方向に沿って帯状に設定されている。
同図に示すように、用紙には、オフセットマークM1が付される領域であるオフセットマーク領域R1と、コピーマークM2が付される領域であるコピーマーク領域R2と、ジョブマークM3が付される領域であるジョブマーク領域R3と、が設定されている。
オフセットマーク領域R1は、用紙の幅方向両端でミシン目AMに沿って設定され、ユーザデータ印字領域AIとユーザデータ印字領域外AOの両方に位置する。
コピーマーク領域R2は、幅方向左右のユーザデータ印字領域外AOに設定されている。
ジョブマーク領域R3は、ユーザデータ印字領域AIの用紙幅方向に沿って帯状に設定されている。
上述したマーク例の形状や位置、割り振られる機能は、印刷機のメーカにより異なるものであり、規格統一されているものではない。したがって、従来から使用している印刷機と同じメーカに移行したり増設したりする場合には、メーカごとにマーク形状等が異なるということは問題にはならない。しかしながら、従来から使用している印刷機とは異なるメーカのものに移行する場合や、今まで使っている印刷機とは異なるメーカの印刷機を増設する場合、オペレータは、新たな印刷機のマークについての知識を取得する必要があり、オペレータの負担が増え、また、オペレータ作業の作業性低下を招くおそれがある。
そこで、本実施の形態に係る印刷システムは、移行や増設に伴うオペレータの負担を軽減するための制御を実行可能である。以下、説明する。
なお、本実施の形態に係る印刷システムは、端末装置10、プリントサーバ20及び印刷機30を備えるが、印刷機30を印刷システムということがある。したがって、後述の第1印刷システム及び第2印刷システムを異なる印刷機30で構成することができる。
そこで、本実施の形態に係る印刷システムは、移行や増設に伴うオペレータの負担を軽減するための制御を実行可能である。以下、説明する。
なお、本実施の形態に係る印刷システムは、端末装置10、プリントサーバ20及び印刷機30を備えるが、印刷機30を印刷システムということがある。したがって、後述の第1印刷システム及び第2印刷システムを異なる印刷機30で構成することができる。
〈マーク形状読み取りモード〉
ここで、従来から使用している印刷システムである第1印刷システムと、第1印刷システムとは異なる規則でマークを作成する印刷システムである第2印刷システムとの間における異なる規則を特定するためのマーク形状読み取りモードを説明する。
かかるマーク形状読み取りモードは、第1印刷システムで印刷された印刷物である第1印刷物と第1印刷物を印刷するためのラスタデータとを用いて実行されるモードであり、第2印刷システムが備える。第1印刷物は、第2印刷システムの用紙収容部34(図3参照)に収容され、ラスタデータは、第2印刷システムの搬送制御部33(図2参照)で生成され、データ処理部22(図2参照)に送信される。
ここで、従来から使用している印刷システムである第1印刷システムと、第1印刷システムとは異なる規則でマークを作成する印刷システムである第2印刷システムとの間における異なる規則を特定するためのマーク形状読み取りモードを説明する。
かかるマーク形状読み取りモードは、第1印刷システムで印刷された印刷物である第1印刷物と第1印刷物を印刷するためのラスタデータとを用いて実行されるモードであり、第2印刷システムが備える。第1印刷物は、第2印刷システムの用紙収容部34(図3参照)に収容され、ラスタデータは、第2印刷システムの搬送制御部33(図2参照)で生成され、データ処理部22(図2参照)に送信される。
図6は、マーク形状読み取りモードを実行する構成を説明するプリントサーバ20のブロック図である。
同図に示すように、プリントサーバ20のデータ処理部22は、ラスタデータ取得部22aと、読み取りデータ取得部22bと、特定部22cと、報知制御部22dと、を備える。上述の第2印刷システムがデータ処理部22を有する場合について以下説明する。
同図に示すように、プリントサーバ20のデータ処理部22は、ラスタデータ取得部22aと、読み取りデータ取得部22bと、特定部22cと、報知制御部22dと、を備える。上述の第2印刷システムがデータ処理部22を有する場合について以下説明する。
ラスタデータ取得部22aは、搬送制御部33で生成されたラスタライズデータないしラスタデータを取得する。なお、かかるラスタデータは、上述の第1印刷システムにてラスタライズされた印刷指示データと同じ印刷指示データを基に、第2印刷システムにて生成されたものである。かかるラスタデータは、マークが付加される場合のほか、付加されない場合もある。
ここにいう付加されるマークは、マーク保存部23(図2参照)に保存されている規則のうち印刷指示データの解釈に従って選択された規則によるマークの場合と、表示操作部21(同図参照)で操作指定されたマークの場合と、がある。
ラスタデータは第1データの一例である。この第1データとは、例えばPDLで記述されたデータにマークが合成され、ないし合成されずにラスタライズされたデータをいい、自装置(第2印刷システム)のほか、他装置(例えば第1印刷システム)でラスタライズされた場合も含まれる。
読み取りデータ取得部22bは、上述の第1印刷システムにて印刷された第1印刷物を印刷機30の読取装置31により読み取ったデータである読み取りデータを取得する。
ここで、第1印刷物は、第1印刷システムの規則が適用されたマークを含むものであり、第2印刷システムにおけるマーク保存部23に保存されている規則とは異なる規則が適用された場合に、マーク形状読み取りモードが選択される。
ここで、第1印刷物は、第1印刷システムの規則が適用されたマークを含むものであり、第2印刷システムにおけるマーク保存部23に保存されている規則とは異なる規則が適用された場合に、マーク形状読み取りモードが選択される。
マーク形状読み取りモードによる読み取りデータは、第2データの一例である。この第2データとは、自装置(第2印刷システム)に適用される規則とは異なる規則が適用されたデータであり、他装置(例えば第1印刷システム)の規則に従って作成されたラスタライズデータの場合のほか、このラスタライズデータで印刷された印刷物の読み取りデータ自体の場合もある。また、第2データは、ラスタライズデータの基になる印刷指示データの場合でも良い。
かかる読み取りデータは、マーク形状読み取りモードにより自装置ないし他装置の読取装置31により読み取られたデータすなわち、印刷物にラスタデータの画像を形成することなく搬送すると共に搬送される印刷物を読取装置31により読み取ったデータである場合がある。
かかる読み取りデータは、マーク形状読み取りモードにより自装置ないし他装置の読取装置31により読み取られたデータすなわち、印刷物にラスタデータの画像を形成することなく搬送すると共に搬送される印刷物を読取装置31により読み取ったデータである場合がある。
特定部22cは、ラスタデータ取得部22aにより取得されたラスタデータと読み取りデータ取得部22bにより取得した読み取りデータとの差異により、第1印刷システムにおける規則との違いを特定する。すなわち、特定部22cは、ラスタデータと読み取りデータとに差異がある場合、その差異を比較し、マークの有無や、マークがある場合に付加マークの種類及び印刷位置の設定を含むマークの規則を特定する。
報知制御部22dは、オペレータに報知を行うために表示操作部21を制御する。かかる報知は、ラスタデータと読み取りデータとの差異がある/ないという内容や、特定部22cにより特定された規則の違いについての内容等である。
搬送制御部33は作成手段の一例であり、読み取りデータ取得部22bは取得手段の一例であり、特定部22cは特定手段の一例であり、報知制御部22dは表示操作部21と共に報知手段の一例である。読取装置31は、読み取り手段の一例である。
本実施の形態では、搬送制御部33がラスタデータを生成する構成を採用するが、ラスタデータ取得部22aによりラスタデータを生成する構成を採用してもよく、その場合は、ラスタデータ取得部22aが生成手段の一例である。
本実施の形態では、搬送制御部33がラスタデータを生成する構成を採用するが、ラスタデータ取得部22aによりラスタデータを生成する構成を採用してもよく、その場合は、ラスタデータ取得部22aが生成手段の一例である。
なお、読み取りデータ取得部22bは、第1印刷システムの読取装置31が読み取った読み取りデータのみならず、他の印刷システム例えば第2印刷システムが備える読み取り装置により読み取られた読み取りデータでも良い。
図7は、マーク形状読み取りモードの処理手順を含むフローチャートである。
図7に示す処理例では、第2印刷システムにジョブが投入されると(ステップ101)、印刷データを解析し、マーク情報を含むか否かを確認する(ステップ102)。ここにいうマーク情報は、マークを含めた印刷を行うか否かを示す情報である。
図7に示す処理例では、第2印刷システムにジョブが投入されると(ステップ101)、印刷データを解析し、マーク情報を含むか否かを確認する(ステップ102)。ここにいうマーク情報は、マークを含めた印刷を行うか否かを示す情報である。
印刷データにマーク情報を含まない場合(ステップ103でNo)、オペレータは表示操作部21(図2参照)を介してマーク等を指定することができる。オペレータは、例えば部の切れ目を視認容易にするコピーマークM2の追加をカスタマイズできる。
マーク等が指定された場合、データ処理部22は、追加するマークを取得し(ステップ104)、データ処理部22は、印刷指示データを作成する。そして、印刷機制御部24がラスタデータを作成し保存する(ステップ105)。
なお、マークの指定がない場合、マークが合成されない印刷指示データが作成される。
マーク等が指定された場合、データ処理部22は、追加するマークを取得し(ステップ104)、データ処理部22は、印刷指示データを作成する。そして、印刷機制御部24がラスタデータを作成し保存する(ステップ105)。
なお、マークの指定がない場合、マークが合成されない印刷指示データが作成される。
マーク情報を含む場合(ステップ103でYes)、マーク保存部23に保存されている規則に従ったマークを付加した印刷指示データを作成し、印刷機制御部24がラスタデータを作成し保存する(ステップ105)。
印刷機制御部24は、マーク形状読み取りモードに設定されているかどうかを判定し(ステップ106)、マーク形状読み取りモードに設定されている場合(ステップ106でYes)、マーク形状読み取りモードの制御を行う。すなわち、印刷機制御部24は、印刷機30に対しラスタデータを印字せずに白紙データを印字するように指示する(ステップ107)。すなわち、印刷機30では、ラスタデータを印字するように搬送制御部33(図2参照)により用紙の搬送が行われるものの、印字部32(同図参照)によるラスタデータの印字は行われない。その一方で、マーク形状読み取りモードでない場合(ステップ106でNo)、印刷機制御部24は、ラスタデータを印字させるように指示し(ステップ108)、印刷機30は、用紙に通常印刷を行う。
印刷機30は、マーク形状読み取りモードの場合でも通常印刷の場合でも、読取装置31による画像読み取りを行い(ステップ109)、読み取り画像をプリントサーバ20の読み取りデータ取得部22bに送信する。読み取りデータ取得部22bは、受信した読み取り画像を特定部22cに送る。この読み取り画像には、マークが含まれている。
プリントサーバ20では、特定部22cがラスタデータと読み取り画像とを照合し、一致するか否かを判定する(ステップ110)。読み取り画像がラスタデータと一致する場合(ステップ110でYes)、マーク形状読み取りモードであるか否かにかかわらず、一連の処理を終了する。
マーク形状読み取りモードの場合、読み取り画像に含まれるマークは、すべてマーク保存部23に保存されているものであり、現在の状態で第1印刷システムが対応できることから、その後の処理が省略される。また、通常印刷の場合には一致することが正常であることから、その後の処理が省略される。
マーク形状読み取りモードの場合、読み取り画像に含まれるマークは、すべてマーク保存部23に保存されているものであり、現在の状態で第1印刷システムが対応できることから、その後の処理が省略される。また、通常印刷の場合には一致することが正常であることから、その後の処理が省略される。
読み取り画像がラスタデータと一致しない場合(ステップ110でNo)、マーク形状読み取りモードであるか否かを判定する(ステップ111)。マーク形状読み取りモードの場合(ステップ111でYes)、マーク保存部23(図2参照)により保存されるマーク形状以外のマーク形状が読み取り画像に含まれている。特定部22cは、そのマーク形状を特定し、マーク保存部23(図2参照)に保存する(ステップ112)。マーク保存部23は、マーク形状と共にマークの規則情報と関連付けて保存する。
ここにいうマークの規則情報とは、印刷指示データの解釈に応じて、マーク保存部23に保存されているマーク群の中からどのマークを選択するかというマーク選択および、選択されたマークを用紙のどの位置に印刷するかという印刷位置の設定を含む情報をいう。なお、印刷位置の設定は、上述したオフセットマーク領域R1、コピーマーク領域R2、ジョブマーク領域R3のいずれかであるという情報を含み、さらにその領域のどの位置であるかという情報を含むことができる。
マーク形状読み取りモードでない場合(ステップ111でNo)、報知制御部22dは、通常印刷であるにかかわらず、作成部22aにより作成されたラスタデータに従う印字がされていないことから、読み取り異常と判断し(ステップ113)、表示操作部21に報知する。
ここで、報知制御部22dは、マーク形状読み取りモードでない場合には、読み取りデータとラスタデータとが一致しないときは、オペレータにエラーを報知する。しかしながら、マーク形状読み取りモードの場合に読み取りデータとラスタデータとが一致しないときには、上述のとおりエラーを報知せず、エラー報知が抑制される。
また、マーク形状読み取りモードにより特定されたマーク形状及びマークの規則情報は、その後の印刷データに対して適用することができ、順次追加されていくマーク形状及びマークの規則情報を用いて印刷指示データが作成される。
また、上述したマーク情報には、後処理装置に関する情報を含むことができ、その場合、印刷指示データは、マーク情報に含まれる後処理装置に応じたマーク形状及び規則情報で生成することができる。とりわけ、複数の後処理装置を使い分ける場合に、オペレータの負担が軽減される。
また、印刷データにマーク情報を含む場合であっても、オペレータの選択に応じてマークを付加できるように制御してもよい。
また、印刷データにマーク情報を含む場合であっても、オペレータの選択に応じてマークを付加できるように制御してもよい。
ここで、プリントサーバ20のデータ処理部22は、CPU(Central Processing Unit)で構成することができる。CPUは、ROM(Read Only Memory)に記憶されているプログラムを読み出し、RAM(Random Access Memory)を作業エリアにしてプログラムを実行する。CPUによって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、プリントサーバ20へ提供し得る。また、CPUによって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いてプリントサーバ20にダウンロードしてもよい。
かかる場合のCPUは、プロセッサの一例である。
かかる場合のCPUは、プロセッサの一例である。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、変更してもよい。
20…プリントサーバ、21…表示操作部、22b…読み取りデータ取得部、22c…特定部、22d…報知制御部、23…マーク保存部、31…読取装置、33…搬送制御部
Claims (12)
- 受け取った印刷データに合成して付加する付加マークに関する付与規則を記憶する記憶部と、
前記受け取った印刷データを基にするデータをラスタライズして第1データを作成する作成手段と、
自装置に適用される前記付与規則とは異なる付与規則が適用された第2データを取得する取得手段と、
前記作成手段による前記第1データと、前記取得手段による前記第2データとの差異に基づいて、前記異なる付与規則を特定する特定手段と、
を備える印刷システム。 - 前記第1データは、付加マークを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記記憶部により記憶される前記付与規則によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
- 前記第1データに含まれる前記付加マークは、前記自装置に対する操作指定によるものであることを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
- 前記取得手段により取得される前記第2データは、前記印刷データを基に前記異なる付与規則に従って作成されたラスタライズデータまたは当該ラスタライズデータで印刷された印刷対象物の読み取りデータである、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、
前記取得手段の読み取りデータは、前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。 - 印刷対象物を読み取る読み取り手段をさらに備え、
前記取得手段の読み取りデータは、画像が印刷された印刷対象物に前記第1データの画像を形成することなく搬送すると共に当該搬送される印刷対象物を前記読み取り手段により読み取られたデータである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。 - 前記読み取り手段により読み取られる印刷対象物の画像が前記第1データと異なる場合に報知を行う報知手段をさらに備え、
前記報知手段は、画像が印刷された印刷対象物が前記読み取り手段により読み取られる場合、前記報知を抑制する、ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システム。 - 前記作成手段は、前記記憶部に記憶される前記付与規則又は前記特定手段により特定された前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記作成手段は、後処理装置に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- 前記作成手段は、ユーザの選択に応じて前記付与規則又は前記異なる付与規則により前記第1データを作成する、ことを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- 画像形成装置のプロセッサに、
受け取った印刷データに合成して付加する付加マークに関する付与規則を記憶する記憶機能と、
前記受け取った印刷データを基にするデータをラスタライズして第1データを作成する作成機能と、
自装置に適用される前記付与規則とは異なる付与規則が適用された第2データを取得する取得機能と、
前記作成機能による前記第1データと、前記取得機能による前記第2データとの差異に基づいて、前記異なる付与規則を特定する特定機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020137282A JP2022033416A (ja) | 2020-08-17 | 2020-08-17 | 印刷システムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020137282A JP2022033416A (ja) | 2020-08-17 | 2020-08-17 | 印刷システムおよびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022033416A true JP2022033416A (ja) | 2022-03-02 |
Family
ID=80375162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020137282A Pending JP2022033416A (ja) | 2020-08-17 | 2020-08-17 | 印刷システムおよびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022033416A (ja) |
-
2020
- 2020-08-17 JP JP2020137282A patent/JP2022033416A/ja active Pending
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