JP2022032938A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触式センサに遮蔽物を検知させることによりかご扉の戸開操作を非接触で行う場合において、エレベータの運行効率の低下を抑制できるエレベータを提供する。【解決手段】エレベータ10は、乗りかご22に設けられたかご扉22A,22Bの戸開操作を非接触で操作可能に構成されており、かご扉22A,22Bの戸開操作を非接触で行うために遮光を検知する戸開センサ部35と、かご扉22A,22Bを戸開させる戸開モードを実行する制御装置46とを備え、制御装置46は、戸開モードの実行中に戸開センサ部35が遮光を検知している状態から遮光を検知していない状態に変化した場合、その変化のタイミングである第1の非検知タイミングから第1所定時間経過後にかご扉22A,22Bを戸閉させる戸閉モードを実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータに関し、特に、かご扉の戸開操作に関する。
エレベータのかご内や乗場には、かご操作盤や乗場操作盤が設置される。各操作盤には、例えば、行先階の数字などを表示した行先階釦、かご扉の開閉操作を行うための戸開釦や戸閉釦が設けられている。一例として、乗客は行先階釦を操作することで、昇降路を移動する乗りかごの行先階を登録する。この行先階釦には、押釦やタッチパネルといった接触式のものが広く採用されている。
また、近年では、公共施設等に設置されるエレベータにおいて、衛生面への配慮から、操作盤に配置された遮光を検知する光電(非接触式)センサなどに手をかざすことによりかごの行先階登録の操作を非接触で行うことが可能な非接触式のかご操作盤も導入されつつある。
例えば、特許文献1には、かご操作盤に配置された光電センサの検出領域に手をかざすことで同センサに遮光を検出させて行先階の登録操作を行うことができるエレベータが開示されている。
特開2019-142686号公報
ところで、上記特許文献1に記載のかご操作盤にように、光電センサなどの非接触式センサを用いる場合、乗客の手などの遮蔽物は同センサに接しているわけではないため同センサの検出領域外に意図に反して遮蔽物を移動させてしまうということが起こりやすい。例えば、かご扉の戸開状態を延長したい場合などにかご操作盤の戸開釦を長押しすることがあるが、同様の戸開操作を非接触式のセンサで行おうとした場合、同センサの検出領域外に乗客が手をうっかり移動させてしまい乗客の意図に反してかご扉が戸閉してしまうということが押釦など接触式の操作手段を用いる場合よりも起こりやすい。
このような場合には、乗客の意図よりも早いタイミングでかご扉が戸閉してしまい、乗客が乗り降りするために戸開操作を再度行うなどしてかご扉を改めて戸開状態にする必要が生じる。この結果、乗客の乗り降りに要する時間が長くなり、エレベータの運行効率の低下を招くという問題がある。
本発明は、非接触式センサに遮蔽物を検知させることによりかご扉の戸開操作を行う場合において、エレベータの運行効率の低下を抑制できるエレベータを提供することを目的とする。
本発明のエレベータは、乗りかごに設けられたかご扉の戸開操作を非接触で操作可能に構成されたエレベータであって、かご扉の戸開操作を行うために遮光を検知する非接触式センサと、非接触式センサの遮光検知に基づいてかご扉を戸開させる戸開モードを実行するとともに、戸開モードの実行中に非接触式センサが遮光を検知している状態から遮光を検知しない状態に変化しても変化のタイミングから所定時間が経過するまで前記戸開モードを実行する制御部と、を備え、制御部は、変化のタイミングから所定時間内に非接触式センサが遮光を検知することを条件に所定時間経過後も戸開モードを延長し、変化のタイミングから所定時間内に非接触式センサが遮光を検知しないことを条件にかご扉を戸閉させる戸閉モードを実行するものである。
本発明のエレベータにおいて、制御部は、戸閉モードの実行中に非接触式センサが遮光を検知した場合には、非接触式センサが遮光を検知したときに戸開モードを実行してもよい。
本発明のエレベータによれば、非接触式センサが遮光を検知しなくなった第1の非検知タイミングから第1所定時間が経過した後にしか戸閉モードが開始されない。このため、非接触式センサが遮光を検知しなくなっても、その後、第1所定時間が経過するまでの間、戸開状態を継続させることができる。これにより、乗客がうっかり非接触式センサの検出領域外に手などの遮蔽物を移動させてしまった場合などでも第1所定時間が経過するまでの間は戸開操作を再度行うことなく乗りかごに乗降することができる。この結果、乗客が乗りかごに乗降するのに要する時間が不必要に長くなることを抑制できるためエレベータの運行効率の低下を抑制できる。
本発明の一実施形態であるエレベータの全体構成図である。 図1に含まれるかご内に設置されたかご操作盤の構成を示す斜視図である。 図2に含まれるかご操作盤全体の構成とともに同操作盤の一部構成を拡大して示す図である。 図3に含まれる行先階センサ部と検出領域の位置関係を模式的に示す断面図である。 図3に示すかご操作盤を介したかご扉の開閉制御の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態であるエレベータ10について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、図中に示す「Z」は駆動シーブ18の軸方向と平行な水平方向Zを示し、「X」は水平方向Zに直交する水平方向Xを示し、「Y」は水平方向X、および水平方向Zに各々直交する上下方向Yを示すものとする。
図1に示すように、エレベータ10は、昇降路12の最上部に機械室14を有するトラクション式エレベータであって、例えば、病院や介護施設など公共の建物に設置される。機械室14に設置された巻上機16の駆動シーブ18には、主ロープ20が掛けられており、この主ロープ20の一端部に乗りかご22が連結され、他端部にカウンターウェイト24が連結されている。
巻上機16のモータ(不図示)からの回転動力が、動力伝達機構(不図示)を介して駆動シーブ18に伝達され、駆動シーブ18が回転駆動されるとこれに伴って主ロープ20が走行し、主ロープ20に吊り下げられた乗りかご22が、ガイドレール(不図示)に案内されて昇降路12を上下方向Yに移動する。
エレベータ10が設置された建物には、異なる階毎に乗場26A,26B,26C(以下、特に区別する必要が無い場合は適宜「乗場26」と表記)が設けられており、エレベータ10の運転中、乗りかご22は、現在、着床している階の乗場(図1では、乗場26C)から、次の行先階の乗場(例えば、乗場26A)までの昇降移動を繰り返す。
図2は、乗りかご22内のかご扉22A,22B周辺の構成を示す斜視図である。図2に示すように、乗りかご22の正面側に設けられた乗降口22G直上方に位置する垂れ壁22-1には案内用照明LMが設けられている。また、乗降口22Gに隣接する袖壁22-2にはかご操作盤23が設けられている。かご操作盤23は、エレベータ10を利用する乗客が行先階の入力操作や、かご扉22A,22Bの開閉操作を行うための操作盤である。また、案内用照明LMは、ランプ(不図示)が内部に設置された透光性を有する細長いパネルによって構成され、例えば、かご扉22A,22Bの開閉動作時に点灯することで乗客にかご扉22A,22Bが動作中であることを報知する役割を有する。
図3は、かご操作盤23の構成を示す正面図である。図3に示すように、かご操作盤23は、乗りかご22の行先階を決定するための入力操作や、かご扉22A,22Bの開閉操作を行う役割を有する操作部30が中央部に設けられている。操作部30は、押釦31A,31B,31C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は押釦「31」と表記)が上下方向Yに沿って等間隔に配置される。そして、押釦31Aの直下方には、かご扉22A,22Bの戸開操作を行うための戸開釦32と、同扉22A,22Bの戸閉操作を行うための戸閉釦33が各々上下方向Yに沿って配置される。戸閉釦33の構成は、戸開釦32とほぼ同一であるため以下の説明では、戸開釦32の構成について主に説明を行い、戸閉釦33については適宜説明を省略する。
各押釦31と戸開釦32の右隣には、遮光を検知する行先階センサ部34A,34B,34C,…(以下、特に区別する必要が無い場合はセンサ「34」と表記)と、行先階センサ部34と同様に遮光を検知する戸開センサ部(非接触式センサ)35とが設けられている。各行先階センサ部34は左側に隣接する各押釦31と同一の行先階操作を非接触で行う機能を有する。同様に、戸開センサ部35は戸開釦32と同一の戸開操作を非接触で行う機能を有する。
ここで、各押釦31および戸開釦32は、各操作を受付けたことを報知する機能も有する。より具体的には、図3に示すように、各押釦31A,31B,31C,…は、正面側に行先階を示す数字の形をした透光部(発光部)L-1,L-2,L-3,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「透光部L」と表記)が設けられている。そして、押釦31内部に設けられた不図示のランプが点灯することによって透光部Lが発光するように構成される。一方、戸開釦32も、押釦31と同様の構成を有し、正面側に矢印形をした透光部32Lが設けられる。各透光部32Lは、発光可能に構成される。なお、本実施形態では、戸閉釦33には、戸開釦32と異なり同釦33に対応する戸開センサ部が設けられていないが、同釦33に対応する戸開センサ部を設けるものとしてもよい。
そして、押釦31を押すことにより、或いは、行先階センサ部34が手などの遮蔽物を検出することにより、行先階の(呼び)登録が行われるとともに透光部Lが点灯する。これにより、各釦31を介して入力操作を行った際に、各入力操作の受付状況を利用者が目視で確認できる。また、同様に、戸開釦32を押すことにより、或いは、戸開センサ部35が、手などの遮蔽物による遮光を検出すると透光部32Lが点灯する。なお、本実施形態では、押釦31や戸開釦32などを用いているが、例えば、タッチセンサなどを用いてもよい。
上述した行先階センサ部34および戸開センサ部35はほぼ同一の構成を具備するため、以下の説明では、主に行先階センサ部34の構成について説明を行い、戸開センサ部35については適宜説明を省略する。
各行先階センサ部34には両端が同じ向きに湾曲するように形成された略矩形状の孔が設けられ、各矩形孔は、図3に示すように、透光性を有する保護プレート37A,37B,37C,…(以下、特に区別する必要が無い場合は「保護プレート37」と表記)によって各々覆われている。各行先階センサ部34における各矩形孔の奥側には、投光器と受光器が一体になった反射型光電センサが格納され、投光器から光を照射し、受光器が受光する物体からの反射光の受光量の変化に基づいて物体の有無を検出する。
ここで、図4は、行先階センサ部34と検出領域Pの位置関係を模式的に示す断面図である。図4では、検出領域Pをハッチングで示すとともに、行先階センサ部34および検出領域P以外の構成については適宜省略して示している。図4に示すように、行先階センサ部34は、受光器側の受光量(センサの感度)を調整し、予め設定されている検出領域Pにおける物体(遮蔽物)による遮光を検出可能に構成される。そして、この検出領域Pは、図4に示すように、0mm≦X1<X2としたときに行先階センサ部34から水平方向Xに距離X1だけ離れた位置から同方向XにX2だけ離れた位置までを含む空間領域となるように設定される。
図3に示すように、かご操作盤23は、さらに、表示部44を有する。表示部44は、例えば、液晶ディスプレイからなり、例えば、乗りかご22の移動(昇降)方向や乗りかご22の通過階、その他乗客に報知する情報を表示する。表示部44は、操作部30よりもさらに上方の乗客から見やすい位置に設けられている。図3に破線で示すように、かご操作盤23には音声を出力するスピーカSPが内蔵されている。このスピーカSPは、かご扉22A,22Bの戸開動作や戸閉動作などを乗客に報知するための音を発生させる役割を有する。
上記構成からなるかご操作盤23は、機械室14(図1参照)に設置された制御装置46(図1参照)と電気的に接続されている。制御装置46は、かご操作盤23などを介して行われる入力操作などに対応して行われる行先階登録に基づいて乗りかご22の運行制御を行うコンピュータであり、CPU、メモリなどを備えている。メモリには、例えば、巻上機16の駆動制御、かご扉22A,22Bの開閉制御、各押釦31の透光部L、戸開釦32の透光部32Lや案内用照明LMの点灯制御、スピーカSPなどを各々制御するため各種制御プログラムが格納されている。CPUが、これらのプログラムをメモリから読み出して実行することにより、制御装置46によるエレベータ10の円滑な運転が実現される。
そして、エレベータ10では、かご扉22A,22Bの開閉制御も制御装置46によって行われる。制御装置46のメモリには、乗りかご22の行先階登録に関する制御プログラムが格納されている。制御装置46は、CPUが当該制御プログラムをメモリから読み出し、戸開モードや、戸閉モードを実行する。ここで、戸開モードとは、かご扉22A,22Bを戸開方向に移動させるとともに同扉22A,22Bを戸開状態で保持するためのモードである。また、戸閉モードとは、かご扉22A,22Bを戸閉方向、換言すると、全閉状態となる方向に移動させるためのモードである。
ここで、図5を用いて、制御装置46における戸開センサ部35を用いたかご扉22A,22Bの開閉制御の流れについて説明を行う。図5は、戸開センサ部35が遮光を検知したときの制御装置46によるかご扉22A,22Bの開閉制御の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、制御装置46は、戸開センサ部35が遮光を検知した場合に、戸開可能な状態であるか否かを判断する(ステップS1,S2)。戸開可能な状態とは、乗りかご22が乗場26に着床しており、かつ、強制的に戸閉状態を維持する必要が無い状態を含む。これにより、戸開センサ部35が遮光を検知しても、乗りかご22が戸開可能な状態でない場合に報知音が鳴ることがなく、また、戸開釦32の透光部32Lや案内用照明LMが点滅することもない。このため、乗りかご22内の乗客に不要な案内がなされることがない。
ステップS2において、制御装置46は、戸開可能な状態と判断すると戸閉モードの実行中を除いて所定の待機時間経過後に戸開モードを実行する(ステップS3,S4,S5)。
一方、制御装置46は、戸閉モードの実行中の場合は所定の待機時間の経過を待たずに戸開モードを実行する(ステップS3,S5)。これにより、かご扉22A,22Bをいち早く戸開状態とすることができる。
本実施形態では、上述のように戸閉モードの実行中に戸開センサ部35が遮光を検知した場合には、所定の待機時間を設けることなくかご扉22A,22Bの戸閉動作を開始させているが、上記所定の待機時間後にかご扉22A,22Bの戸閉動作を開始させてもよい。但し、上記所定の待機時間を設ける場合には、ステップS4に示す戸閉モードの実行中ではない場合の待機時間よりも短い待機時間とするのが好ましい。
ステップS5において、制御装置46は、戸開モードを実行する際にスピーカSPを介して所定の報知音を発生させるとともに、戸開釦32の透光部32L(図3参照)および垂れ壁22-1の案内用照明LM(図2参照)を点滅させる。所定の報知音は、例えば、「ピ・ピ・ピ・・・」という断続音である。これにより、乗客が手を戸開センサ部35にかざしている状態で戸開釦32の透光部32Lが視認し難い状況でも戸開センサ部35の検知状況を容易に把握できる。
上記断続音の代わりにスピーカSPを介して連続音や、かご扉22A,22B(図2参照)が戸開動作中であることを案内する音声案内を放送するようにしてもよい。上述したように所定の報知音を戸開モード実行中に発生させることにより、例えば、乗客の荷物が戸開センサ部35に検知されるなどして戸開モードが実行された場合にも戸開センサ部35が荷物を検知していることに乗客がいち早く気づくことができる。そして、戸開センサ部35の検出領域から乗客が荷物を退避させることで戸開モードを速やかに終了させ、エレベータ10の運行を円滑なものにできるという利点もある。
次に、図5に示すように、制御装置46は、戸開センサ部35が遮光を検知しなくなると(ステップS6)、遮光を検知しなくなったタイミング(第1の非検知タイミング)から第1所定時間(例えば、3秒)の経過後に戸閉モードを実行する(ステップS7,S15)。
上記構成により、戸開センサ部35の検出領域にかざしている手を乗客がうっかり同領域外に移動させるなどしたために戸開センサ部35が遮光を検知しなくなったとしても第1所定時間の経過後にしか戸閉モードが開始されない。
ここで、上述したステップS6において戸開センサ部35が遮光を検知しなくなったときに、換言すると、遮光を検知しなくなったタイミングで制御装置46はステップS5で発生させた報知音や案内用照明LMの点滅を停止させるのが好ましい。これにより、戸開センサ部35が遮光を検知していないことに乗客がすぐに気づくことができる。
また、制御装置46は、上述したステップS5で実行している戸開モードをステップS7で第1所定時間が経過してから終了する、換言すると、ステップS15の戸閉モードに遷移するまで実行する。これにより、第1所定時間が経過するまでかご扉22A,22Bを戸開状態に保持できる。
上記構成によれば、かご扉22A,22Bを戸開状態に保ちつつ、乗客が戸開状態を延長したい場合には戸開センサ部35の検出領域に再度手をかざすなどの対応を取りやすく、乗客の意図に反して戸閉モードが実行されるといったことが発生するのを抑制できる。
一方、制御装置46は、図5に示すように、第1所定時間の経過前に戸開センサ部35が遮光を再検知した場合には(ステップS8)、所定の待機時間(例えば、0.3秒)の経過後(ステップS9)、戸開モードを実行する(ステップS10)。
ステップS10において、制御装置46は、戸開モードを実行する際、ステップS5の場合と同様にスピーカSPを介して報知音を発生させるとともに案内用照明LMおよび戸開釦32の透光部32Lを点滅させる。これにより、ステップS5の場合と同様に、戸開センサ部35による遮光検知状態を乗客が容易に把握することができる。
そして、制御装置46は、図5に示すように、戸開センサ部35が遮光を検知しなくなると(ステップS11)、同検知が停止したタイミング(第2の非検知タイミング)からの時間を計測し、計測した時間(以下、「計測時間」と表記)が第2所定時間(例えば、3秒)を経過した後(ステップS12)、戸閉モードを実行する(ステップS15)。
ここで、制御装置46は、ステップS10でスピーカSPを介して発生させていた報知音や、案内用照明LMおよび戸開釦32の透光部32Lの点滅を、ステップS11で戸開センサ部35による遮光検知が停止したときに終了させる。このため、乗客は戸開センサ部35が遮光を検知していないことを容易に把握できる。一方、制御装置46は、ステップS12で第2所定時間が経過してステップS15に遷移するまでの間、ステップS10で実行している戸開モードを引き続き実行する。これにより、第2所定時間が経過するまでかご扉22A,22Bを戸開状態で保持できる。この結果、戸開状態を延長したい場合には、戸閉モードが実行される前に戸開センサ部35の検出領域に乗客が手をかざすといった対応を取りやすい。
制御装置46は、図5に示すように、上記第2所定時間が経過する前に戸開センサ部35が遮光を再検知すると(ステップS13)、ステップS12で計測していた上記計測時間をリセット、すなわち、計測時間を0秒に設定する(ステップS14)。これにより、ステップS13で遮光を再検知した後に戸開センサ部35が遮光を検知しなくなった場合においても、その後、ステップS12で第2所定時間(例えば、3秒)の経過を待って戸閉モードを実行することができる。
続いて、制御装置46は、図5に示すように、ステップS10に戻り、再度、戸開モードを実行し、報知音を発生させ、案内用照明LMおよび戸開釦32の透光部32Lを点滅させる。
そして、制御装置46は、戸開センサ部35の遮光を検知しなくなったタイミングから同センサ部35が再度遮光を検知することなく第2所定時間(例えば、3秒)が経過すると(ステップS11,S12)、戸閉モードを実行し(ステップS15)、一連のかご扉22A,22Bの開閉制御処理が終了する。
上述したように、制御装置46は、戸開モードを実行しているときに戸開センサ部35が遮光を検知している状態から遮光を検知していない状態に変化した場合には、その変化のタイミングである第1の非検知タイミングから第1所定時間経過後に戸閉モードを実行する。また、第1所定時間経過前に戸開センサ部35が遮光を再検知した場合には再検知後に戸開センサ部35が遮光を再び検知しなくなる第2の非検知タイミングから第2所定時間経過後に戸閉モードを実行する。
これにより、乗客が手などを戸開センサ部35にかざしているときに同センサ部35の検出領域外に手を移動させた場合などでも所定時間の経過後でなければ戸閉モードは実行されない。そして、所定時間経過前に再び手をかざすなどして遮光を再検知させた場合には、再び遮光を検知しなくなってから所定時間が経過した後でなければ戸閉モードが実行されない。
このため、乗客が戸開センサ部35にかざしている手を意図せずに検出領域外に移動させてしまった場合などにおいて、同センサ部45が遮光を検知しない非検知となったタイミングで戸閉モードが開始されず、また、上記非検知となった場合でも、再度、戸開センサ部35に手をかざすなどすれば戸開状態を維持することが可能となる。従って、かご扉22A,22Bを戸開状態に保持する間、続けて戸開センサ部35に手をかざし続ける必要は無く、ときどき戸開センサ部35に手をかざすことで戸開状態を維持できるという利点もある。
本発明のエレベータ10によれば、戸開センサ部35が遮光を検知しなくなった第1の非検知タイミングから第1所定時間が経過した後にしか戸閉モードが開始されない。このため、戸開センサ部35が遮光を検知しなくなっても、その後、第1所定時間が経過するまでの間、戸開状態を継続させることができる。これにより、乗客がうっかり戸開センサ部35の検出領域外に手などの遮蔽物を移動させてしまった場合などでも第1所定時間が経過するまでの間は戸開操作を再度行うことなく乗りかご22に乗降することができる。この結果、乗客が乗りかご22に乗降するのに要する時間が不必要に長くなることを抑制できるためエレベータ10の運行効率の低下を抑制できる。
上記実施形態のステップS7,S12において、制御装置46は、各々第1所定時間、第2所定時間の経過を待つ間、ステップS5,S10において発生させる音のパターンと異なるパターンの音をスピーカSPから発生させてもよい。これにより、戸開センサ部35が遮光を検知しておらず、まもなくかご扉22A,22Bが戸開することを乗客が把握しやすいという利点がある。
上記実施形態では、ステップS5,S10において、制御装置46は、戸開モードの実行中にスピーカSPを介して断続音を発生させるとともに、案内用照明LMと戸開釦32の透光部32Lの双方を点滅させているが、上記断続音を発生させるとともにいずれか一方のみ点滅させてもよい。また、制御装置46は、スピーカSPを介して断続音のみ発生させ、案内用照明LMおよび透光部32Lを点滅させないようにしてもよい。
上記実施形態では、第1所定時間および第2所定時間をいずれも3秒とする例を挙げて説明しているが、エレベータ10の使用状況などに応じて3秒よりも長く設定してもよいし、3秒よりも短く設定してもよい。また、両所定時間を異なる長さに各々設定してもよい。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。また、同一の作用又は効果が生じる範囲内で、何れかの発明特定事項を他の技術に置換した形態で実施しても良い。
10 エレベータ
23 かご操作盤
26,26A,26B,26C 乗場
30 操作部
31,31A,31B,31C 押釦
32 戸開釦
32L 透光部
33 戸閉釦
33,33A,33B,33C 透光部
34,34A,34B,34C 行先階センサ部
35 戸開センサ部(非接触式センサ)
36 透光部
46 制御装置(制御部)
LM 案内用照明
SP スピーカ
S1~S15 ステップ
X,Z 水平方向
Y 上下方向

Claims (2)

  1. 乗りかごに設けられたかご扉の戸開操作を非接触で操作可能に構成されたエレベータであって、
    前記かご扉の戸開操作を行うために遮光を検知する非接触式センサと、
    前記非接触式センサの遮光検知に基づいて前記かご扉を戸開させる戸開モードを実行するとともに、前記戸開モードの実行中に前記非接触式センサが遮光を検知している状態から遮光を検知しない非検知状態に変化しても前記変化のタイミングから所定時間が経過するまで前記戸開モードを実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記変化のタイミングから前記所定時間内に前記非接触式センサが遮光を検知することを条件に前記所定時間経過後も前記戸開モードを延長し、前記変化のタイミングから前記所定時間内に前記非接触式センサが遮光を検知しないことを条件に前記かご扉を戸閉させる戸閉モードを実行する、
    エレベータ。
  2. 前記制御部は、前記戸閉モードの実行中に前記非接触式センサが遮光を検知した場合には、前記非接触式センサが遮光を検知したときに前記戸開モードを実行する、
    請求項1に記載のエレベータ。
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