JP2022029413A - コネクタ及びコネクタ対 - Google Patents

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順平 海老澤
Jumpei Ebisawa
雅人 岡野
Masahito Okano
学 山中
Manabu Yamanaka
太一 谷口
Taichi Taniguchi
謙太 有近
Kenta Arichika
義輝 野川
Yoshiteru Nogawa
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Abstract

Figure 2022029413000001
【課題】小型低背でありながら、高い強度を発揮するとともに、高いシールド効果を得ることができ、信頼性が高くなるようにする。
【解決手段】第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に取付けられる第1端子と、前記第1コネクタ本体に取付けられる第1高周波端子と、前記第1コネクタ本体の全周囲を囲繞する第1シールドとを備え、第2コネクタと嵌合する第1コネクタであって、前記第1コネクタ本体に取付けられ、前記第1端子と第1高周波端子との間において前記第1コネクタの幅方向に延在する第1内側シールドを更に備え、前記第1端子の基板接続部は前記第1コネクタの嵌合面側から視認可能であり、前記第1内側シールドの基板接続部は前記嵌合面側から視認不能である。
【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタ及びコネクタ対に関するものである。
従来、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタ等のコネクタが使用されている。このようなコネクタは、一対の回路基板における相互に対向する面の各々に取付けられ、互いに嵌合して導通するようになっている。また、外部からのノイズや電波の影響を受けにくくしたり、外部へのノイズや電波の放出も抑制したりするために、シールド部材を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図28は従来のコネクタを示す斜視図である。
図において、811は、図示されない第1回路基板の表面に実装されるコネクタとしてのレセプタクルコネクタのハウジングであり、図示されない第2回路基板の表面に実装されるプラグコネクタが挿入されて嵌合される嵌合凹部812を有する。平面視における形状が矩形の前記嵌合凹部812の四辺は、側壁部814によって画定されている。また、前記嵌合凹部812内にはその底板818から突出する一対の凸部813が形成されている。なお、該凸部813同士の間の底板818には、開口部818aが形成されている。
そして、各凸部813には、それぞれ、複数の端子861が凸部813の長手方向に並んで取付けられている。各端子861は、側壁部814の内壁面から突出する接触部865と、凸部813から開口部818a内に突出するテール部862とを有する。該テール部862は、第1回路基板の表面に形成された接続パッドにはんだ付される。また、前記接触部865は、前記レセプタクルコネクタがプラグコネクタと嵌合すると該プラグコネクタの有する端子と接触して導通する。
さらに、前記ハウジング811には、側壁部814の外壁面を全体的に覆うように、導電性シェル851が取付けられている。該導電性シェル851は、複数の基板接続部851aを有し、該基板接続部851aが第1回路基板の表面に形成された接続パッドにはんだ付される。このように、ハウジング811の外周面が導電性シェル851によって覆われているので、レセプタクルコネクタに対しても、嵌合凹部812に挿入されて嵌合されるプラグコネクタに対しても、前記導電性シェル851による電磁シールド作用がもたらされる。
特開2016-177884号公報
しかしながら、前記従来のコネクタにおいては、近年の電子機器における部材の小型化や信号の高速化に十分に対応することができない。ラップトップコンピュータ、タブレット、スマートフォン、デジタルカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、ナビゲーション装置等の電子機器においては、筐体の小型低背化及びそれに伴う各部品の小型低背化が要求されるとともに、通信データ量の増加や通信速度及びデータ処理速度の高速化に対処するために信号の高速化が要求されているが、前記従来のコネクタでは、ハウジング811の各部の寸法が大きく、また、各部の寸法を小さくすると強度が不足するので、コネクタの小型低背化の要求に十分に答えることができない。さらに、各種の信号が高速化され、高周波信号を伝達することが要求されることがあるが、前記従来のコネクタでは、電磁的なシールド作用が十分に高くないので、高周波信号を伝達することができない。
ここでは、前記従来のコネクタの問題点を解決して、小型低背でありながら、高い強度を発揮するとともに、高いシールド効果を得ることができ、信頼性の高いコネクタ及びコネクタ対を提供することを目的とする。
そのために、第1コネクタにおいては、第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に取付けられる第1端子と、前記第1コネクタ本体に取付けられる第1高周波端子と、前記第1コネクタ本体の全周囲を囲繞する第1シールドとを備え、第2コネクタと嵌合する第1コネクタであって、前記第1コネクタ本体に取付けられ、前記第1端子と第1高周波端子との間において前記第1コネクタの幅方向に延在する第1内側シールドを更に備え、前記第1端子の基板接続部は前記第1コネクタの嵌合面側から視認可能であり、前記第1内側シールドの基板接続部は前記嵌合面側から視認不能である。
他の第1コネクタにおいては、さらに、前記第1シールドは、外壁と、該外壁の内側において前記外壁とほぼ平行な内壁と、前記外壁の上端と内壁の上端とを連結する連結部と、前記外壁の下端に接続された外方に延在するフランジ部と、前記内壁によって周囲を囲繞された収容部であって前記第2コネクタを収容する収容部とを含み、前記内壁は、直線状の直線部と、曲線状の曲線部とを含み、前記直線部は、前記外壁に接近又は離間する方向に変形可能である。
更に他の第1コネクタにおいては、さらに、前記外壁及びフランジ部は、前記第1コネクタ本体の全周囲に亘って連続する。
更に他の第1コネクタにおいては、さらに、前記内壁の直線部と曲線部とはスリット部によって分離され、前記第1コネクタ本体は前記直線部と連結されている。
更に他の第1コネクタにおいては、さらに、前記第1内側シールドの基板接続部の上面は前記第1コネクタ本体に覆われ、前記第1内側シールドの基板接続部の下面は露出している。
更に他の第1コネクタにおいては、さらに、前記第1内側シールドは、前記第1端子と同一形状を有する。
第2コネクタにおいては、第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に取付けられる第2端子と、前記第2コネクタ本体に取付けられる第2高周波端子と、前記第2コネクタ本体の全周囲を囲繞する第2シールドとを備え、第1コネクタと嵌合する第2コネクタであって、前記第2コネクタ本体に取付けられ、前記第2端子と第2高周波端子との間において前記第2コネクタの幅方向に延在する第2内側シールドを更に備え、該第2内側シールドの基板接続部は、前記第2コネクタの長手方向から観て、前記第2端子の基板接続部と重複する位置に配設されている。
他の第2コネクタにおいては、さらに、前記第2シールドは、外壁と、上壁と、前記外壁の下端に接続された外方に延在するフランジ部とを含み、前記第2コネクタ本体は、前記第2コネクタの長手方向両端に配設される突出端部を含み、前記上壁は前記突出端部の上面の少なくとも一部を覆う。
更に他の第2コネクタにおいては、さらに、前記外壁及びフランジ部は、前記第2コネクタ本体の全周囲に亘って連続する。
更に他の第2コネクタにおいては、さらに、前記第2内側シールドは前記上壁に連結され、前記第2高周波端子は前記突出端部に取付けられ、前記第2高周波端子の全周は前記外壁及び第2内側シールドによって囲繞されている。
更に他の第2コネクタにおいては、さらに、前記第2内側シールドは、前記第2端子と同一形状を有する。
コネクタ対においては、第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に取付けられる第1端子と、前記第1コネクタ本体に取付けられる第1高周波端子と、前記第1コネクタ本体の全周囲を囲繞する第1シールドとを備える第1コネクタと、第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に取付けられる第2端子と、前記第2コネクタ本体に取付けられる第2高周波端子と、前記第2コネクタ本体の全周囲を囲繞する第2シールドとを備え、前記第1コネクタと嵌合する第2コネクタとから成るコネクタ対であって、前記第1コネクタは、前記第1コネクタ本体に取付けられ、前記第1端子と第1高周波端子との間において前記第1コネクタの幅方向に延在する第1内側シールドを更に備え、前記第2コネクタは、前記第2コネクタ本体に取付けられ、前記第2端子と第2高周波端子との間において前記第2コネクタの幅方向に延在する第2内側シールドを更に備え、前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合すると、前記第1シールドと第2シールドとが接触して導通し、前記第1内側シールドと第2内側シールドとが接触して導通する。
本開示によれば、コネクタ及びコネクタ対は、小型低背でありながら、高い強度を発揮するとともに、高いシールド効果を得ることができ、信頼性を向上させることができる。
第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合前の斜視図である。 第1の実施の形態における第1コネクタの分解図である。 第1の実施の形態における第1コネクタの上面図である。 第1の実施の形態における第1コネクタのA-A矢視部を説明する図であって、(a)は図3のA-A矢視部横断面図、(b)は図3のA-A矢視部断面を示す斜視図、(c)は図3のA-A矢視部周辺を示す斜視図である。 第1の実施の形態における第1コネクタの下面図である。 第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図である。 第1の実施の形態における第2コネクタの分解図である。 第1の実施の形態における第2シールドの斜視図である。 第1の実施の形態における第2コネクタの上面図である。 第1の実施の形態における第2コネクタのB-B矢視部を説明する図であって、(a)は図9のB-B矢視部側断面図、(b)は図9のB-B矢視部断面を示す斜視図である。 第1の実施の形態における第2コネクタの下面図である。 第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態の平面図である。 第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態の断面図であって、(a)は図12のC-C矢視部断面図、(b)は図12のD-D矢視部断面図、(c)は図12のE-E矢視部断面図である。 第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合前の斜視図である。 第2の実施の形態における第1コネクタの分解図である。 第2の実施の形態における第1コネクタの二面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のF-F矢視部横断面図である。 第2の実施の形態における第1コネクタのF-F矢視部を示す斜視図である。 第2の実施の形態における第1コネクタの下面図である。 第2の実施の形態における第1コネクタの各基板接続部に付与されるはんだシートを示す斜視図である。 第2の実施の形態における第2コネクタの斜視図である。 第2の実施の形態における第2コネクタの分解図である。 第2の実施の形態における第2シールドの斜視図である。 第2の実施の形態における第2コネクタの二面図であって、(a)は上面図、(b)は(a)のG-G矢視部横断面図である。 第2の実施の形態における第2コネクタのG-G矢視部を示す斜視図である。 第2の実施の形態における第2コネクタの下面図である。 第2の実施の形態における第2コネクタの各基板接続部に付与されるはんだシートを示す斜視図である。 第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態を示す四面図であって、(a)は平面図、(b)は(a)のH-H矢視部断面図、(c)は(a)のI-I矢視部断面図、(d)は(a)のJ-J矢視部断面図である。 従来のコネクタを示す斜視図である。
以下、第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合前の斜視図、図2は第1の実施の形態における第1コネクタの分解図、図3は第1の実施の形態における第1コネクタの上面図、図4は第1の実施の形態における第1コネクタのA-A矢視部を説明する図、図5は第1の実施の形態における第1コネクタの下面図である。なお、図4において、(a)は図3のA-A矢視部横断面図、(b)は図3のA-A矢視部断面を示す斜視図、(c)は図3のA-A矢視部周辺を示す斜視図である。
図において、1は、本実施の形態におけるコネクタ対である一対の基板対基板コネクタの一方としての第1コネクタである。該第1コネクタ1は、実装部材としての図示されない基板である第1基板の表面に実装される表面実装型のレセプタクルコネクタであって、相手方コネクタとしての第2コネクタ101と互いに嵌合される。また、該第2コネクタ101は一対の基板対基板コネクタの他方であり、実装部材としての図示されない基板である第2基板の表面に実装される表面実装型のプラグコネクタである。
なお、本実施の形態におけるコネクタ対の第1コネクタ1及び第2コネクタ101は、好適には、基板としての第1基板及び第2基板を電気的に接続するために使用するものであるが、他の部材を電気的に接続するためにも使用することができる。前記第1基板及び第2基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、フレキシブル回路基板(FPC)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
また、本実施の形態において、コネクタ対の第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101の各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記第1コネクタ1は、導電性の金属板に打抜き、絞り等の加工を施すことによって形成されたレセプタクルシールドである第1外側シールドとしての第1シールド50と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第1コネクタ本体としての第1ハウジング11とを有する。該第1ハウジング11は、平板状の底板18と、該底板18の上面から上方に向けて突出する一対の凸部としての第1凸部13とを有する。該第1凸部13は、全体として底板18の両側端よりも第1コネクタ1の幅方向(Y軸方向)の内側に位置する。
各第1凸部13は、第1コネクタ1の長手方向(X軸方向)に延在する概略直方体状の部材であり、互いに対向する内側面から上面にかけては、所定(例えば、0.35〔mm〕)のピッチで複数(図に示される例においては3つ)の第1端子収容キャビティ15が長手方向に並んで形成されている。なお、該第1端子収容キャビティ15のピッチ及び数は適宜変更することができる。そして、第1端子収容キャビティ15の各々に収容されて第1ハウジング11に装填される端子としての第1端子61も、各第1凸部13の両側に、同様のピッチで複数個ずつ配設されている。すなわち、前記第1端子61は、各第1凸部13に沿って複数ずつ配設され、並列する一対の端子群列を形成している。なお、第1端子収容キャビティ15は、前記底板18を板厚方向(Z軸方向)に貫通するように形成される。
また、前記第1凸部13における長手方向両端近傍には、スリットとしてのシールド板収容スリット13bがそれぞれ形成されている。該シールド板収容スリット13bには、第1内側シールドとしてのシールド板56が収容される。図に示される例において、シールド板収容スリット13bは、第1凸部13の上面から内側面及び外側面にかけて連続して延在し、さらに、前記内側面及び外側面から前記底板18を板厚方向に貫通するように形成される。なお、前記第1凸部13同士の間における底板18は、他の箇所より厚さ(Z軸方向の寸法)が厚い肉厚部18bとなっているが、図4(c)に示されるように、第1コネクタ1の長手方向に関して、前記シールド板収容スリット13bに対応する位置及びその近傍においては、板厚方向に貫通する開口としてのシールド板収容開口18aが形成されている。
また、第1凸部13における第1コネクタ1の幅方向外側には、前記シールド板収容スリット13bよりも長手方向中心寄りの範囲において、内側に凹入する外側凹部13aが形成されている。該外側凹部13aは、第1凸部13の上面から底板18の下面まで、上下方向(Z軸方向)に延在するように形成され、外側凹部13aより第1コネクタ1の幅方向外側に底板18が存在しないようになっている。
さらに、第1コネクタ1の長手方向に関してシールド板収容開口18aよりも外側においては、底板18の上面から上方に向けて突出する一対の支持部としての第1高周波端子支持部16が形成されている。該第1高周波端子支持部16は、上方から見た形状が、図3に示されるように、概略U字状の柱状部材であって、上下方向に延在する高周波端子収容溝としての第1高周波端子収容溝16aを有する。また、第1高周波端子支持部16同士は、それぞれの第1高周波端子収容溝16aの開口が反対方向を向くように配置され、しかも、図3に示されるように、上方から見て、すなわち、平面視において、第1コネクタ1の中心に関して点対称となるように、かつ、第1コネクタ1の幅方向の中心から離間して幅方向の外側に偏倚するように配置されている。そして、前記第1高周波端子収容溝16aには、高周波端子としての第1高周波端子71が収容される。また、前記第1高周波端子収容溝16aの下方及びその前方においては、底板18を板厚方向に貫通する開口としての第1高周波端子収容開口16bが形成されている。
さらに、底板18において、第1コネクタ1の長手方向及び幅方向に関して最外端には、第1シールド50と接続される接続端18cが存在する。前記第1シールド50はオーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11と一体化される。すなわち、第1ハウジング11は、第1シールド50をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に合成樹脂等の絶縁性材料を充填することによって成形され、前記接続端18cにおいて第1シールド50と一体的に接続される。
該第1シールド50は、導電性の金属板に打抜き、絞り等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であって、図3に示されるように、上方から見て、すなわち、平面視において、概略矩形の枠状の部材であり、第1ハウジング11の周囲を囲繞する。そして、前記第1シールド50は、第1コネクタ1の長手方向に直線的に延在する一対の長辺部50aと、第1コネクタ1の幅方向に直線的に延在する一対の短辺部50bと、前記長辺部50aの一端と短辺部50bの一端とを接続する略90度に湾曲した4つのコーナ部50cとを含んでいる。
また、前記第1シールド50は、外壁52と、該外壁52の内側において前記外壁52とほぼ平行な内壁51と、前記外壁52の上端と内壁51の上端とを連結して一体化する連結部53とを含んでいる。前記外壁52は全周に亘って連続した壁であるのに対して、前記内壁51は、各コーナ部50cの両端に形成されたスリット部53aによって、直線部51aと曲線部51bとに分離されている。前記直線部51aは、平面視において直線状の部分であり、前記長辺部50a及び短辺部50bに対応する部分である。また、前記曲線部51bは、平面視において曲線状の部分であり、前記コーナ部50cに対応する部分である。なお、前記スリット部53aは、前記連結部53の上端から始まって内壁51を下方に向けて延在し、内壁51の下端で開放された切欠きである。そのため、前記連結部53においては、外壁52に隣接した一部分は全周に亘って連続しているが、内壁51に隣接した部分は、前記スリット部53aによって、長辺部50a及び短辺部50bに対応する部分と、コーナ部50cに対応する部分とに分離されている。なお、前記内壁51の長辺部50a、短辺部50b及びコーナ部50cに対応する部分によって周囲を囲繞された空間は、プラグコネクタである第2コネクタ101が挿入されて収容される収容部50dとなっている。
そして、前記内壁51の直線部51aは、その下端に接続された湾曲端部51dと、該湾曲端部51dより上方に形成された係合凹部51cとを有する。前記湾曲端部51dは、その先端が収容部50dの内方斜め下を向くように湾曲した部分であり、その一部に底板18の接続端18cが接続される。つまり、前記直線部51aは第1ハウジング11と連結される。これに対して、曲線部51bは、湾曲端部51dを有しておらず、第1ハウジング11と連結されない。また、前記係合凹部51cは、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが互いに嵌合されたときに、該第2コネクタ101が備える第2シールド150の外壁152に形成された係合凸部152cと係合する部分であって、第1コネクタ1の長手方向又は幅方向に直線的に延在する。前述のように、各直線部51aは、その両端がスリット部53aによって他の部分から分離されているので、比較的柔軟性を有し、外壁52に接近又は離間する方向に弾性的に変形可能である。
前記外壁52の下端には、略90度に湾曲した湾曲部52aを介して、外方に延在する平面部としてのフランジ部54が接続されている。前記湾曲部52a及びフランジ部54は、全周に亘って連続して外壁52の下端に接続されている。なお、図に示される例において、前記フランジ部54の複数箇所に小さなノッチ54aが形成されているが、該ノッチ54aは適宜省略することができる。
前記フランジ部54は、基板接続部として機能し、その下面が第1基板の表面と平行であり、該表面の接続パッドにはんだ付等によって接続される部分である。前記接続パッドは、典型的には、グラウンドラインに接続されている。そして、前記外壁52は、それ自体が全周に亘って連続した壁であることに加え、その上端が連結部53において連続した部分であって、図4(a)に示されるような断面において、外壁52と直交する方向に延在する箇所を含む部分に接続され、その下端がフランジ部54のように連続した部材であって、図4(a)に示されるような断面において、外壁52と直交する方向に延在する部材に接続されているので、比較的剛性が高く、変形しにくくなっている。本実施の形態においては、フランジ部54は全周に亘って連続して外壁52の下端に接続されている例を示したが、比較的高い剛性が必要とされない場合は、一部のみに接続されるようにしてもよい。
そして、第1ハウジング11が収容部50d内において第1シールド50と接続された状態では、前記収容部50d内に周囲が内壁51によって囲まれ、下方が底板18によって画定された凹部であって、第2コネクタ101と嵌合する第1凹部12が形成される。また、一対の第1凸部13同士の間には、第1凹部12の一部として、第1コネクタ1の長手方向に延在する細長い凹部である内凹溝部12aが形成される。さらに、各第1凸部13と内壁51との間には、第1凹部12の一部として、第1コネクタ1の長手方向に延在する細長い凹部である外凹溝部12cが形成される。さらに、第1コネクタ1の長手方向に関する第1凸部13の両端外方には、第1凹部12の一部として、嵌合凹部12bが形成される。
前記第1端子61は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部63と、該被保持部63の下端に接続された基板接続部としてのテール部62と、前記被保持部63の上端に接続された上側接続部65と、該上側接続部65の下端に接続された下側接続部64とを備える。
そして、前記被保持部63は、上下方向(Z軸方向)に延在し、前記第1端子収容キャビティ15内に圧入されて保持される部分である。なお、第1端子61は、必ずしも圧入によって第1ハウジング11に取付けられるものでなく、オーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11と一体化されるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、被保持部63が第1端子収容キャビティ15内に圧入されて保持されるものである場合について、説明する。
また、前記テール部62は、被保持部63に対して曲げて接続され、左右方向(Y軸方向)、すなわち、第1コネクタ1の幅方向の外方を向いて延出し、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、電力を供給する電力ラインであってもよいが、典型的には、信号ラインである。また、該信号ラインは、高周波信号を伝達するものでなく、高周波信号よりも周波数の低い通常の周波数(例えば、周波数10〔GHz〕未満)の信号を伝達するものであるとして、説明する。なお、前記テール部62は、第1コネクタ1の嵌合方向から観て、すなわち、嵌合面1a側から観て視認可能である。
さらに、前記上側接続部65は、上方(Z軸正方向)を向いて突出するように略180度湾曲した部分である。前記上側接続部65における被保持部63と反対側の下端には、下方(Z軸負方向)に向けて延在する下側接続部64が接続されている。なお、該下側接続部64の下部は、その先端が第1コネクタ1の幅方向の内方を向くように湾曲していることが望ましい。また、前記上側接続部65の下端近傍には、第1コネクタ1の幅方向の内方に向って膨出するように湾曲した接触部65aが形成されている。該接触部65aは、第2コネクタ101が備える第2端子161と接触する部分である。
前記第1端子61は、第1コネクタ1の下面(Z軸負方向面)である実装面1b側から、第1端子収容キャビティ15内に圧入され、被保持部63が第1端子収容キャビティ15の内側の側面によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、第1端子61が第1ハウジング11に装填された状態において、前記接触部65aは、各第1凸部13の内側面から内凹溝部12a内に突出して、互いに向合っている。
前記第1高周波端子71は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部73と、該被保持部73の下端に接続された基板接続部としてのテール部72と、前記被保持部73の上端に接続された上側接続部75とを備える。
そして、前記被保持部73は、上下方向(Z軸方向)に延在し、前記第1高周波端子収容溝16a内に圧入されて保持される部分である。前述のように、第1高周波端子支持部16同士はそれぞれの第1高周波端子収容溝16aの開口が反対方向を向くように配置されているので、被保持部73が第1高周波端子収容溝16a内に保持された第1高周波端子71同士も、互いに反対を向くような姿勢となる。なお、第1高周波端子71は、必ずしも圧入によって第1ハウジング11に取付けられるものでなく、オーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11と一体化されるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、被保持部73が第1高周波端子収容溝16a内に圧入されて保持されるものである場合について、説明する。
また、前記テール部72は、被保持部73に対して曲げて接続され、左右方向(Y軸方向)、すなわち、第1コネクタ1の幅方向の中心を向いて延出し、第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、信号ラインであって、典型的には、RF信号のような高い周波数(例えば、周波数10〔GHz〕以上)の高周波信号を伝達するものであるとして、説明する。
さらに、前記上側接続部75は、第1コネクタ1の長手方向から見て概略S字状に湾曲し、第1コネクタ1の幅方向の中心を向いて膨出するように湾曲した部分は、接触部75aとして機能する。該接触部75aは、第2コネクタ101が備える第2高周波端子171と接触する部分である。
前記第1高周波端子71は、実装面1b側から、嵌合凹部12b内に位置する第1高周波端子支持部16の第1高周波端子収容溝16a内に圧入され、被保持部73が第1高周波端子収容溝16aの内側の側面によって両側から挟持されることにより、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、第1高周波端子71が第1ハウジング11に装填された状態において、一対の第1高周波端子71の接触部75a同士は、互いに反対方向を向いている。
前記シールド板56は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、中央部58と、該中央部58の両側に接続された一対の側方部57とを備える。
そして、前記中央部58は、第1コネクタ1の長手方向から見て、概略Y字を逆様にした形状を有するが、第1コネクタ1の幅方向から見ると、上下方向に直立しておらず、第1コネクタ1の長手方向外側に傾斜した姿勢となっている。また、前記中央部58は、1本の湾曲部58bと、該湾曲部58bの下端から枝分かれするように延出する2本の傾斜脚部58aとを含んでいる。各傾斜脚部58aの下端は、それぞれ、隣接する側方部57に接続されている。また、前記湾曲部58bは、第1コネクタ1の長手方向外側に向けて膨出し、かつ、その先端が第1コネクタ1の長手方向内側に向くように湾曲している。そして、前記湾曲部58bの第1コネクタ1の長手方向外側に向けて膨出した外面は接触部58cとして機能し、第2コネクタ101が備える第2シールド150の内壁151と接触する。
また、前記側方部57は、第1コネクタ1の幅方向から見ると、上下方向に直立した姿勢となっている。そして、各側方部57は、上下方向に直線的に延在する外側部57aと、第1コネクタ1の長手方向から見て概略L字状の内側部57bと、前記外側部57aの上端と内側部57bの上端とを連結する上側部57cとを有する。また、前記内側部57bは、第1コネクタ1の幅方向内側に向けて延在する接続部57dを含み、上下方向に直立した姿勢の接続部57dの上端に、第1コネクタ1の長手方向外側に傾斜した姿勢の傾斜脚部58aの下端が接続されている。なお、前記外側部57a、内側部57b及び上側部57cによって周囲が画定された空間は、被保持凹部57fとして機能する。また、前記外側部57a及び内側部57bの下端は、基板接続部であるテール部57eとして機能し、第1基板の接続パッドにはんだ付等によって接続される部分である。前記接続パッドは、典型的には、グラウンドラインに接続されている。なお、前記テール部57eは、第1コネクタ1の嵌合方向から観て、すなわち、嵌合面1a側から観て視認不能である。
前記シールド板56は、第1コネクタ1の上面(Z軸正方向面)である嵌合面1a側から、シールド板収容スリット13b内に圧入され、被保持凹部57fがシールド板収容スリット13b内における第1凸部13の側面を両側から挟持することによって、第1ハウジング11に固定される。この状態、すなわち、シールド板56が第1ハウジング11に装填された状態において、前記接触部58cは、第1凸部13の長手方向両端から嵌合凹部12b内に突出し、また、外側部57aの下端近傍は、外凹溝部12cを間に挟んで、第1シールド50の内壁51における曲線部51bの下端に近接している。なお、シールド板56は、必ずしも圧入によって第1ハウジング11に取付けられるものでなく、オーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11と一体化されるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、シールド板56がシールド板収容スリット13b内に圧入されて保持されるものである場合について、説明する。
そして、前記第1コネクタ1は、実装面1b側にはんだシートとしての図示されない第1はんだシートが付与されて第1基板の表面上に載置され、加熱炉等によって前記第1はんだシートが加熱されて溶融することにより、第1基板の表面上に固定されて実装される。なお、第1シールド50、第1端子61、第1高周波端子71、シールド板56等を第1基板の接続パッド等に接続するための手段は、必ずしもはんだ付に限定されるものでなく、例えば、導電性接着剤等によるものであってもよいし、また、はんだ付であっても、はんだシートの付与でなく、はんだペーストの付与、クリームはんだの転写、ドブ漬け、噴流はんだ付等によるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、はんだシートを用いる場合について説明する。
該第1はんだシートは、第1コネクタ1の長手方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の一対の長辺部分と、第1コネクタ1の幅方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の複数の短辺部分と、長辺が第1コネクタ1の幅方向に延在し、短辺が第1コネクタ1の長手方向に延在する矩形状の複数の短尺部分とを含んでいる。なお、各短辺部分は、その両端が長辺部分に接続されていることが望ましい。また、前記長辺部分及び短辺部分は、必ずしも連続して延在するものである必要はなく、断続的なものであってもよいが、ここでは、連続して延在するものとして説明する。
そして、一対の長辺部分は、第1シールド50の長辺部50aに対応するフランジ部54の下面に付与され、一対の短辺部分は、第1シールド50の短辺部50bに対応するフランジ部54の下面に付与され、他の一対の短辺部分は、シールド板56のテール部57eの下面に付与される。また、各短尺部分は、各第1端子61のテール部62の下面、及び、各第1高周波端子71のテール部72の下面に、それぞれ、付与される。
このようにして付与された第1はんだシートが加熱されて溶融することによって、第1コネクタ1が第1基板の表面上に実装されると、第1シールド50において全周に亘って連続している外壁52の下端に、全周に亘って連続して接続されている湾曲部52a及びフランジ部54は、第1基板の表面の接続パッドに隙間なく接続される。したがって、第1基板の表面の接続パッドに接続された第1シールド50の強度は高いものとなり、ひいては、前記第1シールド50によって外周が囲まれた第1コネクタ1全体の強度が高いものとなる。また、第1基板の表面の接続パッドに隙間なく接続された第1シールド50が発揮する電磁気的なシールド効果は、非常に高いものとなり、前記第1シールド50によって外周が囲まれた第1コネクタ1は、非常に効果的に電磁気的にシールドされる。特に、フランジ部54の下面の平滑度が高いので、第1基板の表面の接続パッドに接続された第1シールド50の強度を極めて高くすることができ、第1基板の表面の接続パッドとの間に隙間が生じないので、電磁気的なシールド効果も極めて高くすることができる。
また、図4(b)に示されるように、概略矩形の平面形状を有する嵌合凹部12bは、周囲の三辺が第1シールド50の長辺部50a及び短辺部50bによって画定され、残りの一辺がシールド板56によって画定されて、周囲全体がシールドされた状態となっているので、前記嵌合凹部12b内に位置する第1高周波端子71は、非常に効果的に電磁気的にシールドされる。したがって、従来の同軸コネクタと同等のシールド効果を発揮することができ、高周波信号を効果的に伝達することができる。なお、シールド板56は、第1コネクタ1の長手方向から見ると、連続した板状の部材でなく、複数の空隙が存在するので、第1シールド50の長辺部50a及び短辺部50bと比較すると電磁気的なシールド効果が低くなってはいるが、各空隙の寸法が小さく、かつ、はんだ付によって第1基板の表面の接続パッドに接続された複数のテール部57e同士の間隔が狭いので、実用上は十分な電磁気的なシールド効果を発揮することができる。さらに、外側部57aの下端近傍が第1シールド50の内壁51における曲線部51bの下端に近接しているので、シールド板56は、第1シールド50と協働して、十分な電磁気的なシールド効果を発揮することができる。
このように、第1コネクタ1は、強度が高く、かつ、電磁気的なシールド効果が高いので、小型低背化しても、高周波信号を伝達することができる。例えば、第1コネクタ1の長手方向、幅方向及び高さ方向の寸法を3.3〔mm〕以下、2.3〔mm〕以下、及び、0.6〔mm〕以下に設定しても、第1高周波端子71は、60〔GHz〕程度の高周波信号を伝達することができる。
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
図6は第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図7は第1の実施の形態における第2コネクタの分解図、図8は第1の実施の形態における第2シールドの斜視図、図9は第1の実施の形態における第2コネクタの上面図、図10は第1の実施の形態における第2コネクタのB-B矢視部を説明する図、図11は第1の実施の形態における第2コネクタの下面図である。なお、図10において、(a)は図9のB-B矢視部側断面図、(b)は図9のB-B矢視部断面を示す斜視図である。
本実施の形態における第2コネクタ101は、導電性の金属板に打抜き、絞り等の加工を施すことによって形成されたプラグシールドである第2外側シールドとしての第2シールド150と、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第2コネクタ本体としての第2ハウジング111とを有する。該第2ハウジング111は、平板状の底板118と、第2コネクタ101の長手方向中央において底板118の上面から上方に向けて突出する凸部としての第2凸部112と、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)両端において底板118の上面から上方に向けて突出する一対の突出端部122とを有する。前記第2凸部112は、突出端部122より幅狭で、該突出端部122の両側端よりも第2コネクタ101の幅方向(Y軸方向)の内側に位置する。
前記第2凸部112は、第2コネクタ101の長手方向に延在する概略直方体状の部材であり、幅方向中央には上面から下方に凹入する細長い溝状の中央スリット112bが形成され、該中央スリット112bの左右両側の部分は、相手方端子としての第2端子161を支持する端子支持壁112aとなっている。前記第2端子161は、第1端子61に対応するピッチで、対応する数だけ、端子支持壁112aの外側面に配設されている。すなわち、前記第2端子161は、各端子支持壁112aに沿って複数ずつ配設され、並列する一対の端子群列(相手方端子群列)を形成している。
各突出端部122は、第2コネクタ101の長手方向外側及び幅方向両側を向く外壁面122aと、第2コネクタ101の嵌合面101a側を向く上面122bと、第2コネクタ101の長手方向内側を向く内壁面122cとを含んでいる。なお、各突出端部122は、第2凸部112の長手方向両端から離間している。そして、各突出端部122には、支持部としての第2高周波端子支持部116が形成されている。該第2高周波端子支持部116は、上下方向に延在する高周波端子収容溝としての第2高周波端子収容溝116aを有し、上方から見た形状が概略U字状となっている。また、第2高周波端子支持部116同士は、それぞれの第2高周波端子収容溝116aの開口が反対方向を向くように配置され、しかも、図9に示されるように、上方から見て、すなわち、平面視において、第2コネクタ101の中心に関して点対称となるように、かつ、第2コネクタ101の幅方向の中心から離間して幅方向の外側に偏倚するように配置されている。そして、前記第2高周波端子収容溝116aには、高周波端子としての第2高周波端子171が収容される。また、前記第2高周波端子収容溝116aの下方及びその前方においては、底板118を板厚方向に貫通する開口としての第2高周波端子収容開口116bが形成されている。さらに、各突出端部122には、前記第2高周波端子収容溝116aの前方に、前記第2高周波端子収容開口116bから上面122bに至って該上面122bに開口する相手方端子収容凹部としての第1高周波端子収容凹部116cが形成されている。
前記第2シールド150は、導電性の金属板に打抜き、絞り等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であって、平面視において、概略矩形の枠状の部材であり、第2ハウジング111の周囲を囲繞する。そして、前記第2シールド150は、第2コネクタ101の長手方向に直線的に延在する一対の長辺部150aと、第2コネクタ101の幅方向に直線的に延在する一対の短辺部150bと、前記長辺部150aの一端と短辺部150bの一端とを接続する略90度に湾曲した4つのコーナ部150cとを含んでいる。
また、前記第2シールド150は、外壁152と、第2内側シールドとしての内壁151と、上壁153とを含んでいる。そして、前記外壁152は全周に亘って連続した壁である。また、前記上壁153は、各短辺部150b、該短辺部150b両端のコーナ部150c、及び、各長辺部150aの両端近傍において、外壁152の上端に接続され、前記突出端部122の上面122bの少なくとも一部、望ましくは、過半を覆うように形成されている。なお、前記上壁153には、第1高周波端子収容凹部116cに対応する開口としての第1高周波端子収容開口153aが形成されている。さらに、前記内壁151は、前記上壁153における第2コネクタ101の長手方向内側端にその上端が接続されて下方に延在し、前記突出端部122の内壁面122cの少なくとも一部、望ましくは、ほぼ全体を覆うように形成されている。なお、前記内壁151の上端には上壁153に接続される湾曲した上壁接続部151aが形成され、前記内壁151の下端には、先端が第2コネクタ101の長手方向内側を向くように湾曲した基板接続部としてのテール部151bが接続されている。該テール部151bは、その下面が第2基板の表面と平行であり、該表面の接続パッドにはんだ付等によって接続される部分である。前記接続パッドは、典型的には、グラウンドラインに接続されている。そして、一対の長辺部150aに対応する外壁152と一対の内壁151とによって周囲を囲繞された空間は、第1コネクタ1の第1凸部13が挿入されて収容される第2凹部113となっている。
前記外壁152の下端には、略90度に湾曲した湾曲部152aを介して、平面部としてのフランジ部154が接続されている。前記湾曲部152a及びフランジ部154は、全周に亘って連続して外壁152の下端に接続されている。なお、図に示される例において、前記フランジ部154の複数箇所に小さなノッチ154aが形成されているが、該ノッチ154aは適宜省略することができる。
前記フランジ部154は、基板接続部として機能し、その下面が第2基板の表面と平行であり、該表面の接続パッドにはんだ付等によって接続される部分である。前記接続パッドは、典型的には、グラウンドラインに接続されている。そして、前記外壁152は、それ自体が全周に亘って連続した壁であることに加え、その下端がフランジ部154のように連続した部材であって、図10(a)に示されるような断面において、外壁152と直交する方向に延在する部材に接続されているので、比較的剛性が高く、変形しにくくなっている。本実施の形態においては、フランジ部154は全周に亘って連続して外壁152の下端に接続されている例を示したが、比較的高い剛性が必要とされない場合は、一部のみに接続されるようにしてもよい。
また、長辺部150a及び短辺部150bに対応する外壁152は、外方に突出する係合凸部152cを有する。該係合凸部152cは、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが互いに嵌合されたときに、前記第1コネクタ1が備える第1シールド50の内壁51に形成された係合凹部51cと係合する部分であって、第2コネクタ101の長手方向又は幅方向に直線的に延在する。
なお、前記第2シールド150はオーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化される。すなわち、第2ハウジング111は、第2シールド150をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に合成樹脂等の絶縁性材料を充填することによって成形され、突出端部122において第2シールド150と一体的に接続される。
前記第2端子161は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部163と、該被保持部163の一端に接続された基板接続部としてのテール部162と、前記被保持部163の他端に接続され、上下方向(Z軸方向)に延在する下側接続部165と、該下側接続部165の上端に接続された上側接続部164とを備える。そして、前記第2端子161はオーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化される。すなわち、第2ハウジング111は、第2端子161をあらかじめ内部にセットした金型のキャビティ内に合成樹脂等の絶縁性材料を充填することによって成形される。
これにより、第2端子161は、少なくとも一部が第2ハウジング111における第2凸部112の端子支持壁112a内に埋没するようにして、端子支持壁112aに一体的に取付けられ、上側接続部164の一部及び下側接続部165の表面が端子支持壁112aの上面及び外側面に露出する。なお、前記下側接続部165の表面は、接触部165aとして機能し、第1コネクタ1が備える第1端子61と接触する。また、前記テール部162は、端子支持壁112aから第2ハウジング111の幅方向外側を向いて延出し、第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。前記テール部162は、第2コネクタ101の長手方向(X軸方向)から観て、内壁151のテール部151bと重複する位置に配設されている。なお、前記導電トレースは、電力を供給する電力ラインであってもよいが、典型的には、信号ラインである。また、該信号ラインは、高周波信号を伝達するものでなく、高周波信号よりも周波数の低い通常の周波数(例えば、周波数10〔GHz〕未満)の信号を伝達するものであるとして、説明する。
また、第2端子161は、必ずしもオーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化するのではなく、圧入等によって第2ハウジング111に取付けられてもよいが、ここでは、説明の都合上、オーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化されたものである場合について、説明する。
前記第2高周波端子171は、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部173と、該被保持部173の下端に接続された基板接続部としてのテール部172と、前記被保持部173の上端に接続された上側接続部175とを備える。
そして、前記被保持部173は、上下方向に延在し、前記第2高周波端子収容溝116a内に圧入されて保持される部分である。前述のように、第2高周波端子支持部116同士はそれぞれの第2高周波端子収容溝116aの開口が反対方向を向くように配置されているので、被保持部173が第2高周波端子収容溝116a内に保持された第2高周波端子171同士も、互いに反対を向くような姿勢となる。なお、第2高周波端子171は、必ずしも圧入によって第2ハウジング111に取付けられるものでなく、オーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化されるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、被保持部173が第2高周波端子収容溝116a内に圧入されて保持されるものである場合について、説明する。
また、前記テール部172は、被保持部173に対して曲げて接続され、左右方向(Y軸方向)、すなわち、第2コネクタ101の幅方向の中心を向いて延出し、第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付等によって接続される。なお、前記導電トレースは、信号ラインであって、典型的には、RF信号のような高い周波数(例えば、周波数10〔GHz〕以上)の高周波信号を伝達するものであるとして、説明する。
さらに、前記上側接続部175は、第2コネクタ101の長手方向から見て概略S字状に湾曲し、第2コネクタ101の幅方向の中心を向いて膨出するように湾曲した部分は、接触部175aとして機能する。該接触部175aは、第1コネクタ1が備える第1高周波端子71と接触する部分である。
前記第2高周波端子171は、実装面101b側から、突出端部122に位置する第2高周波端子支持部116の第2高周波端子収容溝116a内に圧入され、被保持部173が第2高周波端子収容溝116aの内側の側面によって両側から挟持されることにより、第2ハウジング111に固定される。この状態、すなわち、第2高周波端子171が第2ハウジング111に装填された状態において、一対の第2高周波端子171の接触部175a同士は、互いに反対方向を向いている。
なお、図に示される例において、第2高周波端子171は、第1高周波端子71と同様の寸法及び形状を有するように形成されている。したがって、第1高周波端子71を第2高周波端子171として使用することができる。
そして、前記第2コネクタ101は、実装面101b側にはんだシートとしての図示されない第2はんだシートが付与されて第2基板の表面上に載置され、加熱炉等によって前記第2はんだシートが加熱されて溶融することにより、第2基板の表面上に固定されて実装される。なお、第2シールド150、第2端子161、第2高周波端子171等を第2基板の接続パッド等に接続するための手段は、必ずしもはんだ付に限定されるものでなく、例えば、導電性接着剤等によるものであってもよいし、また、はんだ付であっても、はんだシートの付与でなく、はんだペーストの付与、クリームはんだの転写、ドブ漬け、噴流はんだ付等によるものであってもよいが、ここでは、説明の都合上、第2はんだシートを用いる場合について説明する。
該第2はんだシートは、第2コネクタ101の長手方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の一対の長辺部分と、第2コネクタ101の幅方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の複数の短辺部分と、長辺が第2コネクタ101の幅方向に延在し、短辺が第2コネクタ101の長手方向に延在する矩形状の複数の短尺部分とを含んでいる。なお、各短辺部分は、その両端が長辺部分に接続されていることが望ましい。また、前記長辺部分及び短辺部分は、必ずしも連続して延在するものである必要はなく、断続的なものであってもよいが、ここでは、連続して延在するものとして説明する。
そして、一対の長辺部分は、第2シールド150の長辺部150aに対応するフランジ部154の下面に付与され、一対の短辺部分は、第2シールド150の短辺部150bに対応するフランジ部154の下面に付与され、他の一対の短辺部分は、内壁151のテール部151bの下面に付与される。また、各短尺部分は、各第2端子161のテール部162の下面、及び、各第2高周波端子171のテール部172の下面に、それぞれ、付与される。
このようにして付与された第2はんだシートが加熱されて溶融することによって、第2コネクタ101が第2基板の表面上に実装されると、第2シールド150において全周に亘って連続している外壁152の下端に、全周に亘って連続して接続されている湾曲部152a及びフランジ部154は、第2基板の表面の接続パッドに隙間なく接続される。したがって、第2基板の表面の接続パッドに接続された第2シールド150の強度は高いものとなり、ひいては、前記第2シールド150によって外周が囲まれた第2コネクタ101全体の強度が高いものとなる。また、第2基板の表面の接続パッドに隙間なく接続された第2シールド150が発揮する電磁気的なシールド効果は、非常に高いものとなり、前記第2シールド150によって外周が囲まれた第2コネクタ101は、非常に効果的に電磁気的にシールドされる。特に、フランジ部154の下面の平滑度が高いので、第2基板の表面の接続パッドに接続された第2シールド150の強度を極めて高くすることができ、第2基板の表面の接続パッドとの間に隙間が生じないので、電磁気的なシールド効果も極めて高くすることができる。
また、第2コネクタ101の長手方向両端の突出端部122の各々は、第2コネクタ101の長手方向外側及び幅方向両側を向く外壁面122aが第2シールド150の外壁152によって覆われ、第2コネクタ101の嵌合面101a側を向く上面122bが第2シールド150の上壁153によって覆われ、第2コネクタ101の長手方向内側を向く内壁面122cが第2シールド150の内壁151によって覆われて、周囲全体がシールドされた状態となっているので、突出端部122に形成された第2高周波端子支持部116によって支持されている第2高周波端子171は、非常に効果的に電磁気的にシールドされる。
このように、第2コネクタ101は、強度が高く、かつ、電磁気的なシールド効果が高いので、小型低背化しても、高周波信号を伝達することができる。例えば、第2コネクタ101の長手方向、幅方向及び高さ方向の寸法を2.9〔mm〕以下、1.9〔mm〕以下、及び、0.6〔mm〕以下に設定しても、第2高周波端子171は60〔GHz〕程度の高周波信号を伝達することができる。
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
図12は第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態の平面図、図13は第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態の断面図である。なお、図13において、(a)は図12のC-C矢視部断面図、(b)は図12のD-D矢視部断面図、(c)は図12のE-E矢視部断面図である。
ここで、第1コネクタ1は、第1端子61のテール部62、第1高周波端子71のテール部72、シールド板56のテール部57e、並びに、第1シールド50において全周に亘って連続している外壁52の下端に全周に亘って連続して接続されている湾曲部52a及びフランジ部54が、図示されない第1基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付によって接続されることにより、第1基板に表面実装されているものとする。また、前記第1高周波端子71のテール部72が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであって、アンテナに接続されるアンテナ線のように、高周波信号を伝達するものであり、シールド板56のテール部57e並びに第1シールド50の湾曲部52a及びフランジ部54が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、グラウンドラインであり、第1端子61のテール部62が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであって、前記高周波信号より低周波の信号を伝達するものであるとする。
同様に、第2コネクタ101は、第2端子161のテール部162、第2高周波端子171のテール部172、第2シールド150における内壁151のテール部151b、並びに、第2シールド150において全周に亘って連続している外壁152の下端に全周に亘って連続して接続されている湾曲部152a及びフランジ部154が、図示されない第2基板の導電トレースに連結された接続パッドにはんだ付によって接続されることにより、第2基板に表面実装されているものとする。また、前記第2高周波端子171のテール部172が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであって、アンテナに接続されるアンテナ線のように、高周波信号を伝達するものであり、第2シールド150の内壁151のテール部151b並びに第2シールド150の湾曲部152a及びフランジ部154が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、グラウンドラインであり、第2端子161のテール部162が接続される接続パッドに連結された導電トレースは、信号ラインであって、前記高周波信号より低周波の信号を伝達するものであるとする。
まず、オペレータは、図1に示されるように、第1コネクタ1の嵌合面1aと第2コネクタ101の嵌合面101aとを対向させた状態とし、第1コネクタ1の第1凸部13の位置が第2コネクタ101の第2凹部113の位置と合致し、第2コネクタ101の突出端部122の位置が第1コネクタ1の対応する嵌合凹部12bの位置と合致すると、第1コネクタ1と第2コネクタ101との位置合せが完了する。
この状態で、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近する方向、すなわち、嵌合方向に移動させると、第2コネクタ101の第2シールド150が第1コネクタ1の第1シールド50の収容部50d内に挿入され、第1コネクタ1の第1凸部13が第2コネクタ101の第2凹部113内に挿入され、第2コネクタ101の突出端部122が第1コネクタ1の嵌合凹部12b内に挿入される。なお、第1コネクタ1の嵌合面1aには、その周囲を囲むように第1シールド50の連結部53が存在し、第2コネクタ101の嵌合面101aには、第2シールド150の外壁152及び上壁153が存在するので、嵌合の際に第1コネクタ1の嵌合面1aと第2コネクタ101の嵌合面101aとが当接しても、損傷を受けたり破損したりすることがない。これにより、図12に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了すると、第1端子61と第2端子161とが導通し、第1高周波端子71と第2高周波端子171とが導通した状態となる。
具体的には、第2ハウジング111の第2凸部112が第1ハウジング11の内凹溝部12a内に挿入され、図13(b)に示されるように、第1凸部13の内側面から内凹溝部12a内に突出している第1端子61の接触部65aが、第2凸部112の端子支持壁112aの外側面に露出している第2端子161の接触部165aに接触する。この際、第1端子61の接触部65aは、湾曲した上側接続部65自体が弾性変形可能であるので、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の幅方向に弾性的に変位可能となっている。また、第2端子161の接触部165aは、下側接続部165と一体化されている一対の端子支持壁112a同士の間隔が、その間に形成された中央スリット112bの存在によって、弾性的に収縮可能であるので、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の幅方向中心に向って弾性的に変位可能となっている。これにより、互いに対応する第1端子61の接触部65aと第2端子161の接触部165aとは、衝撃や振動を受けたときにも、接触を維持して離間することがないので、安定した導通状態を維持することができる。なお、互いに対応する第1端子61と第2端子161とは、1箇所でのみ接触する、いわゆる、単接点の状態となり、第1端子61のテール部62から第2端子161のテール部162までの信号の伝送線路に意図しないスタブ(Stub)やDivided Circuitが形成されることがない。したがって、前記伝送線路のインピーダンスが安定し、良好なSI(信号対干渉)特性を得ることができる。
また、嵌合凹部12b内に位置する第1高周波端子支持部16が突出端部122の第1高周波端子収容凹部116c内に挿入され、図13(c)に示されるように、第1高周波端子71の接触部75aと第2高周波端子171の接触部175aとが接触する。この際、第1高周波端子71及び第2高周波端子171の接触部75a及び175aは、湾曲した上側接続部75及び175自体が弾性変形可能であるので、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の幅方向に弾性的に変位可能となっている。これにより、互いに対応する第1高周波端子71の接触部75aと第2高周波端子171の接触部175aとは、衝撃や振動を受けたときにも、接触を維持して離間することがないので、安定した導通状態を維持することができる。なお、互いに対応する第1高周波端子71と第2高周波端子171とは、1箇所でのみ接触する、いわゆる、単接点の状態となり、第1高周波端子71のテール部72から第2高周波端子171のテール部172までの信号の伝送線路に意図しないスタブやDivided Circuitが形成されることがない。したがって、前記伝送線路のインピーダンスが安定し、良好なSI特性を得ることができる。
さらに、嵌合凹部12b内に突出端部122が挿入されると、シールド板56の中央部58の接触部58cは、嵌合凹部12b内に突出しているので、図13(a)に示されるように、突出端部122の内壁面122cを覆う第2シールド150の内壁151に接触する。前記中央部58は、1本の湾曲部58bと、該湾曲部58bの下端から枝分かれするように延出する2本の傾斜脚部58aとを含み、前記湾曲部58bの外面が接触部58cとなっている。したがって、ばねとして機能する接触部58cから傾斜脚部58aの下端までの距離、すなわち、ばね長が長いので、前記接触部58cは、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の長手方向に柔軟に弾性変位可能となっている。これにより、シールド板56の接触部58cと第2シールド150の内壁151とは、衝撃や振動を受けたときにも、接触を維持して離間することがないので、安定した等電位状態を維持することができ、高いシールド効果を発揮する。
また、前記中央部58のばね長が長いので、接触部58cが変位しても、テール部57eに力が加わらないので、該テール部57eと接続パッドとの接続が確実に維持される。したがって、シールド板56のシールド効果が低下することがない。なお、シールド板56の外側部57aと第1シールド50の内壁51との間には、狭い隙間が存在するが、第2シールド150が第1シールド50の収容部50d内に挿入されると、第2シールド150の長辺部150aにおける外壁152が前記隙間に進入するので、該隙間が実質的により狭いものとなり、シールド板56の発揮する電磁気的なシールド効果が向上する。
このように、互いに接触した第1高周波端子71及び第2高周波端子171は、その全周が第1シールド50の内壁51、外壁52及びシールド板56と、第2シールド150の内壁151及び外壁152とによって連続して囲繞され、しかも、二重に囲繞された状態となるので、極めて効果的にシールドされる。したがって、第1高周波端子71のテール部72から第2高周波端子171のテール部172までの信号の伝送線路のインピーダンスが安定し、良好なSI特性を得ることができる。
さらに、第2コネクタ101の第2シールド150が第1コネクタ1の第1シールド50の収容部50d内に挿入されると、第2シールド150の外壁152の外面が第1シールド50の内壁51の内面に当接又は近接し、図13(a)及び(b)に示されるように、第2シールド150の外壁152に形成された係合凸部152cと第1シールド50の内壁51に形成された係合凹部51cとが係合する。なお、該係合凹部51cが形成されている内壁51の直線部51aは、その両端がスリット部53aによって他の部分から分離され、比較的柔軟性を有しているので、第2シールド150の外壁152の係合凸部152cとの係合状態を確実に維持することができる。これにより、第1シールド50と第2シールド150とがロックされた状態となり、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合状態の解除が防止される。また、第1シールド50と第2シールド150とが互いに接触して導通し、等電位となるので、電磁的なシールド性が向上する。
また、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合する以前は、第1シールド50の湾曲端部51dは、第1ハウジング11に形成される底板18の接続端18cに接続されているが、嵌合の際、第2シールド150の外壁152によって第1シールド50の内壁51が外側に押圧されることにより、内壁51に形成される湾曲端部51dが、底板18の接続端18cから分離されるようにしてもよい。分離することによって、第1シールド50の内壁51が第2シールド150に追随し、安定した接触状態を維持することができる。
このように、本実施の形態において、コネクタ対は、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に取付けられる第1端子61と、第1ハウジング11に取付けられる第1高周波端子71と、第1ハウジング11の全周囲を囲繞する第1シールド50とを備える第1コネクタ1と、第2ハウジング111と、第2ハウジング111に取付けられる第2端子161と、第2ハウジング111に取付けられる第2高周波端子171と、第2ハウジング111の全周囲を囲繞する第2シールド150とを備え、第1コネクタ1と嵌合する第2コネクタ101とから成る。そして、第1コネクタ1は、第1ハウジング11に取付けられ、第1端子61と第1高周波端子71との間において第1コネクタ1の幅方向に延在するシールド板56を更に備え、第2コネクタ101は、第2ハウジング111に取付けられ、第2端子161と第2高周波端子171との間において第2コネクタ101の幅方向に延在する内壁151を更に備え、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合すると、第1シールド50と第2シールド150とが接触して導通し、シールド板56と内壁151とが接触して導通する。
これにより、第1基板及び第2基板に実装される小型低背の第1コネクタ1及び第2コネクタ101に、第1端子61及び第1高周波端子71並びに第2端子161及び第2高周波端子171を取付けることができ、小型低背でありながら、高い強度を発揮するとともに、高いシールド効果を得ることができ、信頼性が向上する。
また、本実施の形態において、第1コネクタ1は、第1ハウジング11と、第1ハウジング11に取付けられる第1端子61と、第1ハウジング11に取付けられる第1高周波端子71と、第1ハウジング11の全周囲を囲繞する第1シールド50とを備え、第2コネクタ101と嵌合するものであって、第1ハウジング11に取付けられ、第1端子61と第1高周波端子71との間において第1コネクタ1の幅方向に延在するシールド板56を更に備え、第1端子61のテール部62は第1コネクタ1の嵌合面1a側から視認可能であり、シールド板56のテール部57eは嵌合面1a側から視認不能である。
このように、第1コネクタ1は、第1ハウジング11に取付けられるシールド板56を更に備え、シールド板56は、第1端子61と第1高周波端子71との間において第1コネクタ1の幅方向に延在するので、第1高周波端子71を効果的にシールドすることができる。
また、シールド板56のテール部57eが嵌合面1a側から視認不能であるのに対して、第1端子61のテール部62は第1コネクタ1の嵌合面1a側から視認可能となっている。そもそも、シールド板56のテール部57eは、第1シールド50とともにグラウンドラインに接続された接続パッドに接続される部分であるので、テール部57eを接続パッドに接続するためのはんだ等の接続部材が隣接する第1シールド50を接続パッドに接続するための接続部材と接触乃至融合しても支障が生じることはないのに対して、例えば、0.35〔mm〕のような狭いピッチで互いに隣接して配設される第1端子61のテール部62は、それぞれ別個の信号を伝達する信号ラインに接続された接続パッドに接続される部分であるので、テール部62を接続パッドに接続するためのはんだ等の接続部材が隣接する他の第1端子61のテール部62を接続するための接続部材と接触乃至融合すると、重大な支障が生じることとなる。そこで、第1端子61のテール部62を第1コネクタ1の嵌合面1a側から視認可能とすることによって、テール部62を接続するためのはんだ等の接続部材が隣接する他の第1端子61のテール部62を接続するための接続部材と接触乃至融合しているか否かを確認可能となるので、重大な支障が生じるような事態の発生を防止することができる。
さらに、第1シールド50は、外壁52と、外壁52の内側において外壁52とほぼ平行な内壁51と、外壁52の上端と内壁51の上端とを連結する連結部53と、外壁52の下端に接続された外方に延在するフランジ部54と、内壁51によって周囲を囲繞された収容部50dであって第2コネクタ101を収容する収容部50dとを含み、内壁51は、直線状の直線部51aと、曲線状の曲線部51bとを含み、直線部51aは、外壁52に接近又は離間する方向に変形可能である。したがって、第1シールド50は第2コネクタ101の第2シールド150との接触を確実に維持することができ、かつ、損傷を受けたり破損したりすることがない。
さらに、外壁52及びフランジ部54は、第1ハウジング11の全周囲に亘って連続する。したがって、第1シールド50の強度及びシールド効果が向上し、ひいては、第1コネクタ1の強度及びシールド効果が向上する。
さらに、内壁51の直線部51aと曲線部51bとはスリット部53aによって分離され、第1ハウジング11は直線部51aと連結されている。したがって、第1シールド50が受けた外力が第1ハウジング11に伝達されることが防止され、第1ハウジング11が損傷を受けたり破損したりすることがない。
また、本実施の形態において、第2コネクタ101は、第2ハウジング111と、第2ハウジング111に取付けられる第2端子161と、第2ハウジング111に取付けられる第2高周波端子171と、第2ハウジング111の全周囲を囲繞する第2シールド150とを備え、第1コネクタ1と嵌合するものであって、第2ハウジング111に取付けられ、第2端子161と第2高周波端子171との間において第2コネクタ101の幅方向に延在する内壁151を更に備え、内壁151のテール部151bは、第2コネクタ101の長手方向から観て、第2端子161のテール部162と重複する位置に配設されている。
このように、第2コネクタ101は、第2ハウジング111に取付けられる内壁151を更に備え、内壁151は、第2端子161と第2高周波端子171との間において第2コネクタ101の幅方向に延在するので、第2高周波端子171を効果的にシールドすることができる。
また、内壁151のテール部151bが、第2コネクタ101の長手方向から観て、第2端子161のテール部162と重複する位置に配設されているので、第2端子161からテール部162が接続された接続パッドに接続された信号ラインまでの信号伝達経路の全体が、内壁151からテール部151bが接続された接続パッドに接続されたグラウンドラインまでの接地電位伝達経路の全体によって第2高周波端子171からシールドされるので、第2端子161が伝達する信号の影響から、第2高周波端子171を効果的にシールドすることができる。
さらに、第2シールド150は、外壁152と、上壁153と、外壁152の下端に接続された外方に延在するフランジ部154とを含み、第2ハウジング111は、第2コネクタ101の長手方向両端に配設される突出端部122を含み、上壁153は突出端部122の上面122bの少なくとも一部を覆う。したがって、第2シールド150が受けた外力が第2ハウジング111に伝達されることが防止され、第2ハウジング111が損傷を受けたり破損したりすることがない。
さらに、外壁152及びフランジ部154は、第2ハウジング111の全周囲に亘って連続する。したがって、第2シールド150の強度及びシールド効果が向上し、ひいては、第2コネクタ101の強度及びシールド効果が向上する。
さらに、内壁151は上壁153に連結され、第2高周波端子171は突出端部122に取付けられ、第2高周波端子171の全周は外壁152及び内壁151によって囲繞されている。したがって、第2高周波端子171を効果的にシールドすることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図14は第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合前の斜視図、図15は第2の実施の形態における第1コネクタの分解図、図16は第2の実施の形態における第1コネクタの二面図、図17は第2の実施の形態における第1コネクタのF-F矢視部を示す斜視図、図18は第2の実施の形態における第1コネクタの下面図、図19は第2の実施の形態における第1コネクタの各基板接続部に付与されるはんだシートを示す斜視図である。なお、図16において、(a)は上面図、(b)は(a)のF-F矢視部横断面図である。
前記第1の実施の形態においては、第1コネクタ1の第1端子61が、オーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11と一体化されるものでなく、その被保持部63が第1凸部13に形成された第1端子収容キャビティ15内に圧入されて保持されるものである場合について説明したが、本実施の形態においては、第1コネクタ1の第1端子61が、オーバーモールド乃至インサート成形によって第1ハウジング11の第1凸部13と一体化されるものである場合について説明する。
そして、それに伴って第1ハウジング11の形状も一部変更されており、前記第1の実施の形態においては、底板18における第1凸部13同士の間の部分が他の箇所より厚さが厚い肉厚部18bとなっていたが、本実施の形態においては、底板18における第1凸部13同士の間の部分が中間凸部18dとなっている。該中間凸部18dは、第1凸部13よりもわずかに高い程度の高さを有し、その上面は、第1高周波端子支持部16の上面と面一であり、かつ、第1高周波端子支持部16の上面と連結されている。また、前記中間凸部18dの両側面には、複数の第1端子収容キャビティ15が長手方向に並んで形成され、各第1端子収容キャビティ15内に各第1端子61の一部が収容されている。そして、内凹溝部12aは、前記中間凸部18dの両側面と各第1凸部13との間に、それぞれ、形成されている。本実施の形態においても、第1端子61は、各第1凸部13に沿って複数ずつ配設され、並列する一対の端子群列を形成している。
また、本実施の形態における第1端子61は、前記第1の実施の形態における第1端子61と同様に、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、被保持部63と、該被保持部63の下端に接続された基板接続部としてのテール部62と、前記被保持部63の上端に接続された上側接続部65と、該上側接続部65の下端に接続された下側接続部64とを備え、前記上側接続部65の下端近傍に接触部65aが形成されているものであるが、さらに、前記下側接続部64の先端に接続された内側接続部66を備えている。該内側接続部66は、下側接続部64に対して曲げて接続され、上方(Z軸正方向)を向いて延出し、その上端近傍には、第1コネクタ1の幅方向の外方に向って膨出するように湾曲した接触部66aが形成されている。該接触部66aは、第2コネクタ101が備える第2端子161と接触する部分である。つまり、本実施の形態における第1端子61は、互いに対向する上側接続部65の接触部65aと内側接続部66の接触部66aとを備え、第2端子161と2点接触をするように構成されている。
さらに、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態における第1コネクタ1が備えるシールド板56が省略されている。それに伴って、前記第1の実施の形態において、第1凸部13に形成されていたシールド板収容スリット13b、及び、底板18に形成されていたシールド板収容開口18aも省略されている。
それに代えて、本実施の形態においては、各端子群列の長手方向両端に位置する第1端子61が、グラウンドラインに接続され、第1内側シールドとしての第1グラウンド端子61Gとして機能するようになっている。図に示される例において、第1端子61は、各第1凸部13に沿って5つずつ配設されて各端子群列を形成しているが、各端子群列の長手方向両端に位置する2つの第1端子61が第1グラウンド端子61Gとして機能し、各端子群列の長手方向中央寄り位置する3つの第1端子61が通常の周波数の信号を伝達するものであるとする。なお、通常の周波数の信号を伝達する第1端子61のテール部62は、第1コネクタ1の嵌合方向から観て、すなわち、嵌合面1a側から観て視認可能であるのに対し、第1グラウンド端子61Gとして機能する第1端子61のテール部62は、第1コネクタ1の嵌合方向から観て視認不能である。より具体的には、図17に示されるように、第1グラウンド端子61Gとして機能する第1端子61のテール部62において、下面は露出しているものの、上面は第1ハウジング11の一部である底板18によって覆われ、嵌合面1a側から観て、視認不能となっている。
さらに、本実施の形態においては、第1シールド50、第1端子61、第1高周波端子71等を第1基板の接続パッド等に接続するための手段であるはんだシートとして、図19に示されるような第1はんだシート91を用いるものとして説明する。該第1はんだシート91は、第1コネクタ1の長手方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の一対の長辺シート91aと、第1コネクタ1の幅方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の二対の短辺シート91bと、長辺が第1コネクタ1の幅方向に延在し、短辺が第1コネクタ1の長手方向に延在する矩形状の複数の短尺シート91cとを含んでいる。そして、各短辺シート91bは、その両端が長辺シート91aに接続されている。また、前記長辺シート91a及び短辺シート91bは、必ずしも連続して延在するものである必要はなく、断続的なものであってもよいが、ここでは、連続して延在するものとして説明する。
そして、一対の長辺シート91aは、第1シールド50の長辺部50aに対応するフランジ部54の下面に付与され、一対の短辺シート91bは、第1シールド50の短辺部50bに対応するフランジ部54の下面に付与され、他の一対の短辺シート91bは、第1グラウンド端子61Gとして機能する第1端子61のテール部62の下面に付与される。また、各短尺シート91cは、その他の第1端子61のテール部62の下面、及び、各第1高周波端子71のテール部72の下面に、それぞれ、付与される。
このようにして付与された第1はんだシート91が加熱されて溶融することによって、第1コネクタ1が第1基板の表面上に実装されると、第1シールド50において全周に亘って連続している外壁52の下端に全周に亘って連続して接続されている湾曲部52a及びフランジ部54が、第1基板の表面の接続パッドに隙間なく接続されるとともに、第1グラウンド端子61Gとして機能する第1端子61のテール部62も、第1基板の表面の接続パッドに隙間なく連続して接続される。したがって、第1グラウンド端子61Gとして機能する第1端子61は、第1コネクタ1の長手方向から見ると、連続した板状の部材でなく、複数の空隙が存在するので、第1シールド50の長辺部50a及び短辺部50bと比較すると電磁気的なシールド効果が低くなってはいるものの、はんだ付によって第1基板の表面の接続パッドに隙間なく連続して接続されているので、実用上は十分な電磁気的なシールド効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態における第1コネクタ1のその他の点の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第2コネクタ101の構成について説明する。
図20は第2の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図21は第2の実施の形態における第2コネクタの分解図、図22は第2の実施の形態における第2シールドの斜視図、図23は第2の実施の形態における第2コネクタの二面図、図24は第2の実施の形態における第2コネクタのG-G矢視部を示す斜視図、図25は第2の実施の形態における第2コネクタの下面図、図26は第2の実施の形態における第2コネクタの各基板接続部に付与されるはんだシートを示す斜視図である。なお、図23において、(a)は上面図、(b)は(a)のG-G矢視部横断面図である。
前述のように、本実施の形態における第1端子61は、互いに対向する上側接続部65の接触部65aと内側接続部66の接触部66aとを備え、第2端子161と2点接触をするように構成されているので、本実施の形態における第2端子161も前記第1端子61と2点接触をするように構成されている。
具体的には、本実施の形態における第2端子161は、前記第1の実施の形態における第2端子161と同様に、導電性の金属板に打抜き、曲げ等の加工を施すことによって一体的に形成された部材であり、オーバーモールド乃至インサート成形によって第2ハウジング111と一体化されるものである。そして、前記第2端子161は、前記第1の実施の形態における第2端子161と同様に、被保持部163と、該被保持部163の一端に接続された基板接続部としてのテール部162と、前記被保持部163の他端に接続され、上下方向(Z軸方向)に延在する下側接続部165と、該下側接続部165の上端に接続された上側接続部164とを備え、前記下側接続部165の表面は、接触部165aとして機能するものであるが、さらに、前記上側接続部164の下端に接続され、前記下側接続部165と対向する内側接続部166を備えている。該内側接続部166は、上下方向に延在し、その下端に曲げて接続され、第2コネクタ101の幅方向の内方に向って延出する基板接続部としての内側テール部166bを含んでいる。そして、前記内側接続部166の表面は、第1端子61と接触する接触部166aとして機能する。このように、本実施の形態における第2端子161は、互いに反対方向を向いている下側接続部165の接触部165aと内側接続部166の接触部166aとを備え、第1端子61と2点接触をするように構成されている。
また、第2ハウジング111の形状も一部変更されており、前記第1の実施の形態においては、第2凸部112の中央スリット112bが幅狭であったが、本実施の形態においては、中央スリット112bの幅が広くなり、該中央スリット112bの左右両側の端子支持壁112a同士の間隔が広くなっている。そして、第2端子161は、前記第1の実施の形態においては、各端子支持壁112aの外側面にのみ配設されていたが、本実施の形態においては、各端子支持壁112aの外側面及び内側面に配設されている。具体的には、各第2端子161において、下側接続部165の表面である接触部165aは各端子支持壁112aの外側面に露出し、内側接続部166の表面である接触部166aは各端子支持壁112aの内側面において中央スリット112b内に露出している。
さらに、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態における第2コネクタ101の第2シールド150が含む内壁151が省略されている。それに伴って、前記第2シールド150の上壁153に形成されている第1高周波端子収容開口153aは、三辺が上壁153によって画定されているが、第2コネクタ101の長手方向内方に面した一辺が開放された略矩形の開口となっている。
それに代えて、本実施の形態においては、各端子群列の長手方向両端に位置する第2端子161が、グラウンドラインに接続され、第2内側シールドとしての第2グラウンド端子161Gとして機能するようになっている。図に示される例において、第2端子161は、各端子支持壁112aに沿って5つずつ配設されて各端子群列を形成しているが、各端子群列の長手方向両端に位置する2つの第2端子161が第2グラウンド端子161Gとして機能し、各端子群列の長手方向中央寄りに位置する3つの第2端子161が通常の周波数の信号を伝達するものであるとする。
さらに、本実施の形態においては、第2シールド150、第2端子161、第2高周波端子171等を第2基板の接続パッド等に接続するための手段であるはんだシートとして、図26に示されるような第2はんだシート191を用いるものとして説明する。該第2はんだシート191は、第2コネクタ101の長手方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の一対の長辺シート191aと、第2コネクタ101の幅方向に直線的に連続して延在する細長い帯状の二対の短辺シート191bと、長辺が第2コネクタ101の幅方向に延在し、短辺が第2コネクタ101の長手方向に延在する矩形状の複数の短尺シート191cとを含んでいる。そして、各短辺シート191bは、その両端が長辺シート191aに接続されている。また、前記長辺シート191a及び短辺シート191bは、必ずしも連続して延在するものである必要はなく、断続的なものであってもよいが、ここでは、連続して延在するものとして説明する。
そして、一対の長辺シート191aは、第2シールド150の長辺部150aに対応するフランジ部154の下面に付与され、一対の短辺シート191bは、第2シールド150の短辺部150bに対応するフランジ部154の下面に付与され、他の一対の短辺シート191bは、第2グラウンド端子161Gとして機能する第2端子161のテール部162及び内側テール部166bの下面に付与される。また、各短尺シート191cは、その他の第2端子161のテール部162の下面、及び、各第2高周波端子171のテール部172の下面に、それぞれ、付与される。
このようにして付与された第2はんだシート191が加熱されて溶融することによって、第2コネクタ101が第2基板の表面上に実装されると、第2シールド150において全周に亘って連続している外壁152の下端に全周に亘って連続して接続されている湾曲部152a及びフランジ部154が、第2基板の表面の接続パッドに隙間なく接続されるとともに、第2グラウンド端子161Gとして機能する第2端子161のテール部162及び内側テール部166bも、第2基板の表面の接続パッドに隙間なく連続して接続される。したがって、第2グラウンド端子161Gとして機能する第2端子161は、第2コネクタ101の長手方向から見ると、連続した板状の部材でなく、複数の空隙が存在するので、第2シールド150の長辺部150a及び短辺部150bと比較すると電磁気的なシールド効果が低くなってはいるものの、はんだ付によって第2基板の表面の接続パッドに隙間なく連続して接続されているので、実用上は十分な電磁気的なシールド効果を発揮することができる。
なお、本実施の形態における第2コネクタ101のその他の点の構成は、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作について説明する。
図27は第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとが嵌合した状態を示す四面図である。なお、図において、(a)は平面図、(b)は(a)のH-H矢視部断面図、(c)は(a)のI-I矢視部断面図、(d)は(a)のJ-J矢視部断面図である。
本実施の形態において、図に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了すると、第1端子61と第2端子161とが導通し、第1高周波端子71と第2高周波端子171とが導通した状態となる。具体的には、第2ハウジング111の第2凸部112の左右両側の端子支持壁112aのそれぞれが第1ハウジング11の左右両側の内凹溝部12aのそれぞれに挿入され、第1凸部13の内側面から内凹溝部12a内に突出している第1端子61の接触部65aが、第2凸部112の端子支持壁112aの外側面に露出している第2端子161の接触部165aに接触し、中間凸部18dの両側面から第1コネクタ1の幅方向の外方に向って膨出するように湾曲した接触部66aが、第2凸部112の端子支持壁112aの内側面に露出している第2端子161の接触部166aに接触する。
この際、第1端子61の下側接続部64とその近傍は、第1コネクタ1から観て概略U字状の形状を有して弾性変形可能であるので、互いに向い合う接触部65aと接触部66aとの間隔は、弾性的に拡張可能となっている。そのため、接触部65aと接触部66aとの間隔はその間に挿入された第2端子161によって弾性的に押広げられ、その反作用として、第2端子161は、接触部65aと接触部66aとによって両側から弾性的に挟持された状態となる。これにより、互いに対応する第1端子61の接触部65a及び第2端子161の接触部165a、並びに、第1端子61の接触部66a及び第2端子161の接触部166aは、衝撃や振動を受けたときにも、接触を維持して離間することがないので、安定した導通状態を維持することができる。また、互いに対応する第1端子61と第2端子161とは、2箇所で接触する、いわゆる、2点接触の状態となり、仮に1箇所の接触が解除されても、他方の接触が維持されるので、接触状態を安定的に維持することができる。
また、嵌合凹部12b内に突出端部122が挿入されると、嵌合凹部12b内に位置する第1高周波端子支持部16が突出端部122の第1高周波端子収容凹部116c内に挿入され、第1高周波端子71の接触部75aと第2高周波端子171の接触部175aとが接触するとともに、嵌合凹部12bに隣接して位置する第1グラウンド端子61Gと突出端部122に隣接して位置する第2グラウンド端子161Gとが互いに接触して導通する。したがって、互いに接触した第1高周波端子71及び第2高周波端子171は、その全周が第1シールド50の内壁51、外壁52及び第1グラウンド端子61Gと、第2シールド150の外壁152及び第2グラウンド端子161Gとによって連続して囲繞され、しかも、二重に囲繞された状態となるので、極めて効果的にシールドされる。したがって、第1高周波端子71のテール部72から第2高周波端子171のテール部172までの信号の伝送線路のインピーダンスが安定し、良好なSI特性を得ることができる。
このように、本実施の形態において、第1グラウンド端子61Gのテール部62の上面は第1ハウジング11に覆われ、第1グラウンド端子61Gのテール部62の下面は露出している。このように、テール部62の上面が底板18のような第1ハウジング11の一部に覆われる程度に、第1グラウンド端子61Gを第1高周波端子71に近接させているので、第1高周波端子71を効果的にシールドすることができる。
また、第1グラウンド端子61Gは、第1端子61と同一形状を有する。したがって、第1グラウンド端子61Gのコストを低減することができ、ひいては、第1コネクタ1のコストを低減することができる。
さらに、本実施の形態において、第2グラウンド端子161Gは、第2端子161と同一形状を有する。したがって、第2グラウンド端子161Gのコストを低減することができ、ひいては、第2コネクタ101のコストを低減することができる。
なお、本実施の形態における第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる動作、並びに、第1コネクタ1及び第2コネクタ101のその他の点の構成及び効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。例えば、端子の千鳥配置は規則的でなくてもよい。また、左右の半体部で端子の配置が同じ必要はない。さらに、左右の半体部が線対称でなくてもよい。
本開示は、コネクタ及びコネクタ対に適用することができる。
1 第1コネクタ
1a、101a 嵌合面
1b、101b 実装面
11 第1ハウジング
12 第1凹部
12a 内凹溝部
12b、812 嵌合凹部
12c 外凹溝部
13 第1凸部
13a 外側凹部
13b シールド板収容スリット
15 第1端子収容キャビティ
16 第1高周波端子支持部
16a 第1高周波端子収容溝
16b、153a 第1高周波端子収容開口
18、118、818 底板
18a シールド板収容開口
18b 肉厚部
18c 接続端
18d 中間凸部
50 第1シールド
50a、150a 長辺部
50b、150b 短辺部
50c、150c コーナ部
50d 収容部
51、151 内壁
51a 直線部
51b 曲線部
51c 係合凹部
51d 湾曲端部
52、152 外壁
52a、58b、152a 湾曲部
53 連結部
53a スリット部
54、154 フランジ部
54a、154a ノッチ
56 シールド板
57 側方部
57a 外側部
57b 内側部
57c 上側部
57d 接続部
57e、62、72、151b、162、172、862 テール部
57f 被保持凹部
58 中央部
58a 傾斜脚部
58c、65a、66a、75a、165a、166a、175a、865 接触部
61 第1端子
61G 第1グラウンド端子
63、73、163、173 被保持部
64、165 下側接続部
65、75、164、175 上側接続部
66、166 内側接続部
71 第1高周波端子
91 第1はんだシート
91a、191a 長辺シート
91b、191b 短辺シート
91c、191c 短尺シート
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
112 第2凸部
112a 端子支持壁
112b 中央スリット
113 第2凹部
116 第2高周波端子支持部
116a 第2高周波端子収容溝
116b 第2高周波端子収容開口
116c 第1高周波端子収容凹部
122 突出端部
122a 外壁面
122b 上面
122c 内壁面
150 第2シールド
151a 上壁接続部
152c 係合凸部
153 上壁
161 第2端子
161G 第2グラウンド端子
166b 内側テール部
171 第2高周波端子
191 第2はんだシート
811 ハウジング
813 凸部
814 側壁部
818a 開口部
851 導電性シェル
851a 基板接続部
861 端子

Claims (12)

  1. (a)第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に取付けられる第1端子と、前記第1コネクタ本体に取付けられる第1高周波端子と、前記第1コネクタ本体の全周囲を囲繞する第1シールドとを備え、第2コネクタと嵌合する第1コネクタであって、
    (b)前記第1コネクタ本体に取付けられ、前記第1端子と第1高周波端子との間において前記第1コネクタの幅方向に延在する第1内側シールドを更に備え、
    (c)前記第1端子の基板接続部は前記第1コネクタの嵌合面側から視認可能であり、前記第1内側シールドの基板接続部は前記嵌合面側から視認不能であることを特徴とする第1コネクタ。
  2. 前記第1シールドは、外壁と、該外壁の内側において前記外壁とほぼ平行な内壁と、前記外壁の上端と内壁の上端とを連結する連結部と、前記外壁の下端に接続された外方に延在するフランジ部と、前記内壁によって周囲を囲繞された収容部であって前記第2コネクタを収容する収容部とを含み、
    前記内壁は、直線状の直線部と、曲線状の曲線部とを含み、前記直線部は、前記外壁に接近又は離間する方向に変形可能である請求項1に記載の第1コネクタ。
  3. 前記外壁及びフランジ部は、前記第1コネクタ本体の全周囲に亘って連続する請求項2に記載の第1コネクタ。
  4. 前記内壁の直線部と曲線部とはスリット部によって分離され、前記第1コネクタ本体は前記直線部と連結されている請求項2又は3に記載の第1コネクタ。
  5. 前記第1内側シールドの基板接続部の上面は前記第1コネクタ本体に覆われ、前記第1内側シールドの基板接続部の下面は露出している請求項1~4のいずれか1項に記載の第1コネクタ。
  6. 前記第1内側シールドは、前記第1端子と同一形状を有する請求項5に記載の第1コネクタ。
  7. (a)第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に取付けられる第2端子と、前記第2コネクタ本体に取付けられる第2高周波端子と、前記第2コネクタ本体の全周囲を囲繞する第2シールドとを備え、第1コネクタと嵌合する第2コネクタであって、
    (b)前記第2コネクタ本体に取付けられ、前記第2端子と第2高周波端子との間において前記第2コネクタの幅方向に延在する第2内側シールドを更に備え、
    (c)該第2内側シールドの基板接続部は、前記第2コネクタの長手方向から観て、前記第2端子の基板接続部と重複する位置に配設されていることを特徴とする第2コネクタ。
  8. 前記第2シールドは、外壁と、上壁と、前記外壁の下端に接続された外方に延在するフランジ部とを含み、
    前記第2コネクタ本体は、前記第2コネクタの長手方向両端に配設される突出端部を含み、前記上壁は前記突出端部の上面の少なくとも一部を覆う請求項7に記載の第2コネクタ。
  9. 前記外壁及びフランジ部は、前記第2コネクタ本体の全周囲に亘って連続する請求項8に記載の第2コネクタ。
  10. 前記第2内側シールドは前記上壁に連結され、
    前記第2高周波端子は前記突出端部に取付けられ、前記第2高周波端子の全周は前記外壁及び第2内側シールドによって囲繞されている請求項8又は9に記載の第2コネクタ。
  11. 前記第2内側シールドは、前記第2端子と同一形状を有する請求項7~9のいずれか1項に記載の第2コネクタ。
  12. (a)第1コネクタ本体と、該第1コネクタ本体に取付けられる第1端子と、前記第1コネクタ本体に取付けられる第1高周波端子と、前記第1コネクタ本体の全周囲を囲繞する第1シールドとを備える第1コネクタと、
    (b)第2コネクタ本体と、該第2コネクタ本体に取付けられる第2端子と、前記第2コネクタ本体に取付けられる第2高周波端子と、前記第2コネクタ本体の全周囲を囲繞する第2シールドとを備え、前記第1コネクタと嵌合する第2コネクタとから成るコネクタ対であって、
    (c)前記第1コネクタは、前記第1コネクタ本体に取付けられ、前記第1端子と第1高周波端子との間において前記第1コネクタの幅方向に延在する第1内側シールドを更に備え、
    (d)前記第2コネクタは、前記第2コネクタ本体に取付けられ、前記第2端子と第2高周波端子との間において前記第2コネクタの幅方向に延在する第2内側シールドを更に備え、
    (e)前記第1コネクタと第2コネクタとが嵌合すると、前記第1シールドと第2シールドとが接触して導通し、前記第1内側シールドと第2内側シールドとが接触して導通することを特徴とするコネクタ対。
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WO2023190535A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 I-Pex株式会社 コネクタ及びコネクタシステム
WO2023190537A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 I-Pex株式会社 コネクタ及びコネクタシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023190535A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 I-Pex株式会社 コネクタ及びコネクタシステム
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