JP2022026891A - スクイズボトルおよび二重容器 - Google Patents

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Takanori Suzuki
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Abstract

【課題】スクイズ性および復元性を両立させる。【解決手段】口部13、胴部16、および底部14が、ボトル軸O方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、胴部は、ボトル軸方向に沿って外側から内側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、弾性変形可能に形成されたくびれ部21を備え、くびれ部は、径方向の内側に向けて窪む凹曲面部16bと、径方向の外側に向けて膨出する凸曲面部16cと、が、上方から下方に向けてこの順に段差なく連ねられて構成され、ボトル軸方向に沿う縦断面視において、凹曲面部および凸曲面部それぞれの曲率半径R1、R2の差は、各曲率半径のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、スクイズボトルおよび二重容器に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、口部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、胴部に、ボトル軸方向に沿って外側から内側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、弾性変形可能に形成されたくびれ部が設けられたスクイズボトルが知られている。
特開2019-18892号公報
しかしながら、前記従来のスクイズボトルでは、内容物の吐出に際し、軽い押圧力でくびれ部を径方向の内側に向けて弾性変形させることが可能なスクイズ性と、押圧の解除後にくびれ部を短時間で復元変形させることが可能な復元性と、を両立させることが困難であるという問題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、スクイズ性および復元性を両立させることができるスクイズボトルおよび二重容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のスクイズボトルは、口部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、前記胴部は、ボトル軸方向に沿って外側から内側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、弾性変形可能に形成されたくびれ部を備え、前記くびれ部は、径方向の内側に向けて窪む凹曲面部と、径方向の外側に向けて膨出する凸曲面部と、が、上方から下方に向けてこの順に段差なく連ねられて構成され、ボトル軸方向に沿う縦断面視において、前記凹曲面部および前記凸曲面部それぞれの曲率半径の差は、各曲率半径のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下となっている。
本発明の二重容器は、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器が、本発明のスクイズボトルに内装され、前記内容物の減少に伴い、前記スクイズボトルと前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔を備えている。
本発明では、胴部のくびれ部が凹曲面部を備えているので、凹曲面部を径方向の内側に向けて押圧すると、くびれ部を軽い押圧力で円滑に径方向の内側に向けて弾性変形させることができる。
くびれ部が凸曲面部を備えているので、例えばスクイズボトルを硬い材質で形成する場合等と比べて、くびれ部の柔軟性を確保しつつ、復元性を向上させることが可能になり、押圧の解除後にくびれ部を短時間で復元変形させることができる。
以上より、スクイズ性および復元性を両立させることができる。
ボトル軸方向に沿う縦断面視において、凹曲面部および凸曲面部それぞれの曲率半径の差が、各曲率半径のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下となっていて、各曲率半径の差が抑えられているので、くびれ部を径方向の内側に向けて押圧したときに、凹曲面部と凸曲面部との接続部分に生ずる応力を抑えることが可能になり、この押圧時に、前記接続部分に折れの起点となる局所的な変形が生ずるのを抑制することができる。
凸曲面部が、凹曲面部に対して上方ではなく下方に設けられているので、内容物の充填ライン上で、スクイズボトル若しくは二重容器を正立させて搬送する際、底部側を支持する、充填ラインのガイド面を、凸曲面部の外周面に当接させやすくすることが可能になり、搬送時にスクイズボトル若しくは二重容器が転倒するのを抑えることができる。
凹曲面部および凸曲面部が、上方から下方に向けてこの順に設けられているので、二軸延伸ブロー成形時に延伸されて薄くなる上方に、径方向の内側に向けて押圧される凹曲面部が位置し、厚肉になる下方に、くびれ部に剛性を付与する凸曲面部が設けられることとなり、スクイズ性および復元性を確実に両立させることができる。
前記縦断面視において、前記凹曲面部の曲率半径が、前記凸曲面部の曲率半径より大きくなってもよい。
この場合、前記縦断面視において、径方向の内側に向けて押圧される凹曲面部の曲率半径が、くびれ部に剛性を付与する凸曲面部の曲率半径より大きくなっているので、くびれ部の柔軟性を確保しつつ、復元性を確実に向上させることが可能になり、スクイズ性および復元性をより一層確実に両立させることができる。
前記凸曲面部に、ボトル軸方向に延びる縦補強溝が形成されてもよい。
この場合、凸曲面部に、ボトル軸方向に延びる縦補強溝が形成されているので、凸曲面部の剛性を高めることが可能になり、くびれ部の復元性を確実に向上させることができる。
凸曲面部に、径方向の外側に向けて突出した突条部ではなく、径方向の内側に向けて窪む縦補強溝が形成されているので、充填ライン上での搬送時に、ガイド面を凸曲面部の外周面に当接させやすくすることが可能になり、搬送時にスクイズボトル若しくは二重容器が転倒するのを抑えることができる。
この発明によれば、スクイズ性および復元性を両立させることができる。
本発明に係る一実施形態として示した二重容器を径方向の外側から見た一部縦断面を含む側面図である。 図1のII部拡大図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る二重容器を説明する。
本実施形態に係る二重容器1は、図1に示されるように、収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器12、および内容器12が内装されたスクイズボトル11を備えている。スクイズボトル11の内面に、内容器12の外面が離間可能に設けられている。図示の例では、内容器12は、可撓性に富み、スクイズボトル11の内面に剥離可能に積層されている。
なお、スクイズボトル11の内面と内容器12の外面との間に隙間が設けられてもよい。
二重容器1は、スクイズボトル11を形成するための外側プリフォーム内に、内容器12を形成するための内側プリフォームを嵌合した状態で、外側プリフォームおよび内側プリフォームを一体にブロー成形することで形成されている。つまり、二重容器1は、二軸延伸ブロー容器となっている。
内容器12およびスクイズボトル11の材質は合成樹脂材料とされ、互いに同材質でも構わないし異材質でも構わない。合成樹脂材料の一例としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ナイロン(ポリアミド)、およびEVOH(エチレン-ビニルアルコール共重合体)等が挙げられる。
二重容器1は、口部13、肩部15、胴部16および底部14を備えている。口部13、肩部15、胴部16および底部14は、共通軸と同軸にこの順に配設されている。
以下、この共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸Oに沿う二重容器1の口部13側を上側、二重容器1の底部14側を下側という。ボトル軸O方向から見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
二重容器1の口部13は、内容器12の口部とスクイズボトル11の口部とが積層されることで構成され、二重容器1の肩部15は、内容器12の肩部とスクイズボトル11の肩部とが積層されることで構成され、二重容器1の胴部16は、内容器12の胴部とスクイズボトル11の胴部とが積層されることで構成され、二重容器1の底部14は、内容器12の底部とスクイズボトル11の底部とが積層されることで構成されている。
以下の説明において、特に断りのない限り、内容器12およびスクイズボトル11の双方が同様の形態となっているものとする。
二重容器1のボトル軸O方向の大きさは、例えば、115mm以上220mm以下となっている。二重容器1の内容量は、例えば、150ml以上600ml以下となっている。図示の例では、二重容器1のボトル軸O方向の大きさは、約180mmとされ、二重容器1は、内容量が330ml用となっている。
二重容器1の口部13は、肩部15の上端部から上方に向けて延びる円筒状に形成されている。
内容器12の口部の上端部に、径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びるフランジ部が形成されている。フランジ部は、スクイズボトル11の口部の上端開口縁に載置されている。
スクイズボトル11の口部の外周面に、図示されないキャップが螺着される雄ねじ部18と、図示されないキャップの周壁部が外嵌される被シール突部19と、が上方から下方に向けてこの順に形成されている。被シール突部19は、スクイズボトル11の口部から径方向の外側に向けて突出し、周方向の全長にわたって連続して延びている。被シール突部19の外周面と、図示されないキャップの周壁部の内周面と、の間は、気密にシールされる。
なお、キャップは、スクイズボトル11の口部にアンダーカット嵌合されてもよい。
スクイズボトル11の口部に、内容物の減少に伴い、内容器12との間に外気を導入する外気導入孔17が形成されている。外気導入孔17は、被シール突部19のうち、最も径方向の外側に位置して、周方向の全長にわたって連続して延びるシール面より上方に位置している。
なお、外気導入孔17の形成位置は、スクイズボトル11の口部に限定されるものではなく、例えば、スクイズボトル11のうち、口部以外の胴部、肩部、若しくは底部であってもよく、また、スクイズボトル11の口部の上端開口縁と、内容器12の口部の前記フランジ部の下面と、の間等であってもよい。
肩部15は、口部13の下端部から下方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びている。肩部15に、縦区画溝15aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。肩部15は、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。
底部14は、有底筒状に形成されている。底部14の周壁部14bの外周面は、ボトル軸O方向に真直ぐ延びている。底部14の周壁部14bの外周面に、周方向の全長にわたって連続して延びる周溝14aが形成されている。
胴部16の上端部16aは、ボトル軸O方向に真直ぐ延びている。胴部16の上端部16aおよび底部14の周壁部14bそれぞれの外周面は、二重容器1において、最も外径の大きい最大外径部分となっている。この最大外径部分の外径は、例えば、58mm以上74mm以下となっている。図示の例では、二重容器1の最大外径部分の外径は、約66mmとなっている。
胴部16のうち、上端部16aより下方に位置する部分は、ボトル軸O方向に沿って外側から内側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるくびれ部21となっている。くびれ部21のボトル軸O方向の大きさは、胴部16のボトル軸O方向の大きさの半分以上となっている。くびれ部21のボトル軸O方向の大きさは、口部13、肩部15、および底部14それぞれのボトル軸O方向の大きさより大きくなっている。
くびれ部21のうち最も径方向の内側に位置する最深部21bと、二重容器1の最大外径部分と、の径方向の距離、つまり、くびれ部21の深さは、二重容器1の最大外径部分の外径の、例えば、2%以上10%以下となっている。図示の例では、くびれ部21の深さは、二重容器1の最大外径部分の外径の約6.1%となっている。胴部16の上端部16aの外径は、くびれ部21の上端部の外径より大きく、胴部16の上端部16aとくびれ部21とは、段部16dを介して互いに接続されている。
くびれ部21は、径方向の内側に向けて窪む凹曲面部16bと、径方向の外側に向けて膨出する凸曲面部16cと、が、上方から下方に向けてこの順に段差なく連ねられて構成されている。
凹曲面部16bのボトル軸O方向の大きさは、凸曲面部16cのボトル軸O方向の大きさより大きくなっている。なお、凹曲面部16bのボトル軸O方向の大きさを、凸曲面部16cのボトル軸O方向の大きさ以下としてもよい。
ボトル軸O方向に沿う縦断面視において、凹曲面部16bおよび凸曲面部16cそれぞれの曲率半径R1、R2の差は、各曲率半径R1、R2のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下、好ましくは10%以下となっている。図示の例では、前記縦断面視において、凹曲面部16bの曲率半径R1(約110mm)は、凸曲面部16cの曲率半径R2(約100mm)より大きくなっている。なお、前記縦断面視において、凹曲面部16bの曲率半径R1を、凸曲面部16cの曲率半径R2以下としてもよい。
前記縦断面視において、凹曲面部16bおよび凸曲面部16cそれぞれの曲率半径R1、R2は、例えば、80mm以上120mm以下となっている。
凸曲面部16cに、ボトル軸O方向に延びる縦補強溝28が形成されている。なお、凸曲面部16cに、縦補強溝28を形成しなくてもよい。
縦補強溝28は、くびれ部21の最深部21bより下方に位置している。縦補強溝28の下端部は、くびれ部21の下端部21aに位置している。図示の例では、縦補強溝28は、くびれ部21の下端縁に達している。縦補強溝28の内面は、ボトル軸Oに直交する横断面視で凹曲線状を呈する。縦補強溝28におけるボトル軸O方向の両端部の深さは、ボトル軸O方向の外側に向かうに従い浅くなっている。縦補強溝28は、凸曲面部16cに周方向に間隔をあけて複数形成されている。
スクイズボトル11のうちの少なくともくびれ部が、スクイズ変形(弾性変形)可能とされ、スクイズボトル11のスクイズ変形に伴って内容器12がしぼみ変形する。胴部16と、肩部15および底部14と、がボトル軸O方向に段差なく連なっている。
そして、本実施形態では、胴部16に、径方向の外側から見て角形状を呈する複数の角形面部22が、径方向の内側に向けて窪む区画溝23、24によって区画されている。複数の角形面部22は、胴部16における周方向の全長にわたって連ねられて設けられている。互いに隣り合う角形面部22は、共通の区画溝23、24を介して連なっている。
区画溝23、24は、上方に向かうに従い周方向の一方側に向けて延びる複数の第1区画溝23と、上方に向かうに従い周方向の他方側に向けて延びる複数の第2区画溝24と、を備えている。
第1区画溝23および第2区画溝24の各溝幅は、互いに同等になっている。第1区画溝23および第2区画溝24の各長さは、互いに同等になっている。第1区画溝23および第2区画溝24の各深さは、互いに同等になっている。
第1区画溝23および第2区画溝24はそれぞれ、同等の間隔をあけて複数ずつ設けられている。それぞれの間隔は、第1区画溝23および第2区画溝24の各溝幅より広くなっている。互いに隣り合う第1区画溝23同士の間隔、並びに、互いに隣り合う第2区画溝24同士の間隔はそれぞれ、全長にわたって互いに同等となっている。
第1区画溝23および第2区画溝24それぞれの、径方向の外側から見たボトル軸Oに対する傾斜角度は、互いに逆向きで、同じ大きさになっている。
径方向の外側から見て、第2区画溝24が延びる方向で互いに隣り合う角形面部22は、第1区画溝23を介して連なり、第1区画溝23が延びる方向で互いに隣り合う角形面部22は、第2区画溝24を介して連なっている。
図2に示されるように、区画溝23、24におけるボトル軸O方向の両端縁23a、24aは、複数の角形面部22のうち、最もボトル軸O方向の外側に位置する角形面部22からボトル軸O方向の外側に突出している。図示の例では、この突出量は、角形面部22のボトル軸O方向の大きさの半分未満となっている。
各角形面部22は、ボトル軸O方向の両端部に位置し、ボトル軸O方向の外側に向けて尖る第1角部26と、周方向の両端部に位置し、周方向の外側に向けて尖る第2角部27と、を備えている。
径方向の外側から見て、第1角部26のなす角度は、第2角部27のなす角度より小さくなっている。角形面部22は、径方向の外側から見て、ボトル軸O方向に長い菱形形状を呈する。なお、径方向の外側から見て、第1角部26のなす角度を、第2角部27のなす角度以上としてもよい。
ボトル軸O方向で互いに隣り合う角形面部22は、第1区画溝23と第2区画溝24との交差部25を介して連なり、周方向で互いに隣り合う角形面部22も、第1区画溝23と第2区画溝24との交差部25を介して連なっている。
複数の角形面部22は、胴部16のくびれ部21のうち、下端部21aを除く全域にわたって、均等に設けられている。くびれ部21の下端部21aのボトル軸O方向の大きさは、胴部16の上端部16aのボトル軸O方向の大きさより小さくなっている。複数の角形面部22は、径方向の外側から見て網目形状を呈する。角形面部22は、くびれ部21に、径方向の外側から見て、1cm当たり7個以上15個以下設けられている。
角形面部22のボトル軸O方向の大きさは、縦補強溝28のボトル軸O方向の大きさより小さくなっている。角形面部22および縦補強溝28それぞれの周方向の大きさは、互いに同等になっている。縦補強溝28の周方向の中央部は、複数の角形面部22のうち、同じ周方向の位置に設けられ、ボトル軸O方向に前記交差部25介して連なる複数の角形面部22からなる1つの面部列における周方向の中央部と一致している。区画溝23、24の深さは、縦補強溝28のうち、ボトル軸O方向の両端部同士の間に位置する中間部分の深さより浅くなっている。
以上説明したように、本実施形態による二重容器1によれば、胴部16のくびれ部21が凹曲面部16bを備えているので、凹曲面部16bを径方向の内側に向けて押圧すると、くびれ部21を軽い押圧力で円滑に径方向の内側に向けて弾性変形させることができる。
くびれ部21が凸曲面部16cを備えているので、例えばスクイズボトル11を硬い材質で形成する場合等と比べて、くびれ部21の柔軟性を確保しつつ、復元性を向上させることが可能になり、押圧の解除後にくびれ部21を短時間で復元変形させることができる。
以上より、スクイズ性および復元性を両立させることができる。
ボトル軸O方向に沿う縦断面視において、凹曲面部16bおよび凸曲面部16cそれぞれの曲率半径R1、R2の差が、各曲率半径のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下となっていて、各曲率半径R1、R2の差が抑えられているので、くびれ部21を径方向の内側に向けて押圧したときに、凹曲面部16bと凸曲面部16cとの接続部分に生ずる応力を抑えることが可能になり、この押圧時に、前記接続部分に折れの起点となる局所的な変形が生ずるのを抑制することができる。
凸曲面部16cが、凹曲面部16bに対して上方ではなく下方に設けられているので、内容物の充填ライン上で、二重容器1を正立させて搬送する際、底部14側を支持する、充填ラインのガイド面を、凸曲面部16cの外周面に当接させやすくすることが可能になり、搬送時に二重容器1が転倒するのを抑えることができる。
凹曲面部16bおよび凸曲面部16cが、上方から下方に向けてこの順に設けられているので、二軸延伸ブロー成形時に延伸されて薄くなる上方に、径方向の内側に向けて押圧される凹曲面部16bが位置し、厚肉になる下方に、くびれ部21に剛性を付与する凸曲面部16cが設けられることとなり、スクイズ性および復元性を確実に両立させることができる。
前記縦断面視において、径方向の内側に向けて押圧される凹曲面部16bの曲率半径R1が、くびれ部21に剛性を付与する凸曲面部16cの曲率半径R2より大きくなっているので、くびれ部21の柔軟性を確保しつつ、復元性を確実に向上させることが可能になり、スクイズ性および復元性をより一層確実に両立させることができる。
凸曲面部16cに、ボトル軸O方向に延びる縦補強溝28が形成されているので、凸曲面部16cの剛性を高めることが可能になり、くびれ部21の復元性を確実に向上させることができる。
凸曲面部16cに、径方向の外側に向けて突出した突条部ではなく、径方向の内側に向けて窪む縦補強溝28が形成されているので、充填ライン上での搬送時に、ガイド面を凸曲面部16cの外周面に当接させやすくすることが可能になり、搬送時に二重容器1が転倒するのを抑えることができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
内容器12を有しない、スクイズボトル11単体であってもよい。
胴部16に角形面部22を設けなくてもよい。
区画溝23、24は、ボトル軸O方向に真直ぐ、若しくは屈曲しながら延びてもよいし、周方向に真直ぐ、若しくは屈曲しながら延びてもよい。
角形面部22は、径方向の外側から見て、3角形状を呈してもよいし、5つ以上の角部を有する角形状を呈してもよい。
区画溝23、24が、ボトル軸O方向に真直ぐ延びる複数の第1区画溝、および周方向に真直ぐ延びる複数の第2区画溝を有し、複数の角形面部22が、径方向の外側から見て格子状等を呈してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 二重容器
11 スクイズボトル
12 内容器
13 口部
14 底部
16 胴部
16b 凹曲面部
16c 凸曲面部
17 外気導入孔
21 くびれ部
28 縦補強溝
O ボトル軸
R1 凹曲面部の曲率半径
R2 凸曲面部の曲率半径

Claims (4)

  1. 口部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に配設され、
    前記胴部は、ボトル軸方向に沿って外側から内側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、弾性変形可能に形成されたくびれ部を備え、
    前記くびれ部は、径方向の内側に向けて窪む凹曲面部と、径方向の外側に向けて膨出する凸曲面部と、が、上方から下方に向けてこの順に段差なく連ねられて構成され、
    ボトル軸方向に沿う縦断面視において、前記凹曲面部および前記凸曲面部それぞれの曲率半径の差は、各曲率半径のうちの大きい方の曲率半径に対して20%以下となっている、スクイズボトル。
  2. 前記縦断面視において、前記凹曲面部の曲率半径が、前記凸曲面部の曲率半径より大きくなっている、請求項1に記載のスクイズボトル。
  3. 前記凸曲面部に、ボトル軸方向に延びる縦補強溝が形成されている、請求項1または2に記載のスクイズボトル。
  4. 収容される内容物の減少に伴い減容変形する内容器が、請求項1から3のいずれか1項に記載のスクイズボトルに内装され、
    前記内容物の減少に伴い、前記スクイズボトルと前記内容器との間に外気を導入する外気導入孔を備えている、二重容器。
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